砂川市議会 平成25年第1回定例会 2013年3月13日
介護施設の充実について
2013年3月13日、砂川市議会の一般質問で、小黒弘議員が「介護施設の充実について」質問し、市民部長 高橋豊、市長 善岡雅文が答弁しました。
- 質問者
- 小黒弘 議員
- 答弁者
- 市民部長 高橋豊、市長 善岡雅文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 小黒弘
それでは、早速一般質問を始めたいと思います。私は、今回は大きく1点、介護施設の充実についてをお伺いをいたします。要介護出現率が高くなると言われる75歳以上の人口比率が高まっています。また、国立社会保障・人口問題研究所の人口シミュレーションを見ても、砂川市において、いわゆる65歳以上の高齢者人口は2020年をピークに減少に転じていきますが、80歳以上の人口は2035年には約3,000人となり、約1,000人以上もふえると推計されています。現在砂川市では、高齢者を地域で支える仕組みづくりが進んでいます。一方、単身高齢世帯の増、老老介護世帯の増などが見られる中、介護施設の充実は地域で暮らす高齢者にとって安心の礎であり、喫緊の課題であると考えます。善岡市長もその重要性は十分認識されていますが、実現には幾つかの壁があるとも指摘されています。施設サービスの充実は、対象者がふえたからといってすぐにできることではなく、現状の把握、長い期間での推計、ニーズの的確な把握など周到な準備が必要です。今回は、介護施設充実を妨げる問題点を整理し、解決への道筋を探りたいと以下について伺います。まず、1点目には、地域によって施設サービスにおける一定の定員数が定められていて、それを超える施設の増床は認められないとされる総量規制はどのようになっているのかを伺います。2点目には、介護保険の施設サービスは介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護療養型医療施設となりますが、それぞれの待機者数についてお伺いをします。3点目、これまでも介護職員の人手不足、マンパワーの不足が指摘されていましたが、その現状は変わっていないのか。また、変わっていないとすれば、その問題解決のためどのような対策が考えられるのかをお伺いいたします。最後に、4点目として、仮に特別養護老人ホーム福寿園を50床ふやしたとすると介護保険料の基準額は幾ら高くなるのか。またその根拠についてお伺いをいたします。
答弁 市民部長 高橋豊(市民部長は2016年3月まで)
介護施設の充実について、順次ご答弁申し上げます。初めに、(1)の介護施設等の総量規制についてでありますが、国が定める基本指針において介護老人福祉施設や認知症対応型共同生活介護など、施設、居住系サービスの利用者の割合を示した参酌標準を参考にするものとされておりました。しかし、平成22年に規制、制度改革の一環から基本指針が改正されたことにより参酌標準の一部が撤廃されたところであります。施設の利用割合を示した参酌標準が撤廃されたことで、より地域の実情に応じた基盤整備が行えるようになったところでありますが、介護施設サービスの整備につきましては従前どおり介護保険事業計画等に基づき取り進められるものとされているところであり、介護サービスのニーズや介護保険料に対する影響額等を総合的に勘案し、計画期間内において整備すべき介護サービスを判断しているものであります。続きまして、(2)の介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護療養型医療施設における待機者数についてでありますが、この3施設のうち、現在市内には介護療養型医療施設はありませんが、介護老人福祉施設及び介護老人保健施設がそれぞれ1事業所あり、介護サービスを提供しております。介護老人福祉施設の福寿園及び介護老人保健施設のみやかわの待機者数の状況でありますが、2月末現在で福寿園では市内41名、市外17名、みやかわでは市内7名、市外1名となっております。続きまして、(3)の介護職員の人手不足の状況及び対応策についてでありますが、平成23年度末まで介護職員の処遇改善に取り組む事業者に介護職員処遇改善交付金が交付されており、平成24年度からは介護職員処遇改善交付金の効果を継続する観点から、当該交付金を円滑に介護報酬に移行する目的で、平成26年度までに限り介護職員処遇改善加算が創設されており、他の業種との賃金格差を縮め、介護における雇用を安定させ、人材の確保につながっているものと考えております。このことから、それぞれの施設において入所定員等に対応すべき職員数が確保されているものと考えております。