砂川市議会 平成28年第4回定例会 2016年12月6日
(1)学校におけるフッ化物洗口について/(2)地域住民に身近で親しまれる市立病院運営について
2016年12月6日、砂川市議会の一般質問で、増山裕司議員が「学校におけるフッ化物洗口について」「地域住民に身近で親しまれる市立病院運営について」について質問し、教育次長 河原希之、病院事務局長 氏家実が答弁しました。
- 質問者
- 増山裕司 議員
- 答弁者
- 教育次長 河原希之、病院事務局長 氏家実
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 増山裕司
通告に基づきまして、大きく2点について一般質問をします。1、学校におけるフッ化物洗口について。子供の虫歯を予防するためのフッ化物洗口は、平成23年度に市内小学校1年生を対象に実施され、次年度意向は対象を1学年ずつふやし、平成28年度には小学校全学年での実施となりました。フッ化物洗口は、虫歯予防に効果があり、安全性には問題がないという考え方と人体への影響を懸念する考え方があり、保護者や学校現場で戸惑いの声があるのも事実です。フッ化物洗口の不安や疑問点を少しでも改善させるために、次の点について伺います。(1)フッ化物洗口の安全性について。(2)学校における実施状況とその効果、今後の取り組みについて。2、地域住民に身近で親しまれる市立病院運営について。市立病院は、中空知地域センター病院、地域救命救急センター、地域がん診療連携拠点病院、地域周産期母子医療センター、北海道認知症疾患医療センター等の指定を受けた地域の拠点病院です。少子高齢化、多様化する疾病、患者数の増加、医師、看護師等医療スタッフ不足の中で、病院事業管理者、院長を初め、職員一丸となり、病院運営に取り組まれています。一方で待ち時間対策やスタッフの接遇等、患者のニーズも多様化しており、患者ニーズに応えるため、職員研修、ご意見箱の設置や住民と触れ合うために病院祭や各種講演会等が行われていますが、地域住民に身近で親しまれるために取り組んでいる活動や運営についてどのようなものがあるのか伺います。以上、初回の質問とします。
答弁 教育次長 河原希之(教育次長は2021年3月まで)
大きな1、学校におけるフッ化物洗口についての(1)フッ化物洗口の安全性についてご答弁申し上げます。フッ化物洗口の安全性については、北海道教育委員会が策定した市町村教育委員会のための手引において、フッ化物洗口液はフッ化ナトリウム濃度を劇薬指定から除外となる0.2%とすることが示されており、また1回当たり7ccのフッ化物洗口について過って飲み込んでも問題はないとされ、さらにフッ化物そのものがアレルギーの原因となるものではないと示されているところでもあります。砂川市教育委員会におきましても、平成23年度にフッ化物洗口事業実施要領を策定しており、フッ化ナトリウム濃度については0.2%とする洗口液で実施するよう示しているところであります。市内の小学校においては、平成23年度の小学校1年生からフッ化物洗口を実施してきておりますが、これまで児童の健康被害を損なう事象についてはなく、安全な虫歯予防事業として取り組みを進めてきたところであります。次に、(2)の学校における実施状況とその効果、今後の取り組みについてご答弁申し上げます。初めに、学校における実施状況でありますが、砂川歯科医会及び砂川市学校薬剤師会のご協力をいただき、平成23年度の小学校1年生から開始し、翌年度以降実施学年を1学年ずつふやしながら、平成28年度においては小学校全学年を対象に実施しているところであります。次に、フッ化物洗口による効果でありますが、砂川市では平成22年度から市内幼稚園、保育所に通う4歳児、5歳児の未就学児童を対象にフッ化物洗口を行ってきているところであり、小学校1年生及び中学校1年生を対象に3年ごとに実施している学校保健調査結果では、フッ化物洗口を就学時前の1年間行ってきた平成23年度の小学校1年生の虫歯等の数は平均0.3本以下、フッ化物洗口を就学時前の2年間行ってきた平成26年度の小学校1年生の虫歯等の数は平均0.1本以下となっており、フッ化物洗口の年数を重ねるほど虫歯等の数を減らす一定の効果があったところであります。今後の取り組みについてでありますが、現在小学校全学年を対象にフッ化物洗口を実施しておりますが、厚生労働省において第二大臼歯の萌出完了期である14歳ごろ、中学校3年生まで継続するのが望ましいとされていることから、子供たちの健やかな体の育成を推進するため、フッ化物洗口事業の中学校までの対象拡大について十分検討していきたいと考えております。
答弁 病院事務局長 氏家実(病院事務局長は2018年3月まで)
大きな2の地域住民に身近で親しまれる市立病院運営についてご答弁申し上げます。当院は、病院理念に良質の医療、心通う安心と信頼の医療を提供する病院、地域に根差し、地域に愛され、貢献する病院を掲げて病院運営を行っており、診療はもとより、患者さんのニーズに応えることができるよう、職員が一丸となってさまざまな取り組みを行っているところであります。また、地域住民のご意見、ご要望等を収集する手段の一つとして、他の病院では病院モニター制度といった手法を活用しているところもあります。そこで、当院が地域住民に身近で親しまれるために取り組んでいる活動としては、病院の情報等を掲載している広報紙「ひまわり」の発行や講演会、演奏会などの催しや体験、相談、展示コーナー等を設置して開催している病院祭、がん、認知症などの市民講座や商店街講座の実施、総合待合ホールでのクリスマスコンサートやひな祭りなどを開催しております。また、待ち時間対策としては、順番検索システムの導入、患者さんに対する支援活動を行うコンシェルジュやボランティアの配置、がん患者さんやそのご家族と気軽に語り合うがんサロンなどを行ってきております。患者さん、ご家族のご意見、ご要望に耳を傾けることは病院を運営する上で重要であり、意見等を収集する手段としては院内にご意見箱を設置しております。また、患者満足度調査などを活用し、患者サービスの向上に努めております。そのほか、ボランティア会議や出前講座などの際にもご意見等をいただき、双方で問題点の共有を図り、お互いに改善に向けた対策を講じてきたところであります。今後におきましても、引き続き患者さんやご家族からのご意見等を収集し、地域住民にとってより身近で親しまれる病院を目指してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
質問 増山裕司
フッ化物洗口については、安全性について疑義を持っている方もいらっしゃるのですけれども、具体的にお伺いしたいのですけれども、薬剤師でなく学校等で教職員が調整して洗口液をつくるというお話も伺っているわけなのですが、この辺は法的に問題がないのかどうか、まずそこを教えていただきたいのですが。
答弁 教育次長 河原希之(教育次長は2021年3月まで)
平成23年度から実施しておりますが、先ほどもご答弁申し上げた道教委で作成した手引によりますと、学校で養護教諭や養護教諭以外の職員が調整することについては法的に抵触するものではないというふうに示されておりますので、市内の学校においてはそのような方法で取り扱っているところでございます。
質問 増山裕司
あと、今後の取り組みとして、小学校は28年度で全学年まできたと、6年生までフッ化物洗口を実施していると、今後は中学校への拡大についても十分検討したいということですが、この辺についてもう少し説明していただきたいのですが。
答弁 教育次長 河原希之(教育次長は2021年3月まで)
現在砂川市では全小学校でフッ化物洗口を行っております。その中で、先ほども統計調査で申し上げましたとおり、確実にフッ化物洗口により虫歯の本数が減っているということもございます。さらに、世界保健機関WHO、さらには厚生労働省、それから文部科学省においても、先ほど申し上げたとおり永久歯の生えそろう段階、ここまでは非常に効果的であるというふうに示されております。そういった中で、今後中学校への拡大については、もし導入するとすればしっかりと学校現場と話をしながら、保護者にも説明をしてというふうに考えておりますけれども、それらの中で子供たちの健康に配慮した体づくりというのですか、それらは進めていきたいというふうに考えております。
質問 増山裕司
今後は中学校への拡大も十分検討していきたいということで考えを伺ったわけなのですけれども、保護者へのさらなる丁寧な説明、それから学校現場に対する意思疎通を十分に図っていただきながら検討していただきたいと思うのですけれども、その辺の取り組みについてはどのように考えているのか伺います。
答弁 教育次長 河原希之(教育次長は2021年3月まで)
これから中学校という部分は検討段階ということでご答弁させていただきましたけれども、今後の拡大をするということになれば、小学校の導入の際にも各小学校のほうに出向きまして、これについては教育委員会、ふれあいセンター、歯科医会、それから保健所も行って説明をしております。さらに、保護者に対しても同様にしているといった形でございますので、今後拡大をするということになれば、同様な形でしっかりと理解を得た中で、安全性、有効性についてもご説明しながら導入を進めていきたいという考えでございます。
質問 増山裕司
先ほども答弁がありましたけれども、砂川では全学年をやるのに6年間の時間をかけてやったということですけれども、先行しているところは昭和45年以降40年以上の歴史がある中で実行されていると。今も答弁がありましたけれども、WHOの世界保健機関ですとか、日本においては厚生労働省も文部科学省も問題なしというような指針が出されているようですし、また医学界のほうも日本口腔衛生学会ですとか歯科医師会等で推奨されていると、虫歯防止のためにフッ化物洗口を推奨しているということは重々承知しているわけです。また、具体的な手法については、北海道教育委員会が作成しました手引書にもきちんと明記されておりますし、疑念になるようなQアンドAを解決するような資料が出ていることもよくわかっているわけなのですが、さはさりながら保護者あるいは学校の現場で戸惑いがあることも事実でございますので、先ほど次長が答弁されましたように、検討するに当たっては十分その辺の意思疎通を図りながら配慮していただきたいというふうに思います。また、学校のほうでは細々したいろいろな要望もあるようです。その辺についても意のある話し合いが進められるよう、学校現場の指導のほうもお願いしたいと思いますが、この辺についていま一度ご見解を伺います。
答弁 教育次長 河原希之(教育次長は2021年3月まで)
重ねますけれども、保護者、それから学校サイドには十分理解を図りながら進めていかなければならない事業だと認識しております。さらに、細々とした例えば必要備品ですとか、そういう要望も学校のほうから過去にはございましたので、これらについても十分配慮できるように取り組みを進めてまいりたいと考えております。
再質問 増山裕司
それでは、大きな2に移ります。大きな2の再質問に入ります。先ほど病院事務局長のほうから、るる現在取り組んでいる内容について説明がございました。私も見ておりますと、非常に現場は頑張っているなというふうに受けとめております。先ほど答弁がありましたように、地域住民に身近で親しまれる市立病院運営を目指して、病院祭の実行ですとか、余り言うと長くなりますけれども、各種講演会の実施ですとか、ボランティア、コンシェルジュの話も出ておりました。全くそのとおりだと思いますし、また待ち時間対策で検索システムの導入ですとか、図書館の設置ですとか、書架の設置ですとか、またパソコンを利用できるようなコーナーもありまして、ほかの自治体病院にはないほどの努力をしていることは重々わかっているわけなのです。そういう中で、先ほど今後の地域住民の意見、要望を収集する手段の一つとして他の病院でモニター制度というものを導入しているというようなことについて触れられておりましたけれども、自分自身もモニター制度について調べてみましたところ、全国の自治体病院もそうですけれども、大きな病院では結構モニター制度を導入して、委嘱した委員の方々から意見なり要望なり、そういったものを収集しているというような制度が機能しているようです。この辺のモニター制度について当病院としても検討されてはいかがかと思いますけれども、この辺について何かご見解があれば伺いたいと思います。
答弁 病院事務局長 氏家実(病院事務局長は2018年3月まで)
病院モニター制度ということで、導入されていることをお調べになっているということでございますが、恐らく同様のことで私がこれからご答弁させていただく関係はもうお調べになっていると思いますが、こういった制度を導入している病院、そこではやはりアンケート調査の実施であるとか、患者満足度調査に対する意見を聴取したり、さらには施設設備の改善要望、さらには患者給食の試食会などもやっているといったところもあるところでございます。そして、モニター会議というものを設置して、そこには病院長であるとか、看護部長、さらには私のような事務長的な立場の人等も含めて病院幹部といった職員が出席して意見交換をしているといったことでございます。そこで、病院が地域のニーズ、そういったものを把握して、ニーズに対する取り組み、さらにはかかわり、こういったことを持つことは大切なことであるというふうには考えているところでございます。そして、うちでは病院祭であるとか、先ほど申し上げました市民講座等々の事業を行って、それは病院と、そして地域住民との距離感、これを縮めて、さらには地域住民の信頼を高めることにつながっているというふうに考えているところでございます。当院の理念、先ほど第1回目のご答弁で申し上げましたが、この理念を目指す上で、広く地域住民から病院に関するご意見、さらにはご要望、こういったことをお聞きして、今後の医療サービスの向上、さらには病院運営施策の企画、立案、こういったことを行う際の参考とする上では病院モニター制度、これも一つの手法であるといったことから、これらについては検討してまいりたい、そのように考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
再質問 増山裕司
モニター制度については、手段の一つとして検討していきたいというような答弁だったと思います。先般病院事業管理者の講演を聞く機会がありまして、医療職の方の最高責任者の講演を聞くというのは私初めてだったのですけれども、医療業界の全国的な流れですとか、それから砂川市立病院の置かれている位置づけですとか、今後の課題などについて医療職の方から講演を聞くことができたということで、非常に勉強になりました。その中でちょっと触れていたことなのですけれども、医療職の方は非常に頑張っているなと、みずからおっしゃっていたのは、砂川市とほかの自治体との違いは、砂川の場合は医療現場に直接行政も議会も口を余り出さないと、そのかわり病院の医療職としては経営に責任を持った運営を心がけているようなご発言もありました。そういった中で課題についても触れられておりましたけれども、きょうは身近な病院運営についてということでございますので、事務局の責任者である事務局長のふだん感じていることについて思いを伺って、最後にしたいと思います。事務局長の責任者としての思いがあれば、伺いたいのですが。
答弁 病院事務局長 氏家実(病院事務局長は2018年3月まで)
事務方としてということで申し上げさせていただくならば、国の医療制度改革であるとか、先般小熊事業管理者のご講演を拝聴された中で、おっしゃっていたのは医師を初めとする医療従事者の確保というのが非常に難しいといったお話もあったのかなと思いますが、さらには2年に1度診療報酬が改定される、これらについても病院の経営にとっては多大な影響を及ぼすものでございます。そうしたことからすると、医療を取り巻く状況というのは今後においても一段と厳しさを増すものと予想されているところでございます。そうした中では、人口が減少していく、これがまた続いていくわけでございます。ですが、人口が減少しても、やはり医療は必要であるということでございます。そうした中で、今ある経営というものを成り立たせ、それを継続していく、そうしなければ医療を継続できない。ここが大変だなといった思いは正直言ってございます。特に私が改築事業を終えた後に当院の医学雑誌に掲載したものを議員は拝見していただいたということで、私にお話がございました。当時書いた言葉でいきますと、現在の善岡市長のお言葉を一部おかりしたものでございます。当院のような大病院、それが住みなれた地にあるといったことがまさに近くにある幸せ、そういったことでございまして、そういった幸せを提供する病院に勤務させていただいていると、そういったことを誇りといたしまして、地域の住民の方々の期待、そして信頼にお応えするために精いっぱい今後とも努力してまいる所存でございます。◎延会宣告