洞爺湖町議会 令和2年12月会議 2020年12月10日
コロナ禍における保育所の情報通信技術、ICTの活用について
2020年12月10日、洞爺湖町議会の一般質問で、石川邦子議員が「コロナ禍における保育所の情報通信技術、ICTの活用について」質問し、管理課長 末永弘幸、教育長 皆見亨が答弁しました。
- 質問者
- 石川邦子 議員
- 答弁者
- 管理課長 末永弘幸、教育長 皆見亨
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 石川邦子
2件目の質問に移ります。コロナ禍における保育所の情報通信技術、ICTの活用についてです。保育のICT化は、パソコンやタブレットを利用した業務軽減システムで、平成29年に内閣府から発表された子育て安心プランの中でも、保育所の業務負担軽減のための施策として推奨されており、全国でその導入が進んでいます。保育業務の改善が加速することにより、保育人材の確保や保育の質の向上に十分な効果を発揮すると期待されています。国の保育人材確保のための総合的な対策では、保育士の業務負担軽減を図るため、保育に関する計画、記録のデータ化、保護者との連絡など、子供の登校管理等をIC化するために必要なシステムの導入費用として、厚生労働省は保育対策総合支援事業費補助金を令和3年度についても予算要求をしています。胆振管内でも、登別の保育所において、メール配信や書類作成ができる園児管理システムや、施設と保護者間のコミュニケーションツールを活用しており、保育所で新型コロナウイルスの感染者が発生した際には、アプリを使い、連日発熱などの健康状態を保護者に配信し、保護者の安心にもつながったとしています。市では、保育所のICT化の導入について、国が働き方改革を進める中で、市としても保育士業務の負担軽減を図りたいと話しています。保育士は、実際に子供と接する以外に行わなければならない事務作業や雑務などの負担が大きく、2016年に発表された北海道保育士実態調査によると、職場で改善してほしい課題として6割の保育士が「事務、雑務の軽減」と答えるなど、事務の効率化、労働時間の短縮が課題となっています。このような課題を改善するために、保育管理業務をICT化し、業務負担の削減、効率化につなげることが必要であり、事務作業が多いと就業時間内に業務を終えられず、残業が続いたり、休みが取りづらくなることも考えられ、業務の改善により保育士の早期退職を防ぐことや、保育士の人材不足の解消も期待できます。メール配信については、保育所からの災害時の安否確認や気象情報による臨時対応、新型コロナウイルス感染症や発熱などの緊急連絡など、朝の忙しい時間帯に電話がつながらなかったなどあるようで、保護者と保育士の双方の利便性の向上を図ることができます。町内の小中学校においては、既にメール配信による連絡を行っていると聞いております。小中学校の保護者への連絡体制の状況と今後の保育所のICT活用のお考えについて伺います。
答弁 管理課長 末永弘幸(管理課長は2021年6月まで)
まず1点目のご質問でございますけれども、小中学校の連絡体制についてでございます。これにつきましては、各小中学校における保護者への連絡の手段につきまして、各世帯の保護者へ学校行事の延期や中止など、児童生徒への文書の配付に加えまして、メール配信により保護者への連絡を兼ねて行ってございます。また、緊急の連絡の場合についてなのですけれども、学校により異なりますけれども、学級担任から保護者への連絡網による周知と併せまして、学校からのメール配信を兼ねて行ってございます。いずれにしましても、メール配信のみの連絡では、保護者への連絡は補完されるものではないと認識してございますので、文書によるお知らせや連絡網による周知を兼ねて行っているという、こういう状況でございます。それと2点目なのですけれども、保育業務のICT化の利用の関係だと思うのですけれども、これにつきましてはICTを活用した保育業務の改善についての関係だと思いますけれども、無料の連絡網サービスを提供しているアプリ、ソフトがございます。このアプリの機能につきましては、例えばお子さんが登所を見合わせる、欠席をする場合の連絡を電話ではなくてメールで行うことができること、また、タイムラインという写真を投稿する機能によりまして、お預かりしているお子様の保育所での様子を保護者の皆様に見ていただくことができます。このうち、メール配信の機能につきましては、コロナ禍の影響による緊急性が高い情報の提供や行事の変更、それと中止のお知らせなどを速やかに行うことができますことから、保護者の皆様への情報を提供する道具の一つとしまして、保育所現場とも十分に協議の上、保育所の業務の改善だけではなくて、保護者の利便性の向上を図ることができるよう、環境の整備に努めてまいりたいと考えてございます。また、メール、それからタイムライン以外のICTを活用した業務の改善についてなのですけれども、これの導入することによるメリットやデメリット、これが当然あるかなと認識してございますので、これにつきましては、保育の業務に支障がないかを十分に考慮をした上で、保育現場と十分に協議を進めていきたいと考えてございますので、その点ご理解いただきたいと思います。以上でございます。
質問 10番 石川邦子
まずは、メール配信だけでも行うことにより、少しは業務の改善につながると思います。コロナ禍の影響により、健康管理の確認や予防対策など、ますます保育士の業務の負担は大きくなっておりますので、補助金等の活用も考えながら、保育士の事務作業の負担軽減について、よろしくお願いしたいと思います。最後に、教育長のお考えをお伺いいたします。
答弁 教育長 皆見亨(教育長は2022年6月まで)
今、担当課長のほうからお答えをさせていただきましたけれども、まず、現在保育所では、保護者に急を要する連絡につきましては、電話、これを主に報告をしておりますが、その場合ですと、やはり全ての保護者に情報が行き渡るということになりますと多少時間を要するという現状となっております。議員からご提案のメール、一斉メール配信につきまして、これにつきましては連絡するのに時間を要さないというような大きなメリットがあるのかなと思いますことから、いち早く町内の小中学校で取り入れている実績を参考に、保育所現場と十分協議をして、整備する方向で進めてまいりたいと考えております。なお、保育所からのお便り、それとか児童の入退所時間の管理と、これは今は紙ベースにより管理しておりますけれども、これらについては緊急性を特に要しないということから、電子化については保育士業務の負担軽減、またICTを活用した情報社会の構築のために、どのような形でICTを有効活用したほうがいいのか、有効活用ができるのか、先進地からの情報収集などを行いまして、保育所現場とまずはしっかりと協議をさせていただいてから始めてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げたいと思います。
質問 10番 石川邦子
ありがとうございます。保育所の業務量を少しでも減らすことができれば、これまで以上に子供たちと向き合う時間が増えたり、保育の質の向上にもつながると思います。手作業での業務で感じられる温かみや取り組みやすさを生かしつつ、管理が複雑な業務や時間がかかる業務は、ICT化するなど、併用しながら上手に効率化を進めていくことが、働きやすい職場づくり、このことは保育士の人材確保にもつながると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。以上で、一般質問を終わります。どうもありがとうございました。