また、本市におきましては地域包括支援センターが人材の育成確保に関する取り組み及び介護職に関する資格取得などの情報提供に係る相談に応じており、今後も広く周知を図ってまいりたいと考えております。続きまして、(4)の福寿園を50床増床した場合の介護保険料に対する影響額とその根拠についてでありますが、本市において必要な介護サービス量は、施設の整備も含めて介護保険の保険給付を円滑に実施するため3年ごとに策定される介護保険事業計画の中で検討を加え、計画期間内に整備すべき介護サービスを判断した上で計画に反映させているところであります。介護老人福祉施設を50床整備した場合における介護保険料影響額につきましては、平成24年度を初年度とする第5期介護保険事業計画策定の際に、その当時の被保険者数、市内の既存施設における市民の利用割合や要介護度別の入所状況等の数値を用いて、概算で400円弱と試算したところであります。
質問 小黒弘
まずは、順番に質問をしていきたいと思うのですけれども、今のお話でいきますと1点目の総量規制という形は以前よりは全然というか、ほとんど総量規制はないと考えてもよさそうなご答弁だったのですけれども、そこを1点確認をさせていただきたいと思うのですけれども。それから、待機者の数の関係でお伺いしましたが、福寿園に関しては以前、多比良議員からもいろいろこの関係は質疑もあった点ですけれども、そのときは81名ぐらいいらっしゃったように記憶をしているのですけれども、今でいくと福寿園の場合は58名、それから老健のみやかわでは大体これは同じぐらい、8名ぐらいですか、つまり待機者が減っている傾向なのかどうか、その辺のところと、それから待機するという場合にどこで待機しているかということがあると思うのです。その点もこれは2回目で、今現在この58名の方々がどういう状況で、福寿園の場合、もし老健の場合でもあれば、どこで待機を今されているのかをお伺いしたいと思います。それから、3点目のマンパワーの不足という点、これは以前、2年前ですよね。つまり福寿園が満床になっていないのはマンパワーが不足しているからではないかというような質問がある中で、実際そのマンパワーが不足しているのだと、これからもどんどんそういう人たちをふやしていかなければいけないのだというような答弁もあったのです。つまり先ほどのご答弁でいくと、余りそういう支障は今の現在ないようなお話だったのですけれども、そういうふうにもう一度確認していいのかどうか。マンパワーは十分で不足ではなくて満たされていて、今後仮に増床をしていったとしてもマンパワーの心配はない、人手不足の心配はないというふうに考えていいのかどうかを確認させていただきたいと思います。それで、最後に福寿園を、もし50床ふやしたときに介護保険料の基準額は幾らぐらいになるのかと。基準額で月400円弱、今でたしか基準額で4,400円ぐらいだったと思うので、4,800円いくかいかないかというところですね。これは、これ以上確認しようもなく、50床ふやした場合に400円弱ということでお伺いした、これはいいです。今私が質問した関係でご答弁をいただきたいと思います。
答弁 市民部長 高橋豊(市民部長は2016年3月まで)
それでは、順次ご答弁をさせていただきたいと思います。まず、総量規制につきましては、先ほどご答弁申し上げたとおり総量規制があるので、つくれないということはなくなっております。ただし、先ほど言ったように3年間でつくる介護保険計画、これにはのせていかなければならないということですから、これは各地域でそれぞれその把握をしながら計画にのせて施設整備をしていくと、こういう手順は変わってございません。それから、2点目の待機者でございますけれども、数字だけからいきますと確かに福寿園は減少しているということでございますけれども、ただ減少したとはいえ、50人以上がお待ち願っているということでありますから、待機者としては数はたくさんあるというふうには認識しております。ただ、こちらのほうは今ご質問にもありましたけれども、在宅なのか、病院なのか、あるいは今入れると言われてすぐ入れるのかということになりますと人数はかなり下がってまいります。福寿園の場合においては、在宅で急いで入れなければならないという方が実はずっと1桁で推移をしていたのですけれども、この2月末の状況を調べますと砂川市民で、在宅で現在19名お待ちになっているということになっていますので、この在宅19名のうち、もうちょっと精査をしていっても恐らくすぐ入所が必要だと思われる方は2桁台いるのではないかというふうには考えております。先ほどちょっとご質問ありました待機者の状況でございますけれども、砂川市民に限ってちょっとご報告をさせていただきたいと思いますが、福寿園でいきますと41名が2月末で待っておりますが、先ほどお話ししたとおり在宅では19人、病院では8人、老健施設で11人、ケアハウスで2人、グループホームで1人ということで、在宅以外はある程度時間があっても今入っているところがあるという状況にございます。それから、老健施設のみやかわでございますけれども、みやかわのほうは現在8名ですが、砂川市民は7名お待ち願っているということで、在宅では1名、病院で6名という状況になってございますので、こちらのほうは在宅でお待ちの方が1名しかおられないという状況になってございます。それから、3番目のマンパワー不足ということでございますが、こちらのほうはやっぱりその時期、その時期、その事業所で確かにマンパワーを賄い切れないというような状況がその時期、その時期あったのかもしれないのですけれども、こちらも2月末現在で確認をさせていただきましたら、福寿園、老健施設の福祉会、それからグループホーム、現在はもちろん充足をされておりますし、今後もこの見込みで進んでいきたいということでございます。ただ、ご質問にありました新規のところまでお約束できるのかということについては、今回もグループホーム新しくできていますけれども、これはやっぱりその事業所の努力によって、あるいは今まで積み重ねてきた職員の配置方法によってその方を入れたり、新しい方を入れかえたりということがございますので、これは事業所、事業所で恐らくご努力を願うということになると思いますし、もしそれが足りないということであれば、それはまた行政のほうともちろん相談をさせていただくということになりますので、ですから新しいところまでの部分についてはそのときに事業所がご努力をいただき、必要があれば行政とご相談をさせていただくということにさせていただいております。
質問 小黒弘
私がずっと施設サービスというところで気にしていたのは、今回上げた点だったのです。つまり市民が望んでも、行政がやりたくても、この地域、中空知なら中空知での総量規制というのがあって、それ以上は増床ができないというのはもうほとんど今はないというふうなことが今ありましたし、マンパワーについても今のところは新しいところまではわからないというか、多分何とかなるような状況にはあるのかなと。一番大きかったのは、先ほどの最後の介護保険の基準額の点だと思うのですけれども、市長も私とのやりとりの中でいろいろとお話が出てきたのは介護保険料が高くなって、あるまちでは介護保険料が一気に上がってしまって、一般会計の財政まで厳しくなっているようなところがあるというようなお話も今まではあったのです。それで、この400円というのが高いのか安いのかということですけれども、とりあえず正式な場で福寿園を50床ふやした場合には月大体400円弱ぐらいでというようなお話が出てきたので、これからまさしく市民の皆さんとのいろいろな議論というか、話ができていける材料になるのだろうというふうに思うわけです。400円を月に払ってももちろん減免措置というのがあるわけですから、施設が欲しいという方が多いものなのか、それは400円は高いわというふうになっていくのか、まずこの辺のところから始めていかないとどうにもならないのかなというふうに思います。総量規制もほぼない、介護保険料も何千円も高くなるわけでもない、マンパワーもある程度は充足している、こうなってくれば、求められていくのであれば施設サービスというのが何とかやっていけるという今状況はあるのかなというふうに思うわけです。待機者の関係なのですけれども、これ今言っている福寿園あるいは老健のみやかわ、そしていろいろな施設ということからいくと、それぞれ特色があってどれが一番ベストなのかと。先ほど私が一番最初に申し上げたとおりで、一番これからが大変な時期、今現状よりも、もっともっと大変な時期がこれから来るわけで、例えば介護認定のことを言いますと、砂川市の保健活動という保健師さんたちがつくっている資料によれば、その年齢別の認定状況というのがあって、65歳から74歳というのは認定者の中でも3.2%ぐらいしかないのです。ところが、75歳以上になりますとこの要介護の認定される比率が一気に26%に上がってしまう。つまりもちろん当然のことで、高齢になればなるほど認定される、介護認定を受けなければならない人たちがふえてくるという状況を考えると、今現在でもこのぐらい待ってしまっている、でもこれから先ほども言ったように75歳、それ以上に80歳以上の人方が1,000人以上もふえてしまう、これは大変なことになってくるわけです。そこに向かっていくためにどういう手順を踏んでいかなければならないのかというのを、もう今から考えていかなければならないのだろうというふうに思うのです。今まで何となく難しい壁というのがあったのがだんだん、だんだんそれが低くなっていったり、議論する材料がふえてきたりしている、このチャンスはやっぱり逃してはならないのかなというふうに思います。先ほども言ったように、では福寿園が全てのついの住みかなのかというと、これまた実は違うのだろうというふうに思うのです。先ほど在宅の方、それから病院の方という数字がそれぞれ出てきましたけれども、また老健でも11名の方が待っている。つまり本当でいえば老健というのは、ある程度の期間いる施設なわけですよね。前は厳しく3カ月が限度だったと。これも何か変わってきて、今は別に3カ月たったら出なければいけないというようなことでもないようなのですけれども、ちょっとお伺いすると相当老健で、そういう中間施設である老健でもかなり長期に入所されている方々が、悪く言うと、言葉を選ばないで言うと第2福寿園みたいな状況にもなっていると。そこで、また福寿園に待っている人がいるというわけですよね。そうなってくると、老健に入るその前にも待つ人たちが出てきてしまうわけです。これは、大変な本当に状況になっているなというふうに思います。つまり施設サービス全体をこれからどう考えていくかということを真剣に考えていかなければならないのだろうというふうに思うのです。そういう点から、今後の施設サービスの方向性というか、そういうものをお伺いをしたいというふうに思います。これは、決して福寿園あるいは老健という形で限られたことではなく私は考えていますけれども、その辺の施設サービス全体ということを考えたときにどのような方向性をお持ちなのかをお伺いしたいと思います。
答弁 市民部長 高橋豊(市民部長は2016年3月まで)
それでは、施設の方向性ということでご答弁をさせていただきたいと思います。ただ、前段、月額400円弱という福寿園を50床増床した場合の金額をお示ししましたけれども、これは現在の24年から26年の計画をつくる際の、というお話でございますので、これが27年度以降にどういうふうに作用していくかという部分もありますし、現在4,400円という額に先ほど言われたように400円上乗せすると4,800円ということになりますが、全体のその数字が次の計画でどうなのかと。そのときにこの400円が許容範囲なのかどうなのかということもございますので、これはまた論議する場がそこであるということでお話をさせていただきたいのと、もう一点は福寿園を増床した場合に保険料だけのシミュレーションはかけておりますけれども、実際にマンパワーが要るかどうかというのは現実的にはシミュレーションはかけておりません。ただ、50床ふやすとマンパワーというのは確保するのにかなり厳しいということはこのものに限らず、新規獲得はなかなか難しいという状況もありますので、マンパワーも50床ふやせばすぐ集まるという状況なのかどうかというのを把握していないということでご理解をいただきたいというふうに思います。それから、施設サービスの方向性でございますけれども、こちらのほうにつきましては3年に1度の計画をつくるために高齢者保健医療福祉推進協議会ということで民間の方が10名お入りになってつくっております。今回の第5期の計画のときにも6月から翌年の2月まで約4回協議会を開きまして、その中で議論をしていただいていると。この10名の方の構成につきましては、保健医療関係者ということで空知医師会等3名の方、それから福祉関係者として社会福祉協議会以下4名の方、それから学識経験者が1名、公募が2名ということで、この有識者の方で全体の流れの施設サービスの方向性を決めていただいたということでございます。ですから、今の予定としましても27年度からの計画につきましては平成24年、25年の給付の実績をもとに26年の見込みを足して、さらにその3カ年の給付サービス額に基づいて27年度から3カ年でどれだけかかるのかというのが1つと、それからそのときに今までこの3年間で必要であったろうと思われるものが27年度から、いざどれが必要かと。ですから、これは施設サービスももちろんですし、ソフト面の在宅のサービスももちろんですし、このサービスが充足されているかどうか、あるいは介護保険料と加味してこれを27年度以降の計画に上げるのかどうなのかということについては今現在、粛々と平成26年度に入りましたら、その有識者の方の協議会を開催してご意見を伺いながら確定していくということで考えてございます。
質問 小黒弘
ちょっと先が見えないのですよね。今部長がおっしゃられた計画というのがあるのですけれども、砂川市の高齢者保健福祉計画あるいは介護保険事業計画、これって3年でローリングなのですよね。施設を整備するとかという、その建物がどうしてもかなり大きなお金が動くという、こういう計画を立てるときって、きのうの議論ではないですけれども、3年ぐらいのスパンで物事を考えていってもなかなか難しいだろうと思うのです。やっぱり少なくても10年先あたりを考えながら、どういう動き方があるのかというふうに考えていかなかったならば、なかなかこの計画というのは立てていかれないだろうというふうに思うのです。当然、今後こういうふうになるから大変なのだと言っていても、実際は高齢者にとっては安心感にはつながっていかないと思うのです。今現実的にすぐできないにしても我が市長はこういうふうに考えていてくれるのだと。何年後か先になったときには、こういうふうな形になるので、うちのまちに年とって住んでいても安心していられるのではないかというふうに、やっぱりできればそういうふうにこれから計画というのは、もう少し長いスパンで考えていってほしいなというふうに私は思うのです。市長も町内会でとか地域で高齢者がというのは僕も大賛成です。ところが、町内会で見ているということも本当に限界ってすぐそばにあって、仮にうちの町内のどなたかが老老介護あるいは……違うな。今は元気で高齢者だけで暮らしていたとしますよね。病院に入院してしまったら、もうそのときに町内会って何もできなかったりするわけです。そこから先というのは、一気に高齢世帯というのは変化が出てきてしまうのです。先ほども言ったとおりで今病院に入院して、うちのまちは急性期でとってもいい病院だし、大きな病院でいざというときには安心できる病院ではあるのですけれども、危機を脱してある程度慢性になっていくというときに、砂川の市民というのは行くところが市内ではなかなか今はないのです。先ほどもお話の中で、介護保険での施設というのは3施設あると、福寿園があって、みやかわがあって、もう一つ、部長も市内ではないとおっしゃられたのが、いわゆる介護型の療養型というところですよね。普通でいくと病院である程度急性期を脱した人たちはどこに行くかといえば、すぐ福寿園に行くわけではないし、福寿園というのはある程度病気を持っていると入れなかったりする要件ありますよね。例えば胃瘻って直接胃の中に管を通しているような人とか、あるいは糖尿病でインシュリンの注射を打っているとか、あるいは酸素をつけている方とか、あらかじめそういう人はなかなか福寿園に入れないという状況がありますよね。そうなってくると、さっき言った市内にないところでどこに行くかといえば市外に行くしかもうないのです。近いところでいえば新十津川の中央病院、あるいは江部乙の若葉台病院、奈井江の病院、かなり慢性になっていってそこで亡くなる方もたくさんいるのです。実は、私の義理の父もそうだったのですけれども、ずっとこのまちで暮らしていて、最後の最後になってよそのまちに行って亡くなって、僕は一番議員としてつらいのは、小黒さん、何で市民なのに市外の人間になって葬式出してやらなければならないのだと言われることなのですけれども、本当にそういうことが最近はよく言われるようになってきたのです。福寿園をふやすということも安心感の一つにつながっていくとは思うのですけれども、そこばかりに集中するのではなくて、要するに高齢者にとってみると施設というのは住まいなのだと思うのです。つまり住まいを、どういうふうに年をとっていくために、あるいは介護が必要になったり病気になっていったときに、ずっと自宅でいれれば最高なのですけれども、どうしてもそうではない流れ方というのをしなければならないのだと思うのです、我々高齢者というのは。そのとき、そのときでやっぱり安心できるような施策というのが必要なのだと思うのです。今、では砂川市ってそうなっているのかなと思うと、なかなかまだまだ不十分なところが私は多いのではないかというふうに思います。ぜひここら辺の話は、市長はその辺は十分わかっていらっしゃっていて、施設の必要性もわかっていらっしゃっていて、今後高齢化がもっともっと進んでいく中で先ほど部長が話していただきましたけれども、ぜひ市長にも施設サービスの今後のあり方、高齢者の施設、家、住まい、そんなことも含めながら市長のお考えをぜひお伺いしたいなというふうに思うのですけれども、市長、ご答弁よろしくお願いします。
答弁 市長 善岡雅文(市長は2023年3月まで)
市長へということでございまして、もともと私が市長になるときの公約の中にこの高齢者対策ということで、福寿園とまでは名前は出しませんでしたけれども、施設介護の施設をつくるというふうに私は言ってございます。それは、何を根拠にして言ったかといいますと、いわゆる何回も私は申し上げておりますけれども、日本は先進国に例のない超高齢化社会に入ると。高齢化が進む、また長生きもしてくると。その中では、かつて目立たなかった認知症も含めてその割合は間違いなくふえてくると。それがどのぐらいかというのは誰もわからない世界だけれども、間違いなくふえるというのははっきりしていると。しからば、すぐ施設介護に走っていいのかと。先ほど一般会計の負担がふえると言いましたけれども、私が心配するのは介護保険料として市民の皆様の負担がふえるのをすごく気にしているわけでございます。それで、これをどう対応しようかと。私がトータルで考えたのは、施設をつくるのが、私が公約で言った時点で総量規制は撤廃されるだろうというのは、私はそれを予定してございましたので、これはやれるだろうと。明確に言ってはございませんでしたけれども、地域密着型も29床以下であればできると。また50床程度やってもそれは総量規制が外れるだろうと、それらも含めてやっていきたいと。ただ、その根底にあるのは、すぐ施設に走るのでなくて段階を踏まなければならないと。このままでは弱っていく人がどんどんふえて、施設を幾らつくっても切りがなくなると。しからば、どうするのかと。まず、1つは、高齢者を地域でそういう人たちを支える、または見つける。町内会に無理な負担を強いるのではなくて、そういう人がいた場合には包括支援センターなり、そういうところに連絡を欲しいと、その役割はそちらのほうでやると、だけれどもそこの地域のつき合いの中でそういう人たちを見つけていただきたいと。それと、もう一つは、それから先は施設ではなくて、程度によりますけれども、グループホームなどそういうのを活用しながら支えていくと。最後の最後どうしようもなくなったときは福寿園のような施設、ただしそれでも病気を持っていると病院に送り込まれる、また症状が安定すれば福寿園に戻ると、そういうケースは実際にございます。先ほど小黒議員、いわゆる病気を持った方というのは新十津川の温泉病院ですか。新十津川……〔何事か呼ぶ者あり〕新十津川のところですけれども、全部の市町村がその施設を全部持つのかというのは、また現実的には難しいのではないかというふうに思っていまして、砂川市はこれでひどいのかといったらそうでもなくて、グループホームはどんどんできてくる、どんどんでもないですけれども、24年度も1つ認知症型のやつを設置して、何とかそれらの人を吸収していこうという考えでつくってございます。ただ、それともう一つ大事なのは、その高齢化の中でいかに孤立をさせないで元気で長くいてもらう、その政策がタッグでないと施設を幾らつくってもこれはもう超高齢化社会では追いつかないと。だから、行政の役割の大きなところは地域を巻き込んで見守るけれども、地域の人に本当にお願いしたいのは、そういう年寄りたちが家にこもらないで出てくるようなことをやっていただきたいと。それで、社会参加する人については元気な人が多いと、やっぱり出ていかないで家にこもっている人は最後は認知症になる確率が高いと。それは、中空知で認知症を支える会の人たちだとか、それからひだまりの会だとか、いろんな方と私はお話をするのですけれども、医者とも話もしましたけれども、やっぱりそれを何とか少なくするのも重要な方策であるというふうに思っておりまして、今ほど小黒議員は家、住まいのような施設も必要なのでないかという話がございまして、私はそれよりももっと急がなければならないのはそういう状況ではなくて、グループホームもある程度どんどんふえてくると、またふやさなければならないときが来るのでないかと。それは介護保険料にも影響してきますし、施設介護が、福寿園のような施設が何ぼが適当なのかと。恐らく将来的には50床ふやしても足りなくなるだろうと。私が心配するのは、市長として何とかしてあげたいのは砂川市民だと。50床つくりました。待機者が10名です。50床つくって市民は10名、40名は市外から来ますから。経営がありますので、やっぱり空所のままにしていられないと。だから、私が心配するのは介護保険料のこともすごく気になると。介護保険料でなくて国保から税金から全部トータルで私は考えますので、今4,400円ぐらいでしたか。それに単純に400円が私は安いとは思わないのですけれども、それがトータルで高齢世帯にそれ以外の分野もかかってくる、消費税もかかってくるということを勘案すると厳しいという認識は実は持ってございますけれども、でも施設は絶対必要だと。最後の救いどころは、そこに行かざるを得ないというのは、実際に認知症を抱えている方とか家族介護をやっている方の悲鳴というのは私はじかに聞いております。だから、それら市の待機者の状況と施設の規模、それらも含めてやっぱり専門の方に、そういう状況があるというのはもうデータとしてその辺の数字はつかんでいますので、それをやっぱり専門の方に諮っていただいて、介護保険料もこれぐらい上がりますけれどもと市民に周知をしながら段階を踏むべきだというふうに思っておりまして、26年から新たな計画の中には、もう一回それらも踏まえて検討していかなければならないなと。私は公約でやると言っています。ただ、問題はタイミングと市民周知の方法を考えているところでございますけれども、何とかそういう方を、少しでも社会参加して、できないようにする方策を25年度から地域の方々と一緒に取り組んで、少なくしながら最後はグループホームなり段階を踏みながら施設介護でその人たちを何とか救っていきたいなと、そういう大きな流れでの考えでございます。
答弁 市民部長 高橋豊(市民部長は2016年3月まで)
それでは、私のほうから先ほどお話のございました療養型の施設についてご説明をさせていただきたいと思いますが、砂川には療養型がございませんので、先ほど言われたとおり近隣であれば新十津川の空知中央病院、奈井江国保病院、滝川の若葉台病院ということでございますが、これは医療制度改革の中で、平成18年に当時医療の療養病床と介護の療養病床と38病床ございましたけれども、そのうち介護の13病床については全廃をすると、これを平成24年3月までということで決められておりました。また、医療のほうは25万床から15万床に減らすということでございましたけれども、この13万床もかなり減ってはいるかと思いますが、これも国の方針で平成30年3月まで先延ばしを、実はされております。それから、平成24年度からは新しい介護の療養型の施設はもう認可されないということに法律で決まっておりますので、ですからここの療養型の方向性も、これからの国の制度を勘案しながら次期の計画に結びつけていかなければならないということでございます。
質問 小黒弘
順序というものがあるのはよくわかります。つまり市長がおっしゃったように本当に年とって元気でいて、ころっといければ最高ですよね。ところが、なかなかそうはいかないのが人生の難しいところで、本当に1回病気して、がたがたとなっていく世帯というのを何世帯も見ているのです。私は、やっぱり市長がおっしゃって今これからやっていこうとしている施策も本当に大事だと思うけれども、もう一つはやっぱり施設というものをどう全体的に考えていくかということは、同時に進んでいかないといけないのだろうというふうに思うのです。施設の話をしたからみんながそっちに向かっていくのかといったら私は決してそうではなくて、やっぱりできれば市長が言っているように地域の住みなれたところに住みたいのです。住みたいのだけれども、住めない事情で、さっき私が施設というのは家なのではないのと言ったのは、本当は自宅にいたいけれども、やっぱり次は病院で、病院でも急性期でいられなくなったときにこっち、そしてもしかしたら福寿園、これがやっぱり一つの高齢者の行く住まいの住み方ということにどうしてもなってしまうのだろうということを含めて、施設は住まいなのではないのという話をしたのですけれども、さっき部長がおっしゃったとおりで、これからは今言っていた急性期から次に行くという段階の介護型の療養施設というのはなくなっていくということですよね。新しいものは、もうできていかないという現状がある。ここで、さっきも言ったとおりに、市長は病院のトップでもあるから、余りそっちそっちで行ってしまうとまずいのはわかっているのですけれども、今砂川でかなり欲しいなと思うのは療養病床なのではないかというふうに私は思うのです。つまりこれがもっともっと病院の中で地域連携がどんどんできていれば、さっき言ったように市外に仮に急性期を出して療養型のところに行っても、これはバスでも通っていてくれれば介護者も楽に行けるのです。ところが、例えば江部乙の若葉台に行こうとしたときに、これはもう介護する人にとってみれば一日仕事なのですよね。新十津川だって同じです。もっともっと広域でお互いにそれぞれの役割を果たしながら、うちは急性期だぞと、だけれどもそちらは慢性期をやってくれということがどんどん進んでいけば、あとはバスの便をちゃんとよくするなりしてくれれば、これはお互いにやり合っていけることはできると思うのですけれども、砂川の市民からしてみれば、うちの病院は急性期なのだけれども、それを過ぎてしまったらもう行くところないと。さっきの話ですよね。市外に行かなければならないのだと。これどうしてなのだろうというのは、やっぱりどうしても思うことであって、私は、これは余り高齢者の話ばかりすると何かマイナスのイメージみたいな感じになるのですけれども、決してそうではなくて、市民に喜ばれる施設づくりというのだってまちづくりには大きなことだろうというふうにも思うわけです。たまたま、きのう土田議員のお話の中で、この市役所をもうそろそろ改築するのだなというのが見えてきましたよね。ただ、検討委員会みたいなものは今はちょっとうんというのは勘弁してと市長はきのうおっしゃっていたのだけれども、実はもうきのう検討委員会でもつくると言うかと思ったのです。期待してきょうの質問を考えていたのだけれども、ちょっとこけたなという感じはあるのですけれども、僕はできれば早くこの市役所をここからどこかへ行ってもらって、ここに市立病院と渡り廊下で結んでもらって、何とか療養病床をここにつくってほしいと思っているのです。