みんなの議会

足寄町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月12日

足寄町のヒグマ対策について

2026年3月12日、足寄町議会の一般質問で、二川靖議員が「足寄町のヒグマ対策について」質問し、教育長 東海林弘哉、町長 渡辺俊一、教育次長 丸山一人、農林課長 加藤勝廣が答弁しました。

質問者
二川靖 議員
答弁者
教育長 東海林弘哉、町長 渡辺俊一、教育次長 丸山一人、農林課長 加藤勝廣

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 12番 二川靖

議長のお許しを頂きましたので、一般質問通告書に基づき一般質問を行いたいと思います。件名、足寄町のヒグマ対策について。昨年、全国でクマ被害が多発し、残念ながら多数の死傷者が出ております。被害に遭われた方の御冥福と、けがをされた方の一日も早い回復をお祈り申し上げます。町内において人的被害は出ていませんが、農業被害等が多数出ております。また、目撃情報が多く寄せられ、学校付近での目撃情報もあり、体育の授業や課外授業に苦慮していると聞いております。昨年10月には文部科学省、環境省からクマ出没時に対する学校及び登下校の安全確保に関する事務連絡が発出され、11月には都道府県等教育委員会向け緊急連絡会の開催がされたと聞いておりますし、町長の行政執行方針においても足寄町緊急銃猟対応マニュアルが策定されたとの報告を受けていることから、下記の点についてお伺いしたいと思います。1、教育委員会として危機管理に対するマニュアルの作成はされているのか。また、今後の具体的取組については。2、足寄町緊急銃猟対応マニュアルに、令和7年11月に策定されたクマ被害対策等に関する関係閣僚会議決定のクマ被害対策パッケージを盛り込んでいるのか、お伺いしたいと思います。

答弁 教育長 東海林弘哉

教育委員会から、二川議員の足寄町のヒグマ対策についての一般質問にお答えします。1点目の、教育委員会としての危機管理に対するマニュアルの作成はされているのか、また、今後の具体的取組については、に関してですが、教育委員会独自のヒグマ対策についての危機管理マニュアルは作成していませんが、昨年8月18日付けで北海道教育庁から、学校における危機管理マニュアルの手引の追録として「ヒグマの出没」が示されております。教育委員会では、このマニュアルに沿って対応することを確認し、各小中学校においても、追録を参考に実情に応じた危機管理マニュアルを作成しています。具体的には、クマと遭遇した場合の避難方法、目撃情報があった場合の保護者や教育委員会、警察等との連絡体制、安全な下校体制の確保などについて定めています。クマが出没した場合、教育委員会では、役場農林課と速やかに情報共有が図られる体制を整えています。スクールバス運行路線付近であれば、建設課車両室と協議して、乗降場所を自宅までとするなどの安全対策を講じています。近年、全国各地でクマの出没が多発しており、児童・生徒の安全確保が強く求められています。昨年、文部科学省及び環境省からクマの出没に対する学校及び登下校の安全確保について通知があり、教育委員会と小中学校において、ヒグマ出没を想定した対応について確認したところです。北海道教育庁においても、令和8年度に、ヒグマ出没時の安全対策強化に向け、生徒指導・学校安全対策局が新設される予定となっています。今後、国や北海道教育庁から発出される通知や指導等に基づき、警察などの関係機関や学校と連携して児童・生徒の安全対策の強化を図ってまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、二川議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。なお、2点目については、町長から答弁させていただきます。

答弁 町長 渡辺俊一

二川議員の、足寄町緊急銃猟対応マニュアルにクマ被害対策パッケージを盛り込んでいるかについての一般質問にお答えいたします。足寄町緊急銃猟対応マニュアルは、環境省が令和7年7月に策定した緊急銃猟ガイドラインを基に、緊急銃猟を実施する際の手順や対応方法をまとめたもので、地域住民の安全確保を最優先に考え令和8年2月に策定しました。また、本マニュアルには、クマ被害対策等に関する関係閣僚会議で決定されたクマ被害対策パッケージの趣旨を踏まえ、緊急時の安全確保、関係機関との連携、迅速な捕獲対応等に関する内容を盛り込んでいます。なお、同パッケージは、自治体の捕獲体制の強化や資機材整備、人材確保、財政支援の活用など、幅広い施策を含むものであることから、国の通知や制度改正の内容を確認しながら、必要に応じてマニュアルや運用体制の見直しを行ってまいります。今後とも関係機関と連携し、クマ被害対策を進めてまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、二川議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 12番 二川靖

今、まず教育長から、マニュアルは作成していませんが、ということでした。これ本当は12月の定例会というふうに考えておったのですけれども、なかなか自分でもまとめきれていないということもありまして、たまたま11月のいろいろなところで発出された文書を見せていただきまして、これは芽登小学校なのですけれども、昨年も相当目撃情報があって、たまたま学校の近くをクマが横断しているということがあって、様々な屋外授業が厳しいということも先生からお伺いしておりまして、そういったことで、本当にどういった対策が一番取れるのかなというふうに考えています。今回質問したいのは、このクマパッケージの中で、学校及び登下校時の安全確保ということもいわれておりますし、そういった事務連絡についても出しているということでお伺いしておりますし、各地域の実情に応じた、学校における危機管理マニュアルを改定しなさいということで、これも事務連絡が来ていると伺っているところであります。このパッケージの中も、学校もそうなのですけれども、例えばいろいろそのクマ対策でICTの利用とか、そういったことが本当にできないものかと。例えば今いろいろやっておりますドローンの活用とか、そういったことで、子供たちが安全に遊べるような環境はできないのかなというふうに考えておりますので、そこら辺は、危機管理マニュアルをつくりながら、そういったことで、どうしていっていいのかということも、お考えがあればお聞かせ願いたいなと思います。

答弁 教育次長 丸山一人

お答えいたします。ICTの活用という部分でお答えさせていただければ、ICTの活用については、こういったクマ対策に関わらず、安全対策の中で、学校と教育委員会と保護者の家庭との連絡体制には活用できるかなと思っておりますが、学校単独でドローンによる安全確保とか、そういったことは今のところ考えておりません。以上でございます。

質問 12番 二川靖

今の次長からの答弁で言えば、ICTはそういった学校と教育委員会と保護者の間で活用しているということは分かります。前もお話ししたときにも、緊急時にはクマ出没があればスクールバスで自宅まで送っているということも聞いております。そういったことで、何を言いたいかといえば、では学校で体育の授業は外でできないといった場合は、どういった対応を取っていけるのかなと。これは勝手な私の考えですが、例えば授業をするに当たっては、たまたま足寄小学校と授業はかぶらないのであれば、ちょっと大変かもしれませんけれども、そういった子供たちを連れてきて、足寄小学校のグラウンドを貸してあげて、そこで体育をやるとか、多分体育だけではなくて写生とかいろいろな授業もあると思うのです。これも学校だけではなくて、近くに保育所もありますので、そういったことをどうにかやはり子供たちが生き生き伸び伸びと授業ができないものなのかということを考えて今お話をしているのですけれども、そこら辺、そういった考えはないでしょうか。すごく多発してどうにもならないといったときの対応として。

答弁 教育長 東海林弘哉

ただいま二川議員から、こういう柔軟な対応はどうなのかというお話がありました。それはもう本当にそのとおりだなと思います。一番大事にしなければならないのは、子供の命を守るということです。そこが最優先です。その上で、では何ができるかということを考えます。外でできないのであれば、中でやる計画のものを入れ替えて、先にそれを実施するですとか、要するに教育課程上のプログラムを入れ替えながら、その時々の実情に応じて対応するというのが一つです。もう一つ、今、二川議員から言われた、場所を変えてという、これは教育委員会としても可能な範囲でやりたいというふうには考えています。やりたいというのは、今、小学校が4校ありますけれども、できるだけ交流して活動していきたいというものがあります。そのために、先ほど言ったICTを活用するですとか、もう一つは、実際に対面で一緒に交流しながらやるということです。これについてはもう一つハードルがありまして、スクールバスを何とかしなければならない。ただ、現状で言うと、それほどスクールバスに余裕があるわけではないので、いつでもできるというものではありません。ですから、そういうことも加味しながら、できる範囲で柔軟に、今、二川議員に言われたように、今後も対応していきたいというふうに考えています。以上です。

質問 12番 二川靖

今、教育長から答弁がありましたけれども、やはりそういった柔軟な対応をしていただく中で、やはり子供たちの安全を守る中で、子供たちが生き生きできるということを望みますし、多分それぞれ学校の校長を含めて、教員の皆さんを含めて、どういったことでその対応マニュアルができるのか、再度検討していただきたいなというふうに思っています。どこでしたか、ドローンを飛ばせば鹿とかクマも逃げるというような話も聞いていますので。多分運動会の時期になってわあわあやっていればクマも通り道でも寄ってこないと思うのです。通り道というのはやはり朝晩の中で結構目撃情報があるというふうに聞いていますので、朝晩はあれなのですけれども、日中そういった騒がしい環境もできるのであればつくってもらって、よりよい活動ができればいいのかなというふうに思っていますので、ぜひそういった先生等の意見も取り入れて、できればマニュアルをつくっていただきたいなというふうに思っていますけれども、そこら辺のマニュアルの関係はつくる予定はないでしょうか。

答弁 教育長 東海林弘哉

まず、ドローンの関係ですか、音を出してという、それも一つの方法なのでしょうけれども、それが100%本当に子供の命を守ることができるかどうかというのは、クマになってみないと分からないところもあるので、その辺りはほかの地区の取組とかも含めて参考にさせていただきながら、対応したいと思っています。危機管理マニュアルについては、教育委員会のものは次年度までを含めて整備する予定になっています。ただ、物すごい分量なのです。ではその物すごい分量を整備したらそれで危機対応できるのかというと、必ずしもそうではない。それはやはり足寄町として必要なものを整備するということになります。今、教育委員会としては、資料等も含めてできるだけシンプルにしようというふうに、この前も校長会議の中でそういうお話をしています。要するに、つくったものが活用される。つくって終わったではなくて、活用される資料をつくっていくということを今後大事にしていきたいと思っていますので、マニュアルについても、教育委員会が必要なマニュアル、各学校に必要なマニュアル、これは全部違いますので、そういうものを含めて整備していきたいなというふうに考えています。以上です。

質問 12番 二川靖

ありがとうございます。そのような大げさなものを求めているのではなくて、教育長が今言うように、できるようなことをやはりやってほしいということなのです。それで、教育委員会にはマニュアルをつくれというのは、やはりそれぞれの地域の特性がありますので、それはそれで学校で、こうやったらいいな、ああやったらいいなと、これは学校自体で年間のカリキュラムもいろいろあると思うので、そこはそこでやはり学校単位を中心に考えてもらう中でやっていったほうがスムーズに行くのかなというふうに私も考えております。いかんせん、学校の先生たちも校長をはじめ教頭も忙しいということも事情的にはあるのかなというふうに思っていますけれども、先ほど教育長もおっしゃったように、子供たちの命が最優先ですので、そういったことで、できる限りそういった立場で進めていっていただきたいと思っていますし、いずれにしてもこれは何かしらは連絡を取りながらということでやっているということで安心はしていますけれども、さらにそういったことがあれば進めていっていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思っています。以上です。次に、クマ被害対策パッケージの関係なのですけれども、町には下りてきているのだろうというふうに思っていますし、いろいろ自治体の捕獲体制の強化とか、これはパッケージの中で予算がついている中で、財政支援の中で資機材の整備というのを多分国の予算の中でやられていくのかなというふうに思っています。今、このパッケージについては、緊急的に対応することとか、短期的に取り組むこととか、中期的に取り組むこととか、いろいろ出されています。これは国で考えていることなのですけれども、いずれにしてもそういったことで、今、足寄町も猟友会、総会が終わったか終わっていないか分かりませんけれども、そのようなことで、緊急発砲の関係とか、いろいろ多分、足寄町もそこら辺のマニュアル等をつくりながら、では猟友会に対してどういったチームを組んでどうやってやっていくのかということがあるのかなというふうに思っていますけれども、そこら辺、現段階で分かっていることがあればお知らせいただきたいと思います。

答弁 農林課長 加藤勝廣

今、緊急銃猟対応マニュアルということで足寄町が策定しておりますけれども、その中で、緊急銃猟を行う場合ということで、ハンターですけれども、捕獲候補者を4名、それをサポートする方を4名ということで、猟友会から推薦を受けて、4月1日から委嘱して、緊急銃猟に対応するということをしておりまして、実際その捕獲の場面になった場合には、その捕獲候補者と、サポートする者、それと町の職員ですとか警察官とか、そういう方が現場に立ち会った中で打合せをしながら、どういうふうにしていくかというふうなことで考えていくことになります。けれども、この緊急銃猟をするのに四つの条件全てを満たさないと緊急銃猟をしてはいけないということになっておりますので、その四つの条件が、人の日常生活圏に侵入した場合、それと危険鳥獣による人の生命または身体に対する危害を防止する措置が緊急に必要な場合ということと、銃猟以外での方法で的確かつ迅速に危険鳥獣の捕獲等をすることが困難な場合ということと、銃猟によって人の生命身体に危害が及ぶおそれがない場合、この四つの条件を全て満たさない限り緊急銃猟を行ってはいけないことになっておりますので、そういったことを勘案しながら、地域の住民の安全を第一に考えながら実施していきたいというふうに考えております。

