浦幌町議会 平成26年第3回定例会 2014年9月5日
安全で安心な給食のために
2014年9月5日、浦幌町議会の一般質問で、福原仁子議員が「安全で安心な給食のために」について質問し、教育委員長 松田、町長 水澤、教育次長 山本が答弁しました。
- 質問者
- 福原仁子 議員
- 答弁者
- 教育委員長 松田、町長 水澤、教育次長 山本
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 福原仁子
通告に従いまして、2項目にわたり項目別に一般質問をさせていただきます。1項目めは、安全で安心な給食のためにということでお伺いいたします。学校、保育園の給食については、食材の放射能検査の実施、衛生管理の徹底により食の安全・安心に十分努めていくとありますが、次のことに関してお伺いいたします。給食における安全・安心とは何か、その考え方を伺う。2、食物アレルギー対策についての現状はどのようになっているか。3、食物アレルギー対象児童の有無と、あるのであれば児童生徒の人数とアレルゲンの内容とその対応は。4、学校、保育園、保護者、給食センターの情報共有の現状と連携、教育現場での対応、例えばアレルゲン、アドレナリン自己注射薬エピペンへの講習会等の対応を伺う。以上、4点についてお聞きいたします。
答弁 教育委員長 松田
福原議員の1項目めのご質問にお答えします。1点目の給食における安全・安心の考え方についてでありますが、学校給食については、文部科学省が定める学校給食衛生管理基準に基づき、施設や設備整備、調理過程、学校給食従事者及び食材の各種衛生検査等を行うなど衛生管理の徹底を図り、学校給食摂取基準を踏まえた栄養バランスが適切に考慮された給食の提供であると考えております。また、食材の放射能検査や学校給食におけるアレルギー対応についても、喫緊の安全・安心の課題と認識しております。2点目の食物アレルギー対策の現状についてでありますが、教育委員会では現状を把握するため、入学前の就学時健康診断で就学児童のアレルギー疾患に関する調査を行い、小学校では入学時に幼稚園及び保育園から、中学校では小学校からの引き継ぎにより、児童生徒の持病やアレルギーの実態を把握しております。あわせて各小中学校では、家庭向けの健康調査や家庭訪問を初め、宿泊学習など外泊を伴う学校行事の際にはその都度健康調査を行い、保護者から児童生徒のアレルギーについて申し出をいただいております。また、個別指導が必要な児童生徒については、栄養教諭が保護者や学級担任からの相談に応じて具体的な対応や指導を行うとともに、給食だよりで保護者や各小中学校にお知らせしております学校給食の予定献立表には、メニューごとに使用する食材を表示しているところであります。3点目の食物アレルギー対象児童の有無と児童生徒数、アレルゲンの内容、対応についてでありますが、実態調査の結果、アレルギー対象児童生徒はおりますが、児童生徒数、アレルゲンの内容については、対象となる児童生徒の数が少なく、個人が限定されるおそれがあるため、答弁は控えさせていただきます。なお、対応については、栄養教諭による指導、相談体制の充実を図るとともに、校内委員会において校長、学級担任及び養護教諭等による指導体制の充実を図っているところであります。4点目の学校、保護者、給食センターの情報共有の現状と連携、教育現場の対応についてでありますが、児童生徒の状況については、学校を通じて保護者から給食センターに情報提供いただき、対応しているところであります。また、教育委員会では、全教職員を対象とした学校安全対策講習会を開催しており、これまでもアレルギー症状等に対応するため、アドレナリン自己注射薬のエピペンの使用方法等の講習会を開催しているところであり、今後も関係機関の協力をいただきながら開催してまいります。以上、福原議員の答弁といたします。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
福原議員の1項目めの質問にお答えします。食事は、命の維持、発育、発達に欠かせないものであり、乳幼児期の保育園児にとっては、生きる力の基礎を育み、心身を成長させる上で非常に大切なものであります。現在、保育園の給食については、しらかば保育園は自園調理、上浦幌ひまわり保育園は給食センターからの搬入により食事を園児に提供しております。1点目の給食における安全・安心の考え方についてでありますが、保育園給食は、厚生労働省が定める児童福祉施設の設備及び運営に関する基準や食事摂取基準等に基づき、保育の一環として子どもの発育、発達に応じて適切な栄養摂取に配慮した食事を提供しております。また、給食施設整備、調理過程、給食従事者の健康管理については、毎年帯広保健所の特定給食施設等指導を受け、衛生管理の徹底に努めております。2点目の食物アレルギー対策の現状についてでありますが、保育園では、入園申請時に提出していただく家庭状況調査表に食物アレルギーの有無について記入する項目を設け、園児のアレルギー状況について把握しております。