浦幌町議会 令和元年第1回定例会 2019年3月8日
6次産業化の促進
2019年3月8日、浦幌町議会の一般質問で、阿部優議員が「6次産業化の促進」について質問し、町長 水澤、産業課長 岡崎が答弁しました。
- 質問者
- 阿部優 議員
- 答弁者
- 町長 水澤、産業課長 岡崎
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 阿部優
通告書に従い、一般質問させていただきます。農林水産物等及び農山漁村に存在する土地、水、その他の資源を有効に活用した農林水産業者による事業の多角化及び高度化(農林漁業者による加工、販売への進出等の6次産業化)に関する施策並びに地域の農林水産物の利用の促進に関する施策を総合的に推進することにより、農林漁業等の振興等を図るとともに食料自給率の向上等に寄与することを目的に、地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出等及び地域の農林水産物の利用促進に関する法律(6次産業化法)があります。これにより北海道内でもさまざまな取り組みが行われているが、次の2点について伺います。1、本町の取り組みの現状と今後の考え方や施策についてどのようにお考えになっているか。2、取り組みに当たっては、他産業、異業種分野等との連携、交流が重要な要素の一つと捉えるが、どのように考えておられるか。以上の2点についてお願いをいたします。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
阿部議員のご質問にお答えします。6次産業化の促進についてでありますが、農山漁村の豊かな地域資源を活用した新たな付加価値を生み出す6次産業化は、所得の向上や雇用の確保など地域の活性化や経済の発展に資するものであり、国においては平成22年に6次産業化法を制定し、融資制度や施設整備の支援など各種施策が行われるとともに、北海道においては6次産業化サポート事業により支援体制を確立するなど、農林漁業者の6次産業化が進められているところであります。1点目の本町の取り組みと今後の考え方や方策についてでありますが、6次産業化をするに当たって国の支援を受けるためには、農林漁業者等が主体となって農林水産物の生産及びその加工、販売を一体的に行う事業活動の計画である総合化事業計画を作成し、農林水産大臣の認定を受ける必要があるなど、事業化を円滑に進めるためには計画段階からのサポートは大変重要であると考えておりますが、本町には経営に関する専門の職員がいないため、これまで相談があった際には北海道6次産業化サポートセンターや公益財団法人とかち財団などさまざまなノウハウや人材を有する専門機関を紹介するなど各種情報の提供を行うとともに、本町においては起業創業等促進補助金や地域産業活性化補助金など事業化を後押しする各種制度を設けていることから、所管課が連携しながら、新たに事業に取り組もうとする方々を支援してきたところであります。現在本町の事業者で国の認定を受けた実績はないものの、みずから加工、販売に取り組まれている農林漁業者が多数おられ、町としても物産販売や商品PRなど販売促進に協力させていただいているところであり、今後におきましても関係機関と情報を共有しながら、事業化が円滑に進むよう対応するとともに、事業が安定的に継続するため、これまで同様に側面からも支援してまいりたいと考えているところであります。2点目の他産業、異業種分野等との連携、交流についての考えについてでありますが、基幹産業である第1次産業のみならず、他の産業においてもさまざまな課題を抱えており、それぞれの立場を理解し、課題を共有することは課題解決や新たな事業創出につながる可能性を秘めていると理解しているところですが、青年層においては産業団体を含む各種団体で組織する実行委員会がイベントを主催するなど、既に連携、交流が行われている例もあることから、多様な形態の自発的な連携、交流への派生も期待しつつ、各産業団体とも意見を交わしながら方策を探ってまいりたいと考えているところであります。また、町内においては、これまでの6次産業化にとどまらず、地元事業者と都市の大手企業人が新会社を立ち上げるなど先進的な事例も見られ、地方と都市の融合による新たな事業の展開に大きな期待を寄せているところであり、このようなさまざまな動きに対しても引き続き支援、協力してまいりたいと考えているところであります。以上、阿部議員への答弁といたします。
質問 阿部優
今本当に型どおりの答弁をいただいたところでありますけれども、現実的に所管課が連携しながら新たな事業に取り組もうとする方々を支援ということがございましたが、具体的にはどのような支援をされたのか、もしあれば伺いたいと思います。
答弁 産業課長 岡崎(産業課長は2019年6月まで)
ただいまのご質問にお答えさせていただきます。役場内の連携体制でございますけれども、私どもが所管しております部分でありますと起業創業等促進補助金というのがあります。また、まちづくり政策課が所管しております地域産業活性化補助金というのもございます。そのようにいろいろな補助金が各課にわたっているものですから、まずお客様が見えたときに内容を聞きながら、どの補助金を使うのが有利なのか、また国ですとか道のどういう施策を使えば有利に展開するのかという話をするときに、私どもだけでは話が進まないので、関連すると思われるセクションには声をかけさせていただきながら、その都度アドバイスといいますか、支援、協力させていただいているところでございます。以上です。
質問 阿部優
金銭的な事業費等についての説明はわかりました。ただ、それに関する限り、あくまで事業を行わないとどうしようもない。そこに至るまでのプロセスがきめ細かなアドバイスがないと、極端なこと言うと途中で断念せざるを得ない起業者たちもいるのでないかと私考えるのです。それで、生産者ばかりではなく、先ほど言いました6次産業化ということでございますので、6次産業化になるまでのプロセス、それから6次産業化になってからのことも考えた中でご指導願わなければならないのでないかなと思うのですが、その辺についてはいかがでしょうか。
答弁 産業課長 岡崎(産業課長は2019年6月まで)
ただいまのご質問にお答えします。おっしゃっているとおり、町長の答弁にもありましたが、最初から、起業をしたいとかいろいろ思っている段階から協力体制がないとなかなか進んでいかないというものはありますし、実際に立ち上げたけれども、その後どうなるのかということがございます。私どもの中では、経営ですとか経済の専門家がいないものですから、そういうところの専門的なアドバイスというのはどうしてもできないということで、安易なことを申し上げてということも、次の展開につながっていっては申しわけないということもありますので、北海道6次産業化サポートセンターというのが近隣であれば帯広にありますけれども、そこのセンターにおきましては最初の相談段階から企画推進員が相談に乗ってアドバイスを実施して、最終的にいけばプランナーを無料で派遣してくれるというところもありますので、そういうところをご紹介しながら、専門的な知識によりまして協力をしていただいているような形をとらせていただいているところでございます。
質問 阿部優
先ほどの町長の答弁にあった。わかりました。それで、各支援、サポート、それからノウハウ等というのもあるのですけれども、現実この地場、浦幌町に即した方、浦幌町を直接見た方でないと本当に親切な支援ができないのではないかなと私考えるのです。それで、極端な話をしますと、途中で断念した方、またいろいろなことがあって、サイド的なことがあってそろそろやめようかなとか言っている方もいるのです。その辺を今後、途中でやめた方なんていうとこの浦幌町という名前が僕としてはネーミングが悪くなってしまうのかなと考えます。そういう至る前に何らかの形で手を打って、せっかく支援して起業された方に、ある程度の我慢をもってといいますか、そういう中で少し次の芽が見える、見させるというぐらいの気持ちの支援が地域としては必要なのでないかと考えますが、もう一度伺います。
答弁 産業課長 岡崎(産業課長は2019年6月まで)
ただいまのご質問にお答えさせていただきます。まず、経営開始してからという部分につきましては、どこに原因があるのかというのは、先ほど申し上げましたとおり専門的な部分、計画に対してどうだったのかというのは売り上げがどうだったとか、経費がかかり過ぎたとか、いろんな要因がありますので、そちらに対して私どもがアドバイスできる立場にはないと思いますけれども、次なる展開を考えているですとか、こういう支援があったらというふうな相談があった場合には、いろいろな相談に乗るような体制はとっていきたいと思います。また、最初の部分につきましては、私どもからこういうことやってはどうですかという話はなかなかできなくて、町の中には農林水産業、すばらしいものがあると思っていますので、こんなことをやってみたいのだけれどもぐらいの話でもあれば、そういうふうな専門的につないでということでそういう思いはなるべく実現させてあげたいなというふうに思っていますので、これからもそのような対応をさせていただきたいというふうに思っています。
質問 阿部優
直接責任とれなんていうことはまず行政に向かっては言えないのであって、自発的にやった方がある程度の責任はとっていただいて、でもやっぱりどこかここかでサポートがないと最後まで続かないのだろうなというふうに思っておりますので、もしその辺の事情を察していただければ、またそういった形の中も今後配慮していただきたいと考えます。2点目に行きます。2点目の中に、今のことと関係はあるのですけれども、6次産業化を立ち上げるに当たって、町内に今課長の言われましたように各種産業団体がいっぱいあります。その中に、思っているのですけれども、なかなか一歩踏み出せないという産業者の方がいます。農業であれ漁業であれ、林業であれ商工業であれと私考えます。そういう人の中でそういうことをお互いに話しする機会というのは何かあるのかどうか、とりあえず伺います。
答弁 産業課長 岡崎(産業課長は2019年6月まで)
ただいまのご質問にお答えします。そういうようないろんな異業種が集まって話すような場は、私どもの所管している場面ではございません。それで、6次産業化という部分に関しましては、町内産業団体ともお話をさせていただいておりまして、今も事務担当レベルでは常にそれぞれのセクションで意見交換を行ったり情報共有を行って連携に努めているところでございます。そういうところはさらに協力したいと思いますけれども、産業課の中だけではなく、役場の全体、各課とも共有できるような体制をとっていければというふうに思っています。以上でございます。
質問 阿部優
今課長すごく大切なことを私に教えていただきました。そういう業者の方ばかりではなく、庁舎内の方たちも職員の方たちもそういう動きを常に見ていないと浦幌町の中で産業が発展するのは無理なのかと思います。一時的に国の補助金等である程度動くことはあると思うのですけれども、これを定着させるためには全職業の方が一体となっていかなければいけないのかなと思います。それで、別に商工会ばかりではなく、農業界ばかりではないのですけれども、そういう中でそのきっかけをつくることが私は必要なのかなと思います。それはどこのセクションであれいいと思うのですけれども、そういうきっかけをつくる段取りと言ったらおかしいかな、きっかけをつくるきっかけは今浦幌町の中であるのか、ないのか、もう一度伺います。
答弁 産業課長 岡崎(産業課長は2019年6月まで)
町長の答弁でも答弁させていただきましたが、連携、交流というのが大変必要だというふうに認識しております。その形態もさまざまでありますし、現時点では私どもでは具体的な考えというのは持ってございません。ただ、青年層のように同じ世代の仲間が集まって新たな展開に発展したという例もあります。行政主導がベストなのかと考える部分もありますけれども、何を目的としてということも含めまして、今後関係機関の考えもお伺いしながら、どのレベルですとか、どの階層での連携が必要なのかという部分には、そういうような形のものは探ってまいりたいというふうに考えてございます。以上です。
質問 阿部優
今課長のほうから伺いました。町長のお答えの中に、多様な形態の自発的な連携、交流への派生もと書いてあるのです。自発的なを促す努力というのはどのようにされてきたか、ちょっと伺いたいと思います。
答弁 産業課長 岡崎(産業課長は2019年6月まで)
促す努力という部分は、先ほど申し上げましたとおりにいろんなところに声をかけるというようなものはやっていませんが、常に産業団体等とは意見交換をしながらですとか、青年部のレベルでのお話をいただいたりとかということでは対応しているところでございます。以上です。
質問 阿部優
それでは、もう大体理解しました。ここで1つ町長に伺いたいのですが、今言った異業種交流という中で一番このきっかけに大切なのは各諸団体の長がどこかの形の中で、そんな格式張ったところではなくて、みんなでこの町の将来、起業についてはどうなのだということを役場、それから農業関係、商業関係、林業関係、漁業関係の方とのざっくばらんな話というのが、僕に言わせたら飲みニケーションと言うのですけれども、そういうことが今までにあったのか、ないのか。ないとすれば、今後そういう気持ちはないのか。これから町長が3月で終わるとか終わらないとか言っておりますけれども、そんな場合でなくて、今浦幌町を盛り上げるためにはそういう場が必要でないかと私個人としては考えますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
6次産業化について、まさに町としては起業、創業分野をしっかりやりたいというふうにこれまでも言っておりましたし、そういう予算づけをこれまでもしておりました。ただ、阿部議員が言われるように、6次産業化を進めるに当たっての職員のノウハウがないというのは、これは全く残念でありますけれども、現実はそのようなことで、そこをサポートしたり、ノウハウをそこの人たちに伝えるということはなかなかできないというのが現実でありまして、6次産業を立ち上げるためには立ち上げる人たちの努力が大変必要だというふうなことがあるのかなというふうに思っています。そういう面では、これからも専門職員を配置するということはなかなかできないだろうというふうに思っておりますし、その辺は難しいだろうなというふうに思っているところであります。ただ、今言われたように、町外からうらほろスタイルの中でいろんな企業人が、大企業の人たちが、若手社員が今来ている。浦幌に集まってきているというような分野がありまして、そういう面でこれからそういう人たちが新たな6次産業化を進めていきたいという希望もあるというふうに聞いておりますので、そういう人たちがすばらしいノウハウ持っていますから、その人たちのノウハウを活用することができるのではないかというふうに私たちは期待をしているというところであります。いろんな業種の長が集まって懇談会形式で話をするということも必要だろうというふうには一部は思いますけれども、ただ単に集まってもトップ同士がそのノウハウを持っていなければ何にもならないということがありますので、私としては町内にそういうノウハウがなければ、町外の人材を活用して、これからそういう6次産業化を具体的に進める人材、そういう人たちをぜひ活用しながら具体的な方向づけをしていく必要がこれからはあるのかなというふうに思っています。なかなか自前で職員育成はできないということはご理解をいただきたいと思いますけれども、今は町外のそういうノウハウを持っている人たちがうらほろスタイルの中で浦幌町に集まってきているという、こういう好機を逃すことなく活用する方向で進めることが必要なのかなというふうに思っているところであります。
質問 阿部優
一応町長の前向きとも言える意見を聞かせていただきました。長たる方がそういう気持ちを持たないと、職員の方たちもそれではもう少しこういうノウハウを、この方からこういうノウハウをという気持ちにならないのではないのかなと私は思います。私が今まで述べさせていただいたような形の中で、町長が、副町長が、産業課長がそういう気持ちを持って職員の方たちに当たっていただければまだまだ、浦幌の町は産業的にも資源には恵まれているわけですから、その資源をフルに活用させていけるのではないのかなと。私はいつまでもやれるわけではないので、できれば私の目の黒いうちにそういう皆さんになっていただければうれしいなと思います。そんなことを思いながら終わりますけれども、もし何かあれば、もう一言伺えればと思います。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
重ねて申し上げますけれども、具体的にうらほろスタイルの中で、先端をいく企業人の人たちが具体的におととしから浦幌に来ていただいています。その人たちが今そういう浦幌の自然を生かす、また1次産業を生かしながら何とか新たな方向を見つけたいというのを具体的に今考え方をいただいているところがあります。そういう方がきっと阿部議員が言われる先端的な6次産業化をこれからは進めていっていただける部分があるのかなということを私としては確信をしていますので、そういう部分でのこれからの浦幌町の将来に向かっての見通しはあるのかなというふうに思っているところであります。
質問 阿部優
終わります。