津別町議会 令和3年第5回定例会 2021年6月17日
木質バイオマスの政策について
2021年6月17日、津別町議会の一般質問で、高橋剛議員が「木質バイオマスの政策について」質問し、町長 佐藤多一が答弁しました。
- 質問者
- 高橋剛 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 高橋剛
〔登壇〕 議長より発言のお許しをいただきましたので、先に通告をいたしました項目につき質問を始めさせていただければと思います。質問項目は、木質バイオマスの政策についてでございます。津別町では、木質ペレットの製造・販売を行う組合がございまして、町としても支援を行っております。それに加えまして、本年度より地域内エコシステムも構築を推進するため、木質バイオマスセンターの建設に向けた準備や、その関連事業などが始まる予定となっております。そこで、次の点についてお伺いをいたします。1点目です。新たに木質バイオマスセンターを建設することとなり、チップの製造も始められますけれども、現在のペレットとの関連性というのはどうなるのか、お答えをいただければと思います。二つ目です。木質ペレットにつきまして、民間の利用促進、特にペレットストーブ等ですけれども、こちらが進んでいない現状がございますけれども、戦略はあるのかお伺いをしたいと思います。3点目です。木質バイオマスセンターを設立することにより、津別町にとってどのようなメリットがあるのかお答えをいただければと思います。
答弁 町長 佐藤多一
それでは、木質バイオマス政策についてお答えをいたします。はじめに、来年度に建設予定の木質バイオマスセンターで製造するチップと、ペレット協同組合が製造するペレットとの関連性についてですが、昨年度に林野庁の補助事業により進められた「地域内エコシステム」モデル構築事業の成果報告について、概要版を6月号の広報とともに配布させていただき、木質バイオマスセンターにつきましても、その役割等を明記させていただいたところです。ご質問の現在のペレット製造施設との関連性については、図解させていただいておりますが、これまでペレット工場でペレットを製造する過程において、原料である木材からのチップ化をしていました。木質バイオマスセンターでは、そのまま使える燃料チップ製造が主となりますので、それをペレット工場でそのままペレット化することが可能になることから、ペレット工場の製造過程の一部を省くことができ、また、その機械も必要がなくなることになります。次に、ペレットの民間利用促進の戦略についてですが、個人のペレットストーブ購入に対する補助による普及事業は、平成 21 年度から行っていますが、なかなか広がっていないのが実態です。経済的な優位性が強いとは言えないことに加え、日ごろの手入れ等も必要であることから、利用促進に向けての戦略は見出せないでおります。脱炭素世界に向け、公共施設等の利用を推進しながら、また、展示会の実施等により理解が広がるよう努力してまいりたいと考えております。次に、木質バイオマスセンター建設のメリットについてですが、6月号広報に折り込みのパンフレットにも記載しましたが、目指しているのは、地域内エコシステム、つまり資源・エネルギー・経済の持続的な地域内循環です。その中で木質バイオマスセンターは、材料の買い入れにおいて、これまで放置されて林地未利用材の買い取りによる林地の持続性の維持や森林所有者への還元、原料を受け取ることによる地域住民への機運醸成の場づくりを目指すものでありまして、また生産物においては、ペレット原料の安定的供給を基本としながら、燃料用チップや家畜の敷料、暗渠疎水材等の農畜産用チップの供給、また薪の提供などにより、地域内での消費を進めようとするものです。つまり、木質バイオマスセンターは、地域内エコシステムの中心的役割、― 56 ―持続的な循環を促す施設となるものでありますので、ご理解をお願いしたいと思います。以上です。
質問 8番 高橋剛
〔登壇〕 ただいまご答弁いただきまして、これは以前にもお話しさせていただいたかと思うのですけれども、津別以外の所に住んでおりますと、「高橋さんの地元はどういう所」と聞かれることが多々あるのですけど、そういうときには、私だけじゃなくて、津別で生まれ育った者からすると、大体出てくるのが「緑豊かで、農地が広くて、そして何といっても津別は木の町です」という答えが出てくるのではないかなというぐらい、この木材産業というのは、津別町が開町してからずっと、農業などと並んでずっと続いている津別町の基幹産業の一つなのではないかなと私は考えております。最初、この木質バイオマスセンターをつくるというお話をお伺いした時には、下川町さんなどが進めておられるような、町の施設のエネルギー供給を行って経費を削減するという、そういった政策の一貫なのかなと。ただ、そうするとペレットもあるしなというようなことを考えておりました。下川町さんの政策につきましては、先日、NHKでも夕方だったと思うのですけれども特集がされておりまして、その中でも、確か年間 3,000 万円以上の経費の削減だったと思いますが、そのような効果があるということで放送されておりまして、津別でも同じようなことでやっていくのかなという最初の印象だったのですけれども、今のご答弁をお伺いしていますと、当然、同じように経費の削減効果と効率化ということもあるという感じがいたします。それと打ち合わせの段階でも少しお話をさせていただいたのですけれども、ご答弁の中にもありました、これまで放置されてきた林地未利用材の買い取りにより、林地の持続性の維持、森林所有者への還元、機運の醸成ということでご答弁いただきましたけれども、これは、先ほどの経費を削減というのは、短期的に見た場合のメリットかなと。今、お話させていただいたようなこと、ご答弁にあったお言葉というのは、長期的に津別の林産業を守っていく、山を守っていくというような思いがあるのかなということで、私としては理解をいたしました。そのように考えますと、この政策というのは、町に― 57 ―とって、よい影響を多々与える可能性があるのではないかなと私は考えております。そこで、幾つか質問をさせていただければと思いますけれども、先ほどもチラッと申しましたけれども、ペレットが今、組合を中心にございまして、そこに今度バイオマスセンターを新しくつくって、そこでチップの製造も始めるということですが、この木質ペレットと、今度新しく開始するチップ、こちらの住み分けというのはどのように考えていらっしゃるのか、お答えをいただければと思います。
答弁 町長 佐藤多一
チップとペレットにそれぞれ特色があるのは見てもご存知かと思います。まず大きさが違います。大きさが違うということは、保管場所が大きくなったり小さくなったりという、そういう部分が当然出てきます。それからギュッと凝縮している関係で、燃料効率の影響が出てきます。私も、これまでも下川町に限らず、全国の中でも例えば紫波町だとか最上町、あるいは2年前には津別町でも開催しました木のまちサミットに続いて、2年前に九州の小国町でも木のまちサミットに参加させていただいた時に、津別と同じように、津別は「つべつウッドロスマルシェ」という表現をしていますけれども、ほかでは「木の駅」というプロジェクトというのも使って材料を集めて、チップもつくるしペレットも両方どこの町でも持っています。用途にあわせてそれぞれ使いこなしているという状況です。ですから津別町が初めてこういう取り組みをするのではなくて、木を中心として生きてきている町は、もう既に先進的にさまざまな取り組みがされています。そういったことを少し後からついていく形になりますけれども、津別町もそれを進めていきたいということで、ペレットのよさとチップのよさ、両方をかみ合わせながら進めていくということで今やっているところです。もう一つ大きく忘れてはならないことは、下川町さんでも強く言っておりますけれども、SDGSの取り組みの一つであります。17 のゴールがありますけれども、そのうちの7番目のエネルギーの関係のゴールに向かってのあるということを我々も認識しながら進めているところですので、ご了解よろしくお願いしたいと思います。
質問 8番 高橋剛
〔登壇〕 SDGSについては、また後でちょっと触れようか― 58 ―なと思っていたのですが、先に町長のほうからお話しいただきまして、SDGSについて言えば、NHKのホームページのSDGSの解説なんですけど、そこで先ほどもお話ししました下川町さんの例が出ていますので、ご紹介させていただこうかなと思って持ってきたのですが、ホームページからなんですけれど、自治体の例では、北海道の下川町では、林業の衰退で未利用になった木材をバイオマス燃料として活用し、地域の熱供給の半分以上を賄えるようになるとともに、発電して売電収入も得て、雇用や過疎化対策にもつなげています。これは、7番のエネルギー、8番、雇用と経済成長、11 番、住み続けられるまちづくり、13 番、気候変動、15 番、森林保全といった複数の目標の同時解決を目指す取り組みと言えるということで解説がございました。津別でも同じような取り組みですので、津別がこの事業を進めていけば、同じようにSDGS非常に貢献できるものと私も考えておりますし、政策としても非常によろしいのではないかなと思っております。そこで、中身でそうするともう一つ疑問になってくるのが、当然、生産量というのが増えていくのかなという思いがございます。その場合、先ほどのご答弁にもございましたけれども概要版、こちらの報告書ですけれども、こちらのほうでも原材料としては、どんころ、それと枝条ということでございました。バイオマスですから、バイオマスは従来捨てられていた無価値のものに価値を見出して利用する、価値を付加して利用するということだと私は認識しております。木質バイオマスですと具体的には木材工芸のときに生じる木くずですとか、家屋の解体時に出る梁や柱、こういったものが今まで全部捨てられていたんだけれども、それをバイオマスとして活用していくということかなと思います。先ほども言いましたどんころですとか、枝条に関しましては、山で働いていらっしゃる方にもお伺いしたのですけれども、昔は谷地にどんころを捨てていたと、そういったようなお話も聞きますので、まさに木質バイオマスの立派な原料であることは間違いないと思います。そこで、このどんころとか枝条なんですけれども、こちらのほうの量というのは十分に集まっているのでしょうか。また、将来的にも供給量は安定して大丈夫ということが言えるのかどうか、今の時点でのお考えをお聞かせいただければと思います。
答弁 町長 佐藤多一
まず、この取り組みが、もとを正せば平成 19 年ですから、ちょうど私、平成 18 年、前の年の 12 月に町長になりましたけれども、翌年の平成 19 年度に津別町バイオマスタウン構想というのを作成しております。あわせてその時に、京都議定書に基づきまして、津別町地域温暖化対策実行計画というのをその時に同時につくっています。そこでCO2をできる限り削減していこうということで、数字的には例えば役場の車何かもハイブリッドに変えていったりとか、それまでの燃料をペレットに変えていったりとか、さまざまなことで京都議定書の数値というのは早々とクリアしている状況にあります。その後、平成 21 年には、先ほど言いましたとおりペレットの協同組合ができまして、その製造施設は町のほうでも整備しておりますけれども、そこでペレットをつくって、あわせて町民にもペレットストーブの支援をするという形でぜひ使ってくださいということで始めたところです。その後、平成 24 年に津別町の森林バイオマス熱電利用構想というのをつくりまして、これは丸玉さんの熱を何とか活用できないかということで取り組みを進めてきた経過もあります。その後、翌年の平成 25 年には、環境基本計画を作成いたしまして、そして平成 27 年には津別町モデル地域創生プランをつくりました。これを元に、第6次の総合計画だとか、あるいは環境基本計画に具体的実行プランとしてさまざま載せていると。その流れの中で、今、地域内エコシステムのモデル事業というのを林野庁の補助をまた活用していただいて、建物も含めてそういう基地づくりを初めていくということです。これは既に動いていますペレット協同組合がありますので、そことの関連性もしっかり持ちながら進めてまいりたいというふうに思っているところです。昨年、このモデル事業を活用しながら、ご承知の現地視察も行っておりますけれども、本岐の元の中学校の所のグラウンドを活用して林地未利用材の収集を行って、今 300 立方が集まっているというふうに聞いているところです。これから具体的に木の駅と言いますか、ウッドロスマルシェというものができてくれば、そこに行けば買ってもらえますので、今度、個人でも軽トラか何かに積んで、不要になったものを持ってきたりとか、そういうことでも集まってくるだろうと想定されていますので、そして国有林あるいは道有林の中に未利用材もありますし、それから伐採する上で不必要な部分がそのまま捨てられたりもしますので、それらを合理的に収集できる方法ということで、これも地元の建― 60 ―設会社の方で機械を購入したりしておりますので、さまざまな協議会は、全部、地元の業者も全て入ったり、それから道の機関も入ったりということで、総合的にいろいろ検討がなされていますので、いよいよそれを建築する段階に今入ってきたという状況であります。
質問 8番 高橋剛
〔登壇〕 わかりました。今のところ 300 立方確保している状態で、しかも、それをこれからも別な形でも利用していくというようなことで、いけるのではないかということで理解をいたしました。次に、2番に関連してなんですけれども、利用者の側に立って少し質問をさせていただければなと思うのですけれども、津別町ではペレットストーブの購入の助成制度がございます。それで資料のほうを見させていただければ、平成 21 年に始まって、令和2年までで全部で 22 ということで、少なくはないのかなとは思うのですけれども、残念ながら、ここ2年ほどこの補助制度の利用がないと。これはなぜと言いますか、やはり民間の利用が進まないと消費のほうが進んでいかないと供給のほうを充実させてもなかなか広がっていかないのではないかなと思いますので、この2番の質問をさせていただいて、今、全然広がっていない状態なので、何か戦略はございますかということでお伺いをいたしました。そうしますと、展示会等ということで知っていただくという機会を増やすと、これももちろん一つの手だと思います。私も個人的に考えさせていただいて、何かいい手がないかなと思っていたのですけれども、個人的に、今、私も灯油ですけれども、灯油から変わったときに何が大変かなというと、ペレットにしろチップにしろ、置いておく場所だったりとか、あとは必要な分を家の中にそれを持って行って袋から入れるとか、そういうことを全部ずっとしなきゃいけないということが1番大変なのかなと。あと個人的には、朝、寒い中、火をつけるというのが大変なのかなと思ったりもいたしました。そうすると、そういうお話をしていると、この間、今の新しいのは、朝、自動的につけてくれるような機能もついている機種もあるということでチラッとお話をお伺いしたのですけれども、そういったような、今だったらペレットストーブでもこういうことができますというような紹介を積極的に町民に向けてやっていってもいいのではないかなと思います。そういうことも例えば― 61 ―ですけれども広報で今だったらこういう機能がついていますという、そういうのを紹介するとか、そういったようなことがあってもいいのかなと私は思います。それに関して、一つの広報の戦略として、町としてどのようにお考えになっているのかお聞かせいただければと思います。また、事業者向けなんですけれども、木質ボイラーの導入可能調査を2年ぐらい前からやられているかと思います。報告書のほうにも導入の可能性を令和元年に探って令和2年、2020 年、導入可能性の精度向上を行いました。令和3年、今年ですけれども関係各位と合意形成を図りながら導入に向けた準備を予定していますということで書かれているのですが、こちらが企業向けというかそういう形だと思うのですけれども、その辺の今までやってみた感触というか、進捗状況というのはどうなっているのか、あわせてお答えをいただければと思います。
答弁 町長 佐藤多一
PRの関係ですけれども、平成 21 年から始まりまして、事業所も含めますと 38 台導入されているところです。ですけれども年間でいけば、1年間に3台導入されたのが1番多くて、あとは1台というようなことが中心になっていますけども、平成 21 年から見ると、ペレットストーブの性能も随分上がってきていると思います。以前、業者のほうで発表会を津別でもして、こういうものがあるということで、輸入物が中心でしたけれどもありました。非常に色鮮やかなやつもあれば、さまざまな形のいいものもあったりしますけれども、それ以降、またいろいろ技術も進んでいると思いますので、とりあえず、まず、こういうものが新規に技術改善がされているということは、現物を見るほうが、たくさんの会社から来るということにはなかなかならないかと思いますけれども、そういうことをとりあえずやってみようということで、これは確か決算特別委員会でもお話ししたかと思いますけれども、そのようなことをやっていきたいと思っています。また、広報でもずっと流して、助成制度の記事も載せたりとか、あるいはタウンニュースつべつでも紹介をしておりますけれども、そういう映像のところも中心に進めていければと思っています。ただやっぱり思うのは、ペレットストーブを使うとなると、やはり新築に際してス― 62 ―ペースをしっかり取って、ペレットの置き場所も含めて、それからストーブもやや大きめになってきますので、そういう構造的なものをしっかりその家の中で初めから設計されていないと、なかなか後からつけるということになると、ちょっと難しいかなというふうにも思ったりしていますけれども、今の時代の流れの中を見ていくと、新築というのが非常に人口減少もありますけれども少なくなってきています。過去の数字をずっと見ていくと2桁、それも十幾つとかではなくて二十何軒、三十何軒何ていう単位で家が建っていた時代もありますけれども、そういう状況にはありません。むしろ賃貸がだんだん進んでいくような世の中の流れになって、要は、ローンで自分の一生をそれで縛られたくないという、そういう流れもやっぱり一つにはあるのではないかと思ったりしているところですけれども、そういう中でも、こういうSDGSのものの考え方だとか、それからもっと平たく言えば地球温暖化に自分のできる範囲の中で何とか対応していこうとか、そう思っている方たちもいることは事実ですので、そういうところの方たちにまた使っていただきながら、そこからもまた発信をしていただくようなことを進めてまいりたいなと思っています。また、調査の関係ですけれども、これは木材工芸館のキノスとランプの宿森つべつに導入できるかどうかということで調査を行って、キノスについては可能ということになって、ご承知のとおりこれから導入する運びとなっているところですけれども、ランプの宿については、施設が旧館、新館とか形の問題とかで非常に複雑になっていて、なかなか専門の調査結果によると、置き場所も含めてちょっと厳しいですねというお話を受けているところです。ですから、これからもまちなか再生等々もありますので、可能な限りチップが導入できるような設計にならないか進めていくのは当然でありますけれども、あわせて農業分野でもチップそのものが燃料だけではなくて、ほかの用途としてもたくさん使い道がありますので、そこの拡大も進めていきたいと思いますし、それがよその町や市にも販売できれば、それに越したことはありませんので、そういう形で進めてまいりたいと思います。
質問 8番 高橋剛
〔登壇〕 わかりました。キノスのほうは導入で、森つべつのほうは残念ながらということで、先ほども言いましたけれども、民間の利用がどん― 63 ―どん進んでいけば、それに伴って生産量等も増えていくのかなという気もいたしますし、それと先ほどご答弁の中にあまり優位性がないということでご答弁が一部、まあ経済的な優位性が強いとは言えないということでご答弁いただいたのですけれども、これはどうしても対灯油ということになると、いろんな世界的な原油の動きとか、そういったものにも左右されますので、ただ、ぜひこれが進んでいければいいなと思いますし、また、これは例えばですけれども森林環境譲与税ですとか、これの活用ですとか、あとは生産量を増やすことによってコストの削減ですとか、これからそういったようなことがもし起きれば、さらに経済的な優位というのもペレットを保てる可能性もございますし、その辺もご検討いただければなというのが私の意見でございます。次に、運営について少しお伺いさせていただければと思うのですが、これを見ますと先ほどからお話もございますが、バイオマスセンターはどうしても収集ですとか加工ですとか販売、販売するには営業とかも必要なのかなと思ったりもするのですけれども、そうすると組織的にそこそこ人がいたりとか、組織的にある程度の大きさがないと難しいのかなと思うんですが、運営というのはどこが担われる予定になっておりますでしょうか。また、それの資金、こちらのほうもどのように、今、決定ではないと思いますので、今の段階でどのようになっているのかお教えいただければと思います。こちらのほうの報告書の中にも、これを運営するのが津別町再生可能エネルギーマネジメントセンターであり、公民連携の組織を目指していますということで書いてはあるのですが、具体的な記述がなかったのですけれども、今の段階でということで、組織と資金面、これはどういう負担になるのかお教えいただければと思います。
答弁 町長 佐藤多一
現段階では、ご承知のとおりペレット協同組合、林業関係、それから建設関係の方たちでつくっている組織がありますけれども、平成 27 年度から配当もできるような組織にまで成長してきております。ここが全てペレットの営業も含めてやって、実績のあるところですので、ここと協議をさせていただいているという状況であります。建設費については、ペレット協同組合のときもそうでしたけれども、機械類、建物― 64 ―はあるものを使いましたけれども、中の機械等については町のほうで購入してきておりますので、同じようにバイオマスセンターにつきましても建設は補助事業を使って建設をしていく予定としています。あとの運営については、新しい組織の中で進めていくという形になると思います。
質問 8番 高橋剛
〔登壇〕 わかりました。運営に関しては、資金もそうでしょうけれども、まだ話し合いの余地というのはあると思いますし、今後も変わると思いますので、関係各位の皆さまが1番働きやすい、そういったような組織、そして先ほどの渡邊議員の一般質問ではないですけれども、独立独歩でやっていけることができるような組織というかそういったような数字が残っていければ、非常に町としてもありがたいお話なのではないかなと思いますので、これに関してはよろしくお願いをしたいと思います。それと、次はちょっと提案させていただければと思うのですけれども、先ほど何度か下川町さんの例も出したのですけれども、この取り組みというのはSDGSの観点からいっても、つまりエコロジーの観点からいっても、移住等の政策からいっても、これをやっていることを対外的に発信するメリットは、私は大きいと思っています。これは、町外に私は積極的にアピールをすることによって、対外的なイメージと知名度を津別町は上げることができる可能性があると思っています。ですから、私もそうですけれども機会をとらえて、ぜひともこれを町外に積極的に町としても発信していただきたいと私は考えております。それに関して、町長のお考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 佐藤多一
高橋議員おっしゃるとおり、まさしくこういった事業というのは、これから地球を守るというか、自分、人間がずっと生活できるような環境を維持していくというためには必要なことであろうと思っています。日本は今、人口はどんどん減っていっている状態ですけれども、世界規模で見ると人口は限りなく増えていっています。人間が増えるということは、吐く二酸化炭素もそれだけ多くなってくるということですから、それをどんな形かで吸収したりとか削減していかないと息が吸えなくなるようなそういうことにもなってまいりますので、そういう意味では、や― 65 ―はりそれに対応するSDGSの一つの取り組みとして本町も進めているということは、やっぱりPRすべきだろうと思います。また2週間ぐらい前、日曜日の夜に、東京で「カガリ火」という地域おこしの雑誌があるのですけれども、そこから要請がありまして、北海道の首長の意見交換会をやりたいということでWEBでやりました。夜に来て、私も町長室で、私の所もWEB環境が整いましたので参加させていただきました。その中で、下川町の谷町長も参加しておりましたけれども、そこからも、今、下川町とニセコ町でSDGSの取り組みの一環を認定を受けておりますけれども、そういったことをぜひほかの町も一緒に仲間に入ってやりませんかという声掛けもいただいたところでありますので、今まで下川町さんともお付き合いは久しくさせていただいておりますので、さらに、そういうある意味先輩ですので、そういう所ともさらに深くつながりを持ちながら、一緒にできることはやって、そして、そのことを皆さんに伝えて、そこでおもしろいことをやっているなということでまた来ていただけるように、移住していただけるような、そんな町になっていくような努力はしていきたいと考えております。
質問 8番 高橋剛
〔登壇〕 質問は以上になります。最後ですけれども、今日の1日のまとめといたしましては、単体でこの事業を考えた場合でも、これを進めることによって短期的には公的な施設のランニングコストを下げるという効果が期待でき、長期的には、津別の山々の保全・維持ができ、それが利益として森林関係者に回すことができる。対外的には、津別町の取り組みというか、津別はこういう町ですというのを誇って、胸を張って対外的にアピールすることもできる。私は非常によい政策なのではないかなと思っています。ただ、建設費用だけでいうと、概算ですけれども、今のところ全部合わせて4億 3,670万円ということで数字は出ておりますけれども、先ほど言った短期的な利益を考えた場合だけでも、それを 10 年間続ければ、ほぼ建設費用をペイしちゃうんじゃないかなというのもありますし、私は建設費用を考えても非常にいい政策なのではないかなと思っております。先ほども言いましたが、個人的にも機会があれば、津別町のプラスの面で、うちの町はこういうのをやっていますということで発信をしていきたいと思― 66 ―います。ということで私の一般質問を終わりたいと思いますが、最後に町長、何か一言あればお願いをしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
今、ずっとお話をしてきたところであります。長い意味では、やっぱり省エネという形で言っていますけれども、それはある種コストの削減というか、そういうことで進んできた経過もありますけれども、そうではなくて、もっと大義名分と言いますか地球温暖化対策ということで、そういう意味合いでもしっかりもって進むべきだろうと思います。議員ももしかして読んだかもしれませんけど、今ベストセラーになっている本に人新生の資本論というのがありますけども、この間BSでもその本を中心に議論がされておりましたけれども、やっぱりエネルギーの消費そのものも抑えていかないと、この先、やはり大変なことになることが書かれております。例えば車なんかも燃費をよくする努力をずっとしてきて、昔だったら、僕は 20 代ぐらいの時だったら、軽自動車でリッター17、8キロ走ればすごいなというふうに思っていたのですけれども、今は楽に 30 キロなんて燃費がよくなっています。ハイブリッドなんてもっとそうなっていますけど、ところで一方で、そういう燃料の部分でいけば、かなり削減されてきているのですけれども、一方でまたSUVだとか車自体が大型化していって、そして電気だとか燃料がさらに多く使われている、それを絶対量を少なくしなきゃ、これは技術革新をしていても、その部分をまた別の分野で使っていくということになると、いつまでたっても物事が進まないという状況になりますので、津別の場合は森林というところがもつ特殊性に着目して取り組みを進めていこうというふうに考えていますので、まず一つずつ歩みを進めながら、対応をしていくことしか正直できませんので、それを一つ一つ進めてまいりたいと思いますので、ご協力のほどよろしくお願いしたいと思います。