当別町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月16日
(1)防災・減災対策について/(2)行政手続きのオンライン化について
2020年9月16日、当別町議会の一般質問で、佐々木常子議員が「防災・減災対策について」「行政手続きのオンライン化について」について質問し、副町長 増輪肇が答弁しました。
- 質問者
- 佐々木常子 議員
- 答弁者
- 副町長 増輪肇
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 佐々木常子
おはようございます。ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして質問させていただきます。7月17日、毎年策定される骨太の方針が閣議決定されました。今回は新型コロナウイルスの感染拡大防止と社会経済活動を両立する新たな日常の実現という目標を掲げ、重点施策が列挙されています。国民の命と暮らしを守るという視点では、激甚化、頻発化する自然災害などに備えるため、防災、減災、国土強靱化の重要性を強調、2020年度で期限を迎える3か年緊急対策後も予算を十分確保し、災害に屈しない国土づくりを進めていくとしました。初めに、防災、減災対策について。熊本の豪雨災害など、準備を重ねていてもさらに大きな災害が起こっています。特別警報の発令や解除、引き続き氾濫被害に見舞われる危険が大きい場合、河川の最高水位の見込みや到達時間などの公表など、情報発信は非常に重要であります。住民が正確に理解して、どう行動すべきかを適切に判断できる情報発信を心がけなければなりません。また、町民も警戒レベルに応じた対応について、避難先や持ち出し品、家族への連絡手段、防災情報の入手方法など、平素から備えを進めなければならないと思います。一昨年の胆振東部地震の折、広報車が回っていたのは分かったが、何を言っているのか分からなかったという方がたくさんいらっしゃいました。緊急時には町民の方々にできるだけ早く、分かりやすくお伝えしなければなりません。緊急防災ラジオが有効ではないかと思います。FM、AMラジオを受信しているとき、緊急警報信号や緊急地震速報などを検出した際、あらかじめ設定された放送局へ自動的に切り替えて警報放送を受信する機能を搭載しています。また、電源を待機状態にすることで、これらの放送を受信した際に同じようにあらかじめ設定されたラジオ局の放送を受信できます。1分1秒を争う緊急時にいち早く反応することができます。当別町の緊急時の情報発信に非常に有効だと思いますが、お考えをお聞きします。次に、茨城県石岡市では、災害時に視覚、聴覚障がい者が避難所などで着用し、必要な支援を受けやすくする防災ベストを希望者に配付しております。防災ベストの背面には目が不自由です、耳が不自由ですのどちらかの言葉を表記、正面にはヘルプカードを入れられるスペースがあり、夜間でも目立つよう黄色の蛍光色をベースとして反射板もついているそうです。障がい者団体との意見交換を踏まえ、災害時だけでなく日常でも使えるよう工夫を凝らしたそうです。障がい者の方にとっては着用することによって支援を受けやすく、知らない方にも分かっていただけて、安全にもつながると思います。また、町田市や佐久市など防災バンダナを配付している自治体もあります。スカーフのような大きさで80センチから90センチ四方、四隅に目が不自由です、耳が不自由です、体が不自由です、支援が必要ですと書かれており、目が不自由と書かれている角には視覚障がい者が識別しやすいようタグが縫いつけられています。手話通訳者支援ができますというバンダナもあるようです。緊急時混乱しているとき、障がいのある方たちの安全のため、当別町においてもこのようなベストやバンダナを用意することは非常に有意義だと思いますが、お考えを伺います。次に、先ほどの骨太の方針の中で新たな日常を構築するための具体策として、大きな方向性は社会全体のデジタル化の加速である。今後1年間を集中改革期間と明記、特に行政手続のオンライン化を進めると発表されました。当別町としてもいろいろと進めており、10月くらいから本格的に取り組むとお聞きしましたが、行政手続について質問させていただきます。税や保険料、公共料金などのキャッシュレス決済について。軽自動車や国民健康保険税、介護保険料、上下水道料など町民が納税しやすくするためにキャッシュレス決済を導入するべきと考えます。埼玉県加須市では、スマートフォン決済アプリ、ペイビーを導入しました。銀行やコンビニに行かなくても支払いができるようになりました。利用方法は、アプリをダウンロードし、氏名、生年月日、銀行口座などを事前に登録、アプリを起動してスマホのカメラで納付書のバーコードを読み込むことで登録した銀行口座から支払い、決済が完了する。愛知県豊田市でもペイビーを導入しており、バーコード支払いができるラインペイ、ペイペイも今年度中に導入予定だそうです。ぜひ当別町においても町民の皆様が納税しやすくなるように24時間キャッシュレス決済を導入するべきと考えますが、お考えをお聞きいたします。次に、遺族の手続について。3月に質問したお悔やみ窓口を開設していただき、町民の皆様からもあそこにあったね、できたのだねと喜んでくださる声をいただきました。ありがとうございます。香川県三豊市では遺族の手続をICTを活用し、負担を軽減していこうとタブレット端末を活用した遺族の手続システムの運用を開始しました。来庁した遺族がタブレット端末の使用に同意した上で職員が口頭で聞いた住所、氏名などを端末に記入、最後に遺族が署名すると、入力した情報が各種書類に転記され、記入内容が役場内で共有される仕組み。これまで何枚もの書類に住所、氏名などを繰り返し記入する必要があったため、遺族と職員双方の負担になっていたが、一部の手続で済むようになったそうです。本年5月、内閣官房情報通信技術総合戦略室は、遺族が必要となる手続を抽出できる新システム、おくやみコーナー設置自治体支援ナビを開発、提供を始めました。ぜひ当別町でも遺族の手続にICTを活用していただきたいと思います。お考えを伺います。次に、母子手帳の電子化について。全国で200以上の自治体で導入されている電子母子手帳アプリ、母子モは、子どもの成長記録や予防接種の予定などを一括管理、家族間でアプリを通して成長記録を共有できるため、市外に住む家族も成長を見守ることができる。町から子育てに関するイベント情報なども配信され、アプリストアから無料でダウンロードできます。当別町の子育てが少しでも楽しく、便利になっていってほしいと思い、ぜひ導入をご検討いただきたいと思います。お考えを伺います。以上です。
答弁 副町長 増輪肇
おはようございます。一般質問の冒頭でございますけれども、今回町長が不在という形になりました。本当に大切なこの一般質問の場を私、副町長にお預けをいただきましたこと、議会の皆様方に深く感謝をしているところでもございます。事前に町長ともすり合わせをさせていただいて、ご答弁をさせていただきます。しっかりとした答弁になりますように心がけてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。さて、それでは質問にお答えをいたします。佐々木議員の一般質問にお答えをいたします。まず初めに、災害発生時に町民に対し正確にかつ迅速に情報を伝える、この取組についてのご質問でございます。緊急時におきます避難情報の住民への伝達手段について、現在町内会長への電話、ファクス、町ホームページへの掲載、お話しいただきました広報車、緊急車両による巡回放送のほかにJアラートやLアラートをはじめとして当別町防災情報一斉メール配信、またヤフーの防災速報といったものを活用して、テレビ、ラジオ、個人へのスマートフォン、携帯電話を介して一斉に情報発信を行う体制となっておりますけれども、議員ご発議の緊急防災ラジオについても災害情報を速やかに入手できる手段として有効なものの一つと認識をしております。ただ、このほかにもコミュニティーFMであったりケーブルテレビ、こういった様々なツールがございまして、当別町といたしましてどういったものがより効果的なものなのか今後も研究を進めてまいりたいと存じているところでございます。次に、防災ベスト、防災バンダナを用意してはどうかというご質問でございますけれども、町では2年ほど前から北海道が推奨しておりますストラップ型のヘルプマーク、実はこれなのですけれども、こういったものを北海道が推奨しているということもございまして、普及を進めているところでございます。