みんなの議会

砂川市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月7日

(1)市内企業、商店街における事業承継に向けた取り組みについて/(2)介護職従事者に対する直接支給について/(3)市内で対応できない病気に対する補助について

2017年3月7日、砂川市議会の一般質問で、多比良和伸議員が「市内企業、商店街における事業承継に向けた取り組みについて」「介護職従事者に対する直接支給について」「市内で対応できない病気に対する補助について」について質問し、経済部長 福士勇治、市民部長 中村一久、市長 善岡雅文が答弁しました。

質問者
多比良和伸 議員
答弁者
経済部長 福士勇治、市民部長 中村一久、市長 善岡雅文

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 多比良和伸

それでは、通告に基づきまして一般質問をします。大きな1、市内企業、商店街における事業承継に向けた取り組みについて。市内企業、商店街における高齢化は、いよいよ危機的状況になってきました。過去の一般質問において、市内企業、商店街が現在どのような問題を抱え、今後どのようにしていくのか、後継者や事業承継の考え方について聞く必要があることを質問しましたが、その際には今後まちを歩き、実情を調査するという旨の回答でした。そこで、調査の状況と事業承継に向けた今後の取り組みについて伺います。大きな2、介護職従事者に対する直接支給について。市内における介護施設において、相変わらず慢性的に人材不足となっています。昨今の報道でも介護専門学校などの入学者が激減しているというニュースが流れており、今後ますますの人材不足が懸念されます。国としても離職者を呼び戻すことを目的として再就職支援準備金貸付制度に取り組んでいますが、砂川市にとっては人材流出の可能性があります。一方では、キャリアアップを前提に月額報酬に2万円を補助するといった自治体独自の政策も運用され始めています。そこで、市内在住の介護職従事者に直接支給することで慢性的な人材不足を解消し、施設管理者にとっても、利用者にとっても、いずれ利用者となる市民にとっても将来の安心に寄与するために必要な政策ではないかと思いますが、市の考えをお伺いいたします。大きな3、市内で対応できない病気に対する補助について。砂川市には砂川市立病院という他市がうらやむ宝があります。市長も病院を核としたまちづくりと標榜していますが、残念ながら対応できない病があります。概算ではありますが、昨年度砂川市立病院から紹介状にて札幌や旭川の専門病院へ紹介された砂川市民の患者数は約170人います。これらの患者さんは、せっかく医療のまち砂川に住んでいながら砂川で治療を受けることができず、札幌や旭川へ交通費をかけ、行かなければなりません。長期治療となる場合には、それだけ通院回数もふえ、また入院となればご親族の負担も相当なものになります。今後砂川市が医療のまち、病院を核としたまちづくりを進めていく上で必要な施策と考えます。そこで、これらの市民に対し、交通費などの経済的な補助ができないかお伺いします。

答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)

私から大きな1、市内企業、商店街における事業承継に向けた取り組みについてご答弁を申し上げます。平成28年6月の第2回定例会における中小企業後継者育成雇用支援の創設についてのご質問の答弁において、本年度中心市街地にある商店等を訪問して、現状や後継者の有無等についての聞き取り調査を商工会議所と連携して実施する予定であり、その調査をもとに今後の支援のあり方の検討を行ってまいりたいとのご答弁をさせていただきました。昨年10月以降、中心市街地にあるトマト、駅前、中央市場、親和、共栄、正和の6商店会の会員である小売を行っている店舗34店を対象に市が22店を訪問調査し、残りの12店は商工会議所が調査を行った結果、起業や事業承継により代表者が50歳未満で当面後継者の問題がないと思われる店舗が6店、将来の後継者が既に一緒に働いている店舗が5店、後継者がいない店舗が16店、子供などがいても今後後を継ぐかは未定である店舗が7店という状況でありました。今回の訪問調査では、年々お客が減り、売り上げも大きく減少しており、そのような状況で事業を承継していくことは経済的に非常に難しいとのお話や、建物等が老朽化しているものの、事業をあと何年続けられるかわからない状況で、改装等もできず、将来像をなかなか描けないとのお話もお聞きしております。さらに、後継者の問題を考えるにしても、まちが元気であることが必要であり、あと何年事業を続けられるかわからないが、何かできるのは今しかないので、ぜひまちの活性化につながるようなことを自分たちも考えていきたいとのお話も伺っております。事業承継につきましては、子供を含む親族や従業員だけでなく、第三者に引き継ぐ場合もあり、商売を続ける中で培ってきた技術や信頼などを若い事業者に承継することはまちの活性化にもつながることから、商工会議所は後継者がいない事業者が第三者への事業承継や店舗などの賃貸借等を望んでいるなどの情報を、商工労働観光課は起業したい、新たな事業に取り組みたいなどの個人からの希望や情報を提供し合い、商工労働観光課を相談窓口として金融機関等とも連携してそのマッチングを行っていけるような体制づくりを、商工会議所とも協議して検討してまいりたいと考えております。また、地域おこし協力隊員の活動期間の中で、希望があれば後継者がいない事業者とのマッチングを行うなど、地域おこし協力隊制度を活用した事業承継や商工労働観光課がワンストップ窓口となって進めている創業支援事業との連動につきましてもあわせて検討を行ってまいりたいと考えております。商店会連合会加盟87店のうち、現在までに調査できていない53店につきましては、商工会議所と連携を図りながら次年度以降も継続的に訪問調査を行うとともに、一度訪問したところにもできる限り再訪問を行い、商店主などの多くの方のお話を伺ってまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

