みんなの議会

砂川市議会 平成21年第1回定例会 2009年3月11日

病院改築後における医療職種の確保について

2009年3月11日、砂川市議会の一般質問で、沢田広志議員が「病院改築後における医療職種の確保について」質問し、市立病院事務局長 小俣憲治が答弁しました。

質問者
沢田広志 議員
答弁者
市立病院事務局長 小俣憲治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 沢田広志

それでは、通告に従いまして、大きく1点一般質問をさせていただきたいと思います。病院改築後における医療職種の確保についてであります。現在の病院運営においては、高度医療に対応していくためにも高度な医療知識と技術による専門性の発揮が求められております。我がまちの病院は、現在平成22年10月開院を目指して工事が進んでいるところでありますが、病院改築後における看護師を初めとする医療技術職員の確保はもちろんのこと医療の質の向上を考えると看護大学の必要性が求められていると考えます。そこで、次のことについて伺います。小さな1点目として、道内における看護師養成学校の動向についてであります。小さな2点目として、砂川市立病院を核として医療を展開する上で看護大学並びに医療専門学校等の集積が必要と思われるが、市立病院の専門的な立場からの考えについてを聞かせていただきたいと思います。以上、1回目の質問といたします。

答弁 市立病院事務局長 小俣憲治

大きな1、病院改築後における医療職種の確保についての(1)及び(2)についてご答弁申し上げます。まず、(1)、道内における看護師養成学校の動向についてのご質問でありますが、看護師資格を得るための国家試験を受験するには文部科学省が所管する学校及び厚生労働省が所管する養成所の看護教育機関へ進む必要があります。現在道内には、旭川医科大学医学部看護学科を初めとして10校の4年制看護大学、保健師学校養成所が2校、助産師学校養成所が3校、保健師、看護師養成所が1校、看護師3年課程全日制3年間の看護師学校養成所が29校、看護師3年課程全日制4年間の看護師学校養成所が1校、5年一貫校の高等学校及び専攻科の学校が2校、看護師2年課程全日制2年間の養成所が5校、看護師2年課程定時制3年間の養成所が6校、看護師2年課程通信制が2校、准看護師養成所が12校と合計73校の看護教育機関が設置されており、平成20年度の入学状況については全体で募集定員1万267人に対し入学者数9,520人で、定員に対する充足率は92.7%となっております。また、平成20年度の新設学校学科は、私立大学と医師会及び学校法人の4施設で、閉校閉科につきましては公立4施設と独立行政法人及び医師会の6施設となっております。次に、(2)、砂川市立病院を核として医療を展開する上で看護大学並びに医療専門学校等の集積が必要と思われるが、専門的な立場からの考え方についてご答弁申し上げます。まず、看護大学についてでありますが、看護大学の役割は高度な専門性と豊かな人間性を備えた看護職を育成するとともに、看護を実践していく上で科学的、理論的、論理的に判断する能力などを習得させる場として4年制大学の必要性がうたわれているところであります。現在道内では、平成20年度に新設の2校を含め10校の4年制大学が札幌市、旭川市など比較的人口の多い都市に設置されている状況であります。前段申し上げましたように、道内には看護大学を初め看護教育機関は73校あり、当院においても3年課程の看護専門学校が併設されております。また、平成21年度からは看護教育カリキュラムが変更されることからも、今後における看護レベルの向上が図られてくるものと考えております。このことから、看護大学の集積については、道内の状況を踏まえ、踏まえるとともに医療を取り巻く情勢を見据えていくべきものと考えます。次に、医療専門学校の集積についてでありますが、まず実際に当院でどのような医療職種が従事しているのかをご説明申し上げたいと存じます。当院は、18の診療科を標榜しており、それぞれ診療機能に必要な医療従事者を採用しているところであります。医師や助産師、看護師以外では、薬剤師、放射線技師、臨床検査技師、リハビリテーション領域に関しましては理学療法士、言語聴覚士、柔道整復師を採用しており、精神科領域の関係においては作業療法士、精神保健福祉士、臨床心理士をそれぞれ採用、泌尿器科領域で行われております人工透析治療では機器操作や機器管理の関係から臨床工学技士を採用し、手術における機器操作などについても臨床工学技士が対応しております。さらに、眼科領域では視能訓練士、栄養領域では栄養士など、当院の診療機能に必要な職種がそれぞれの部門で医療に従事しているところであり、これら必要な医療従事者については医療資格を取得できる薬科大学を初め各種大学及び専門学校において資格を取得した人材を道内、道外まで対象として公募し、確保に努めている状況にあります。道内における薬科大学及び医療専門学校等の状況でありますが、薬科大学は3校、放射線技師養成校は3校、臨床検査技師養成校は4校、臨床工学技士養成校は4校、視能訓練士養成校は2校、理学療法士養成校は10校、作業療法士養成校は9校、言語聴覚士養成校は3校、柔道整復師養成校は4校となっております。これらの養成校は、主に札幌市を中心に開設されており、病院機関が多い都市部に集中している状況にあります。医療従事者の需要と供給のバランスにおいては、一部に不足、または過剰の職種もうかがえますが、いずれも医療情勢によってその都度その必要度が大きく変わることもあり、全体的にどの職種の養成校が必要かは判断つかないものであります。医療に必要な人材は、幅広い養成校から確保することに重点を置いていることから、集積につきましては病院といたしまして現段階では考えておりませんので、ご理解を賜りたいと存じます。

再質問 沢田広志

それでは、再質問ということでしてまいりたいと思います。1点目、道内における看護師養成学校の動向ということでありますが、今ほど説明いただいた中で動向ということは大体わかってまいりました。私も事看護大学については昨年の3月の定例議会、さらには平成19年6月の定例議会、もっとさかのぼると、残念ながら私は今社会経済のほうを担当をしておりますので、経済のことはお話しできませんけれども、もう8年ほどになるのかなと思いますが、看護大学については企業誘致ということから聞かせていただいた、それが一つの始まりかなというふうに思っています。この看護大学、1年に1回というか、定期的に聞かせていただいているわけでありますけれども、既に砂川の市立病院も改築工事が始まって、平成22年秋には開院ということですので、ぜひ私はその後のことをということからも看護大学の話をさせていただいている経緯がございます。そういった中で、看護師養成学校の動向について改めて聞かせていただきましたけれども、そういった話をしている質問を通しながら聞いているその間にも、やはり新しく看護大学、看護学科というものが新設もされてきているのだなということを改めて感じさせていただいています。この2校というのは、旭川と恵庭ということになるかと思っておりますけれども、時代はまさに動いているのだなと。8年、10年ぐらい前には、看護大学というもの全国的には県立だとか国公立の大学の中に看護学科を設置してという一つの流れから始まってきているかと思いますけれども、どんどん、どんどん地方にも、そして私立大学のほうにも看護学科を新設してきているということはまさに各大学、各専門学校においても生き残りをかけて、時代の流れに、そして要望にこたえるがごとく実情を踏まえて新設をしていっているのだなというふうにも思っております。そういった中で、動向についての中で答弁ありましたけれども、4年制の看護学科を初めとする各養成所含めて全体募集人員が約1万人を超え、そしてなおかつ入学者数が1万人を切る約9,500人ほどということで、充足率が92%程度という話がありました。恐らく定員に満たないのだなとこの数字だけでいうと私は感じたのですけれども、決してこの数字に惑わされることなく、よくよく考えてみると今まさに春ということは大学受験の時期でもありますし、私も新聞報道見ながらどんな志願状況なのかなというふうに見ますと、やはり看護系の、看護系というか、4年制の大学、看護系を持っている大学はやはり募集定員以上に受験者がおって、そしてなおかつ定員ぎりぎり、もしくは定員を超えるほどのとっているというようなことを考えますと、決して養成所が幅広く、通信制もありますし、いろんな分野にわたってある中でいきますと、この数字の約92%ということでの定員に満たないのだということではなくて、やはり時代の流れにのっとって、今求められている看護大学の学生、そして看護師といったところにはやはり根強く人気があるのかなと。そういったことからも私はやはり看護大学ということは必要なのだなというふうにも思っている一人でもあります。そして、旭川で新しく平成20年新設されたということから見てみますと、たまたま砂川にある看護専門学校の生徒さんともお話しする機会があった中で、以前は結構旭川方面からも来ていたのです。それが平成20年、今の1年生あたりだと旭川方面からの生徒さんの数が激減、もしくは以前ほどいないようなことも聞いております。そういった中でいくと、やはり地域に、また地元にそういう看護大学、看護学科というものが新設されたことによって、生徒さんの動きが変わってきたのかなということも改めて感じさせていただいております。それと、今ほど説明をいただいて、答弁をいただきました看護大学、また医療専門学校の集積ということでありますけれども、道内での看護大学が10校ということで、先ほどもお話ししたように1校、2校とふえているのもありますし、さらに砂川市立病院というのは診療科目18診療科を標榜しているということからも専門の医療職種といった部分では幅広くあるのだということをいま一度改めて感じさせていただいております。そして、それに基づいて考えていったときに、それぞれの専門の医療技術者を養成する養成の学校、大学並びに専門学校といったところもふえてきている、もしくはあって、それがほとんどが大都市、都市部に集中しているというような話も聞かせていただいた中であります。ある道央のまちは、リハビリもすばらしく、リハビリの専門学校もあって、砂川からも通っている子供たちもいるということも聞いております。そういった部分では、そういったことも含めながら、私はやはり砂川の市立病院が新しく改築され、開院されたことによる病院を核とした部分での可能性といったことからも私はその辺をいま一度しっかりと考えていくべきではないかなというふうにも思っております。そういった中で、私自身も思いはたくさんあります。個人の思いというよりは、将来の砂川のことを考えたときの議員としての思いでもあります。やはり看護大学とか専門の医療技術専門学校なりが砂川に病院を核として集積されていったときには、砂川市の人口がもう1万9,500人という人口減少の中でも、場合によったら人口減少の歯どめとなる、そして若者たちが砂川に定着する、さらには交通の利便性のよい砂川であります。札幌、旭川の中間、札幌まで特急で44分という時間と距離のところでもあります。場合によったら札幌方面、都市部からの通う子供たちもいる。今現在も看護学校に来ている子供たちの何人かは、何人かというより結構多いのかなと思っていますけれども、札幌からJRを使って通学している子供たちもおります。そういったことを考えたときに、昼間人口も含めてふえていく要素があるのかなというふうに私は可能性を求めている議員の一人であります。この自分の思いだけを伝えてもしようがないのですけれども、そこでいま一度2回目の質問ということで聞かせていただきたいと思いますが、やはり過去も質問して、いつも聞いている答弁はあるのですけれども、いま一度やはり看護大学に向けてこれを検討したり、研究していってはいかがなものかというふうに私はいまだに思っております。前回のときには、市立病院の改築に職員一丸となって全力で投球していかなければいけないということからのいま一度検討、研究するについては余り考えていないという話でありましたけれども、この時期いま一度どういう考えをされているのかを聞かせていただきたいというふうに思いますし、それと医療技術の専門の養成所、学校ということがもし砂川の市立病院の周辺に集積されてきたとしたら、病院とその医療専門学校との連携とかつながりというのは市立病院の専門的な立場からどういうふうな形になっていくのか、もしくは考え方を聞かせていただきたいなということを申し上げて、2回目の質問といたします。

答弁 市立病院事務局長 小俣憲治

それでは、2点についてお答えしたいと思います。まず、1点目の看護大学に対する考え方でありますが、現状の医療情勢につきましては今以上の質の高さを求められてはおりますが、いまだに地域的には看護師が不足しているところが非常に多く、看護師の確保が優先されているのが実態であります。当院におきましても附属専門学校があり、他市の附属学校よりは非常に高い就職率で自分の病院へ採用を行っております。質の向上でいえば、先ほど申し上げましたけれども、次年度に国がカリキュラム等の変更による看護レベルの向上を目指しておりますので、これにあわせて当学校も変更を予定しておりますので、これらを期待しながら、現状の体制で推移していきたいというふうに考えております。それから、医療専門学校の集積でございます。これについては、つながりという点でお答えしたいと思います。医療技術専門学校のつながりでありますが、この各種専門学校においては専門課程修得のためにそれぞれの医療機関におきまして臨床実習が必須となっております。このことから当院におきましては、薬剤師を初め多くの医療専門職を抱える病院に実習を求める学校が多い中で当院においては各部門で対応できる範囲で実習を受け入れを行っております。現状では薬剤部2校、放射線科2校、臨床検査が3校、栄養科1校、作業療法学科2校、精神保健福祉士1校、言語聴覚士1校、リハビリテーション科3校と非常に全道の各職種におきます15校から毎年実習依頼が来まして、年度ごとにまたその要請が大きく、多くなっているのも現状でございます。病院としてこれらの医療専門職が必要になった場合については、各学校、各専門学校等含めて公募などを行うことになりますので、これらのことに関して少なからずつながりが図られている状況で、現状の体制で十分というふうには考えております。

再質問 沢田広志

最後の質問になるかと思います。看護大学についての検討、研究を考えてみないのだろうかということの私の質問に対して今現在の看護専門学校を現状維持をしながらということで、検討、研究についてはまだ難しいのかなというふうに感じ取らさせていただきました。やはり今事務局長から答弁ありましたように、看護師さんはまだまだ不足しているという中で、砂川の市立病院もこれからまだまだ必要とされている部分、さらに私は素直にやはり歴史をずっとたどってきている看護専門学校があり、そして新しい市立病院が開院するからこそ、一つの将来像の中で看護大学といった部分があってもいいのではないかということから過去何回か一般質問させていただいた経緯がございます。そのような思いも言いながらしているところをご理解いただきたいなというふうに思っています。そういった中で、今まで病院の専門的な立場から、今回どちらかというと病院の専門的な立場から聞かせていただいているということで、このこと自体は今後いろんな形での誘い水にもなってもらえればなと。強いて言うと専門的な立場からこういうことは場合によったら必要があるだろうということも私もしんしゃくしていかなければいけないのかなということから、今回専門的な立場ということから聞かせていただいているところでありますけれども、医療専門学校、医療技術の専門家養成する関係の養成校も都市部を中心にたくさん集約されてきているといった中で、今ほどやはりそういう医療専門学校で学び、そして技術を習得するに当たってはやはりどこかできちっとした実習をしていかなければいけないということでは、砂川の市立病院も約15校からの要するに実習受け入れをしているということであると、このことについては恐らく私は民間が、民間の養成学校が砂川のほうに入ってこなければいけないのかなと思っておりますけれども、もし砂川の市立病院の周辺にこういった医療専門学校が進出してきたときには砂川の市立病院も実習ということではしっかりとした受け入れができるのかなということを私としては確認をさせていただけるのかなというふうに思っております。そういったことで、確かに今の市立病院、市立病院経営に向けても全力投球しなければいけない、病院改築、平成22年開院に向けてもまさに全力投球であるということは十分承知している一人でもあります。そういった中で、将来の砂川のまちづくりの中の考え方からも砂川の市立病院が新しいからこそ見出せる分野ということで私は看護大学のことを聞かせていただいておりますし、今回新たに医療技術専門の養成所といったことからも聞かせていただいています。そこで、ちょっと若干違うことかもしれませんけれども、今の砂川市立病院の現状の中で1点聞かせていただきたいのですけれども、砂川市立病院、18診療科を標榜して、なおかついろんな医療従事者、医療技術の従事者が幅広くいるわけですけれども、よく聞く話の中には一度そこに勤めてしまうと結構長くずっといらっしゃる方がいると。いたらだめということではなくて、強いて言うとそこのところに勤め始めたらもう大体定年までいるという部分が結構、これは砂川の市立病院だけではなくてほかの病院もそうだとは思うのですけれども、やはり医療技術というのは常にやっぱり日進月歩の技術の世界でもあるのかなと私は思っております、その分野においては。そういった部分では砂川市の市立病院の現状というのはどんな形になっているのか、もしわかる範囲で構いませんので、この辺をお聞かせいただいて、私は最後の質問といたします。

答弁 市立病院事務局長 小俣憲治

今の医療職の問題でいえば、実際薬剤師初めいろいろと各種の専門技師がおります。ただ、過去の経過で申し上げますとやはり定年までいる、平均して定年までいるというよりは、当然女性も採用しておりますから、途中で異動ということもあります。ただ、平均的にいえばいわゆる薬剤師がいわゆる門前薬局、いわゆる調剤薬局がふえたことによって多少の異動はありましたし、現状でいえばやはりリハビリテーションがそれぞれの地域でいろんな活動しておりますから、それに向けて一部異動したこともあります。そういう経過で、ほとんど一度採用になりますとほぼ定年までというような背景は一応現状ではあります。

出典:砂川市議会 平成21年第1回定例会 2009年3月11日 議事録 PDF(44ページ) 間違いを知らせる