みんなの議会

浦幌町議会 平成25年第4回定例会 2013年12月8日

保険料の滞納状況と今後の徴収方針について

2013年12月8日、浦幌町議会の一般質問で、差間正樹議員が「保険料の滞納状況と今後の徴収方針について」質問し、町長 水澤、町民課長 小路谷、保健福祉課長 熊谷が答弁しました。

質問者
差間正樹 議員
答弁者
町長 水澤、町民課長 小路谷、保健福祉課長 熊谷

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 差間正樹

それでは、通告に従い、質問いたします。後期高齢者医療制度の現在。後期高齢者医療制度の実施から5年が経過し、この法律は1982年の老人保健法が2006年に大幅に改定された高齢者医療確保法に基づいて、2008年4月から実施されました。老人保健法のもとでは、70歳以上の高齢者は国保、健保などに入ったまま1割負担、これは現役並み所得者を除くではありますけれども、それで受診でき、財源は公費と各保険からの拠出で構成されていました。この後期高齢者医療制度では、75歳以上の人はそれまでの国保や健保から脱退させられ、65歳以上75歳未満の障がい者の方たちとともに加入し、合わせて1,448万人(2011年度)、患者保険料は医療費の伸びと75歳以上の人口の伸びによって引き上げられる仕組みのため、北海道広域連合でも2014年、15年の保険料は、これは試算ではありますが、現行保険料6万7,242円から11.05%がふえて7万4,675円への値上げ、これは剰余金、財政安定化基金などの活用する前ですけれども、この試算がされております。保険料の徴収事務は市町村が行っておりますが、後期高齢者の所得平均は全国で79万6,000円、全道で62万9,000円ですが、浦幌町は幾らになっているのでしょうか。また、保険料の滞納状況と今後の徴収方針について伺います。次に、後期高齢者健康診査の取り組みについて、受診率の推移を北海道広域連合の資料で見てみますと、我が浦幌町は2011年度、2012年度における受診率は6.58%から3.74%と割合を減じております。道内下位5番目となっておりますが、この受診率について町長はどのようなお考えか伺います。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

差間議員のご質問にお答えします。後期高齢者医療制度は、年齢が75歳以上の方、65歳以上75歳未満で一定の障がいを持つ方を被保険者として平成20年4月より運用されています。運営主体は北海道後期高齢者医療広域連合となり、北海道内の全ての市町村が加入しています。差間議員の最初の質問ですが、浦幌町における75歳以上の後期高齢者の平均所得を計算すると約29万6,900円となります。次に、後期高齢者医療保険料の滞納状況ですが、平成24年度以前に賦課した保険料の未納分3件、11万3,000円を平成25年度会計において滞納繰越分として調定しています。このうち11月末日時点で5万7,500円が納付されており、現在の納付未済額は2件、5万5,500円となっています。後期高齢者医療の被保険者の多くの方は年金収入が主なものとなり、約85%の被保険者については公的年金から保険料を徴収する特別徴収により保険料を納めていただいています。残りの15%は、みずからの意思で口座振替を選択された方、資格を取得したばかりで特別徴収がされない方や年金から特別徴収できない方となり、これらの方が普通徴収となります。後期高齢者医療保険料の滞納を解消するために、これからも制度を周知し、理解していただくとともに、納付を勧奨してまいります。次に、後期高齢者健康診査の取り組みについてですが、平成23年度と平成24年度を比較して受診率が減少している理由は、平成23年度までは浦幌町で行っている総合健診受診者数と脳ドック健診受診者数を合わせて後期高齢者健康診査事業の対象として北海道後期高齢者医療広域連合に報告してきました。平成24年度は、脳ドック健診受診者を除き総合健診受診者数のみの報告としたことにより低下を見たものであります。浦幌町では、後期高齢者の健康増進対策として総合健診受診時における健診料金の軽減、寿大学等での保健指導を行っており、これらについては今後も継続してまいります。病気の予防並びに早期発見、早期治療は、町民の方が健康で長生きできるばかりではなく、医療費の抑制につながるものであることをご理解いただけるように後期高齢者の健康診査の案内に努めていきたいと考えています。以上、差間議員の答弁といたします。

質問 差間正樹

後期高齢者医療費の医療費の部分について内訳を具体的にお聞きいたします。

答弁 町民課長 小路谷(町民課長は2014年3月まで)

24年度の北海道後期高齢者医療統計の報告の数値を申し上げます。まず、保険者負担分の金額を申し上げます。入院、入院外、それぞれでしょうか。全部で。

質問 差間正樹

入院、通院、歯科まで教えていただければ。

答弁 町民課長 小路谷(町民課長は2014年3月まで)

まず、入院につきましては4億892万9,194円、通院、入院外につきましては1億7,558万6,417円、歯科につきましては2,021万4,020円、それで療養費との合計につきましては8億28万2,778円、これに高額療養費ですとか、そういうものは3,200万ほどありますので、それが加わりますと保険者負担分につきましては8億3,364万4,105円になります。以上です。

質問 差間正樹

それと、後期高齢者医療制度の北海道広域連合の資料によりますと、先ほど質問の中で後のほうで質問いたしました健診率の問題なのですけれども、この健診率につきましては北海道広域連合でも公立の市町村を訪問するということで、平成22年度から5市町村、23年度22市町村、平成24年度44市町村を回っているとのことです。浦幌につきましては、町長の説明にもあったとおり、平成23年から24年にかけて受診率が下がっております。ただ、その数字というのが23年度につきましても6.58%、下がった結果が3.74%。そうすると、2.84%が総合健診受診者数のみの報告となるように私には聞こえたのですけれども、以上説明したとおり受診率が低いのではないかということで今お話ししているのですけれども、北海道の広域連合の保健師さんが全道を回って歩いて、市町村を直接訪問し、市町村の保健師や事務担当の人たちと一緒に後期高齢者健康診査検討会を行って、その市町村の後期高齢者に係る健康診査や医療の状況などがわかる資料をもとに現況を把握したり、ほかの市町村で行っている効果的な取り組み、この紹介等を行ったりした上で実情に合った健康診査に係る対策について検討を行っているとあります。浦幌町においても、健康診査検討会が行われていると思うのですけれども、それはいつ行われたのか。それで、その際浦幌町の特徴的な実情、この健診率が低いということで特徴的な実情がもしその際保健師の方から紹介されたのであれば、それについてお伺いいたします。

答弁 保健福祉課長 熊谷(保健福祉課長は2018年3月まで)

ただいま差間議員からご質問のあった件でございますが、後期高齢者の健康診査検討会というような形のものでの後期高齢者連合会の保健師からの訪問指導というようなものにつきましては、私のほうでは、大変申しわけありませんが、把握をしておりません。現在うちの保健福祉課の保健予防係で受診率が少ないというような部分の分析をしたものがあります。それにつきましては、まず後期高齢者健康診査の検査内容につきましては、糖尿病などの生活習慣病を早期に発見して、必要に応じて医療につなげていくことが主な目的となっています。このことから、自治体によっては既に生活習慣病、いわゆる高血圧、それから脂質異常症、糖尿病等の治療をしている方が後期高齢者健康診査の対象者として除外しているような自治体もございます。少し古いデータでございますけれども、浦幌町の平成18年度の国保医療レセプトの5月から統計をとりました。この統計をとった内容というのは、70歳から75歳未満の被保険者のうち約57%の方が高血圧、それから糖尿病などの生活習慣病で医療機関を定期的に通院しており、約6割の保険者の方に主治医がいて、健康状態の確認ができているというような状態でありました。ですので、70から75歳未満の国保の被保険者のうち6割ぐらいの方が既に主治医がいまして、健康状態の確認ができているというような内容の結果になりました。このことから、75歳以上の生活習慣病の受診状況のデータはございませんが、年齢がかさむにつれまして生活習慣病の発症が多くなりますため、75歳以上では生活習慣病で医療機関に通院し、主治医により健康管理がされている方は同様の傾向か、もしくはさらにふえている傾向にあるというような形で推測されます。したがいまして、町で実施している後期高齢者の健康診査の受診率は低くても、75歳以上の多数の高齢者の方は既にかかりつけ医で生活習慣病等の治療を受けながら定期的に医療機関で健康チェックがされられ、また健康に関する指導がされているというような形で推測いたしております。以上でございます。

