みんなの議会

白老町議会 令和6年定例会9月会議 2024年9月10日

町立国民健康保険病院事業会計

2024年9月10日、白老町議会の一般質問で、前田博之議員が「町立国民健康保険病院事業会計」について質問し、町長 大塩英男、病院事務長 本間力、副町長 大黒克已、企画財政課長 増田宏仁、税務課長 高尾利弘、経済振興課長 三上裕志が答弁しました。

質問者
前田博之 議員
答弁者
町長 大塩英男、病院事務長 本間力、副町長 大黒克已、企画財政課長 増田宏仁、税務課長 高尾利弘、経済振興課長 三上裕志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 前田博之

2.町立国民健康保険病院事業会計について。(1)、令和6年度のこれまでの経営概況と収支見通し及び3条予算の繰入金の見通しについて。(2)、過去の地域包括ケア病床の設置の経緯と廃止の理由及び今般同ケア病床を設置するに至った理由並びに病床転換時期について。(3)、地域包括ケア病床と介護医療院の役割及び採算ライン並びに職員配置基準とスタッフ等の採用見通しについて。(4)、病院経営改善計画策定の進捗状況について。

答弁 町長 大塩英男

「町立国民健康保険病院事業会計」についてのご質問であります。1項目めの「令和6年度の経営概況と収支見通し及び3条予算の繰入金の見通し」についてであります。本年4月から常勤医師2名体制の中でスタートしておりますが、外来及び入院患者につきましては、7月末現在で1日平均の入院患者数が12.6名、外来患者数が99.4名で、昨年の同月比で減少傾向となっており、医業収益も減少となる見込みと捉えております。しかしながら、9月より常勤医師1名を採用し3名体制としたことから、さらなる経営改善に向け、入院患者数の確保につなげていきたいと考えております。また、医業費用につきましては、前年同様の傾向と捉えておりますが、委託費等の経費や人事院勧告による人件費の増加が見込まれることから医業収支はマイナスになると想定しており、そのため、3条予算における繰入金は、当初予定より増額になるものと見込んでおります。2項目めの「過去の地域包括ケア病床の設置の経緯と廃止の理由及び今般同ケア病床を設置するに至った理由並びに病床転換時期」についてであります。地域包括ケア病床は、急性期医療を経過した患者や在宅等で療養を行う患者への支援などの役割を踏まえ、回復期医療の転換を進めること、診療報酬における病棟管理料の増収が見込まれることから、令和4年10月より設置に至ったところであります。しかしながら、昨年10月の北海道厚生局による適時調査において、病棟夜勤の運用等に不備あり、これまで算定していた一般入院基本料及び地域包括ケア入院医療管理料が施設基準に不適合とされたことから、地域包括ケア病床も実質廃止となったところであります。今後の地域包括ケア病床の再転換につきましては、これまでの反省を踏まえ、本年4月から新院長の体制の中で再度、回復期医療への転換を進めることとし、地域包括ケア病床の届出を年内に提出する予定としております。3項目めの「地域包括ケア病床と介護医療院の役割及び採算ライン並びに職員配置基準とスタッフ等の採用見通し」についてであります。地域包括ケア病床は、急性期医療を経過した患者や在宅復帰等を行う患者への支援などの役割として位置づけており、介護医療院は、医療の必要な要介護者の長期療養と生活施設として位置づけられ、日常での医療の提供及びみとりやターミナルケア等の機能が兼ね備えた施設であります。職員の配置につきましては、地域包括ケア病床の主要な施設基準では、看護職員数が13対1以上、夜間看護職員2名以上であり、理学療法士等の技師が専任で1名以上となっております。また、介護医療院では、看護職員及び介護職員それぞれ6対1とされており、令和7年1月採用をめどに9月から募集を開始する予定で準備を進めております。採算ラインにつきましては、地域包括ケア病床は、急性期一般病床と併せ病床稼働率を向上させることで医業収益を高められますが、併設型小規模介護医療院につきましては、19床以下でのサービス収入では費用の採算面で厳しい状況と捉えており、現在、病院会計全体を含め収支見通しを精査しているところであります。4項目めの「病院経営改善計画策定の進捗状況」についてであります。病院経営改善計画につきましては、町立病院経営改善計画の改訂版として、現在アクションプランと位置づけ、院内でのヒアリングをはじめ、コンサルタントとの協議を進めており、年内をめどに素案をお示しする考えであります。