ここには、市長が前から言っている地域包括ケアのセンターを建てませんか。市立病院で急性期を脱した人、どうしても自宅に戻れない人は、ここの、この場所でしっかり医療的な療養をしてもらいつつ、ここには地域包括支援センターなり、訪問看護ステーションなり、社会福祉協議会なりをここに全部一緒に集めて、これから目指す地域包括ケアみたいなセンターをしっかりどんとつくってというような私は考えをするのです。つまりそういうことも一緒にあわせながら、地域でもやっぱり元気で過ごしていってもらいたいのだという今の市長のお話も一緒にあわせながら、やっぱりこのまちは高齢者にとっても安心だし、また雇用も生まれてくるし、それに伴って建築業界だって施設をこれからもつくっていくのだという、こういう方向性を、私はもう少し大きな形で市長にぜひ発信をしてほしいなというふうに思うのですけれども、市長、この辺では最後に何かお言葉あればと思いますけれども。
答弁 市長 善岡雅文(市長は2023年3月まで)
最後の質問ということで、非常に難しいのは砂川市が単独で成り立っているのかといいますと砂川の市立病院、全道ではひとり勝ちと言われておりまして、それは医者の世界の問題ですから、なかなか関知できない分野でございますけれども、医者が減る中で砂川だけがふえているではないかと。砂川市は急性期の病院としてやっていくのだと、そうしたら近隣は仕方なくだと思うのです。療養型に転向しながら何とか生き残りを図ろうとしているのが今の現状でございます。このまま推移するかというと、恐らく北海道は極端な医師不足ですから、まだまだいろんな問題が近隣の病院には起こるのだろうと。その中で砂川市が療養型もやるのだということは、近隣に対して死ねと言うのに等しく、小黒議員さんの言われるのは私もよくわかります。療養型も必要になってくる時代が来るのだろうなと思いつつも、今それが砂川市が発信するのが本当にいいのかといったら残念ながらそういう状況には、現実的には砂川市単体で生きているわけではなくて近隣との中で、急性期には遠くのほうからも皆さん来ていただいている、また救急も来ていただいている。そのかわり我々は何とか慢性期で生きていこうとしている病院が現実にはあるわけでございまして、その中で何とか役割分担をしながら、でも徐々に砂川市は大きくどんどん空知のほうに向けていっているという状況の中で今その話をするのはちょっと難しいのかなと。もう一つは、慈恵会が療養型であると。そこまで圧迫してまで、今度新しく出てきて宮川のほうに建てるという話も聞いていますけれども、それらも勘案するとアイデアとしては私はすごく今聞いていて、役所を動かしてその後に云々というのは病院を核としたまちづくりの中ではちょうど連携がとれていい話だなというふうに私は聞いておりました。本当は市役所も建てかえると、格好よくここでどんと言ってみたいのですけれども、なかなか諸般の事情からいくとそうもいかなく、タイミング的には恐らく防災センターとして機能もしていないし、配管も壁も落ちてくる状況の中で、高齢者は3階まで上がれないと。それを見ると考える時期は近い将来、来るのでしょうけれども、とりあえず市民が直結するのを優先しているという状況がございますけれども、療養型というのはもう少し推移を見ないと、この場で迫られても返事するのはちょっと難しいと。やっぱり中空知の中なり空知の中の砂川市というのは、私たちが考えている以上に、ほかの市から見るとすごい位置づけになっているわけでございまして、そういうのも勘案してもう少しというより、もうしばらくその辺の議論はお時間をいただければというふうに思っております。
質問 小黒弘
終わろうと思ったのですけれども、市長はよく言うのだけれども、砂川だけよければいいのだとよく言いますよ。こういうときになったら急にいい人になる。だめだと思うのですよね。やるときはやると。僕は、前の菊谷市長にあなたは大ぼら吹きだと言われたことがあるのです。何で言われたかと言ったら、病院は絶対建つからと言ったら、あなたは大ぼら吹きだと言われたのだけれども、だけれども病院建ったではないですか。何かをやろうやろうと思っていなかったら、物事って実現しないと思うのです。市長は周りをいい人だから見過ぎていると思うのです。では、うちだけこれだけ設備を整えて、ちゃんと急性期を一生懸命やっていますよ。では、ほかのまちから負担金くれていますか。もしここがだめになったら、うちらの市民が全部税金を払って何とかしなければならないわけでしょう。だったら、うちの市民がこのまちで安心して暮らしていけるようなことを考えたって全然おかしくはないのではないかと思うのですけれども、今回もう一回大ぼら吹きたいと思っていますので、これからまだ続いてほかのことも話していきますので、きょうはこの辺にしておきます。ありがとうございました。