津別町議会 平成30年第3回定例会 2018年6月21日
人口減少対策について
2018年6月21日、津別町議会の一般質問で、小林教行議員が「人口減少対策について」質問し、町長 佐藤多一、住民企画課参事 森井研児が答弁しました。
- 質問者
- 小林教行 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一、住民企画課参事 森井研児
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 小林教行
〔登壇〕 ただいま議長の発言のお許しをいただきましたので、先に通告した件についてお尋ねいたします。一つ目の質問、人口減少対策についてであります。津別町の人口は、1960 年の1万5,676 人をピークに減少しており、国立社会保障人口問題研究所、以下、社人研と言わせていただきます。の推計によると、2040 年には 2,845 人まで減少するとの予測をされております。この人口減少に歯止めをかけるべく、津別町まち・ひと・しごと総合戦略を策定し、2040 年の人口の目標値を 3,267 人と定め、社人研の想定よりも 422 人の人口減少を抑制するとされております。しかし、2018 年5月末の津別町の人口は 4,765 人であり、2015 年策定の総合戦略、― 22 ―5年ごとの数値目標を制定されておりますが、2020 年の津別町独自推計 4,731 人、社人研推計 4,618 人を大きく下回る状況となっております。そこで、次の点について伺います。一つ目に現在の人口状況と総合戦略の中で設定された人口ビジョンの数値目標との乖離状況についてどのようになっているか。また、その結果をどのように受け止めているかについて伺います。
答弁 町長 佐藤多一
それでは、人口減少対策について、本町の人口ビジョンの数値目標と実際の減少状況との乖離の受け止めについてのお尋ねであると思います。以降につきましては、私のほうも社人研という名称を使わせていただきたいと思います。まず、2015 年時点の人口について比較をいたしますと、津別町の人口ビジョンでは5,136 人で、2013 年に行いました社人研の予測は 5,113 人であり、そして実際の国勢調査の実数につきましては、5,008 人でありました。2020 年時点で比較しますと、人口ビジョンでは 4,731 人で、2013 年に行った社人研の予測は 4,615 人であり、今回、今回というのは平成 30 年、今年です、2018 年に発表されておりますけれども、今回行った社人研の予測では、4,433 人となっております。さらに 2040 年時点で比較しますと人口ビジョンでは 3,267 人で、2013 年に行った社人研の予測は 2,845 人でしたが、今年行った社人研の予測では、さらに減少し 2,494 人でありました。こうした結果と推計について可能な限り分析をしてみますと、65 歳以上の高齢化率が 2040 年まで上昇の一途をたどり、50.5%に及ぶと予測されておりましたが、今回の予測では 2020 年からほぼ横ばいとなり、43%程度で推移すると予測しています。これは、高齢者人口が 2015 年ごろをピークに減少に転じ、以降、徐々に減少する予測でしたが、その予測を超え、さらに減少が進んでいるということだと思います。15 歳から64 歳までの、いわゆる生産年齢人口比率につきましては、2020 年に高齢化率に抜かれるとの予測でしたが、今回の予測では 2040 年に抜かれるとして、その上昇スピードが緩やかになると予測しております。ゼロ歳から 14 歳の年少人口比率につきましては、2020 年に 8.1%、2030 年に 6.8%と下降すると予測しておりましたが、今回の予測では、2020 年に 8.6%、2030 年に 7.5%と、下降スピードは弱まると予測しているとこ― 23 ―ろです。2013 年の予測と 2015 年の国勢調査を中心に出生数、死亡数、転入数、転出数を検証いたしますと、出生数はわずかに減少し、死亡数はやや増加、転入転出は実数ではあまり変化はありませんが、人口に対する比率では、転入率が 0.1 ポイント、転出率が0.5 ポイント、それぞれ増加しています。高齢者につきましては、死亡数が増加傾向にありますが、それにも増して転出が増加している傾向にあると考えられます。平成 30 年2月 18 日の北海道新聞で社会学者の藻谷浩介氏がコラムで紹介していましたが、ゼロ歳から4歳までの乳幼児数を、平成 25 年度末と平成 29 年の1月1日で比較しますと、本町を含む道内 25 の市町村で増加していたと書かれておりました。これについては、調べてみますと、出生数はほぼ同数で推移していたことから、転入によって増加したものと考えられます。総括いたしますと、人口ビジョンと今回示された人口予測数値の乖離の要因につきましては、人口ビジョン策定の基礎数値が 2010 年時点の国勢調査であった点による要因と、2015 年までの5年間で高齢者を中心とする減少が加速している点が乖離の要因であると推察しているところであります。以上、答弁とさせていただきます。
質問 2番 小林教行
〔登壇〕 今お答えいただきました高齢者の人口が 2015 年をピークに減少に転じ、徐々に減少する予測でしたが、その予測を超えてさらに減少が進んでいるとのお答えをいただきました。この主な要因というのは、わかっておられるのでしょうか。また、あわせて 15 歳から 64 歳までの生産年齢人口もその上昇スピードが緩やかになると予測されておりますけれども、これについては、人数というのはどれぐらいのペースで減っているというふうに分析しているのかというのが、わかればお答えいただきたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
高齢者の転出の理由でありますけれども、実は、平成 27 年から戸籍、窓口の所で転出や転入の届をするわけでありますけれども、これは任意で、― 24 ―もしよければ、どういう理由でこちらに転入されて、どういう理由で転出されますかというのをアンケートをとっています。100%の回答ではありませんけれども、その3年間の状況を見ていきますと、高齢者の部分につきましての理由ですけれども…、転出の理由、やっぱり一番多いのが、就職あるいは転職が一番断トツに多いのですけれども、生活環境の充実を求めてとか、あるいは、これは高齢者のみだけではなくて、転出される方の全体の理由ということで、年代を区切ってというところでは、多分、生活環境の充実を求めてとか、そういったことが入ってくるのかなというふうに思います。定年を契機にだとか、あるいは伴侶の死亡を契機にだとか、あるいはひとり暮らしが厳しくなってというようなこともあると思います。そういったことがありまして施設に行くだとか、それから子どもさんの居住地、その近く、あるいはそこに転居されるという方が多くなっているという状況だと思います。それから、子どもの数でありますけれども、これは出生率は大体ここのところ、29年度末までですけれども、大体 20 人台でずっと推移してきています。23 年がちょっと20 人を切って 18 人でしたけれども、大体 20 人から 30 人台でこの間ずっと推移をしてきているところです。ちなみに、私もずっと統計をとっているのですけれども、平成元年から見ますと、29 年までトータルをしていくと出生数というのが 1,142 人生まれているのですけれども、逆に死亡数でいけば 2,259 人ということで、倍の方が生まれる方よりも死亡される方のほうが多いというような今現状になっているところです。もう一つは…、よろしいですか。
質問 2番 小林教行
〔登壇〕 今アンケートの内容をお伺いいたしました。やはり高齢者の減少が進んでいるというところだったのですけれども、アンケートの中だと、どの年代の方のアンケートかがちょっと見えてこないのかなと思いまして、アンケートをもし可能であれば転出されたところの年代をここで言いますとゼロ歳から 14歳の年少人口、その先の 10 代、20 代、30 代までですとか、40 代、50 代、60 代、70代、少し幅を狭めた分析をしていただきたいなと思います。やはり原因がどこの世代で、どういった原因があるのかといったところがわからないと対策につながっていかないのかなと思いますので、年齢層の細分化といったところもお手数だとは思います― 25 ―けれども重要になってくるのかなと思うところであります。また、子どもの数につきましては、ちょっとまた後ほど聞きたいと思いますので、15 歳から 64 歳までの生産年齢人口というところの増加の人数について再度伺いたいと思います。やはりそれが 15 歳、10 代、20 代でしたら就職ですとか、進学ですとか、そういったところもありますし、そういった人たちには、やはり津別に雇用を充実させて戻って来やすいようにするですとか、20 代、30 代、40 代になってきますと、今度は自分の子育てのところが重要になってくる、そういった教育環境を充実させていったらいいのかといった、そういったところの分析をするにも、どのあたりが多く出て行っているのか、そういったところを分析していただきたいと思いますけれども、そういった考えがあるかどうか伺いたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
個別の分析でいくと、これはお互いに資料を持ちながらお話ししていかないと、なかなか頭に入ってこない状況にあるかというふうに思いますけれども、今一体どういう形で転出されたり転入されているかと、そういうものを予想でしかなかったものですから、3年ほど前から、それはできれば戸籍のほうで、そういうものにはお答えしたくないという方もおられますので、それはちゃんと理解をしていただいて、そして、協力される方には、そういう情報をお話ししていただくようにということでやってきていますので、さらに細分化していろいろ紙を渡したりしていますので、あまり面倒くさくなるようなことになっていくと、こちらの資料としては非常に都合がいいのですけれども、そういうところも加味しながらほかに改善点というか改良する点があるのであれば、やっていきたいなというふうに思っているところです。あと、個別のずっと年代、そこのところのお話になりますと、それは私のほうで話すより担当がおりますので、そちらのほうでお話をさせていただきます。
答弁 住民企画課参事 森井研児(住民企画課参事は2019年3月まで)
お尋ねの年齢ごとの、これはちょっと社会増減の分析したものになりますけども、ビックデータといわれるリーサスというシステムにも載っているものなんですけれども、過去からの推移、1980 年台から5年ごとに区切― 26 ―った5歳ごとの区切りのグラフ、本当は見ていただければいいんですけれども、それで長い間継続して続いているのが、既にご承知のとおりだと思いますけれども、高校をまず卒業して就職されるまでの年代で流出が一番大きくなっています。続いて、それらの方々のちょうど親の世代、40 代から 50 代、子どもさんあたりが高校に進学するとき、もしくは就職するときに合わせて転出されるというふうに推察しかできませんけれども、そのころの年代の方の流出が二番目に多くなっています。それから 65 歳以上、退職された方、リタイヤされた方々が、先ほど町長もお話ししましたけれども、一人で生活できなくなって、もしくは子どもさんに引き取られるようにして流出していくと、三つの波があるかなと。一番大きいのは、若者の流出が多くなっているという状況になります。以上です。
質問 2番 小林教行
〔登壇〕 ただいまお答えいただきました。やはり若者の流出のところは、なんとか帰って来てもらうような施策をするべきなのかなと考えます。また、高齢者人口につきましても、私もよく息子さんが「父さん、近くに来てくれないと面倒が見れないから、こっちに来てくれ」と言われ、「行きたくないんだけど、向こうに行かなきゃいけないんだ」という話も聞いております。こういった対策のしようのないといいますか、そういった現象と、また自然減、死亡される方が先ほどお答えいただいた 2,259 人に対して、生まれる方が 1,142 人と自然減というのも、これも仕方ないところなのかなと。なんとか歯止めをかけていただきたいと思いますが、そこで次に、二点目の質問、今伺いましたように人口減少のスピードに歯止めがかかっていない現状がございます。あまりにも目標数値との乖離があれば、総合戦略が絵に描いた餅になるのではないかと危惧しております。そこで、この数値目標、または施策というのを見直す考えはあるかどうか伺いたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
それでは、人口ビジョンの数値目標、施策の見直しについてのお尋ねでありますけれども、人口ビジョンは 2060 年までの津別町の将来的な人口を基準にした姿を示したものでありまして、途中時点での人口の乖離をその都度見直し― 27 ―するものとは考えておりません。総合戦略についても、2060 年や将来の津別の求める姿にするため、2019 年までの5年間で、どのような基盤づくりをしていくのかといった総合的な戦略となっています。今回発表された新たな人口推計では、2045 年には、全国で 2,000 万人、北海道では 100万人以上減少するとの厳しい予測となっております。本町においても、2045 年には2,104 人と 3,000 人近く減少し、人口ビジョンの数値より 800 人以上乖離が生じる予測になっております。しかしながら、まちづくりや人口減少対策につきましては、時間のかかる取り組みでありまして、中長期的な視野に立ち、じっくり取り組んでいくことが必要であると考えております。現在行っている地方創生事業は、これから取り組む新たな総合計画づくりと連動させまして、未来のまちづくりにつなげていこうと考えているところであります。以上、答弁とさせていただきます。
質問 2番 小林教行
〔登壇〕 ただいま数値目標についてその都度見直す考えはないというお答えをいただきましたけれども、やはり、社人研のほうも何年かごとに数値目標を見直しているという状況、先ほどの一番最初の乖離状況を伺いましたときに、最初のスタートの時点で大分ずれがあったといった、そこが大きかったというふうに私は認識しております。その中で、途中で今現在地方創生グループが必死になって人口減少に歯止めをかけるべく取り組んでいる中で、あまりにも数値がかけ離れていると、ちょっとモチベーションにもつながっていかないのかなと思います。何よりも、人口減少に歯止めがかかっていないじゃないかというふうに、これだと見えるのですけれども、中長期的なところではありますので、すぐやったから、すぐ成果が出るものではありませんけども、あまりにもちょっと数値が離れ過ぎておりますと、そうした地方創生グループ、いつも訪ねて行った時には大体会議をしていて、何回か行ってから話せるぐらい、常に話し合いをしていて非常に頑張っている、その姿をお見受けするところでございます。そういった方々の努力を、モチベーションを維持するためにも、ここを少し目標値というのをもう一度見直して、目標達成可能な数値、ま― 28 ―た、最初からずれていたものはどうしようもないのだから、直してしっかりしたビジョンにしましょうといったところをやっていく考えはないか、もう一度伺いたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
そもそもこの人口ビジョンを国のほうで全国の自治体に立ててくださいということで、それは基本的に日本の人口1億人をキープさせようというような意図があるわけです。それに対して、各全国の自治体がどのような人口ビジョンを持つのか、それをつくってくださいと。それは、ベースになったのが 2010 年の国勢調査をベースにしてつくっているわけでありますけれども、当然、そこからまた国勢調査は進んでいきますし、そして社人研の推計というのは、国勢調査は5年5年でやりますけれども、国勢調査の2年前にまた5年分の推計が出てくるのです。そしてまた次も同じように国勢調査の2年前にまた推計が出てくるということで、それでいけば、今度の国勢調査は 32 年、2020 年です。2020 年ですから今年の 18 年に、2年前にまた推計が新たに出てきたという形になっています。国のほうで人口ビジョンをつくって、各町村がつくって、津別もつくって出しました。それを実現するために地方創生の交付金を用意しますよということで、今うちもいろんな形で助成金、交付金を受けながらさまざまな事業を展開しているわけですけれども、必ずしも、そしてそれがKPIだとか、どんなふうに達成されたかということもやって報告するような形になっておりますけれども、いずれにしても今の地方創生の事業が 27 年から 31 年までで、だから来年で終了します、31 年度で。その5年間、今まで5年間支援をしてくれていますけれども、そのあと国としてはどういう支援の仕方をするのかというのは、まだ何も決まっていない中で、立てた人口ビジョンに対して今取り組んでいる、それに補助金、交付金がきているということですから、31 年までは、少なくてもそれに沿って事業を進めていくということになると思います。ですから、今、今年、来年、その数値を変えても5年の見通しの中でやっていますので、変えるとすればその後になるのではないのかなというふうに思います。
質問 2番 小林教行
〔登壇〕 今交付金との兼ね合いもあるということで納得し― 29 ―ていきたいと思います。ですけれども、人口減少に歯止めをかけるべく基本目標と施策の展開というところで、基本目標の一つ目に、津別町における安定した雇用を創出するとか、基本目標の2、津別町への新しい人の流れをつくるですとか、いろいろ基本目標を立てていることと思います。これにも、それぞれ数値目標を立てていることと思いますけれども、この数値目標に対する進捗状況と、また特にこれを達成するために重要となっている、そういった施策があれば伺いたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
今の人口ビジョンがそれぞれの市や町でつくって、それに対してそれぞれの町の取り組みというのを国に申請して、そして認められた事業を今展開しています。それは、皆さんにもお知らせをしているというふうに認識をしているところなんですけれども、終わった部分だとかありますので、それはいわゆる先ほどKPIはこうやって達成された、この事業は達成された、これは今取り組み中というようなことで、資料も確かお渡ししているというふうに認識をしているところでありますけれども、担当のほうからちょっと説明させていただきます。
答弁 住民企画課参事 森井研児(住民企画課参事は2019年3月まで)
5月の両委員会の中で、昨年取り組んできました事業というところを文章化したものと、あといわゆる事業の通信簿のような形で、取り組んできたものを数値化したものをお配りしているというところになっております。これを一つ一つ読み上げると時間もなくなるかなと思います。
質問 2番 小林教行
特にこれに力を入れているというものがあれば伺いたいと思います。
答弁 住民企画課参事 森井研児(住民企画課参事は2019年3月まで)
まず、すべてのものを総花的にやるということはかなり限界もあるということと、取り組みが薄まるというような観点から、これまでもお話ししてきましたけれども、これまでのまちなか再生協議会もしくは高校生、いろんな町民の方々に意見をいただいたものを組み立てまして、今進めている推進交付金事業です。まちづくり会社という形で地元の特産品を販売する、もしくは、その後ろにある産業が潤う、このようなことで雇用も促進していきたいと。雇用を促進して― 30 ―いくということは新たな人材が必要になるということで、新たな人材を外から呼び込むような、そういう呼び水にできないかというところで、ひとつ取り組んでいるところです。もう一つの流れが、今年度から新たに取り組みましたエリアリノベーションプロジェクトということで、空き家、空き店舗の利活用という側面もありますけれども、それを通じて新たなやはり若者というのでしょうか、働ける世代、こういった方々に津別にまず来ていただいて、関係を持っていただいて、定着していただくと。そういうことを通じて人口増につなげていきたいと。その方々が定着することによって、出生数、子どもの増加、こういったものにつながっていければいいかなというところで、すぐに直接的に答えが出る事業というのはなかなかできないのですけれども、2060 年に向けた基盤づくりというところで、まず基盤を固めて5年後、10 年後、15 年後に答えが出るような、そういう息の長い事業かなというふうに思いますけれども、担当としてはこういったところを注力してやっていきたいというふうに考えているところです。
質問 2番 小林教行
〔登壇〕 今お答えいただきました。たくさんの中の主な施策というところでありましたけれども、やはり雇用といったところがとても大切になるのかなというふうに受けとめました。また、津別町でしたら、もう一点、やはり木のまちつべつというところでありますので、先日の委員会でちょっと林業大学校の誘致は少し厳しいのかなというような私の認識でありますけれども、その中でもやっぱり林業というところにも少し力を入れていただきたいというところが私の願いであります。例えるならば、大学校とまではいかなくても、人材育成をしていく津別町の木をやはりブランド力を上げていく、そういった取り組みも必要になってくるのかなと考えております。その点につきまして、やっている中での取り組みですので、この点についてはお答えはいただかなくて結構です。次に、基本目標の3であります若い世代の結婚、子育て支援の希望をかなえるところについて、また伺いたいと思うのですけれども、まず一つ目に、男女の出会いの場― 31 ―の確保というところが、平成 27 年で事業が終了しております。また、ここで5年間での婚約数は1組と振るわなかったわけでありますが、これに何が問題があったのか。その後、また婚姻というところで、新たな取り組みについて、どのような議論がなされたのか伺いたいと思います。
答弁 住民企画課参事 森井研児(住民企画課参事は2019年3月まで)
一言で言うと婚活事業のところをおっしゃっているかなと思います。これは、KPIとしてはあまり高い目標を掲げなかったものですから、実際には1組の方が成約されてご結婚までされたということで、一定の成果は得られたというように思っています。ただ、引き続き結婚をする環境というのは、醸成していかなければいけないというところなんですけれども、地方創生という担当の枠組みである限り、前回、婚活事業を行ったときは、地方創生の交付金が非常に使い勝手のいい交付金でありました。いわゆる直接的にこっちに婚活事業をやっていただく、参加していただく方の旅費をすべて面倒見て、参加費もすべて見れるというような中で取り組みを行うことができました。しかし、地方創生の交付金が、かなり使い勝手が厳しくなっていく中で、そういった取り組みがなかなかできなくなってきたというところであります。そんな中で、町の単独費用をつぎ込んでずっと継続していくというふうな決断を、地方創生の担当部署だけで決断することは難しかったというところもありましたので、一定の成果を得られたということで、現在は行っていないというような状況になっています。以上です。
質問 2番 小林教行
〔登壇〕 今行っていないということについて了解はいたしましたけども、やはり今少子化の問題の大きな問題としてやはり晩婚化というところもあると思いますので、この点についても何か対策を立てていくべきなのかなと考えております。また、同じ基本目標3の中、安心して子育てができる環境の整備の中に、町民アンケートの中に、子どもたちを遊ばせる場所がほしいというところで木材工芸館がリニューアルするというところで、そういった対策も立てております。また、こども園に― 32 ―対しても非常にいい施設を建てていただいておりまして、安心して子育てできる環境に近づきつつあるのかなというふうに認識しております。その中でも、やはり中学生の医療費の無料ですとか、近隣町村がやっていることはほとんど津別町もできているのかなと思いますけれども、やはり今ある人口を維持していくために必要とされる特殊出生率は 2.08 と言われております。6月9日の北海道新聞で安心して夢の社会という記事がございました。厚生労働省の人口調査によりますと、第1次ベビーブームから第2次ベビーブームとあって、第3次ベビーブームが幻となったといった記事でありました。その中に 50 代の方がアンケートに答えておりまして、「仕事と育児と両立できる環境が整っていれば、仕事だけに集中することなく子育てをすることができた」と、そんなような内容でありました。働きながらも育児休暇の取得や育児が一区切りついたときの職場復帰などについて、役場内、町内業者含め、どのように推進していく考えがあるのか、そのあたりについて伺いたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
今ちょっと問題が多岐にわたってのご質問でしたので、いろいろ今出ておりましたけれども、人口を増やす一つの方法として結婚ということもお話の中にあったと思いますけれども。晩婚化の対策というのは、これはやっぱりやりようによってはちょっとパワハラにも入ってくるという分野にも入ってきますので、非常に難しい問題も抱えています。やはり実質的なことが一番大事だというふうに思っておりますので、上手な紹介の仕方というのですか、そういうことが必要なんだろうなというふうに思います。これは議員と認識が違うかもしれませんけれども、1組しか今回の地方創生の形で結婚の組ができなかったということなんですけれども、1組できたなというふうに実は僕らのほうは思っていまして、それは2組、3組、4組とあれば、それに越したことはないんですけれども、これは船橋市とも協力をしながら進めてきて、そして実際に一つ実ったということは、こういう成功体験を一つ一つ積み重ねていくことではないのかなというふうに思っています。それから、実際に働いて職場復帰だとか、これはいろんな会社では既にできているというふうに思っています。当然役場の中にも、もうきちっとした法律に沿ったお子― 33 ―さんができても、きちんと対応がまた戻ってくるような形になってきますし、できるだけ戻ってきたときには同じ職場、休む前の職場が一番馴染んでいていいでしょうから、そういうことも配慮をしたりとか、そういうふうな形をやっております。この間、ある大臣のところで、女性が見るべきだということで新聞でも随分たたいたりされておりましたけれども、男も女も育児をするという時代でありますので、そういったことも家庭内できちんと話していただいて、それに対する制度は設けておりますので、進めていっていただきたいというふうに思います。現実にそうしていかないと、これだけ雇用の確保が極めて難しい年々状況になってきています。これはどこの企業もそういう状態になっていると思います。ですから、働く人たちの環境を整えていかないと、やめられていく。そうしたらまた代わりの方を見つけるのに相当な苦労をするということになりますので、やっぱりきちんとした対応をこれからもとっていくべきかなというふうに思っているところです。それと、今日の道新にも出ておりましたけれども、やはりこの人口対策の中で一番に言われていたのは、首都圏への人口が集中していくということであります。東京への一極集中というような表現でよく言われておりましたけれども、今日の新聞の中でも先ほどの高齢者の転出とも関連してきますけれども、札幌に一極集中していくという実態が、札幌のひとり勝ちというような形で表題が載っておりましたけれども、やはり高齢者になって、そこに病院もたくさんあって、そして近くに住む場所、いわゆるサービス付高齢者住宅、そういったものも完備されていて、そこに転出していくという方も相当数多くなって、それはどこから行くかというと、地方から行くわけです。それがどんどん地方の疲弊につながっていくわけでありますけれども、しかし現実を見ると先ほどの出生率、特殊出生率でいくと、ついに札幌は1を切ったというような状況ですので、将来的には本当に札幌は大丈夫なのかなということも考えてみていかなければならないかなと。そういう中で、自分たちが今やれること、この町でやれることを今想定されることがお手元にあるとおり、とりあえずは、まずそれが今取り組んでいる仕事の取り組みの内容でありますので、31 年までということになっておりますので、それをしっかり取り組んでいくということだというふうに思っております。
質問 2番 小林教行
〔登壇〕 今お伺いいたしました先ほどの発言にもありましたように、子どもは女性がみるべきだというところは完全に時代遅れで、寿退社というのは本当に時代遅れ、男性も積極的に育児に参加するべき社会をつくっていくべきであると考えております。特殊出生率のお話がありましたので、そこにも一点、27 年の町民アンケートによりますと、夫婦が望む理想の子どもの数は 2.67 人、それに対して予定している子どもの数が 2.28 人。実際には 1.5 ぐらいになってはいるのですけれども、理由として一番多いのがやはり子育てや教育にお金がかかり過ぎるというアンケート結果が一番多かったと資料に載っておりました。これも全国的な調査でもやはり差異はなく、全国共通の課題でありますけれども、ある近隣の町村では出産祝金の支給として第1子に 10 万、第2子に 20 万円、第3子に 50 万円、第4子に 100 万円の祝い金を支給していると、そういった施策をしている町があります。この施策について、やる、やらないではなしに、町長の考えを伺いたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
お子さんができて、それに対する補助というのを、1人、2人を3人になってくれればすごくうれしいわけでして、4人、5人となればもっといいわけですが。お金を出す自治体ももちろん聞いています。たまたま私のところの娘の住んでいる自治体では1年間の米が出るそうです。それは2子目以降からです。それは、たくさん子どもがごはんを食べるということも想定されて、そんなことも聞いておりますけれども、いろんなことをやっているところもありますけれども、町のほうとしても地方創生の中でのやっていることもありますし、さまざまなこと、先ほどの中学生の部分についても医療費の部分についてもうちの町では、今はもう大体それがあたり前になってきましたけれども、随分最初から進めてきたこともあります。それから実際に、例えばこの後の質問もあるかと思いますけれども、発達障がいを持った子どもたちへの対応だとか、それは先生も確保しながら対応していくだとかというような、お金だとか、ものだとかばかりではなくて、そういう教育環境を高めていくということも考えながら、津別は津別なりの今できることを進めているということでご理解をいただきたいと思います。なお、これ以上、例えば、もうこれをしよう、さ― 35 ―らにこれを追加していこうという部分については、先ほどの佐藤議員さんの一番最初の大きな問題がありますので、それをやっていくということは、それに財源が伴ってきますので、それが可能かどうかというのは、やはり見ながら対応していくということになってくるかというふうに思います。
質問 2番 小林教行
〔登壇〕 今お答えいただきました。やはり、3、4人目と産んでいただくと、非常に少子高齢化対策になるんですけれども、やはり現金 100 万円もらえるから子どもを産もうというふうには、きっとならないわけでありまして、それよりも、先ほど町長が言われたように子どもを産んだら食費もかかる、教育費もかかるといったところの食費もかかるところにお米の現物支給ですとか、そういったほうが乳幼児には粉ミルクであったり、紙おむつであったり、そういった現物支給のほうが効果が高いのかなと。そういったところもほかの先進国でありますと、フランスやスウェーデンですと現金支給の割合が 50%を切っている、44.9%、スウェーデン42.1%と現金支給の割合が低いのに対して、日本の現金支給の割回が 65.2%となっている。これは本当に対策に費用対効果が上がっているのかどうかというところで、やはり疑問を持つところがありますので、やはり実際に、本当に子育てに必要なところに使っていただきたいと、費用対効果の高い施策を実行していただきたいと考えております。少子化対策、この人口減少対策というのは、未来の津別町のために住み続けられる津別町のためにとても重要なことではありますが、またこれといった特効薬があるわけでもなく、その町その町の事情があり、何が正しい施策か、何をすべきか、またすぐ結果の出るものでもなく、先ほど町長がおっしゃいましたように中長期的に結果が出てくる非常に難しい問題であります。しかし、今いる津別町民が住み続けられる町として、就職や進学などで一度町を離れた若者たちが戻ってきたいと思っていただける町として、理想とする子どもの数を産み、育てられる子育てしやすい町として、町民全体の幸福度を上げるまちづくりを目指していただきたいと述べさせていただき、最後に町長に将来の津別町について、この人口減少対策に取り組む姿勢などについて一言いただき、この質問を終わりたいと思います。― 36 ―
答弁 町長 佐藤多一
ありがとうございます。この人口ビジョンをつくったりとか、それから地方創生の前に皆さんもご承知のとおり、いわゆる増田レポートがありました。その地域に女性がいなく、どんどん減っていって、自治体が消滅していくということで、非常にそのことを統計上は具体的な数字を使ってやっているのですけれども、気分的に非常にああいうことが流布されていくと、気持ちが萎えていくというか、そういうことがやっぱりあったというふうに思います。そういう中で、これから人口が減っていくのはまず間違いのない事実なんですけれども、今例えば政令都市だとか、いろんな形の都市の 50 万人以上だとか、20 万人以上で、そして政令で定めればなるよということがあるわけなんですけれども、そもそも町村で町村の最少人口なんていうのは、どこにも決められた数字というのはないんです。ですから、それが 100 人であろうが 50 人であろうが、それは成り立つわけでありまして、あとは自治のやり方だというふうに思っていますけれども、そこまでは極端な話ではありますけれども、やはり少なくなる中でどういう生活形態というか、ものをとっていけばこの町で十分暮らしていけて、そしてそれなりの楽しみを持ちながら豊かに暮らしていけるかということを、これをやったらどうだろうかと、これをやってみたらまたどうだろうかということを、ある種の実験みたいなものを通じながら今進めているところです。それは、多分どの時代も歴代の町長もずっとそういう思いをきっと持ちながらやってきているんだというふうに、この町のためのことを思いながらやっていると思います。しかし、現実としては、1回も上昇したことはないんですね、人口数そのものは。これからも下がっていくだろうというふうに思いますけれども、どんどん下がれば、また外国人枠の問題だとか、さまざまなことが今度法改正だとかいろいろなものに及んでいくのかもしれませんけれども、今やっていることをまずはしっかりきちっとやっていくと。そして、働く場所もしっかり確保がされていく。ですから、先ほどの計画の中でいけば、ご承知のまちづくり会社の統括マネージャーの部分もあります。これは、いわゆる稼ぐ自治体というのを目指して、その能力を持った方にこちらに来ていただいて、皆さんと一緒に知恵を借りながら、一緒にまたこの町を稼ぐ自治体にしていこうという取り組みの一つでありますので、そういった実験に皆さんが町民の方も可能な限り― 37 ―かかわっていただいて、そしてできることを一緒にやっていくということが共通の達成感みたいなものも出てくるでしょうし、そういうことを大事にしながら将来に向かっていくべきかなというふうに思います。