みんなの議会

砂川市議会 平成20年第2回定例会 2008年6月11日

(1)季節労働者対策について/(2)ごみの不法投棄対策の強化について/(3)障害者福祉対策について

2008年6月11日、砂川市議会の一般質問で、土田政己議員が「季節労働者対策について」「ごみの不法投棄対策の強化について」「障害者福祉対策について」について質問し、経済部長 栗井久司、市民部長 井上克也が答弁しました。

質問者
土田政己 議員
答弁者
経済部長 栗井久司、市民部長 井上克也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 土田政己

通告の順に従って、質問をいたします。まず、第1に、季節労働者対策についてお伺いをいたします。30年にわたって季節労働者の冬期雇用と生活を支える命綱として大変重要な役割を果たしてきた冬期技能講習など、季節労働者冬期援護制度が平成18年度で廃止されました。さらに、雇用保険法の改正によって、これまで50日分だった特例一時金が本則では30日分とされ、当分の間40日分とする削減が平成19年度から施行されました。特例一時金の削減と冬期技能講習制度の廃止によって、ことしの冬の季節労働者は平均で20万円の特例一時金だけで、仕事もなく大変厳しい状況に置かれましたので、具体的に3点についてお伺いをいたします。1つは、季節労働者の冬期援護制度の廃止によって、市内季節労働者への削減額と地域経済に及ぼす影響についてお伺いをいたします。2点目は、平成19年度から新設された通年雇用促進支援事業の内容と今年度の事業計画についてお伺いをいたします。3点目に、今後の季節労働者対策として、冬期間の失業に対する政府への抜本的な追加対策が必要だと考えますが、市の要望事項についてお伺いをいたします。大きな2点目に、ごみの不法投棄対策の強化について伺います。ごみの不法投棄は、地域の環境を破壊し、多くの住民生活に被害を与える大きな社会問題です。市内の状況を見ると、不法投棄物の回収量は平成18年度で10.7トン、平成19年度で9.4トンと報告され、多少は減少傾向にあるものの、回収できないものも相当あると思われますので、ごみの不法投棄対策の現状と今後の対策強化についてお伺いをいたします。大きな3点目に、障害者福祉対策について伺います。国連の障害者権利条約がことしの5月3日に発効しました。一昨年12月の国連総会で採択されたこの条約には、100を超える国が署名しており、日本政府も昨年9月に署名し、現在批准に向けての準備作業を進めていますが、障害者の権利保障をうたったこの条約に違反しているのが障害者自立支援法であり、早急の是正が求められております。そこで、お伺いしたいのは、平成18年度10月から本格的に施行された障害者自立支援法は、障害者団体の大きな運動と国会での追求が政府を追い詰めた結果、政府は実施した翌年の平成19年度に特別対策で一定の改善策をとらざるを得なくなり、さらに平成20年度で、一昨日の補正予算でも、審議でもご答弁があったように、抜本的見直しに向けた緊急措置がとられました。政府与党は、昨年12月、この障害者自立支援法の平成21年度に向けた抜本的な見直し案をまとめたようでありますので、その内容についてお伺いをしたいと思います。最後に、平成18年度から市町村が主体的に実施する障害者地域生活支援事業、私の間違いで地域活動になっていますが、障害者地域生活支援事業が正確ですので、訂正させていただきますが、障害者地域生活支援事業が砂川市でも実施されていますが、利用者数の、利用者数が少ないと聞いていますので、この事業の取り組みの状況と今後の対応策についてお伺いをし、第1回目の質問といたします。

答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)

大きな1の(1)についてご答弁申し上げます。国の季節労働者対策として、通年雇用奨励金、冬期雇用安定奨励金、冬期技能講習給付金制度が実施され、砂川市としても冬期技能講習会実施団体に対して、開催会場使用料並びに給付金先払いのための借入金利息の一部補助を実施してまいりましたが、冬期雇用安定奨励金と冬期技能講習助成給付金制度が平成18年度限りで廃止され、さらに特例一時金も削減されたところであります。滝川公共職業安定所管内のうち砂川市における季節労働者数は、3月末現在412人でございます。季節労働者への削減額は、概算額で申し上げますと、援護制度で約4,180万円、一時金で約3,635万円で、合計約7,815万円となっております。制度廃止により、季節労働者への奨励金や給付金、一時金等の削減については、季節労働者の日常生活における消費活動を低下させ、削減相当額における市内商店街への購買も落ち込み、地域経済に及ぼす影響は大きいと認識しているところでございます。次に、(2)についてご答弁申し上げます。平成18年度限りで廃止となった冬期雇用安定奨励金、冬期技能講習給付金制度にかわるものとして、国より通年雇用促進支援事業が新設されたことから、本市は平成19年度より実施しているところであります。ご質問いただきました通年雇用促進支援事業の内容は、季節労働者を雇用する事業主へ各種補助金等の情報提供や求人開拓など、雇用確保のための取り組みを実施する事業と季節労働者への相談窓口の開設、職場研修、講習による就職促進の取り組みを実施する事業及び季節労働者の就労意向調査による実態を掌握して、通年雇用の促進に役立てることを目的とした事業や季節労働者の通年雇用化を促進するため、季節労働者に対する教育訓練を受けて、資格取得に係る経費を助成する事業など、3つの主な事業から構成されております。当市は歌志内市、上砂川町、奈井江町の行政、商工会議所、商工会、地区連合会、地区労働組合総連合及び北海道空知支庁により構成された砂川地域通年雇用促進協議会を設立し、北海道労働局から委託を受けて、当市商工労働観光課内に雇用促進支援員を配置し、事業着手しているところであります。次に、今年度の事業につきましては、通年雇用確保を目的とした経営セミナーの開催、各事業所を対象とした経営相談や相談窓口の開設、各事業所の戸別訪問を実施する事業と、通年雇用のための安全講習、運転技能講習を実施する事業、啓蒙活動を目的としたパンフレットの作成などの各種事業の実施を予定しているところであります。次に、(3)についてご答弁申し上げます。北海道の気象条件の厳しい積雪寒冷地における季節的業務に従事する労働者の雇用状況は大変厳しいものであり、このような労働環境の中で季節労働者冬期援護制度や特例一時金が廃止、削減されたところですが、それにかわる季節労働者対策として国により新設された通年雇用促進支援事業に基づき、現在当市は砂川地域雇用促進協議会を設立し、季節労働者への支援事業を実施しているところです。今後の事業実績をもとに、季節労働者の実態を分析、把握したいと存じますが、季節労働者対策は北海道全体の雇用政策にかかわる内容であることから、道内自治体及び関係機関と十分協議し、今後の北海道における冬期間の雇用対策の強化について、機会あるごとに国の関係機関等に要望していきたいと考えておりますので、ご理解願いたいと存じます。

答弁 市民部長 井上克也(市民部長は2011年3月まで)

私から大きな2と3についてご答弁申し上げます。初めに、大きな2のごみの不法投棄対策の強化についてご答弁申し上げます。初めに、市内における不法投棄の現状につきまして申し上げます。平成18年度は、145件で10.7トンの不法投棄があり、不法投棄者が特定できた7件について砂川警察署に通報いたしました。次に、平成19年度は、118件で9.4トンの不法投棄があり、主な投棄場所としては、人目につきにくく車での出入りが容易な山林、河川敷、道路、高速道路側道に加え、遊水地周辺や墓地周辺などとなっております。また、平成19年度の不法投棄の種別については、弁当箱、紙類、衣類などの燃やせるごみが4.5トン、鉄くず、タイヤ、自転車などの燃やせないごみが4.2トン、家電製品が0.7トンであり、本市において適正に処分したところであります。なお、不法投棄者が特定できた2件につきましては、砂川警察署に通報しております。不法投棄の件数及び総量ともに減少傾向にありますが、今後とも不法投棄防止のため、巡回パトロールの強化、不法投棄看板の設置などの防止対策を行うとともに、砂川警察署のほか、砂川市衛生組合や市内各町内会等との連携を図りながら不法投棄防止に向けた取り組みの強化を進めてまいります。不法投棄は犯罪行為であり、環境破壊に重大な影響を及ぼすものであることについて、広報すながわのほか、衛生組合だより及び年2回発行の衛生組合のお知らせ等を通じて、今後とも市民及び町内会に対して周知、啓発の取り組みを進めてまいります。続いて、大きな3の障害者福祉対策についてご答弁申し上げます。初めに、(1)の平成21年度に向けた政府の抜本的見直しの内容についてでありますが、障害者自立支援法は障害者が地域で自立して暮らせるよう、支援費制度の理念を継承しつつ、障害者保健施策を抜本的に改革するため、平成17年10月に制定されたものであります。この障害者自立支援法は、公費負担医療の利用者負担の見直し等に関する事項については平成18年4月から、新たな施設、事業体系への移行については同年10月から施行されたところであります。平成20年度の緊急措置は、利用者負担上限額の見直し及び事業者の経営基盤強化が主な内容となっております。ご質問の平成21年度に向けた政府の抜本的見直しの内容でありますが、障害者自立支援法の附則第3条では、この法律施行後3年をめどとして、この法律及び障害者等の福祉に関する他の法律の規定の施行の状況、障害児の児童福祉施設への入所に係る実施主体のあり方等を勘案し、この法律の規定について、障害者等の範囲を含め検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずることとなっていることから、制度のさらなる改正が予想されるところでありますが、その内容につきましては現段階において国の考え方は示されておりませんので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、(2)、障害者地域生活支援事業の利用者数と今後の対応策についてご答弁申し上げます。障害者地域生活支援事業は、障害者自立支援法に基づき、平成18年10月に砂川市障害者地域生活支援事業実施規則を制定し、実施しているところであります。事業内容は、障害者及び障害児がその有する能力及び適性に応じ、自立した日常生活または社会生活を営むことができることを目的として、厚生労働大臣が定める地域生活支援事業実施要綱に基づき、相談支援事業、コミュニケーション支援事業、日常生活用具給付等事業など6事業についてサービスを提供しているところであります。この障害者地域生活支援事業の利用につきましては、障害者の方々からの申請によるものであり、これまで申請のあったすべての方にサービスを提供しております。利用者が少ないとのご指摘でありますが、障害福祉サービスについては施設入所支援、短期入所、居宅介護などの介護給付と自立訓練、共同生活援助などの訓練等給付が主であり、地域生活支援事業はこれら介護給付及び訓練等給付以外で利用者の状況に応じたサービスを提供するもので、利用者の多寡ではなく、利用者の希望に応じたサービスを適切に提供することで障害者の自立を図るものであります。サービスの利用に当たっては、原則1割の自己負担はあるものの、同居する家族等により地域生活支援事業と同様に献身的な援助を受け、自立した生活を営んでいる方々もおられます。いずれにいたしましても、必要とするサービスをいかに提供するかが求められており、サービスの提供には万全を期しておりますので、今後とも地域生活支援事業の内容について、広報すながわはもちろんのこと、市内のサービス提供事業者との連携をより一層図るなど市民周知に努めてまいります。

再質問 土田政己

それでは、再質問をさせていただきます。先ほど経済部長から季節労働者対策についてご答弁をいただきましたけれども、答弁の中にありましたように、特に北海道は積雪寒冷という非常に厳しい自然条件によって失業を余儀なくされる人が平成18年度で約12万6,000人おりますし、特にこれは建設業を中心にして、農業、林業、製造業、運輸業あるいは環境産業などのサービス業にも従事している人も多いわけで、非常にその影響は大きかったというふうに思っております。さらに、今財政が厳しいという中での公共事業が削減されている。また、ことしは、開発局の談合による発注のおくれとか、先ほど答弁がありましたように砂川市立病院も入札ができないという状況のもとで、建設業を中心に産業界は非常に厳しい状況にあるというふうに思いますし、特にこの中空知の場合求人倍率が非常に低いです。全国的にも低いのは北海道ですけれども、北海道の中でも最も低いのがこの中空知で、0.47%ぐらいという状況で大変な状況になっております。そこで、先ほど非常に季節労働者の皆さんには厳しい状況に置かれているという状況がありましたけれども、この砂川市内の季節労働者の皆さんの就労の実態について、もし把握をしておられればお伺いしたいというふうに思うのです。通年雇用になった方もいらっしゃるし、なかなかそうなれない方もいらっしゃったようなのですけれども、現状どうなのかお伺いしたいなというふうに思っております。それから、(2)の国が昨年度から実施した通年雇用促進事業についてご答弁になっていないようでありますけれども、ただ私が思うには、初年度の予算のうち全体で約1億円以上は活用されないという状況にある。さらに、ことしの平成20年度予算についても、約20億円が事業化されないまんまになっているというふうに聞いています。せっかくこういう支援事業が取り組まれても、この活用ができない、活用されないというより活用ができないのではないかというふうに私は思うのですけれども、その要因はどこにあるのかお伺いしたいと思うのです。やっぱり本当に季節労働者の実態を踏まえて事業を主体的に実施している協議会や自治体の意見をよく聞いて、政府ではこの事業を改善すべきだと。そうしないと、そういう事業が幾ら組まれてもそれを有効に活用できないのでないかなというふうに思っておりますし、この支援事業の通年目標数は季節労働者のわずか数%しかにすぎないというふうに言われておりますけれども、砂川市も加入している協議会での目標、通年雇用への目標はどのぐらいに設定されているのか、また昨年度は実績はどうだったのかもお伺いしたいなというふうに思っております。それから、3番目に季節労働者の状況については、先ほど申し上げましたように仕事がなくて、わずか20万前後の特例一時金以外に収入がないと、職安に求職を申し込んでも仕事がなかなかないという現状にありますので、答弁にあったように砂川市だけの問題でなくて北海道全体の大きな問題でもありますし、特に当面の課題としては特例一時金を削減するのでなくて、以前の50日分に戻すということ、これをあらゆる機会をとらえて国に強く要請していっていただきたいのと、やっぱり政府の責任で法的就労、所得補償などの新たな国の追加対策をとるようにぜひ、先ほども言われましたけれども、全国、全道市長会あるいは関係団体あわせて取り組みを強めていただきたい。実態を見ると、これは非常に深刻なのです。砂川でも四百何名の方がいらっしゃるということですけれども、砂川に仕事がないから、やむを得ず遠くまで行かなければならないという状況もあったり、事業の方も大変なのです。もし砂川で病院のような公共事業発注になっても、その時点で今度働く人がいなくなるとほかにざるを得ないというような状況もあって、非常に困難な状況に置かれておりますので、ぜひその辺国に対して強く市長を先頭に要請していただきたいと思いますので、その辺のご見解をお伺いしたいというふうに、市長のご見解をお伺いしたいというふうに思っています。それから、ごみの不法投棄対策についての強化についてでありますけれども、先ほどご答弁ありましたように、全国の各地では長年人の目の届かない道路や農地へのごみの不法投棄に頭を悩ませています。私たちの住んでいるような山間地では、毎年のようにこの問題で苦情が多くて、町内会なども一生懸命やっていますが、だれがこれを投げるのかわかりません。ただ、必ずしも市内の方々だけとは限らないです。どこの方が持ってきて投げたのかはわからない状況で、相当な環境に対する影響なども出て、苦情が多いわけで、全国的にもさまざまな対策をとってきたようですけれども、なかなか有効な手段がないというふうに言われて、苦慮していたところでありますけれども、最近の新聞報道によりますと、非常に注目を集めているのが環境モニタリングロボット、フィールドサーバーが非常に大きな威力を発揮しているというふうに。これは、もともとは中央農業総合研究所センターが開発して、農業の分野での取り組みを強化しているものでありますけれども、茨城県のつくば市の試験では、このサーバーを設置して以降、問題の現場には不法投棄は全く発生しないというような状況も報告されておりまして、ぜひこれについてご検討していただきたいなと。これまでは非常に価格が高かったり、性能がどうかということが言われていたのですけれども、その辺大幅に改善されて、1台10万円前後の価格で高機能ネットワーク化、さまざまな分野で注目を集めておりますし、無線機能もついており、数キロ先からパソコンまでリアルタイムでデータを飛ばすこともできる。また、遠方については、サーバーを複数設置して中継、転送も可能な状況になっているというふうに言われています。カメラの性能も800万画素にアップして、夜間の赤外線撮影も可能だと。したがって、同時にふだん人の少ないところで連続的に写真を撮っても同じものばかりになりますので、その写真の中から変化のあるものだけを抽出して転送、送れると、そういうソフトも開発されて、写真をすぐ特定できるように改良されているというふうに言われております。複数台数を設置してネットワーク的に使うことで非常に大きな力を発揮すると言われておりますので、快適環境都市を標榜する砂川市として、いち早く導入してそういう対策に取り組んではどうかというふうに思いますので、この点のお考えをお伺いをしたいというふうに思っております。障害者福祉対策について、最後に伺います。先ほど冒頭にも言いましたように、すべての人間は生まれながらにして自由であり、尊厳と権利について平等であるとうたった世界人権宣言が採択されて、ことしで60年になります。この間国連の人権保障を、国連は人権保障を一貫して重視して、人種差別や女性差別の撤廃条約、子どもの権利条約の制定など取り組んできました。障害者の分野でも、1975年に障害者権利宣言や1981年には国際障害者年が取り組まれ、積極的な議論と共同が、行動が展開され、当時も私どもも議会でこのことについてご質問させていただいた経過もございます。今度の障害者権利条約は、21世紀最初の国連の人権条約だというふうにも言われておりまして、人権保障の国連的到達度を示すものとも言われております。福祉サービス、雇用、教育など各分野について障害者に基づく差別を禁止し、そして平等を促進するために条約の批准国が適切な行動をとることが規定されております。私が言うまでもなく、国際条約は憲法に次ぐ位置にあり、政府は批准に向けて条約に反する国内法の見直しを行うことが今強く求められています。そこで、先ほど答弁ありましたように、政府与党は来年度に向けて抜本的な、自立支援法の抜本的な見直しを行うということになっておりますが、例えば一番大きな障害者自立支援法の問題は応益負担なのです。障害者の方が生きていくために必要な最低限の支援を益とみなして費用を課すというのは、障害者の社会参加と人権保障をうたった障害者権利条約の趣旨には全く相入れない中身になるわけです。先ほども答弁がありましたし、一昨日も言いましたように、政府は批判に押されて一定の見直しを行いましたけれども、この根本的矛盾については今まだ解決されていない現状にありまして、ぜひ来年度の抜本的見直しに向けて、応益負担制度を廃止するということを強く求めていく必要がありますし、さらに総合的な福祉制度や障害者差別禁止法などの制定を国に強く求めていく必要があるというふうに考えておりますので、その辺の市長のお考えをお伺いしたいというふうに思います。障害者地域生活支援事業については、わかりました。砂川市の場合平成18年度は約12名ほど、19年度は19名ほどになっておりますけれども、これは本人や世帯からの申請に基づいて行われるということでありますが、幸い砂川市には障害者の施設もありまして、障害者の方々が先ほど答弁あったような形で支援を受けられる状況にありますが、本当に自宅で生活をして頑張っておられる障害者の皆さんが安心して生活できるように、ぜひ今後ともこの活動を一層強化をしていただきたいし、特に答弁あったように1割負担というのが大きな問題なのです。ですから、障害者の皆さんが負担がないように、本当に障害者の皆さんの権利が守れて、安心して暮らせる本当の地域生活支援事業になるように、その改善のためにも努めていただきたいということを申し上げまして、2回目の質問といたします。

答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)

3点ばかりご質問いただきました。最初の国の冬期援護制度が廃止されたことから、季節労働者の通年雇用化も大変厳しいと考えられ、砂川市が実施している通年雇用支援事業の効果による通年雇用、就労実態についてということでございます。ご指摘ありました国の冬期援護制度が廃止されたことから、砂川市では国の新たな制度を早急に活用して季節労働者の通年雇用化を図るため、通年雇用促進支援事業を制度開始により19年度から実施しているところでございますが、その実績を申し上げますと、19年度における季節労働者の通年化に向けた実績数は、ハローワーク砂川管轄の調べで砂川地域、砂川市、歌志内、奈井江、上砂川の2市2町で、17社の事業所で74人が季節労働者から通年雇用されております。そのうち、砂川市の事業所では9社50人でございます。19年度から実施している通年雇用促進支援事業の効果も大いにこの中に含まれておると考えているところでございます。2点目の通年雇用の目標だとか、それから事業費が国の事業で余ったので、その活用しづらい要因についてでございますが、季節労働者は季節的に離職を余儀なくされていることが多いため、季節労働者の通年雇用の促進をより効果的に行うために、国が一律に対策を講じるのではなく、地域による自主性、創意工夫ある取り組みを支援するということで、地域の関係者から成る、構成される協議会が提案した雇用対策の事業の中から通年雇用の効果が高いものを選定して、労働局から協議会に委託をして、通年雇用支援事業を実施して、地域における季節労働者の通年雇用化を促進を図るということでございます。数値目標につきましては、協議会では全対象者の2%を通年雇用化ということで目標にしたわけでございますが、19年度につきましてはこの目標を達成し、すでに上回っているところでございます。それから、活用しづらい要因につきましては、これらの国が示された制度の事業費だとか管理費のその協議会が行う割合を重視しているものでございまして、労働者への直接な補償というものがこの新しい制度ではできないということで、事業予算が余ったという要因だと考えられております。それから、3点目の国の制度改正の要望がどのような形で行われるのかということでございますけれども、労働行政に関係する行政機関にはいろいろございます。担当者会議から始まりまして、全道市長会までございます。1回目でご答弁申し上げたとおり、機会あるごとに関係機関に、北海道における冬期間の特殊事情もありますので、雇用対策の強化について要望などを続けてまいりたいと考えておりますので、ご理解願いたいと存じます。以上です。

答弁 市民部長 井上克也(市民部長は2011年3月まで)

まず初めに、ごみの不法投棄の関係で、ただいま議員のほうから事例、先進事例の紹介もいただきました。監視カメラの考え方でありますけれども、確かに発見ですとか、あるいは不法投棄を抑止するという面でも有効な手段だというふうに考えておりますけれども、費用対効果の面で果たしてどうなのかというような点でございます。1回目でご答弁申し上げましたとおり、不法投棄の場所ですとか、あるいは時間ですとか、いずれも人目につかない場所、人目につかない時間帯、そしてまた不法投棄をされる方につきましても市内の方なのか、あるいは市外の方なのか、特定することもなかなか難しいというふうな状況であります。そういう意味で、確かにそういう監視ができればなというふうなことで、先日なのですけれども、担当のほうでも市内の監視カメラの設置業者に、参考までに今現在一体幾らぐらいなのだろうというようなちょっと照会をしてみたところであります。その中で、ダミーといいまして、にせものですね、それは別にしまして、一般的に撮影をして、あるいはビデオにも残るタイプなのだと、そういう面でいけば、場所にもよるのですが、ちょっと山奥なのですと、そんなお話ししましたら、そうするとやっぱり電線あるいは電話、そういったことも含めて、そして機械本体も含めて、やっぱり1台当たり100万ぐらいはかかりますよというお話を伺った経過がございます。しかしながら、ただいま議員のほうからつくば市でのお話がございました。そんなこともありますので、その辺費用面について環境モニタリングロボットですか、これら含めて費用面でどうなのかというようなことを一度調査をしてみたいというふうに考えております。また、障害者自立支援法の関係でありますけれども、1回目のご答弁で3年をめどに見直すのだということが法律の附則で明記されているというお話をしましたけれども、さらにこの附則、同じ附則の第3条第2項では、細かな細部にわたっては施行後5年を経過した場合において見直すのだというようなことで、この辺17年の法律制定とはいいながら、当然将来的に見直さなければならないものは見直すのだという精神の中から、法律の中で附則として明記しておりますので、これは国のほうではいろんな協議を経た中で障害者の自立に向けた適正な制度、措置というのが講じられるというふうに判断しております。また、最後に地域支援事業の関係でございますけれども、参考までに申し上げます。砂川市障害福祉計画、これは18年度から20年度までの3カ年でありますけれども、この計画の中で地域生活支援事業の種類ごとの見込み量というのを明記しております。推計をしております。その見込み量と実績の関係でちょっとご報告申し上げますけれども、平成19年度、これにつきましては人員、いろいろ地域支援事業でサービスを恐らく受けていただけるだろう、あるいは受ける見込みがあるだろうという推計は、302人でございました。実績といたしましては、303人です。それから、実施する箇所としては、これは社会福祉法人、NPO法人ありますけれども、4カ所を見込んで、4カ所で適切にサービスを提供していると。それから、もう一点、サービスの時間なのですけれども、利用時間なのですけれども、平成19年度は180時間という見込み、推計を立てておりましたけれども、ここは58時間ということで、若干見込みよりも少ないと。これは、いろいろ検証しますと、移動支援事業という中では、通院を除いて、ご本人、そしてあるいは家族のご希望によって余暇活動、そういったもののサービスが移動支援事業なのですけれども、10人、そして月10時間というようなことで100時間のそういった見込みを立てていましたけれども、実質は1人で2時間だけだったというようなことで、時間数でかなり推計とは実績離れましたけれども、ほぼ見込み量どおりの地域支援事業が実施されているということでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。

再質問 土田政己

それでは、3回目の質疑をさせていただきますが、基本的にはご答弁いただきましたので、理解はできました。ただ、季節労働者の皆さんの実態は、市長もよくご存じのとおりだと思いますし、私どもいろいろな運動を通じて全国的な運動も展開し、厚生労働省に対する要望も行っているところでありますので、先ほど答弁ありましたようにぜひ、北海道にとっては大変なことですし、特にこの中空知の旧産炭地を抱えた私たちの地域は求人、先ほど言いましたように求人倍率も少ないし、一定の皆さんは通年雇用になったとはいえ、まだ圧倒的な皆さんが仕事につけず、大変な状況になっておりますので、ぜひさらに強く国に要望をしていっていただきたいなというふうに思っております。それから、ごみの関係ですけれども、一番の問題は部長が言われたように費用の問題、これまではそうだったのです。なかなか、いいことはわかってもできないと、そこをクリアしたのが今回のこの新しい実験用の環境モニタリングロボットでありまして、先ほど言いましたように新聞報道によると10万円前後で1台できるということですので、もし設置されれば、環境保全にも使えますし、投げた後、投げた皆さんのごみを回収するために大変、人も砂川市は1人雇って、そして一生懸命やられているのです。その辺の人件費も含めれば、必ずしも費用の関係も、もしなくなればいいわけですし、そういう点では、実際には実験してみなければわからぬ点もありますし、なのですけれども、かなり高性能で、そして特定もできると。答弁ありましたように、ごみの件数は多いけれども、なかなか立件した人が、できたのが少ないというのが現状なのですけれども、やはり最も必要なのはモラルなのです。投げてはいけない。市民の皆さん、あるいは市民以外の方もそうですけれども、そのことによってそういう関係地域の皆さんは大変苦慮しているという状況ありますから、部長言われましたようにあらゆる機会で市民に対してそういう不法投棄をしないように、また今環境問題も非常に大きな議論になっておりますので、徹底してほしいと。これまでも繰り返し、繰り返し、ごみ問題というのはいろいろ議論をされてきたのですけれども、なかなか改善されないで、私が一番危惧するのは、最近車で、ちゃんとごみ袋に入れて、先ほどお話あったようにお弁当袋なんかを入れたものをそのまま人家のないところへ来てぽんと投げられるのがすごく多いのです。自分のうちへ持って帰ってもらってごみに投げてくれればいいのですけれども、そうでないものが非常に多いものですから、特に住民の、市民の皆さんのモラル向上のためにも努力をしていただきたいなというふうに思っております。それから、障害者の皆さんの関係でいえば、先ほども言いましたように、やっぱり応益負担という、障害者の皆さんにも負担をしていただくのだという考え方からそういうふうになったのだけれども、ここはやっぱり今度の障害者、国連の条約でも基本的に違うと、そういうものではないということが明確になったのです。したがって、この条約を批准するに当たって、日本政府は国内法を見直さなければならない。直さないと、この条約に違反することになりますから、批准できないということになって、今批准に向けての作業の中でそのことが強く求められているわけで、ぜひ障害者の皆さんの声をやっぱり政府に向けて、国際条約に向けて、私たち自身もやっぱり国連が決めた国際条約は非常に大事な問題でありますので、それをやっぱり地方自治体としてもこれに基づいて守っていくと。特に先ほど言いましたように、国際障害者年のときは随分議論がありまして、自治体でもいろんな具体的な対策もとられた経過もありますので、この21世紀最初の人権条約として国連で発効された障害者の権利条約、これに基づく国内法の見直しに向けて、国に対して強く要望していただきたいということを申し上げまして、ご答弁は要りませんので、時間が来ましたので、終わります。

出典:砂川市議会 平成20年第2回定例会 2008年6月11日 議事録 PDF(6ページ) 間違いを知らせる