質問 12番 二川靖

今の説明で分かりました。今の緊急銃猟の関係は四つのことが全部合致しなかったらできないということなのでしょうけれども、そういったことで今もう対策チームというのはできて、鉄砲を持つ人が4名、サポートが4名、あと自治体、足寄町役場とか警察とかいろいろなところで立ち会ってやるということなのですけれども、それで、これは前も責任問題で今まだ最高裁ですか、裁判をやっていますけれども、そこら辺のハンターたちの同意といいますか、そういったことで責任がないのだということで言えば、撃てるということになったのかなというふうに思っていますけれども、それで、この春クマも含めて緊急銃猟の対策チームというふうに考えているようですけれども、そこら辺については、ハンターの了解も得て、そしてこの4名、4名というのは確保できましたか。お伺いします。

答弁 農林課長 加藤勝廣

その4名については、先週、猟友会にこのような緊急銃猟の対応マニュアルをつくりましたということで説明させていただいています。それで、現在、足寄町から捕獲者の4名、4名の候補者を打診をかけて、本人個人に一応了解を頂いた中で、猟友会に相談しながら、それでオーケーをもらえれば、町長から委嘱するという形を取っていまして、まだ今はっきりとしたメンバーは決まっておりません。3月いっぱいには多分決まってくるのかなというふうには考えています。

質問 12番 二川靖

すみません、まだ決まっていないことを聞いてしまったのかなというふうに思っていますけれども、いや、多分そういったことで、今、課長から言ったようにサポートメンバー含めて8名でそういった体制を組んでいきますということなのでしょうけれども、それは同意を得た上でやれるという前提でやっているのかなというふうに思っていますけれども、例えば、この8名の方にお金を支払わなければいけないというふうに考えるのですけれども、これも町としては考えているのか、ちょっと分かりませんけれども、そこはお伺いしたいと思います。

答弁 農林課長 加藤勝廣

クマを捕獲する候補者、いわゆる撃つ方については、年額報償費という形で6万円ということで考えております。これは年額報償費なので、緊急銃猟があってもなくても年額で支払うということにしております。サポートする方につきましても3万6,500円の年額報償費ということで支払う予定としております。

質問 12番 二川靖

分かりました。年額の報償費として猟銃を撃つ人は6万円で、サポートする人は3万6,500円、これについては出役をしなくてもこれだけは当たりますということなのかなというふうに思っています。例えばこれは、クマが出て、そこの現場に行って、本当の弾で撃つのか、麻酔弾を撃つのか分かりませんけれども、そういった場合の報償でなくて、危険手当というのはついてくるのでしょうか。年間のものでこれは終わりなのでしょうか。聞きたいと思います。

答弁 農林課長 加藤勝廣

すみません、説明が足りませんでした。年額報償費と、出た場合には1時間当たり3,400円ということで報償費を出す予定としております。それはサポートする人も同じで、1時間当たり3,400円ということでの報償費となっております。

質問 12番 二川靖

ありがとうございます。多分これはまだ予算を通っていないので、予算段階の話をちょっと悪いかなと思ったのですけれども、多分、新年度予算にこれだけ盛り込まれてくるのかなと考えていますので、そういったことでよろしくお願いしたいなと思っています。まだこの中には、いろいろパッケージの中にあって、今ガバメントハンターという文字もありまして、これは自治体で人件費を充てられるということで、今回は道で3人職員を採用し、この間の新聞に載っていましたけれども、多分これは足寄町に当てはまるのかというのはちょっとクエスチョンはつくのですけれども、そういったことでガバメントハンターも足寄町としてはつける気はあるのかないのか、お伺いしたいと思います。

答弁 農林課長 加藤勝廣

今、有害鳥獣の対策で、有害鳥獣被害対策実施隊というハンターの方が50名ほど委嘱されております。その中で隊員を通じた駆除活動ができているということで、現在ではガバメントハンターの育成については考えてはいないというところでございます。

質問 12番 二川靖

そうだろうなというふうに思うのです。多分そういったことで職員を採用してしまえば、ではクマがいなくなった、鹿がいなくなったとなったら、そこの職員はどうするのかという話にもなりかねない話なので、本来的にはそういったプロのハンターを含めて要請していってほしいということもありますけれども、ここら辺は慎重に考えたほうがいいのかなと思っています。ただ、今度は、自衛隊とか警察のOBとかといろいろ言葉があるのですけれども、そこら辺で彼らができるのかできないのかということもありますし、やはり去年あたり足寄町も畑の中にかなりクマがデントコーン畑を荒らしながら、食べていたり寝ていたりしているというような状況も見受けられるということもありますし、あと、林業に関しても相当、現場近くで昨年あたりも見ているということもあります。今年はもうクマの目撃情報はどこかからありましたか。

答弁 農林課長 加藤勝廣

現在のところ今年についてはまだありません。

質問 12番 二川靖

多分まちなかとか畑にはまだ出てきていないのかなというふうに見ておりますけれども、もう国有林の中でこの間出てきたということで、先週の日曜日かな、出てきたということで、かなり大きいクマだということです。ただ、撃てないので、勝手に歩いていったという話も聞いているのですけれども、そろそろもうクマも出てきて活動しているということもありますし、道南では1月にもう出没の情報があったということでありますし、そういったことで、大変な状況も今年出てくるのかなというふうに思っています。それと、今後、必要に応じてマニュアルの運用体制の見直しを図っていくだとか、いろいろあるのですけれども、これは各種対策について交付金などによる速やかな支援を実施していくということで国は言いますし、特別交付税も措置を講ずるということで、いろいろなことを書かれているのですけれども、これを読んで足寄町に当てはまるものは何なのかということで、ありますか、お聞かせ願いたいなと思います。

答弁 農林課長 加藤勝廣

交付金等で今、予算を組んでいるのですけれども、その中で対応されるのは、緊急銃猟に対する備品とかです。例えばヘルメットですとかクマスプレー、記録をする方には必ず要るのでビデオカメラですとか、そういったものの備品を購入するですとか、腕章とかも対象になっています。あと、緊急銃猟の保険も交付金の対象となっております。以上です。

質問 12番 二川靖

今、課長からあったように、クマ対策関連資機材の関係で、クマスプレーも何万円もしますので、お金をもらえればそういうのがいいのかなというふうに思っていますけれども、そういったことで、今度、人材育成のための研修費というのがあるのです。多分、今回もその緊急銃猟の関係の研修会を開きなさいというふうになっているのです。そこも今後、猟友会と話がつけば、そういった研修会もやっていくということでいいのでしょうか。誰が中心になるかちょっと分かりませんけれども、その辺も考えていることがあれば。

答弁 農林課長 加藤勝廣

緊急対応マニュアルの中に、この研修を行うというふうにしていますので、令和8年度以降は、模擬訓練とか、そういった形を実施していくことになろうかと思っております。

質問 12番 二川靖

分かりました。それで、ごめんなさい、私もその緊急対応マニュアルというのは、この間、行政報告を町長から受けて、それ以降見ていないものですから、見ていないというのは、それも後で議会の議員には示していただきたいというふうに思っていますし、もっと言えば、町民の皆さんにもこのことが分かるようにちゃんと示しておかないと、先ほどの学校のこともそうなのですけれども、ただ学校と親と教育委員会が分かっているだけではなくて、やはり町民が分かるようなことにしておかないと、町民が警察に電話かけたりいろいろしますので、足寄町はこういった緊急対策のマニュアルがあります、こうやって捕獲しますということでちゃんと示しておかないと、またこれは何だ何だという話になりますので、そこら辺についてはどうなのでしょうか、いただけますか。

答弁 農林課長 加藤勝廣

出来上がりました緊急銃猟対応マニュアルは、議員に後ほど配付したいと思います。一般の町民の方には今後広報を通じて、春になってくるのでクマが出没しますということで注意喚起しながら、足寄町として緊急銃猟対応マニュアル策定しましたと。ただ、この緊急銃猟対応については最終手段であるということなので、よほどのことがない限りは起こらないというふうに考えていますので、その緊急銃猟対応マニュアルを作成しましたということでは町民に周知しようとは考えております。