答弁 市民部長 中村一久(市民部長は2018年3月まで)

それでは、私から大きな2と3についてご答弁を申し上げます。まず初めに、大きな2の介護職従事者に対する直接支給についてご答弁申し上げます。介護人材の確保につきましては、国はこれまで介護報酬の改定の中で処遇改善について継続的に取り組まれており、現在市内介護事業所29事業所のうち処遇改善加算適用事業所は22事業所、そのうち19事業所が処遇改善加算を受けている状況であります。さらに、平成29年度の介護報酬改定におきましても介護人材の確保、定着に向けて処遇改善加算が拡充されることとなっております。また、砂川市における介護人材の確保に対する支援につきましても、現在市内で介護施設を運営する社会福祉法人に対しまして介護職員初任者研修の受講に係る費用を助成しているところでありますが、この法人を含め市内には介護人材の確保に苦慮している事業所も多いことから、今後におきましては市内全体の介護人材の確保につながる取り組みとして直接支給という手法も含め、他の自治体の先進事例などを調査・研究するとともに、砂川市に最も適した対策について検討してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。続きまして、大きな3の市内で対応できない病気に対する補助についてご答弁申し上げます。砂川市における地域医療につきましては、中空知地域センター病院である砂川市立病院を中心に複数の病院、診療所等の連携により市民に対して同規模の市町村と比較しても充実した医療を受けられる体制が整えられていると認識しているところであります。しかしながら、さまざまな要因により遠方の医療機関での治療を余儀なくされ、治療費のほか交通費などの経済的負担を負う方もおりますが、治療に係る負担軽減につきましては医療保険制度における高額療養費制度、特定疾病に対する医療費の助成及び医療費控除等一定の公的な制度が整えられていることに加えまして、治療に要する経費は医療機関の所在地だけで定まるものではないことから、市外での治療に対する経済的負担にのみ着目した助成制度は難しいものと考えております。しかしながら、本市は医療のまちとして市立病院を中心とした地域包括的な医療の充実を図り、健康と幸せをもたらすまちを目指していることから、医療に力を入れている先進的な自治体を調査するとともに、特徴ある取り組みについて研究してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

質問 多比良和伸

それでは、順次質問していきたいと思いますけれども、まず昨年6月、一般質問させていただいてからまだ1年はたっていないですけれども、進捗状況ということで改めてこの時期に聞かせていただいたきっかけとなったのは、市内の学校給食の関係で、市内業者でつくられていたパンが市内ではもうつくれなくなりましたと。市内の中でどこかないですかということも当たっていただいたのですけれども、見つからず、市外のほうでお願いすることになってしまったと。これが直接この事業というか、この制度というか、この仕組みがもっと早くできていれば解決できたかどうかというものはまた別として、今後もこのようなことが起き得るのではないかという懸念があったものですから、今回改めて質問させていただきました。せっかく原材料は米粉を使ったという話もありましたし、本来であればそれが砂川の製造工場でつくられると。我々親からとってみても、我々の払う給食費の一部が市外に流れるというのは、頭ではわかっていながらもちょっと感情的には悔しいなという思いもありまして、何とかその辺でできなかったのかなというふうに感じるわけなのですけれども、そのあたりも含めてスピード感というのが結構大事なのかなという気がしてしまうのです。市内の実情、高齢化の現象も含めて刻一刻となかなかいい方向というわけにはいっていない現状がありますので、何とか早いうちに、今回も報告にありましたようにまだ回っていないところが53店あるというお話ですし、これは実情を聞かないことには対策はやはり練られないのかなというふうに感じますので、本当に聞くことだけに時間を費やして、実際の課題解決に向けた制度設計というのは、その間にまたこのような事象が起きては困るというところがありまして、スピード感、このあたりについて商工サイドではどのように考えているのかお聞かせ願いたいと思います。

