みんなの議会

浦幌町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月9日

2040年問題

2018年12月9日、浦幌町議会の一般質問で、阿部優議員が「2040年問題」について質問し、町長 水澤、まちづくり政策課長 山本、副町長 鈴木が答弁しました。

質問者
阿部優 議員
答弁者
町長 水澤、まちづくり政策課長 山本、副町長 鈴木

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 阿部優

今定例会に浦幌町議会会議規則第61条第2項の規定により通告させていただきましたことについて一般質問させていただきます。少子高齢化という言葉は、もはや使いされ尽くした感があり、これが未曽有の危機と言われてももはや危機感さえ持つことさえ難しい状況なのかもしれません。この2040年は、人口減少と高齢者人口のピークで、行政が一番厳しくなる年であるとされています。国を初め多くの識者がこの問題に言及しています。また、この2040年だけに限ったことではなく、これら趨勢の回復が目に見えて好転する材料は見当たらないと厳しく捉える必要があると考えます。2008年に人口が1億2,800万人となってからはや10年、人口減少は毎年加速化しており、2040年ごろには約1億1,092万人まで減少すると予測されています。また、65歳以上の高齢者人口は3,920万人超になるとされています。この中では、本町もその人口は最大50%減少すると推計されております。また、総務省の自治体戦略2040構想研究会が昨年よりその議論をスタートしていますが、子育て、教育、医療、介護、インフラ、防災、労働力、産業ほかとあらゆる分野にその影響が及ぶものとされています。これらの課題の多さから、今後約20年という期間はかなり短いものであると言わざるを得なく、全ての政策資源を最大限投入してこの問題への対処を今からでも図る必要があるのではないかと考えます。この2040年問題に対する現在の認識とその対応方針をどのようにお考えか伺います。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

阿部議員のご質問にお答えします。2040年問題に対する現在の認識とその対応方針についてでありますが、国は昨年10月に自治体戦略2040構想研究会を立ち上げ、高齢者人口が最大となる2040年ころから現在を振り返り、自治体が抱える行政課題を整理した上で、今後の自治体行政のあり方を展望し、早急に取り組むべき対応策の検討を行ってまいりました。研究会は、昨年10月から本年6月まで延べ16回開催されておりますが、4月の第1次報告では2040年ごろにかけて迫りくる内政上の危機とその対応について、若者を吸収しながら老いていく東京圏と支え手を失う地方圏、標準的な人生設計の消滅による雇用、教育の機能不全及びスポンジ化する都市と朽ち果てるインフラを3つの柱として整理し、これらの危機を乗り越えるため、7月の第2次報告では新たな自治体行政の基本的な考え方が示されたところであります。今回の研究会からの報告は、国全体の危機とその対応を迫るものであり、全ての自治体に共通するものと認識しておりますが、人口減少社会を生き抜くためにはそれぞれの自治体の実情に即した課題解決に向けて地域住民とともに助け合っていくことが重要であると考えております。日本全体の人口が減少する中、平成26年にはまち・ひと・しごと創生法が制定され、全ての自治体が地方版の人口ビジョンと総合戦略を策定し、人口減少に歯どめをかけるための施策を進めてまいりましたが、地方自治体を取り巻く環境は一段と厳しさを増しております。本町は、現在町の最上位計画である第3期まちづくり計画に基づき各種施策を実施しておりますが、特に定住促進と人口減少対策では出産祝金贈呈、学校給食費補助、新規創業等促進補助、定住住宅取得補助、住宅リフォーム補助及び民間賃貸住宅建設促進事業など定住対策推進のための重点プロジェクトを推進してまいりました。今後につきましてもさらに自治体としての自主性と主体性を最大限に発揮し、本町が果たすべき役割を十分に捉えながら、まちづくりを進めてまいりたいと考えているところであります。以上、阿部議員への答弁といたします。

質問 阿部優

それでは、ただいまご答弁いただきましたことについて、多少わかりづらいことがあったので、ご質問させていただきます。町自身がこの2040年問題に関することで自治体としての自主性並びに主体性を最大限に発揮しとありますが、今後どのようなことを踏まえた中でなのか、お答えを願いたいと思います。

答弁 まちづくり政策課長 山本(まちづくり政策課長は2019年3月まで)

ただいまのご質問ですけれども、先ほど町長の答弁でも申し上げましたとおり、本町につきましてはただいま第3期まちづくり計画におきましてまちづくりを進めているところでございます。この計画につきましては、平成23年度から平成32年度までの10年計画となっておりまして、今年度で8年を迎えます。残り2年となっておりますけれども、もともと取り組んでいる内容をさらに踏まえながら今後も取り組んでいくという中で、自主性といったものを出していきたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。

質問 阿部優

あくまで今考えてここまで実施されてきたことは、ハード面のことだなと私としては考えます。それで、これから再来年、平成32年、このままでいけば終了するわけですけれども、第4期まちづくりに入る前に、私としてはやはり今問題視されています2040年問題を真摯に考えていかなければならないのではないかと思っております。あくまでやっぱり町、行政の責任、それから果たすべき役割等について町長及び理事者のお考えを聞かせていただきたいと考えます。

答弁 副町長 鈴木(副町長は2019年3月まで)

ただいまのご質問にお答えをさせていただきます。先ほどまちづくり政策課長のほうからも説明がありましたが、町長の答弁がその前段にあったとおりでございますけれども、現在の第3期まちづくり計画における定住促進と人口減少対策ということで、それを重点として進めていこうということが認識として第3期まちづくり計画の中では網羅をしているところでございます。その具現化と申しますか、具体的な事業として出産祝金の贈呈ですとか、学校給食費の補助ですとか、そういった事業を展開していくということでございます。この中には、ハードではなくてソフト的な補助といった部分もございますし、このことについてはできる限りのあらゆる分野の中でその体制を進めたいということでの計画の策定といった経過がございます。現在のところその第3期まちづくり計画をやはり確実に執行をしながら、そしてその中で自主性、主体性というのを最大限に発揮できるのではないかといった意味合いもございますし、その事業の推進についてさらに進めてまいりたいといったようなところで現在進めているところでございますので、基本的には第3期まちづくり計画における定住促進と人口減少対策、この計画に基づいた中で進めてまいりたいということで現在のところ進めておりますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 阿部優

現在進めていることはわかりました。一応これは、私もさきに述べておりますように2040年に向かってどうするべきか、第4期まちづくりに向かってどうするべきかということを聞いているのであります。そのときにやはり町として、行政としての未来ビジョンが恐らく示されるべきなのだろうと考えております。その中でやはり役割をきちっと果たしながら、どのような役割を果たしていくべきかということを考えながらつくっていかなければならないのでないかなと思って考えているわけなのですけれども、その辺についてはいかがなのでしょうか。

答弁 副町長 鈴木(副町長は2019年3月まで)

ただいまのご質問については、現在の第3期まちづくり計画の期間の満了になる時期が迫ってきているといったことから、新たな計画の対応という部分がどうなのだろうといった意味合いもあるのかなというふうに思いますけれども、このことにつきましては新たなまちづくり計画の策定に当たっては今般の町議会の中で補正予算としてご提案を申し上げた総合計画に係ります、まちづくり計画に係ります策定の委託についてその予算をご計上申し上げ、ご議決をいただいたところでございます。このことにつきましては、2カ年にわたるという内容がございますので、債務負担行為を起こしながら、その策定委託の中でそういったことも今後詳細にわたって詰めていく。これは、今後審議会、策定委員会等従前の例に倣いますとそういった経過をたどりながら進めていくということでございますけれども、いずれにいたしましてもその委託の中で協議を重ねながら、そして議論も重ねながら進めていくといったことになろうかと思いますので、この委託作業の中で詳細にわたって今後の計画づくりということで進めたいと思っているところでございますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 阿部優

今委託とおっしゃられたのですけれども、私は多少時間があることから、委託ではなくてやはり先ほどから申し上げたようにできれば実際に現場にいる人たちで検討する必要もあるのでないのかと。今までのことも含まれて、捉まえて一番わかっているわけです。委託の人は、データだけ行ってしまって、さあ、どうするかだけなのだと私は考えています。そのような中でやはり今後私としては、先ほど私が述べましたように教育、医療、介護、インフラ、防災、労働力、産業とあらゆるものがあります。そのものに向かいまして、例えばそれに対するプロジェクトといいますか、第4期まちづくりプロジェクト並びに2040年に対するプロジェクトを組んで、検討委員会もあるのですけれども、そういうことではなくて、現実にはそれとは別にまた組んでいく方法もあるのではないかと考えますが、そういうプロジェクトを考えることはいかがかと思いますが。

答弁 副町長 鈴木(副町長は2019年3月まで)

ただいまの議員について、質問についてお答えをさせていただきたいと思います。先ほどのお答えさせていただいた中で多少説明の不足があった部分がございますので、改めてお答えをさせていただきたいと思います。第3期まちづくり計画におきましては、その策定の経過について申し上げますと、当時も委託ということで、策定にかかわっては委託の中で素案づくりを進めてきたわけでありますけれども、このことは委託をもって全て行うことではなくて、素案づくりを委託の専門の事業者の方とそういった知識等を踏まえながら、町の担当、そしてこれは一緒につくり上げていくと、素案を。このことは、委託業者の中での担当課との煮詰めと、そしてその煮詰めに対する役場庁舎内における検討委員会の中でそれを議論を重ねて最終的な素案を審議会、専門部会、そういった中でお諮りをしてきた経過がございます。決して委託の受けた受託業者の方が全てをつくるということではなくて、一緒につくり上げていくと。そして、きめ細かな計画づくりに向けていこうといったことが前回の第3期まちづくり計画においては進めてきた経過がございます。同様に第4、新たなまちづくり計画におきましても同様なことで作業を進めていきたいなというふうな考えを持ってございますので、その第一歩として委託にかかわる事務を進めながら、当然予算も伴いますことから、このことについては予算の計上を申し上げ、議決をいただいたところでございますけれども、その第一歩から始まって、順次詳細にわたって先ほど申し上げました担当、そして役場庁舎内全体、いわゆるプロジェクト的な扱いになりますけれども、そういった会議、チームを設けまして進めていく形になろうかなと。このことについては、詳細これから詰めていかなければいけない部分ございますけれども、いずれにいたしましても庁舎内で十分な議論を重ね、そして横断的な議論を重ね、そして審議会における全体、専門部会、こういったことでのご検討をいただくといったことを踏まえて策定になっていくだろうというふうなことで、前回を踏襲した形で事務作業は進めるというようなことで現在のところは考えてございますので、決して全てが委託の形で終わるというものではないということだけご理解いただきたいと思います。

質問 阿部優

決して委託、丸投げということではないとわかりました。ただ、そこに行くまでのことなのですけれども、やはり私としてはそこを考える上で一番大事なのは、もう以前から申されておりますように地方分権並びに地域間格差、地域対地域が今競っている時代であります。その中でやはりそういうことも含めた中で今後の町のビジョン並びにどのように町が、行政がかかわって住民の安心、安全のために貢献をいただけるか、サービスをいただけるかということが必要になってくるのだろうと私考えます。その点についてもう一度伺います。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

阿部議員が言われる2040年問題でありますけれども、本来2040年問題というよりは人口問題研究所が出された消滅可能性都市という衝撃的な発表がありました。そのときから地方が危ない、また大都市である札幌圏だって危ないというような報告がなされまして、そこで今地方自治体はそれを危機感としていろいろ取り組みを進めてまいりました。今回2040年というのは、団塊ジュニアと言われる44年から47年ごろ生まれた人たちが65歳を迎えるということで、そのときにピークを迎えるということで発表があったわけであります。そういう面からすれば、本来の2040年以前にいろんな地方都市、また人口減少問題というのはもう既に日本全体が始まっているわけでありますから、既にその取り組みはなされていると考えていただいてもいいのではないかというふうに思いますし、浦幌町としても人口問題は一番最重要課題として認識をしながら進めてまいりました。当然第3期まちづくり計画についてもこの点はうたわれておりまして、人口減少問題については特に人口ビジョンをまたつくりながら取り組んできたところであります。そういう面では、新たな2040年だけではなく、これまでの取り組みを踏まえながら、当然重要課題として人口減少問題については取り組んでいかなければならないし、またそれが町の責務だろうというふうに思っているところであります。何と申しましても今子育て環境の整備、そして産み育てる環境づくり、住みやすい、住んでよかったまちづくり、これが基本でありますから、社会的減少と自然的減少をどうやって抑えていくか、これが町に課せられた課題でありまして、それを重点的に課題として今後進めていく必要があるだろうというふうに思っております。そういう面では、第4期まちづくり、名前はまだ決まっておりませんけれども、新たなまちづくり計画においても当然でありますし、今進めております第3期まちづくり計画もそれを基本政策としていろいろまち・ひと・しごと創生総合戦略についてもそのことについて取り組みを進めているということでありまして、なかなか特効薬はありませんけれども、やはり浦幌町の魅力をいかにして図りながら、そして子どもたちが住みやすい、そしてこれからも住んでいく、そういうまちづくりを今後とも続けていきたいというふうに思って政策を進めたいというふうに考えているところであります。

質問 阿部優

子どもたちのことが出ました。僕たちも議会と子どもたちという中でこれから12年後の浦幌はどうあってほしいかとかということがありました。その中で新聞でもご存じのとおり、やはり浦幌、ふるさととして子どもたちがすごく考えてくれるのだなと、浦幌のこと、自分たちのこと、それからみんなのこと考えてくれるのだなというふうに考えました。大変僕たちとしてはありがたい言葉いただいたのだなと考えております。そういうことを含めまして、そういう子どもたちがさらに夢を持って、さらに現実を見詰めていけるようなビジョンと施策を、浦幌町の将来、10年後、20年後の浦幌町のビジョンをいっていただけるように、改めて僕としては心に秘めていただきたいと考えております。もう一度その辺の決意だけお願いします。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

子育て環境につきましては、私も町政を預かる者として最重要課題だというふうに捉えておりまして、第3期まちづくり計画、これは最上位計画でありますけれども、子どもについては浦幌町子ども・子育て支援事業計画、27年から進めておりますけれども、これを31年度まで進めるということでありまして、新たな計画を32年度からつくっていくということになります。この子育て計画、支援事業の中でしっかり子どもたちを支える政策を打ち出していくべきだろうというふうに思っておりますので、今度来年選挙がありますけれども、これは誰が町政を担うことになっても一番重要課題だというふうに思っておりますので、議員が言われる子どもを育てる環境づくりはこれからの浦幌町の最大政策だというふうに考えているところであります。

質問 阿部優

一応決意を伺いましたので、これでやめます。よろしくお願いをいたします。

出典:浦幌町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月9日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる