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浦幌町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月11日

十勝1市構想について

2005年12月11日、浦幌町議会の一般質問で、河内富喜議員が「十勝1市構想について」質問し、町長 八木が答弁しました。

質問者
河内富喜 議員
答弁者
町長 八木

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 河内富喜

私は、2 項目について一般質問をさせていただきます。1 項目め、十勝 1 市構想について、質問をさせていただきます。先般、道の構想に対する対案として十勝町村会のあり方検討会議で 10 年後の将来を見据えた十勝 1 市構想、いわゆるグランドデザインが示されました。このことは幾度か合併を模索してきた浦幌町の将来にとって大変大きな意味を持つ構想であると考えます。今後の行政運営と構想への取り組み方について、町長の考え方をお聞きしたいと思います。1 点目、十勝 1 市の構想を実現することにより、道東地区の中核都市として、基幹産業である農業を初めとする十勝ブランドの推進などダイナミックな発展が期待されます。一方我が町としてもこの構想を進めることで、三位一体改革の流れの中で地方交付税の縮減が避けられない中、行政のスリム化、基礎的自治体の確立及び道州制に伴う事務権限の委譲など諸課題克服につながっていくと思いますが、いかがお考えでしょうか。2 点目、今回、十勝 1 市構想を十勝町村会で道の対案として取りまとめるにあたり、期間がなかったことから、ほとんどの町村で地域住民との議論ができていないことが指摘されていますが、このことについて今後どのように対応していくお考えかお聞きしたいと思います。3 点目、多くの町村が地方交付税の動向が不透明な中、将来に対して危機感を募らせています。そんな中、急ごしらえとはいえ、十勝町村会で十勝 1 市構想を道の構想への対案として示したことの意味は大変大きいものと考えます。しかし、基礎的自治体は 5 年以内、おおむね 3 万から 5 万人以上を目安とする道の構想、いわゆる現行の合併特例法の定めによる市町村合併とは全く異にするものであります。またけん引役がどう見ても不在であること、当分合併だけでなく、町村単独、広域連携も含むことから、この構想が道の合併構想にどれほど反映されるか、今後、不透明であると思いますが、いかがお考えでしょうか。また特に中長期的には構想実現に 10 年の年月がかかることが大きなネックになると思いますが、いかがお考えでしょうか。以上、3 点についてお伺いいたします。

答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)

