みんなの議会

砂川市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月8日

ヒグマの出没による対応について

2020年9月8日、砂川市議会の一般質問で、沢田広志議員が「ヒグマの出没による対応について」質問し、経済部長 福士勇治、市民部長 峯田和興、市長 善岡雅文が答弁しました。

質問者
沢田広志 議員
答弁者
経済部長 福士勇治、市民部長 峯田和興、市長 善岡雅文

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 沢田広志

それでは、通告に従いまして大きく1点について一般質問をしてまいります。大きな1点として、ヒグマの出没による対応についてであります。市内においては、ヒグマの目撃や足跡の発見などが頻繁に発生している状況です。8月下旬頃からは、特に空知太地域にある住宅地付近において連日のようにヒグマの目撃がされ、そのような状況の中を石山団地や新石山団地を含む周辺に住んでいる皆さんからも不安な声が多数寄せられております。市としても、地域住民の安心、安全な生活を守るために対策を講じて日夜努力をされていると思います。そこで、以下について伺います。(1)ヒグマの目撃出没状況について。(2)ヒグマ出没による対策、取組について。(3)地域住民の生活への影響と周知などの対応について。(4)今後ヒグマ出没を防ぐための方策についてであります。以上、1回目の質問といたします。

答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)

私から大きな1、ヒグマ出没による対応についての(1)、(2)、(4)についてご答弁を申し上げます。初めに、(1)ヒグマの目撃出没状況についてでありますが、本年9月7日現在、目撃につきましては54件であり、昨年度は32件で、22件の増であります。足跡及びふんにつきましては11件であり、昨年度は6件で、5件の増であります。捕獲につきましては1件であり、昨年度はゼロ件で、1件の増であります。なお、平成30年度から目撃情報が増加し、今年度は道道砂川奈井江美唄線の晴見地区、高速砂川吉野バス停東側出入口周辺、空知太地区など住宅地付近での目撃情報が増加傾向にあります。続きまして、(2)ヒグマ出没による対策、取組についてでありますが、出没したヒグマの対応につきましては、北海道のヒグマ出没時の対応方針及び本市のヒグマ出没時における対応フローに基づき対応しているところでありますが、通常ヒグマの目撃、足跡及びふんを目撃した際、目撃者からの通報が市役所にあった場合は滝川警察署へ、滝川警察署に通報があった場合は市役所へと連絡を取り合い、通報の内容を共有します。その後、市では担当者が鳥獣被害対策実施隊員へ連絡した後、現場へ急行し、目撃現場の状況を確認いたします。現場の状況を踏まえ、出没付近のパトロールを実施するとともに、地域住民へチラシの配布や声かけ等による注意喚起を行うほか、教育委員会、砂川高校、子どもの国、森林組合などの関係機関へ連絡をしているところであります。なお、8月26日から空知太地区の住宅地で出没しているヒグマにつきましては、市民生活課による看板の設置、及びチラシの配布などの注意喚起、農政課による監視カメラ及び特殊な音波を発し、動物が危険と学習し、避けていく装置である忌避装置の設置、市民生活課と合同でのパトロール及び監視などを行ったところでありますが、その後も住宅地付近で頻繁に出没したことから、関係部署により対応について協議を行い、8月31日午後より高速道路西側側道の一部通行止め、すみれ公園の閉鎖に加え、ヒグマの移動状況を定点監視するため、5か所に職員を配置したところであり、9月1日からは午前7時半から午後6時まで実施しているところであります。また、教育委員会では、8月27日から空知太小学校及び石山中学校の保護者へ通知するとともに、登下校の安全対策を講じ、教育委員会職員が登下校に合わせ、パトロールを実施しているところであり、空知太保育所につきましても運動会の練習などを実施した際には職員を配置し、安全対策を図っているところであります。住宅地周辺では、住宅地へヒグマが逃げ込む可能性もあることから、積極的に駆逐用の煙火による追い払いをすることは困難であり、また箱わなの設置につきましては立ち去ろうとしたヒグマを住宅地付近に誘引する危険もありますので、設置できないものと考えているところであります。今般のヒグマにつきましては、出没時の状況から人間を恐れて逃げるヒグマであることから、山林へ戻るよう対策を講じているところであり、ヒグマの移動状況を把握するための監視カメラによる監視、忌避装置を活用した追い払いを行うとともに、さらには9月1日に砂川消防署の協力により、逃げたと思われる原野などをドローンを活用した上空からの探索、9月2日には札幌市の専門業者の協力により、温度により動物を発見することができる赤外線カメラ付ドローンを活用した探索を実施いたしましたが、発見には至らなかったところであります。なお、9月7日まで監視カメラ及び忌避装置の設置、定点監視などを行ってまいりましたが、幸い9月4日未明の目撃以降目撃情報がなかったことから、9月8日以降は定点監視、通行止め、公園封鎖を解除し、現在は監視カメラによる監視及び忌避装置による追い払いを継続実施しているところであります。続きまして、(4)今後ヒグマ出没を防ぐための方策についてでありますが、野生動物であるヒグマの出没を防ぐことは根本的に困難でありますが、地域住民等にあっては生ごみや飼料などの誘引物となるものの除去、住宅周辺の草刈りを実施し、緩衝地帯となるエリアを広げること、農業者にあっては電気牧柵の設置などの対策を講じることでヒグマに近づきたくない場所であることを学習させるための対策を取ることが有効であるとされていることから、取るべき対策や熊に対する注意について広報すながわ及び市ホームページで周知しているところであります。

