みんなの議会

当別町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月6日

学級編成の独自基準のとりやめについて

2024年12月6日、当別町議会の一般質問で、佐藤立議員が「学級編成の独自基準のとりやめについて」質問し、教育長 三澤吏佐子が答弁しました。

質問者
佐藤立 議員
答弁者
教育長 三澤吏佐子

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 佐藤立

それでは、議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして一般質問を始めます。今日は、小学校1、2年生の学級編制における独自基準の取りやめについて質問をいたします。この件につきましては、11月27日の教育委員会定例会と総合教育会議で取りやめが決定をされ、先日の総務文教常任委員会でもご報告をいただいたところです。ただ、私自身まだ十分に理解をし切れていない点もございますので、誤解を招かないためにも改めて一般質問で取り上げさせていただきます。先日の総務文教常任委員会でのご報告と重なる部分もあるかと思いますが、質問の構成上重ねてお聞きをいたしますので、ご容赦ください。それから、通告書で6月と同じで編制の制という字を私また間違えておりまして、学級編制の制という字、「成る」という字ではなくて制限の「制」という字ですので、この場で訂正をしておわびさせていただきます。それでは、質問は7点となります。初めに、教育委員会で検討されてきた項目、各検討項目についての評価、独自基準を取りやめるという結論に至った根拠について改めてご説明ください。2点目、6月定例会の一般質問において、独自基準を変更する場合には十分な説明が必要であるとの指摘をさせていただきましたが、今回の決定に至った相当程度積極的な理由をご説明をお願いいたします。3点目、総合教育会議において補助教員を柔軟に配置できる現在の状況は、先生方からの評価も高く、当別の恵まれたスタッフ配置には先生方も感謝をされているとの教育長のご発言もございました。先生方や現場のご意見を踏まえて、これまで十分にご協議をされてきたことの表れと思います。他方、保護者や児童に対しては、今回の協議に関して意見聴取は行われたのでしょうか。行われた場合はその結果についてもご説明ください。4点目、西当別小学校は、とうべつ学園と比べて教室が狭い状況にありますが、この状況に対してどのような対策を講じる予定か、具体的なスケジュールとともにお示しください。5点目、西当別地区の義務教育学校化については、2023年3月定例会一般質問でも取り上げさせていただきました。その際、建物自体に緊急性がないということもあり、西当別地区の学校に関する在り方を町長部局と検討していきたいとのご答弁でありました。今回の一連の検討を踏まえまして、改めて西当別地区の義務教育学校化について教育委員会の認識をお伺いいたします。6点目、西当別小学校1、2年生を中心とした保護者の方から学級編制についての署名が提出をされていると伺っています。今後保護者の方への説明はどのようになさる予定でしょうか。7点目、最後の質問となりますが、とうべつ学園では開校以来、北海道基準でも2クラス編制となっておりますので、基本的に問題はないと考えておりますが、念のための質問となります。平成30年の基本構想では、校舎が完成する平成34年度の児童生徒数予想に文部科学省の基準を当てはめると通常級で14学級となる。しかし、前述の教育理念にあるとおり、少人数、習熟度別による丁寧な指導を充実させるため当別町独自の基準を設定し、18学級として学級編制を行うとの説明がされております。とうべつ学園建築時の国庫補助等との関係で、今回の独自基準の取りやめは何らかの影響を与えることはないでしょうか。以上、1回目の質問を終わります。

答弁 教育長 三澤吏佐子

それでは、佐藤議員の一般質問にお答えをします。初めに、教育委員会の検討した結論とその根拠、決定に至った理由についてでありますが、教育委員会の検討結果に関しましては、先日の総務文教常任委員会報告の繰り返しになりますが、教育委員会定例会において5回の協議と視察を行い、結論を出した上で、総合教育会議において町長にも理解をいただいております。検討項目としては、独自基準に至った経緯や指導方法、ほかとの比較などを再確認した上で、基本構想で目指していた本質が達成できているか、現在の指導方法は先生方にとっても子どもたちにとっても適切であるか、改善点はないのかなどといった観点から議論をいたしました。その中で、基本構想策定当初は学級編制の基準に達することがなく、独自基準を適用することがなかったことや、その後学習指導要領が改訂され、主体的、対話的で深い学びと協働的な学びを進める上で少人数化が必ずしもプラスに働かない場合もあることから、現在の当別型複数指導体制が今の学習指導要領に沿った最も効果的な学習スタイルと考えました。現に令和元年以降学力向上が成果となって現れていることから、現在の当別町の教育に合った形であり、次期教育基本計画においても多様な児童生徒に寄り添った行き届いた指導ができ、学校の状況によって職員配置を変更することが可能な現在の当別型複数指導体制を継続、充実させることで結論づけました。次に、保護者や児童からの意見聴取についてですが、学校では学校アンケートを実施しており、これまでも保護者の大部分は子どもに対して丁寧に向き合って指導してくれる担任への感謝の気持ちを表すものですが、今年度はその中に教室の狭さを指摘する意見も四、五件あったと報告を受けております。また、教育委員会が開催しているタウンミーティングにおいては、児童生徒から学校のトイレの洋式化やエアコンの設置を求める声がありましたが、教室が狭いといった声はありませんでした。次に、教室の狭さについてですが、今回の再協議の中で教室の狭さに関しては、西当別小学校も中学校も同様の課題であると町長部局も含め再認識をしており、今回の補正予算では西当別中学校の現2年生のクラスの人数が多いことに加え、来年度受験を控えていることや体格等も考慮する中で中学校の教室の改修を優先いたしました。また、西当別小学校においても次年度以降児童数の状況を見極めながら対応していきたいと考えておりますが、学習環境の改善という意味では、例えばトイレの改修や教室の暖房パネルの改修なども必要性の高い事業と認識しておりますので、それらを踏まえながら町長部局に予算要求をしてまいりたいと考えております。次に、西当別地区の義務教育学校化についてですが、当時の一般質問で答弁した内容と認識は変わっておりませんので、繰り返しになりますが、当別町公共施設等総合管理計画や今後の当別町公共施設の在り方、校舎の修繕計画を踏まえて検討しなければなりませんし、当別町の一貫教育における一体型と分離型のよさをしっかり見極めながら、西当別地区の学校に関する在り方を町長部局と検討しなければならないと考えております。次に、保護者から提出された書面についてですが、本年7月に西当別親の会から当別町独自基準の実施を求める要望書の提出がありました。団体の代表者からは、今回の要望に至った経緯として、しっかりとしたクラス運営がされており、子どもたちにも丁寧な指導をしていただいているが、教室が狭く、通路を確保するのもぎりぎりの状態であることから、独自基準の実施を要望するということでした。このような経緯をお聞きした上で、代表者には12月定例会後に回答をさせていただくことで了承をいただいております。次に、国庫補助への影響についてですが、当時の補助申請などの書類を確認したところ、影響がないものと考えております。以上、佐藤議員の一般質問に対する答弁といたします。

質問 6番 佐藤立

それでは、何点か項目ごとに確認をさせていただきたいと思います。まず初めに、1点目の部分になります。これまでの検討項目について、ここは今概要のご説明をいただきまして、具体的なところというのは先日の総務の委員会の中で資料も含めていただいておりますので、それも今見ながら答弁をお聞きをしておりました。その中で独自基準に至った経緯ですとか、また先進地ということで清水町との比較、また少人数学級ですとか少人数指導というそもそもの在り方の比較等をしながら検討をされてきたというところでございます。その中で念のため幾つか確認をさせていただきたいところがございますが、まず少人数学級と少人数学習、総務のときのご説明では独自基準における少人数学級と北海道基準に基づく現在の当別型複数指導体制、この複数体制というのが少人数指導に当てはまるものというふうに受け止めておりますけれども、ここを比較をしてのご説明をいただいていたところだと思います。その中で、今回総務のご説明を基に考えていきますと、独自基準における少人数学級というのは、例えば1学年が34人であったとすれば1クラス当たりが17名で、そこに担任がお一人になると。そこに対しては補助の職員というのは配置をしない前提でということになっているかと思います。一方で当別型複数指導体制の中では、1クラス34人に対して担任1名で、支援員が1名から4名配置されるということになっております。では、この基本構想時の独自基準における少人数学級と北海道基準に基づく現在の当別型複数指導体制というのは、二者択一のものとして協議をされて、検討をされてきているのかなというふうにお見受けをいたしますが、これはどちらかを選ばなければいけないものなのでしょうか。つまり独自基準における少人数学級と当別型複数指導体制というものは、少人数学級をした上で複数指導体制を行っていくということがそもそもできないものなのかというところが1点目の疑念であります。まず、少人数学級と当別型複数指導体制というものは二者択一のものであるのでしょうか。二者択一のものであるとすれば、なぜ二者択一のものであるのでしょうか、その理由をお示しいただきたいと思います。また、質問通告の順番に沿っていくと、この項目の中で幾つかお聞きをしないといけないので、今のところがまず1問目の再質問の中の1点目、2点目となります。さらに、この項目の中でですけれども、独自基準における少人数学級を実施した上で、支援員を配置して学級編制と異なる学習集団を編制した少人数授業を行うという方法はこれまで検討されたのでしょうか。もし検討された上で採用されなかったのであれば、その理由をお示しください。検討されていないのであれば、検討されていなかった理由というのをご説明をお願いいたします。次に、独自基準における少人数学級としていくのか、今教育委員会の結論として出された当別型複数指導体制でいくのかという部分についてメリット、デメリットという形でもご説明をいただいております。これも総務の委員会でも資料を基にご説明いただいておりますけれども、その中で子どもたちにとってのメリット、デメリット、先生方にとってのメリット、デメリット、また町にとってそれぞれのものが丁寧にご説明をいただいていると思います。この中で、子どもの立場から見たときメリットはどちらにもあるけれども、少人数学級についてはデメリットの記載は子どもの立場からの記載はございませんでした。つまり少人数学級については、子どもの立場からはデメリットはないというふうに理解をしてよいのでしょうか。また、併せて当別型複数指導体制をやっていくに当たって、対話的、協働的な学びのところも大きなポイントとしてご説明をいただいておりました。これは、先進地の視察を含めてのご説明でございました。その中で、事務局のほうからは35名という中では様々な対話ができるというようなご説明がございました。これが対話的な学びというのが充実できるということだとは思いますが、とうべつ学園の1、2年生は現在1クラス20名から23名程度でありますが、対話による協働的な学びはとうべつ学園においても十分に充実をしているという前提で質問をさせていただきますが、まずこの前提について誤りがないのかということを確認させてください。次に、北海道基準であっても、現在35名までですので、36名になれば1クラス18名となります。1クラス18名では対話による協働的な学びは充実できない、もしくは効果が限定されてしまうものなのでしょうか、ここについてもご説明をお願いをいたします。すみません。ちょっと項目が多くなってしまっていて申し訳ございませんが、1点目と2点目のところ、恐らくご答弁でまとめてご答弁いただいていますので、再質問もまとめて、項目が多くなってしまいますが、ご容赦ください。次に、取りまとめ的な検討結果というような形でまとめてご説明いただいている中で、学習指導要領の変化というところもご説明がございました。こちら独自基準策定した、これたしか2018年ですけれども、新しい学習指導要領が2020年から実施をされておりますので、独自基準策定した当時には考慮されていなかった事情として2020年から実施された新学習指導要領があるという理解でよいかというところの確認をさせてください。1の1の再質問としては一旦以上となりますので、お願いいたします。

答弁 教育長 三澤吏佐子

少しお時間いただきたいと思います。

答弁 教育長 三澤吏佐子

大変長い時間をいただきまして申し訳ございませんでした。ありがとうございます。先ほど来質問をたくさん頂戴しましたので、一遍に頂戴しましたので、上手に答えられるかどうか分かりませんけれども、順次お答えしたいというふうに思います。まず、二者択一の件でございますが、二者択一というふうには考えておりません。それから、そこにまた重なるように同じようなご質問をいただいたと思うのですけれども、二者択一でないということで両方の検討はしなかったかというようなお話ございましたけれども、これについては当然検討をしました。しかし、今の予算規模を考えたときにその両方をかなえるということは非常に難しいというふうに思っております。少なくともほかの自治体から見ますと、非常にたくさんの予算を使って町で雇用する支援員等を入れておりますので、そこにさらにということはなかなか難しいであろうというところで協議をしたところでございます。それから、デメリットの件でございますが、これについては極端なデメリットはないというふうに考えます。それから、とうべつ学園においても20名くらいの教室になっているではないかと、そこでは、そういう状態では対話的な授業はできないのかというお話ございましたけれども、そんなことはないのです。ただし、少なければいいということにはならないです。今の教育の状況を考えますと、例えば幾つかの班に分かれて、その班の中で協議したことをさらに持ち寄って、その違いだったりを検討し合うというような教育が現実に行われておりますので、そういう中で分母が小さくなり過ぎるということはあまりよいことではないというふうには考えております。それから、西当別小学校の1年生が2クラスになった場合についても当然のことながら効果が出るというふうには考えますけれども、それが少ないからといって効果が上がるというふうには考えていません。要するに比例はしないということです。それから、指導要領の改訂の件、この件についても指導要領の改訂は令和元年に行われておりますので、その時点では一斉指導、先生から子どもたちに対して一斉に指導をする、そして子どもたちが一斉にその授業を聞くという教育の方策、やり方から、方法から今度は対話的で主体的で深い学びを実現するために子どもたち同士が対話をしながら、自分たちの話合いの中で答えを導き出していくという教育になってきていますので、そこの違いがあるということであります。以上であります。

質問 6番 佐藤立

それでは、もう少し確認をさせていただきます。まず、少人数学級と少人数学習というのは、これは決して二者択一のものではなくて、例えば少人数学級をした上で支援員を配置していくということももちろん検討はされてきたけれども、予算規模上できなかったということだと思います。そうしますと、もともと6月の一般質問のときでも今の基本構想に書いてあることがベースとなる検討ということで、そこから進めていきますということでしたけれども、予算の上限があるから、それはできないということでその検討が止まったというふうに今ちょっと理解をしたのですけれども、教育委員会からこれは当別にとって絶対に必要な体制であるので、しかもベースにするという、それで結構ですというふうに教育長もご答弁をいただいていたことを実現するのに対して予算の獲得を目指す動きというのはされていなかったのかというところを念のため確認をさせてください。また、ベースとすべき独自基準に基づいた教育委員会として何とか予算の獲得をしようとしたけれども、予算の獲得ができなかったということなのでしょうか。予算規模が原因というお話でしたので、そこのところ確認をさせてください。また、メリット、デメリットの部分に……

答弁 教育長 三澤吏佐子

予算規模だけが、予算のことだけが原因ではありませんけれども、予算のことも大きいということを1つ申し上げます。それから、クラスを2つに分けるということは、当然担任を担うことのできる教員が2人必要だということであります。しかも、1年生と2年生やるということになれば、そこに1人ずつの担任を担うことのできる先生が必要になるということであります。そのことは単にお給料の問題だけではなくて、今この教員が非常に少ない状態の中で、足りない状態の中で、しかも道教委が認めている配置してくださるのが当然の教員でさえなかなか配置ができない状態なほど今教員は不足している状況です。その中で町独自で費用を用意して、しかも担任を任せられるだけの責任を負っていただける、またそれをお願いすることのできる人材を確保するということは非常に困難であるというふうにも思いました。複合的な要因であります。

質問 6番 佐藤立

回数ありますので、この部分についてのこれが3回目の……この部分については最後になります。今のご答弁でいきますと、そうすると、お答えはいただけなかったのですけれども、予算要求はされてはいないということなのだろうなというふうに思います。職員の配置、確保が非常に大変で、それについても日々教育委員会の皆様が大変ご苦労いただいているということは十分承知をしております。ただ、これは私の受け止めかもしれないですけれども、できない理由のご説明をしっかりとしていただいたのだなというふうな受け止めでございます。町として学級編制のベースとするとしておっしゃっていた独自基準をやるのであれば、まずは予算の確保をしっかりした上で、それで人の確保にチャレンジをしますと。だけれども、その前の段階で予算も難しいし、人の配置もなかなか難しいと思うから、そこについての要求はしませんという状態でご議論が進んでいったということに、今のご説明だとそういうことになってしまうかと思うのですけれども、これは誤解であってはいけないので、もし必要であれば改めてご説明をお願いいたします。

答弁 教育長 三澤吏佐子

ただいまのお話ですと、いかにも教育委員会としてそのことを先に断念してしまったというふうにお話がありましたけれども、そういうことではなくて、総合的に考えたときに今のやり方でも十分に、またそれよりもさらに効果の高い状態の教育が施せるというふうに判断をしたということで予算要求に至らなかったというふうにお考えいただきたいというふうに思います。

質問 6番 佐藤立

今の点につきましては回数にいってしまっていますので、メリット、デメリットの部分について進めていきたいと思います。少人数学級について特別大きなデメリットはないということは確認できました。その次ですけれども、対話的、協働的な学びの部分で、まず念頭でとうべつ学園の配置で、人数でできていないのではないかという質問ではなくて、とうべつ学園でもちろん充実していますよねという前提でのご質問でしたので、そこは私のほうからとうべつ学園で充実できていないのではないかというようなご質問をしたわけではないので、そこは念のためご留意いただきたいと思いますが、人数が少なければ少ないほど対話的な学びがより充実していくというわけではありませんよというご説明をいただきました。それは全くそのとおりであると思います。と当時に今回の決定に至った根拠の中では、35人という今の人数というところで対話的な学びがよりしっかり充実していけるというお話もありましたけれども、恐らく先ほどのご説明だとこれは人数が多いからすごく充実する、人数が少ないから充実しないという話ではなくて、それぞれの人数に応じた、もちろん大きな差があってはいけないかもしれないですけれども、それぞれの人数に応じたところでしっかりとした対話的、協働的な学びができるということなのかなと。要は人数が少なければ効果が上がるというものではないというご説明でしたので、逆に効果を上げるために多くなければいけないという話でもないのだろうなというふうに思います。そうしますと、人数が多いことの根拠にはここはなかなかなりづらいのではないかなというふうに思いましたけれども、そこの点はいかがでしょうか。

答弁 教育長 三澤吏佐子

そこのところだけを見ていただくと教育というのは成り立っていかないのですけれども、実は今子どもたちの様子というのは非常に多様化しております。そういう中で、その多様化したお子さんに寄り添っていく授業を行うためには、たくさんの人員が必要だということを申し上げています。そのために手厚い指導員だとか、それから補助をする方々が必要だということです。ですから、そこのところと単に人数が多い、少ないで協働的な学びができる、できないというところとを比較することはできません。

質問 6番 佐藤立

なので、恐らく人数が多い、少ないということと協働的な学びの充実度という話ではないのだと私も思っているのです。指導者側がどれだけ配置ができるかどうか含めて、例えば生徒1人に対して、児童1人に対して何人の指導者がいるのかというところです。今なぜ私がこのお話をしたかといえば、今回の決定のご説明の中で、総務の中でもありましたけれども、35人いることによって、いることによってとは言わなかったかもしれないですけれども、そこで対話的な学びができているのだと、そっちのほうが充実をしているのだというご説明が教育委員会サイドからあったので、そういうことではないのではないですかという質問をさせていただきました。人数が多い、少ないと対話的な学びというのは、そこは私は直接関連をするものではないというふうな、全く関係ないとは言いません。全く関係ないとは言いませんけれども、例えば30人以上の人数がいなければ対話的な学びは充実できないとかということでもないと思いますし、一方36人に1学年がなれば18人に自動的になるわけですけれども、では18人なったらできないかといったら当然そういうことでもないのだと。むしろ教育長が先ほどもおっしゃったとおり、職員の配置をどうしていくか、そうすると先ほどの質問に戻りますけれども、そもそもこれはまた予算規模だ、人の配置だというところになるかもしれないですけれども、そこで残念ながら現時点では少人数学級という方向を向かれていないので、恐らくこういう今やり取りになっているのかなというふうに思っております。ですので、ここは学級の人数と対話的な学びの充実というところが根拠の説明の中でありましたけれども、私はそこはあまり理由になっていないのではないかなというふうに感じております。一応質問できる回数がありますので、これも私の発言で終わって、また変な形で終わってしまってもいけないので、もし教育長のほうからこの点ありましたらご答弁いただければ思います。なければ次の質問に行きますので。

答弁 教育長 三澤吏佐子

お時間をいただいて恐縮でございます。先ほど来議論を重ねているところでございますけれども、少人数学級だから、少人数指導だから、どちらが優位性が高いとかということにはなかなかなりにくい。ただし、現在当別町が行っている複数指導体制の方法で当別の教育というのが非常に水準の高い状態で進められている、だからその状態を保っていきたいと申し上げている、そういうことでございます。

再質問 6番 佐藤立

最初の再質問に対する部分の最後の部分になりますが、今の教育長のご答弁、全く真っさらなところで、これからの当別の教育の在り方をどうしましょうかという議論の中であれば、私も今の教育長のおっしゃっていること非常によく分かる部分もあります。ただ、この議論の大前提としては、当別町では教育委員会で決議を取って一旦少人数学級をやりますというところをやっているところで、6月のご答弁の中でもそれがベースになるご議論で検討ですかと言ったら、そのとおりですというご答弁があったので、そこが前提になっておりますので、恐らくそこのスタートラインのところが多分違うのだろうなというような、今のご答弁を聞いていて思いました。その認識は大変残念だなとは思いますが、次、学習指導要領が変わったからというところで、2018年当時考慮されていなかった事情として2020年から実施された学習指導要領があったのかということについて内容、対話的なとか含めてそうだということでございました。ちなみに、学習指導要領については、私から言うまでもありませんが、平成29年3月には告示をされておりまして、平成29年度が周知期間になっているものですので、学級編制の独自基準を含めたこの基本構想をつくった平成30年の段階では、当然教育委員会としてはその内容は十分に認知をして、把握をした上で業務を行われていたのではないかなと思いますけれども、独自基準が含まれている基本構想をまとめた段階では、周知期間に入っていた現行の学習指導要領で主体的、対話的で深い学びの実現を求められるということは把握をしていなかったということなのでしょうか、それとも把握をしていたということなのでしょうか。その部分について、先ほどのご答弁ですとちょっとはっきりとしませんでしたので、改めてご答弁をお願いいたします。

答弁 教育長 三澤吏佐子

先ほど質問を求められていなくて答えるチャンスがございませんでしたから、あえて申し上げさせていただきますけれども、独自基準を考える段階で当時新しい学習指導要領の中身について考えなかったのかというふうに、それを考慮しなかったのかというお話がありましたけれども、それについては考慮はしていたというふうに思います。しかし、その中にあっても少人数学級の……そのことを踏まえても今の体制、少人数指導体制のほうが優れているというふうに思ったので、そのような結果を出したということであります。以上です。

再質問 6番 佐藤立

この部分についての……。まず、質問がなかったのでというお話ありましたけれども、私再質問でこちらのところ質問しておりますので、何か質問していないことを質問したということではないと思っておりますので、その上で、つまり今回教育委員会で改めてしっかりとご議論をいただいた中で、検討結果として当時こういうのをつくったけれども、実施していなかったと。その上で次の段落のところで、その後学習指導要領が変わりというようなご指摘があって、そこで主体的、対話的な学びのところの要素が非常に出てきたと。つまりここは今回の検討結果の結論の部分で非常に重要な部分、根幹の部分だと思うのです。しかし、その部分については、ただ当時としてももちろん学習指導要領が変わることは前提としてしっかり議論が行われていたのであろうから、その後学習指導要領が変わって対話的な学びが入ってきたから、少人数学級という独自基準が合わなくなっているのだという、今総務で資料等でもいただいた中でのご説明というのがちょっとそれは違ってくることになるのではないかなと。今の教育長のご答弁でもそういうことはしっかりと検討していたけれども、今として思えば少人数学習のほうがよかったというような話をしています。であれば、その後に学習指導要領が、あの資料だけを後から見れば当時は検討していなかった学習指導要領の変化という大きな変化が起きて、学びの体系が大きく変わったので、少人数学級のところも変えていくのだというふうに読み取れますけれども、流れ的にそうではないですよね。今教育長もそうではなくて、当時もそこは含めて議論をしていた、考えていたはずだというふうにおっしゃっています。であれば、新しい学習指導要領が実施される期間に使われる学校、そこでの独自基準としてあったわけですから、当然新しい学習指導要領をまず前提とした上で少人数学級という独自基準を当時も検討をされていたのだと私は思っております。ただ、それが例えば少人数学級よりもよりよい形というのがその後に出てきたのだから、そこに変えていきますという議論はそれは当然あり得ると思いますけれども、それであれば学習指導要領が変わったから、新学習指導要領になったからという説明はあまりストレートな説明ではないといいますか、本質を捉えていないご説明になってしまうのではないかなと思うので、そこのご説明ぶりをしっかりと精査をしていただく必要があるのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 三澤吏佐子

もう一度申し上げます。基本構想の段階で新学習指導要領の主体的、対話的、深い学びのことについて想定がなかったかといえばあったと思います。それを踏まえて独自基準をやろうとしたということはあったかもしれませんが、現在学習指導要領が改訂されて、主体的、対話的で深い学びと協働的な学びをより進めていくために、またより効果的な今の指導要領に合った教育を進めていくために現在の当別型複数指導体制が有効であるという結論を出したということであります。

再質問 6番 佐藤立

この部分については、先ほどの質問で4回目になりますので、ここで私のほうから何か一言付け加えてお話をすると、それが言いっ放しになって教育長がその後お話しいただけなくなってしまうので、そこについてはこれ以上は触れないようにいたします。それで、時間も残りも少なくなってきておりますので、項目でいきますと2のところ、独自基準を取りやめるという相当程度積極的な理由のところで1点だけ確認をさせていただきたいと思います。今までいろいろなやり取りもありましたけれども、総務でご説明をいただいた資料等も念頭にお話をしていくと、今教育長からもおっしゃった新しい学習指導要領の中での対話的な深い学び、こういうのをやっていく上では少人数化が必ずしもプラスに働かない場合もあるということ、そのために今のスタイルをやっていくのだというようなお話だったと思います。ここの部分について、これも再三触れておりますけれども、6月でいろいろと議論をさせていただいた中で最後、今基本構想に書いてあるところがまずベースとなるというふうに理解して間違いないのか、また変えるのであれば相当程度積極的な説明が必要でありますよねというようなご質問に対して、それで結構ですと、そのとおりですというようなご答弁をいただいておりました。少人数学級の部分については、これは当時の議論にはなりますが、当別の教育の非常に根幹的な部分であるというようなご説明もあった中で、恐らく新しい学習指導要領も、今教育長おっしゃっていましたけれども、当然念頭に置いて、対話的な学びをやっていくことも念頭に置いてつくられたものだと思っております。それを最終的に取りやめるというものに対しての相当程度積極的な理由に当たる部分というのが最終的には少人数化が必ずしもプラスに働かない場合もあるという部分になるのかなというふうに思いますけれども、恐らくそれだけではなくて、全体的によりいいのだというようなお話もあるのかもしれないですけれども、あくまでも独自基準を取りやめるという部分に関しての積極的な理由として私はこの部分になるのかなというふうに思っておりますが、少人数化が必ずしもプラスに働かない場合もあるということがその積極的な理由ということでよろしいでしょうか。

答弁 教育長 三澤吏佐子

取りやめる、取りやめないという問題ではなくて、今現在の当別町で行っている当別型複数指導体制が今の教育指導要領に合っていて、しかも当別の教育に合っている、そして成果が上がっている、そのことを評価して今の複数指導体制を続けていくという結論であります。

再質問 6番 佐藤立

今の点は、これは私の理解です。私の理解ですけれども、明確に6月の教育長のご答弁と合わないのではないかなと思っております。今基本構想に書いてあるところがまずベースになるというふうに理解をして間違いないのかというところに対して、それで結構ですとおっしゃっています。今基本構想に書いてあることというのは、少人数の独自基準です。今基本構想に書いてあるところがまずベースになるというふうに理解をして間違いがないのかと質問したのに対して、それで結構ですというふうに当時ご答弁をいただいているので、そこに独自基準が書いてある基本構想、つまり独自基準がベースになって議論をしているというところですので、恐らくずっとこれ議論がかみ合っていないのって、私は独自基準があることがまず前提で、その上でこれからどうしていくのかという議論だと思います。ただ、恐らく教育長もしくは教育委員会側でご議論されていたのは、独自基準があるのが前提ではなくて、今の指導体制が前提であって、その検討をずっとされてきて、今ずっとそのご説明をいただいているので、多分なかなかかみ合っていないところがあるのではないかと思います。今まさに教育長が取りやめるということではないというふうにおっしゃいましたけれども、基本構想に書いてあることがまずベースになる、間違いないのか、それで結構ですということなので、基本構想に書いてあることがまずあるわけですから、その基本構想に書いてあることを取りやめるのか、取りやめないのかというのが議論のスタートの部分だと思います。これは6月のご答弁とちょっとずれているところがあると思いますので、もう一度精査をして、しっかりとご答弁をいただきたいと思います。

答弁 教育長 三澤吏佐子

ずれているとは思えないのですが。前提がありますよね。前提を踏まえて、それも踏まえて協議をしてきたのです。そして、その前提を踏まえても、なおかつ今のやり方が最も当別の教育の今の実態に合っている、だからそれを続けていくというふうに申し上げています。もし前提を私どもで考えていないのだとしたら、最初から比較しないではないですか。比較をしながら、基本構想に書いてあることと今当別町が行っている教育とどちらが有効性が高いかということをずっと議論した中で、今のやり方が最も今現時点で教育効果の高い方法である。しかも、予算的にもいろいろなことを総合的に考えた中で、最もそれが有効的だという判断を現在の時点でしたということです。どこか間違っていますでしょうか。

再質問 6番 佐藤立

取りやめるということではないというご答弁が先ほどあったのですけれども、ベースになるのだったら教育委員会で決議した基本構想……

再質問 6番 佐藤立

基本構想に書いてあるところというのは教育員会で決議がされたことであって、それがベースになるというご答弁をしているのですから、最終的な結論がどうなるかというのは、これは教育委員会の中のご議論です。それはもちろん分かります。この場でああだこうだという、その中身までは踏み込まない。だけれども、基本構想に書いている当別町の独自基準は取りやめる、撤回するなのか、取りやめるなのか、取りやめて複数指導体制というのをやっていくというのが今回の結論なのではないですか。取りやめる、取りやめないということではないという話ではないのではないでしょうか。もし取りやめる、取りやめないということでないのだったら、では6月のご答弁は何だったのだということになってしまいますので。

答弁 教育長 三澤吏佐子

どうもかみ合わなくて申し訳ないのですけれども、6月の時点で最初に構想が出来上がったときの中身に立ち返って、そこから歩み出して協議をしてきたのです。そして、その協議の結果、今の形が、今現在やられていようと、やられていまいと関係ないです。今の形、当別の教育の形というのが今の求められている教育にフィットしている、だからそちらを採用していこうというふうに改めて決めましたという話です。〔発言する人あり〕

再質問 6番 佐藤立

教育委員会で一度議決したことというのは、なくすのであればやはりそれはそれを取りやめるという表現が私は日本語上適切だとは思いますというか、そうでなければなくならないのではないかなというふうに思いますけれども、どうもそこは理解といいますか、認識が、内容面ではないです。枠組みの話ですけれども、違うところがあるなと思います。本当時間がないので、少し先に行きます。まず、何よりも今大事なのは今の西当別小学校のお子さんたちの環境をどうするかというところが一番大事なところでありまして、(4)番のところであります。教室狭いというところ、これどうしますかというところで、具体的なご答弁はありませんでしたけれども、今1年生は特別支援の方も含めると私37名になっているというふうに伺っています。本当にぎりぎりの状態だと思います。これは速やかに対処、解決をしなければ、とうべつ学園であれば1人当たり3.3平米なのが西当別小学校は今1.6平米と教育委員会の中でもご説明ありました。これは看過できない差であると思いますので、速やかに具体策をつくる必要があると思いますが、改めてご答弁をお願いいたします。

答弁 教育長 三澤吏佐子

先ほどの答弁の繰り返しになりますけれども、西当別小学校においても次年度以降児童数の状況を見極めながら、見極めながらというのは人数が増えれば今の道の基準でも分かれるわけですから、その状況を見極めながら対応していきたいと考えておりますが、ほかにもいろいろな緊急性を要するものがありますので、そこをしっかりと考えながら町長部局に予算要求をしてまいります。

再質問 6番 佐藤立

そうしますと、例えば来年の西当別小学校の2年生がお子さんの転入、転出の状態だったり、特別支援の状態だったりとかで見えないところありますけれども、仮に普通学級35人以下になるというのが分かった段階で具体的な対策をすぐに取られるということでしょうか。

答弁 教育長 三澤吏佐子

もう一度繰り返させていただきます。西当別小学校においても次年度以降児童数の状況を見極めながら対応してまいりたいと考えておりますが、学習環境の改善という意味では、例えばトイレの改修や教室の暖房パネルの改修なども必要性の高い事業と認識しておりますので、それらを踏まえながら町長部局に予算要求をしてまいりたいと考えております。

再質問 6番 佐藤立

今までのやり取りがいろいろとふくそうしてしまったので、繰り返しのご答弁となってしまって、これは私の質問の仕方も悪かったのかもしれないですけれども、西当別で実際に今通っているお子さんや保護者の方が聞いて、これなら預けられるなというふうに当別町の教育委員会を信頼していただけるようなしっかりとした前向きなご答弁を、2回もお聞きしたので、2回目にはぜひ出していただきたかったなと思いますが、そこは大変残念であります。最後に、もう一点、保護者への説明のところ、回答されるということでしたけれども、回答は書面、それとも口頭で等、どういった形でやられますでしょうか。西当別小学校1年生では、ほぼ100%に近い保護者の方が署名されているというふうに聞いております。全保護者を対象にした説明をする必要があるかと思いますが、その点についても併せてご答弁ください。

答弁 教育長 三澤吏佐子

代表者の方に対しまして書面と説明をもって説明をさせていただきます。

再質問 6番 佐藤立

教育委員会の中でしっかりご議論をしていただいて、今これが一番いい教育方法であるというふうに自信を持って恐らく結論を出されたと思いますので、それはしっかりと教育委員会から保護者の方に直接ご説明をして、しっかりとご理解をいただく必要があると思いますけれども、いかがですか。

答弁 教育長 三澤吏佐子

代表者の方から要望書を頂戴しておりますので、代表者の方に対しては説明をさせていただきます。また、この説明の内容につきましては、総務文教常任委員会の中身についてもユーチューブで配信をされておりますので、そういうことを御覧いただきたいというふうにも思っております。さらに、保護者の方に対しましては、学校を通しましてこれからの教育の在り方がこういう形で進みますということについては常に校長会から校長に会議の中でお伝えをして、そしてそれが学校の校長からそれぞれの先生方に伝わって、そして先生方からさらにいろいろな機会に保護者の方に伝わるという厳然としたルートがありますので、それを行ってまいります。

出典:当別町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月6日 議事録 PDF(18ページ) 間違いを知らせる