また、保護者との面談を行い、特別な対応が必要な園児については個別に食事の対応をしております。3点目の食物アレルギー対象園児の有無と園児数、アレルゲンの内容、対応についてでありますが、現在保育園では、食物アレルギーがある園児がいることから、食事については必要に応じ個別に配慮しております。なお、対象園児数、アレルゲンの内容については、対象となる園児が少ないことから個人が特定されるおそれがあるため、答弁は控えさせていただきます。4点目の学校、保育園、保護者、給食センターの情報共有の現状と連携及び園の対応についてでありますが、新しく入学する就学児童については、小学校との引き継ぎで食物アレルギーに関する情報を提供しており、また保育園調理員や給食センターとの情報共有についても綿密な連携を図っているところであります。保育園では、厚生労働省が定める保育所におけるアレルギー対応ガイドラインに基づき、食物アレルギーに関する最新の情報と正しい知識を職員全員が共有し、保護者、保育職員、関係医療機関が十分な連携を行い、食物アレルギー症状が起きた場合は迅速な救急処置ができるよう体制づくりに取り組んでまいります。以上、福原議員への答弁といたします。
質問 福原仁子
ただいまの答弁、学校は文部科学省、保育園は厚生労働省とご丁寧なご答弁をありがとうございました。そこで、再質問なのですが、1点目の安全・安心については、細心の注意をしながら実施され、さらに栄養バランス、おいしさ、彩り、産地や残留農薬、放射線物質などを考慮した上での食材選定で安全な給食提供が確認できました。給食センター内も清潔で、調理しやすく改善されていましたことを見てまいりました。2点目と3点目でございますが、食物アレルギー対策についての現状ですが、日本学校保健会では、平成20年に学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドラインと学校生活管理指導表を文部科学省の監修のもとに周知されました。平成24年12月に食物アレルギーを有する児童が学校給食終了後にアノフィラキシーショックの疑いにより亡くなるという痛ましい事故がありました。道内でも以前にそばアレルギーの児童が学校給食で提供されたそばを食べて亡くなるという事故が起こっております。文科省では、昨年5月に学校給食における食物アレルギー対応に関する調査研究協力者会議を設置して、今年3月には今後の学校給食における食物アレルギー対応についての通知がありましたが、どのような内容であったか伺います。また、児童生徒の食物アレルギー対応について、国では非常に細やかなガイドラインと管理指導表を示しています。給食センターでつくったもので給食をとっている幼児を含め、我がまちの具体的な取り組みがどのようなものであるか、再度お伺いしておきたいと思います。また、対象児童の有無の件ですが、本町においては今回、私の調査によりますと、児童1名、園児2名がおりました。一般的に食されている牛乳、卵、エビ、イカなどの甲殻類、そば、小麦、キノコ、ピーナッツなどの思いもかけないようなアレルギーなどが年々増加しているようです。細心の注意を払って対応していただきたい。それと、加工品のことですが、一つに、食材の生産地が見えなくなること、二つに、細かな材料が見えなくなること、三つに、調味料に関して特定が困難となること、このような理由で安全の確信が持てない、安心できないということが現在問題視されておりますが、この件の認識についてはいかがでしょうか。4点目の情報共有の件ですが、子どもたちの成長に合わせたしっかりとした連携をとるよう今後も努めていただきたいと思いますし……
質問 福原仁子
はい、わかりました。それでは、1点目はよろしいかと思います。2点目と3点目でただいま言ったとおりのご答弁をお願いいたします。
答弁 教育次長 山本(教育次長は2015年3月まで)
ただいまのご質問にお答えします。ただいまご質問のまず1点目なのですけれども、本年3月に報告がありました、今後の学校給食における食物アレルギーの対応についてということで文部科学省から示されておりますけれども、その内容ということですけれども、これにつきましては、先ほど議員からおっしゃられたとおり、平成20年の4月にガイドラインが示されまして、それ以降、食物アレルギーの対応について研究、協議がなされてきたわけなのですけれども、食物アレルギーにつきましては、時には死にも至るということで、これからの児童生徒にとっては大きな課題であるということで認識しているところでございます。今回、最終報告ということで、それぞれ情報の把握と共有の方法、それから事故の予防、そして緊急時の対応等をまとめた中で、あくまでも学校現場だけではなく、社会的現象として食物アレルギーについて捉えていかなければならないということで、今後につきましては、保護者からそういった情報提供もいただきますけれども、従前同様に、保護者と、それから学校で連携を図りながら、なおかつ給食センター、それから教育委員会とも情報を共有した中でそういったものに対応していかなければならないというような内容でございます。以上でございます。
