津別町議会 平成30年第3回定例会 2018年6月21日
社会の中でよりよく生きていくために必要なものは何かなどについて
2018年6月21日、津別町議会の一般質問で、小林教行議員が「社会の中でよりよく生きていくために必要なものは何かなどについて」質問し、教育長 宮管玲が答弁しました。
- 質問者
- 小林教行 議員
- 答弁者
- 教育長 宮管玲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 小林教行
〔登壇〕 それでは、二つ目の質問に移りたいと思います。学習指導要領の改訂により道徳の時間が特別な授業として小学校は平成 30 年4月より、中学校では平成 31 年度から教科化されることになっております。道徳教育は、児童生徒が人としてどのように生きるべきか、社会の中でよりよく生きていくために必要なものは何かなどについて、時に悩み、考えを深め、自立した一人の人間としての人生を他者とともに生きる人格を形成するために必要不可欠なものと考えます。そこで、次の点について伺いたいと思います。道徳の時間が教科化されることにあたって、教科書を使った授業をどのように進めていくか。またその教科というのは、どのように行うのか伺いたいと思います。教科化されたことにより、授業の質、量ともに求められるものが増えてくると思われますが、どのように授業を進めていくのか。また、教科となるからには、評価が必須となりますけれども、人間の内心にかかわる道徳を客観的に公平に評価しなければならないが、どのように行っていくのか教育長の考えを伺いたいと思います。
答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)
それでは、道徳の教科化についてのご質問にお答えいたします。学校における道徳教育につきましては、学習指導要領第一章総則に特別の教科である道徳(以下「道徳科」という。)を要として学校の教育活動全体を通じて行うものであること。教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき、自己の生き方を考え、主体的な判断のもとに行動し、自立した人間として他者とともによりよく生きるための基盤となる道徳性を養うこと。と示されております。教育活動全体における道徳教育の位置づけは、そのまま引き継がれていますが、教科化されたことから教科書を使用して授業を展開してまいります。津別小学校におきましても、この4月から道徳科の授業の質的な向上を図り、道徳教育を一層充実させるため、1単位時間に教科の教材一つを用いて指導を行う年間 35 単位時間の指導計画― 38 ―を作成し、それをもとにおおむね週に1単位時間の道徳科の授業をスタートしたところであります。評価につきましては、これまでも授業者側は指導の結果を明らかにし、授業改善に役立てるために行ってまいりましたが、新しい学習指導要領のもと、他の児童生徒との比較をすることなく児童生徒が自分自身の成長を実感し、学習意欲の向上につなげるための評価を工夫、充実していくことになります。以上です。
質問 2番 小林教行
〔登壇〕 今道徳の教科書を中央公民館に置いてありまして私も見させてもらいましたけれども、非常にいい教科書だなというふうには思っております。小学校低学年には、いいことと悪いことの区別をはっきりさせるといったところで、いいことをすると気持ちがいいといった内容であったり、3、4年生になりますと、ちょっと泣いた赤鬼のように、これも昔からあるお話ですけれども、やさしい鬼の話で、そのやさしさがお互いに優し過ぎるがために悲しい結果になるといった、ちょっと他人のために自分が犠牲になる、日本の昔からの美学が美学化され過ぎているのかなといったような、少し深い話になっている非常に受けとめる側の理解力が必要な、そういったすばらしい題もありました。5、6年生になると、内容もまたそれぞれの立場になって考えたときに意見が分かれるなど、しっかり考えても答えが出ない問題などもあり、時間内にどのようにおさめていくのかが課題になっていると思います。そういった難しい授業の中で、この授業内に教員の先生がどのように時間内におさめていくのか、違うほかの子たちと答えが違うというふうになったときに、どのように時間内におさめていくのか。それが、答えが押し付けになっていないかどうか、そのあたりについて伺いたいと思います。
答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)
実際の授業の流れについてのご質問かというふうに受けとめましたので、教科書を使った授業の流れについてちょっとお話しをさせていただきたいと思います。特別な教科、道徳の授業は、例えば教師が児童生徒に教材文の判読を聞かせたあと、教材文から読み取った内容や道徳的な価値を他人事ではなく、自分― 39 ―のこととして受け入れることからスタートしていきます。子どもたち一人一人が自己の生き方を見つめ、よりよく生きたいという願いを持って登場人物や友だちの考えや言動に触れて、みんなで多様な視点から話し合い、語り合い、そういうことをとおしてさらに考えていく授業展開というふうになります。子どもたちが常に自分自身の生き方を見つめながら、学級のみんなで多様な視点から話し合いをし、語り合うことをとおして自己のよりよい生き方を考えていく。そういうことを重視した学習が、一つの形になるのではないかなというふうに思っております。1時間内のおさめ方につきましては、それぞれ教師側の工夫が必要だなというふうに理解しております。また、その授業の展開の中で、議員の言葉にもありましたが、道徳的課題の答えは一つではありません。すなわち、一つの価値観に収れんするような授業とならないように教師側は十分配慮しなきゃならないというふうに考えています。以上です。
質問 2番 小林教行
〔登壇〕 今お答えいただきました。特に、自分のこととして受け入れる、恐らくアクティブラーニング等々もやっているとは思うのですけれども、ちょっと先ほど1時間以内におさめるのは教員の腕の見せどころというようにはお答えいただきましたけれども、私はちょっと時間配分を失敗しまして、ちょっと時間がありませんので、ちょっとこういったところも自分のこととして受け入れ、また人間は失敗から学んでいくというところで、この道徳の時間というのも学び直しの時間として親ごさんたちにもぜひ読んでいただきたいなというふうに思うところでございました。この道徳とは、人としてより良く生きる道しるべであります。人は、何のために生まれてきたのかを問われていると考えましたときに、人は人の役に立つために生まれてきて、人に感謝される行いをし、その結果、自分の有用性を感じ、生きている実感を得て幸せになる。人の幸せを得て、幸せになるものだと思います。最後に津別町の目指す道徳教育は、津別町で育った子どもたちは、どのように育ち、どのように社会に影響を与えていくのか、教育長の考えを最後に伺って私の一般質問― 40 ―を終わりたいと思います。
答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)
それでは、津別町の目指すところということでよろしいですか。(「はい」と言う声あり)
答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)
教育行政方針でお示ししましたように、豊かな心を育むために、道徳の時間はもとより、一人一人のよさを褒め、励ます学校の全教育活動を通じてコミュニケーション力を高め、生命を大切にする心や他人を思いやる心、善悪の判断等の規範意識を身に付けさせることを重視しますといった教育行政方針を受けて、各学校では道徳教育の全体計画の中に、家庭や地域社会との連携、及び学校間の連携を位置づけて進めてくれております。教育委員会としましても、社会教育事業等で多くの幼児、児童生徒と関わりを持ちますので、体験活動や集団行動をとおして参加する児童生徒一人一人のよさを褒め、励まし、認め、伸ばし、コミュニケーション力を高め、生命を大切にする心や他人を思いやる心、善悪の判断、それから大事なのは、自然や大地の恵みに感謝する心など、そういった豊かな心を育んでいきたいと考えております。自分を大切にして、友だちを大切にする、そういった豊かな思いやりのある子どもを育むことが豊かなまちづくりにつながることだろうというふうに考えております。どうぞよろしくお願いいたします。