質問 差間正樹

北海道広域連合の資料でも、全国的な資料でも、今課長の説明したようなことはやはりどこでもあるようでございます。やはり北海道の場合で見てみますと、健診率を高めることによって被保険者の健康状態を良好に保っていく、そういった目的でこれは行われているのですけれども、その旗を振るにしては保健師が2名の状態で全道を回っているようです。これでは、さすが地域、地域で後期高齢者医療制度にかかわっている方たちが、高齢者のためとは申しましてもなかなかうまくいかないのではないか。それで、全国的な動きで広域連合の方たちの資料を見てみますと、例えば2011年の埼玉県広域連合議会で県内一医療費が少ない小鹿野町の実態が紹介された際、そこの町長さんはこう申したそうです。小鹿野町には県内ただ1つの町立病院があり、保健師の活動が活発で、住宅介護と医療との連携が図られるので入院日数が少ない、こうおっしゃったそうです。これと同じように、医療費の少ない自治体として75歳以上の医療費を無料にしている東京都日野市の例もやはり紹介されているようです。その健診の実施、その内容の充実、早期発見、予防を進める、こういったことは非常に大事だということがその広域連合の中でも指摘されていたようです。北海道でもこの健診率を上げるために、言ってみれば私たちの浦幌町もこの健診率を上げるために、私たち浦幌町としても健診費の助成を申し出る、健診項目の充実を申し出る、またはホームページで北海道広域連合が記載しているように、今も説明にあったのですけれども、生活習慣病で通院している方は必要ないというような、やっぱりこういったことを広域連合でも記載しております。ただ、こういったことは受診を控えさせるような記述ではないかということに私は判断するのです。もちろん自治体の健診費の無料も促す。こういったことを求めるべきではないかと思うのです、自治体として。以上、話がしつこくなったのですけれども、1点目、健診費の助成、2点目、健診項目を充実させる。ホームページでそういった記載を削除させる、訂正させる。それから、自治体の健診費の無料化を促す。こういった要求を自治体として北海道広域連合に申し出る、こういったことについてはどうでしょうか。

答弁 保健福祉課長 熊谷(保健福祉課長は2018年3月まで)

まず、健康診査に関する受診料の助成というような内容でございますけれども、受診料の助成につきましては、浦幌町で行っている後期高齢者の方の受診料につきましては、一般の方、いわゆる40歳以上の特定健診と言われている受診料につきましては、特定健診は1,500円というような個人負担のもとで実施しております。75歳以上の方につきましては、いわゆる700円というような、約2分の1以下の料金で後期高齢者の方の受診料金を設定しております。料金につきましては、そのような形で料金を低く設定いたしまして、後期高齢者の方が受けやすいというような形の料金設定をしております。それから、健診項目の充実というようなお話だったかとは思うのですけれども、後期高齢者の健診につきましては、いわゆる40歳以上の特定健診と同じ検査項目を実施しておりますので、この検査項目につきましては十分、いわゆる生活習慣病を早期に発見できるような検査項目となっているかと思われます。それからあと、先ほど後期高齢者の連合会のほうに削除をしていくというような形での内容でございましたが、その削除の内容というのは、いわゆる後期高齢者の方の受診というようなものを阻害するような表現を削除していく要望というような形で私のほうは捉えたのですけれども、そのような形のものにつきまして今後後期高齢者の連合会のほうとその旨の話をしていきながら、これは私どものあくまでも意見としてしかそちらの連合会のほうにはつなげられないですけれども、そのような話の形で連合会のほうに、いわゆるその表現の内容等についてというようなものについてお話をしていきたいというふうに考えております。以上でございます。

質問 差間正樹

後期高齢者医療制度に関しましては、私も大変疑いを持っておりまして、そもそものこの制度の成り立ちに対してちょっと不信感を持っているのですけれども、ただこういう制度が行われていて、それで各自治体が後期高齢者広域医療連合ですね、北海道広域連合、そういったところと一緒になってこういう制度を運営してせっかくやっているのですから、この中でその地域に住んでいる後期高齢者と言われる方たち、この方たちを自治体とともに進んでいく。自治体もこの方たちをいろんな面で支えながら自治体を運営していく、こういった考えになったときに、やはりわずかの受診料であっても、ぜひ広域連合のほうにその部分も助成してほしい、要求してほしいと思います。次の質問に移らせていただきます。この後期高齢者医療制度のそもそもの成り立ちは、高齢者の医療について、高齢者というのは病気がちで、収入も少ないお年寄りは高い窓口負担では医者にかかれない。その切実な行為で1970年代に始まった老人医療無料化の取り組みがなされております。ほかの方たちよりも少ない負担で医療を受けられる制度として維持されてきたはずです。ところが、この後期高齢者医療制度では75歳で家族から切り離し、別枠の制度、医療に押し込むという、いわばその当時の表現でまるでうば捨て制度、そうではないか。2009年当時の厚生労働大臣はバスの絵を示しながら、行き先はうば捨て山かな、早く死ねと言うのかとお年寄りがつぶやきながらバスに乗っている絵を示して、それでこの制度の見直し案を提示していたはずです。ところが、これは2012年の社会保障制度改革推進法、この法律ができて、これに基づいて設置されている社会保障制度国民会議の際、当時の財務大臣は、これは議事録から削除されたとは思うのですけれども、今経費をどこで節減していくかといえば終末期の医療だ。死にたい人は死ねないのだ。それを政府のお金でやっている。さっさと死ねるようにしてもらわないとという趣旨の暴言を吐いたこともありました。その当時、3月の産業競争力会議においては、財界出身メンバーはそもそもの医療制度を70歳以上の医療費を負担2割にしよう。後期高齢者医療制度でも医療費負担2割にしよう。現役世代も含めて、風邪などは7割負担にしたらどうだ。その当時の2月の第4回国民会議の経済同友会の提出資料では、75歳以上は自己負担3割にしよう、こういったことまで提案しております。◎会議時間の延長

質問 差間正樹

実は、時間内に終わるようにやっていたつもりなのですけれども、本当にご迷惑をおかけします。今の日本の状況は、高齢者がふえております。超高齢化社会になってきております。ところが、政府の方針として高齢者の増大を社会の負担だ、財政に賦課を与える、こういうふうにみなして切り捨てのシステムを考えているようにしか思えません。ですから、先ほど言ったようにさっさと死んでもらわないとというような発言の趣旨は、この社会保障のシステムをまるで税金の徴収法、社会保障の制度、まともな経済の立て直し、この検討を全く欠いた。それどころか、そういったことをやらないで、私に言わせれば全く逆立ちした考えと言わなければなりません。私は、浦幌町にこう提案します。高齢化社会を支えるためには、現役世代が着実な所得を増すこと、これこそが必要で、超高齢化社会を支えるためには現役世代の雇用、賃金の立て直し、中小企業や農林水産業の振興がこれはもう絶対必要です。それに加えて、社会保障の拡充はそれ自体が町の活性化を支える力になる、こういうふうに私は町に申し出るのです。医療介護にかかわる、これはもちろん後期高齢者医療も含めてなのですけれども、医療介護にかかわる雇用を生み出して、労働者の所得をふやすことで年金収入が町の経済を支える、こういった事態も生まれるのではないか、こういったことを私は提言いたします。この点について、町長の考えをお伺いいたします。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

差間議員のお話、一般質問内の話でありますからあれですけれども、差間議員のお考えにつきましてはそれぞれ議員固有の考え方があるだろうと思いますし、それぞれ医療制度に対する考え方は今お話を伺いました。ただ、私ども町村として国の医療制度に関するお話、これに対して答えを持っておりません。ただ、今言われたように、いろんな部分で今後ともお年寄りの医療制度を充実させていくというのは、国だけではなくて、町村としても当然考えていかなければならない問題だろうというふうには、これは認識をしているところであります。それに医療も含めて雇用産業の振興、また医療にかかってそういう雇用が生まれればいいなという話については、私も相反するのでなくて、同じ考えでいるところであります。ただ、医療制度全般にわたりまして後期高齢者医療制度についてはいろいろ議論があって、これは国の制度として今固定をしているわけでありまして、これに対して町村として、これをいい悪いというような判断ができる話ではありませんので、それについては答弁を控えさせていただきたいなというふうに思っています。

質問 差間正樹

後期高齢者医療制度につきまして、私もいろいろ資料を調べたり、そして町は一体これに対してどう向かっていったらいいのだろう、こういうことで質問いたしておりましたが、話が社会保障全般にわたってしまって大変申しわけありません。私も議員として一般会員ということで各団体とお話ししておりますと、やはり皆さん町の活性化に何か方策はないのかということでいろいろ悩んで、いろいろ考えております。それで、私はこの後期高齢者医療制度、この制度を今回突破口に浦幌町が何かこの制度を利用して町の活性化に向かう方策はないかということでただいま質問いたしました。先ほどの町長の答弁にもありましたように、これ以上この後期高齢者医療制度に対して私の考えをここでぶつけるということはどうかと思うのですけれども、やはりこの後期高齢者医療制度は何とか廃止して、何とかお年寄りも私たちもみんなして社会保障制度を支えていけるような、そういった制度にするべきではないかということで質問いたしました。この点について、もう一言ご返答をもしいただければということで、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

国の医療制度につきましては先ほど申し上げたとおりでありますけれども、いずれにしても浦幌町も高齢化社会ということになりました。高齢化率が35%を超えるということになりました。そういう面では、本当にお年寄りの人が元気で、そして明るく暮らす、そういうまちづくりをこれからも目指してまいりたいと思いますので、その辺でご理解をいただきたいと思います。

質問 差間正樹

終わります。

出典:浦幌町議会 平成25年第4回定例会 2013年12月8日 議事録 PDF(39ページ) 間違いを知らせる