答弁 経済部長 福士勇治(経済部長は2021年3月まで)

今取り組んでいる商店を訪問していろいろな話を聞かせていただくという事業なのですけれども、確かに去年そういうことに取り組むということにしてから、現在まだ全部回り切れていないという状況で、そういったところでいいますとスピード感に欠けているようには見えますけれども、お店に訪問したときに既に知っているお店の方ですと、実はこんなことで話を聞きに来ましたということでその場から、お客さんがいると別ですけれども、ある程度の話ができるところもあるのですけれども、挨拶程度の関係のところに行きますと、まずは知ってもらうというところから話をさせていただく。その間に電話なりお客さんが来ると、では後日ということもありまして、お会いできても深い話まで至らないというケースも多々ありまして、なかなか当初思っていたよりは件数をこなせていないという状況にはあります。答弁の中で残り53というふうなお話をさせていただきましたが、実はこのうち小売店舗については25件ですので、当面はこの25件をまずはクリアしたいと思っておりますし、これまで回ってきたところについてもまだまだ深いところまで話ができていないところもありますので、そこはこれからも2度3度訪問しながら、人間関係を構築しながら実情とか本音とか、そういったところを聞けるようにしていきたいと考えておりまして、もう年度内にはかなり厳しい状況ですけれども、新年度に入りましても引き続き回りまして、なるべく早い時期に予定している店舗については回り切りたいと考えております。

質問 多比良和伸

早い対応をぜひお願いしたいところなのですけれども、本当に今言われたように挨拶回りというような形ではここまでなかなか深い話というのは、実際すぐ出てくるのかどうかということも確かに一つの問題だと思うのです。我々議員も皆さんもいろんなところでお話を聞いたりとかということはあるかと思うのですが、皆さん同じように恐らくですけれども、なかなか本音で話し合うまでって時間がかかるなと、そういうのは実感として持っていると思います。ただ、それを理由にして時期がずれ込んでいくということは、やっぱりそういった悲しい事象も生む可能性が高くなっていくということですし、一度そういう事業がなくなってからまた新たなものができる、またはもともと砂川であった職業がそれを機に市外へ流れる、道外へ流れるということも往々にしてあることなので、何とかここは例えば個別面談というか、そのような形で積極的に来てもらったりだとか、時間の都合のいいときに、店の休みのときとか、積極的なアプローチというのが恐らく必要なのかなと。やっぱりその中でもう挨拶程度ではなくて、この問題はまちとして問題だと考えているのだと。もうなかなか今まで話したこともなかったけれども、これを機に頼むから積極的に意見を出してくれと。こっちもその意見に沿って制度を考えていきたいのだと。やっぱりそういうような姿勢みたいなところも非常に大事になってくるのかなというふうに思いますので、ぜひとも早目の取り組みと積極的な取り組みをお願いしたいというふうに思います。1つご紹介して話を終わりたいと思うのですけれども、市内の飲食店の方が、全然市とも話もできるしというような状況の方でしたけれども、高齢だったゆえに昨年店先で転倒して足の骨を折ってしまったと。それを機にもう事業をどうしようかなというようなことをお考えになっていたという人がいらっしゃって、そして私のほうにはやっぱりそういう相談があって、それと同時にできれば今後砂川でちょっと飲食店をやってみたいのだよねという若い人、その方とも私はつながりがあって、今回そのお二人と実は昨日なのですけれども、顔合わせをして、何とか4月3日から1年かけて仕事内容を伝授して、そして1年間かけてまた4月にはひとり立ちしてもらおうかというようなマッチングをさせていただきました。とにかくこれは行政に全て押しつけるつもりはありませんけれども、やっぱり血が通っているコミュニケーションがある部分に関しては、情報のアンテナを張っていれば本当に突発的にやっぱりそういう事象というのが出てくると思うのです。ですので、何とか早目に皆様とコミュニケーションをとって、いつでも相談してもらえるような土壌づくりをまずは構築していただきたいと思います。この質問はこれで終わります。次に、介護従事者に対する直接支給の考え方なのですけれども、こちらも現場のお話でいくと、我々もいろんなニュース等々を見てもわかりますし、市内のハローワーク等、それから民間の求人広告等を見てもやはり介護職の求人というのはいつまでも同じ、しかも同じところが長きにわたって募集を続けているなというのはもう市民の方でも思うところなのだろうというふうには思います。そんな中にこういうような形で新たななり手である介護専門学校の入学者数が激減していると。要因としては、今までは介護専門学校に行って卒業すれば介護福祉士の資格が取れたりですとか、そういうようなことがあって、資格を取った後介護職につくということによって、ある程度のベースが図られた賃金の中でスタートできるというところもあったのが、今なくなってしまったということもあって、では何のための介護専門学校に行くのという形にもなっているのかなというのもあろうかと思います。ただ、それは社会的な問題であって、砂川市の問題として考えたときには、そんな社会状況の中でもやはり砂川市の将来のために種をまいていかなければいけないのかなというふうな気がします。確かに砂川市も初任者研修等多様な政策をとっておりますけれども、それは他市とも変わらない状況な部分もあって、またはこのまちで資格を仮に取ったとしても、本当に介護職はそれぞれの職場の優遇、給料体制、その他労働条件等でいろいろ動いてしまう。やはりそういったところもありますし、何とか砂川市在住に限定した何か新しく、しかもいい政策はないものかというふうに考えるわけなのですが、まずは1点、再就職支援準備金貸付制度、アベノミクスの関係で介護職離職者ゼロを目指すということでの一応目玉政策というふうに言われているのですけれども、聞くところによるとこれは北海道のほうでやられている事業なのですが、今のところ10件の問い合わせ、それから申し込み、これは10月から始まった事業なのですけれども、その中でいざ実際に支給に至った件数は6件というように聞いています。全道合わせて肝いり事業がまだこの程度かというような感じはしないでもないのですけれども、確かに砂川でこれらの情報を目にする機会というのはなかったように思うのですが、これらの情報の周知についてはどのような取り組みを行ってきたのかお聞かせ願いたいと思います。

