みんなの議会

大樹町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月4日

大樹町のマイナンバーカードの活用について

2024年12月4日、大樹町議会の一般質問で、寺嶋誠一議員が「大樹町のマイナンバーカードの活用について」質問し、町長 黒川、総務課長 吉田、住民課長 牧田が答弁しました。

質問者
寺嶋誠一 議員
答弁者
町長 黒川、総務課長 吉田、住民課長 牧田

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 寺嶋誠一

それでは、さきに通告いたしました大樹町のマイナンバーカードの活用についての質問をいたします。役場窓口業務のデジタル化は、マイナンバーカードの活用が重要です。自治体行政情報システムの標準化、共通化によって、将来的には人的・財政的負担が3割程度削減できるという試算もあります。「書かない窓口」は住民サービスの向上にもつながるので、これについて町長に質問いたします。1番目、当町は28の業務で標準準拠システムに移行するとお聞きしましたが、その後の進捗状況についてお聞きします。2番目、マイナンバーカードによる個人確認によって口頭のみの申請で、住民票、戸籍謄本等の書類が完成する、いわゆる「書かない窓口」への移行について。3番目、マイナンバーカードを利用してコンビニのキオスク端末から行政書類を取得できるサービスの導入について。4番目、12月2日に国民健康保険証が廃止となりました。今後、マイナ保険証への早急な移行が不可欠となりますが、これについて、その対策について。5番目、非常時にマイナンバーカードがあれば避難所の受け入れがスムーズになる事例があると聞いております。今後の町の避難訓練で、このような活用についてどうお考えですか。この5点、お聞きいたします。よろしくお願いします。

答弁 町長 黒川

寺嶋議員ご質問の「大樹町のマイナンバーカードの活用について」お答えをいたします。1点目の「28業務で標準準拠システムに移行したが、その後の進捗状況は」につきましては、国が運営する「マイナポータル」からマイナンバーカードを活用して電子申請・届出のできる業務は、住民票転出届と転入予約が加わり、30業務となっております。今後は、令和7年度末までに18の基幹業務システムを国の標準準拠システムに移行することで準備を進めているところであります。2点目の「書かない窓口」につきましては、1点目の質問とも関係しますが、書かない窓口の導入にはシステム改修が必要なため、令和7年度末までに行う基幹業務システムを標準準拠システムに移行するタイミングを待って検討を進めることとしています。また、導入にあたっては、先行導入した自治体では、各課の連携不足で、書かない窓口による事務効率化が発揮できない事例もあるように聞いておりますので、住民の利便性や事務の効率化を実現できるよう検討してまいります。3点目の「行政書類のコンビニ交付」につきましては、当町でも、住民ニーズの高い行政サービスと捉えていますが、2点目の質問と同様、標準準拠システムに移行するタイミングを待って検討を進めてまいりたいと考えています。4点目の「健康保険証の廃止に伴う、マイナンバーカードの有効性」につきましては、マイナンバーカードの活用の保有率の引き上げのため11月を申請受付「強化月間」として、住民課窓口の延長、休日の出張窓口の開設などの取組を行いました。マイナンバーカードの取得は任意のため、町としては、マイナンバーカードを持つこと、そして、マイナ保険証への切り替えによるメリットの情報を発信し、多くの方に切り替えていただくよう取り組んでまいります。5点目の「マイナンバーカードによる避難所の受け入れなど避難訓練内での活用」につきましては、当町では、内閣府で進める準天頂衛星システム「みちびき」を活用した衛星安否確認サービスの実証事業に参画しており、令和8年度まで実施する避難訓練内で使用することとしております。このシステムは、アプリによりスマートフォンから避難者情報の収集機能はあるものの、マイナンバーカードを活用する機能はありません。議員ご指摘のマイナンバーカードを使用する仕組みにつきましては、現在、デジタル庁における防災DXの施策の一つとしております。当町でも防災分野におけるDX化は、必然と考えており、まずは情報収集に努めたいと考えております。

質問 寺嶋誠一

全般なのですが、まず1点目について、町長の答弁にあったとおり、基幹業務、20業務実はあるのですが、このうち18業務を進めるということで、先ほど答弁がありました。基本的にこの20業務、基本業務の20あるうち、何と何がやはりいろいろ課題があるのか、その詳細をちょっとお聞きしたいのですが、よろしいですか。

答弁 総務課長 吉田

基幹業務、20業務システムに関しましては、国が定めている各自治体におけるシステムの総数でございます。そのうち、当町のほうは、一部事務が所管していない事務がありまして、それが2システム、必要ないという形で、当町が管理している情報に関しましては、18システムという形になっていまして、国が定めているところです。内容的には、ちょっと正確性を欠くかもしれませんが、生活保護の申請とか扶養手当、母子世帯等の扶養手当に関しては、当町のほうが窓口となっておりませんので、そこの部分が割愛されているという形で、残りの18システムのほうを運用するような形でなってございます。以上でございます。

質問 寺嶋誠一

分かりました。ぜひ、早めに当町のほうでやる業務については、内容の濃い形で進めていただきたいなと考えます。続きまして、2点目。先ほど町長の答弁にもありましたが、システム改修とかいろいろの中で不都合が生じている。いわゆるインシデントがどうしても起きているという、そういう答弁がありましたが、これはやはりシステム自体の確立でありまして、また新たな形の体制になりますから、やはりこのスタートアップというのは、いろいろとエラーが起きるのではないかなと私は考えますけれども。やはり、いずれ、すごく書かない窓口というのは、実は今度住民の方が窓口で待たない窓口に変わっていくわけですから、やはり時間の短縮というのが非常に大事なのかなと思います。こういうことで、再度、町長、この辺は検討を進めるというご回答でしたが、どのような感じで進めていくかというのは、所感になってしまうのですが、こういう質問でよろしいですか、お聞きしても。

答弁 町長 黒川

書かない窓口、もう先行して取り組んでいる町、近隣でもありますので、当町でもまずは勉強する面で、その町に行って見てきてくれと担当のほうに指示をしまして、実際見てきております。その中で、なかなか実際は、町によって差はあるのかもしれませんけれども、小さい町で取り組む中では、結局担当の方が画面に行ってやっていて、なかなかスムーズに行っていない部分もあったというのは聞いております。それでも、これからそういった時代になっていくのだから取り組むべきだというふうには思ってはいたのですが、費用対効果の部分が出てきます。先ほどの標準準拠システムに移行するというところで、今私どもの基幹業務を標準クラウドに、ガバメントクラウドに載せる部分で、今非常にこう、全国そうなのでしょうけれども、結構混乱しているというようなところがありまして、そこの整理がつかないと、先に今のシステムで、書かない窓口のシステムを作っても、根幹のシステムが変わってしまうと、こっちもまた変えなければいけないという、ちょっと二度手間になる可能性があるので、ちょっとここは慌てないで、まずは基幹業務の標準化というところに集中をして、そこが落ち着いてから、そのシステムを使って、書かない窓口を構築するほうがいいのではないかという結論に今は内部的にはなっております。

質問 寺嶋誠一

全く町長の言うとおりかなと私は思いますので、ぜひその辺のところ、当町のほうでシステムを先行しても、そういうエラーも起きやすいでしょうから、そこは慎重に進めていただきたいなと思います。そして次、3点目になります。3点目のコンビニの交付サービスです。このマイナポータルサイトからうまくコンビニ交付ができたら、いわゆる想像の範囲では、やはり役場の休日ですとか、そういうとき、時間外ですとか、そのときにいろいろな町民の方がいろいろな必要な書類が手元に届くということが実際に起きるわけです。ですから、これはある意味、役場の負担軽減にもつながりますし、非常に重要だなと私は考えておりますけれども、ただやはり、先ほどの町長の答弁では、やはりいろいろと検討を進めていくということだったので、その課題というのはやはりこのキオスク端末というのは結構安いものではないのですよね。ですから、その辺の財政負担とか、そういうことがあるのか。それとも情報の取扱いでやはり役場外に、庁舎外にやることのハードルが高いのか、その辺のところの実態と言いますか、考えをお聞きしたいと思いますが、よろしいですか。

答弁 町長 黒川

コンビニ交付につきましては、これも同じように1年以上前から検討をしております。当町の場合は、移住者というか、若い方とかが移住してきているのがほかの町より多い部分がありますので、特に東京方面から住民票を持って来られる方も持って来ないで体だけが来ている方もおられます。そういった場合に住民票を取るのに非常に大変だし、仕事をしている間、やはり役場に行くというのもなかなか大変なので、ぜひこのコンビニ交付というのはやるべきではないかということで検討を進めてまいりました。ただ、その中で、セキュリティとかその辺は全国でやっていますので、そこは変わらないかなとは思うのですけれども、やはり費用対効果の部分もあります。ことのほか、ランニングコストが大きいものですから、年間数百万円という金がかかるというところでは、大体こちらで年間の例えば住民票の発行件数等々からいって、コンビニで取るのがその何%ぐらいかというようなことをいくと、1通数万円かかってしまうなんていうことにもなりかねないというような計算もありましたし、これがもう少し価格の動向とも追いながら判断しなければならないというところも一つあります。もう一つは、そのほかにほかの町でやっておりますライン申請で、ラインで申請をして、こちらから郵送で送るというようなやり方もあるので、そういったものを検討しようということで、コンビニ交付についても先ほどと同じように、まずは基幹業務のクラウドに移行してからのそのタイミングでもう一回検討しようというふうに考えていますが、それまでの間はそういった違った方法でサービスの向上、ラインですと、例えば夜申請して次の日に役場が送るというようなことで対応もできるので、そういったことができないかというような検討は現在進めているところでございます。

質問 寺嶋誠一

コンビニ交付だけが私も全てではないかなと思いますし、やはり先ほど町長の答弁にもあったとおり、費用対効果を考えなければいけないですし、当然のことだと思いますし。オンライン申請ができるのであれば、そのシステムを今回の標準準拠システムに移行する段階で、簡単に言えば付加していくということで解決できるかなと思いますので、ぜひその辺も進めていただきたいと思います。次、4点目になりますけれども、これが現実ですね。2日ほど前に今までの紙ベースである国民健康保険証が廃止ということで、多少実は経過措置があります。半年ぐらいあったかな、3か月か6か月ぐらいあるかなと思うのですけれども、いずれ紙ベースの保険証がなくなるということは、マイナ保険証に全部切り替わるわけですから、ぜひその辺のところを進めていただきたいのですが、私がお聞きしたところ、まだ84.3%の交付率、9月末だということで、町長の答弁にもあって、任意ですけれども、やはりこれはほとんど100%に近い状態に持っていく、これはちょっと不可能な数字かなと思うのですけれども、かなりやはり交付率を上げていかなければいけないと思いますから。先ほどそういうことで先月、強化月間でやったと言いますけれども、やはり限られた経過措置の期間しか与えられていない、猶予はありませんよね。ですからもうちょっと今後、そういう形で、また先ほどお聞きした交付率が84.3%だったかな、今実際この辺の数字というのは大分変化があるのか、ちょっとお聞きしたいのですが、よろしいですか。

答弁 住民課長 牧田(住民課長は2025年6月まで)

マイナンバーカードの交付率の関係でございますけれども、10月の臨時会のときに、国保条例の改正のときに、マイナンバーカードの関係でも交付率というか、保有率という形でお答えしておりますけれども、9月末から変更になりまして、11月末時点での保有枚数率、こちらが77.5%ということで、こちら保有枚数率というのは今住民票のある方でマイナンバーカードを保有されている方の率になっております。交付というのは窓口で交付した累積数になるのですけれども、転出等で町外に移動されている方もいらっしゃいますので、今保有率という形で総務省のほうで発表しております。実際の交付枚数率ということで、従来の方法ですと85.6%という状況になっております。保有枚数率ですけれども、前回から全国平均より下だったのですけれども、今回11月末で1.1ポイント全国平均を上回るということで、11月の強化月間、こちらのほう、まだ申請という段階でありますけれども、一定の効果はあったかなということで、保有枚数率が上昇しているという状況でなっております。

質問 寺嶋誠一

強化月間によっての一定の成果はあったということだと思います。やはり、先ほども私の質問にもありましたけれども、やはりマイナ保険証にいずれ全部移行しなければいけないのですから、本当にこの交付率もしくは保有率、これをぜひまだまだ上げていくためには、また同じような年明け、その強化月間みたいなことのお考えはあるのですか。

答弁 住民課長 牧田(住民課長は2025年6月まで)

今後の取組でございますけれども、11月の強化月間の取組状況を少しご紹介したいと思いますけれども、夜間窓口の延長で申請者が19名、この期間いらっしゃいました。11月11日から15日までの5日間、夜8時まで窓口のほうを延長して利用者が19名。出張窓口ということで、11月16日土曜日、コープさっぽろ大樹店で11時から午後3時まで行いました。その期間に23人の申請者、利用者がございました。11月の申請者数ですけれども、この一月で125名の方が申請されております。窓口の延長、それから臨時窓口、それから出張窓口ということで、11月取り組みまして、想定しているよりも申請者が多くいて、強化月間の取組としてすごく効果があったかなと思います。12月以降も窓口になかなか来られないような方、ご相談いただければ出張申請という形でも取り組みたいですし、老人ホームコスモス苑のほうでも出張窓口で今申し込み者取りまとめしているところなのですけれども、今月中に出張窓口で取組を行おうと思っていますので、同じような形で多くの方に申請いただくように取り組んでまいりたいと考えております。以上です。

質問 寺嶋誠一

実に窓口業務の夜間延長ですとか、出張窓口、実は全国的にかなり保有率、交付率が高いところは、もう本当にご自宅まで行って、全部申請手続きまでしてしまうくらいの、そんな体制でやられていると聞いています。それに近い形でやっていますので、ぜひこれを進めてほしいなというふうに思います。最後の5点目になりますが、これは町長が言われる、うちの防災関係でやるということなのですけれども、避難訓練とかやっているので、まずは避難所の入所登録とか、普段顔を分かっていますけれども、そういうことを、できればいざというときのためにある程度想定して、そういうこともやったほうがいいのではないかなということで、私は質問させていただきました。さらには、町長の答弁にあったように、簡単に言う衛星ですね、準天頂型の衛星で、個人個人の居場所を特定するということも非常に私は大事だと思いますし、実際それが本当に現実的にできるのかどうなのかというのは、やはりいろいろな実証、実験をしないと駄目ですよね。ですから、限られた時間内ではあるのでしょうけれども、やはりそれは非常に大事なことになるかなと思います。先ほど、元に戻ってしまうのですけれども、例えばその入所登録を単純なQRコードをつけてすっとやるですとか、先進事例でいくと非常にスピーディーな形で把握できて、さらには避難者の所在といいますか、個人情報も全て分かるようになっています。誰がそこに今日の避難訓練に来たかはもう全て分かるようになりますので。もしくはご自宅にまだいらっしゃる方が誰々いるということも分かるようになりますので、こういうことを毎年やられている避難訓練でぜひやるべきではないかなと私は考えています。その点について質問したのですが、町長再度、そのようなことを実証する、もしくは試験的にやってみるという考えはおありですか。これについてお聞きしたいと思います。

答弁 町長 黒川

防災DXという部分で、デジタル庁から防災DXの取組というようなことで示されております。今はまだうちでは使ったことがないのですけれども、それを取り入れて受付とかができるような体制になれば、すぐ取り入れて、今年度の場合は3月頃を予定していますけれども、避難訓練にも、その時点でうちの体制が整っていれば、そういう機器類が整えば、ぜひ使いたいなと、やってみるということが大事かなと思っています。みちびきを使ったサービスというのは、もう4年ほど前かな、3年、4年前にモデルケースということで、コンピューターも含めて預かっておりまして、それを使ってやりなさいよということで、これを使わせてもらっています。ただ、これはマイナンバーカードを連動していないものですから、それはそれでやっているのですけれども、将来的にはそういったものも、マイナンバーカードを使っていくというのは、その後から出てきたものですから。融合するときにあるのではないかなと思うのですけれども、そのときはそのときでそういったものも使っていけるようなことも考えていきたいなと思うのですが。避難所に誰がいるのか、どんな人がいるのか、どういう状態なのかというのが分かっていないと対策の打ちようがないというところもありますので、非常に大事なところだと思っていますので、ぜひ情報収集、それからデジタル庁の動き等々も注意深く見ながら取り入れていきたいと思っております。

質問 寺嶋誠一

5点目は、非常にやはりデジタル活用の中で一番大事なのは、普段できないことをいざというときに、やはりちょっと難しいですよね。ですから、こういう避難訓練ですとか、そういうときに少しでも、今の可能な限りの技術を活用しながらやって、もっと効率よくやる。例えば、日常的に起こりやすいのは救急業務なんかもありますよね。救急車の搬送。誰がそこに搬送されているのかという情報も素早く分かれば、いろいろなことが逆に先手を打っていけるのではないかなという気がするのですよね。ですから、その辺のところも、このマイナンバーカードを持っていれば、すぐそれで全ていろいろな情報が、その方の病歴が分かったり、いろいろな個人情報的なことが分かったりということが素早い対応になっていくはずなので、場合によっては、極端なことを言えば命にかかわることでも、かなり救命率が高くなるのではないかと私は考えていますから、ぜひこの辺の普段からやれることはもう本当にどんどん進めていただきたいなと思います。役場の体制も4月から総務課にデジタル推進係が増設して、専門的に進めるということを聞いていますので、やはりこれは先ほどのこともひっくるめ、全部前向きにどんどん、活用できるものは早い段階で実証していくということを進めてもらいたいなと思います。これは質問ではありませんので、これにて私の質問は終わりたいと思います。ありがとうございました。

出典:大樹町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月4日 議事録 PDF(50ページ) 間違いを知らせる