これを身につける、またはバッグ等々に取り付けるということで必要な支援をさりげなく受けられるように、また身につけている方を見かけた場合には思いやりのある行動を取っていただけるようにということで啓発を行っているところでございます。また、災害時や緊急時などに周りの手助けを求めたいときなどに提示をする携帯型のヘルプカード、これは議員もおっしゃっていただいたと思うのですが、こういったものです。こういったものを現在配布をしております。したがって、議員ご発議ございました防災ベスト、バンダナといった部分を備蓄品として町が用意するといった考え方は現在のところございませんというふうにご答弁を申し上げたいと存じます。次に、税や介護保険料、公共料金などのキャッシュレス決済の導入についてであります。これまで税等納付機会の間口を広げていくということのために窓口納付、口座振替に加えまして夜間納税相談であったりコンビニ納付、こういったものを導入してまいりました。今般急速に利用が進んでいるキャッシュレス決裁は、納付手段の多様化、利便性の向上といった点で非常に効果的な手段だというふうに認識をしております。特にスマートフォンの決済アプリ、議員もおっしゃっていましたけれども、窓口に出向く必要もなく、また居場所、時間に左右されることもなく、さらにクレジット納付よりも決済手数料が安価となるといった導入コストも抑えられるといったメリットもございますので、町としても注目をしているところであります。また、全国銀行協会でもQRコードを使った決済アプリの導入に向けた動きがありまして、銀行界で普及を予定をしておりますスマホ決済、バンクペイといったものを使った決済サービスを令和3年度に一部自治体で先行して活用するという情報もございます。今後ますます電子マネーなどを利用した公金収納が加速をするというふうに考えております。こういったことから、当別町といたしましても税をはじめとして介護保険料、公共料金の納入に関わるキャッシュレス化、当然の流れというふうに認識をしておりますが、このシステム、いかんせん導入初期段階ということもありまして、例えば支払い済みのバーコードをもう一度読んでしまう。そうすると、二重払いという部分も懸念をされるわけで、こういった様々な課題が想定をされている段階ですので、まずは先行導入をする自治体の課題ですとか係るコストといった部分、様々な情報収集を行い、鋭意研究を進めてまいりたいと存じます。次に、遺族手続のICT活用についてのご質問でございます。ウィズコロナの状況下におきまして、ICT活用というのは重要なテーマでございます。国におきましても、マイナンバーを活用して行政手続のオンライン化を進めるということで、このスタートラインに立ったところだというふうに認識をしております。議員からもご指摘もいただきました遺族手続に関しましては、いろいろな部署でお名前、住所、またお亡くなりになりました日付といった部分を何度も書かなければならないというふうに聞いてございまして、煩雑さという部分は確かにあるのだろうというふうに思っております。これをICTを活用することで遺族、職員双方の負担軽減が見込まれますし、かつ利便性の高い窓口サービスの提供につながると、これはもう間違いのないことでございますので、これにつきましてはICT化、マイナンバーといった部分も参考にさせていただきながら国の動向に注視をさせていただいて、今後も広く導入に向けた研究をしてまいりたいと考えているところでございます。次に、母子手帳の電子化についてのご質問です。母子手帳アプリにつきましては、先ほどアプリのお名前だったのですが、母子モということのようでございます。電子アプリにつきましては、母子モという部分のアプリを含め、多くの無料アプリが利用可能となっております。当別町でも保健師さんがアプリを導入してみたいという方にそれぞれ情報提供を行っているという現状であります。ただ、アプリを入れたからといって従来の紙の母子手帳がなくなるわけではありませんので、これはあくまでも補完的な使い方をされているというふうに考えております。この母子手帳のアプリに関しては、基本的な機能としては予防接種のスケジュール管理、その他の通知機能、ポップアップをして携帯のほうに上がってくるという機能ですけれども、こういったものがありまして、アプリを利用される方というのはこういった機能をそれぞれの必要に合わせて選択をされていると。アプリによっていろいろ機能に優劣というのでしょうか、そういったものがありますので、私はこっちのほうがいい、私の場合はこっちのほうがいいというようなことがきっとあるのだと思います。町としては、アプリをこれと、例えば母子モというふうに指定をすることもないだろうというふうに思っておりまして、使いやすいものをまず試していただいて、これでよいのではないかという考え方で電子化を進めております。あわせて、行政とコミュニケーションやお知らせについては、当別町の規模で申しますと対象者まだ少数でございますので、子育て中の方に対して保健師がゆとろでの面談や電話相談、妊婦訪問、新生児訪問など、きめ細やかな対応が行われている現状となっておりますので、ご理解をいただきたいというふうに存じます。以上、佐々木議員の一般質問に対する答弁といたします。
質問 2番 佐々木常子
ありがとうございました。防災、減災のほうで防災ラジオの話なのですけれども、いろんな形で情報発信はされていますけれども、コミュニティーFMという話は前もありましたけれども、なかなかコスト的に町としては厳しいというようなふうに伺っていたのですけれども、そういういろんなことを合わせると、防災ラジオというのは非常に有意義だなというふうに思っているのですが、ほかの市町村とかでは障がい者の方とか自治会長などに配付しているところ、または補助をして、6,000円ぐらいなのですけれども、補助をして販売しているところとかいろいろあったのです。そういう部分では、ぜひまた今後も検討していっていただきたいなというふうに思います。質問というか、質問ではないというか。
答弁 副町長 増輪肇
防災ラジオの関係でございますけれども、おっしゃっていただきましたように、コミュニティーFM、もともとこういった防災の関係の情報伝達については防災無線といった部分も議会でも議論もされたこともございました。これについて当別町に関しては、南北に47キロとか48キロとかあるという部分含めて、また本町側と太美側があるというような、市街地があるというようなことで、防災無線等々を使うという部分については非常にコストがかかってくるだろうということを考えておりました。その中で生まれてきたのがコミュニティーFMでありました。前段の議会の中でも、町長答弁の中でもお話をさせていただいている部分については、このコミュニティーFM、非常に有効だというふうに現在思っているところでございますけれども、これを運営していただくような事業者、この方々の経営を見ていくと、なかなか潤沢な経営ができていないのではないかというようなことがございました。これを町として支援をできるのかといった部分が今課題となっているところであります。これについてはもう少し時間をいただきながら検討をさせていただきたいというふうに思っているところであります。ラジオに関しての、例えば全戸ということではなくて、障がい者だとか町内会といった部分に先行してというようなお話がございましたけれども、これについてはその効果といった部分を検討もさせていただきながら、確かにラジオ、町内会に1台がいいのか2台がいいのかといった部分はあるのかもしれませんけれども、これについてはしっかり防災部局ともご相談もしながら、導入をしたときにその効果がどうなのかという部分をしっかり検証させていただいて結論を出していきたいなというふうに思っているところでもございます。コミュニティーFMについて、これが時間も非常にかかるということであれば今のお話も当然考えていかなければならない案件かなというふうには思っております。
質問 2番 佐々木常子
ありがとうございます。もう一つなのですけれども、防災バンダナの話なのですけれども、赤いやつです。赤だから、目立つとも言えるのですけれども、さりげなく分かるというのもすごくいい部分かなというふうにも思ったのですけれども、確かにあまり分かられたくないという方もいらっしゃると思うので、それはそれでいいのかなというふうにも思うのが1つと、もう一つ、すごく混乱していて大変な中にあっては、分かりやすいという部分でいくと防災バンダナとかって非常に大きく背中から見えるので、安全とかいう部分では非常に有意義かなというふうに思ったのです。そういう部分も併せて、すみません、またぜひ検討していただけたらというふうに思っています。以上です。