答弁 市民部長 中村一久(市民部長は2018年3月まで)

今議員さんのおっしゃられた再就職支援準備金の貸付制度ということでございまして、こちらにつきましては実際には北海道の社会福祉協議会が実施している制度でございます。こちらにつきましては、現場に制度の周知の通知が来たのがここ最近というようなことを現場から報告を受けておりますので、今後はこのような制度周知につきましては、包括支援センター、また市内の居宅介護支援事業所、ケアマネジャーさんのいらっしゃる事業所などを通じて広く関係機関等に周知してまいりたいというふうに考えております。

質問 多比良和伸

失礼しました。先ほど10件の問い合わせで6件と言いましたけれども、4件の間違いでした。これは、見た目はすごくいいのです、やはり。介護業務に再就職する皆さんを応援しますということで、離職した介護人材の再就職準備金貸付事業ということで、介護業務に再就職する方の準備金を無利子でお貸ししますという事業なのです。例えばでいうと、子供の預け先を探す際の活動費、介護に係る情報収集や学び直しの費用、参考図書等の購入費、働く際に必要となる靴、必要な道具、かばん等の購入費、通勤用の自転車、バイクの購入費などということ。ただ、1点気になるのが転居を伴う場合に必要となる費用、敷金、礼金または転居費などということで、ちょっとここが実際砂川の方が逆に地方に出るための準備金になってしまっては嫌だなというようなことが懸念はされるのですが、ただこれは全道一律にやられていること、全国も含めてなのですけれども、動いたにしても動きやすい環境、それから戻りやすい環境づくりとしてはいいのかなと。総額20万円以内ということで、2年間働けば全額返還免除というような事業なのですけれども、これがやっぱり砂川市が独自で介護に対しては手厚い政策があると。もしもそういうものとセットに発信することができるのであれば、これは砂川にとって有利になるのかなと。やっぱり転居費用等も結構な金額になりますし、介護は今までやっていたけれども、砂川に引っ越すことによって手厚い介護が受けられるならというところとか、ちょっと糸口があるのではないかなというふうに考えるのです。移住定住の話は別なところで聞きますけれども、これも慢性的に市内で人材の募集があるということは、やっぱりそこをうまくひもとけばチャンスに変わる可能性は大いにあろうかと思いますので、これらの周知の仕方、そしてそれを含めた制度設計の見直しをぜひしていただければというふうに思うのですけれども、こちらの取り扱いも含めてご答弁いただければと思います。

答弁 市民部長 中村一久(市民部長は2018年3月まで)

今のご質問でございますが、今議員さんがおっしゃられた制度につきましては、先ほどのご答弁のとおり今後周知を徹底していきたいというふうに考えておりますし、また新たな制度設計というようなお話もございました。先ほどの一般質問でもお話ししましたとおり、市内の事業所の皆様にアンケート調査を実施したところ、資格取得の支援というのももちろん声としてはありますし、また定年された方の短期間の就労ですとか、ボランティアできる環境を整備することによって介護の専門職の方が介護に専念できるというような、そういう制度、仕組みをつくるのはどうかと。そういったことであったり、また先ほどの委員会でもありましたように、介護ロボットの普及、そしてまた市独自の処遇改善の加算のような制度も声としてはございますし、今議員さんがおっしゃられた再就職の部分につきましては、再就職を支援するために再就職する前の事前研修を行う、そういった手法も考えられるというような声もお聞かせ願っておりますので、その介護の人材の確保という部分につきましては、広い範囲でどういった方策が砂川の事情に最も適しているのかということを検討してまいりたいというふうに考えております。

質問 多比良和伸

この後は質問ではないのですけれども、本当にキャリアアップは東京等でやられていることですけれども、一つの方策だろうというふうには思います。なかなか初任者研修から実務者研修、そして社会福祉士の資格を取得する、そういったことに対しての経済的負担、もともと初任者研修で働いていながら給料の少ない中でさらに実務者研修、もし思っていたとしても現実的に何かしらサポートがないとその資格取得ももう金銭的に現実的ではないという方もやっぱり中にはいらっしゃるのかなというふうにも思いますし、本当にそういったことを1つとってでも何かしらの制度を設計していただければというふうに思いますし、先ほど本来である介護にかかわる人が有償ボランティアやそういった方たちを使って本来の職業についていただいて、負担軽減を図りたいということも現場の方も確かに言っておられました。例えば砂川高校とか、やはりそういうところと連携して、砂川高校の実情はお酒を出す関係の飲食店でのアルバイトが禁止になってしまいまして、結構アルバイトを探している方が本当に多くて、そんな方たちがもしもそういったところにアルバイトで入るようなことができるであれば、決められた時間内かもしれないですけれども、その時間に雑用をまとめておいていただくことで、介護の方が本来の介護の仕事に向き合えるという環境づくりも整えられるかもしれませんし、高校生からしてみても介護の現場で一度肌に触れる、そういったことも一つの有意義なインターンシップの活動になるのかなというふうにも思います。また、それはうちの歯科医院のほうでももう十何年同じような取り組みをしていまして、高校生が夕方数時間なのですけれども、うちの病院で働いていただいて、そのまま資格を取りに学校へ行ってくれて、学校を卒業して戻ってきてくれて今現在働いてくれているという例もありますし、今回ジョブスタ事業もありましたけれども、介護の方もやはり現状きついというのは高校生相手にも率直にお話しされていました。だけれども、いろいろ話ししていくうちにやはり高校生に自分が教える立場というふうになったときに、物すごく自分の職業を見詰め直したのであろうと思われるのですが、最後にはみずからこれは世の中に絶対必要な仕事だから俺はやっているのだ、そんな言い方に変わっておりました。だから、そういったことも通じながら、さらなる人材を広げていっていただければというふうに思いますし、やりがいとか生きがいとか、そんなものが先ほどの武田圭介議員のお話にもありましたけれども、報奨制度でも構いませんし、やはり何かしらそういったことももちろん一つの方策なのかもしれません。とにかく考えているうちに刻一刻と緊急的なときになっては困りますので、ぜひともこれも早目早目の制度設計の検討をお願いして、この質問を終わりたいと思います。続きまして、3番目の市内で対応できない病気に対する補助についてということですけれども、概算ということで170名という話をさせていただきましたが、これは昨年度単純に病院のほうからいただいた資料で、電話番号を洗っていただいて、重複されている方もいるのですけれども、砂川から札幌や旭川に紹介状を書いた実績ということでいただいたものでございます。この中には、当然ドクターの異動に伴って向こうの病院に引き続きかかりたいから紹介状を書いてほしいですとか、何らかの事情でではなくてみずからの意思で札幌や旭川の紹介状を書いていただきたいという方もいらっしゃると思います。本当に砂川市立病院でさえ対応できない本当の病気での紹介者数というのは、もっともっと少ないのであろうというふうには思いますけれども、中には当然砂川市立病院を経由しないで、もうはなから自分で調べてここがこれの専門病院だと思って行って移動されている方もいらっしゃるでしょうし、それは調べようもないところではございますけれども、実際問題砂川市立病院で治療できない医療だったりだとか、それは機材的にとか、それからやはりいろんな要素が絡んで、そのうちの一つの病気であれば砂川では対応できるけれども、いろんなものが合併していることによってなかなか砂川では対応できないので、チーム医療を受けられるようなところへ行ったほうがいいのではないかというようなことですとか、いろんな要素はあろうかとは思います。ただ、やはり砂川市立病院という大きな病院を持ちながら、そして我々も砂川の病院を自慢して、地域、地方に出て砂川の看板を背負って砂川市をアピールする機会というのがあるのですけれども、砂川にはこんなすてきな病院があるよと。砂川市立病院という立派な病院、これだけ診療科目もあって、これだけの人口なのにすごいでしょうと本当に言えるのですけれども、何かしら自分の中にひっかかるものがあって、そこは自分の実体験も含めてなかなか砂川では難しかったというものもあって、いまいちそこの説得力に、ちょっと自分自身情けないことに思い切った紹介ができていない部分があるのですが、ただこのような形で、これがどういうふうに診断されたり、どういう病気でというところの制度設計は非常に難しいものになろうかと思いますけれども、気持ちの問題の部分が多いのですが、やっぱりどんな、病にかかるのは本人が悪いわけでも、本当に10万人に1人ですとか、そういうようなことというのは日常普通に生活していてもなってしまうときはなってしまう。そんなようなときに、砂川市に住んでいてよかったというふうに思ってもらえるようなものを何かしら用意できないものかというふうに考えての今回の質問となっております。実際実体験の話でいうと、本当にまれな10万人に1人の病気というものを患ってしまって、皮膚科であり、血液内科であり、外科であり、いろんなものが複合してその治療に臨まなければいけないと。それに対する治療もさまざまな機械器具、いろんなものが必要になると。そういったことで札幌のほうの大学病院のほうに約3年ほど入院と通院を繰り返したわけなのですけれども、相当な負担というのは当然あります。さらに、そこへ身ごもった状態で病気にかかっているというようなこともありまして、本当に複雑ないろんなチーム医療というものが必要だったということで、なかなか砂川では難しかったということなのですけれども、ただやっぱり砂川でもし診てもらえるのだったら診てもらいたかったなというのは正直なところで、何とか難しいのだろうかということもあったのですけれども、それは私一人であればそんなところでもなかったのですけれども、6年たった今、近くに同じような状況に係っている方がいらっしゃいまして、これって1年に1人出るのか、10年に1人出るのかわからないですけれども、確実にそういったことというのはいつか起きてしまうことなのだなと思ったときに、砂川市に住んでいてよかった、砂川市民でよかった、砂川はやっぱり医療のまちだなと、そんなようなことがあれば本当にありがたいというふうに思うのです。そんなことを話させていただきましたけれども、このあたりについて直接経済的な支援ということは難しいというお話でしたけれども、何か考えられるようなことはないのかなというふうに思うわけなのですが、ご所見いただければと思います。

答弁 市民部長 中村一久(市民部長は2018年3月まで)

今議員さんおっしゃられたような難病に対して市立病院で治療ができない部分について、遠方で治療しなければならないと。治療費のほかにそれぞれの経費がかかるであろうといったところへの支援というような部分でございます。これは、1回目のご答弁を繰り返すような形になろうかと思いますが、やはり遠隔地で、砂川市立病院で治療できない疾病を遠方でというような部分についての経済的な負担への支援というのはなかなか難しいのかなというふうに考えているところでありますが、一方でまちによっては産科、出産できないようなまちであれば市外の産科ですとかに妊婦健診に通う、そういった交通費を支給している自治体もあるというような部分もございます。特徴ある取り組み、4月から砂川市もがん対策推進条例ということで施行されますので、がん対策の中ででも他の自治体とは少し違う砂川市ならではといいますか、特徴のあるそういった取り組みができないものかということでも検討しております。現に4月からピロリ菌ということで、これは全道の自治体でかなり多くやられ始めてきている施策ではございますが、これをまず取りかかって、また次年度につきましては何かまたほかの対策、施策がとれないかというようなことで、こちらの部分については継続して考えていきたいというふうに思いますので、ご理解を賜りたいと存じます。

