白老町議会 令和7年定例会12月会議 2025年12月10日
健康づくり
2025年12月10日、白老町議会の一般質問で、飛島宣親議員が「健康づくり」について質問し、町長 大塩英男、保健福祉部長 齊藤大輔が答弁しました。
- 質問者
- 飛島宣親 議員
- 答弁者
- 町長 大塩英男、保健福祉部長 齊藤大輔
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 飛島宣親
5番、会派しん、飛島宣親です。通告に従いまして、1項目5点の質問をしてまいります。1、健康づくりについて。(1)、国が健康日本21に掲げる健康づくりの重点政策と、本町における施策展開の基本的な考えを伺います。(2)、健康しらおい21の施策展開における成果と課題を伺います。(3)、本町の生活習慣病の傾向と重症化対策について伺います。(4)、特定保健指導の実施状況と成果について伺います。(5)、軽スポーツなど健康増進に向けた取組と効果を伺います。
答弁 町長 大塩英男
「健康づくり」についてのご質問であります。1項目めの「健康日本21に掲げる健康づくりの重点政策と本町の施策展開の基本的な考え」についてであります。国が策定している「健康日本21」では、健康寿命の延伸と健康格差の縮小が基本方針となっており、生活習慣の改善を含め、個人の行動と健康状態の改善を促すための実効性のある取組を行うことが目標とされております。本町においても、国の方針に基づき、健康寿命の延伸に向けた生活習慣病の発症予防と重症化予防、生活習慣の改善と健康増進に向けた環境づくり、生涯にわたる健康づくりを推進するための施策展開を行う考えであります。2項目めの「健康しらおい21の施策展開における成果と課題」についてであります。「健康しらおい21(第二次)」計画において、糖尿病の重症化予防対策として個別の保健指導を強化したことから、糖尿病性腎症による新規透析導入患者の減少や、治療継続者の割合の増加などが成果として挙げられます。一方で、がん検診の受診率の減少、循環器疾患のリスク要因となるメタボリックシンドローム該当者やその予備群が増加しており、受診率の向上や予防に向けた取組が課題であると捉えております。3項目めの「本町の生活習慣病の傾向と重症化対策」についてであります。本町においては、国や道より肥満者の割合が全世代で高いほか、メタボリックシンドローム該当者が増加しており、血糖、血圧、脂質異常の有所見率が全国平均より高く、糖尿病、高血圧症、脂質異常症等の生活習慣病発症へと進行している傾向にあります。この状況に対し、健診受診率向上を推進するとともに、健診結果により対象者の明確化を図った上で、国保データヘルス計画に基づく糖尿病腎症重症化予防、肥満・メタボリック重症化予防など、個別の保健指導の充実に取り組んでおります。4項目めの「特定保健指導の実施状況と成果」についてであります。特定保健指導は、健診結果により生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による予防効果が多く期待できる人に対し、保健師及び管理栄養士が対象者ごとの身体状況に合わせた生活習慣見直しのサポートを実施するものであります。本町では、令和5年度の対象者121人のうち指導終了者が107人で、指導率88.4%、6年度は対象者115人のうち指導終了者が98人で、指導率85.2%となっており、高い指導率で推移しております。また、保健指導により食習慣や運動習慣等が改善することで、生活習慣病を引き起こす内臓脂肪症候群でなくなり、腹囲や体重の減少が見られるなどの成果が表れております。5項目めの「軽スポーツなど健康増進に向けた取組と効果」についてであります。健康寿命の延伸には、食生活の改善、適量の飲酒や禁煙、休養などのほか、身体活動を行うことも必要であることから、特定保健指導や健康教育を通して、健康キャラバンや町民体力測定会等を実施している運動・スポーツ習慣化促進事業を紹介するなど、運動習慣の必要性の啓発や動機づけを行っております。また、健康増進のため軽スポーツなどを行うことで、身体活動量が増え、肥満やメタボリックシンドロームの予防や改善につながるため、生活習慣病の発症及び重症化を予防する効果が期待できるものであります。
質問 5番 飛島宣親
5番、飛島です。国が挙げる新しい健康づくりと町の考えについてです。まず最初に、これからの健康づくりの在り方について私の思いを交えてお話しさせてください。先日、国が新しく定めた健康日本21(第三次)の方針をじっくり拝読しました。そこで語られていたのは、ある意味で私たちにとって救いとも呼べるような大きな変化でございました。これまで私たちは健康のために運動しましょう、お酒やたばこを控えましょうと個人の頑張りや我慢をお願いしてきたと思います。でも、まちを歩いていて日々の生活に追われているお母さんや足腰が痛くて動くのがおっくうなお年寄りの姿を見るにつけ、これ以上一人一人に頑張れと言うのは酷ではないかとずっと思っておりました。今回の国の計画には、まさにその答えがありました。個人の努力に頼るのではなく、自然と健康になれる環境をつくる。つまり本人が意識しなくても、この白老町で暮らしていればいつの間にか歩いてしまう、いつの間にか体にいいものを食べてしまう、そんな優しさがあるまちづくりへとかじが切られたのではないかと思います。この温かい変化を私たちのまちはどう受け止めていくのか、町民の皆様の顔を思い浮かべながら基本的な考えを伺ってまいります。健康日本21(第三次)では、全ての国民が健やかで心豊かに生活できる持続可能な社会の実現をビジョンに掲げ、誰一人取り残さない健康づくりとより実効性を持つ取組の推進を実現するため、新たに取り入れた視点がありますが、どのような視点があるか伺います。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
新たな視点についてでございます。まずは、この健康日本21(第三次)は令和6年度から令和17年度までの11年間を計画期間としております。誰一人取り残さない環境づくり、それとより実効性を持つ取組の推進を実行するために議員ご指摘のとおり新たな視点が組み込まれております。1つは、女性の健康を明記したこと、自然に健康になれる環境づくり、他の計画や施策との連携、アクションプランの提示、個人の健康情報の見える化、利活用について記載を具体化したこととなっております。
質問 5番 飛島宣親
健康日本21(第三次)には、具体的に取り入れられた誰一人取り残さない健康づくりを実現するため、自然に健康になれる環境づくりが挙げられております。これまでの個人の努力から健康環境づくりへ、つまり本人が頑張らなくても暮らしていれば自然と環境になれる環境づくりという考えに変わりました。この頑張らない環境づくりへの転換を町はどう受け止めていらっしゃるのか、基本的な考えを伺います。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
基本的な考え方についてでございます。生活習慣の見直し、健康増進を伴う1次予防、それと疾病の早期発見、早期治療の2次予防において健康に無関心であったり、関心を寄せる余裕がなかったりする方たちへの十分なアプローチができていないという課題があったと我々としては捉えております。そこに暮らしているだけで無理なく自然に健康になれる環境づくりは、これはもうゼロ次予防の位置づけとなると考えておりますが、今まで積極的に健康づくりに取り組んでこれなかった方も含めて幅広くアプローチすることが必要になると受け止めております。
質問 5番 飛島宣親
人生100年時代と言いますが、人の一生は一本の長い線です。でも、役場の支援を見ていると児童と成人、高齢者等、年代によっては縦割りになっているように見えます。町民からすると、何歳になっても同じ人間なのです。おなかの中にいるときから年寄りになって最期を迎えるまで支援の手が途切れてしまっては意味がありません。今、年代ごとに切れてしまっている支援をどうやって一本の線につないでいくのか、具体的な施策を伺います。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
我々保健福祉部としましては、まずは子供から高齢者までということで全体的な健康づくりについて取組を進めております。まず、その人生100年時代の到来に向けてということで、昨今言われているのが胎児期から高齢期に至るまでの人の人生を時間的な経過を一連のものと捉える、経時的と捉えたライフコースアプローチの重要性が高まっているものと認識しております。特に早産児とか、あと低出生体重児に将来生活習慣病などのリスクが高くなる傾向にあることが分かってきたところでございますので、本町においても妊娠期の健康管理について生涯にわたったその予防の視点を持ちながら現在担当者がしっかりと関わっているところでございます。
質問 5番 飛島宣親
5番、飛島です。また、第三次計画に取り入れられた新しい視点の1つに女性の健康があります。最近友人から悩みを打ち明けられたことがありました。それは、娘がダイエットをし過ぎて心配だとか、更年期で体がつらいけれども、家族にも言えないという内容で、女性特有の大きな声では言えない悩みがあるのだと気づきました。今回国も重点を置いた女性の健康について、データ上の数字だけではなく白老町の女性が抱える声にならない悩みに町としてどう寄り添っていくのか方針を伺います。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
女性への寄り添いについてのご質問かと捉えました。まず、女性の体については、心身につきましては思春期から妊娠、出産、更年期というライフステージごとに大きく変化するものと捉えております。当然その女性ホルモンによる変化だけではなく、最近では就業率の向上だとか、晩婚化などライフスタイルが多様化しておりますので、そういった社会的なサポートが必要だとも感じております。本町においては、現在女性特有の子宮頸がんや乳がん、それから女性に多い大腸がんなどの検診の受診や予防接種の勧奨など妊娠期から出産後に行う各面談のほか、女性の健康に関する情報発信や健康相談、こういったことを生涯にわたって、先ほど議員のご指摘のとおり声にならない悩み、こういったところを総合的に支援をしているところでございます。
質問 5番 飛島宣親
先ほど町長の答弁にもありましたが、白老町においても国の方針に基づき健康寿命の延伸に向けた生活習慣病の発症予防と重症化予防、生活習慣の改善と健康増進に向けた環境づくり、生涯にわたる健康づくりを基本方針として施策展開を行うという答弁をいただきました。健康しらおい21(第三次)が令和6年度から令和17年度までを計画期間として各施策に取り組まれておりますが、基本方針をどのように展開していくのか、お考えを伺って2点目に入ります。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
基本方針の展開についてでございます。第三次の健康しらおい21においては、3つの基本方針で策定しております。まず、1つ目でございます。生活習慣病の発症予防と重症化予防で、各種健診の受診率向上に向けた取組や正しい知識の普及と啓発。2つ目においては、生活習慣の改善と健康の維持増進に向けた環境づくりで、運動、飲酒、たばこ、心の健康、食生活など健康に影響を与える生活習慣の改善に町民自ら取り組むことができる支援と環境づくり。3つ目におきましては、生涯にわたる健康づくりを推進ということで、胎児期から高齢期にかけて各ラフステージに応じた特徴に合わせ適切な支援や情報発信などの展開となっております。
質問 5番 飛島宣親
5番、飛島です。2点目に入ります。健康しらおい21の施策展開における成果と課題についてです。次に、検診の受診率について資料を見ていて気づいたデータがあります。白老町では、乳がん検診を受ける人の割合がほかの検診に比べてとても高いのです。これは、本当にすばらしいことです。でも、なぜ乳がん検診だけこんなに皆さんが受けてくれるのでしょうか。私は、これは雰囲気の力だと思っております。世の中にはピンクリボン運動があって、企業のキャンペーンやテレビでもよく見かけます。乳がん検診に行くことは怖くない、自分を大切にするすてきなことなのだという明るい空気が社会全体にあると思います。逆にほかの検診、例えば大腸がん検診などはどうでしょうか。まだ少し恥ずかしいとか怖いという暗いイメージがあるような気がしてなりません。この雰囲気の差が受診率の差につながっているのではないか、そう考えて質問してまいります。まず、がん検診全般について伺います。白老町の罹患率上位のがんについて、部位別の順位と罹患率を男女別に伺います。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
本町のがんの罹患の状況についてでございます。データは令和元年度のものとなりますが、まずは男性からです。1位が前立腺で18.6%、2位が肺で16.4%、3位が大腸で15%、4位が胃で13.6%となっております。次に、女性です。1位が大腸で21.8%、2位が乳がんで20.5%、3位が胃で11.5%、4位が肺で9.0%となっております。
質問 5番 飛島宣親
次に、国が推進する5つのがん検診、胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がん、それぞれの検診の受診率と全国、全道との比較について教えてください。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
受診率と比較についてでございます。受診率につきましては、令和3年度の実績でご答弁をさせていただきます。初めに、胃がん検診です。4.8%で全国、全道と同程度となっております。次に、肺がん検診でございます。6.3%で全国と同程度、全道より高くなっております。次に、大腸がん検診です。5.2%で全国、全道より低くなってございます。次に、子宮頸がん検診でございますが、9.3%で全国、全道より低くなっております。それと、最後は乳がん検診でございますが、13.4%で全国よりは低く全道と同程度となっております。
質問 5番 飛島宣親
飛島です。乳がん検診の受診率だけ10%を超えているのですよね。乳がん検診の受診率の高さには感心しました。これは町の周知だけではなく、世の中にあるピンクリボン運動のような検診に行くのは前向きで、すてきなことだという社会全体の明るい雰囲気のおかげではないかとも感じております。まず、町としてはなぜ乳がん検診だけこんなに成績がよいと分析しているのでしょうか。私が感じたように社会的なイメージの影響なのか、それとも別の要因があるのか、分析結果を伺います。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
乳がん検診の受診率が高い要因の分析についてと捉えました。議員のご指摘のとおり、まずは社会全体の啓発活動、こちらを行っていることでイメージがよくなったと、そういったところがあると、これはまずは捉えております。本町においてもこういった背景もあるのですが、本町においては偶数年を迎える40歳から69歳の年齢の方に対し、まずがん検診の勧奨を行っていると、そういったところ。それと、健診機関での個別健診の実施の拡大。それと、実施医療機関を増やすことなど、受診機会の拡大が結果として大きいと分析をしております。
質問 5番 飛島宣親
分かりました。乳がん検診の受診率が高い一方で、ほかのがん検診が伸び悩んでいるのは本当にもったいないことです。乳がんにある明るいイメージがほかの検診にはまだ足りていないかもしれません。日本の死因の第1位であるがんの死亡を減少させるためにも、がん検診の受診率を上げることが必要であると考えますが、受診率を上げるための取組として必要なことは何か見解を伺います。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
がん検診の受診率を上げる受診率向上の取組についてでございます。がん検診の取組としましては、個別の受診勧奨や再び、再度の勧奨が効果的であると我々としては捉えております。個別の受診勧奨につきましては、広報など広く一般向けの周知をしておりますが、それとは別にその人個人に向けた受診勧奨を実施し、それでも受診をされない方に対しましては再度受診を働きかけているところでございます。また、受診勧奨用のはがきやチラシ、こういった部分につきましても必要な情報、それと効果的なメッセージ、字ばかり書いてもどうしようもありませんので、そういったところをしっかり分かりやすく簡潔に伝えること、これも毎年継続して実施しているところでございます。あわせて、乳がん検診のようにやはり受診機会の拡大、こういったところも効果があると捉えております。
質問 5番 飛島宣親
5番、飛島です。今部長のほうから結構いろんな手を使って頑張っているということは分かりました。ただ、検診に行こうという行動につなげるためには、検診のお知らせを見て、自分のために行かなければと直感的に思えるような内容にすることも必要ではないでしょうか。全国では封筒の色を変えてみたり、キャッチコピーを変えたりすることで受診率を上げている自治体があるようですが、白老町でも今いろいろ取り組まれているということは聞いたのですけれども、そんな白老町でも取り入れてみる考えについて伺って3点目に入ります。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
議員のご指摘のとおりかなとは考えておりますが、先ほど受診率向上のための取組の中でもご答弁をさせていただきましたが、受診勧奨のお知らせ、これについては必要な情報や効果的なメッセージを分かりやすく伝えることが必要だと考えております。既に実際取り組んでいるところもあるのですけれども、ご指摘のとおり他の自治体の取組も今後も当然参考にしながら行動変容につながるよりいい手法を考えてまいりたいと考えています。
質問 5番 飛島宣親
それでは、3点目、本町の生活習慣病の傾向と重症化対策についてです。続いて、生活習慣病の話ですが、ここで皆さんと共有したいある考えがあります。厚生労働省なども参考にしている行動変容ステージモデルというものなのですが、私はこれを心の階段と勝手に思っております。人はいきなり今日から健康になろうとジャンプできるわけではありません。階段の一番下には健康なんて興味がないよといった無関心という段、その次はちょっとおなかが気になってきたなという関心という段、そこから、よし、やってみようと実行という段に上がっていきます。私が町を見ていて心配なのは、まだ一番下の興味ないよという段に座っている方にはるか上の段の話をしてしまっているのではないかということなのです。これでは誰もついてこないと思います。相手が今どの段にいるかを見て、その段差に合わせた手助けが必要だと思います。また、私自身非常に耳の痛い話なのですが、生活習慣病イコールメタボリックシンドロームの典型的なモデル体系でして、健康診断や毎日の風呂上がりのたびに鏡に向かって、おいおい、腹囲やばいぞと自問自答する日々を送っております。生活習慣病について質問するに当たり、同じ会派の先輩議員からは、まさにブーメランのように自分に返ってきて心に刺さるのではないかと爆笑されましたが、私自身も、よし、やってみようという実行する気持ちでめげずに気持ちを入れ替えて質問してまいります。生活習慣病予防のため、40歳から74歳の方を対象としてメタボリックシンドロームに着目して行う特定健診の状況について受診者数と受診率、また実績の推移について伺います。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
特定健診の状況についてでございます。国民健康保険の特定健診につきましては、令和6年度の実績が対象者2,512人のうち受診者1,114人、受診率が44.3%となっております。特定健診は平成20年度からスタートしまして、当初は20%を下回る受診率でございましたが、年々取組を進めた結果受診率を上げまして、令和6年度においては初めて40%を上回ったということで、結果として徐々に表れてきたものと捉えております。
質問 5番 飛島宣親
5番、飛島です。生活習慣病の発症を予防し、長い人生を健康で過ごすためには若い頃から意識し、適切な生活習慣を続けていくことが重要だと思いますが、特定健診の対象以外である40歳未満の方、75歳以上の方、医療保険未加入の方の健診の実施状況について伺います。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
健診の実施状況についてでございます。特定健診の対象前となる40歳未満の方に対しましては、20歳以上40歳未満の国民健康保険被保険者を対象とした若年者健診、75歳以上の方は後期高齢者健診、医療保険未加入の方は40歳以上の方を対象として生活習慣病健診を実施しております。令和6年度の実施状況としましては、若年者健診が対象者が393人、受診者が66名、受診率が16.8%、後期高齢者健診が対象者が3,728人、受診者が897人、受診率が24.1%、生活習慣病健診が対象者が190人、受診者が20人、受診率が10.5%となっております。
質問 5番 飛島宣親
先ほどの答弁にもありましたが、健康しらおい21の成果として糖尿病の重症化予防対策として行っている個別の保健指導を強化したことで糖尿病、成人病による新規透析導入患者の減少だったり、治療継続者の割合の増加が挙げられていました。これはとてもすばらしいことで、保健指導を実施している保健師や管理栄養士の皆さんが対象者一人一人の状況に合わせ、生活習慣を見直すための適切なアドバイスを行ったおかげだと私は思っております。しかし、一方でメタボリックシンドロームの方が増えているのが気になります。生活習慣病のリスク要因となるメタボリックシンドローム対策としてどのようなことをされているのか伺います。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
メタボリックシンドローム対策についてでございます。メタボリックシンドロームは、内蔵脂肪蓄積により血圧や血糖、脂質異常を引き起こす状態のことで、改善のためには主に食生活の改善や運動不足の解消が必要となります。自分がメタボリックシンドロームに該当するのかどうか、自分自身の体の状態を知っていただくためには、これは受診が必要となりますので、受診勧奨、それから受診後に対象となる方の保健指導などを行い、食生活をはじめ生活習慣病全般の改善を図っているところでございます。また、メタボリックシンドロームになる前段階においても健康に関する正しい知識の普及、それと健康は自ら守るという意識を高めるために職員を講師として派遣をして、各団体等に対して健康教育を行っているところでございます。
質問 5番 飛島宣親
飛島です。ぜひ健康教育を私も受けたいと思います。特定健診の受診率は年々上昇しておりますが、国の指針では市町村、国民健康保険の受診率は60%が目標値とされております。白老町においても60%を目指し、受診率を上げる取組が必要だと思っております。また、受診率を上げるためには健康に興味がない無関心の段にいる方へのアプローチも必要ではないかと思います。未受診者対策として行っている取組について伺います。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
先ほどご答弁したとおり、白老町はまずは40%ということで大分上がってきてはいるのですが、国の目標値が60%ということでまだまだ頑張っていかなければならないと捉えております。そんな中において、まずは未受診者対策の取組についてでございますが、未受診者の中から医療機関の通院中、医療機関に通院している方、それと若年、国民健康保険新加入、通院歴なし、こういった方の対象者を分けて受診勧奨の送付を行っているところでございます。それと、令和6年度から会計年度任用職員の看護師を雇用して週2回程度、未受診者宅を訪問をして健診の受診勧奨を直接行っているほか、通院中の方のデータ受領、これは昔からやっているのですけれども、データ受領の取組、それから不在の場合の再訪問を行うなどの取組を進めている状況でございます。
質問 5番 飛島宣親
受診率向上のため、若い方から高齢の方で足腰が弱っている方、足がない方などのために例えば健診会場を細かく設定するなど、住民がアクセスしやすい環境を整備する考えはないか伺って4点目に入ります。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
アクセスしやすい環境の整備についてでございますけれども、特定健診、医療機関で実施する個別の健診と、それから各会場で実施する集団健診というのがあります。集団健診につきましては、町内6会場で実施しているほか、町外の健診機関で実施する場合はバス送迎を行っているといった状況でございます。議員ご指摘の健診会場の拡大につきましては、いろんな状況があると思いますが、すぐにできるかどうかはちょっと別としましても、状況を踏まえながら考えていく必要はあるのかなとは認識しております。
質問 5番 飛島宣親
ぜひお願いいたします。4点目に入ります。特定保健指導の実施状況と成果についてです。特定保健指導については、職員の皆さんが本当に献身的に頑張っていて、いい成果が出ていると聞いております。これは本当にすごいことで、心から敬意を表します。そこで、提案なのですが、このすばらしいパワーをもっとまちの外に向けてみませんでしょうか。例えば島根県にコミュニティナースというすてきな取組があります。これは、白衣を着ていない看護師がガソリンスタンドや郵便局、地元のサロンなんかにふらっと現れて、世間話のついでに最近腰の具合はどうなんて、いい意味でのおせっかいを焼くのです。皆さんが集まる場所に笑顔で出向いていく、この出向く姿勢こそが白老町の健康づくりをさらによくする鍵だと思い、質問させていただきます。白老町の特定保健指導は高い指導率で推移しておりますが、道内での順位はどうなっておりますでしょうか。また、これほど高い成果を上げている一番の理由は何だと分析しておりますか。やはり職員の諦めずに寄り添う熱意のおかげなのでしょうか。分析結果を伺います。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
特定保健指導のことについてでございます。まずは、実績でございます。令和5年度が88.4%、令和6年度が85.2%で推移しております。指導率の道内順位でございますが、令和5年度が10位、令和6年度が14位となっております。要因です。要因としましては、健診の結果返却会をまず各地区で開催していること。それと、結果を郵送ではなくて直接面談して返すというスタイル、これは前からやっているのですが、そういったものが定着してきたこと。それと、健診結果から保健指導対象者を明確にして保健指導計画の策定と評価を行っていること、こういったことが挙げられるのかなと捉えております。対象者が不在の場合や受入れが難しい場合にあっても、再度連絡をして指導につなげていること。それと、担当者、保健師だとか管理栄養士が諦めずに取り組んでいることが保健指導率に大きく反映しているものと捉えております。
質問 5番 飛島宣親
今諦めずにと言いましたけれども、諦めずにこれからもよろしくお願いします。成果が出ているのはうれしい反面、丁寧な指導をすればするほど職員が疲れていないか、その辺も心配でございます。ぜひ職員自身の体調管理も行いながら業務を行っていただければと思います。次に、コミュニティナースについて質問します。先ほど島根県のコミュニティナースの活動についてご紹介しましたが、白老町にもコミュニティナースの方がいて活動されております。どのような活動をされているか把握しておりますでしょうか。伺います。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
議員のご指摘の部分でございます。本町でもコミュニティナースが活動されていることは把握をしております。どんなような活動かといいますと、温泉施設の休憩スペースなどで利用者とお話をする中で健康情報をお伝えしたり、健康相談に乗ったりをしている。みんなの保健室というのを毎月開催をして、地域の方の健康のサポートをされていると承知しております。
質問 5番 飛島宣親
白老町のコミュニティナースの方は、地域の中で健康相談などを行っているようですが、保健師や管理栄養士が地域に出て生活習慣病の予防や健康に関する正しい知識を普及し、意識を高めることも必要だと感じております。現在行っている健康教育について、昨年度実績の回数、参加人数、講座の内容について伺います。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
健康教育についてでございます。生活習慣病の予防、それと介護の予防、その他健康に関する正しい知識の普及を図るために町内の団体やグループなどが行う研修会などに保健師や管理栄養士を講師として派遣し、出前講座として健康教育を行っております。令和6年度では20回開催をして375名が参加。主な講座内容としましては、健診結果の活用方法、それと高血圧予防と食事の在り方などとなっております。
質問 5番 飛島宣親
出前講座の参加者の声で1時間は長いという声を聞きました。私自身は、やはり大事な1時間だと思うのですが、高齢の方にとっては様々な理由で窮屈に感じるのかなとも思ったりもします。見解を伺って5点目に入ります。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
出前講座の時間についてでございますが、出前講座は各グループなどの依頼を受けまして、講師となる保健師などが内容や時間などを主催者の意向に沿って組み立てているところでございます。しかしながら、議員のご指摘のとおりそういった方、時間が長いと感じられる方もいらっしゃるということなので、参加者が主体的に関われるような方法をちょっと考えていくとか、そういった形で工夫をしていきたいと考えております。
質問 5番 飛島宣親
それでは、5点目に入ります。軽スポーツなど健康増進に向けた取組と効果についてです。運動について伺ってまいります。実は私は子供の頃から野球、スキー、卓球など部活動に励んでまいりましたが、ことごとく万年補欠でありました。昔から運動があまり得意ではありません。スポーツをしましょうと言われると、学生時代の体育の授業を思い出して自分には無理なのだなと身構えてしまうのです。私と同じような方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。例えば軽スポーツならどうでしょうか。白老町発祥のスポーツにゲーリングがありますよね。ゲーリングのような軽スポーツなら、お年寄りもお孫さんもみんなで楽しみながら行うことができます。また、東神楽町では健康への仲間づくりにもつながる、ひがしかぐら健康くらぶを発足し、「無意識に楽しく、気づいたら健康になっていた」を合い言葉に様々なイベントを実施しております。その中のバーチャル歩数イベントは、一定期間の歩数を合算し、ネット上のウォーキングコースを歩いてゴールし、歩数によりランキング形式で競い合います。このようにスポーツという少し敷居の高い看板を下ろして、もっと気軽に誰でも楽しみながら自然に健康増進を行うことができればいい、そんな思いで質問いたします。本町における身体活動、運動の実施状況について伺います。特定健診など町の健診では問診項目として日常生活において歩行、または同等の身体活動を1日1時間以上実施するかの項目がありますが、実施状況と運動習慣の状況はどのようになっていますでしょうか。伺います。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
実施状況でございます。令和4年度の特定健診においては、日常生活において歩行、または同等の身体活動を1日1時間以上実施する者の割合は52.1%で、全国や全道、また同規模市町村と比較しても大体同じなのかなと、大きな差異はないかなといった状況でございます。また、1日30分以上の運動を週2回以上、1年以上継続して実施する者の割合は42.5%となっておりまして、国や道、それから同規模市町村よりも高い状況となっております。
質問 5番 飛島宣親
5番、飛島です。生活習慣病を予防し、健康寿命を延伸するためには、食生活の改善、禁煙、ストレス管理、十分な睡眠の確保、定期的な健診受診等のほか、運動習慣も重要となります。しかし、スポーツとなると自分は苦手、自分には無理と身構えてしまう人もいると思いますが、ハードルを下げてもっと気軽に取り組めることが必要かと思いますが、町の見解を伺います。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
健康増進のためにスポーツを取り入れるということは、それはとても効果があるものと捉えておりますが、疾患の種類によっては控えたほうがいいという場合もありますので、その方に合った方法を選択していくことが必要と感じております。また、軽スポーツでございますけれども、その運動量やルール、疲労度、そういったものが他のスポーツに比べて軽いという認識がございますので、年齢や性別を問わず誰でも気軽に楽しむことができて、なおかつ継続して行うことで活動量が増えて健康増進が図られていくものと捉えております。
質問 5番 飛島宣親
保健指導の中で紹介し、実際に運動・スポーツ習慣化促進事業につながった方はいますでしょうか。また、健康寿命延伸に向け、町民が無理なく継続して運動することが大切だと思います。今後においても運動の習慣化を進める考えについて伺います。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
保健指導の中においてご紹介をさせていただきまして、実際に運動・スポーツ習慣化促進事業につながった方は、我々としては20名程度いると把握しております。その中には、令和6年度と令和7年度の健診結果の数値が大きく改善された方もいらっしゃると捉えております。議員のご指摘のとおり、健康寿命の延伸に向けては町民が無理なく継続して運動することが大切ということで、運動習慣化の取組を今後においても各機関と連携を図りながら進めてまいりたいと考えております。
質問 5番 飛島宣親
健康日本21(第三次)の戦略として取り入れられた自然に健康になれる環境づくりについて、町の見解と白老町では今後どのように取り組んでいくのか、考えを伺います。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
取組についてでございます。まず、自然に健康になれる健康づくりについては、これは国が運動や食の環境づくりの方向性としている重要なテーマとなっております。健康の無関心層を含む幅広い世代を対象とした健康づくりを推進するものと考えておりますが、本町においては健康に無関心で、また余裕がない方、そういった健康づくりに取組をされていない方も気軽に参加し、運動に取り組みやすい環境づくりを進めていきたいという考えでございます。
質問 5番 飛島宣親
それでは、今日はいろいろ伺ってまいりましたが、最後に町長にお聞きいたします。健康日本21(第三次)では、これまで個人の自助努力を期待する方針から、個人を取り巻く社会環境づくりが新しい方針として取り組まれ、誰一人取り残さない健康づくり、原因まで遡って予防するゼロ次予防のコンセプトを取り入れ、自然に健康になれる環境づくりという戦略が打ち出されました。このことで町民が歯を食いしばって健康になるのではなく、この白老町で暮らしていれば自然と笑顔で健康になる、そんな優しくて温かいまちづくりを進めていただきたいと思います。最後に、町長にその決意と思いを伺って私の一般質問を終わります。
答弁 町長 大塩英男
議員から健康づくりについてご質問をいただきました。町民の皆さんが、生涯にわたってやはり健やかに暮らせるまちづくりというのは、まちにとっても非常に重要なことだと認識をしております。やはり生活習慣病の予防だったりですとか、フレイル対策であったりですとか、健診の受診率の向上など多角的にまちとしても取組を進めているところでございます。今回議員のほうから健康日本21ということで、いつの間にか体が健康になるということで温かい変化というお話をいただきました。こういったこともしっかりとまちとしても取り入れて、健康づくりの環境づくりというのでしょうか、社会環境づくりというのは非常に大事なことかなと思っていますので、やはりこれまでの健康づくりというのもまちだけではなかなかできない難しい状況もありますので、関係する団体の皆さんと連携を図って、生涯にわたって町民の皆さんが健康で活躍できるまちづくりをしっかりと目指してまいりたいと考えております。