答弁 市民部長 峯田和興(市民部長は2021年3月まで)

私から大きな1の(3)地域住民の生活への影響と周知などの対応についてご答弁申し上げます。今回のヒグマは住宅地周辺で目撃されていることから、周辺地域におきましては朝夕の散歩や周辺への外出の自粛、屋外にある飼料やコンポストなどの誘引物の撤去、学校へ子供さんが通っている世帯には車での送迎をお願いしているなど、ヒグマとの接触を避けるため注意を払いながらの行動を求めていることから、地域住民にとっては精神的な負担も大きなものと考えているところであります。今般のヒグマ出没に対しての地域住民への周知などにつきましては、警察署では目撃情報があれば直ちにパトカーによる注意喚起の広報及び巡回パトロールの実施、市ではヒグマ出没周辺地域への注意喚起看板の設置を行うとともに、空知太地区の4町内会へ目撃情報やヒグマの出没地へみだりに近づかないことなど注意事項を記載した回覧を依頼し、ヒグマが飼料等の袋の持ち去りを確認した後には、再度屋外にあるヒグマを呼び寄せる原因になりうる誘引物の撤去、ごみの出し方などについての注意を喚起する文書の回覧をお願いするとともに、ヒグマ出没地に隣接する市民へは個別に文書の配布を実施し、住民への周知を図っているところであります。

質問 沢田広志

ヒグマの出没状況ということで今ほど質問させていただいて、説明、答弁をいただいたところであります。連日のようにヒグマが出没されたということで、市、さらには市の職員、さらには関係機関の皆様方のパトロールも含めて努力もされているということで、この場を借りて改めて敬意と感謝を申し上げたいと思います。こういったことが一つは住民の安心、安全な生活へ寄与できるものと思っております。今ほど出没状況も含めながら、どんな状況かということについては分かりました。今回私も改めて知らされたことは、まず農業地域とか山林関係においては農政課が担当の部分でありますけれども、これが住宅街のほうになっていくと経済部と市民部でそれぞれが別々の部分であるということも改めて感じさせていただいたところであります。また、たまたま私も8月15日、お盆のときと8月23日、ちょうどサービスエリアの西側のところから空知太の墓地のほうまで、散歩というよりもウォーキングをする機会がありまして、ゆっくり歩いている中で、ところどころに既に看板があって、この後連日のように出没ということがありましたけれども、鈴を持ちながら、ここはササやぶだし、出てもおかしくないよなと思いながら歩かせていただいた経緯がございまして、そういったことから、あの辺の地域は目に焼きついている部分があります。そんなことから、先ほどお話をさせていただきましたけれども、今回は経済部と市民部といった部分があったということで、熊出没についてもいろいろな対応のための会議をされているかとはお聞きしますけれども、そもそも対応するための対策会議等がどういう形で行われているのかを含めてこの機会に聞かせていただけないでしょうか。

答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)

