砂川市議会 平成26年第2回定例会 2014年6月10日
砂川市図書館について
2014年6月10日、砂川市議会の一般質問で、増山裕司議員が「砂川市図書館について」質問し、教育次長 和泉肇、教育長 井上克也が答弁しました。
- 質問者
- 増山裕司 議員
- 答弁者
- 教育次長 和泉肇、教育長 井上克也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 増山裕司
通告に基づきまして、大きく1点について一般質問をさせていただきます。1、砂川市図書館について。図書館は、市民にとって本や資料を通じて教養を高めたり、情報の収集や余暇の活用の場であり、生涯学習、自己研さんに励む場でもあります。気軽で身近でいつでも親しまれる図書館と考えますが、次の点について伺います。(1)、図書館の蔵書数、年間利用者数、1人当たりの貸し出し冊数で管内同規模図書館と比較しての状況について。(2)、蔵書管理で本の日焼け、特に背表紙の日焼けが見受けられますが、その防止対策について。(3)、管内、道内の貸し出しネットワークについて。(4)、学校等で利用されている貸し出し文庫、巡回文庫の運用で多くの人が集まる交流センターゆうや市立病院の利用について。(5)、本年1月から国立国会図書館がデジタル化した資料のうち、絶版等の理由で入手が困難な資料131万点をインターネットを使って公共図書館や大学図書館等で閲覧できるサービスを開始しました。道内では札幌市中央図書館が利用を開始し、旭川、函館、釧路、苫小牧、帯広、小樽、岩見沢等の図書館でも導入に向けた準備や検討が進められておりますが、市の考え方について。以上です。
答弁 教育次長 和泉肇(教育次長は2016年3月まで)
砂川市図書館についてのご質問に関し、順次ご答弁申し上げます。まず、(1)の蔵書数、年間利用者数、1人当たりの貸し出し冊数の管内同規模図書館と比較しての状況についてご答弁申し上げます。人口、施設の規模等から芦別市立図書館並びに美唄市立図書館と当市の状況を平成26年3月31日現在で比較いたしますと、蔵書数につきましては当市が8万7,096冊に対し芦別市が10万1,749冊、美唄市が14万2,518冊となっております。次に、年間利用者数につきましては、美唄市の統計がないため芦別市との比較になりますが、入館者数が当市が2万4,862人に対し芦別市が2万9,022人となっており、市民1人当たりの貸し出し冊数につきましては当市が4.14冊に対し、芦別市が5.52冊、美唄市が3.30冊となっております。利用状況等につきましては大きな差は見られませんが、他の図書館に比べ若干、蔵書数など少ない傾向が見られるところであります。続きまして、(2)の蔵書の日焼けに対する防止対策についてご答弁申し上げます。現在蔵書の日焼けに関して一番の原因となります紫外線の防止対策として、図書を書架に並べる際できる限り直射日光が当たらないよう配置を工夫するとともに、紫外線を通しづらい加工をしているレース地のカーテンを各窓に設置し、紫外線の影響を極力抑えるよう配慮しているところであります。さらなる対策といたしましては、窓ガラスに紫外線カットフィルムを張りつける方法や、蛍光灯からの紫外線対策として紫外線防止型の蛍光灯にかえるなどの方法も考えられますが、100%紫外線を取り除くことは不可能であり、また良好な読書環境を保つためにはある程度の採光も必要であり、さまざまな方法による紫外線対策の効果なども十分検証しながら、引き続き蔵書の日焼け対策に取り組んでまいりたいと考えております。続きまして、(3)の図書の貸し出しに関するネットワークについてご答弁申し上げます。現在当市では北海道図書館振興協議会に加盟しており、加盟する図書館が所蔵する図書資料につきまして相互貸借が可能となっております。この協議会には北海道立図書館並びに道内168市町村が加盟しており、当市におきましても平成25年度に215冊を借り受け、71冊を貸し出しております。新刊は対象外であり、また送料等については双方の均等な負担が必要であるなど一定の利用条件はありますが、当館で所蔵していない図書を借り受けることができる大変有効な手段、ネットワークとなっているところであります。続きまして、(4)の貸し出し文庫や巡回文庫の運用につきましてご答弁申し上げます。まず、貸し出し文庫、巡回文庫の利用状況についてでございますが、市内の団体がみずから選定した図書を図書館で受け渡しを行い、1カ月間貸し出す貸し出し文庫につきましては、平成25年度の実績で、各小学校を初めネイパル砂川など延べ51団体が利用し、1,771冊を貸し出しております。また、市内の施設等に図書館職員が図書を配本し、4カ月に1度更新を行っております巡回文庫につきましては、平成25年度の実績で、コミュニティセンター内のキッズルームや学童保育所など市内7カ所に420冊の児童書を配本しております。多くの人が集まる地域交流センターや市立病院での利用につきましては、施設からの要望や図書の管理環境などについて確認の上、貸し出し文庫や巡回文庫の利用について協議、検討を行ってまいりたいと考えております。続きまして、(5)の国立国会図書館のデジタル化した資料の閲覧サービスの導入についてご答弁申し上げます。本年1月からサービスを開始し、道内でも既に札幌市中央図書館が導入をしておりますが、導入の際の設備投資といたしましてはインターネット環境を整えることとパソコンが2台必要となります。入手困難な図書や資料が砂川にいながら見られるという利点は大きいものと思われますが、現在公開されている資料はかなり専門性の高いものが対象となっており、一般の市民の方々が日常的に必要とする情報の提供にはなっていない状況であります。今すぐ導入の予定はありませんが、今後、随時公開される資料がふえていく予定であり、その状況を十分検証していくとともに、図書館利用者におけるニーズ把握なども行いながら、検討を行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
再質問 増山裕司
それでは、再質問します。当市と同規模程度の地域での図書館比較では、当市、若干8万7,000冊ですか、蔵書が低いということなのですけれども、うちでは図書館のリサイクル市だとかいろいろやっていると思いますので、必ずしも蔵書の数が多いのがいいかどうかというのはその地域によって違うのかなというふうに受けとめているわけです。ただ、一方で1人当たりの貸し出し数ということでいうと、砂川は4冊で、芦別が5冊で、美唄が3冊ということで、1人当たりの市民の図書館の活用策という意味では同じような利用のされ方をしているのかなというふうに受けとめました。もう一つ、2つ目なのですけれども、紫外線の防止対策なのですけれども、確かにレースによる紫外線防止策というのはされているわけなのですけれども、あそこに行って見たらおわかりのように本によってはタイトルしか残っていないとか、真っ白になってしまっているとか、結構日焼けが著しいものも中にはあるのです。あれはインクのせいなのか、紙の質のせいなのかわからない部分もあるわけなのですけれども、非常に利用者にとっては戸惑う場面もあるということで、先ほどの答弁では紫外線防止蛍光灯なり、あるいは紫外線防止フィルムの導入も含めて検討していきたいということなのですが、これは余り大きな投資にならないと思いますので、本を愛用する市民のためにもやっぱり紫外線防止対策というのをもう一段進めてほしいなというふうに思いますので、ぜひ十分な検討ということではなくて実施してほしいなというふうに思います。この辺についていま一度市の考え方を伺います。それから、3番目のネットワークなのですけれども、先ほどのご報告では借り入れが215冊、貸し出しが71冊ということで、これは蔵書数にかかわらず全道の図書館を利用できるというネットワークでございますので、市民にもう少しPRをすれば、ここにない本でも他の図書館から借りれると。あるいは、貴重な道立図書館の資料も利用できるという方法もあるわけですから、市民に対してPRをして、ぜひ利用をしていただきたいなというふうに思うわけなのですけれども、この辺について考え方を伺います。4番目の貸し出し文庫、巡回文庫について答弁をいただいたわけですけれども、貸し出し文庫、小学校等を含めて51団体、1,771冊ですか。それから、巡回文庫については7団体、420冊ですか。自分の経験からいうと、私現役のときには巡回文庫をよく利用させていただいて、現役の時代というのはなかなか図書館に来ること自体が仕事で手いっぱいでございますので、そういう時間帯もなかなかないということで、本を出前してくれるということで非常に重宝した思い出があります。