みんなの議会

津別町議会 平成29年第6回定例会 2017年9月24日

今後の児童館について

2017年9月24日、津別町議会の一般質問で、小林教行議員が「今後の児童館について」質問し、教育長 宮管玲が答弁しました。

質問者
小林教行 議員
答弁者
教育長 宮管玲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 小林教行

それでは二つ目の項目に移らせていただきます。今後の児童館についてでございます。多様化する家庭環境の中、共働きする家庭がこれからも増えていくことと思われます。放課後の児童の受け皿として児童館の必要性、重要性が高まることと思われます。そこで、1点目に現在の児童館の建設経過と耐震性の有無について、また利用人数増加による施設が手狭になっていないかどうかお尋ねいたします。

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

それでは、今後の児童館につきましてということで1点目のご質問にお答えいたします。現在の児童館の建物は、先ほども触れましたけれども昭和 44 年 12 月、開基 85 年開町 50 年記念事業として、「津別町青少年会館」の名称で― 19 ―建設され、昭和 50 年「津別町児童館」と名称変更され現在に至ります。鉄筋コンクリート造り、一部鉄骨造りの建物は、旧耐震基準が適用され、震度5強程度の揺れでも建物は倒壊せず、破損したとしても補修することで利用可能な構造基準を有しております。利用者は、平成 27 年度放課後児童クラブ登録者1日当たり 25.6 名、一般利用を含めると 37.5 名。平成 28 年度放課後児童クラブの登録者1日当たり 32.7 名、一般利用を含めると 47.2 名と増加の傾向がみられます。本年度8月までは放課後児童クラブ登録者1日当たり 35.7 名、一般利用を含めると 48.7 名です。あくまでも1日当たりの平均ですから、実際の放課後の利用のピーク時は 70 名前後となる日があるのも現状です。増加の傾向につきましては現在の2年生が 38 名、1年生が 36 名と低学年児童が多いことや放課後児童クラブの登録利用が高学年も可能になったこと、小学校の統合による下校バス時刻までの利用者が増えたこと等があると考えられます。児童館は自由奔放な遊びの場ではありますが、70 名の利用ピーク時に利用者全員が体育室でドッジボールや一輪車、縄跳び、バドミントン等一斉に活動することは危険が伴いますから、体育室など館内3室に分散して指導員が安全面に配慮をしながら遊びの指導をするよう、個に応じた配慮や工夫をしながら運営しているところであります。以上です。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 ありがとうございます。現在地の建物についてでありますけども、場所的には小学校に非常に近いのですけども、震度5強に耐えられるとのお答えでした。先日、南富良野を視察させていただきましたときに、今の気象状況とかいろんなものを考えると想定外というのはもう言い訳にならない。震度6また震度6強、そういった地震がくることに対しても、これからどのようにこの問題に対処していくのかお答えいただきたいと思います。また、児童館に来る子どもたちの時間がばらばらであるため、先に来ていた子ども― 20 ―たちが宿題をすませ遊んでいると、後で来た子どもたちが集中できないですとか、また体格、力の違いなどから大きな子どもたちが思い切り遊べない、小さい子はけがの不安があるといったそういったスペースの問題があると思います。これについてお答えいただきたいと思います。

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

建物自体の部分かと思います。今の児童館、学校から非常に近く、また保護者の送迎にも適した位置、駐車場等のスペースも適した位置にあろうかと思いますけども、実際、この建物は昭和 44 年に建造しておりますし、改装、修繕の手を入れながら使用してきております。耐震の部分ですけれども、これは調査を行うまでもなく、子どもたちの放課後や休日の居場所について今後懸案となっております複合庁舎建設の検討の次に着手を考えるべく、優先順位の高い課題というふうに私は考えております。それから遊び場としてのご質問でありましたけども、少子化の今、逆に大勢の子どもたちが一堂に会して遊ぶ場面、大きな子と小さな子が一緒になって遊ぶ場面というのは逆にいうと必要なことではないかなと考えております。そういった年代の違う子どもたちが一堂に遊ぶことで、その中でやはりいろいろなルールだとか、譲り合うだとか、そういった社会性も身につけることが可能なわけですから、手狭であるということを逆に逆手にとって、子どもたちの社会性を身につける、安全に十分配慮しながら子どもたちの社会性を身につける、そんな児童館にしていくのが望ましいのではないかなというふうに考えます。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 ありがとうございます。建物については今後の最重要課題ということでぜひ検討していただきたいと思います。また、社会性を身につけるというとこにいきますと次の質問にもつながりますので、次の2点目の質問に移らせていただきたいと思います。2点目の質問です。特別支援が必要な児童も受け入れておりますが、利用日数に制限がございます。この制限は、だれのどのような判断によるものかお聞かせください。

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

それでは2点目のご質問にお答えいたします。児童館は、「津別町児童館の管理運営等に関する規程」や「児童館障がい児受け入れに関する規程」に基づいて運営しております。特別支援学級在籍の児童につきましても、第2条において、「一般的に中程度までの障がい児とすること、及び、集団生活や遊びが可能であり、継続的に利用できる児童」としています。児童館は学校の休み時間のような自由な遊びの場ですから、第5条には「障がい児と健常児が互いに育ちあい、遊びの中から社会性の成長を促す」との記載のとおり、原則的にはどの児童も受け入れる方針であります。利用日数が制限されている児童がいるとのご質問ですが、同じく第5条には、「集団遊びを原則とし必要に応じて個別指導を行う」とありますように、障がいの程度やその子どもの特徴により個別の支援や個別の対応が必要な児童について、支援を担当する職員が配置可能な範囲での利用といった条件をつけさせていただく場合もあります。その判断につきましては、第7条に基づき、「教育長は保護者からの申し込みを受けた際には、福祉関係及び学校関係者等の助言を得るとともに、児童の行動観察を行い受け入れの決定をする」ということになっております。以上です。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 ありがとうございます。教育長が児童の行動観察を行い、受け入れを決めるとのお答えをいただきました。また、新聞記事なのですけども9月3日の道新にカズ君は普通学級へという記事がございました。旭川市の中学1年生のお話が載っておりました。一樹君は知的障がいを持つ自閉症がありながら普通学級で学ぶといったものでありました。カズ君自身が普通学級で学ぶことにより、授業中にちゃんと座っていられる書き取りなどの独自メニューがこなせるようになり、できることが増え成長していきました。また、クラスの生徒もいじめや無視などなく、みんな交替で隣の席に座り、やさしくフォローしている。担任の教諭はすごく優しい教室になっている。この子どもたちは大人になっても障がいのある人と自然に優しく接することができると確信するといった記事がありました。児童館ではぜひお互いを高め合い引っ張ってほしい、少しでも受け入れの門― 22 ―戸というのを広くして一樹君を受け入れたクラスのようにお互いが成長する場所として児童館を活用していただけたらと考えますが、教育長のお考えをお伺いしたいと思います。

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

特別支援教育の考えにつきましては、一緒にできないから別な教室でという考えではないわけであります。そのいろいろな集団での学びではなかなか難しいお子さんに対して、その子に一番適した方法で学習支援をする観点から別な教室で学習をしている。したがって時には一緒に健常児の子どもさんたちと一緒に勉強する機会も当然あるわけです。あくまでも、その子のニーズに応じた学習形態を考えるということで特別支援教育が今展開されているというふうに考えております。そういった意味でも児童館におきましては、障がいのある子、障がいのない子、一緒に遊ぶ中で社会性を身につけていくことというのは非常に大事なことだと考えております。先ほど利用制限という部分のお話をいたしましたけれども、利用制限をご理解いただくにあたりましても当該の保護者の方とお子さんに対して児童館だけではなく、ほかの療育の施設それから場所もいろいろあります。そういった所でいろいろな療育をしていくことがそのお子さんにとってプラスになるという部分、いろいろな情報を提供しつつ保護者の方に選択をしていただいてご理解と納得の上、児童館を利用していただくというふうに心がけておりますので、児童にとって最適な放課後の活動の場所は何かという部分について大事に保護者の方と話を進めていきたいと思っております。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 ありがとうございます。利用状況につきましては、ほかの民間企業との兼ね合いもあるというお答えで、その辺も少し難しいところであるかなと感じるところでありました。また、特別支援の障がいを持つ子どもたちの受け入れにつきましては、昨年の7月26 日に神奈川県相模原市の施設津久井やまゆり園での施設の利用者 26 人が負傷して19 人が命を落とされたという戦後最大級の大量殺人が起こってしまいました。この犠牲になった方々というのは障がいがあり、うまく逃げられなかったことも大きな犠牲― 23 ―に繋がったことであります。この容疑者というのは取り調べに対して、「障がい者はみんないなくなればいい」そういった思想を持つ恐ろしい犯人でございました。この間違った考え、そういった考えを子どものうちに持たないように、障がいというのはあくまでも個性であるというように津別の子どもたちには健全な考えをもって育っていってほしいと思います。子どもたちは幼ければ幼いほど他者を受け入れる柔軟性を持ちます。障がいというものを一つの個性として受け入れるためにみんなで学び、過ごす経験、場所としての提供も児童館が担っていただければと考えます。最後に、この問題につきまして教育長のお考えをお聞かせいただき私の一般質問を終わりたいと思います。

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

幼いときから障がいのあるお友達と一緒に過ごすことで子どもたちに優しさですとか思いやりですとか、そういった気持ちが育まれるというふうに思っております。小学校におきましても特別支援教室だけの指導ではなく、先ほども申しましたとおり一般の子どもたちとの交流学習を重視しているところであります。障がいがある、障がいがないということを、まず子どもたちにそういった気持ちを育てることは大人が、大人こそがしっかりと認識しなければならないことだろうなというふうに思います。差別ですとか偏見のない社会にしていかなくてはならないというふうに思います。それは子どもだけに教えるということではなく、大人自身がしっかりと子どもたちに範を示せる、そんな行動をしていくことが大事ではないかなと思っております。以上です。

出典:津別町議会 平成29年第6回定例会 2017年9月24日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる