当別町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月11日
(1)こども基本法に定めるこども等の意見反映/(2)インクルーシブを取り入れた公園整備
2024年3月11日、当別町議会の一般質問で、佐藤立議員が「こども基本法に定めるこども等の意見反映」「インクルーシブを取り入れた公園整備」について質問し、町長 後藤正洋、総務部長 長谷川明が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤立 議員
- 答弁者
- 町長 後藤正洋、総務部長 長谷川明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 佐藤立
それでは、議長の許可をいただきましたので、通告に従い本日は大きく2点について質問をさせていただきます。初めに、こども基本法に定める子ども等の意見反映について町長にお尋ねをいたします。去年4月にこども基本法が施行されて約1年が経過をしました。こども基本法は、常に子どもの最善の利益を第一に考え、子どもに関する取組や施策を我が国社会の真ん中に据えて強力に進めていくことが急務となっていることを背景にしたこども施策を社会全体で総合的かつ強力に推進していくための包括的な基本法です。日本国憲法及び児童の権利に関する条約の精神にのっとり、全ての子どもが将来にわたって幸福な生活を送ることができる社会の実現を目指し、子ども政策を総合的に推進することを目的としています。こども基本法は、全ての子どもについてその年齢及び発達の程度に応じて自己に直接関係する全ての事項に関して意見を表明する機会及び多様な社会的活動に参画する機会が確保されることや、その意見が尊重され、その最善の利益が優先して考慮されることなど6つの基本理念を掲げています。そして、第11条では、地方公共団体はこども施策を策定し、実施し、及び評価するに当たっては当該こども施策の対象となる子ども、または子どもを養育する者、その他の関係者の意見を反映させるために必要な措置を講ずるものと定められています。そこで、こども基本法を踏まえた当別町における子ども等の意見の反映の進め方について町長にお尋ねをいたします。1つ目に、子ども等の意見の反映の対象となる施策の範囲についてお尋ねをいたします。こども基本法第2条によれば、こども施策とは子どもに関する施策と一体的に講ずべき施策から成ります。子どもに関する施策とは、子どもの健やかな成長や結婚、妊娠、出産、子育てに対する支援を主たる目的とする施策を指すものです。新生児期、乳幼児期、学童期及び思春期の各段階を経て、大人になるまでの心身の発達の過程を通じて切れ目なく行われる子どもの健やかな成長に対する支援、子育てに伴う喜びを実感できる社会の実現に資するため就労、結婚、妊娠、出産、育児等の各段階に応じて行われる支援、家庭における養育環境、その他の子どもの養育環境の整備という3つの類型が具体例として示されています。一方で、一体的に講ずべき施策には、主たる目的は子どもの健やかな成長に対する支援等ではないが、子どもや子育てや子育て家庭に関係する施策、子どもに関する施策と連続性を持って行われるべき若者に関わる施策などが含まれます。具体的な例としては、国民全体の教育の振興、仕事と子育ての両立等の雇用環境の整備、小児医療を含む医療の確保、提供、若者の社会参画支援、就労支援、社会生活を営む上で困難を抱える若者支援などが挙げられます。このように子どもに関する施策と一体的に講ずべき施策から成るこども施策には子どもの健やかな成長に対する支援等を主たる目的とする施策に加えて教育施策、雇用施策、医療施策など幅広い施策が含まれます。その上で、こども基本法第11条では地方公共団体はこども施策を策定し、実施し、及び評価するに当たっては当該こども施策の対象となる子ども、または子どもを養育する者、その他関係者の意見を反映させるために必要な措置を講ずるものと定められています。以上を踏まえれば、子ども等の意見を反映させる対象となる施策は町政全般の多岐にわたるものと考えられますが、当別町において対象となり得る施策は何でしょうか。2点目に、子ども等の意見を反映させるために必要な措置についてお尋ねをいたします。こども基本法11条に定めるこども施策を策定し、実施し、及び評価するに当たって子ども等の意見を反映させるために必要な措置については、当該施策の目的等によって様々であると考えられます。そして、子どもから意見を聞くための様々な手法を組み合わせ、脆弱な立場に置かれた子どもをはじめ様々な状況にある子どもや低年齢の子どもを含めて多様な子どもの意見を聞くように努めることが重要です。当別町としては、具体的にどのような措置を講ずるのでしょうか。3点目に、声を上げにくい子どもから意見を聞く工夫や配慮についてお尋ねをいたします。子ども等の意見の反映に当たっては、乳幼児や重度障がい児、医療的ケア児、不登校など声を上げにくい子どもから意見を聞く工夫や配慮も求められますが、当別町としてはどのように取り組むのでしょうか。4点目に、こども施策や子ども等の意見反映等を包括的、総合的に推進する体制についてお尋ねをいたします。こども基本法第2条においては、子どもに関する施策を根拠法律ごとの事務事業の列挙ではなく、出産から成長までの段階を踏まえた3つの類型に分け、概念的に整理をしています。この趣旨やこども施策が多岐にわたることを踏まえれば、当別町においても従来の各部局ごとの所管事項にとらわれることなく、こども施策や子どもの意見反映等を包括的、総合的に推進する体制を新たに設ける必要があるのではないでしょうか。5点目に、オンラインを含めた常設の仕組みや場についてお尋ねをいたします。これまで申し上げたとおりこども施策の対象が多岐にわたることを踏まえると、子ども等の意見を反映させるためオンラインを含めた常設の仕組みや場を設ける必要があるのではないでしょうか。以上、こども基本法についての質問でした。続いて、2点目、インクルーシブを取り入れた公園整備についてお尋ねをいたします。当別町では、公園施設長寿命化計画に基づき公園施設や遊具の更新が進められています。町民誰もが利用できる公共の公園において年齢、性別、言語、能力等様々な個性や感性を持った方々が分け隔てなく一緒に楽しさを共有し、遊べるというインクルーシブの理念を取り入れた公園施設、遊具の整備が重要だと考えます。当別町においてもこのインクルーシブの理念を取り入れた公園施設、遊具の整備を進める必要があると考えますが、いかがでしょうか。以上、1回目の質問といたします。
答弁 町長 後藤正洋
佐藤議員の一般質問にお答えをいたします。初めに、当別町におけるこども基本法に定める子ども等の意見反映についてのご質問にお答えをいたします。1つ目に、対象となり得る施策についてのご質問でありますけれども、こども基本法の考えにおいては子どもが関係する様々な施策が対象となり得るものとなっており、例えばバスや電車など公共交通に関すること、公園や図書室など居場所に関すること、学校教育や学校施設に関すること、プレイハウスや子育て支援センターなど子育て支援に関することなどが考えられます。2つ目に、子ども等の声を聞くための具体的な方法についてのご質問でありますが、紙媒体やウェブ形式によるアンケート調査、ワークショップ、オンラインディスカッションやSNSを活用した意見聴取など様々な方法が考えられます。町といたしましては、これらの方法により必要に応じて子ども等の声を聞いてまいりたいと考えております。3つ目に、乳幼児や重度障がい児など、自分では声を伝えにくい方からの意見聴取の方法についてのご質問でありますが、議員がおっしゃられたとおりこども基本法第11条では子ども、または子どもを養育する者、その他の関係者の意見を反映させるための必要な処置を講ずるとなっておりますので、自分の考えや意思を自ら発信することが難しい方につきましては保護者など、その子の気持ちを理解している方から意見を聴取する方法を検討してまいりたいと思っております。4つ目に、こども施策や子どもの意見反映を担う新たな体制整備についてのご質問でありますが、議員ご指摘のとおり施策が多岐にわたるため、まずは関係部署間での調整、整理を慎重かつ丁寧に進めてまいります。なお、将来的にはどのような体制整備が必要か研究を進めてまいりたいと考えております。最後に、子ども等の意見反映の具体的な方法としてオンラインなど常設の仕組みなどを設ける必要があるのではないかとのご質問でありますが、これまでお答えしたとおり意見聴取の方法は様々でありますので、議員がおっしゃられましたオンラインなど、常設的に意見を聴取する仕組みもその一つだと考えられます。なお、現在でもホームページのお問合せフォームを利用して常時意見を担当部署に伝えることは可能となっております。次に、インクルーシブを取り入れた施設、遊具についてのご質問でありますが、町といたしましては多様なユーザーのニーズを尊重した施設、遊具の整備は必要なものであると考えており、今後の公園整備においては誰もが安心、安全に集える環境づくりを地域の意向に配慮して進めてまいります。以上、佐藤議員の一般質問に対する答弁といたします。
再質問 6番 佐藤立
それでは、順番に幾つか再質問をさせていただきたいと思います。まず1点目、当別町において対象となり得る施策は何かというところで、交通ですとか、施設関係、子育て支援、教育等を含めて具体的に幾つか列記をしていただきました。これは後半、体制の話にも絡みますけれども、今町長からお答えいただいたとおり、まさに今の部局の壁を越えてといいますか、担当を超えて非常に幅広い分野に入っております。また、今のお答えは恐らく子どもに関する施策の中でも直接子どもに関する部分というのを中心に列挙をしていただいたかと思いますけれども、一体的に講ずべき施策という部分に入ってまいりますと、それこそ先ほども申し上げましたけれども、例えば就労支援ですとか、経済的な問題とかを含めてかなり幅広い部分に入ってくるのかと思います。ですので、まず1点目、念のための確認ですけれども、今具体的に列挙いただいた部分は子どもに関する施策に関する部分かと思いますけれども、一体的に講ずべき施策のところまで含めればより幅広いところが十分対象になってき得るという理解でいいのかというところを念のため確認をさせてください。
答弁 町長 後藤正洋
佐藤議員の再質問にお答えをいたします。ただいまご質問にありました子どもに関する施策と、それから一体的に講ずべき施策という振り分けの中で、町としてこれからこども施策を展開していく上でどの範囲まで検討するのかというお話でした。当然法の趣旨が子どもに直接関係するものと、子どもたちを取り巻く環境ですとか、あるいは養育者のいろいろな対応ですとか、そういったところまで及びますので、そこについては法の趣旨を理解した上で町として適切に対応していくということで考えております。
再質問 6番 佐藤立
それで、小問の2点目になりますけれども、多様な子どもの声を聞くように努めることが重要で、具体的にどのような措置を講ずるのかという質問に対しまして、アンケートを紙、またウェブ等を含めて必要に応じて今後講じていくというご答弁がございました。この中で媒体本当いろいろあると思いますし、その都度、その都度必要なものを選択をしていくことにはなるかと思いますが、もう一点この声を聞く、ここについては、各施策について策定、実施、評価それぞれの段階で声を聞いていくようにというような法の建て付けになっております。今までも計画段階、事前にパブリックコメントのような形だったりとか、計画策定の段階でいろいろと声を聞くのは子どもに限定したものではなかったですけれども、あったかと思いますが、これがさらに策定、実施、評価というふうに細かく規定されたところが今回のこども基本法の一つ大きなポイントかなとは思いますが、今ご検討いただいている今後の方向性の中では策定、実施、評価、それぞれの段階でそういった子どもの声を聴取していくような、反映していくような仕組みを取っていくことを考えているということで、ここも念のための確認ですけれども、お願いをいたします。
答弁 町長 後藤正洋
調整の時間にお時間をいただきまして、ありがとうございました。再質問にお答えをさせていただきます。子どもたちの意見を聞くために議員のご質問の趣旨にありましたように策定と実施と評価の段階でそれぞれ意見表明といいますか、意見を聞くということになっているということでありますけれども、しなければならないという多分表現にはなっていないのかなというふうに思っておりますけれども、極力そういったことについては配慮をしたいというふうに思っておりますが、ただ先ほど一般質問でのそのやり取りの中でもいろいろとありましたけれども、これまでやはり地域性ですとか、そういったことで子どものためにいろいろと親や地域が考えてこうあるべきだ、こうあったほうがいいというようなものもこれまで経験上積み上げてきておりますので、そういった価値観ともどうなのかということは考えなければならない。ただ、今議員が言われているように、国のほうから子どもたちの意見を聞くということを定義づけられていますので、そのことは尊重する中で基本的に、では子どもたちの教育や発育にとって何が地域として必要なのかということも勘案しながら適宜対応していきたいというふうに思っております。
再々質問 6番 佐藤立
今の点、念のため再々質問をさせていただきます。まず、前提としてですけれども、これは恐らく町長とも私考え同じかと思いますけれども、子どもの意見を聞くということが子どもの言うとおりにするということでは、これはもちろん教育委員会でもそうだと思いますけれども、そういうことではなく、ただ関わるものについて当事者として意見を述べることができる。そして、それが十分に尊重されるということなので、私も前提として言ったとおりにしなければいけないというふうに言っているわけではないことはあらかじめ申し上げた上で、法律の条文でいけば国及び地方公共団体はこども施策を策定し、実施し、及び評価するに当たっては当該こども施策の対象となる子ども、または子どもを養育する者、その他関係者、子どもに限定はしていないですけれども、関係者の意見を反映させるために必要な措置を講ずるものとするですので、恐らく素直に読めば策定、実施、評価、各段階に当たって必要な措置を講ずることまでは義務づけられているのだなというふうに思っております。ただ、その必要な措置というのはある程度幅を持たせた表現ですので、全ての段階において確実に毎回毎回聞かなければいけないというところまで求められているのかどうかというのは、多分これからだんだん、だんだん定まってくる部分かとは思いますが、ただ法の趣旨を考えたときには今町長からも少し言及をいただきましたけれども、計画をつくるところだけではなくて実際の実施、そしてさらにそれを次の計画に向けてまた評価をしていく各段階にわたって当事者の意見を従うわけではなくて反映させるための仕組みというのは積極的につくっていく必要があるというふうに考えております。質問としては、全てに義務づけられているわけではないというご答弁ではありましたけれども、策定、実施、評価するに当たって当別町としては積極的に子どもなどの意見を反映させるために必要な措置は積極的に講じて、ぜひいっていただきたいなというふうに考えておりますけれども、その点町長のお考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 後藤正洋
先ほども答弁しましたけれども、基本的に必要なことは法の趣旨の下に行っていきたいと思っております。
再々質問 6番 佐藤立
ありがとうございます。このこども基本法自体、今までの日本の法律から比べると少し毛色が違うといいますか、かなり高いハードルを求めているものなので、これから全国自治体が様々な取組をしていくかと思います。その中でも子どもを当事者として認めて、積極的にその意見の反映の仕組みをつくっていくというのは町の特徴を出していったりとか、町の魅力を高めていく上でも非常に大きなツールになっていくかと思いますので、ここは積極的に、むしろ全国のトップを走るぐらいな形でぜひ取り組んでいっていただきたいというふうに思っております。それで、3番目ですけれども、子どもの意見反映の中でも特に乳幼児、重度障がい児、医療的ケア児、不登校など声を上げにくい子どもからの意見を聞く工夫や配慮というところで、ここについてはこども家庭庁のほうでも法案、法律の成立前に行った様々な調査の中でも多くの課題が指摘をされている部分であります。ご答弁の中では本人が直接意見を表明することが難しい場合には、その気持ちを十分に理解されている保護者の方等からのお話を聞くことも重要であるというご指摘がありました。そこの部分については、私も全くそのとおりだと思いますけれども、ここはまた非常に切り分けが難しいところでもありまして、やはりなるべく本人の意思をしっかり聞く機会をどういうふうにつくっていくかというところと、それでもなかなか意見表明が難しい方については、その気持ちを一番分かっている方の意見、代弁者の意見をお聞きをするということが、この2つの区分けが非常に大事なところだと思っております。ですので、例えば乳幼児であるから意見表明は難しいですとか、重度障がい児であるから意見表明は難しいというような形でカテゴリーで簡単に分けてしまうのではなくて、最大限どういった形であれば意見表明、意見を聞くことができるのかというのの工夫をしていく必要があるかと思います。恐らくそこを前提にした上で、それでも意見表明が難しい場合には保護者の方のというような趣旨のご答弁ではあったかと思いますけれども、私は重要な点だと思っていますので、ここを一度確認をさせていただきます。乳幼児や重度障がい児、医療的ケア児、不登校など声を上げにくい方々についてもまずは手法、機会等の工夫をして、意見をお聞きできるところを最大限調整をしていくというのがまず前提になるという理解でよいかというところ確認をさせてください。
答弁 町長 後藤正洋
佐藤議員の再質問にお答えをさせていただきます。3つ目の質問につきましての再質問でありますけれども、乳幼児の方ですとか、重度の障がいを持たれている方、ご自分としての意見を発することができない人に対する対応についてでありますけれども、極力、例えば年齢は達しているけれども、障がいがあって言葉を発することができないとか、あるいはでも何らかの意思表示ができるとか、いろんな個々の状況によって多分違うのだろうと思います。そういった点については基本的にできるだけそういった意見を拾うということで、拾うと言ったら怒られます。聞かせていただくということは考えたいと思います。ただ、個別の対応になりますので、そのことができるかどうかということもいろいろと関係してくるかなというふうに思いますので、そこは個別、その状況に応じた対応になるということはご理解をいただければと思います。
再々質問 6番 佐藤立
これもまだまだ法律、制度自体始まったところで、これから様々な現場が出てくるところだと思いますし、今の町長のご答弁も本当にぎりぎりのところというか、十分にご配慮をいただいた部分だとは思います。ただ、ここの部分については実はこども基本法成立の過程で参議院内閣委員会の附帯決議でも、全ての子どもについて、子どもの年齢、発達の程度に応じて子どもの意見を聞く機会及び子どもが自ら意見を述べることができる機会を確保し、その意見を十分に尊重することを旨として行うというような附帯決議も出ておりますし、やはり一番のポイントはカテゴリーごとにこういう状態だから聞ける、こういう状態だから聞けないではなくて、今まさに町長がおっしゃったとおりそれぞれの方の状況に応じて最大限意見の聴取、意見を反映する機会を設けるように、これすごく、私は議場でこう言っている側なだけで、実際にこれを動かしていくことになると、各担当の方が実際に現場で様々な調整をしながらで難しいところだとは思うのですけれども、そこについてしっかり踏み込んだメッセージ、やっていくのだぞという姿勢を見せていくということは、これからの当別町の一つの大きな価値をつくる部分になってくるところだと思いますので、本当に困難が多々あることは十分に承知をしておりますけれども、それでもここはぜひ積極的に取り組んでいただきたいというふうに思っております。恐らく今後様々な具体的なものが出てまいりますし、来年度については子ども・子育ての支援計画の策定だったり、こども計画の策定だったり、もういきなり現場の話が始まってまいりますので、具体的な部分についてはまたそれぞれ具体的なケースが出たところで改めて議論をさせていただければと思っております。次に、4点目、体制整備の部分に関するところになります。ここについては、ここもまだこれからの部分なので、まずは部署間での調整をしながら将来的には研究もしていきたいということになりましたけれども、例えばですけれども、これも今後かもしれないですけれども、町の部の設置条例ですとか、行政組織規則ですとか、そういった中で例えばこども基本法に関することであったり、子どもの意見反映に関することなどのような形で責任を持たせる部署といいますか、そういうのを設定していくということもお考えなのでしょうか。
答弁 町長 後藤正洋
すみません。お時間をいただきまして、ありがとうございます。佐藤議員の再質問にお答えをさせていただきますけれども、意見反映を担う新たな体制整備についてのご質問でありますけれども、今回提案をさせていただいておりますといいますか、私の所信の表明の中でこれまで子ども未来課を教育委員会から福祉課のほうに移しますということは、当然このこども家庭庁のことが視野にあったわけであります。蛇足ですけれども、今回国が行いました改革については私個人的な意見を本来は述べたいのですが、ここは述べる機会ではありませんので、述べませんけれども、もう少し地方と国が分担をしてしっかりと少子化ですとか、人口減少に対応できるような、そういったところにまで熱が入るような事業実施にしていただければいいのかなというふうに思いますけれども、なかなかそうならなかったというのは残念であります。そういった中で私といたしましては、この法の趣旨にのっとって地域の中で少子化ですとか、あるいは子育ての対応がしっかりできるような体制整備をどうやったらできるかということを検討して所信で申し上げた次第であります。その具体については、今後4月の1日から施行していきますので、その中で職員にも徹底していろいろと私の思いを伝えていきたいというふうに思いますが、組織については総務の部長のほうから具体的に説明させますので、よろしくお願いいたします。
答弁 総務部長 長谷川明
ただいまの佐藤議員の再質問にお答えをいたします。法制部局という立場でお話をさせていただきます。ただいま議員からご指摘がありました部の設置条例、それから行政組織規則、これらは当然一部改正を踏まないといけない状況になるであろうというふうに考えてございます。こども基本法なり、こども施策という言葉がうちのいわゆる条文になじむかというところも精査をしなければなりませんので、今回所管が、部局が替わってくるということがございますので、条例及び規則に関しましては当然改正する余地は発生するものと考えてございます。
再々質問 6番 佐藤立
今このご質問を申し上げたのは、どこにどう書き込むとかということが大事というよりも、先ほどやり取りの中でも、議論の中でもありましたとおり、非常に恐らく範囲、どの施策が対象になるのかですとか、どういうタイミングでどういうふうに意見を聞けばいいのかですとか、判断に迷うといいますか、これから町としての判断を積み重ねていかなければいけないことが非常に多いテーマなのだというふうに思っております。そのときにそれぞれの担当、担当でのケース・バイ・ケースの判断の積み重ね、それも一つのやり方かもしれないですけれども、やはりこれからの教育や子育てを重点にしてチャイルドファーストを掲げていくという当別町の中では、全国の先頭を切るような統一的な判断をしっかりつくっていくということが重要なのではないかなと。そのためには一体的にといいますか、管理をする体制の部分が必要、統一な判断をしっかり、それこそ町長、教育長と直結をするような形でしっかりと判断をしていく基準をつくっていく、そういう仕組みづくりが必要ではないのかなというふうなところが一番私の申し上げたいところです。恐らくこの部分については、まずは部署間での調整をしていきながら今後だんだんに研究をしていくというところなので、今すぐどうこうという答弁にはならないかと思いますけれども、本当に全国の自治体がこれをどこまでどうしようかというところ、いろいろなところで考えている部分だと思います。だからこそ当別町として子どもの意見を実態的にちゃんと聞いて、それを反映させていく、法が求めていく各段階に応じて、そして本当に全ての子どもの意見をしっかりと反映をしながら、それと先ほど町長がおっしゃった当別町の歴史ですとか、伝統ですとか、これまで積み重ねてきたもの、ある意味大人の知恵と子どもの感性と、それをしっかり組み合わせていくような仕組みというのをこのこども基本法を機会につくっていくことができれば、これは表現がどうか分からないですけれども、すごく楽しい町というか、すごくいい町になるのだろうなというふうに私は思っております。ですので、今のところは質問にはならないのでこのままにさせていただいて、5番目の常設の仕組みの部分について再質問をさせていただきたいと思います。今の時代ですので、当然オンラインを含めて様々な手法を考えていくところだと思いますし、問合せフォーム等、既にあるものを活用していくこともできるというご答弁をいただきました。この子どもの意見を反映させていく常設の仕組みや場を設ける必要があるのではないかという質問ですけれども、この子どもの意見の反映に当たっては、これもこども家庭庁でいろいろと検討していた中で指摘されていることですけれども、意見を聞くのと同時にその聞いた意見がどういうふうに反映されていくのか、どういうふうに受け取ったのかというフィードバックを戻していくところも非常に重要なところだという指摘がありました。そういたしますと、意見を聞いてそれをしっかり戻していくというサイクルをつくっていくことが重要な形になってくるので、その意味ではケース・バイ・ケースで動かしていくというよりは、やはり町全体を含めた常設の仕組みを考えていくということが重要ではないかなと思っております。問合せフォームも確かに有効な手法ではありますが、なかなかフィードバックという点では弱い点もございますので、やはり新たな発想で動いてくる制度ですので、新たな仕組みをつくっていく必要があるのではないかなというふうに思っております。検討の可能性としては常設な仕組みも当然その候補の一つではあるということでしたけれども、ここも当別町として一歩前に進むためには例えばですけれども、子ども会議のようなものをつくっていく。それも別にみんなが一斉に集まる必要はなくて、ズームを使ったり、ハイブリッドを使ったり、様々な仕組み、活用をしていくことができるとは思いますけれども、目に見えた仕組みをつくっていくということも重要なメッセージ性を持った部分になってくるかと思います。ぜひここは前向きに検討をしていただきたいと思いますけれども、今の私の話を踏まえた上での町長から改めてのお話ありましたらお願いいたします。
答弁 町長 後藤正洋
佐藤議員の5点目の再質問にお答えをします。今回のこども家庭庁の大綱を踏まえて、国は今国が抱えている危機といいますか、課題を克服したいという思いでそれぞれの自治体に提案をといいますか、課題を課しているわけですけれども、なかなかそれをやって本来の課題を解決できるかという疑問がまだ私にはあります。ただ、町としてもいろんな課題がありますけれども、やはり少子化とか子育て支援の部分だけで出生率を回復できるかですとか、出生率を回復しないと国自体を再生する、あるいは地方を再生していくということ自体が、それがベストではないのですけれども、そういったことに関わってくるかなというふうに思っていますので、そういった点では今回国が取り組んでいることに地方としても、あるいは当別町としてもしっかり考えてやっていかなければならないというふうには思っております。そういった点で先ほど地域が積み重ねてきた伝統ですとか、あるいはそれぞれの家庭の文化ですとか、そういったものもいろいろな判断材料になるというお話をしましたけれども、やはり子どもさんたちが、あるいは子どもといっても幅広いのですけれども、そういった当事者意識のある人たちが何をそのときに求めていて、その価値が全体の中でどうなのかということをしっかり伝えていくということは大事かなというふうに思っています。そこは私どもも学ぶところだと思いますし、発達段階にある子どもさんもそこで自分の考えと一般的な考えと対比をするということで学んでいくということに多分なるのだろうというふうに思っていますので、そういった点では今ご提案いただいた例えば子ども会議ですとか、いろんな部分でそういったことを子どもさんたちが実感できるようなフィードバックといいますか、そういったことも必要かなというふうには思っておりますので、ただ行政として、ではどこまでできるかということについては今やりますという話はできませんけれども、そういったことが今自分たちが抱えている課題の解決につながるというのであれば積極的に取り入れていくべきではないかなというふうに思っております。
再々質問 6番 佐藤立
今町長お話しいただいた中で子どもの意見と地域の積み上げてきたもの、家庭のところ、この双方向性って本当に私も重要なところだと思っていまして、だからこそこう、意見を聞くときには一番簡単な方法ってアンケートを取るというところだと思うのですけれども、アンケートに私は双方向性が非常に足りていないと思います。集まってくる情報は全く同じだとしても、同じ場で意見を出し合って、お互いの関係や考えを皮膚感覚で知って、そして子どもも大人も地域の一員だし、なおかつこの歴史と伝統を持っている町の一員でありますので、一緒に町をつくっていく、一緒に自分たちの人生、未来をつくっていくと。そのためには、今町長のほうからも強くご指摘いただきましたけれども、双方向性というところをしっかりと踏まえた形での仕組みの構築を今後ぜひ検討していっていただきたいと思います。また、今ずっと一般質問ですので、町長のほうにお尋ねをしていますけれども、こども基本法11条の地方公共団体には、これ議会も含まれるというふうにされておりますので、実はこの議論全くこのまま私たちにも返ってくるところで、議会においてもそれこそ評価であったりとか、各段階において子ども等の意見を反映させていく仕組みというのをちゃんと考えていかなければいけない。そして、今後のあり得るべき形としては、町のほうとしては町のほうでの各ステップを踏んで子どもから大人まででまたまた計画といいますか、事業が提案をされてくる。それに対して私たち議会のほうは、私たちのほうは私たちのほうでしっかり意見を集めてきた中で、そこでもし違うところがあるのであればそこをぶつけ合ってよりよいものをつくっていくと。そういうことがこのこども基本法の中で求められていることになるのかなというふうに思っております。それでは、最後に公園遊具のほうについても再質問させていただきます。インクルーシブの考え方については、これは必要であるということで今後そこを念頭に置きながらということでのご答弁をいただきました。公園施設については、公園の遊具もそうですし、通路等もそうですし、例えば広く言えばトイレ等も含めて様々な設備がございます。当別町、残念ながらまだまだインクルーシブという観点で見たときには改善の余地は多々あるかなというふうに思っておりますが、今後公園施設全体のインクルーシブの理念を取り入れていく中では遊具に限らず、例えば通路ですとか、トイレですとか、それこそ駐車場からの動線ですとか、そういったところを含めて全般的にインクルーシブの理念を取り入れていくことが重要だと私は考えておりますけれども、その点についてだけ改めて確認をさせてください。
答弁 町長 後藤正洋
インクルーシブを取り入れた公園整備についての佐藤議員の再質問にお答えをしますけれども、先ほど答弁しましたように公園の遊具につきましては更新されていってすばらしい遊具ができてきております。一方で、町内を見てみますと最近は外国籍の方も子どもさんも含めまして増えているというようなこともありますので、そういった点ではいろいろな例えば国籍ですとか、年齢ですとか、あるいは障がいの有無ですとか、そういったことにとらわれて公園が利用できないですとか、そういうことがあってはならないのだろうというふうには思っております。ただ、100%それを達成できるかというと、財政のことはあまり言いたくありませんが、なかなかその辺についてはできない部分もあろうかと思いますが、ただ志としてはそういった方たちも一緒に楽しめるような公園づくりというのはしていきたいと思っております。今回の新年度予算の中に阿蘇公園の修景池の修理の予算を盛り込ませていただきました。以前は、阿蘇公園も三十数年前にはせせらぎがあったのですが、三十数年それが止まっていたというような状況もありまして、今回復活ができればなというふうに予算計上させていただきましたけれども、そういったことですとか、ブランコにしても例えば親子で乗れるとか、あるいは障がいを持っている方もそこから落とされることなく利用ができるですとか、いろんな遊具が出ているというのも知っておりますので、そういったことも含めて、そういった視点を持ちながら多くの皆様に愛される公園づくりというものを行っていければなというふうに思っております。