先ほどの答弁と重複する部分もありますが、ヒグマの対応については、基本的には農村地域に出るということから経済部農政課が対応することがほとんどであります。そういった関係から、市内のどこに出たとしても農政課に連絡が入りますので、まずは農政課が初動としては動きます。今回のときのような場合、住宅地に近い場合は市民部と共同しながら、それぞれ分担して、農政課については熊の動向の調査ですとか、今後熊をどうするかというところを考えながら、あるいは市民部については住民に対する注意喚起ということで分担してやるのですけれども、今回議員おっしゃるように8月26日以降毎日のように同じような場所で目撃されてしまったということから、経済部と市民部だけでは十分な安全対策が取れないという判断の下、特にそのための会議というのはないのですけれども、今後どうしていくかということを8月31日に関係する部署に集まっていただいて協議を行いました。副市長をはじめ、総務部長、市民部長、建設部長、教育次長、その他関係する課長と私とで今後どうしていこうかという協議を行っております。先ほど答弁したような対策を取っていこうということをそこで協議して、実施しておりまして、状況を見ながら、関係する部署を招集しながら対策を取っていくということで、具体的な何々会議というものを開催したということではございません。

質問 沢田広志

対応については、会議はされているということでは分かりました。ただ、先ほどの出没状況含めて、例年から比べても目撃回数、足跡の回数だとか、捕獲についても前年度よりもはるかに多くなってきているという報告もいただいたわけですから、それと例えば農業地域とか山林とかといったところが今まではどちらかというと多かった部分が住宅地域へ近づいてきている。今回はたまたま空知太地域ということですけれども、さかのぼってみれば、晴見の近くだとか、晴見よりも下側のほう、葬儀会場の近くでも目撃がされているとかいったことを考えると、どちらかというとヒグマ自体が住宅地に近づいてきているということがあるのかと思っています。そうなると、私はこういった部分をしっかりと、目撃だとか出没があったときには早急な対応ということではしっかりとした対策会議なりが本来設置されていなければいけないのかと思うのです。そのためにも、今後こういった会議体を、何かあればすぐ対応できるという会議体を庁舎の中では持つべきではないかと思うのですけれども、この考え方はいかがなのでしょうか。

答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)

熊については、ヒグマについてはいつ出没するか分からないということから、すぐに対応を取らなければならない。会議を招集して、どうするということをやっている暇があれば、まずは現場に急行して状況を確認して、今後の対策をその場で取るということをまずは農政課が常にやっておりますので、基本的にはそういった対応を取るということなのですが、出没する場所によっては今回のように全庁的に取り組まなければならないということがよく分かりましたので、今回の経験を基に、今後こういう場所に出没した場合には、現場の対応は速やかに取るのですけれども、今後の対応を協議するという場の設定の仕方についてはしっかり検討しながら開催してまいりたいと考えています。

質問 沢田広志

特に農林業の関係のところにしても住宅地にしても、人的被害とかといったことが恐れられているわけですから、そういった部分では、今の状況が変わっている以上、今お話があったようにしっかりと何かあればすぐ対応できるような体制づくりというのを今後やっていただきたいと思っております。いろいろな形でやられているということはお聞きをしました。そこで、先ほど私もお話をしましたけれども、サービスエリアの西側から新石山団地、そして空知太墓地に向けて歩いている関係で周りを見させていただきました。ササやぶがあるという部分でありましたけれども、どちらかというと最近は熊が生息している地域と住宅地、要するに集落との間の緩衝帯というものが少なくなってきているのだと思っています。果たしてそこが緩衝帯なのかどうかは分かりませんけれども、例えばサービスエリアにしても、西側のところはくぼんだ部分でササやぶがあったりしているということと、それと空知太墓地に向かっては途中までアスファルト舗装ですけれども、それから舗装がない。砂利敷きというのか、そこはたしかすみれ公園の東側になるかと思うのですけれども、あの辺一帯もほとんど周りがササやぶで、石山のほうを向くと結構長くササやぶあるといったことで考えると、ああいったところも熊が出没してもしなくても、出没しないように防ぐためには緩衝帯というのが必要なのか、草刈りも含めてそういったことが必要だと思うのですが、この辺の考え方を聞かせていただけないでしょうか。

答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)

熊と人との距離を取るためには、議員おっしゃるように緩衝帯というのは必要です。基本的には、山から農村地帯に出てくるというところでいえば、山の際ですとか雑木林の際とかというところの草刈りをきちんとすることで緩衝帯がつくられますし、住宅地の周辺などの草刈りをきちんとすることでも緩衝帯はつくることは可能です。熊の行動、目撃情報などを基に、どこに緩衝帯があれば効果的かということについては、農家に出た場合は農家の皆さんに、草刈りをやることで熊が潜む場所がなくなるので、草刈りはしてくださいねという話はさせていただいてます。その上で、ふだん目撃情報がないような空き地ですとか道路の草刈りを、ヒグマのために緩衝帯をつくるために草刈りをするということは今のところは想定されておりませんので、熊の目撃情報がある場所、あるいはふだんから緩衝帯をつくるように地域の方や農家の方にお知らせをして、協力していただくということで緩衝帯をつくっていくということを考えております。

質問 沢田広志

緩衝帯をつくったらいいのではないですかと言葉では簡単に言えるのですけれども、あそこを歩いて見ていても道路の脇は何となく民地だという、要するに民間の持っている土地だとかなると、民地を所有している人方の協力だとか、あとは地域の皆さんの協力を得ながら、熊が少しでも近づかないような方策としての緩衝帯の設置というのか、取組ということも考えなければいけないのかと思うのですけれども、今後こういった部分を含めながらしっかりと検討というか、考えていただきたいとも思っております。それで、地域住民の生活への影響と周知についても、先ほど市民部長からお話をいただきました。そういった部分での取組はされているということで、私もあの地域の何人かの方たちとお話をしたり、またその地域の方から、連日のように出没するとパトカーがうちの自宅の横に配置されて止まっていて、散歩に行こうかなと思ったら、今危険ですから遠慮して家の中にいてくださいねという話があったり、また新石山団地から石山団地のほうにどうしても用事があって行かなければいけないといったときに、やっと解除になりましたけれども、ちょうどサービスエリアの西側の道路をずっと封鎖していましたから、そのときにあちらまで行きたいのだけれども、ここは危険ですからねと言うと、市の担当者が上手にフォローしてくれて、行ったとかといったこととか、あとはサービスエリア自体が都市間バスの停留所もあるということで結構利用している方もおりますから、そういった部分ではあそこに常時パトロールで車が暑いさなかに止まって警備していましたから、そういう人方がうまくフォローしていたのだと思っています。また、ほかの方たちは、若い熊のようだから、できたら駆除することなく山に帰すことができるのだったら自然に帰るようにしてほしいねという方もいらっしゃれば、場合によっては山に帰ってもまた戻ってくる可能性もあるとなると、最終的に駆除ということも必要なのではないでしょうかとか、十人十色、それぞれ地域に住んでる方たちは安全、安心ということも含めながらいろいろな話があるというのが現実かと思っています。そういった声を一つ一つ聞いて対処するというわけにはいかないかもしれませんけれども、市が道の基準と市の考え方を含めて今回のやり方を実施しているわけですから、それをしっかりとやっていただきたいと思っています。先ほどお話がありましたけれども、先週の土日あたりから熊の出没の情報もほとんど入ってこなくなってきて、私の場合はたまたま教育委員会の家庭教育サポート企業の会員ということで、熊情報が常にメールで届いていたものですから、こんな状況になっているのだなという、情報があるということは大変ありがたかったと思いますし、そんな情報も見ながら対応されているのだなとも考えさせていただいておりました。そこでもう一つ、地域の方たちから、1つは周知しました、こういうことで情報提供してもらいました。もう一つの情報提供として、例えば熊が移動してきましたよね、そうするとこの地域に熊の出没は今はないよねといった、どんな状況かという後の情報もできたら欲しいのだけれどもという話がありました。この辺は、市民部として住宅地に向かっての周知案内しましたけれども、対応はどういう形をされていたのか、もしあるのだったら聞かせていただけないでしょうか。

答弁 市民部長 峯田和興(市民部長は2021年3月まで)

今回の町内会への周知に関しましては、空知太の国道東側の広い地域、主に空知太東3条3丁目周辺、東3条6丁目周辺に目撃情報、出没しているということで、石山団地町内会、空知太第5町内会、新石山団地町内会、空知太すみれ町内会の4町内会の会長さん宅を訪問して、目撃情報や注意事項、現在の市の対応状況などを説明し、チラシの回覧をお願いしてきたところでございます。会長さんからは、先ほど議員さんがおっしゃったように、熊がどこにどんな感じで出没しているのか、あるいは何頭いるのかという現状を確認する内容の質問もいただいたところでございます。昨日、熊がここ数日いないということで、また会長さんのほうにお邪魔をいたしまして、現状市でこういう定点監視とか、あるいはカメラとか、そういう中で熊が写っていないということで、現状ここの地域には現在いないという情報も会長さんに伝え、現状の部分の状況についても町内会さんには伝えるようなことは必要と考えております。

質問 沢田広志

特に熊が出没している地域の人方の一つの声としてしっかり受け止めながら、安心してもらうためにもその後の経過も含めた情報提供というか、周知は徹底してほしいと思っていますので、これはより一層頑張っていただきたいと思っております。最後に、今後の方策、対策といったことからお話をさせていただきたいと思います。先ほどの1回目の質問の答弁の中でもいろいろお話をいただいておりますけれども、まずは今回の熊が出没、目撃をされているということから、例えば市の担当者の関係でいえば出没を防ぐという方策も考えなければいけないと思うし、またちょうど秋から冬にかけて冬眠する前の大量出没予測をするだとか、あと出没への対処、また出没の教訓を生かす。というのは、今回は前年度以上に熊の出没、目撃、足跡、捕獲といった部分では前年度を上回っておりますから、今回のこういう事例がある部分では生かされていかなければいけないだろうと。ですから、出没の教訓を生かすということも努力してほしいと思うし、またこれは長期的対応ということで、砂川市だけの話ではないのです。というのは、私も若いときから聞いているのは、砂川、奈井江、美唄、三笠、この山あいはヒグマの通り道だという話はずっと聞いておりましたから、そもそもいるというのは分かっていました。ただ、まさかどんどん市街地のほうまで来るというのは思ってもいなかったのですけれども、そうすると砂川市だけの話ではないのだなと思っています。近隣の自治体との連携といったことも必要になってくるし、また山林でいえば道有林もあれば国有林もありますから、そういった部分の関係機関との連携というのも必要になってくるし、そういったときに熊の生態だとかを含めた長期的に知るという対応も必要なのかとは思っております。また、一般向けについても、先ほど市民部長からの答弁の中にもありましたけれども、熊の生態を知るということから、ヒグマというのは嗅覚、聴覚が非常に優れていて、走る速さは時速40キロにも達しますというような通常の話があります。また、熊との遭遇を避けるためということで、基本的には生ごみや放棄果樹など誘引物を除去することが重要であるということと、また砂川市内でも被害がありましたけれども、飼料、作物等の周辺への電気柵の設置だとかといった部分の人身被害を防止するといったことが必要であるということと、それと出没を防止するということの関係からは、先ほどお話をしたように、緩衝帯の設置だとか誘引物の除去、例えば生ごみだとか、今なら家庭菜園がありますし、これから収穫の時期ですから、そういう関係も関連してくるといったことを含めてあると。ただ、こういったことはうたわれておりますけれども、私は今一番足りないのは、熊が出没、こんな状況の中でも熊についての専門家がいるのだろうかと思っています。それは難しいのではないのというのは、道内の状況を見ましても、北海道にはヒグマの会というのがありまして、これは酪農学園大学内に事務局があったり、あとは専門の職員というか、専門官なのでしょうね。地方独立行政法人北海道立総合研究機構エネルギー・環境・地質研究所内にそういった方たちもいます。ですから、今回の出没を通して検証もして、調査分析をして、今後予測もしなければいけないといったことのためには、このような専門の人方の助言なりも必要なのではないかと思っております。そういった点についてはどんな考えをしているのか聞かせいただけないでしょうか。

答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)

今後のヒグマ対応に向けて、専門家の意見を活用したらというお話だと思います。実は農政課の職員は全員鳥獣被害対策実施隊員になっておりまして、一定程度ヒグマが出たときの対応については、日頃目撃情報があって出動しますので、その辺についてはほぼできるのですけれども、今議員おっしゃったように、そもそもヒグマの生態ですとかについてはなかなか、ヒグマに対する専門家ではありませんので、出た場合の対応についてはある程度経験上やっていけるのですけれども、そういったところの知識については十分ではない部分もありますので、先ほどありました道総研、これは振興局経由で協力はいただけるようなのですけれども、そういったところの活用ですとか、あるいは熊対策するに関わる業者さんからもかなり専門的なご意見をいただけるということもありますので、そういったところも踏まえながら、今後専門家のご意見をいただくことについては少し検討をしてみたいと考えております。

質問 沢田広志

どうしても我々では分からない部分があるかと思います。専門の方たちの力を借りることも大事だと思いますので、検討していきたいということでありますので、ぜひ前向きにしていただきたい。一例ですけれども、2003年、今から17年前、都市名は言いませんけれども、当時17万人の人口を擁している港湾都市の中で熊騒動が起きました。情報が錯綜して、猛獣だというのがどうしても前面に出た。その後どういう状況だったかといったものを専門の人方が改めて検証していくと、最終的には1頭の熊だけであったと。決して猛獣という扱いではなくて、報道を通したり、皆さんの口コミ、口コミという言葉は失礼かもしれませんけれども、いろいろな情報が伝わることによって拡大してしまったといったことがありまして、それによって本来大事な必要とされる情報の下での活動ということができ得ていなかったという話も聞いております。それを後で検証したときも、専門の人方が改めて確認をしながらいくと最終的には2頭のうわさが1頭の熊で、最終的には山に帰っていったということがありますので、我々の分からない、もしくは不得手な部分の専門性については外部の人方のしっかりとした的確な情報を得ながらの対応というのが今後より一層必要になってくるのかと思っていますので、その辺もやっていただければと思います。大体私の質問としてはこういう形で終わりたいと思うのですけれども、こういった部分について関係機関も含めて努力をされてきましたけれども、特に住民の安心、安全な生活を守るということからも、ふだん余り市長には振らないのですけれども、市長の考え方をもし聞かせいただければありがたいと思うのですけれども。

答弁 市長 善岡雅文(市長は2023年3月まで)

今回話が大きくなったのは、住宅地に毎日のように出ると。今までは山の中ですから、ある程度市長に報告は来ますけれども、私がそんなに関知しなくても、原課と、それから鳥獣実施隊ですか、その方たちの中で山の奥のほうで処理していただいたというのがあるのですけれども、今年最初に吉野さんのところに熊が出て、鶏の飼料が持っていかれたと。そのときに、人里に成獣の熊が出たということはまた来ると、そのときにすぐわなを仕掛けなさいと。まちなかでは仕掛けられないけれども、あそこは山の中だから、たまたまそのときにはその1頭はすぐ捕獲できたのですけれども、その後住宅地内出てきたやつは毎日のように出ていて、取りあえず親熊もいるという情報を最初に聞いていましたので、職員の監視体制、警察だけでは恐らくずっと見ているのは無理だろうと、だから市としてはそれぞれ職員が張りついてそれを監視しなさいというとこまでは私から指示をしたわけでございますけれども、改めて市の使命というのは、住民が要するに熊によって被害を受けないということが、人命が第一でございますから、そういう点を重視してやったわけでございますけれども、正直言って難しいと。住宅地ですから、どうしたらいいのだというところが今回非常に担当の部が苦労したのだろうと。バリアトーンという機会があるので、あれが思いのほか効果があったように聞いています。あれによって奥のほうに追い込んでいって、自然と高速道路の向こう側に返してやるという方向まで見えたのですけれども、来年度以降どうするのだと。またあちらの道、ゴルフ場がどこか、人がいなくなったとこからまた下りてくるのではないの、また来年になるととか、そういう問題も含めて問題はまだ解決していませんけれども、来年に向けて住民の安心、安全を守るために来年以降の熊対策をどうするのだということもしっかりこの後検証しながら対策を取っていかないと、毎年同じことを繰り返すようなおそれもあると。今までと違うところに出たものですから、その辺も注意しながら、原課中心にしっかり対応していきたいと思っています。

出典:砂川市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月8日 議事録 PDF(42ページ) 間違いを知らせる