質問 多比良和伸

あとはもう市長の考え方一つというところなのだろうというふうに思うのです。市長が自信を持って、今でも砂川市は医療のまちだ、砂川市には砂川市立病院があるということを何のひっかかりもなく言えているのであれば全く問題ないと思うのです。私はたまたまそういう実体験があるので、ちょっとそこまでは言えていないというのが情けない話なのですが、やっぱり市長もいろんな対外的に砂川は砂川、医療のまちだよと、砂川で住み暮らせば安心だよというところに今現状として本当に言えるものなのかどうか。そして、やっぱり最後の瀬戸際なのです。病気弱者というか、本当にどうしようもない現実がそこにはあるのです。だから、線引きというのが本当に一番難しいのだろうなというふうには感じるのですけれども、もちろん国や道でいろんなものの難病の補助はあります。ただ、それに漏れている病気もたくさんあります。そんな中で砂川でできる、できないのもあります。質問はしませんけれども、特定不妊治療の関係、こちらも最たる例で、砂川でできないということで、特定不妊治療に対して補助は出すけれども、札幌か旭川へ行ってください、そういう状況になってしまっている。これは予算にかかわりますので、質問はしませんけれども、ぜひ市長のお考えというか、政策、これありきということではないのですけれども、何とか市民に安心してもらえるような、万が一のことがあっても砂川市はちゃんと守りますよというような、何かそういうことをこれからお考えになっていただけるかどうかも含めてご見解をいただければというふうに思います。◎会議時間の延長

答弁 市長 善岡雅文(市長は2023年3月まで)

何と答えていいのか、全部病院に絡められるとちょっとつらいところもあるのですけれども、正直に申し上げますと市長がやりたいこと、市民からいろいろ言われている事項の中には、こういう扶助的な、また直接支払うものというのは実際にはまだいっぱいあります。ただ、それをかなえてしまうと、この種のものというのは一回出してしまうと絶対落とせない、やめられない金額的なものでございますから、それを積み重ねていくと市の経常経費を上げて、政策予算が確実に減っていくというのがございまして、少子化と高齢化をやったときも私は3カ月ぐらい悩みました。やりたいのはある。でも、これをやって将来にツケを回すのでないか。だから、本当に限られた優先順位の高いことから選ばざるを得なかったというのが市長としていつも悩んでいるところで、先ほどのこの前の質問のときに介護職員の処遇の問題がありますと、本来は私は高齢化の中では国が手当てしなければならない分野のものであろうというふうに思っているけれども、国もご承知のとおり消費税を上げないで社会保障費の財源も捻出していないと。その中で国とか道が効果のある政策が打てるとは私自身は思っていません。しからば、それは全部市が代替するのかと。やってしまうと泥沼に入る可能性があると。だけれども、介護職員は定着しないというのはどこかで何かの形でいかない限り、研修の費用を出したとか何かやっても、恐らく実際に効果を出すのは難しいのだろうというふうに思って、さっきの質問は聞いていました。今それ以上に言及しませんけれども、今度病院のことになってくると、通院となってくると正直申し上げますと私は実態は余りわかりません。ただ、テレビで昨年ですか、報道されていたのは、いわゆるがんの方ががんに経費もかかる、それから通院するのに専門のところに行くものがかかって、経済的には破綻するというような特集を組んでいる番組を見たとき、こういうのって本当にどこの助ける手だてもなく、やらなければならないのかなと。そこに自治体が本当に介入していいのかも含めて私はその番組を見ていたのですけれども、実態がわからないものですから、ちょっと時間をいただいて、やる、やらないではなくてその種の中にどういう状況があってどうなのか、それは果たして可能なのかも含めて、病院の内容なものですから我々はちょっとわかりません。だから、ちょっと調査だけさせていただきたいというふうに思っています。◎延会宣告

出典:砂川市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月7日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる