大樹町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月4日
今後の子育て体制と子育て支援について
2024年12月4日、大樹町議会の一般質問で、船戸健二議員が「今後の子育て体制と子育て支援について」質問し、町長 黒川、保健福祉課長兼南十勝こども発達支援センター所長兼町立尾田認定こども園長兼学童保育所長 水津が答弁しました。
- 質問者
- 船戸健二 議員
- 答弁者
- 町長 黒川、保健福祉課長兼南十勝こども発達支援センター所長兼町立尾田認定こども園長兼学童保育所長 水津
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 船戸健二
それでは、さきに通告してあります今後の子育て体制と子育て支援について、町長にお伺いします。来年度より、尾田認定こども園の閉園に伴い、町運営のこども園がなくなります。今後は法人が運営する認定こども園たいきのみとなりますが、今後も法人と町が連携し、安定し、安心した保育環境の提供、子育て環境の推進が望まれます。そこで、次の点を町長に質問します。1点目、町として、保育士確保事業の拡充、また処遇改善支援についての考えは。2点目、保育環境においての見守りカメラの導入の必要性についての考えは。3点目、町と認定こども園たいきとの連携状況。4点目、今後の子育て支援施策についての検討状況。以上の点についてお伺いします。
答弁 町長 黒川
船戸議員ご質問の「今後の子育て体制と子育て支援について」お答えをいたします。1点目の「町として保育士確保事業の拡充、また、処遇改善支援」につきましては、町として認定こども園たいきの保育士確保のため、保育士の新規採用時に認定こども園が規定する住宅手当の上乗せ分として月額1万円を限度とした加算手当を3年間実施しております。また、集団保育に対応できない幼児のため、きめ細かい保育ができるよう、要特別支援児保育加算を給付し、保育士確保にもつなげております。また、近年の処遇改善では、令和4年から事業所が賃上げ効果を継続できる取組を行っております。2点目の「保育環境においての見守りカメラ導入の必要性」につきましては、認定こども園たいきを建設するときにも議論した結果、常に監視される状況は園児や保育士に過度なストレスを与えてしまい、特に幼い幼児にとっては心理的な影響が懸念されることから導入しないという結論に至りました。また、見守りカメラを導入しない対応として、目配り、気配りなど、保育士の教育が十分行き届いていると伺っております。3点目の「町と認定こども園たいきとの連携状況」につきましては、毎月実施している利用者調整会議で、保育士の潜在情報の共有を図り、待機児童の軽減を図る努力や、園児の個別支援が必要な気になる家庭の情報共有をしたり、申し込み状況と保育現場の状況を共有した連携を行っております。4点目の「今後の子育て支援施策」につきましては、国ではこども未来戦略において、子ども子育て支援加速化プランによる支援金制度が令和8年度から令和10年度にかけて段階的に行われる予定です。町では、扶助的支援として、赤ちゃんのおむつを捨てるための家計負担軽減対策を検討しております。また、学童保育所の開所、閉所時間についても検討を始めております。令和8年度を目標に、保健福祉課に子どもに関する相談しやすい体制・整備を検討しております。
質問 船戸健二
ご答弁ありがとうございます。1点目の、保育士確保事業の拡充、処遇改善については、家賃補助、それと要特別支援児保育加算手当を支給し、法人の負担の軽減を図っていると答弁をされていましたが、現在の支援として、保育士確保に十分な支援になり、一定の効果が出ているという認識なのか、再度ご確認させていただきます。
答弁 保健福祉課長兼南十勝こども発達支援センター所長兼町立尾田認定こども園長兼学童保育所長 水津
保育士の新規採用者に対しての住宅の手当も、町から保育園に対して上乗せしているという部分もありますし、さらに、要特別支援児保育加算加配に介する保育士に対しても、有資格者に対しては、1人当たり月12万円ということで支援しておりますので、町としてもできることはしているというふうに認識しております。
質問 船戸健二
町としてできることはされているということでしたが、2点確認させていただきたいのですが、令和6年度の待機児童の有無についてと、令和7年度、4月についての現在の待機児童の予測について確認させてください。
答弁 保健福祉課長兼南十勝こども発達支援センター所長兼町立尾田認定こども園長兼学童保育所長 水津
令和6年度の待機児童に関してですけれども、現在、調整している子もいるのですけれども、その子を含めまして、1月以降に入園希望の方も含めて5名となっております。それと、7年度の待機児童はこれからの話なので、現時点での入園希望者としてですと、幼稚園部門も含めまして155名の枠、定数の中に148名ということで、今のところマイナス7名の希望の状況でございます。
質問 船戸健二
分かりました。現在は5名と、今後については、これから、順次、正確な数字が出てくるということだと思います。それでは、保護者の期待することとして、やはり尾田こども園が閉園することで、一番の懸念事項は待機児童についてです。誰もが産休、育休の延長ができるわけでもありませんし、また、産前産後の一時預かりについて、保護者が困らないよう、町として今後どのような支援体制が可能であり、必要なのか、法人と協議検討はされているのかお伺いします。
答弁 保健福祉課長兼南十勝こども発達支援センター所長兼町立尾田認定こども園長兼学童保育所長 水津
待機児童の関係におきましては、毎月実施しております利用者調整会議のほうで調整しながら、極力待機児童のほうは出ないような対策ということで、いろいろ対策をしているところでございます。一時預かりにつきましては、現在、子育て支援センターのしゅしゅのほうでもやってございますので、それに予約していただきながらしていただくこと。それから今後におきましては、こども誰でも通園制度という制度も実施する予定となっておりますので、その部分で、保育園に通わない子や何かで受け入れられるような状態をつくろうというふうに考えてございます。
質問 船戸健二
ありがとうございます。それでは、こども誰でも通園制度という言葉が出てきましたので、それについては何年度から開始されるのか、現在での検討状況をお聞きします。
答弁 保健福祉課長兼南十勝こども発達支援センター所長兼町立尾田認定こども園長兼学童保育所長 水津
誰でも通園制度につきましては、令和8年を目処に今は進めてございます。
質問 船戸健二
それでは、こども誰でも通園制度、令和8年から導入を計画しているということですが、一月で利用できる時間などあればお伺いします。
答弁 保健福祉課長兼南十勝こども発達支援センター所長兼町立尾田認定こども園長兼学童保育所長 水津
国のほうではしっかりとした運営の決まりがなされていないのですけれども、現在、全国的に試験的にやっているところですと、月に10時間、試験的に今実施しているところでございます。
質問 船戸健二
現在、試験的に導入しているところでは、月10時間程度ということなので、現在、先に導入している先進事例を考慮して、大樹町に合った時間数というものを設定して、導入を検討していただきたいと思います。それでは、令和7年度より町運営の保育園がなくなり、こども園たいき一つになりますが、保育士確保支援事業の拡充と処遇改善支援が重要になってくると考えております。今後、ますます保育士確保は難しい状況になることを踏まえ、法人と町が一緒になって支援や対策を講じていただきたいと思います。それでは、2点目の質問に移りたいと思います。2点目の見守りカメラ導入については、新園舎建設時に導入しないという結論に至ったという答弁をいただきました。今から話す前提として、私は保育士の先生を心から信頼しているということを前提としてお話しを進めさせていただきますが、現在の保育環境で見守りカメラは、保育士さんにとっても、子ども達にとっても、保護者にとっても、これからの保育環境に必要だと考えております。最近、他地域での認定こども園において多くの事案が発生し、中には子どもの命に関わる重大な事件も発生しております。事案が発生した際の原因究明、再発防止の有効性・有用性を考えても、導入に関して法人と再度検討する必要があると思いますので、その点について町長にお伺いします。
答弁 町長 黒川
先ほどの答弁でお答えしております。これは法人側との調整の中での答弁でございますけれども、他方、最近のカメラの設置というのはいろいろなところでありますよね。道路にもありますし、いろいろなコンビニにもあったり、役場も玄関先に付けております。車にもドライブレコーダーというのが付いていて、それは、やはり何かが起きたときの証拠になるという部分もありまして、未然防止とかいろいろな部分もあるのですけれども、さきに道内でも食べ物を詰まらせて亡くなった子どもさんもおられます。そのときの状況はどうだったのかというと、もし記録が残っていれば分かりやすいという部分もあるのかなという気もしますので、私はカメラには、保育所側ともう少し議論する必要もあるかなと思っておりまして、過度に必要以上に付ける必要はないけれども、肝心なところには、今でも若干はあるのかな、かもしれませんが、もう検討してみる余地はあるかなというふうに思っておりまして、今後ちょっと協議してみたいと思います。
質問 船戸健二
今後、導入に向けて、協議、必要かどうかも含めて協議していただけるということで期待していますが、やはり整備の中で、保育士の先生のプライバシーや、もちろんセキュリティ管理の面も含め、法人と保育士さんの理解を得られるよう提案していっていただきたいなと思います。それでは、3点目の町と認定こども園の連携状況に移りたいと思います。まず、連携状況については、入園希望者や想定される園児の情報については共有されているということでしたが、その情報について、町長へ報告し、町長は把握しているのかどうか、その点についてお伺いします。
答弁 町長 黒川
毎月の利用者調整会議の結果は私は承知しておりませんが、年数回の予算協議等々、あるいは懸案事項が起きた時には担当課と話し合いを持っておりますので、そういったときに、こういったところの話の内容の中で、こういった問題がありますよとか、こういった改善が必要ですというような報告は受けております。
質問 船戸健二
町長は随時共有しているということではないということですが、来年度からは町運営でのこども園がなくなり新体制ということになります。やはり、情報は逐次上げていただき、町長はしっかりと把握していっていただきたいなと思います。そして、法人、町、町長がしっかりと情報共有を密にし、対応できるような体制を整えていかなければならないと思いますので、その点について再度町長のお考えを伺います。
答弁 町長 黒川
内部のことですので、事務処理上必要なことは必ず報告するというのは当然でありますので、今現在もやっておりますし、もう少し密にということは、体制が変わるので、そういった部分での今状況はどうですというのは、もう少し細かく報告をもらうということは必要かと思います。
質問 船戸健二
次は、体制の連携状況についてちょっとお伺いしたいところがありました。町と法人間において、町職員の派遣や出向は難しいと考えていますが、その点についてはどのようなお考えなのかお伺いします。
答弁 町長 黒川
法人に町から職員を派遣するということの議論というのはしたことがございませんし、特に必要があれば考えますけれども、現時点でその考えは持っておりません。
質問 船戸健二
現時点でそういう考えは持っていないということで、制度として難しいのかもしれませんが、地域起こし協力隊など、民間企業派遣制度を活用し、保育士を派遣するなど、そういう連携は可能ではないかと思いますので、その点についてお伺いします。
答弁 町長 黒川
そういった要望があるかどうかというのもありますけれども、こちらから地域起こし協力隊を募って、保育所に派遣するという事は考えられないです。町からの派遣ということではないですよね。町からの派遣という意味にはならないと思うのです。人が足りないという部分を充足させるという意味で、そういう方法も取れないかという意味でしたら、何とか理解ができるかなと思います。
質問 船戸健二
言い方が悪かったようですが、そういう意味合いですので、再度お願いします。
答弁 町長 黒川
町から派遣というのは、町の意思を伝えるために町の職員が行ってという意味かなと思ったのですが、そうではなくて、そういったことでの人数の確保をしたらいいのではないかという意味ですね。分かりました。そういう意味では、ありとあらゆる方法を考えるという部分では一つの方法かなと思います。今、早急にすぐそうやるとは言えませんが、まずは保育所側で職員の募集あるいは町も協力しているのですけれども、パートさんの確保、潜在保育士さん、町の中におられる方をリストアップして、声をかけて、何とかパートタイムでもいいから来てもらえないかというような努力を続けておりますので、まずはそちらが大事かなと思っておりますが、ありとあらゆる方法を考えていくべきかなと思っております。
質問 船戸健二
町長の言うご答弁にありますように、あらゆる方法、可能性を検討し、進めていただきたいと思います。それでは、4点目の質問に移りたいと思います。令和8年度より、こども誰でも通園制度や、その他の国の制度を利用し、子育て支援施策を進めていきたいというご答弁だったと思いますが、私としましては、現在の物価の高騰は今後も続くことで、町民全てが負担増になりますが、特に子育て世帯では深刻な問題だと思っております。私は、町単独で児童手当の拡充や保険料の完全無償化が必要なのではないかと思っているので、今後検討していただきたいと思いますので、その点についてお伺いします。
答弁 町長 黒川
子育て支援という部分では、ある程度やっている部分もありますし、ほかの町から見たら少ないのではないかと言われるのは、そういう部分も、町によって随分違うと思いますけれども、基本的に、抜本的に、国が今いろいろこども家庭庁を作って今取り組んでおりますけれども、地方自治体がそれぞれにユニークな取組を競い合ってやるという姿が、ちょっと僕は違和感を持っておりまして、だからやらないというわけではないのですけれども、必要なことはやっていくべきだとは思うのですけれども、何となくこっちの水は甘いぞみたいなやり方にはちょっと色を持っておりまして、やはり子どもが育てやすいというのは、国が、子どもが育てやすい国であるということが大前提だと思うのです。そうでなければ、特殊出生率の向上は望めないと思うのです。町村間の競いでは、ちょっと違うのではないかと私はちょっと思っていまして、町は町で必要なことはやりますけれども、その中で、まず国のやるべきことをやってもらいたいなという思いは持っております。その国の動向も見ながら、町ももう少し付け足してやろうとか、この部分はやろうとか、例えば私どもの町も、直接的に子育て世代にお金が入っているわけではないですけれども、保育所を新しくしたという、環境を整えたという部分もありますし、子どもさんが遊ぶプールも新しくなったとか、そういった部分もありますから、直接経費的だけではなく、育てやすい環境、そういった部分にも配慮をしていかなければならないと思っているところではあります。直接的な部分でいけば、ここの部分はぜひという部分が、どんなところでもあるのかもしれませんが、ここはやるべきだなと思うところは今後も取り組んでいきたいなと思います。今具体的にちょっと持ってはいませんが、子ども出産のときの一時金も10万円出しておりますが、これに関しては、別に競い合うわけではないですが、近隣よりはちょっと高いかなと思っておりますけれども、近隣ではほかのことでもいろいろやっているところもありますので、何とも言えないところがありますが、かゆいところに手が届くような制度にしていきたいなというふうには思っております。そういう部分では、ここの部分を何とかならないかとか、そういった意見を頂けるとありがたいなと思っております。
質問 船戸健二
ありがとうございます。私は国ではなく、子どもが産み育てたい町だと思っておりますので、これからも保護者や子育て世帯がどんどん声を上げていくことが重要なのかなと思いました。そこで答弁書でいただきました、町では扶助的支援として、赤ちゃんのおむつを捨てるための家計負担軽減対策を検討しているということですが、具体的に生後何年を目処に検討されているのか、その点について確認させてください。
答弁 保健福祉課長兼南十勝こども発達支援センター所長兼町立尾田認定こども園長兼学童保育所長 水津
赤ちゃんのおむつを捨てるために、今、家計負担を軽減させるために、2歳までの赤ちゃんに対して赤い袋の燃えるごみを支給しているところでございます。これが、住民課のほうとも絡むのですけれども、令和10年から新中間処理施設への燃えるごみが変わるものですから、そのときにごみの、今現在の大樹町のごみの分別方法も変わる予定になっております。その頃を目処に、このおむつの捨てるごみ袋を、今の赤い袋ではなくて、燃えるごみの袋ではなくて、透明の袋にしていきたいなというふうに今は検討しているところでございます。
質問 船戸健二
2歳まで支援していただけるということで、非常に重要なことだと思い、保護者も喜ぶことだなと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。最後になりますが、長年の大樹町の独自の夢として、現在スペースポート計画が進んでいく中で、これまで黒川町長はもとより、酒森前町長、また歴代の町長をはじめ、多くの職員が関係各所、数え切れない企業を訪問し、あらゆる可能性を検討し、形になってきていると思います。私達子育て世代の皆さんの願いとしては、大樹町として大樹町の宝であり、未来である子ども達に対し、宇宙と同じように強い情熱を持って、強い気持ちと行動力を持って進めていってほしいと願っていると思います。尾田認定こども園は閉園しますが、町として今までと変わらず、また来年度より新たに強い体制、安定的な保育環境を提供し、子どもと保護者のために体制を整備、推進していく必要がありますので、町長に危機感を持って取り組んでいただきたいと思いますので、最後に一言お考えをお伺いします。
答弁 町長 黒川
子ども、子育て、町政全般、どれも大事なのですけれども、子ども、子育てについての質問でありますので、そこにつきまして、先ほども申しましたけれども、必要なところで、これは必要だねという部分、ここを改善するべきだねという部分でできることは取り組んでいくということはお誓い申し上げたいなと思っております。先般、子ども計画というのを作るのにあたって、アンケート調査をやっておりまして、やっとまとまってきて、結構たくさんの意見を頂いておりますので、それらに基づいて、過去に取ったアンケートというのも私も見てまして、それに基づいた部分で取り組んだ部分もあるのですが、今度は新しいアンケートも集計されましたし、ブロック別懇談会とか、いろいろな場面でそういったご意見も頂いておりますので、それらを総合して、できることから取り組んでいきたいと思います。
質問 船戸健二
これで一般質問を終わります。