そのときに図書司書の方と苦労話なんかについても伺ったりとか、いろいろ情報についても意見交換したような思い出があるわけなのですけれども、当時の企業の厚生だとか、会社の厚生だとか企業の規模等もいろいろあろうと思うのですけれども、今この巡回文庫の、あるいは貸し出し文庫の利用について当時と比べると、いまいち市民に浸透していないのではないかなというふうに思うわけなのですけれども、新たに団体なり、あるいは企業に対してそういったPRをしていくべきではないかと思うのですが、その辺についてお考えがあれば聞かせていただきたいというふうに思います。それから、最後の国会図書館のお話ですけれども、次長おっしゃっていたように知的情報について都会も田舎もないわけです。この件については、わずかな投資、今砂川には光インターネットのツールも届いているわけですし、先ほどおっしゃっていたようにネットワークとインターネットがつながればパソコン2台で十分利用できるということで、投資の金額もわずかだと思うのです。おっしゃるように国立国会図書館のほうも段階的に公開する本なり、資料なりを拡大していく予定になっておりますので、この辺についてはわずかな投資でございますので、情報を早く見れるようにするとか、あるいは絶版の本を読みたいのだけれども、なかなか手に入らないというようなものもあろうかと思うのですけれども、それと同時にインターネットを利用できない方々も市民の中にはいらっしゃるので、そういうような方にインターネットについて親しんでもらうということも含めて、もう少し前倒しして実行できないのか考え方について伺います。以上です。
答弁 教育次長 和泉肇(教育次長は2016年3月まで)
4点のご質問をいただきました。順次ご答弁を申し上げます。まず、1点目の日焼け対策の実施ということでありますけれども、ご指摘もいただいたとおり、実は日焼けの度合いもインクあるいは色によって日焼けの進みぐあいが違うというふうに聞いております。実際の日に当たる時間にかかわらず進行が早いものもあるという状況にあります。現状ではレース地のカーテンで対応しておりますけれども、今後その実効性なども勘案しましてフィルムを張るというようなことにつきましても検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。次に、ネットワークのPRということでございますけれども、確かに絶版になった本でありますとか、砂川にない資料等々が気軽に利用できるということで大変利用度の高い効果のある制度と承知しております。PRにつきましても、砂川市の広報でPRしたこともありますけれども、今後も引き続き広報はもとよりあらゆる機会を通じてPRに努めてまいりたいと思います。また、利用者の方々にもぜひ周知してまいりたいと思いますけれども、こういう本が欲しいというような際にはぜひ窓口で声をかけていただければ、砂川市にないものにつきましてもこういうネットワークを通じて図書館のほうでお探しできるという状況もありますので、ぜひ声をかけていただけるような図書館づくりにつきましても進めてまいりたいというふうに思っております。続きまして、貸し出し文庫と巡回文庫につきましては、今ほどご指摘いただきましたとおり、過去的には各職場単位での利用があったというふうなことは聞いておりますけれども、現在はその需要がないということから、各企業単位での活用はない状況にあります。PRの推進ということのご指摘をいただきましたけれども、図書館あるいは社会教育課におきましてもサポート企業等々、各企業との接点もありますことから、これらの制度につきましても周知を図ってまいりたいというふうに考えてございます。最後に、国会図書館の情報の閲覧ということにつきましては、ご指摘いただきましたとおり、都会と砂川の情報格差の是正という観点は非常に重要かと認識してございますけれども、何分、今国会図書館で閲覧を開始した部分につきましてはかなり専門性の高い分野というふうに聞いております。また、これにつきましては、本年度図書館利用者に向けてのアンケートを実施する予定でありますし、そういう需要があるのかどうか十分見きわめた上で、この制度の活用につきましては検討を進めてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
