みんなの議会

砂川市議会 平成24年第1回定例会 2012年3月6日

(1)孤立者の調査と支援等について/(2)生活保護について/(3)空き家対策について/(4)雇用及び労働条件の確保について

2012年3月6日、砂川市議会の一般質問で、増山裕司議員が「孤立者の調査と支援等について」「生活保護について」「空き家対策について」「雇用及び労働条件の確保について」について質問し、市民部長 高橋豊、建設部審議監 山梨政己、経済部長 栗井久司、副市長 角丸誠一が答弁しました。

質問者
増山裕司 議員
答弁者
市民部長 高橋豊、建設部審議監 山梨政己、経済部長 栗井久司、副市長 角丸誠一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 増山裕司

通告に従いまして、4点について質問いたします。1、孤立者の調査と支援等について。札幌市で知的障害のある妹を介助していた姉が病死したことで妹も凍死するという痛ましい事故が発生しました。また、東京立川市やさいたま市でも周囲から気づかれないまま親子が死亡するという事故が発生し、孤立死防止対策が大きな課題となっています。当市における孤立者の実態調査結果及び課題と対策について伺います。2、生活保護について。札幌市の姉妹孤立死の問題では、生活保護の相談に訪れた際の窓口の対応が問題となりました。また、全国的には生活保護受給者が過去最多になる一方で、不正受給も大きな課題となっています。そこで、次の点について当市の対応について伺います。(1)、生活保護申請時の窓口の対応について。(2)、生活保護不正受給防止対策について。3、空き家対策について。記録的な大雪で全道各地で体育館、倉庫、美術館等が雪の重みによる被害を受けました。とりわけ危険な空き家の倒壊が問題となりました。当市においても空き店舗の屋根が崩壊し、危険回避のため建物が撤去されました。今後少子高齢化社会の進行に伴い、空き家はふえる一方です。平成23年第4回定例会でも取り上げられましたが、現状の空き家対策では限界に来ていると思いますが、考え方と対策について伺います。4、雇用及び労働条件の確保について。北海道労働局発表の平成23年12月の雇用失業情勢について、道内の雇用情勢については先行き不透明ではあるが、リーマンショック前の水準まで持ち直してきているとあります。ただ、ヨーロッパの金融不安、円高による日本企業の低迷、自治体の財政難等、企業にとっても労働者にとっても厳しい状況が続いています。特に労働者にとっては、非正規雇用の雇用形態がふえており、年収200万円以下のワーキングプアと言われる比率が高まり、問題視されております。雇用及び労働条件の確保について当市の取り組みについて伺います。以上、第1回目の質問とさせていただきます。

答弁 市民部長 高橋豊(市民部長は2016年3月まで)

私から大きな1と2についてご答弁申し上げます。初めに、大きな1の孤立者の調査と支援についてご答弁を申し上げます。札幌市内のマンションで姉と知的障害の妹が孤立死していたという痛ましい事案を受け、砂川市としてもこのような孤立死の防止に向けて、知的障害がある方で体調不良時や生活困窮時に助けを求めることができないなど、外部とのつながりがない障害者を把握するため、知的障害者の生活実態調査を実施しております。ご質問の現時点における実態調査結果でありますが、早急に孤立状態を把握するため、2月10日現在における市内在住の療育手帳保有者228人のうち、単身世帯117人について調査を行った結果、施設に入所や通所している、長期入院中である、一般企業で就労している、福祉サービスを利用しているなど、施設職員や就労先で様子を確認できる状態にある、また必要なときに相談者がいるなど、孤立状態ではなかったことが117人全員確認されたところであります。また、2人世帯以上の111人につきましても、引き続き生活実態調査を行っているところであります。実態調査については、あくまでも調査時点での状況で、特に知的障害者の親が高齢になっている場合など、家族と同居していても孤立は起こり得ることから、今後も定期的に調査を継続し、状況を把握してまいりたいと考えております。次に、孤立死防止に対する課題と対策についてでありますが、課題といたしましては、知的障害者に対する支援として民生児童委員や町内会などによる地域での見守りが考えられますが、障害者の存在を周囲に知られたくないなどの個人情報の取り扱いの問題もあり、本人、家族などの理解や協力を得なければ地域で見守りができないこと、また療育手帳が交付されていない潜在的な障害者の把握が難しいことなどが挙げられます。それらの課題に対する対策として、在宅で福祉サービスを利用していない方などについては個別に訪問し、福祉サービスの内容や相談窓口の周知を図るなど、困った場合の対応について説明してまいりたいと考えております。加えて、現在北海道では、電気事業者、ガス事業者と市町村の間で料金の滞納による生活困窮などの情報を共有できる仕組みづくりについて検討しており、市町村に示されることになっていることから、その動向を見て事業者との連携につきましても検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。続きまして、大きな2の生活保護についてご答弁を申し上げます。初めに、(1)、生活保護申請時の窓口の対応についてでありますが、相談者が生活保護の相談に訪れた際には、相談室において原則複数の職員で面接を行い、相談者に対し来庁したことを含め相談内容の秘密を守ることを告げ、受給要件など生活保護制度が正しく理解されるよう、相談内容に応じた丁寧な対応を行っているところであります。具体的には、相談者の稼働能力、居住地の有無、扶養義務者、資産、負債などをお聞きするほか、生活歴、病歴等を把握し、手持ち金の状況及び家賃や水道・電気などのライフラインに係る滞納状況など、いわゆる急迫性の確認を十分行い、保護申請の意思を確認し、申請書を交付しているところであり、申請に至らない場合においても国民健康保険や住宅使用料等の減免申請の手続を周知するほか、住宅手当や社会福祉協議会の総合支援資金貸付及びハローワークの訓練・生活支援給付などについても、相談者に対し適切に情報提供を行うなどの対応をしております。次に、(2)、生活保護不正受給防止対策についてでありますが、保護申請があった場合、申請者からの同意を得て資産や収入の状況などの調査を行い、また申請人の扶養義務者へ扶養義務の履行を求めるなどしておりますが、その結果、申請人に最低生活費以上の資産があった場合、扶養されることが可能であるなど、受給資格がない場合は生活保護費の支給を開始しないよう対応しております。生活保護費の不正受給対策につきましては、毎年全保護世帯員に対する課税調査を徹底し、申告している以外の就労収入、年金収入等の早期発見について努めており、また未然防止策として、定期訪問の際に世帯員も含めた収入申告義務の周知徹底や毎月の給与明細書や年金改定通知書等の速やかな提出、さらに必要に応じて事業主、年金事務所等の関係先への照会も行っており、不正受給の防止に万全を期しておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

答弁 建設部審議監 山梨政己(建設部審議監は2012年3月まで)

私から大きな3の空き家対策についてご答弁申し上げます。現在行っております空き家対策については、危険な空き家について市民からの情報提供や固定資産税の家屋調査などを踏まえ、建築住宅課と市民生活課、消防署とで連携して実態調査を行い、建物の所有者や管理者などが市内に居住している場合には訪問の上、適正な維持管理と防火・防犯上必要な措置を講ずるよう口頭と文書で要請し、市外の所有者については現況写真を添えて文書にて要請を続けており、これまでに除却に至った建物もあるところであります。このような空き家対策のほか、建築基準法による勧告・命令や、行政指導に応じない場合に氏名を公表するなどの罰則規定を設けた条例の制定、または補助制度などによる財政的な支援などが考えられます。現在行っている文書による要請は、建築基準法第8条による建築物の所有者等の適正維持管理による注意喚起であり、市内にあるすべての建築物を対象に行っているものであります。また、同法第10条では、保安上危険な建築物等に対する措置として、行政庁は既存不適格の建築物が著しく保安上危険であり、または著しく衛生上有害であると認める場合においては、所有者などに対し除却・修繕・使用制限等の保安上必要な措置をとることを命令できるとあり、これに従わない場合は行政代執行法による代執行ができることとなっております。しかし、この建築基準法第10条による手続については、行政庁によって権限の範囲に違いがあり、北海道や札幌市などはすべての建築物に対して権限を有する特定行政庁となっておりますが、砂川市は限定特定行政庁であり、住宅程度の小規模建築物のみに権限を有するものであります。そのため、店舗や工場などへの保安上または衛生上必要な措置にかかわる勧告・命令については北海道が行うものであります。この空き家対策については、建築物の権利関係の整理や限定特定行政庁としての砂川市の権限の範囲を含め、より効果のある対応を検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。

答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)

大きな4番、雇用及び労働条件の確保についてご答弁申し上げます。日本における非正規雇用の労働者数は、労働市場の規制緩和・自由化が進められたことから、派遣労働者の段階的解禁により増加傾向にあり、労働市場の流動化と経済の長期停滞といった要因が複合的に絡み合い、ワーキングプアに代表される低賃金労働者がふえていると考えられております。ワーキングプアに当たる年収200万円以下の労働者数は、平成19年で約675万世帯で、全世帯の19%に達していると言われており、増加傾向にあると予測され、大きな社会問題となっております。ワーキングプアが大量に発生した要因として、主に企業の人件費削減の流れと推測されておりますので、これらの解決策として、国は最低賃金を引き上げる制度改正、経済団体・企業は生産性の向上、労働者には職業訓練や高等技術による労働力の質の向上がそれぞれ求められております。当市の取り組みとしては、砂川地域通年雇用協議会において、季節労働者を含めて通年雇用化されるように、資格取得講習・技術講座の開催を行い、労働者の質の向上を図る取り組みを行っており、季節労働者の皆様の相談窓口を市役所内に設置しております。また、国に対しては、全道市長会を通じて雇用の維持に取り組む企業への助成金の支給要件の緩和や、非正規労働者の処遇の改善など、安心して働くことのできる就業環境の構築に向けた要望を引き続き行ってまいります。企業経営者の皆様には、経営安定に要する金融対策として資金の融資制度や、失業者の雇用の確保を図る緊急雇用創出事業を実施するなど、今後も雇用や労働条件の確保につながるよう各種事業を展開してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

再質問 増山裕司

それでは、再質問させていただきます。最初の、孤立者の調査と支援等についてでありますが、今回の通告の後に砂川でも2件のこれは孤立ではなくて孤独で亡くなられた方が発生したということで、大変悲しいことだなというふうに思っております。札幌の姉妹の場合は孤立ということで、砂川の場合は孤独ということで、その孤独と孤立とは違うということでございます。札幌の場合は、社会との結びつきがなかったと。今回砂川の場合発生した孤独死された方ですけれども、町内会にも加入していて、周囲の方々とも連携を伴っていたということです。縁あって私もそのうちの1件のお通夜に参列しましたけれども、お通夜の葬儀委員長は町内会長さんでしたし、参列者についても遺族の方以外は多くの方は町内会の方々でした。そういう意味で孤立と孤独は違うということでございますけれども、孤立の要因としては町内会に入らないということが大変大きな問題にもなっていますし、それからご本人の考え方にもよるのですけれども、昨今は周囲の方々とのおつき合いをご自身のほうから避けているというような方々も社会的な問題としてふえており、大きな問題になっております。先ほど市民部長のお話の中で、ひとり暮らしの方々については調査して117世帯ですか、全員問題がないということがわかったということでしたけれども、今現在2人世帯以上の方々についても引き続き調査中であるということでしたけれども、この辺についてもう一度、ちょっと私詳しいこと聞きそびれたものですから、いま一度その辺その後の状況について再度教えていただきたいのですが。

答弁 市民部長 高橋豊(市民部長は2016年3月まで)

それでは、2人以上世帯の関係、111人につきましてですけれども、ただいま調査を続けている最中でございまして、このうちきのう現在72人については確認をしております。つまり見守りができるような状況を確認しております。あとの39名につきましては、現在調査を進めておりますので、この39名が終わりますとすべての方228人の調査が完了するということになります。

再質問 増山裕司

ありがとうございました。砂川市の場合は、引き続き2人世帯についても調査しているということを確認させていただきましたので、その結果については改めてまた議会のほうに報告をしていただけるのかなというふうに思っております。先日、3月2日ですけれども、砂川市社会福祉協議会と砂川市町内会連合会の主催、後援は砂川市と砂川市民生児童委員協議会による平成23年度の町内会福祉活動研修会が開催されまして、私も参加させていただいたのですけれども、そのときのレジュメに研修会の目的が書かれておりまして、今回まさに私通告したテーマと全く、意図したわけではないのですけれども、どんぴしゃ、私大変感銘を受けましたので、その辺についてまずちょっとご紹介をさせていただきたいと思います。平成23年度町内会福祉活動研修会、第2回町内会代表委員研修会開催要綱、目的、地域住民が住みなれた地域で安心、安全に暮らせるよう各町内では親睦行事や衛生、防犯、防火、福祉活動など、地域の実情に合わせた活動を精いっぱい取り組まれていることと思います。しかし、少子高齢化が進み、ひとり暮らしや高齢者夫婦世帯の増加、核家族化などによる家庭機能の低下、地域住民同士の関係の希薄化などによる地域機能低下が指摘されている中、孤独死、消費者被害、認知症の徘回や高齢者、児童虐待などの問題は後を絶ちません。これらの問題を未然に防ぐためにも、地域住民にとって一番身近な組織である町内会や住民の協力が必要であるとともに、その役割が期待されているところです。また、こうした問題が地域でも起きた場合、自助、共助、公助の役割の中で解決方法を見つけ出していくことも大切であると考えます。今回の研修では、町内会、地域で行われている日ごろの声かけ、見守り活動のポイントや住民の異変などの気づきの視点、地域における連絡体制について学び、これからの町内会福祉活動がより推進、充実されることを願い、開催いたします。ちょっと長くなりましたが、紹介させていただきました。大変この文章の中に今の福祉活動のあり方、それから町内会活動の悩みなどが凝縮されているというふうに私は感じました。その中で、その後引き続いて研修会の講演会が行われました。その講演会なのですけれども、その演題は「見守り活動のポイントと対応」ということで、講師はNPO法人北海道総合福祉センターの事務局長さんでした。講演内容は、大変具体的で示唆に富んでおり、自分自身も目からうろこが落ちるような思いをさせていただいたわけですが、その中の数点だけ紹介させていただきますと、1つ目は町内会に加入しないで孤立している人がもし望まないなら、それ以上かかわることは町内会では限界がありますよということをまずはっきりと指摘しておりました。それ以上のことは、もう行政にお任せしたほうがいいですよということなのです。2つ目には、見守り活動についてですけれども、郵便物や新聞がたまっているとか、夜になっても明かりがつかない日が続いているとか、気づいた異変は町内会は関係先に知らせるだけでいいのではないかと、その後は行政の仕事であるということなのです。でも、実際はそうはいわれても町内会の役員の方は大変責任感がありますから、行政に知らせるとともに、自分たち自身でも対応しているわけです。先ほどご紹介した砂川市における孤独死の場合にも、町内会の皆さん、それからヘルパーの皆さんが一緒になって警察の方だとか消防署にも連絡して親身に対応していたということなのです。だから、講師の言っている方よりは、砂川市における町内会活動というのは大変親身になった活動されているなというふうに私は感じております。それから、3点目なのですけれども、仮に異変に気づいたとき踏み込むタイミングというのは、異常がありませんかと、たたいても出てこないと、何かあったら困るので入ろうと、そういうタイミングだとか、例えば窓ガラスを割って入ること、こういったことについて町内会の中でも申し合わせをしておいたほうがいいですねと。今後独居老人なり、そういった方がふえてくるということになれば、あらかじめ事故防止のためにそういったことについても町内会で話し合っておいたほうがいいというようなことを言っておりました。さすがにその福祉の専門家の先生のおっしゃる話で私も大変感銘を受けたのですけれども、市からも何名かこの研修会に出られたかと思いますけれども、現在砂川市がやっていることと、さらに加えてこの研修会で学ばれた反応なり、そういったものをもし受けておりましたらご報告いただきたいのですけれども。

答弁 市民部長 高橋豊(市民部長は2016年3月まで)

それでは、私のほうからご答弁をさせていただきたいと思いますが、今の研修の内容については詳しくご説明をいただきまして、これに対応すべき報告というのは時間の関係もございますので、まだ上のほうまで上げてきてはおりませんけれども、ただ実際の課題、それから町内会さんが対応するための具体的な内容、これは今ご説明をいただいたとおりの中身が実際にその町内会さんがもしすべて実行できるとしましたら、これはもう本当に大変な見守りの形になっていくのだろうというふうには考えます。ただ、これがすべて市内全域でいけるかどうか、それを含めまして、今本市におきましても高齢者対策ということでいろいろなところで確認をしたり調べたり、あるいは24年度においては先進地視察を行ったりということで、これを総合的に判断をしていくということになりますので、一つの大きな材料になるかと思いますので、この内容についてはまたきちんとその検討の中に入れさせていただきたいというふうに考えております。

再質問 増山裕司

私、市民部長おっしゃるように、砂川市の町内会、私も転勤族であちこち経験させていただきましたけれども、砂川市の町内会は今私が所属している町内会も含めて、それぞれ温度差はあっても非常にまとまった活動をされているなというふうに感じております。先般の研修会も、非常に熱気むんむんで大変盛り上がった研修会ではなかったかなというふうに思っております。今市民部長ご答弁いただきましたけれども、今後の課題としてこれらも含めてしっかり検討させていただきたいということでしたので、それはぜひしっかり検討していただきたいなというふうに思っております。先般、これ新聞の投書欄なのですけれども、ある福祉関係者の方が投書していたのですけれども、ある自治体で弱者救済のために、先ほどお話があったような知的障害のある方だとか、障害を抱えている方だとか、ご高齢の方ですとか、そういったような名簿をつくろうとなさったらしいのです。そうすると、先ほど市民部長もおっしゃっておりましたけれども、個人情報保護法の壁があってなかなかそれがうまくいかないのだと。その方は、福祉関係の専門家ですから、そんなことで個人情報保護法を盾になかなか進まないというのはある面では行政の怠慢ではないかというようなご指摘もありました。また、それが事実の問題だとすれば、それはどこかでやっぱり緩和する方法なり方策を考えないと、なかなかこれから高齢化社会において住民の安心、安全な暮らしを守るということは難しいのではないかというような現実の悩みが投書の中にも載っておられました。それから、私この砂川市の町内会のある方からもお伺いしたのですけれども、なかなか個人台帳というのですか、名簿をつくるにしても現実問題として難しいのですというような悩みを何人かからお伺いしているのですけれども、この辺について市民部長の何か今実務を担当されていて実態なり、あるいは自分としてはこうしたいというものがありましたら、お聞かせ願いたいのですけれども。

答弁 市民部長 高橋豊(市民部長は2016年3月まで)

ただいまご質問のございました障害のある方ですとか、高齢者のこういったような世帯名簿をつくるというのは、現状においてはやはり難しい部分がございます。ただ、先ほどもご答弁申し上げましたけれども、砂川市としましては高齢者対策の中におきまして、居所確認を含めたそういうものを行うために名簿を作成するというような方向で今検討も進めておりますので、もちろんその場合には条例ということにもなってこようかとは思いますけれども、今その検討段階ということでございますので、現状では少し難しい部分も、そこの部分については少し前進をさせたいというふうに考えております。

再質問 増山裕司

ありがとうございます。それでは、次に生活保護について再質問させていただきます。先ほど市民部長のほうから答弁いただいたのですけれども、生活保護の対応について複数で面会されているとか、丁寧に対応されているということについて伺ったわけなのですけれども、厚生労働省発表の平成23年度の12月の概算の生活保護の被保護世帯数及び被保護実人員の調査表がありまして、これを見ますと昨年の12月で世帯数では151万3,446世帯、保護実人員によりますと208万7,092人と発表されているわけです。同じ時期の北海道発表の数字はまだないのですけれども、1年前の数字しか私は持っていないのですが、厚生労働省発表の数字でも過去最高というようなことになっているようです。砂川市として把握している生活保護の世帯数というか、ここ数年の世帯数がありましたらお聞かせ願いたいなと。ふえているのか、減っているのか、横ばいなのかということ、今お手元にないようでございますので……。では、続けさせていただきます。生活保護ですけれども、ご存じのように、憲法25条によると、すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有すると。生活保護法第1条によりますと、この法律は、日本国憲法第25条に規定する理念に基づき、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とするというふうに明記されておりまして、生活保護は最後のセーフティーネットであると同時に、あくまでも自立を促すために設置された法律であります。その自立ということでございますけれども、市として生活保護受給者の方に自立を促すようなことをされていると思うのですが、どのようなことをなさっているのか伺います。

答弁 市民部長 高橋豊(市民部長は2016年3月まで)

生活保護の今自立ということでご質問がございましたけれども、先ほど議員さんお話しされたように、この生活保護制度が最後のセーフティーネットということになってございますので、ですから相談を受けた段階からある意味減免の部分ですとか、あるいは適用されるような職業ですとか、それは生活保護のケースワーカーが知り得る範囲において十分情報をご提供させていただくと。その中で何かしら働けるという状況があれば、当然生活保護になる前に職業を見つけていただく、あるいは生活保護になった後においてもその活動をしていただいて何とか自立をしていただくと。これについては、いろいろな方策を使いながら、あるいは今言ったようにいろんな情報を提供しながらそれを促進していくということになりますので、これはある1つのものということではなくて、その方、その方の現状に応じて、少なくとも考え得るすべての部分については情報を提供してご指導させていただくということになってございます。

再質問 増山裕司

問題は、生活保護から自立したくても、なかなか働く場所がないために自立できないというのが一番の問題だと思うのです。そういう中で生活保護から自立したいという中で努力されている方々がいる一方で、今社会的な問題として不正受給の問題について大変国会でも取り上げられたり、先般テレビ番組で今政令都市の中で最も生活保護受給者が多いと言われている大阪の市長さんが出演されて、たまたま生活保護の問題も論じておりました。その中で貧困ビジネスとか、医療側による不正請求の問題ですとか、そういう大きな問題、これは砂川だとか、あるいは近隣でこういったことは起きないのだろうなというふうには私は思っていたわけなのですが、もう一方で生活保護費を受給しながら働いている所得を申告しない方のケースですとか、あるいは生活保護を受給するために協議離婚をしているというケースですとか、そういった問題についても取り上げられておりました。私ども議員活動をしている中で、砂川市ではないと思うのですけれども、今不景気ですからまともに働いている人でも先ほど部長おっしゃったようにワーキングプアだとか、低所得の中で呻吟しているという方が大勢いらっしゃいます。そういった中で、一方で不正受給するということになると、これは大変大きな問題だと思われるわけなのですが、先ほど窓口での対応についてはお伺いしたのですけれども、例えば市民の方とか外部の方から不正受給について通報があったというようなケースはあるのでしょうか。またあったとしたらどのような対応をされているのでしょうか、お聞かせ願いたいのですが。

答弁 市民部長 高橋豊(市民部長は2016年3月まで)

ただいまのご質問でありますけれども、最近特に具体的にということはないかと思いますけれども、ただ従前からあるのは、例えば働いていると思われるとか、これは生活保護を受けていると認識されている市民の方から、これが本当に基準に合うのでしょうかというようなことは、福祉事務所のほうに入ってくるケースがあったというのは伺っておりますので、もちろんその場合は生活保護を受給されているわけですから、現実的にそこの家庭に行って実態を把握をさせていただく、あるいはもしそれに近いようなことがあれば、もちろん指導はさせていただくということになりますし、万が一それが不正受給につながっていくとすれば、それは法に基づいて保護費の支給を返還いただくというようなことになると思いますが、いずれにしても今言われるような不正受給を明らかにもらっていると、ですから大きなお金を返していただいたということはここ近年ではないかと思いますけれども、少なくとも今のようなお話が市民からあれば、現実的な対応を実態調査を含めてさせていただいて、適正に対処をさせていただいているという状況でございます。

再質問 増山裕司

何度も申し上げますけれども、生活保護は最後のセーフティーネットで、市役所の窓口の担当の方もマンパワーが少ない中で、先ほどお伺いしましたところ、大変きめ細やかな対応をされているということは承知しました。ただ、今後とも困窮者へのきめ細やかな対応をお願いしまして、次の質問に入ります。3番目は、空き家対策についての再質問であります。空き家対策については、前回の定例会で辻議員のほうから一般質問されておりました。空き地を抱えている町内会の大変大きな悩みでもありますし、安全面でも、また防犯上の面でも問題だと思っているのです。今後老朽化が進んで空き家もふえていくでしょうし、中には、私も歩いてみますと、これは空き家というよりはもう廃屋と言ってもいいのではないかなというようなところも何軒か目にしました。そこで、先ほどご答弁いただいたのですけれども、砂川市では小規模な住宅だとかそういったものでは建設部が対応していると、あと道の役割とか、市の役割とか、今の現状、現行の法規制の中では限界がありまして、文書ですとか、写真を加えて所有者のほうに対応するのでは限界があるということなのですけれども、今後そういったことであれば、検討はしているということなのですけれども、条例化と、もう少しスピーディーに検討できるような、市としてスピーディーな対応ができるような条例化による検討ということについて検討していくのかどうか、具体的にはどういうふうなアイデアをお持ちになっているのかお聞かせ願いたいのですけれども。

答弁 副市長 角丸誠一(副市長は2018年6月まで)

空き家に関しては、所管がいろいろまたがりますので、私のほうからご答弁申し上げたいと思います。空き家対策で今言われているのは、危険な家屋に対する対処だというふうに思います。空き家に関しては、先ほど建築基準法の8条の関係で、砂川市は限定行政庁というようなことから小規模な住宅までぐらいしか権限として及ばないと。ただ、全体的な建築物については、注意喚起のための適正な維持管理のお願い文書、そういったもので注意喚起をしていきますと。それから、もう既に崩落して廃屋になったような建物については、市民生活課のほうで廃材扱いというような観点から撤去のお願いというような対応をしているかと思います。また、加えて消防署の予防課のほうでは、そういう空き家の中に危険物があるのかないのかというような観点から、消防法の関係で一緒に建築のほうと調査して歩いているというのが過去の事例でございます。今般大雪による雪害の関係では、災害対策基本法を使いまして、危険家屋というか、雪で崩落した家屋については、被害防止の観点から総務課のほうが防災対策上かかわって建物を撤去したというような経緯でございます。それで、空き家条例的なもので踏み込んでもう少し行政が力を発揮できるような、迅速にできるようなということでございます。お隣の滝川さんのほうで条例が4月から施行されるというような状況でございます。今までは注意喚起の文書までしかありませんでしたけれども、この空き家条例というものになれば、指導助言、時間を置いて勧告、さらに時間を置いて命令、さらに時間を置いて公表、さらに時間を置けば最終的には代執行というような非常にきついというか、いくところは行政代執行みたいなところの条例でございます。当市に当てはめたときに、今の注意文書だけでらちが明かないというような状況であれば、それらの条例も参考にしてうちの条例もそういうものが必要なのかどうかということは、関係課がそれぞれ持っているものがありますから、そこら辺は関係課と集まりましてちょっと検討していきたいなというふうに考えているところでございます。

再質問 増山裕司

今副市長からのご答弁いただいたのですけれども、条例化に向かって検討していくということでございますので、ぜひこの議会の場にもご報告いただけるようよろしくお願いしたいと思います。では、次の質問に移ります。雇用及び労働条件の確保についてでありますけれども、先ほど通年雇用協議会なり、あるいは緊急雇用創出事業、砂川市のほうでも努力しているということを伺ったわけです。そういったことについては、今後ぜひ推進していただきたいというふうに思っております。一方で、前回の定例会の中でも取り上げられましたけれども、企業の誘致ということでは東京砂川会だとか北海道東京事務所の活用ですとか、そういったことについても伺われておりましたけれども、先ほど言った地元の努力と、それから前回も取り上げられた外部の出先機関を使ったような努力ということで、雇用確保をぜひ図っていただきたいなというふうに思っているわけなのですけれども、けさの日経新聞だとか道新を見ても、なかなか北海道に進出してくれる企業というのは数少ないようです。ただ、道新によると、このたびの東日本震災の影響によって二十数社の方がこちらのほうに来たというような記事が載っておりましたけれども、砂川市として雇用確保のために、企業誘致イコール雇用確保になるかどうかというのもあるのですけれども、現在どのような努力をしているのか、いま一度お聞かせ願いたいのですが。

答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)

市として雇用の確保だとか企業誘致にどのような努力を現在しているのかということでございますけれども、昨日主要行政報告でもご報告したとおり、企業誘致の関係につきましては、今大手企業のほうでメガソーラーの立地を北海道でも何件か探しているということでございましたので、道央砂川工業団地に来ていただいて現地を案内したり、価格の交渉的なものもお話しさせていただいたりということで、一応積極的に砂川市もそのような考え方のある企業、シャープさんだとか、つい最近わざわざ東京のほうから5名ほど大挙して来られまして現地のほうにご案内したのですけれども、やはり全国的に今原子力発電所の関係からエコのエネルギーを求めているという、太陽光エネルギーを求めているというような企業等もございますので、新しいビジネスチャンスととらえている考え方から、当市にも広大な企業誘致の用地がございますので、そこに施設を誘致して、雇用はないのですけれども、市といたしましてはただの空き地にするよりも施設を投資していただいて、そして償却資産の課税の対象になりますので、そのような形で市の工業団地にも積極的にそのようなものを誘致したいと考えてございますし、また東京のほうでも開催されている企業のセミナー、これらについても担当職員を東京のほうに出張させまして、砂川市のブースを設けた中で東京の100社以上の方々が来ていますので、そこにパンフレットをお配りしたりして名刺交換をしてこちらから、せっかく会場に来ていただいた担当者でございますので、何らかの形でコンタクトをとって砂川市の立地条件だとか交通の利便性、また砂川市立病院の公共施設の充実、そのようなものをもっとPRして、何とか北海道のほうに進出のときには砂川市ということでPR、周知をしているような、そのような努力の段階でございます。

再質問 増山裕司

以上で終わります。◎延会宣告

出典:砂川市議会 平成24年第1回定例会 2012年3月6日 議事録 PDF(38ページ) 間違いを知らせる