質問 福原仁子
加工品のことの答弁をいただいていないのですが、これは1点目と2点目の中に含まれていると思うのですが。
答弁 教育次長 山本(教育次長は2015年3月まで)
大変申しわけありません。先ほど申したような形で、現在給食センター、それから教育委員会としての対応なのですけれども、まず給食だよりをもちまして、それぞれ保護者の方、それから学校のほうに献立表というのを配布しております。その中で、今までは給食だよりの献立表につきましては、メニューの表示、そしてメニューに伴いまして、それを栄養三色ということで赤と緑と黄色の表示をしまして、その中で、赤については肉とか魚とかが入っていますよ、それから緑につきましては緑黄色野菜とか淡色野菜を使っています、そして黄色につきましては穀類とか芋類とか、メニューにつきましてはそういった内容のものがありますよという栄養三色という表示をしていましたけれども、この8月、9月からは、これをさらにメニューごとに使用する食材の表示ということで、例えば御飯ですと米ということになりますけれども、八宝菜であれば豚肉、エビ、イカ、いろいろなものが入っていますけれども、それぞれのメニューごとにどんなものが使われているかということで表示しております。また、浦幌産につきましては、これまでも太字で表示しながら、浦幌産の牛肉が使われているとか、それから芋を使用していますという表示もしているのですけれども、さらにそのメニューごとに網かけをしまして、なおかつそこに使われている食材については太字で表示するというような方法をとっております。それで、加工食品の関係なのですけれども、あくまでも加工食品というのはできたものですので、そういったものは極力使わないで、産物については、品物でいきますと北海道産、それから浦幌産のものをより多く使っていこうということで今進めているところでございます。以上でございます。
質問 福原仁子
私も現場に行って調査しましたところ、一応加工品はなるべく使わないようにしておりますということですが、卵焼き一つをとっても、冷凍のものを持ってきて、そこで熱を加えて出すと。本来であれば卵焼きは焼いて出してあげられるのが一番いいかなと思いますが、一応これも加工品の中に入っていくのではないかと思います。主菜というか、おかずの春巻きにしても、それからイカチリソース、ゴマザンギ、白身魚のあんかけ、これほとんど冷凍食品を使っていると思うのです。それで、間違いはないとは思いますが、この中には調味料も含まれております。そういう調味料やなんかの記載がございませんので、非常に加工食品についても心配な点が多々あると思います。アレルギーがこれだけふえたということは、加工食品をとり過ぎるのが原因ではないか、それと環境の変化もありますが、そういったところで、手づくりのものをなるべく給食でも使っていただきたいというふうに私は思います。それから、4点目のことに入っていきたいと思います。情報共有の件ですが、子どもたちの成長に合わせたしっかりとした連携をとるよう今後も努めていただきたいと思いますし、また情報共有という点で、献立表を、主な材料とともに、体をつくるもとになるもの、体の調子を整えるもの、それからエネルギーのもとになるものに分けて、ホームページ上にお勧めの給食レシピとともに浦幌町でも公開できないでしょうか。ほかのところではやっているところもありまして、このような感じでホームページ上に載っております。これから入学、入園する父母の方も情報が得られまして安心できると思いますので、この件についてもお伺いをしておきます。
答弁 教育次長 山本(教育次長は2015年3月まで)
ただいまのご質問にお答えします。まず、給食だよりの関係なのですけれども、これにつきましては、保護者の方、それから学校のほうにそれぞれ毎月お配りさせていただいております。ただいま福原議員からご質問ありましたホームページ上でのアップのことなのですけれども、あくまでも保護者の方や学校が対象ということで現在は紙ベースでそれぞれお配りしておりますけれども、この献立表のほかにも、例えば給食センターが給食の形で取り組んでおりますみのり給食の関係、これは浦幌の食材を使ったものを8月とか9月とか、旬の時期に子どもたちに食べていただくということの取り組みでございます。そういった取り組みとか、子どもたちから1年間を通じて、どの給食がおいしかったとか、どのパンを食べたいとか、そういったリクエストメニューというのも行っております。そういった形で、献立だけではなくて、そういった教育委員会で取り組んでいること、それから栄養教諭が子どもたちにいろんなことでお話ししていることなども含めながら、情報提供ということは前向きに検討してまいりたいというふうに思いますので、ご理解願いたいと思います。以上でございます。
質問 福原仁子
食料自給率1,200%を誇る十勝浦幌で、安心・安全なメニューで給食の提供をお願いして、給食に関しては終わります。