再質問 増山裕司
国会図書館の資料の閲覧のほうなのですけれども、それは状況を見ながら検討をしていきたいということで、本年度、先ほど市民にアンケートを実施したいということなのですけれども、そのアンケートの中でもそういう需要があるのかどうか把握していきたいということなのですが、このアンケートの目的というのは市民の図書館の利用に関するアンケートなのでしょうか。その辺について、いま一度お伺いしたいのですけれども。
答弁 教育次長 和泉肇(教育次長は2016年3月まで)
本年度予定しておりますのは、あくまでも図書館を利用していただいている方に対するアンケートを実施したいと考えておりますので、市民皆さんに対するというものではございません。目的でありますけれども、あくまで図書館利用に当たっての要望、それから希望する図書等の種類、あるいは情報等の種類など、図書館の今後の図書の整備に向けての参考となるようなことをお聞きしてまいりたいというふうに考えてございます。
再質問 増山裕司
では、今のアンケートは市民全体で行うものではなくて、図書館の利用者に対するニーズというものを把握するのに行っていくアンケートということなのですね。わかりました。私転勤族で、あちこち図書館を利用してきているのですけれども、砂川の図書館というのは人口比でいうと、先ほど同規模程度と比較しましたけれども、結構工夫されているなというふうに思います。大都市は大都市の図書館の運営というものがあろうかと思いますけれども、地方においても工夫さえすればしっかり運営されるのかなというふうに理解しているところなのです。特に目に見えていないのですけれども、図書館司書の方々のサービスというか、単なる貸し出しだとか返却だけではなくて、先ほど次長おっしゃっていたように市民が本を探すときの情報の提供ですとかアドバイス等も、レファレンス業務というのですか、相談業務についても結構親身に対応していただいていると思っております。また、年に4回ですか、キャンペーンを開いて、市民にいかに本を読ませるように工夫しているということで、そのやり方についても地方は地方のよさがあるなと。6月であれば、今は時節柄ワールドカップのサッカーの話題の本の提供ですとか、あるいは海とか山の本の提供ですとか、その時期、時期に見合った本を市民に提供するようなキャンペーンをしていると。それからまた、新書の案内についても毎月工夫しながらやっているようですし、さらに司書の方以外にも図書館を支えているいろんなボランティアがあります。読み聞かせをするボランティアですとか、本の補修をするボランティアもあると伺っておりますし、またほかの素材、きれを使って本を読ませるような「きれ坊ちゃん」というのですか、そういうようなボランティアだとか、ほかにもボランティアあると思うのですけれども、そういう方々が支えてくれて砂川の図書館は成り立っているのだなというふうに思うわけなのですが、より親しまれる図書館を目指して今後どのような運用をしていこうとしているのか、教育長の思いなり、そういうものがあればお聞かせいただいて、私の質問は終わりとします。
答弁 教育長 井上克也(教育長は2016年3月まで)
思いということでございますけれども、増山議員のご質問にもありましたとおり、図書館につきましては教養を高めたり、情報の収集、あるいは余暇の活用の場で非常に貴重だということであります。いずれにいたしましても、この図書館を有効に使うためには、市民の皆様に気持ちよく、そして多くの皆様に利用してもらうということでいけば、やはり運営に当たっては市民の視点に立った運営に努めるべきというふうに思っています。今ほど教育次長のほうから今年度については利用者の方々にアンケートを募集して、それらをもとにまた今後の運営の参考にしていきたいという話もありましたけれども、いずれにいたしましても市民の視点に立つと、そういう意味ではもちろん努めてまいりますけれども、ただいま増山議員のほうから若干お褒めの言葉もいただきましたけれども、司書並びに職員が努力する、そしてまた市民の方々やお話ありましたボランティアの方々のお力もいただきながら、図書館の雰囲気、環境にづくりに努め、そして市民の方々が大いに利用していただけるような図書館の運営に努めてまいりたいというふうに考えております。◎延会宣告