河内議員のご質問にお答えいたします。十勝 1 市構想についてでありますが、現行の合併特例法に基づき、北海道が示す合併推進構想に向けた十勝町村会の取り組みであります。十勝地区グランドデザインにつきましては、12 月 5 日、本定例会において行政報告させていただいておりますが、示された十勝1 市構想は、住民の生活利便性の向上、多様で高度な行政サービスの提供、広域的な地域課題への一体的な対応、行政経費の削減、効率的・効果的な行財政運営の確保などの効果を期待した中で策定されました。これらは、各町村においては、旧合併特例法に基づき、合併論議を進めてきましたが、ご承知のように、合併が成立した 2 町村以外は、それぞれ議会や住民の合意を得て、自主・自立を選択してきた経緯があり、再度の合併論議は、当分の間、時間を置く必要があるということから、各町村が自主・自立の方針に沿って、広域連携や行財政改革を一層進め、簡素で効率的な行財政運営に努めることとし、また、この間に合併機運が高まったところは、積極的に合併協議を進めることになりました。そこでまず、第 1 点目の十勝 1 市構想が実現されるとわが町の諸課題克服につながっていくと思うがいかがお考えかというご質問ですが、本町といたしましては、現在、広域による事務処理を行っているものは、介護保険認定審査会、消防、来年から行われる一般廃棄物処理であります。今後、合併・自立のどちらかを選択するにしても、新たな事務の広域化について幅広く研究・検討をしていかなければならないと考えておりますし、先に策定した浦幌町第 2 期まちづくり計画後期 5 カ年の財政計画・年度別実施計画のもと、浦幌町行政改革大綱の見直しなど、より積極的な行財政改革を進め、継続可能な行財政構造の確立を目指してまいりたいと考えております。次に、2 点目の構想を取りまとめるにあたり、地域住民との議論ができていないことが指摘されており、今後どのように対応していくのかというご質問ですが、私は、今後、北海道が今年度中に示す合併推進構想を受けた中で、その対応について、十勝町村会の動向を踏まえ、町民並びに議会のご意見をいただきながら適切に処置をしてまいりたいと考えておりますので、ご指導を賜りたくお願い申し上げます。次に、3 点目の十勝 1 市構想は、けん引役が不在であること、当分合併だけでなく町村単独、広域連合も含むことから道の合併推進構想にどれほど反映されるか、また、構想実現に 10 年かかることもネックになると思うがいかがお考えかとのご質問ですが、前段のけん引役ということでは、一部新聞で報道されたことは承知しておりますが、先日、十勝町村会長と帯広市長との話し合いが行われ、その中で砂川市長は、十勝 1 市構想の実現に向けて、町村と肩を並べて検討する考えを表明されておりますので、今後の進展に期待をしているところであります。また、北海道が示す合併推進構想につきましては、あくまでも現行の合併特例法に定めた市町村合併であることは十分承知をしているところでありますし、道の合併推進構想にどれほど反映されるかは、おっしゃるとおり大変不透明なものであります。しかし、先の道議会におきましては、道は「グランドデザインの取り組みについて、合併推進構想に資するものは、十分参考にさせていただきたい」との報道がされておりますので、来年示される合併推進構想を見極めてまいりたいと思います。なお、十勝町村会では、18 年度に市町村長や議会議長、学識経験者などによる策定委員会を設置し、長期計画や行財政シミュレーションなどを行い、十勝 1 市計画を策定することになっております。私は、町村会が進める今後の協議にも積極的に参加してまいりたいと考えておりますので、町民並びに議員の皆様のご指導をよろしくお願い申し上げます。以上、河内議員の答弁といたします。

質問 河内富喜

ただいまいろいろご答弁いただいたわけでございますが、十勝 1 市構想につきましては、先般の行政報告の中でも、また町の広報誌の中でも非常にわかりやすく説明されておりますので、重複しない範囲で質問をさせていただきたいと思います。先日、新聞報道で我が町の国勢調査の結果が明らかになったわけでございますが、その結果、本町の人口は、2000 年の前回調査から残念なことに管内で最大の 11.3%減の 6070人と大幅な減少が明らかになりました。本年我が町でもまちづくり後期 5 カ年計画が示されて、計画の中では一定のめどは立っているものの、国の三位一体改革による交付税の動向が町長も何度も言われているように、平成 19 年度以降予断を許さない中で、今回盛り込み済みとはいえ、大幅な人口減が明らかになったわけでございます。最終的には、町長答弁のとおり、いずれのグランドデザインになるかは不透明な部分が多いわけでございますが、当町においては大変な厳しさが今後も予想されることにはかわりはないわけでございます。十勝 1 市構想につきましては、町村会としては、この構想実現に足並みをそろえるために 10 年かけたということでの説明をしておりますが、ある新聞報道ではある大臣が十勝 1市構想の説明を聞いて構想実現に 10 年かかることは、やらないのと一緒ではないかという厳しいご指摘もしているところでございます。その中で、当町の現況、また十勝 1 市構想の推進ということを考えましても、いずれにしても構想実現に 10 年かかるということは、あまりにも長過ぎるというところが否めないと思うわけですが、このことについて町長はどのように考えているのかお考えをお聞きしたいと思います。また、今後この会に積極的に参加してまいりたいということでございますけれども、この構想 10 年という考え方に対して、早期に実現するための努力をしていただきたいと思うわけですが、その辺についての考え方をお聞きしたいと思います。

答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)

町村のあり方検討会議の中で、種々検討されてきた内容、これがグランドデザインとしてまとめたということでございますが、その検討会議の中でもやはりいろんな意見があったことは事実であります。しかし、私といたしましては、十勝の町村会としてまとめた以上はそのまとめたグランドデザインに沿って考えていかなければならないと、このように考えております。しかし、その中で 1 項目ありますことは、この 10 年間の間であっても合併機運が高まったところは、積極的に合併協議を進めることという 1 項目が入っております。それらを踏まえた中で、このデザインに沿っていかなければならないだろうと、このように考えているところでございます。しかし、その反面、また道が合併構想を発表するというのが来年の何月になるのでしょうか、17 年度中と言ってみたり、来年の春と言ってみたりしております。そしてまた 19 年度以降の交付税の動向の指針が出るのも夏前ということで、それが 18 年度の早い時期、6 月に出るのか、何月に出るのかなという思いもしております。そうすると、道の構想と 19 年度以降の非常に厳しくなるというその指針、そういうものを見たときに果たしてこの 10 年というものが固定されたものとしていけるのかどうか、というものも考えていかなければならないのではないかなと思います。それぞれの町村の財政、また運営という中で、それぞれ事情を抱えながら、今までの合併構想の協議の事情を抱えながらいるわけでございますけれども、やはり道の構想が出た段階で再度それらの対応についても協議していかなければならないと、このように考えているところでございます。今、早期実現に向けてということでありますけれども、先ほど話したように町村会のグランドデザインが描かれたということでございますので、この点については、今はやはりこのグランドデザインに沿って、考えを持っていかなければならないのではないかなと思っております。確かに今の変わりゆく世相の中で、10 年後というのは、非常に現実性を持って語れるのかどうかという期間になるのではないかなと思っております。合併構想を協議してきた中でも、やはり 1 年といえば 2 年かかったり、また 5 年を目標にしていけば、やはり延びていくという心配もあります。そういう中で、おっしゃるように 10 年というのが本当に実現可能の期間として、とらえていけるのかどうかという思いもあります。また端的に言ってしまえば、本当に 19 年以降の交付税の指針の中で、果たして 10 年間も町の財政がそれぞれの町村持つのでしょうかということも問われることになるのではないかなと思っております。しかし、現状の中ではグランドデザインを基本としながら来年の道の合併構想を見ながら適切な対応というものを考えていきたいなと、このように考えております。

質問 河内富喜

浦幌町、過去において 2 回合併を模索したという経緯がございます。その経緯の中で、大きな反省としてやはり期間が限られていたということで、町民に理解を得られなかった部分もあったのではないかなということで、今後こういった構想を進めるにあたってはですね、十分町民の意思、意見を踏まえた中で、慎重に進めていただきたいと思うことと、いずれにしても厳しい現実の中で、どういうグランドデザインに決まってもですね、当分の間は住民参加のもとで効率的な行政運営が求められると思います。我が町にとって、いい方向に道の合併構想が示されることに期待を持ちたいと思いますが、また今後この構想については、紆余曲折も予想されます。しかし、最終的には、町民の暮らしを守るための判断をしていくことが非常に重要になってくるのではないかと考えます。その辺を最後にお聞きしておきたいと思います。

答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)

浦幌町、この 2 年半の間に 1 年ごとにといいますか、15 年度、16 年度という形で 2 回合併に取り組んできたわけでございますけれども、残念ながら 2 回とも実を結ばなかったということは、本当に果たしてそういう短い期間の中で、住民に理解を得られたのかどうかと問われると、非常に反省する点があるわけでございます。しかし、一方で考えますと、合併特例法の旧法の期間が限られていたという中で、やはり取組みが遅かったということは否めない事実であろうと思います。そういう中で、住民負担を考えて果たしてこの浦幌町が単独でどこまでいけるのかということも踏まえた中で、住民負担を考えていくと、やはり合併の一つの選択肢として町民が選択できるところまで持っていければ町民の判断として出せたということになるのでしょうけれども、その判断するところまで持っていけなかったということについては、本当に深くお詫びを申し上げるところでございます。この合併の取組みがどうだったのかということが将来検証される時がくると思っております。その時に今進めているグランドデザインを含めて将来の反省の中に誤りのないように、できるだけ町民の意見を取りいれ、議員の皆さんのご意見をいただきながら進めさせていただきたいと、このように考えておりますのでよろしくお願いいたします。

出典:浦幌町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月11日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる