みんなの議会

津別町議会 令和3年第10回定例会 2021年12月15日

災害発生時の避難行動要支援者の対策について

2021年12月15日、津別町議会の一般質問で、山田英孝議員が「災害発生時の避難行動要支援者の対策について」質問し、町長 佐藤多一、防災危機管理室長 宮脇史行が答弁しました。

質問者
山田英孝 議員
答弁者
町長 佐藤多一、防災危機管理室長 宮脇史行

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 議長から発言のお許しをいただきましたので、先に通告をしています避難行動要支援者の避難行動支援について一般質問を行わせていただきます。災害発生時の避難行動要支援者の対策については、平成 25 年6月の災害対策基本法の一部改正により、市町村に避難行動要支援者名簿の作成が義務付けられました。そして、災害時の迅速な避難支援を強化するための改正災害対策基本法が本年5月 20 日に施行されました。その内容は、災害時に支援が必要な高齢者や障がい者など、避難行動要支援者ごとの個別避難計画の作成を市町村の努力義務にすることなどが柱になっています。そこで、津別町における避難行動要支援者の避難行動支援に係る次の点について伺います。1点目は、災害発生時にみずから避難することが困難な避難行動要支援者の避難支援に関わる関係者である自主防災組織の役割は重要であります。津別町における設置状況について伺います。2点目、避難行動要支援者名簿の作成・更新状況はどのようになっているのか。3点目、自主防災組織や自治会など、避難支援関係者への避難行動要支援者名簿の提供状況及び今後の予定はどうなっているのか。4点目、避難行動要支援者ごとの個別支援計画作成の考え方についてお聞きします。最後に5点目は、地域の中に防災リーダーを養成するため、「北海道地域防災マスター」の取得応援や「防災士」取得の助成の考えについてはどうか。以上の点について質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 佐藤多一

それでは、避難行動要支援者の避難行動支援についてお答え― 25 ―を申し上げたいと思います。はじめに、津別町における自主防災組織の設置状況についてでありますけれども、自主防災組織の重要性につきましては、議員ご指摘のとおり、災害時は、まず自助、次に隣近所の支援として防災組織が共助として役割を担うとされております。津別町の自主防災組織設置の取り組みにつきましては、比較的近隣町村より遅く平成 18 年度に行政から組織要綱案を示させていただき、自治会単位の結成を呼びかけたところ、平成 19 年度と平成 20 年度で3組織が立ち上がり、行政と合同の避難訓練等も行ってきたところです。その後、組織の立ち上げのためのルールを単純化して組織化を働きかけ、その結果、平成 27 年度から平成 29 年度にかけ 11 組織に増え、現在は 14 組織で、戸数カバー率は 56%になっています。自主防災組織がなくても自治会で対応できる地域もありますが、防災計画において「自主防災組織の育成等に関する計画」に記載のとおり、防災意識の向上のためにも、今後とも整備、育成を推進していく考えであります。次に、避難行動要支援者名簿の作成・更新状況についてですが、平成 28 年度に名簿を作成しましたが、手上げ方式によりまとめたため、対象が要配慮者も含めての名簿となり、防災組織での対応が難しいものになってしまいました。要支援者の予備軍としての把握にはなりましたが、個別計画を作成する必要のない方も含まれていたことから、混乱を招く結果となりました。そのため、昨年度において防災計画に定めている避難行動支援者について、自治会連合会、社会福祉協議会等とも協議し、改めて要支援者の範囲を確認し、その範囲の中で先に名簿登載への届け出がなかった対象者に対し、意思確認のための通知を本年度において行っており、その確認を待って改めて要支援者名簿として更新することとしております。次に、自主防災組織や自治会などへの名簿の提供状況についてですが、現在、要支援者名簿に登載対象となっている方で、いまだ登載への意思確認ができていない方の確認を進めており、できるだけ早く自主防災組織等との情報共有を行いたいと考えております。また、名簿作成後は登載者の異動状況の確認と、新規登載者のリストアップを行政― 26 ―と自主防災組織等が情報共有して定期的に更新することが重要であることから、その具体的な方法についても協議してまいりたいと考えております。また、登載対象者であっても、名簿登載への意思確認ができない場合は、先進地の事例に倣い条例等で「拒否しない限り名簿に登載する。」などして、要支援者名簿の充実を図る考えであります。次に、個別支援計画作成の考え方についてですが、本年5月に改正、施行された災害対策基本法において、個別避難計画が努力義務とされました。昨年改正した津別町防災計画においても、個別計画を「策定するように努める」としたところです。この法改正に伴い、避難行動要支援者の退避行動支援に関する取組指針が改定され、「市町村が主体となり、おおむね5年程度で作成に取り組んでいただきたい」という目標が提示されました。これにより、作成の流れと様式が示され、先進事例に基づく注意事項、持続していくための方法等も示されたことから、今後、自主防災組織、社会福祉協議会、民生委員等の福祉分野の関係者とともに、津別町の実情に応じた個別避難計画の作成に取り組んでまいる考えであります。最後に、地域の中に防災リーダーを養成することについてですが、「北海道地域防災マスター」は、防災活動を活発にするため、消防や市町村等で防災業務を経験した方などに、防災活動の中心になっていただくことを目的に北海道が認定する制度です。平成 29 年 11 月に津別町で研修会が開催されまして、23 名の方が受講し、別途取得していた方を含め、現在 24 名の方が認定されています。取得後、特段の活動はされていませんが、自治会関係者が多いことから、防災への意識は高まっているものと考えております。津別町での再度の研修開催は難しいと思いますが、近隣で開催される場合は、広報などでお知らせしたいと考えております。「防災士」は、NPO法人日本防災士機構が認証している制度で、「自助、共助、協働」を原則といたしまして、社会のさまざまな場で防災力を高める活動を期待し、資格試験により同機構が認証する制度です。定期的に各地で研修を行っている防災士研修センターの研修講座での資格取得費用は6万 1,900 円となっており、また北海道では来年2月に札幌市商工会議所付属専門学校で行う研修で、テキスト、受験料、登録料を全て含め5万 8,000 円としています。防災士の意義は大きなものがあるとして、― 27 ―都道府県や市町村でも研修を実施するなどの助成を行い、取得を促しているところが増えていますので、本町においては例えば「人づくり・まちづくり活動支援事業補助金」の活用なども考えられるのではないかと思っているところであります。以上であります。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 回答いただきましたが、再質問させていただきたいと思います。最初の自主防災組織の関係です。回答で、現在 14 組織が津別町内で設置をされているということでありましたが、平成 29 年度までで 14 組織ということで、そういう部分でいったら、ちょうど4年ぐらいたっているのですけど、その間、組織がされていないという部分があるのかなと思っています。それで、この自主防災組織、市街地区 20 自治会だったと思うんですが、あると思います。人口の 80%ぐらいが市街地区に集中しておりますが、市街地区の中ではどのぐらいの組織の自治会になっているのか、その点をお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

市街地でいけば、14 のうち 11、あとは岩富だとか本岐の場合は村田議員さんがおりますけれども、全部二又から布川まで一編になって本岐地区自治会連合会ということで、ほとんどの周辺の所が全て網羅された形での自主防災組織になっております。以上です。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 自主防災組織の全部の自治会が設置をするというのが目標に上がってくるかなと思いますが、ただ優先度からいって、地震の災害の場合は全町的な部分になってくるかなと思いますが、特に近年の豪雨災害といった部分の中では、浸水区域だとか、さらには土砂災害区域、そういった地域を抱えている自治会が、この自主防災組織を早期に立ち上げて訓練等を行っていくというのが必要かなというふうに思っておりますが、この今、11 自治会市街地とありましたが、やっぱりこうした網走川の地域を近隣としている自治会といった部分で、自主防災組織がま― 28 ―だ設置されていないといった部分の自治会もあるのではないかなというふうに思っております。そういう部分、全体に呼び掛けるというよりも、むしろ4年間、自主防災組織が立ち上がっていないといった部分でいけば、そういった地区にちょっとターゲットを絞りながら、町のほうで行政として後押しをしていくというか、設置に向けて、そういった取り組みも必要ではないかなというふうに考えますが、その考えについてはどうでしょうか、お伺いしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

この間、平成 29 年で 14 組織ということで、平成 29 年度にかけて 11 組織に増えて、その後三つ増えておりますので、現在 14 ということであります。コロナの関係もあって、なかなか会議が開けないという状況もこの間2年間続いておりましたけれども、その辺の様子も少し変わりつつありますので、また自主防災組織の結成に向けた働きかけを進めていきたいなというふうに思っております。最初の答弁でも申し上げましたとおり、自治会でも対応できるというところもおっしゃられる自治会もあるのも事実でありますけれども、最近いろいろな災害等の自主防災組織に関連する本などに目を通しますと、私も以前、東大名誉教授の大森先生のコラムがずっと頭に残っているんですけれども、それと同じようなことが最近言われているのですが、いわゆる自助、共助、公助という3区分でお話がこれまでされてきているのですけれども、先生は自助と共助の間に互助があるということで、自治会の対応というのは、いわゆる共助ではなくて互助ではないのかと、それは自分の兄弟や親やそういうところが同じように隣近所の人たちに、大丈夫かということで対応していくものであって、自主防災組織はまさしく共助の部分に入って、いわゆるある種システム化されて、そして起こったときにすぐ行動に移せるという組織体系がしっかりしているという、行政とともに連携をとって、動ける態勢になっているというところだと思います。ですから、その辺の違いというのですか、それらも含めてお話を進めていく機会をもっていければなというふうに考えております。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 いずれにしても、この自主防災組織、町のほうか― 29 ―ら働きかけることで、それでまた地域の中での防災に関する意識向上にもつながっていく部分だというふうに思っております。災害が少ない津別の町なんですけど、その分やっぱり備えをきちんとしておかないと、大きな災害がきたときには何も動きがとれないといった状況になるのかなというふうにも考えておりますので、引き続いて町のほうからも働きかけのほうをお願いしたいというふうに思っております。次に、二つ目の避難行動要支援者の名簿の更新の関係であります。回答にありましたが、平成 28 年に作成したものから、昨年度から名簿の範囲を確認しながら更新作業を行っているとの回答でありました。以前は手上げ方式のため、要支援者でない人も名簿に上がってきたりだとか、逆にこの人は対象だよなと思っていた人も名簿になかったりだとか、そんなふうな使えない、ちょっと名簿を整理しないとだめだといった、そのようなことも聞いております。それで今現在、どういう方を名簿対象者として前回の反省を踏まえながら、どういう方を名簿対象者として整理をしてきているのか、その点についてまず確認をさせていただきたいと思います。

答弁 防災危機管理室長 宮脇史行(防災危機管理室長は2022年3月まで)

名簿の関係ですが、対象者としましては要介護の高い方、また障がいのある方、そのような方を中心として作成しております。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 以前は、高齢者の中で避難が必要だといったそういったような方も手を挙げて介護度がなくても、そういう方も手挙げしていて名簿に載ったといった経緯もあったのかなというふうに思うのですが、この名簿の登録者の部分で、そういう対象者といった部分は、町で手帳の確認だとかあるいは介護度の確認等で把握できる人数かなというふうに思っていますけど、今、その把握をしている予定をしている数字という部分を差し支えなければ今どのぐらいの数を考えて名簿登載として予定しているのかお聞きしたいと思います。

答弁 防災危機管理室長 宮脇史行(防災危機管理室長は2022年3月まで)

先ほど町長の答弁にありましたが、対象者 69 名、― 30 ―このうち 39 名の方から登載の希望がありました。あと3名の方は必要ないということで報告をいただいております。なので残り 27 名の意思確認ができていませんので、その 27 名の方については、こちらで個別に確認をして登載の希望があるかないかを確認していきたいと考えています。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 69 人の対象者のうち 39 人の同意をもらっているというようなことであります。およそ 60%の確認率といいますが同意の率かなというふうに思ってます。今、残りの方の確認作業を行っているというようなことでありますが、これは確認は町のほうで行うような形にしているのでしょうか。その点まず先に。

答弁 防災危機管理室長 宮脇史行(防災危機管理室長は2022年3月まで)

確認のほうは町のほうでご本人に確認していきたいと考えています。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 この 69 人の方、多分町の避難行動の要支援者のマニュアル等を見ましたら、要介護3から5だとか、障がいの1、2級だとか、本当に車いすだとか、あるいは重度の障がい者といった部分の中で、本当に避難をみずからできないような対象者だというふうに思います。そういう意味でいけば、多分、最初の文書通知だけでは意味もちょっとわからないというか、そういったような方もいらっしゃるのではないかなというふうに思いますので、ぜひその辺は、この 69 人の方が3名は拒否をされているというようなことでありますけど、それ以外の方は、本当にその趣旨を伝えて、町のほうも命、財産を守っていくための名簿の登載なんだというような、そんな理解を求めながら、名簿のほうの確認を増やしていっていただければなというふうに思っております。それと、あとこの名簿の中で、次の提供のほうにも関わってくるかなと思うんですけど、町のほうで確認をしている部分と、例えば要介護の2だとか、あるいは1の人でも、例えば認知症の症状がひどくて、そういう情報の確認だとか、さらには避難の部分がスムーズに行われない人って必ずそのほかにもいると思うんです。その辺は、― 31 ―ぜひ介護度に関わらず、介護の関係者だとかあるいは障がい事業所との関係機関、さらには地域の人のそういった状況というのはわかっている部分もあると思いますので、ぜひそこで確定するんじゃなくて、そういうキャッチボールをしながら名簿をつくり上げていくというような、そんな態勢で望んでいただければなというふうに考えております。それで、同意をいただけない場合の対応の部分で、回答の中で条例等で拒否しない限り名簿に登載するといった、言ってみれば逆手上げ方式みたいな感じで、拒否をする人だけ手を上げてくださいという、そんな方式だと思いますけど、この要支援者の方を、町といいますが行政が把握をするといった部分は、やっぱりその情報が自主防災組織、あるいは自治会などで提供することで、実際にその方を直接的に支援するときに、その人が一体どこの部屋にいて、家族はいるんだけど日中は一人で避難するときにはどんな手段が必要かだとか、どんな避難経路で行くだとか、そういった部分を日ごろからわかっていないと実際に災害時にはこの名簿のやつを拒否していても名簿の提供ができるというふうにありますけど、やっぱり日常的にそういったこの方の状況だとか、そういった部分がわかっていないと、なかなか本番では動けないという、それは当たり前のことだというふうに思っておりますので、ぜひ名簿の事前に登載をできるというか、その名簿をきちんと更新をしながら確実な名簿にしていくといったところを心がけていっていただければというふうに思っているところです。それで3点目の名簿提供の部分ですけど、これは今、名簿の整理を行っているということでありますが、具体的にはその整理をいつごろまで行いながら名簿の提供が具体的にはどのぐらいの時期になるのかといった部分で、今、予定をされている部分がありましたら、まずお答えをお願いしたいと思います。

答弁 防災危機管理室長 宮脇史行(防災危機管理室長は2022年3月まで)

具体的にいつまでというのがちょっとまだ定まってはおりませんが、早い時期に確定させたいと考えております。先日、自治会連合会の役員会にも出席させていただいて、この名簿の関係のお話をさせていただきました。自治会連合会のほうもなるべく早く出していただいて、それを提供してもらいたいということで、その後は一緒に個別計画の作成に携わっていき― 32 ―たいということでしたので、なるべく早目に作成していきたいと思います。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 できるだけ早くということでありますけど、この名簿が来て、次の個別計画の作成というふうになって、そういう手順になるかなというふうに思っておりますので、手続きについてよろしくお願いしたいと思います。それで、個別のこの避難計画です。これをつくるのは、多分町としてというか地域のほうとしても初めての取り組みかなというふうに思っておりますけど、この計画をどのように地域のほうとつくっていくのかといった、そういう方法について、今、地域と話をするときに、どういった形で進めていくのかといった部分で考えがありましたらお聞きしたいと思います。

答弁 防災危機管理室長 宮脇史行(防災危機管理室長は2022年3月まで)

一応、個別計画の名簿の様式がありまして、ご本人の避難の必要な理由とかかりつけの病院、そのほか家族の状況、あとは家の状況、普段は例えば1階の居間にいますとか、寝室はどの辺りですとか、そういう情報を入れていって確認したいと考えています。それも、やはり行政側だけでは詳しい情報はわからないので、やはりそこは自治会の方々にいろいろ協力いただいて、普段の状況とかを確認して作成していきたいと考えております。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 自治会のほうとの協議が行われると思いますけど、回答でも民生委員さん等も含めながらといった話もありました。それで例えば、要介護の人であれば介護の居宅介護支援事業所のケアマネージャーが、多分、要介護3以上であればついているのかなというふうに思いますし、障がいをもった方も包括支援センターにある障がいの事業所の相談員のほうも十分その方の状況は把握をしているかなというふうに思いますので、ぜひ個別計画の策定にあたっては、こういった本人の状況が1番わかっているような方も一緒に含めながら取り組めるような、そんなようなことも必要かなというふうに思いますけど、その辺の考えについてはどうかなと思いますがいかがでしょうか。― 33 ―

答弁 防災危機管理室長 宮脇史行(防災危機管理室長は2022年3月まで)

〔登壇〕 今、議員が言われましたとおり、居宅介護とか包括支援センター、あとそういう福祉部門の方とかと一緒に状況を確認しながら作成していきたいと考えております。

答弁 町長 佐藤多一

補足というか、実は、これから5年以内に努力義務としてつくってくださいということであります。国のほうから示されているポイントなんですけれども、個別避難計画の作成に関する留意事項というものがあります。その中で、計画作成の業務には、本人の状況等をよく把握し信頼関係も期待できる福祉専門職の参画が極めて重要というのが1項目あります。また、避難を支援する者の確保、誰がやるのかということも、まず支援する人の確保、そしてその人が今度は負担感を軽減させてあげるような、1人でなくて複数の人で対応するだとか、そういうものにも留意してほしいということです。そして計画の作成後も計画内容の改善や避難の実効性の向上につながるために避難訓練を行うことが適切ですよということが言われてます。それと個別避難計画情報についての避難支援等関係者への提供、これはいわゆる自主防災組織だとか消防団だとか、民生委員だとか、それから避難を実際にするときの支援者、そういうところへの提供が必要ですよと。そして最後に、社会福祉施設等から在宅に移る避難行動要支援者などについてはということで、特養から例えば自宅にまた戻るだとか、そういうようなことがある場合は、速やかに避難行動要支援者名簿に記載して避難支援に切れ目がないように、施設に入っていればその施設の職員が対応してくれますけれども、自宅に戻ったときに、そこでもしっかりできるように切れ目のないように留意していただきたいということが示されておりますので、こういったことを頭に入れながら計画を作成していくという形になると思います。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 そういう今、町長のほうからもご答弁をいただきましたが、そういう形でいけば、地域だけではこれはやっぱり難しいかなというふうにも考えております。もちろん今お話があったとおり、いろんな関係者の方がその人― 34 ―を支援するための、スムーズに避難できるような形も考えていかなければなりませんし、実際に計画をつくって避難訓練も行うと、そこまでやらないとなかなか災害発生時の対応といった部分ができないのかなというふうに思います。それで例えば、こういったいろんな関係者を巻き込みながら行うといった部分では、地域だけじゃなく、例えばモデル地区を何カ所か設定して、一つ何かそういう先進事例をつくっていくといいますか、そういった方法も必要ではないかなというふうに、全町で対応していきつつも何カ所かモデル地区を地域の中につくりながら、そこで一つの何というか見本といいますか、いい事例をつくりながら、その活動をほかの地域に広げていくというか、それが必要かなというふうに思っています。特に、それこそ支援される側も支援する側も、どっちかと言ったら皆さん高齢者の部分になるかなというふうに思うので、そういう意味でいけば、本当にそういう体制をできるだけ早くつくっていくためには、あそこの地区でこういう取り組みがあったら、うちの地区でもできるのではないのかなと、そういった部分が必要かなというふうに思っておりますが、そういった考えについてはどうかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 佐藤多一

大変いいことだなというふうに思います。なかなかいっぺんにやるというのは大変なところもありますので、そういうモデル地区を設定して、それを一つのケースとして広げていくということはいいことだなと思いますし、そのモデルケースの中で、実際に避難訓練を行うときには、ほかの自主防災組織、あるいはこれからつくろうとしている方たち、担当の方にもぜひ参加をいただいて、その様子を見ていただくということもいいのかなというふうに思っていますので、検討させていただきたいと思います。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 最後の質問項目になるんですけど、地域の中のリーダーを要請していきたい、防災意識を高めていきたいというようなことで、ここに記載の北海道地域防災マスターの部分で質問させていただいたのですが、ちょっと既にもう津別町で行っているというのは承知していませんでした。― 35 ―道のホームページで、この登録者の一覧が載っているんですけど、全道で 3,800 人ぐらいが登録をされているということで、道のホームページを見た限りでは津別町は1名しか登録になっていなかったということで、受講者イコール登録者でないということだったと思います。既に 24 人の方が認定されているということでありますので、であるならば、この方、せっかく受講されて、多分、その後、自分でせっかく受講した経験というかそういった部分を生かせないのかなというふうに思っていますので、何かそういう方たちを連絡会ではないですけど何か組織化して、そして、またその方をもっと研修をするだとか何か継続したフォローアップの研修みたいな形で考えて、その方たちを生かしていくというようなことも必要ではないかなというふうに思います。次の防災士の資格の部分もそうなんですけど、結構今、毎年のように大きな災害が起きているということで、この防災士の資格を取っている方も多いというふうにも聞いておりますし、自治体によっては防災士の資格を持っている方、先ほど言った北海道が認定しているマスターの方、そういうのを集めて、どこどこ町のマスターというようなことで、町でも新たにそういった登録をしながら、その人たちを育成をしているというか、そんなようなことも聞いております。そして、その方が地域の中で研修会の講師になっていったりだとか、そういった部分の話も聞いておりますので、ぜひ、そういうせっかく研修を受けた方を地域の中に生かしていく部分を、今後の中で考えていっていただきたいというふうに思っております。それと、ちょっと質問の部分なんですけど、防災士の研修で人づくり・まちづくり活動支援事業補助金の活用というようなことでありましたけど、これ何かどこかで例えば防災士の資格を取りたいなといったそういう人たちをまとめるといいますか、それが自治会連合会がいいのか町のほうで声をかけてみんなで資格を取りませんかというような形で、この補助金を活用して、多分、札幌市というようなことでもありましたけど、旅費等もかかる部分もありますので、こういう補助金を活用しながら、そういう資格を取るための研修といいますか、そのために呼びかける団体というか、そういうのを例えば町で行うといったことは考えていないのでしょうか。個人個人で勝手― 36 ―にやりなさいというような感じなのか、その辺についてはどうでしょうか。

答弁 町長 佐藤多一

防災マスターについては、名前を北海道のホームページ上に上げるか上げないかというのは希望をされる方ということになっておりますので、載せてくださいという方は載っていると、それ以外の方は載っていないという状況です。防災マスターの活動なんですけれども、道のホームページでは、平時の活動例ということで、こういうマスターの資格を持った方については、地域の防災訓練、地域の防災研修会、自主防災組織、町内の防災活動、これに参加してくださいということ、それから防災情報、災害経験談、それから日ごろの備え等の近隣住民、防災活動組織への話題提供ということで、ほかにもたくさんあるんです。あるいは地図上訓練だとか自主防災組織の結成や参加の呼びかけも、こういうマスターの方たちが積極的に行うということになっておりまして、今 24 名の方がいるということですので、一つの例えば連絡協議会、ちょうど似ているのがフラワーマスターもそうでして、地元で何とか開催して資格を取らせたいので、道のほうにお願いして地元で研修会を開いていただいて、受講された方が資格を得るということでやりました。その後、連絡協議会みたいのが町内で組織されていますので、こういう防災マスターについても、そういう組織がつくられて、そして動きやすくしていただくということも、今後、検討する必要があるかなというふうに思います。それから防災士ですけれども、これも今、札幌で行われるということでありますけれども、これも過去の例からいけば森林セラピー基地を津別町につくるときに、セラピーガイド、それから、そういう資格を取るのに試験を受けなくちゃいけないのですけど、その講習会だとかっていうのを、確か 20 人か 30 人集めれば地元でも開催できるということで手を挙げてやったところ 80 名以上の方が来られて、これは津別町民だけじゃなくて、津別町で開催されるということで道東のあちこちから資格を取りに受けに来たという方たちがおりました。同じように、これ津別町だけでというのはなかなか難しいかと思いますけれども、どれぐらいの人が集まれば開催していただけるのか、あるいはもっと北見市だとかそういうところに働きかけて、そこに参加していくだとか、そういうことも考えられる― 37 ―というふうに思いますので、これは後ほどこういうNPO法人のほうに可能なのかどうなのかということも含めてお話を聞いてみたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 今、最後のほうで町長が言われました、その防災士の資格は、この近隣のほうで講習が開催されるといった部分では、余計そういった部分では参加しやすい体制になると思いますので、ぜひ検討をお願いしたいというふうに思います。最後になりますけど、津別町は大きな災害が少ない町というふうに言われてきておりますけど、その分なかなか町民の皆さんにとっては防災意識といった部分はなかなか高まっていかないというのが正直なところかなというふうに思います。ただ、今、地球温暖化の影響もあって、気候変動がますます厳しくなってきておりますし、むしろ災害が起きない場所だからこそ災害のリスクが高まっていると、そんなふうに言われている学者の方もいます。避難が必要な状況になったときに、とりわけみずから避難することが困難な避難行動要支援者の方の安全をどう守っていくのか、そのことは津別町にとっても喫緊の課題だというふうに思っております。災害が起きたときに、町民の皆さんの命と、その財産を守って被害を最小限にとどめていくという、そういう災害に強い町づくりという部分は、本当に行政がリーダーシップをとって発揮をしていくことが必要でもありますし、日ごろから、そういう地域と共同した取り組みが求められてくるというふうに思っております。ぜひ、今日聞きました名簿の登録の確認名簿の登載の更新の関係、さらには提供して個別計画の作成、そして避難訓練、そうした日常の訓練を加速されますようお願いをして私の質問を終わらせていただきます。最後に、コメントが何か町長のほうからありましたらお願いいたします。

答弁 町長 佐藤多一

最後に山田議員がまとめたとおり、そのとおりでありまして、それに向けまして、まずは名簿の整理をしっかりさせていただいて、それを関係する― 38 ―ところにお渡しをして、間違いがないかどうか、そしてあと次のステップに進んでいきましょうということで進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

出典:津別町議会 令和3年第10回定例会 2021年12月15日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる