紋別市議会 令和6年第1回定例会 2024年3月12日
(1)町内会等のデジタル化等について/(2)犯罪被害者支援について
2024年3月12日、紋別市議会の一般質問で、梶川友子議員が「町内会等のデジタル化等について」「犯罪被害者支援について」について質問し、市長 宮川良一、市民協働課長 浜屋武志が答弁しました。
- 質問者
- 梶川友子 議員
- 答弁者
- 市長 宮川良一、市民協働課長 浜屋武志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 梶川友子
私は、さきに通告した順に従い、質問をさせていただきます。初めに、町内会等のデジタル化等についてです。現在、人口減少と高齢化により、町内会等の地域住民の支え合いによる組織が弱体化し、地域コミュニティーを維持することが難しくなっているように思います。核家族化が進み、家族の支え合いの機能が低下し、孤独や孤立の問題も深刻化し、非正規雇用の増加等により、職場での家族的なつながりも薄れるなど、私たちを取り巻く社会環境が激変する中で安全に安心して暮らせる地域を守る町内会等の役割は非常に大きいと考えます。その上で、各自治体においても様々な取組が必要と考えます。そこで、1点目に、町内会等の地域コミュニティーの弱体化についてどのような認識を持っているのか、お伺いいたします。2点目に、地域コミュニティーを維持するための支援の必要性についてどのように考えているのか、お伺いいたします。3点目ですが、現在、人口が減少し、高齢化が進む地域では、町内会の役員として働ける方も少なくなる中で、地域コミュニティーの維持が難しいように考えます。令和5年10月、全国自治会連合会北海道札幌大会において、苫小牧市の拓勇東町内会の活動発表がされた記事を見る機会がございました。約3,500世帯、30代の若い世代が多い新興住宅地の町内会で、コロナ禍をきっかけにデジタル化を推し進め、子どもや孫、高校生、役員の協力を得ながら、シニア世代のデジタルへの壁を取り払い、SNSで町内会加入のメリット配信や町内会報もLINEでダウンロードを可能にと、アナログでの温かいコミュニケーションを大切にするために、デジタルを利用しているとの内容でした。苫小牧市の一町内会の取組としてのすばらしいものと思います。そこで、このような取組をしたいと考える町内会があった場合、紋別市としてどのように関わっていただけるのか、お伺いいたします。4点目ですが、高齢者の人口比率は高止まりし、中でも75歳以上の人口の比率が増え続ける中、町内会としては、委託している広報もんべつの配付や交通災害共済の加入申込み、交通安全運動、花壇の手入れ等々がございます。新たな担い手確保は多くの町内会の課題と考えますが、各町内会コミュニティー全般への紋別市の認識をお伺いいたします。犯罪被害者支援についてお伺いいたします。刑事司法の中で、長年、忘れられた人と呼ばれていた犯罪被害者の人権問題には迅速な対応が必要です。国は、昨年10月1日、犯罪被害者支援の司令塔として、警察庁に犯罪被害者等施策推進課が新設されました。警察が実施する支援策の推進だけでなく、関係省庁や地方自治体の取組との総合調整も担います。犯罪被害者支援は、公明党が推進した2004年施行の犯罪被害者等基本法から本格化しました。それ以前は、殺人事件の遺族や、重傷を負ったり、障害が残った被害者に給付金を支給する制度はありましたが、捜査から裁判に至る刑事司法の中で被害者には捜査状況も裁判日程も伝えられませんでした。2008年の内閣府犯罪被害者等に関する国民意識調査では、6割以上が事件後も不安を抱えたと回答し、精神的な不安定や体調を崩したとの回答も多かったようです。こうしたダメージを受けている上に、真実を知りたいとの犯罪被害者としての当然の望みすら無視されていました。しかし、現在は、殺人や傷害、性犯罪、そして、ひき逃げなどの交通死亡事故のような重大事件では、犯罪被害者から事情聴取をした捜査員が被害者の手引きを渡し、警察の支援策も説明されます。また、被害者連絡制度によって捜査状況も聞け、警察の相談窓口に行けば、国や地方の自治体が実施している多くの支援制度についても教えてもらえます。裁判が始まれば、証人として出廷するだけでなく、被害者参加制度を利用して法廷で自分の意見を述べ、被告人に質問することもできます。犯罪被害者に寄り添い、個々の状況に柔軟に対応できるさらなる支援策の整備が求められますが、精神的な側面のケアもさることながら、経済的支援制度も必要です。本来、犯罪被害の賠償責任を負うのは加害者ですが、資力不足などを理由に賠償金が支払われないケースが多く、日本弁護士連合会の2018年調査では、殺人などで被害者が亡くなった事件で加害者が賠償金を全額支払った事例は、90件中、僅か3件だったといいます。犯罪被害者や遺族を経済的に保障する犯罪被害者給付制度は、1981年にスタートしています。遺族への遺族給付金が320万円から2,964万5,000円、重傷病者への重傷病給付金が上限120万円、後遺障害が残った人への障害給付金が18万円から3,974万4,000円と3種類の給付金があります。先月、2月17日付の北海道新聞に「犯罪被害者支援 進む条例化」との記事が掲載されていました。国の犯罪被害給付は支給までに6か月から1年近く要することもある、つなぎ役として、各自治体の特化条例による見舞金制度など、小回りの利いた迅速な支援が注目されているとありましたことから、お伺いいたします。1点目に、オホーツク管内18市町村内、斜里郡の3町は昨年10月に施行済みで、紋別と北見の2市だけが未定、検討中で、残る13市町村はそろって本年4月1日施行予定となっていましたが、なぜこのタイミングなのか、お伺いいたします。2点目に、国は、犯罪被害者らへの支援は十分とは言えず、給付制度の改善が急がれる中、当事者の声を聞きながら、現場の実情に合った制度にするため、本年6月までに方針を固める予定とのことですが、支援条例の全国及び北海道内の制定状況をお伺いいたします。3点目に、紋別市は、犯罪のない安全で安心なまちづくり条例第8条に犯罪被害者等の権利利益の保護を図るため、犯罪被害者等基本法に基づき、関係機関等との連携を図りながら、情報の提供、相談体制の整備その他犯罪被害者等への必要な支援を行うものとするとありますが、支援条例制定の必要性についてお伺いいたします。以上で私の質問は終わります。再質問は留保いたします。(降壇)
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
それでは、梶川議員のご質問にお答えいたします。初めに、町内会等のデジタル化等についてであります。1点目の町内会等の地域コミュニティーへの認識についてでありますが、町内会等は、現在も地域コミュニティーにおいて中心的な役割を果たしておりますが、人口が減少し、少子高齢化が進む中で町内会個々の力が弱まっており、加入世帯の減少、活動の停滞、役員の成り手がいないなど、組織の存続に関わる問題につながっているものと認識しております。2点目の地域コミュニティー維持支援の必要性についてでありますが、地域コミュニティーを維持し、地域住民が連携協働することで、住民の意識、連帯感の向上が図られ、地域課題の解決に向けた自発的な行動により促進されていくものと思っております。現在、地域コミュニティーの充実、強化を図るために、町内会に対して地域コミュニティ交付金を支援しておりますが、この支援を活用し、引き続きコミュニティーの醸成に努めていただきたいと考えております。3点目のデジタル化を求める町内会への関わり方についてでありますが、デジタル化導入に当たっての課題や具体的な効果などを検証していく必要がありますので、町内会からの意見や要望をお聞きし、紋別市町内会連絡協議会と協議して進めてまいりたいと考えております。4点目の新たな担い手確保への認識についてでありますが、高齢化が進む町内会の持続可能性を考えるためには、若い世代の参加を促進し、地域全体で協力し合うことが重要であると認識しております。今後につきましては、紋別市町内会連絡協議会と連携し、若い世代が地域社会貢献活動に参加しやすい環境づくりの構築に取り組んでまいります。次に、犯罪被害者支援についてであります。1点目の支援条例オホーツク管内13市町村そろっての施行予定のタイミングについてでありますが、直接、犯罪被害者支援と結びついてはおりませんが、令和4年4月に知床半島沖で起きた観光船沈没事故により被害者支援の機運がオホーツク管内で高まり、このタイミングにつながったものと認識しております。2点目の支援条例の制定状況についてでありますが、令和5年4月1日現在、全国で35.2%、道内では8.4%となっております。3点目の支援条例制定の必要性についてでありますが、現在の本市の条例では犯罪被害者へ必要な支援を行うことができますが、具体的な支援の内容や手続については明記されておりません。犯罪被害者が受けた被害の早期回復や軽減を図り、再び平穏な生活を営むことができるようにするには支援条例は必要であると考えており、犯罪被害者の権利利益の保護を図るためにも具体的な支援を明文化した条例の制定を検討してまいります。以上で答弁を終わらせていただきます。(降壇)
質問 5番 梶川友子
順番は違いますけれども、まず、犯罪被害の関係です。具体的支援の明文化ということで、ぜひよろしくお願いいたします。道内でも8.4%ということで、本当に低いということが今回分かりました。札幌市なんかを見ると、具体的な金額なども規定されているのです。紋別市ではどのようになるかは分かりませんけれども、期待しておりますので、よろしくお願いいたします。戻って、町内会の関係です。町内会の会長がいないなど、いろいろなお話を耳にした経緯がありまして、町内活動がなかなかうまくいかないということです。そして、その町内では広報も市の職員が戸別配付している状況だということもお聞きしています。そこはそこで解決していかなければならないと思うのですけれども、町内会連合会としっかり連携を取らなければならないと市のほうも認識されているということでした。その上で1点だけお聞きしたいと思います。今、まちなか公営住宅は3棟が建っていますね。南が丘団地の場合は、3丁目と2丁目に分かれており、また、4丁目にもかかっていますが、独自の自治会が今まではありました。まちなか公営住宅に関してはどのような対応になっているのか、お聞かせください。
答弁 市民協働課長 浜屋武志
お答えいたします。まちなか公営住宅の3棟につきましては、自治会の運営等はありませんので、基本的にはそこの町内会に加入していただくことになります。今回転居される方につきましては、どの町内会なのか、さらには、加入に当たっての連絡先をお伝えした上で入居していただき、加入についてのお願いをしているという状況でございます。
質問 5番 梶川友子
分かりました。まちなか公住に入居されている方は、結構、高齢者の方も多いようです。いろいろと大変かと思いますが、地元の町内会から町内会に入りませんかという勧誘をしていただけるような働きかけをしてもらうよう、市からも話をしていただいて、ぜひ町内会活動が活発化されるような体制をつくっていただけるようにお願いします。
答弁 市民協働課長 浜屋武志
先ほど梶川議員が言われたように、町内会への加入が停滞しているという状況がありますので、新たな町内に移動されている方への加入については積極的にお願いを進めていきたいと考えてございます。
質問 5番 梶川友子
どうもありがとうございました。私の質問は、これで終わらせていただきます。