質問 12番 二川靖

そういったことでお知らせ願えればありがたいのかなと思います。少なくともやはりクマが出たからすぐ射殺しろとかそういう話ではないので、やはり自然との共生というものもありますし、今後、足寄町も考えていかなければいけないのは、昔、足寄の町有林に実のなる木を植えたことがあるのです。あれはどのようになっているか分かりませんけれども、大分枯れてなくなったのかな、分かりませんけれども、そういったことも含めて、やはりクマが人里に近寄らないような対応も、やはり山のほうで町有林なり、いろいろ近いところではつくっていかなければいけないのかなというふうに思っていますし、例えばクルミの木を植えるとか、ドングリの木を植えるとか、いろいろやはり考えられますので、そういった共生というのも大事だなというふうに私も思っておりますので、そこら辺は課長が考えることがあったら、木を植えるというのはちょっと厳しいのかなと思いますけれども、そういった対策も考えていかなければいけないということも考えていただければありがたいなと思いますので、今の質問をしています。

答弁 農林課長 加藤勝廣

クマが食べる木の実とかそういったものを緩衝帯みたく山のところに植えるということなのですけれども、今の町有林の計画ではちょっと難しいのかなというところはありますけれども、今、例えば第一生命の森などは広葉樹を植えたり実のなる木を植えたりはしているのですけれども、多分それは町に近いところに植えているので、できれば遠いところでそういう活動をやっていければというところも考えるのですけれども、今すぐにそれが、多分、植えたとしても実がなるには何年もかかってしまうというところで、少しずつではありますけれども計画は立てていければなというふうには考えています。

質問 12番 二川靖

目の先で植えて1年や5年で実がなるのかというと、そのようなのは甘いでしょう。やはり自然を大事にしながら中長期的にそういった環境もつくってあげるというのが、人間としてやるべきことの一つなのかなというふうに思っていますので、そこら辺でやはり今後考えていっていただければありがたいのかなというふうに思っています。最後になりますけれども、今後、ヒグマが出没するということもありますし、前回ちょっと鹿でやらせていただきましたけれども、いずれにしても、鹿、クマを含めて、足寄町にとっては農業被害を含めて多いようになっておりますし、また、鹿も何か農協でまた被害を取りまとめているということも聞いておりますので、いずれにしろ鳥獣被害というのは結構、足寄町はダメージが大きくなってきているということもありますし、結構アライグマもまた増えてきて、そこら辺で車にはねられて亡くなっていたり、インフルエンザで亡くなったタヌキとかアライグマがいると新聞にも出ていましたので、そういったことで、やはり感染も病気も含めて多くなってくるのかなというふうに考えています。ですから、そこら辺もやはり今から頭に置きながら、対策をできるようなことも考えていっていただきたいなというふうに思っておりますので、その辺を最後に町長のお話を伺って、そういった対策といいますか、今からそういったことも含めて考えていってほしいということで私は申し上げておりますので、そこら辺で何かあれば町長に締めくくっていただきたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 町長 渡辺俊一

クマに限らず鹿も含めて野生鳥獣の被害というのは、非常に足寄町は近年特に増えてきているというのは言われております。足寄町の周りはやはり森林が多いという、非常に緑に恵まれているというのが、森林の中の町ということもあって、やはり野生鳥獣も住みやすい環境がそういった意味では比較的あるのかもしれないなというところですが、とは言っても、やはり農業の被害とか、人に対する被害とか、そういったことが増えてきては非常に困る部分でありますので、それに対する対策というのはやはり町としても打たなければならないというふうに考えているところであります。とりわけクマについては、今回、緊急銃猟のマニュアルをつくりましたけれども、これは本当に市街地や人が住むところに近いところに出てきたときの、先ほど加藤課長も言っておりましたけれども、本当に最後の手段みたいな形になりますので、そうそう起きては困ることではありますけれども、そういうことも今後、本州も含めていろいろな被害が近年出てきていますので、そういう対策もきちんと対応としてはすぐにできるような取組はしておかなければいけないのかなというふうに思っております。いずれにしても、人間と、それから野生の動物と共生できるような、そういう環境が必要なのかなというふうに思っております。ですから、農家等の被害がないようにするためにはどうしたらいいのかとか、そういったことも含めて、いろいろと対応を考えていかなければならないというふうに考えております。町だけではなくて農協ですとか、いろいろな関係機関・団体とも協議しながら、今後の対応について十分検討していきたいなと考えているところでありますので、御理解いただければと思います。

出典:足寄町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月12日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる