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大樹町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月9日

大樹町の空家対策について

2023年3月9日、大樹町議会の一般質問で、寺嶋誠一議員が「大樹町の空家対策について」質問し、町長 酒森、建設水道課長兼下水終末処理場長 奥が答弁しました。

質問者
寺嶋誠一 議員
答弁者
町長 酒森、建設水道課長兼下水終末処理場長 奥

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 寺嶋誠一

それでは、先に通告いたしました大樹町の空家対策について質問いたします。大樹町の人口が社会増につながった要因は、子育て環境政策と移住・定住対策を一体化し、推し進めてきたことが結果につながっており、さらに推進するためには、移住・定住を希望する方の宅地や住宅を確保する必要があります。大樹町空家等対策計画(案)と併せて、大樹町の空家対策についてお聞きします。1点目、今後、人流創出と将来的な人口増加を図るためには、まちなか再生ゾーンに存在する公共施設の集約化が不可欠だと考えますが、町長の考えをお聞かせください。2点目、大樹町空家等対策計画(案)について、現状分析では、町内企業の従業員のうち約15%が他町村から通勤しており、潜在的な住宅ニーズが高いと思われ、宅地、住宅不足が定住人口の維持・増加の妨げの一因と推測されています。今後の見通しでも、空家は増加傾向にあることから、今回の空家等対策計画(案)は、今後ますます重要な計画であると言えます。現時点では空家等対策計画(案)の段階ですが、可能な範囲で町長の考えを伺います。よろしくお願いします。

答弁 町長 酒森(町長は2023年3月まで)

寺嶋議員ご質問の「大樹町の空家対策について」お答えをいたします。1点目の「今後、人流創出と将来的な人口増加を図るために、まちなか再生ゾーンに存在する公共施設の集約化が必要不可欠と考えるが、町長の考えは」についてでありますが、当町では、以前より、役場、小学校や生涯学習センター周辺を行政・文教ゾーン、町立病院や特別養護老人ホーム周辺を福祉・医療ゾーンとし、その目的などに応じて、公共施設の集約化を図りながら整備を進めてまいりました。今後のまちづくりにおいても、この考えを基本として、必要とする公共施設を計画的に整備したいと考えております。また、これからの公共施設の整備の考え方には、コンパクトなまちづくり、地域共生社会、多世代交流、そしてゼロカーボンなどのキーワードがいくつか思い浮かびます。例えになりますが、誰もが集まりやすい場所で、高齢者が健康増進、介護予防などを図る一方、子育て世代の親子が集うなど、多世代が様々な目的を持って集まり、そこから新たなつながりが生まれるような、多目的複合施設などの拠点整備を検討する必要もあると思っております。2点目の「大樹町空家等対策計画について」でありますが、全国規模で空き家問題が深刻化する中、適正に管理が行われていない空き家等が増加し続け、防災・衛生・景観等地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしています。そのような背景を踏まえ、当町においても空家等に関する対策を総合的かつ計画的に実施するため、空家等対策計画を策定しています。計画では、空家等の対策として、適切な管理の促進、流通・利活用の促進と空家の発生抑制、特定空家等への対応を掲げ、取組を進めることとしています。令和3年度に実施しました空家調査において、91件の空家が確認され、建設年が把握できたものは73件となっています。そのうち、耐震基準が旧基準の昭和56年以前に建設された空家が67件となっております。今後も定期的に空き家の状況を把握するとともに、利用可能な空家については、貴重な地域資源と捉え、利活用することによって地域の活性化につながる対策を推進したいとも考えています。

質問 寺嶋誠一

ご答弁ありがとうございます。1点目のまちなか再生ゾーンは、町長の答弁にもありましたが、役場や小学校、生涯学習センターを中心とした周辺を行政・文教ゾーンとして位置付け、また、町立病院や特養老人ホーム周辺を福祉・医療ゾーンとして、これは都市計画マスタープランにも位置付けがあります。これまで進めてきた公共施設整備の考え方として、コンパクトなまちづくり、地域共生社会、多世代交流、そしてゼロカーボンにはめると、まさしく行政・文教ゾーンは、スマート街区に適合すると私は考えております。でも福祉・医療ゾーンは、公衆浴場や福祉センター、町有バス車庫等、非常に点在化してコンパクト化にもなっていませんし、老朽化も進んでいますので、これから、やはり福祉・医療ゾーンについては、公共施設をある程度コンパクトに集約して、そういうことができれば、空きスペースが出ると当然のように想定できます。これが最終的には宅地活用が可能となりますし、ただし公共施設の集約化はそんな簡単にすぐ進めということにはならないと思いますから、時間はかかると思いますけれども、何事も計画が大事だと私は思います。やはり今あるものを、例えば福祉センターと公衆浴場を合体するとか、もしくは医療関係のところとうまく合体できるものを合わせるなどということができれば、なおさらそういうことが可能になるのではないかと考えます。先ほどの町長の答弁も、多目的複合施設の拠点整備とは、こういうことだと私は理解していますが、町長はどうお考えですか。

答弁 町長 酒森(町長は2023年3月まで)

先ほど公共施設の整備の考え方について申し上げました。今、議員が私の答弁を受けてお話しいただいた内容についても、私と考え方については相違ないかなと思っております。福祉・医療ゾーンにあります福祉センター、そして公衆浴場等については、非常に老朽化が激しいということで、どういう形であれを新たな役割を担った施設に変換していくかということも役割ですし、もう既に公共施設としての役割を終えた施設もまちなかにあるとも思いますので、そういうところの整備も含めて取り組んでいきたいと思っており、その中の手法としては、先ほど申し上げたとおり、多世代、多様な世代が集っていろいろな役割を担えるような多目的な複合施設を考えていけないかとも思っておりますので、今日考えて明日やるというようなことではいけませんので、既存の施設整備も含めて、先般の定例会や質疑の中でも、同僚議員からもご指摘をいただいておりますが、計画性を持った中で、目標年次を見据えた中で、整備に向けてこれから検討していければと思っており、そのプランニングにあたっては、多様な町民の皆さまからのご意見をいただきながら、みんなでどういう施設がいいかについても考えながら、進めていければと思っております。

質問 寺嶋誠一

大変前向きなご答弁をいただきましたので、ぜひとも、ただ時間はかかると思います。さらにこの件に関しては、今年1月15日の新聞報道にもあったように、先ほど同僚議員の話にもあったように、北大生による我が町大樹町のまちづくりのプレゼンがありました。まちなか再生ゾーンは、このプレゼンの中では、柏林公園エリアと、それと福祉・医療ゾーンは旧大樹エリアに分けて大樹町の未来像の情報提供がありました。この中で先ほど言った公共施設が点在しているセンターと名のつく施設が24あって、さらには、7施設は集約できるのではないかということも、たしかプレゼンの中にあったと思います。空いた土地は集合住宅やホテルなどを建築するスペースにもなるだろうと。さらには、私が非常にここで刮目したのは、どのぐらいにスペースが空くのだと。北大生のプレゼンに中にあった資料の数値をそのまま言いますが、約4万4,498平方メートルの敷地が空くと。さらには、延べ床で考えたら最大10万6,581平方メートルが空く。農地で考えると10町ぐらい、延べ床ですから、そういうわけにいかないのですが、下の面積だけで約4町5反ぐらいですね、これぐらいの面積が空くということが報告にありました。これがもし本当に集約化できて、そのスペースがあれば、様々なチャンスが生まれるのではないかと。かつ移住・定住の受入れアピールにもなります。これまで町長は、移住・定住者の受皿が足りないと課題を口にされていましたので、今回この北大生のいろいろなご指摘、ご提案は耳の痛い言葉だったのではないかと思いますけれども、大樹町のスペースポート拠点整備は、滑走路やロケット射場だけではなく、まちなかの拠点整備も私は重要だと思います。まずは公共施設の集約化で宅地、住宅不足の解消を大きく前進させて、繰り返しになりますが、大樹町住生活基本計画をブラッシュアップしていただきたいと思います。そして、何とか先ほどのまちなか再生ゾーンにある福祉・医療ゾーンのここに、町長が言われたコンパクトな多世代交流の実現に向けて進めていただきたいと思います。少し話が長くなりましたがすみません。次に、空家対策についてですが、つい最近、2月21日から3月3日までパブリックコメントが実施されていました。ご存じのとおり、住宅不足の早期解決はこの空家対策が重要な鍵になり、さらにスピード感が高く、問題解決の一つの方法です。町長の答弁にもありましたが、令和3年度の調査では91件の空家が確認され、そのうち建設年が把握できたのは73件、さらに73件の耐震基準が旧基準以前に造られたものが67件、ある程度40年以上経過した空家が放置されている状態です。この計画でも、今後、増加の傾向があると推測していますが、非常に空家対策の内容は案として訂正されていますが、やはり今後進めるにあたって、助言、指導、勧告、命令、代執行となっていきますけれども、特定空家になる前に、まず住民の不利益にならないように慎重に進めるべきではないかと私は考えていますが、これについて町長のお考えはどうでしょうか。

答弁 建設水道課長兼下水終末処理場長 奥

計画の中でも位置付けております特定空家についての町としての考え方、協議会でも意見交換させていただきます。議員おっしゃるとおり、町民の所有者、町外の方もいらっしゃるかもしれませんけれども、所有者に無害に不利益が与えるようなことを執行して行く前に、我々としては、まず空家を調査して、特定空家になる前に所有者に働きかけていく、また情報を共有していくことをまず第一に考えていきたいと思っておりますし、それに向けて実施も継続的にしていきたいと考えております。

質問 寺嶋誠一

先ほど同僚議員の質問にもありましたけれども、やはりいろいろな意味で今回の空家対策についてもいろいろな情報発信を多くしないと駄目だと思うのですね。やはりいろいろな意味で情報発信は重要だと思います。特定空家から若干それますが、議長よろしいですか。

質問 寺嶋誠一

先ほどの話に若干戻って申し訳ないのですが、情報発信という観点では、移住・定住のことを帯広の玄関口である帯広空港で見ますと、こういう各市町村のガイドブックが置かれております。これですね。大樹町の移住・定住に関するガイドブックはこれです。こんな状況ですから、やはりいろいろな意味で私は、こういう情報発信の大きさではないのですけれども、今は大体このようにQRコードをつければ、情報はいくらでも取ろうと思えば取れます。しかし何か足りないなと。簡単に言いますと、私の意見ですけれども、もう少し伝える本気度といいますか、何とか空地を、住宅を造れるスペースを同時進行に進めながら、さらに移住・定住してくれる方をきちんと受け入れるという情報発信の最も肝心な本気度をもう少し検討する必要があるのではないかなと、私はそう考えます。私の質問でそれているかもしれませんけれども、これについて町長どう思いますか。

答弁 町長 酒森(町長は2023年3月まで)

情報発信という部分では、先ほど同僚議員のご質疑にもありました、私どもまだまだ不足していると思っておりますので、すべからく町の事業に対し、町民又は町外の皆さまにも情報発信していくということは、強化していく必要があるかと思っております。一方、移住・定住の関係については、今年度から移住コーディネーターをお認めいただいて1人配置して、移住に関する情報発信でありますとか、イベントに出て、大樹町の移住環境について広くPRしてくれております。活動報告等も毎月いただいておりますので、逐一私も報告の内容を見ておりますが、非常に活発に活動してくれていますし、私はあまり得意ではないですが、SNSとか、そういう情報発信も含めて、多くの移住希望者の方々と連絡を密に取ってくれていると思っておりますので、その成果が今年度、来年度以降、徐々に拡大していく中で、さらに大樹町の移住・定住が進むように取組をこれからも強化していきたいとも思っております。今のコーディネーターの方については、私も多く期待を寄せているところでもあります。

質問 寺嶋誠一

その方向でぜひ、移住・定住に関して進めて、限りなく多くの情報と本当に大樹町に来ていただきたいという心を込めながら情報発信できるように進めていただきたいと思います。最後になりますが、これから大樹町は宇宙関連産業をメインに人口増が期待できます。そして、その人口増を推進するためには、まず空家対策を綿密に実施し、住宅不足や宅地不足の解消を目指していくことが一番大事だと思います。本当に時間はかかりますけれども、中長期的にまちなか再生ゾーン、公共施設の集約化で多目的複合施設の拠点整備を進める必要があると私は考えます。そして、この拠点整備に欠かせないのは、耐震性とか耐久性だけのレジデンスだけではなくて、安全・安心につながる環境に配慮する。今で言うとゼロカーボンです。こんなことも省エネ対策も大事です。移住・定住の推進、又は促進は、先ほどおもてなしの心が伝わるようないろいろな情報発信でやっていただいて、建築物に関しては、今大樹町は、昨年宣言したゼロカーボンを適合する形のものをこれから検討してやっていただきたいと思います。これから他町村の模倣ではなく、ぜひ町長を筆頭に皆さんには新しいものを開拓するような、そういう挑戦的なことも必要ではないかと思いますので……。

質問 寺嶋誠一

すみません。そういうことで進めていただけないかということを再度確認して、お願いできないかと思います。町長、最後にそういう気持ちで一言お願いできますか。

答弁 町長 酒森(町長は2023年3月まで)

空家対策も含めて、定住・移住に関する環境を整えていくのは、私どもの重要な役割だと思っているところです。空家については、先ほど申し上げたとおり91件が確認されております。私も全ての空家について写真等で確認しておりますが、正直こんなにあるのかとも思っております。それぞれ所有者の方がいらっしゃいますので、その方々とも私ども空家対策という観点からも連絡を取りつつ、いわゆる借り手、又は買い手とのマッチングも大事かと思いますので、その役割を私ども、そして地元にも不動産業を営んでいる方々がいらっしゃいますので、そういう方とも連携しながら進んでいきたいと思っております。公共施設の廃止又は統合も含めて、住環境を整備していくことは、町の仕事だと思っておりますので、今後、一人でも多く定住・移住が図られるような取組を、これだけということはないと思うので、いろいろなところを絡めながら、そういう方向で取組を進めていきたいとも思っておりますので、ぜひまた参考になるような事例等もあれば、私どものほうに教えていただければと思います。よろしくお願いします。

質問 寺嶋誠一

大変前向きな形でありがとうございました。ぜひ、これからそういう方向性でお願いしたいと思っています。それでは、これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。

出典:大樹町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月9日 議事録 PDF(77ページ) 間違いを知らせる