浦幌町議会 令和4年第4回定例会 2022年12月11日
森林公園のグランドデザイン
2022年12月11日、浦幌町議会の一般質問で、高橋匠議員が「森林公園のグランドデザイン」について質問し、町長 水澤、産業課長 小川が答弁しました。
- 質問者
- 高橋匠 議員
- 答弁者
- 町長 水澤、産業課長 小川
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 高橋匠
通告に従い、一般質問させていただきます。森林公園のグランドデザイン、全体構想についてです。うらほろ森林公園は昨今のキャンプブームもあり、オンシーズンには相当数のアウトドア客の集客力があります。そういった環境下で、森林公園のアウトドア利用者の満足度向上を目的としたシャワールームの設置が検討されていましたが、設置費が想定以上にかかる見込みとなったことから、管理棟の建て替えも視野に入れたゼロベースでの検討になったと聞いております。ほかの地域のアウトドア拠点の事例を見ると、帯広市のポロシリキャンプ場は有名アウトドアメーカーであるスノーピークがキャンプ場の管理やギアショップの出店をしているほか、南富良野町にはアウトドアショップのモンベルの道内最大級の店舗が出店し、ショップの運営のほか、クライミング体験等ができる施設を有しています。それぞれ地域の特色に合わせてパートナー企業と組みながら、その地域の魅力度向上により関係人口の増加や経済の活性化を図っているものと考えています。キャンプブームだけに絞ると、ブームには必ずはやり廃りがあるものであり、このキャンプブームが持続的に続くとは考え難くはありますが、急速なICTやデジタル化の時代の潮流の中で、子どもたちの自然体験のニーズは年々高まってきており、アウトドアやキャンプというレジャーの切り口だけではなく、教育的な側面を持つ体験プログラムを考慮した施設の在り方が今後求められてくるのではないかと考えています。また、浦幌町では地域外の方にとって目的地となり得る施設は限られており、留真温泉、道の駅、森林公園などが挙げられます。各施設が独自の魅力化を行い、誘客力を高めるのはもちろんのこと、それぞれの施設が連携し、相乗効果を生むことで魅力ある浦幌町に近づくと考えております。そこで、以下の点について伺います。1、さきに述べた時代背景や今後想定される顧客ニーズ、また施設間の連携を含めて森林公園のグランドデザインをどのように考えていますか。2、森林公園のグランドデザインにより理想とする管理棟の在り方も変わってくるかとは思います。現在管理棟についてはゼロベースでの検討になったと聞いておりますが、既存の管理棟が持つ機能だけではなく、パートナー企業との連携によるショップの併設や体験プログラムの運営等、森林公園の魅力向上を目的とした新たな枠組みについては検討の余地はありますか。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
高橋議員のご質問にお答えします。うらほろ森林公園は、昭和52年度から昭和56年度までの林業構造改善事業及び平成5年度から平成15年度までの林業地域総合整備事業により管理棟、トイレ、林間広場、キャンプ場、遊歩道及び遊具などの整備を行ってきましたが、事業完了から約20年が経過し、施設の老朽化も目立つようになり、現在は森林環境譲与税などの財源を活用しながら維持、修繕に努めているところであります。1点目の森林公園のグランドデザインをどのように考えているかについてでありますが、森林公園は町民の憩いの場であることはもとより、本町の主要観光施設として遊歩道を巡る周辺散策、キャンプ、少年サッカー大会など町内外から多くの方々にご利用いただいている施設であると認識しています。本町では、森林公園がより魅力的なものになるよう10年先の将来像を見据え、令和2年度よりグランドデザインについて検討を始めています。その中では、森と共にある暮らしをコンセプトに幼児期は家族と散策に訪れ、身近なものに感じる、10代、20代は自然教育や木育プログラム、キャンプを通じて思い出の場所とする、30代から50代は子どもたちと一緒に自然を体験するほか、ワーケーションの場として利用する、60代以降は健康維持のためのウオーキングや自然の移り変わりを感じる癒やしの場とするなど、世代を通じたグランドデザインとなるよう深化させていきたいと考えています。また、道の駅や留真温泉など他の施設との連携についても本町への誘客にとって重要な要素となることから、積極的に取り組んでいきたいと考えています。2点目の森林公園の魅力向上を目的とした新たな枠組みについてでありますが、魅力向上に向けた取組は今後の森林公園運営においても率先して取り組むべきことであると考えています。管理棟の改修については、令和4年度にシャワーブースの設置について検討しましたが、建築から45年が経過し、老朽化が著しく、改修費用の試算では建て替えた場合と同規模の費用が見込まれたこと、将来の森林公園の在り方を検討する上では管理棟や遊具を含む公園全体の施設配置計画を見直す必要があることなどから、見送ることとしました。今後においては、パートナー企業との連携や管理棟に持たせるべき機能などについても併せて検討してまいります。以上、高橋議員への答弁といたします。
質問 高橋匠
ではまず、財源についてお伺いいたします。森林公園における森を身近に感じられる施設については、森林環境譲与税の使途の対象になると考えています。森林環境譲与税は、使途が森林に関わることに指定されているものでありつつ、今後算定基準の見直しにより浦幌町に配分される額が増える可能性があるとも聞いております。もちろん魅力ある施設整備のためだけではなくて、森林の維持管理に使われることが前提であることは承知していますが、いわば浦幌町の財政に左右されることなく、中長期の財政計画が立てやすい財源だと考えているのですけれども、その認識は合っていますでしょうか。
答弁 産業課長 小川(産業課長は2025年3月まで)
ただいまのご質問にお答えをさせていただきます。森林環境譲与税、こちらにつきましては令和元年度から本町に交付いただいている財源であります。令和4年度、令和5年度におきましてはおおよそ6,970万円ほどが見込まれておりまして、令和6年度以降につきましては毎年おおむね8,550万円ほどの交付をいただけるというような情報を今いただいております。議員がおっしゃられますとおり、森林環境譲与税、こちらは当然一般民有林に対しての造林事業、そういった森林を保全する、そういったものに財源として活用するということはもちろんでありますけれども、今浦幌町が保有している森林公園、町民の方々との触れ合いの場、森林と触れ合う、森林の価値をお分かりいただけるような活動の場、そういった施設についての普及啓発の施設、そういったところでの財源としても活用を許されている財源でありますので、今後の森林公園の改修、改築等につきましてはこれまでも河川護岸ですとか一部壊れている部分、そちらも活用してまいりましたし、今後公園を整備する上では有効な財源として適正に定めて、使っていきたいと考えているところであります。
質問 高橋匠
では次に、グランドデザインの検討についてお伺いさせていただきます。森と共にある暮らしをコンセプトに世代を通じたグランドデザインを令和2年度より検討しているというご答弁をいただきましたけれども、こちらグランドデザインはいつ頃出来上がる予定でしょうか。また、グランドデザインと併せて中長期を見据えた設備投資ですとか、あと体験プログラムなどソフト面も入れるとすれば、その運営方法を含めた、組織をどうするですとか、もちろん指定管理が絡んでくるということもあるとは思うのですけれども、段階的な計画もグランドデザインと併せてできると考えていいのでしょうか。この質問の意図としては、体験プログラム運営等ですとか、またパートナー企業と共に森林公園を魅力化するということは経済効果ですとか雇用の創出ということが意義として考えられると思うのですけれども、例えばアウトドアショップを併設するということを考えるのであれば、ハードを先に造ってしまうよりもパートナー企業の選定をした上でお互いに有益な施設がどうあるべきかという議論をしていったほうが効果が最大化できるのではないかなと考えています。この辺りはいかがでしょうか。
答弁 産業課長 小川(産業課長は2025年3月まで)
ただいまのご質問でございますけれども、まずグランドデザインのまず最初の策定の段階についてでありますが、答弁の中でも令和2年度から少しずつではありますけれども、今後の森林公園の在り方について検討させていただいております。令和2年度においては、同様の周辺施設の視察でありますとか、ワークショップによる皆さんのご意見をお伺いするような形で進めてまいりまして、令和3年度につきましては現在の指定管理者へのヒアリングでありますとか、実際に森林公園を場所としてワーケーションとして利用できないかという実証試験なども行っております。また、令和3年度はコンセプトとして今お伝えをさせていただいております森と共にある暮らしというもの、こちらもその中で定めさせていただきました。令和4年度、今年度につきましては森と共にある暮らしというものを目指しながら、実際に森林公園を見据えてソフト的なものとして周辺散策をしながら山菜を取りまして、手打ちそばを振る舞うですとか、謎解きハイキングというタイトルでありましたけれども、子どもたちにゲーム形式で森林公園の中を巡っていただく、そういった教育を観点としたような形のプログラム、そういったものの実証というものにも取り組んでまいりました。それらを踏まえまして、この2年度から4年度において行った現状把握、目指すべき、どういったことが森林公園でできるか、その効果、そういったものを踏まえた上で、令和5年度において管理棟ですとか遊具を含めたハード面の整備計画のベース案、それとコンセプトである森と共にある暮らしを目指したソフト面での施設活用案、これらを定めていきたいと考えているところであります。次に、先ほどおっしゃっておりました今後の、それを考える上でパートナー企業とどういった連携をしていくか、単純に箱を先に造ってしまって、パートナー企業のお話を聞くというのはあまり効果的ではない、我々も当然そのようには考えております。これまで行った実証の中では、浦幌町のアウトドア推進協議会の方々とのご協力をいただいた実証も行っておりました。その中では、東京で実際にアウトドアショップを経営されている方にもお越しいただいて、町内で一時的ではありましたけれども、臨時ショップを開設したという経緯もございます。現実に今我々が提携を目指しているパートナー企業というところはまだ想定はできないのですが、議員がおっしゃられることにつきましても我々も同様の考えを持っておりますので、これを策定する上ではそういったところも併せてどういった方々と連携して、どういった機能を管理棟に持たせることが今後の森林公園の魅力向上につながるのか含めて考えてまいりたいと考えています。
質問 高橋匠
令和5年度にはある程度の計画ができてくるというご答弁いただきましたが、自分で聞いておいてあれなのですけれども、もちろんグランドデザインですとか計画をつくるに当たって期限を設定するというのは大事なことではあるのですが、最も私が大事だと思うのは、言わずもがなというところではありますが、森林公園が浦幌町内外の多くの方に末永く愛される持続可能な場所になることだと考えています。そのため、グランドデザインですとか計画というものは、今アウトドア推進協議会の方々のご協力を得ながらいろいろ実証実験をやっているというご答弁もありましたけれども、そういった方々ですとか林業関係の方々が自分事として将来の浦幌町民にとって有益な施設であると実感できるものになる計画ですとかグランドデザインになることを願っています。そのため、既にもちろん丁寧にやられていることだとは思うのですけれども、町民の方々への周知ですとか関係者に協力いただける体制づくりというところ、重ねて丁寧に行っていただくことをお願いして、一般質問を終わらせていただきます。答弁は不要です。