みんなの議会

浦幌町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月10日

帯状疱疹ワクチンの補助

2023年12月10日、浦幌町議会の一般質問で、沼尾昌也議員が「帯状疱疹ワクチンの補助」について質問し、町長 井上、町立診療所事務長 田村、保健福祉課長 新宅が答弁しました。

質問者
沼尾昌也 議員
答弁者
町長 井上、町立診療所事務長 田村、保健福祉課長 新宅

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 沼尾昌也

次、2項目めの質問に移っていきたいと思います。2項目め、帯状疱疹ワクチンの補助。昨今帯状疱疹についてワクチン接種の推進や患者数が増えてきていることなどが各メディアで取り上げられています。その中で帯状疱疹のワクチンの接種希望者の声が町内の中でもあり、厚生労働省の帯状疱疹のワクチン資料において帯状疱疹は高齢者の罹患率が高いこと、帯状疱疹のワクチンについては生ワクチンと組換えワクチンの2種類があり、組換えワクチンのほうが接種後年数ごとの発症予防効果が高いことなどの資料が出ています。しかし、帯状疱疹のワクチンは任意接種のワクチンであり、さらに効果が高いとされている組換えワクチンについては費用が高額なため、町民の方でも接種に戸惑う方がいます。この件について今後補助も検討していくべきと考えるため、以下の点について伺います。1、現在本町ではおたふく風邪ワクチン等任意予防接種の公費負担も行っていますが、任意接種で公費負担にしているものとしていないものの違いはどのような点ですか。2、十勝管内でも帯状疱疹ワクチンの補助を行っている自治体がありますが、そのようなことは検討できないでしょうか。

答弁 町長 井上

沼尾議員の2項目めのご質問にお答えいたします。1点目の任意接種で公費負担にしているものとしていないものの違いについてでありますが、任意接種の費用を公費負担している理由の一つとしては、人から人に感染し、罹患すると重篤になる可能性が高い疾患を予防するワクチンであるかという点が挙げられます。小児のおたふく風邪はムンプスウイルスの感染で起こり、人から人へ伝播しますが、罹患すると感音性難聴や様々な合併症を引き起こすことがあり、特に難聴を発症すると回復せず、重度の障がいが残る場合が多いことが分かっていることから、ワクチンで重い合併症を防げるのであれば希望する全てのお子様が接種できるように平成23年4月から費用の助成を行っております。また、インフルエンザワクチンなど一部の年齢の方のみ定期接種に定められている予防接種についても、個人の発病またはその重症化を防止し、併せて蔓延を予防するため、定期接種に該当しない年齢の方にも助成を行っているところです。2点目の帯状疱疹ワクチンの補助についてでありますが、帯状疱疹は水ぼうそうの既往がある方のうち約30%程度が罹患すると推定されており、発症後早期に抗ウイルス薬を投与することで重症化を防ぐことができますが、皮膚に分布している神経に沿って発疹が出るため痛みを伴うことが多く、一部の人では帯状疱疹後神経痛となって長期間痛みが続くこともあります。平成28年3月より小児に定期接種している生ワクチンの水痘ワクチンが帯状疱疹の発症予防に効果があると認められ、日本でも50歳以上の任意接種が実施されるようになり、また令和2年1月には不活化ワクチンの一種である組換えサブユニットワクチンの帯状疱疹ワクチンも任意接種に追加されたことで近年はワクチンによる予防が広く周知されるようになってきており、令和5年11月9日に開かれた国のワクチン分科会でも今後のワクチンの位置づけについて議論していくと方針が出されているところです。水痘ワクチンと帯状疱疹ワクチンの任意接種の助成については、令和5年8月現在で十勝管内では2町、道内全体では30市町村で実施されております。助成している市町村はまだ少ない状況でありますが、帯状疱疹は発生頻度が高く、長期間痛みが続くこともあることから、今後は国の動向を注視しつつ、管内の情勢も踏まえて接種費用の助成を検討してまいります。以上、沼尾議員の2項目めの答弁といたします。

質問 沼尾昌也

帯状疱疹のワクチンの補助について町民の方結構ご意見を何件か受けまして今回質問させていただいたのですが、まず帯状疱疹ワクチンのことで1点確認しておきたいのですが、浦幌町の町立診療所において帯状疱疹のワクチンは打てる状況なのか、また打てる状況でしたら今までどれくらいの実績、打っているかお伺いをしたいと思います。

答弁 町立診療所事務長 田村(町立診療所事務長は2025年3月まで)

ただいまのご質問にお答えいたします。診療所におきまして現在帯状疱疹ワクチンについては打てる状況にありまして、本年度につきましてはこれまで4件の方が接種をされている状況です。

質問 沼尾昌也

打てる状況であるということだったと思います。先ほど町長の答弁の中で任意接種の話もありましたが、予防接種には予防接種法の中で定められたものを定期接種として、国がそれを使うことは認めているものの法律には記載していないものを任意接種として行っているということです。今回帯状疱疹のワクチンについては任意接種のワクチンということです。任意接種のワクチンなのですが、任意接種のワクチンでも浦幌町で公費で助成をしているものがあります。その中でおたふく風邪とインフルエンザワクチンということで助成をしていると思うのですが、その理由として先ほど町長の答弁で人から人に感染し、罹患すると重篤になる可能性が高い疾患を予防するということで今任意のワクチンも助成をしているよということだったのですが、今回の帯状疱疹についても水痘にかかったことない、水ぼうそうにかかったことのない人には人から人へ感染すると思いますし、帯状疱疹の合併症として神経痛があって、最悪の場合視力低下や失明、あとは難聴になる場合もあるということであります。現在行っている任意接種のワクチンと同様のつらい疾患、帯状疱疹というのはつらい疾患だと私は考えますが、その点どのように考えるでしょうか。

答弁 保健福祉課長 新宅(保健福祉課長は2026年3月まで)

ただいまのご質問に対してお答えいたします。帯状疱疹は、基本的に国の検討委員会等でも一部感染の可能性は、帯状疱疹の水疱から水痘未感染のお子さんに感染することはあるとはなっておりますが、まれです。基本的にはまれだというところは変わっておりませんので、一部報道等で3割方、5割方とかというのもあるかと思いますが、国の検討委員会ではまれと表記されておりますので、そこは以前から変わっていないと把握しております。そして、帯状疱疹ワクチンは基本的には帯状疱疹を抑えることはできても100%抑えることはできないです。帯状疱疹がなってなぜ大変かというと、先ほどおっしゃっていたように神経に沿って発疹が出て、そしてその神経痛が何か月も続くというのが非常にこの病気に関しては予防できるにこしたことがないというところにありますが、今国の検討委員会でも組換えワクチンは非常に効果があるとは認めてはいるのですが、ただ子どもに接種している生ワクチンも、実は発症の予防はちょっと低いのですが、でも発症した後に神経症状をかなり抑えることができると今打ち出されてきております。帯状疱疹の予防としてのワクチンを開始してから日本はまだ数年しかたっていないのです。生ワクチンも組換えワクチンも両方ともまだ10年もたっていないような状況で、治験がまだ十分そろっていないというところが国も定期接種の検討の中でまだ踏み込めていない部分だと思っております。ですので、まだ全体的な治験もはっきりしていない中ですので、基本的には副反応も組換えワクチンのほうが強いですから、ご本人に対する負荷もかかるので、生ワクチンで予防できるのでしたら生ワクチンを定期接種化する可能性もありますから、その辺動向を見ていかないと判断が十分できないと判断しております。以上です。

質問 沼尾昌也

今国の考え方も含めてご説明いただきましたが、任意接種には登録というか、任意接種には追加をされているということです。これはワクチンの効果が国もある程度一定効果があるということで任意接種にも追加をされたと。定期接種化については今も審議を国もされていて、それについては費用対効果ですとか、そういうところも含めて多分国は検討されているのだろうなと思っています。なので、帯状疱疹の不活化ワクチンについては一定効果があると国としては認識されているのかと私は思っていたのですが、その点はどのように考えるでしょうか。

答弁 保健福祉課長 新宅(保健福祉課長は2026年3月まで)

ただいまのご質問にお答えいたします。前回今年の11月9日の日にそのことについて検討委員会開かれているのですが、今回組換えワクチンの効果に関してワクチンメーカーの資金提供による研究であるということが分かり、そのことに関して留意してもう一回治験を十分整理するようにと国で言っております。ですから、要するに生ワクチンより組換えワクチンのほうが非常に効果があるとは言っていて、世界的にもアメリカなんかももうちょっと歴史長く使っていますから、そうは言っているのですが、基本的には治験の結果はワクチンメーカーが提供した治験だとも言われているので、もう少し国で整理した中で判断したほうがいいとこちらでは判断しておりました。以上です。

質問 沼尾昌也

最後は町長にもお考えを聞きたいのですが、答弁の中で国の動向に注視しつつ、検討するということで最初答弁があったと思います。私はこれはちょっと後ろ向き過ぎるのかなと感じておりますが、これ国は当然定期接種にするかどうかという検討で先ほど保健福祉課長から説明があったような内容で多分検討されているのかなと私は感じておりますが、今回任意接種のワクチンなわけです。これは打ちたい人が打つと、打ちたい人が打てるというものでございます。打ちたい人が打てるのですが、不活化ワクチンってインフルエンザとかおたふく風邪より非常に高くて、2回打たなければいけないのですが、1回2万数千円すると、合わせると4万数千円してしまうと。打ちたいのだけれども、やっぱりちょっと高過ぎて打てないという人が私は声として伺っているのです。当然国の動きを見ていきたいというのも分かるのですが、任意接種については打ちたい人が打つものであって、しかも今回の助成については浦幌町として助成をしていくかどうかということでご提案をしているので、これは浦幌町として任意接種の打ちたいと思っている人に助成をしているかということなので、ぜひ国の動向ということではなくて浦幌町として早期に助成を検討していただきたいなと私は考えていますが、いかがお考えでしょうか。

答弁 町長 井上

ただいまのご質問にお答えします。任意接種ということでの費用補助のことだと思いますが、私自身も医療に関しての知識がまだ浅い中で、今回のご質問を受けて現在十勝では2町がやっているという現状も聞きました。もちろんこういったものは副作用に関することもあるので、町民の皆様の全体の生命、財産を考えたときにはどうしても慎重にならざるを得ないというのは答えとしては言いたいところではありますが、かつて私自身も若い頃に帯状疱疹したことがあって、この痛みのつらさも分かっている一人であると。この部分で関しますと、またほかのまちでのニーズが相当高いということも今回このご意見があった中で聞き取れましたので、これも保健福祉部署、また町立の先生とも協議しながら、今後こういった痛みで苦しまないように、その部分が任意接種の補助で有効的になるのであれば、それは前向きに考える必要があると、そう思っております。以上、答弁とさせていただきます。

出典:浦幌町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月10日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる