津別町議会 平成31年第3回定例会 2019年3月12日
職員のメンタルヘルス対策について
2019年3月12日、津別町議会の一般質問で、篠原眞稚子議員が「職員のメンタルヘルス対策について」質問し、町長 佐藤多一、総務課長 齊藤昭一が答弁しました。
- 質問者
- 篠原眞稚子 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一、総務課長 齊藤昭一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 ただいま議長のお許しをいただきましたので、先に通告した件につきお伺いいたします。地方分権が進む中で、職務の高度化や煩雑化により職員の負担が大きくなりストレスを感じることも多いのではないかと考えております。メンタル、心の病というのは、周りの人や近くにいる人もなかなか気がつかないことがあります。心の健康を保つには、自分自身の不調に気づき、ストレスの対処法を習得し、セルフケア能力を高めることも重要であると言われております。平成 27 年に労働安全衛生法が改正され、50 人以上の職場でストレスチェックの義務化がされておりますが、当然当町でもストレスチェックがなされていると思いますが、その状況、実態等についてまずお尋ねしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
メンタルヘルス対策について、実態でございます。津別町役場では、平成 27 年 12 月1日に施行されました改正労働安全衛生法に基づきまして、平成 27 年度から委託により毎年ストレスチェックを行っております。平成 30 年度のストレスチェックの結果につきましては、全職員が受診し、このうち高ストレス職員は、男性 81 名中 13 名 16.0%、女性 33 名中5名 15.2%で、計 18 名 15.8%となり、これは年々上昇する傾向になっております。― 78 ―ストレスチェックの診断結果は、各職員に個別に通知されますが、「中ストレス及び高ストレス予備軍」と評価され、自身の心の健康状態に少しでも不安がある職員に対しましては、まず委託会社の保健師やカウンセラーによる無料電話相談を利用することとしています。「高ストレス」と評価された職員につきましては、医師による面談指導を希望する場合、初診時のみ 5,000 円の公費負担により受診できることとしています。津別町役場職員のストレスの特徴につきましては、全国平均に比べ、男性は「活気」が低く、「抗うつ感」「身体愁訴」が高く、女性についても「活気」が低く、「身体愁訴」が高いという結果でありました。その要因としましては、男性は「仕事の量的負担」が悪いとやや悪いが 32 名 39.5%、「仕事の質的負担」が悪いとやや悪いが 27 名 33.8%、「職場環境」が悪いとやや悪いが 43 名で 53.1%、「仕事の適正度」が悪いとやや悪いが 26 名 32.1%となっています。女性につきましては、「仕事の量的負担」が悪いとやや悪いが 13 名 39.4%、「仕事の質的負担」が悪いとやや悪いが 20 名 60.6%、「職場環境」が悪いとやや悪いが 22 名66.7%、「仕事の適正度」が悪いとやや悪いが 11 名 33.3%となっています。修飾要因、いわゆるストレスを和らげる要因としましては、上司の支援、同僚の支援、家族・友人の支援、仕事の満足度の4項目がありますけれども、全国平均に比べまして、男女とも「家族・友人の支援」が低い値となっております。この分析結果に基づきまして、委託業者から改善の提案があり、その内容は、仕事の進め方の計画への参加と情報共有に関しましては、まず「仕事の量的加重を軽減するため、個人あたりの過大な作業量があれば見直すこと」「仕事のコントロールを行えるよう仕事の日程作成に参加する手順を定めること」「少人数単位の裁量範囲を増やすこと」「各自の分担作業を達成感のあるものにすること」「必要な情報が全員に伝わるようにすること」が挙げられていたところであります。勤務時間と作業編成に関しましては、「仕事の量的加重を軽減するため、残業の恒常化をなくすこと」「繁忙期やピーク時の作業方法を改善すること」「休日・休暇が十分とれるようにすること」とされておりまして、円滑な作業手順に関しましては、「仕事の量的加重を軽減するため、仕事のミス防止策を多面的に講じること」「仕事のコント― 79 ―ロールを行えるよう仕事の指示や仕事の進め方をわかりやすくすること」とされているところであります。仕事の環境に関しましては、「温熱環境や視環境を快適にすること」職場内の相互支援に関しては、「上司に相談しやすい環境を整備すること」「同僚間で相談ができ、コミュニケーションが取りやすい環境を整備すること」「チームワークづくりを進めること」などが重点項目として挙げられてきたところであります。町としましては、これを加味いたしまして、新年度より係制に移行して係長が主体となって係職員との打ち合わせを行いまして、業務分担表と年間業務管理表を作成することとしていますことから、仕事の進め方がかなり改善されていくものと考えているところであります。また、係内の週1回の定期打ち合わせや、管理職による月1回の定期的な課内係長との打ち合わせをとおして、情報共有や繁忙期の作業方法が改善されるとともに、仕事のミス防止や仕事の指示・進め方の連携が図られまして、職場のチームワークづくりにつながるものではないかと期待しているところであります。以上、答弁とさせていただきます。
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 今ストレスチェックの具体的な改善策みたいなことがそれぞれ述べられていたところです。非常に気になったのは、職場環境というふうに言っても、一概に周りの本当に見える範囲のものとか、心の問題の環境とか両方があるかなと思うのですが、男性職員も職場環境が悪いというのが 53.1%で、女性のほうも 66.7%、そういう数字が出たということを、じゃあこれをすぐどんなふうに改善されるんですかと聞いても、なかなか難しいかなと思うんですが、とりあえず、このチェックリスト、それを受けて係長制度に移行することもこの改善策の一つであるというふうに思いますけども、それ以外で現状、今ストレスを受けている、そして休んでいるような方に対する何か対応というのでしょうか、されているものがあれば教えていただきたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
これから係長制度を通して、要するにコミュニケーションが― 80 ―隣同志でしっかりできる、係内で意思疎通ができて、いろんな相談事ができたりとか、そして仕事でわからないところだとか、そういったものをきちんと相談ができて、「こういうふうにやるんだよ」とか、「それはよくできたね」というようなことだとか、そういう係制度に戻して、戻してといっても実は、私が町長になって職員を採用したのは、平成 20 年の4月から新しい職員が入ってきています。そのときは、もうグループ制に移行していましたので、私が町長になってから入った職員は、係長制というのはだれも経験したことのない職員ばかりなものですから、印象としてわかりづらい部分があるかと思いますけれども、それ以上の人たちにとって、あるいは一番古い私にとっては、すんなり係長制の良さというのが入ってくるのですけれども、まずそういうところを、自分としてもいいものだと認識しているものですから、そこを通じて、戻して、しっかりコミュニケーションが気軽にとれるような職場環境をまずつくっていきたいなと思っています。今休んでおられる方については、随時電話だとか、向こうからくる場合もありますし、それから休暇の延長などが出てくると医師の診断書なども添付しなくちゃなりませんので、そういったときにも持参してくる人もいれば、それから電話で報告もありますけれども、いずれにいたしましてもそういう対応をとって、ほったらかしていくということはしておりませんので、ご報告させていただきたいと思います。
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 私もちょっとメンタルヘルスのことでいろいろ調べてみたんですが、なかなか病気だと発症しているというようなことですけれども、メンタルはなかなか当事者も、本人も気づかない周りもというようなことがあって、だんだん重症化していくというようなことがあって、ただ、今組織も変わり、それからコミュニケーションというのですか、そして係の中の協力体制ということができて、できるだけ仕事が量的というのもありましたし、質的な重圧というのですか、仕事に対する、そういうのもストレスチェックの中の調査の結果で出ていますので、やはりそれはそのグループ、あるいは係で仕事をしている人たちが、やっぱり相互に補いながらというか、そして進めていくということなのだろうというふうに思います。さっき町長が町長になってからは、グループ制で係長制度のことは知らないというよ― 81 ―うな、知らない人たちが大部分になっているということで、予算もこれから出てくるのかなというふうに感じているところなんですが、コミュニケーション能力と簡単に言うけれど、なかなかやっぱり難しくて、その中で上司の人が下の者というか、自分の管轄している人たちと世代にギャップがありますよね、そしてその世代によって全部がそうでないのですけれども、例えば我々が言われている団塊の世代だとか、その後のバブル期の人だとか、新人類だとか、そんなふうなことを言って、全然わけがわからないなというようなことも、外では平気に使っていたのですが、今そういうふうにしてくると役場職員の年齢構成でいくと、多分団塊のジュニア世代というのがもう管理職の上のほうに数人いて、ここもちょっとどういう人かというと、管理職になりたいと一生懸命仕事をする人と、そんなことやらないという、二つのタイプに分かれるらしいのです、調べた人の話では。そこがいなく、その次は、ゆとり世代というふうになってきて、ここがまた団塊ジュニアの人は、ゆとり世代の人のことを十分に理解をするということは難しいのではないかなというふうにも感じられて、非常になんというか職場環境をスムーズにして、そして仕事にいろんな力が発揮されるまでには、さまざまな取り組みをしていかなきゃいけないというふうに感じました。それで、今回メンタルヘルスチェックの話をさせていただいていますけれども、やっぱり世代間のギャップ等もあってなかなか、それとほとんどの仕事がメール中心になっていて、やっぱり顔を合わせて話をする、そしてそのことができたのかどうかというようなことのチェックというようなことができないままきて、少しずつ、少しずつ仕事に対する不安というか、そういうものが重なってきているところもあるのかなという心配があって質問をしています。ですから、原因が幾つか今出てきましたので、これが津別町のすべてではないかもしれないのですけれども、やはり職場内がうまくいかないと、町民サービス、住民に対するサービスも低下していくんじゃないかと思いますので、今いろんなことがたくさん起こってきている中で、町もガラッと変わるような状況にあります。本当に仕事も自分の許容範囲を超えて、量的な負担を重く感じている人なんかのところも、今度新しくできる係長さんにいろんなこと、仕事の面でも発揮してもらい、さらに管理職の方には世代、その世代が生きてきている人たちがどういう人種というのはおかしい― 82 ―ですけれども、なのかということも踏まえて、やっぱりみんなが健康で十分自分の力が発揮できる職場環境をつくっていっていただきたいと思います。ちょっと長くなって申し訳ありません。それから、ストレスチェックは、まず一次予防だとか、二次予防だとか、三次とかいろんなふうに分かれているようですが、現状、そのステップ、そういうようなことも現状考えて、こういう人には一次で、ここが二次で、三次でというような細かなステップも考えて対応するようなことになっているのかどうかお聞きしたいと思います。
答弁 総務課長 齊藤昭一(総務課長は2019年3月まで)
それでは、後半のほうにございました一次予防、二次予防、三次予防まであるわけでありますけれども、そこら辺の現状について考え方と今現実に対応している部分について説明させていただきたいと思います。一次予防の基本的な考え方は、健康で働くことができて、そういったメンタル的な疾病にかからないように日常普段から気をつけるということでございます。そのためには、前段、篠原議員のほうからございましたように、自分の健康をどのように管理し、そのような場合に陥らないためにセルフケアの対応をしていくのかということが日常普段的に求められるのかなというふうに思います。そういったものが、27 年度から法律改正で進められているストレスチェックによって、なかなか自分の中ではどの程度まで悪化しているのか、あるいは発症していることもわからなかったというものをいち早く発見し、専門のところにつなぎましょうというようなことが、ややこれは二次予防にもなるわけですけれども、要するに早期発見し、早期治療に向け、悪化を防止しましょうということでございます。ですので、繰り返しになりますが、一次予防と二次予防のところにストレスチェックの関係で微妙なところがあると。第三次予防は、職場復帰、あるいは社会復帰と再発防止ということが明確に言われております。ですので、そういった疾病の恐れがある、かかった、病院に通い始めたという方については、それ以上悪化せず、日常普段の生活ができて仕事に影響のないような日常普段の生活ができるようにしていくんだというような対応策が求められるということでございます。そんなことで一次と二次の関係は、ストレスチェックの結果に基づいて、特に先ほ― 83 ―ど町長からもありましたように、年を重ねるごとに高ストレス者の割合が高くなってきております。そんなことから、この結果が出たのが2月 12 日でありますが、年度末になりましたけれども、来週にでも安全衛生委員会を開催しようと思っております。個々人を特定できるような形までの資料配付にはなりませんけども、組織全体、それと男女別の特徴と傾向的なものについては、安全衛生委員さんの皆さんにお伝えしながら、予防策について総体的にやれること、あるいは個別に対応しなきゃならないことについては、総務課長が中心となりながら健康相談員という資格を持った職員もいます。保健師、こういった者と所属長とでケースに応じた対応の検討の場を設けていきたいなというようなことも考えています。第三次予防の関係でいけば職場復帰ということになるわけですけれども、特に本人の意向を十分尊重しながら、医師の指導も仰ぎながら、段階的にリハビリ出勤というような形で、場合によっては初めは職場の同僚にごあいさつして帰るだけに終わるかもしれません。何日か経つことによって1時間はいられる、半日いられる、夕方までいられるというようなことを一月、二月繰り返しながら、何カ月か後には1日勤務ができて、といいながらも、出張あるいは会議で主宰になるような立場のものは、なるべく避けるようにというような一定程度のマニュアル的な研修で配られた資料もありますので、特にそういった該当者がいるところの所属長とは、資料を共有しながら対応を進めているというのが現状でございます。以上です。
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 ストレスチェックのところを見ていく中で、いきいき職場づくりのためのアクションチェックリストいうのも見かけたのですが、たくさんのいろんな研修もありますけれども、今何か仕事にちょっと不安を感じている方もこの結果の中からはいらっしゃるのではないかというふうに読みましたので、まず対外的な研修もそうなんだけれども、グループの中での私が言うことではないのかもしれませんけど、仕事の進め方等に関する課内のというか、そういう流れの進め方をこういうふうにするんだというような、小さな単位での研修というのでしょうか、そういうのがあると、もしかすると意外と心配が取り除かれるのではないかというふ― 84 ―うにも思います。そういうふうにしていくことによって、進め方等を共有することによって、人間関係もうまくいったり、あるいは相互に支援をするというような、そういう体制にいくのではないかというふうに思いますので、ちょっと多い人数を低くしていくための努力をそれぞれの立場でやっていっていただき、新しい庁舎に移るときには、本当に心身ともに健康で仕事ができる、そういう職員であっていただきたいなというふうに切に感じますので、その辺のところ、知っているはずだというふうに思わないで、ちょっと細部にわたった仕事の進め方等は、この人事異動があったときにお互いに確認をし合って、ミスが、もしそういうところのミスが重なって心が折れたりするのであれば、そういうところを防いでいくことにもなるのではないかなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。何かあればお願いします。
答弁 町長 佐藤多一
今お話しされたようなことを考えながら、これからもまた対応してまいりたいと思いますし、新しい庁舎もありますけれども、とりあえず、この4月から新しい組織体制で進んでまいりますので、それをそのことをその制度をとることによって、どんな変化が出てきたかということも把握しながら進めてまいりたいというふうに思っています。実は、私もストレスチェックの対象になっているのですけれども、私も年々ストレス度が上がってきているのですけれども、相談相手のところに書く欄がないものですから、私はどうしても受けなくちゃならないのかなというふうに思ったりもしているところです。それから、先ほど今休んでいる方のお話もちょっとさせていただきましたけれども、連絡を取り合っていろいろやっています。本人だったり、あるいは本人がなかなか出づらくて、お母さんやお父さんと話すだとか、そういうこともあるのですけれども、今何人かの方から退職希望も恐らく出てくるだろうという、そういうニュアンスの方たちもいますので、それらについても、その方たちも多分次のステップを考えているのだろうというふうに思いますので、それはそれで対応してまいりたいなと思ってい― 85 ―ます。
質問 1番 篠原眞稚子
〔登壇〕 短時間でいろんなことの効果が上がることではないというふうにも思いますけれども、新たな組織が4月以降できますので、その中で十分それぞれの立場の人の相談相手になれるような人には、特にもしかすると余分な仕事で、それもまたストレスになってしまうということにもなりかねない部分もあるかもしれませんけれども、やはり課内でのコミュニケーション、そういうものを充実させて、できるだけ今は転職もそんなに構わないで次々いくような時代でもあるようにも聞いていますけれども、公務員を志願したというのは普通民間会社とはまた違ったまちづくりに対する思いというのがあったのではないかなと思いますので、そういうところは町民も期待しているのではないかというふうにも考えます。ですから、その点でいい環境で仕事ができるように期待をしたいと思います。