浦幌町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月17日
新たな産業や雇用の創出を図るモデル事業の構築
2019年6月17日、浦幌町議会の一般質問で、高橋匠議員が「新たな産業や雇用の創出を図るモデル事業の構築」について質問し、町長 水澤が答弁しました。
- 質問者
- 高橋匠 議員
- 答弁者
- 町長 水澤
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 高橋匠
通告に従いまして、一般質問いたします。新たな産業や雇用の創出を図るモデル事業の構築について質問いたします。先日の議会で町長からの町政執行方針の中で都市圏の企業人と町民で地域課題の解決を図るためのネットワークの構築というものがありました。いわゆる2040年問題と言われる人口減少を筆頭とした急激な社会環境の変化の中で、浦幌町も人口減少が避けられない問題となっております。平成27年9月、浦幌町人口ビジョンによると、浦幌町独自仮定による推計(国勢調査)では、2040年の人口は2,211人、うち65歳以上が1,209人となっております。もしこのとおりの人口となれば、地域のインフラやコミュニティーの維持が難しくなると考えております。一方、第3次産業革命と呼ばれる人工知能の急速な進化により、働く環境は大きく変化していきます。予測される未来として、都市部の仕事は人工知能や機械に置きかえられることにより、都市部から仕事がなくなっていきます。そして、それに伴って都市部から地域への人の流れが加速していくことが予想されます。こういった環境の中で、町政執行方針にあった都市圏の企業人と町民で地域課題の解決を図るためのネットワークを組織し、新たな産業や雇用の創出を図るモデル事業の構築は、都市部からの人の流れの受け皿となり得るものであり、先進的な取り組みだと考えています。そして、こういった事業により産業や雇用をつくっていくことが人口減少問題に対する抜本的な対策になり得る可能性を秘めていると考えています。そこで、いま一度この事業に対する町長の思いと、この事業によりつくられる浦幌町の未来のイメージを伺います。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
高橋議員のご質問にお答えします。本町は、平成19年度からうらほろスタイル推進事業を実施してまいりましたが、平成28年度で地方創生加速化交付金を活用し、サテライトオフィス都市部企業ニーズ調査を行ったことをきっかけに、翌年度には大手IT企業と製薬会社の社員が休日を活用して本町に滞在し、地域の魅力発信と新産業の事業化など、町の課題解決を目指すうらほろワークキャンプを実施しました。参加者からは、浦幌でわくわくするような時間を過ごし、スキル向上につながったとの意見があり、また参加者の話を聞いた都市部の企業人からは地方創生にかかわった仕事への参加や副業、ボランティアを生かし、都市部での仕事とは異なる形で自分の成長を図ることに関心を持っている方が多くいることがわかりました。また、本町における地域の課題解決を図る事業として5つの提案がされ、その中から企業人と町民が共同出資し、地場産カラマツなど針葉樹の加工販売を行う新会社が設立されたところであります。この取り組みは、先進的モデルとして評価され、国の地方創生総合戦略の基本方針案の柱の一つとして盛り込まれたところであり、都市部における副業、ボランティアという新たなポイントに着眼し、地域課題の解決を図るのがうらほろワークキャンプを発展させた副業・ボランティアを活用した十勝うらほろ地域創生事業であります。これまでも本町の基幹産業である第1次産業の振興と後継者対策に取り組んでまいりましたが、新たな若者の仕事創造事業として本事業を行うことにより、農林水産業では生産される豊富な素材を活用した商品開発や加工販売など、新たな産業の創出が図られるとともに、都市部の企業人の訪問、参画による関係人口の増加や後継者対策及び空き店舗等の活用につながるものと考えており、こうした持続可能社会の構築への取り組みが浦幌町第3期まちづくり計画のメーンテーマである「みんなの知恵・世代を超えて創るまち」を基本とするまちづくりを推し進めるための根幹となるものと期待しているところであります。以上、高橋議員への答弁といたします。
質問 高橋匠
ありがとうございます。まず、予算化いただいたこと、この先2040年の浦幌町のことを思って動き出す決断をいただいたことに深く感謝申し上げます。これからの時代というのは、人口が減っていくという近代日本がいまだかつて経験したことのない時代に入っていきます。皆さん重々ご承知かとは思いますけれども、消滅可能性都市であったり、日本全国がこれからどうしていくか、AIの進化も含め、この先のことは誰にも予測し得ない未来になっていくというふうに私は考えています。この中で都市部、日本の第一線で活躍されている企業人の方の見識をお伺いする機会をつくっていただいたということは、本当に得がたいものだというふうに考えております。この機会を、この成果を最大化できるか、もしくはそのまま変わることが少なく終わってしまうのかというのは、浦幌町にいらっしゃる皆様がどういう反応をするかというところにかかってくるのではないかと思います。これは、行政だけということではもちろんなくて、民間の方であったり、または現役世代を引退された高齢者の方であったり、本当に町一丸となって取り組んでいくことだというふうに考えています。今までの時代、右肩上がりの時代であれば、今できることをやっていく、汗をかいていれば発展していくという時代だったかと思います。こういった時代も既に終わっておりますので、これからは未来を予測していく、そしてそれに対して何をどう考えて、どう行動していくか、こういったことが本当に求められる。これは、現役世代云々ではなく、浦幌町に暮らす方々全てが考えていただく必要、必要があると言うとちょっと押しつけがましいですけれども、そういった方々をふやしていくこと自体が浦幌町の財産になっていくというふうに考えています。ぜひ浦幌町一丸となって、行政、官民問わず一丸となって取り組めるよう、もう先日の議会で今年は計画づくりだというふうに伺っておりますので、計画をつくっていく中で浦幌町一丸となって取り組んでいけるように、もちろん私も頑張っていきたいと思いますけれども、理事者の方々も、そして民間の方々もみんなで頑張っていければと思っております。以上で質問を終わります。ありがとうございました。