質問 9番 前田博之

答弁でもありましたけれども、今年度も町立病院は例年のごとく赤字に陥る見通しで、繰り出しも予定しています。病院会計は、このように毎年実質的には赤字なのです。それを赤字分を一般会計からの追加繰入れで穴埋めをして黒字化しています。そういうことで、この赤字の原因を決算書なんかを見ると医業収益の減収と見ているようなのだけれども、毎年同じような慢性的な赤字会計になっていますけれども、構造的に医業収益の減収以外に赤字会計になる、あるいは赤字会計になりそうな原因というのはどこにあるのですか。

答弁 病院事務長 本間力

構造で申し上げますと、病棟の病床数の今48床となっているところでございますけれども、それに向ける稼働率がなかなか上がってこないというのが、今もそうですけれども、昨年以前の状況かと思います。これが今の急性期、一般病床になる上でなかなかそこの患者を受け入れる体制だとかも十分ではないという認識は持っております。それと、構造的には医業費用が、私としても医業費用のそれぞれ薬事であったり、そういった部分の、少なからずそういったものを1つずつ精査をしながら、医業費用の抑制も根本的なところもあろうかなと思っております。そんな中で、医療事務として算定的な部分の診療報酬全体でそういったものをきちんと取れる、取れないというものの精査を今コンサルタントを入れて細かく医業収益の増収という視点で取り組んでいるという状況で今は行っているところでございます。

質問 9番 前田博之

私が何を言いたいかということは、前回でも質問しているのですけれども、医業収入とか病院の今言った稼働率が低いということも否定しませんし、そのとおりです。ただ、その比較する基、主たる原因は予算編成にあるのです。現場重視の実態的な収支を査定している予算書になっていますか。一般会計からの繰出金の考えも影響にあると思って予算をつくっていると思いますけれども、令和5年度と6年度の病院会計は何の数値をベースにして予算をつくっていましたか。分かっているでしょう。何を根拠にして予算書を作っていますか。数値を根拠にして。

答弁 病院事務長 本間力

直近でいけば令和3年度で改定しました経営改善計画、それに並行しまして今年3月で強化プラン、医業収益全体で7億円という数字がまずは予算編成上の根拠となっているところであります。

質問 9番 前田博之

病院事務長の言うとおりなのだ。ということは、経営実態にそぐわない予算になっているのです。ですから、例年毎年このような経営状況の環境に陥っているのです。ということは、もう一回確認しますけれども、そういう予算を基にしてつくっているということでよろしいですね。

答弁 病院事務長 本間力

そのとおりでございます。

質問 9番 前田博之

そこで、予算書を作る段階から赤字を予測しての予算書だと見えるのです。町長、否定するならしていっていいですからね、私の見解ですから。やはりこれまでの予算づくりの既成概念を打破して、町立病院が置かれている医療状況を鑑みて、新病院開院に合わせて令和7年度から堅実で達成見込みのある実態に即した予算をつくるべきでないですか。一般会計の繰り出しという予算の関係もあると思うけれども、それはそっちに置いて本来の原則に戻るべきではないでしょうか。

答弁 副町長 大黒克已

病院事務長の先ほどの答弁のとおり、これまでの病院の予算編成につきましては、特に医業収益、医業収入、それから医業費用もそうなのですけれども、この辺につきましては過去に病院の適正な姿といいますか、そういうことを見越した改善計画の中で収支を見通した数値を基に予算組みをしているというところでございますが、しかし実際年度末においてはそれが実態にそぐわないというような中での一般会計からの追加繰り出しというような状況が長らく続いているという状況でございます。議員のおっしゃいました既成概念を捨ててというようなところは、私もその辺の考え方についてはそのとおりかと思います。ただ、病院会計だけをもってすればそのようなことを考えるところではあるのですけれども、町全体として一般会計を含めてどうなのかというところを考えますと、当初から追加繰り出しを想定して見込んだ予算というのはなかなか立てづらいと思っております。しかし、現在新体制になりまして様々なこれまでの見直しだったり、あるいは現在医師も努力しながら経営改善に努めているところでございますので、この辺につきましては令和7年度予算につきましても既成概念にとらわれることなく、おおむね実態の合った、どこまで病院が努力して収益を生めるのかというところも含めて予算編成については考えていきたいと思います。

質問 9番 前田博之

私が質問した答弁にあったように、これは悪いのだけれども、理事者等が作為的につくっている予算になるのです。令和7年度から新しい病院ができますから、そういう予算をつくって先生方の尻をたたいたって達成しないのです。やっぱり現実的に達成する、先生方も多少今年はこれだけ頑張りましょう、そういう予算にして、町民がよく頑張っているな、ややよくなったな、収益が上がったな、その分いい医療もしてくれるようになった、そういう病院をつくるためにはやっぱり今までのをぜひ捨てて、新年度予算を確たる意思でやっていただきたいと思います。いかがですか。

答弁 副町長 大黒克已

新体制の新しい医師によって目標を達成できるところの数値、この辺をしっかり押さえた中で、現在の医師とも十分協議しながらその辺の目標設定は行い、それを予算に反映していきたいと考えます。

質問 9番 前田博之

それでは、収益の関係で聞きますけれども、今の答弁でも3人体制の云々と言っていますけれども、常勤医師3人体制になりました。町民の方々は診療サービスが向上するだろうと期待していると思います。そこで、9月以降の診療科目と診療日数、これはこま数というのかな、それと特に町民が願っている午後からの診療のこま数はどういう状況にありますか。

答弁 病院事務長 本間力

基本的に9月からの診療体制は、8月までの状況の中で申し上げますと、月曜日から金曜日までの第1内科、第2内科の診療体制についてはほぼ変わってございません。これまで常勤2人で行っていた中でいきますと、4月以降平日の時間の救急対応であったり、それから健康診断、そういった部分、それから施設の訪問診療等が常勤2人の医師に負担がかかっているということで、そこが3人体制になることで充実が図れるという状況で今進めておるところでございます。ですので、8月までから変わってございません。

質問 9番 前田博之

では、3人体制になっても町民が町立病院へ行って内科を受けるといっても診療室は増えない、午後からのこま数もないと、現状のとおりだよと。ただ、言葉が適切かどうか分からぬけれども、病院のやらなければいけない陰の部分の業務を充実させるのだという解釈でいいのですか。

答弁 病院事務長 本間力

現在午前中でいきますと第1内科、第2内科で、火曜日は1診体制ですけれども、午後からも内科は体制としては診れる環境になっています。ですので、そこの部分はこれまでもこれからも変わりませんので、これが……〔「増えないということでしょう」と呼ぶ者あり〕

答弁 病院事務長 本間力

ネガティブに増えないということではなくて体制強化としては行っていますので、その中で進めていることは理解していただきたいのですけれども。

質問 9番 前田博之

私は、町民として病院に行って、少しでも診療の窓口が広がって、時間を短縮し、午後からこうだなって行けるような時間のこま数が増えるのですかって聞いただけですので、ぜひそういう対応をしてほしいと思います。次に、地域包括ケア病床ですけれども、答弁では届出を年内に提出するとありますけれども、病床を開設するというのか、新しく展開というか、設置するというのか、これはいつから営業なのですか。

答弁 病院事務長 本間力

年内に届出を検討しておりますので、届け出た月数でいえば翌月からということで、早ければ12月とか来年の1月とかで今の急性期の病床を地域包括ケア病床に転換するという考えです。

質問 9番 前田博之

事務長、これはきちんと届けを出して、申請の受理をして、許可を出すまでの間の時間を考えていつからってやらないと病院の経営計画も立てれないのではないの、今みたいなあやふやでは。当然先生方の勤務のシフトだってあるのではないの。

答弁 病院事務長 本間力

7月から再開をしていまして、今の時点で、9月の時点ですけれども、年内にということで進めさせていただいているのですけれども、計画の中でというよりかはやっぱり収益を見込む、入院患者の受入れ態勢を強化するという上では早期にやらなければいけないと思っております。ただ、7月、8月、協議をさせていただいていまして、ご承知のとおり地域包括ケア病床の施設基準自体をしっかりうまく病床を回していけるかどうかのシミュレーションを現在やっておりますので、今この時点で届出をして何月からやりますということは申し上げられないと申しているところでございますので、そこはしっかり収益を見込むとか、そういう部分の計画的な部分はこの体制の中で、年度の途中の中できっちり出すのはなかなか、申し訳ありません。いつだということは、年内ということでご理解いただきたいと思います。

質問 9番 前田博之

今経営改善、収益と言いました。そうすると、地域包括ケア病棟入院医療管理料には4段階ありますけれども、まちはどの段階を取得するのですか。

答弁 病院事務長 本間力

地域包括ケア病棟は、入院医療管理料の2で進めているというところでございます。

質問 9番 前田博之

今回2です。前回も2なのです。そしたら、そのときのノウハウを生かせたと思うのです、病院自らが。今回病床転換のために462万円をかけてコンサルタントに業務委託しているのです。なぜ前回の経験とノウハウを生かせなかったのですか。今は病院が厳しいのに、自らやればできると思うのです。いかがですか。

答弁 病院事務長 本間力

そこは継続してこの業務を進めていたところなのですけれども、確かにこれまでのノウハウはございますが、正直今の病院の体制の中では全てが不安材料は払拭できなかったということもありますので、それを的確に地域包括ケア病棟に転換する上での体制整備、いろいろ施設基準の捉えとかもコンサルタントの専門的な知見できちんとシミュレーションをしながら進めていく考えでコンサルタントを入れて行ってきたというところでございます。

質問 9番 前田博之

事務長、そうやって答弁をするなら今までも管理料2の取得ですよね。では、コンサルタントに委託するのであれば、なぜ報酬点数の高い1を取得するようなコンサルタントに頼まなかったのですか。

答弁 病院事務長 本間力

1と2でいきますと在宅復帰率とかの捉えが厳しい状況は否めないと思っております。施設基準を今の病院の体制、それから地域包括ケア病床を目指すというのは、病院だけの問題ではなくてきちんと地域を見て、今の地域包括ケアシステムの中でこの病院の役割がどういう役割を持っていくかということが1つ前提です。ですので、1に上げたいという我々職員の中でもありますけれども、そこは段階を踏んで、きちんとスタッフの充実も含めて、そういうやり方をしていかなければいけない。まずは今回急性期病棟だけですけれども、早期の転換を進めて、まずは進めることを重点にやってきておりますので、そこはご理解いただきたいと思います。

質問 9番 前田博之

私は、ある程度病院が少しでもよくなってほしいということで視点を厳しく言っているのです。それと、なぜここを言っているかといったら、大塩町長は新病院を開設するよと。そして、これまでの病院がいろいろと町民、議会等々から指摘されていると。それを少しでも払拭して喜ばれる病院をつくりたいということで優秀なスタッフを送っているのです。だから、私はその期待に応えてほしいから言っているのです。意地悪をして言っていないのです。やっぱり職員はそれぐらい応えて、今言ったように1になれば大分違うのです。今のように時間がないから2であって、我々の力でやりましょうというのなら私も納得するのだ。400万円も委託料をかけて今までの2だったら意味がないでしょう。1を取るために我々はノウハウがないからどうするかというのなら分かるのです。私はそういう意味で言っているのです。答弁は要りません。そこで、先ほど田上議員も介護医療院かな、ちょっと心配していたのだけれども、同じことが地域包括ケア病床でも言えると思うのです。ネガティブな言い方をするのだけれども、現実にこの地域包括ケア病床は過去にもいろいろあったのです、不祥事を絡めて。やっぱりやめるということなってしまったのだから。そういうことを含めて私は反省して言うのだけれども、本当に病床の安定的な維持や収益向上にはやっぱり病床利用率の向上、施設基準の充足、これは左右するのです。特に介護医療院も含めて人材不足の中で人材確保がネックとなります。患者を受け入れる中でぜひ指定基準が欠如に至らないようにしてほしいのだけれども、そういうことをするためには患者も集めなければいけないけれども、事務局として職員として何をしなければいけないと思いますか。

答弁 病院事務長 本間力

その前に、すみません。入院管理料の1と2、確かに今回6月の改正がありまして2段階になっています。地域包括ケア病棟の入院管理料の1は40日以内で2,838点.それから40日以降で2,690点、今取っていく2のほうは1の2,838点に対して2,649点なのです。40日以上で2,690点に対して2,510点なのです。確かに100点、200点の差はあります。ですけれども、確実に取っていく上では我々としては2でいくということで、それが姿勢として地域の病院の受入れ態勢を、急性期ではやはり厳しいのです。ですので、そういったところを踏まえてケアミックス病院で病床を回していくという考えですので、そこは理解していただきたいと思います。何をやらなければいけないかというところでいきますと、こういった病院経営をこれから動かしていくと言ったら言葉は適切ではないかもしれないですけれども、スタッフそれぞれが役割を持って動かしていく上でも医療事務をきちんと把握する、職員が正直不足しております。レセプトを含めて医療事務は今委託しておりますけれども、ただ我々職員も、私も5か月たっていますけれども、まだまだ診療報酬はこの5か月で全て覚えることは難しいところでございますので、適正にこういった施設基準を把握して、それから診療報酬がきちんと算定できるという、当院の患者の動向を捉えて、そういったところをきちんと把握して、それが収益につながっていくような体制を取ることがまず私としての1つ優先の課題として捉えているところでございます。

質問 9番 前田博之

次、在宅復帰についてお聞きします。今病院事務長も答弁しましたけれども、在宅復帰についてはここの議会でも前回地域包括ケア病床を入れるときにかなり議論されているのです。そこで、その点をお聞きします。ご存じのように地域包括ケア病床は在宅復帰を前提とした病床なのです。受入れ側に十分な用意がない状態でも戻らなければならないことも考えられます。よって、在宅復帰支援は欠かせません。町内には在宅支援をする医療機関はないと思います。前回の地域包括ケア病棟に当たって在宅復帰支援について、先ほど言いましたけれども、何とか体制はできないのかということで議会でも質問や議論をしています。それで、今回は在宅復帰支援病院としての在宅医療体制は整備されるのでしょうか。介護保険サービスとの連携も欠かせませんけれども、このことを十分配慮して地域包括ケア病床の再転換を町長は図ったと思われますけれども、町長というのは病院設置管理者ですから、と思いますけれども、在宅復帰支援の構築とその診療体制の具体的な指針や取組はできていますか。

答弁 病院事務長 本間力

すみません。先ほど在宅復帰のところでの1と2の部分の区分、入院患者数が入ってくる想定の部分が1のほうがちょっと厳しいということで、申し訳ありません、訂正させていただきたいと思います。在宅復帰率がこの施設基準で申し上げますと72.5%以上ということで設定されております。そういった中で、これを維持しながらご自宅に向かわれるための対応は退院カンファレンスなんかでも十分に行っていく体制で現在も努めております。ただ、それが地域の包括とも連携しながらやっていく部分は病院としてはまだまだ十分ではないという認識で、今高齢者介護課ともいろんな角度で患者個々の対応の協議を行ったりしております。そういう意味では今回9月1日付で、暫定的ではあるのですけれども、当院の地域連携室師長が今事務取扱として兼務をして看護局との連携を深めるような体制づくりを行っております。そういう意味で、現場実態としてはこういうことで今地域包括ケア病床を転換していく上で院内の地域連携室を強化していくということでの現場対応は行っているところでございますので、それを指針というか、運用面のきちんと見える化、それはこれからアクションプランなどに向けてきちんと位置づけていきたいという考えでおります。

質問 9番 前田博之

位置づけていくということはまだやっていないということだよね。そうであれば、今病院事務長が言ったのだけれども、在宅医療復帰について努めていると、こう言いました。では、現状の復帰に努めている、どのように在宅復帰をしているか事例を挙げてください。これは過去にも話しているけれども、その後は言いません。今病院事務長は努めていると言ったのだから、もうできているのでしょう。そういうことです。それと、医者も3人にもなったと。在宅復帰の支援の構築とその体制の具体的支援が今までないから言っているのです。もう一回、今回再開、入れるから、反省を踏まえてそういうものを整備して入れたことになるのです、普通は。だから、具体的に、今言ったように在宅復帰に努めているなら実際にそれを言ってください。そして、それを今度どう膨らませてどうなるのか教えてください。

答弁 病院事務長 本間力

大変申し訳ございません。在宅の復帰自体、退院の際に復帰はご自宅ないし高齢者施設等の含まれる在宅復帰という捉えなのですけれども、その中でいきますと病院が患者を乱暴にもご自宅にということには当然ならないので、在宅で療養するということになれば訪問看護ステーションあたりの連携であったりとか、または将来的に当院としても訪問診療の体制を取っていきたいと考えております。ただ、それには、今は常勤医師3人ですけれども、そこに看護師、リハビリテーションスタッフ、そういった部分の体制はまだまだ十分ではないので、そこをしっかり含めながら在宅復帰に係る支援、これは包括の中で、全体での中ですけれども、病院としてもまだまだやっていくことを考えなければいけないと思っております。そういう意味では今すぐ、今年全部ということにはなかなかなりませんので、順を追って我々としても体制整備をしていかなければいけないというところで、まずは地域包括ケア病床の転換を進めさせていただきたいという考えでございます。

質問 9番 前田博之

もうこれ以上は議論しませんけれども、町立病院は本来、ここで議論されているけれども、在宅に関わる部分は訪問診療も体制をつくらないと駄目なのです。多分知っていると思います。だけれども、それはできていなくて、病院の言い方は、うちは在宅医療をやっていますよと、施設のほうだけしかできないと言っているのです。だから、今回改めて入れるということは、議会や町民が期待しているように在宅支援医療がある程度体制ができた中で入れたのですかって聞いているのです。

答弁 病院事務長 本間力

経営改善計画、令和7年度までですけれども、そこにも訪問診療のこと、それから今回の経営強化プランにも訪問診療体制の構築というものは位置づけてあります、これまでも。ただ、3月以前の話は申し上げませんが、新体制、4月以降の体制の中では、この地域のニーズというもので白老町立病院が求められる位置づけを考えますと、これはいつということは今の段階で申し上げれませんが、訪問診療体制は必須と捉えていますので、そこは今この場でいつからできるということは申し上げません。これは前提として進めているということはここで申し上げたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 9番 前田博之

在宅医療は今後の医療を支えるのです、十分に。今の病院事務長の話である程度の方向は見えたけれども、政策的に今の病院事務長の話を本当はもっと具現化しなければいけないのです。それにはいろいろな条件が出てきますし、お金もかかりますけれども。町長は、在宅支援についてはどのように考えていますか。

答弁 町長 大塩英男

今後の白老町立病院、白老町の向かうべき診療体制というのは訪問診療の部分だと思っております。その裏返しとして今3人の医師体制で行っているのですけれども、そのうち2名のお医者さんは訪問診療にたけている方に来ていただいているというような状況の中では、やはりしっかりと今後の進むべき道というのは訪問診療だと捉えています。

質問 9番 前田博之

次に、経営改善計画策定、今の答弁ではアクションプランとなっています。先ほど田上議員も質問したのですけれども、ちょっと漏れたというか、答弁がなかったので、お聞きしますけれども、このプランの基本的な考え方、まずこのプランの始まるのはいつから始まるのか、策定していつからスタートするのか。対象期間、そして経営指標に係る数値目標、これは非常に大きいのです。この設定はどのようになっていますか。

答弁 病院事務長 本間力

対象期間につきましては、今令和7年度までの経営改善計画がございますので、そこの令和7年の1年間の部分と新しくつくる部分のその辺の整合性を図らなければならないというところで現在アクションプランのそれぞれ細部を整理して、全体をまとめていくような作業中でございます。指標の設定でございますけれども、まずは医業収支の目標設定と、それから入院、外来患者数の目標設定、大きくはそこになってきます。その中で、先ほど来話をさせていただいている診療科目の体制、そういったところでの採算、不採算もきちんと位置づけて政策的にやっていかなければいけないところも少なからず科目としてはございますので、そういったところをきちんと指標として出していくようなイメージでおります。これは経営改善計画という位置づけでなくアクションプランと私が言っているところは、意図的に申し上げますと、これは病院の職員がそれぞれアクションプランの行動を個々の職員がきちんと把握できるようなものにしていきたい、当然その指標も院内で見える化を図っていくというのを、できる限りそこを努めていきたい、それが職員それぞれが経営意識を持ってもらうような進め方、これは正直これまでは不足はしていたという捉えで私としては進めていきたいと考えております。

質問 9番 前田博之

ちょっと確認だけしておきたいのだけれども、先ほど答弁でアクションプランはコンサルタントと協議を進めると、こう言っているのだけれども、病院には今3つの計画があるのです。項目は言いません、分かっていますから。そこで、1つだけ言います。町立病院を改築するために町立病院改築基本計画をつくっているのです。この計画の中に収支計画があるのです。分かっていますよね。これは新病院開設後、令和7年度以降を収支計画としてシミュレーションしているのだけれども、策定に当たっての意図的なことは病院事務長から答弁があったけれども、では令和7年からシミュレーションしている基本計画の収支計画と今後できるアクションプランの整合性はどうなっているの。

答弁 病院事務長 本間力

当然そこは、細かい数値は、すみません、把握はできていなかったのですけれども、当然町立病院改築基本計画の中でも収支の見通しがあってこの事業ですから、そういう意味ではその時点でつくられたもの、それから令和3年に改訂版となった病院経営改善計画の収支、それから今般の3月で策定した経営強化プランの収支、これはそれぞれ年次ごとで動いていますので、やっぱり経営の状況によって収支がそれぞれ異なってきている部分はあります。それは少なからず整合性を取っていかなければいけないところですので、現時点で先ほど来お話に出ているように予算の捉えも含めてその見通しを立てる上で一定限の精査はしていくつもりでいます。それぞれの計画自体の整合性を図る上での改定するだとかどうするかというところはこの場では申し上げられませんが、収支見通しにつきましてはきちんと整合性を図って今の実態に沿った形で整理していくという考えでおります。

質問 9番 前田博之

これからつくるアクションプラン、病院の今後を左右すると思います。そこで、2点ほど質問がありますけれども、理事者に伺います。どちらの答弁でもいいですけれども、やっぱり病院は自ら身を切るような努力をしなければ決して業績は好転しないと私は思っています。病院を再建するためには、これは一般会計でも常に私は言っておりますけれども、入るを量りていずるを制す、これに大きく転換することでないでしょうか。これが先ほどの予算書の作り方、それと現実的な今の病院はどうあるかを見える化する、今言ったことをやると経営改善の一里塚にはなると思うのです。やはり入るを量りていずるを制すを基軸にして達成可能なアクションプランとなるように、理事者の使命というか、それらをつくる側にきちんと伝達するというか意思を伝えないと、結果的には、今もできると思うのだけれども、計画になってしまうと思うのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 大塩英男

経営改善計画のご質問でございます。議員からご指摘のあった3つの計画があるよねということで私も認識しております。これは病院の改築をするための今後の収支を表した計画、そして2020年につくった病院の経営改善計画、そして直近でつくりました、これは国の方針に基づいたアクションプランということで、この3つがあると思っています。それぞれ性格があって、改築のための計画については病院を建てたときに今後どう収支を図っていくかという計画です。そして、やはり一番大きいのは2020年に作った経営改善計画が芯になっている部分ということです。アクションプランは、どちらかというと今後の病院の経営というよりも形態というか、どういう方向性で進んでいったらいいかというプランだったと私は認識しておりますので、ここの3つをしっかりと統合させて経営改善計画ということを、1答目でもご答弁させていただいたように、年内を目途にそういった案をお示ししていきたいと思っております。それで、冒頭に予算のお話がありまして、病院事務長からも答弁したように、私も予算編成の中で何を重視しているかというと、計画に基づいた形で病院経営をしなければならないという認識を持っております。ここの計画にずれがあると実行していくときにもそごが出てくるというのが議員のご指摘かと思いますので、まずはベースとなる計画をしっかりと新病院の開院も含めて、新体制も含めて、この計画をしっかりと策定をして進めていかなければならないと思っております。

質問 9番 前田博之

今町長が明確にアクションプランではなくて経営改善計画みたいなものをつくると言いましたので、ぜひつくってほしいと思います。それで、これで最後ですけれども、町長より副町長が職務上でいけば病院を管理する、副町長になるのかな、病院設置管理者と違うから。だけれども、全体のそういう計画をつくったり病院も把握していると思いますので、これは副町長がこれから経営改善を策定する上できちんと1つの目的を持ってチェックしていかないと、結果的に収まらない部分はあると思うのだけれども、そこでお聞きしますけれども、計画策定は職員だけではなくて病院長をはじめとする医療スタッフも関わって、院内一丸となって経営改善の策定に私は取り組むべきだと思います。でなければ、これまでと同じ轍を踏むのです。総合力を結集して達成可能な経営改善計画にすることが使命なのです。そして、実行力のある計画をつくらなければいけないのですけれども、その辺を目指す副町長としての計画をつくる手腕をお聞きします。

答弁 副町長 大黒克已

先ほど議員からの質問で今病院経営で何が必要かということで病院事務長が答弁いたしましたけれども、私はこれまでの古い病院で体制もほぼほぼ変わらない中で、そういう中で医師も含めてスタッフがずっと医療業務に従事していたと。しかし、来年5月に新しい病院を造ると、これは本当に転換期、一つの転換だと思っています。その中で、必要なところはスタッフ全員が同じ方向を向いて新しい病院をどうつくっていくのか、町民のためになる医療というのはどういうものかというのをしっかり共通認識した上で病院運営をしなければならないと考えております。そこをどのようにそのような意識に持っていくかというのが一番重要なことだと思っています。その上で、議員からおっしゃられた計画策定においても同じです。事務局がつくるわけではなくて、やっぱり病院全体としてこの計画をつくっていかなければならないと考えておりますので、その辺はスタッフ全員の英知を結集した中で町民に愛される病院のための計画というものを策定していきたいと思っていますし、それに微力ですけれども、私の力を注いでいきたいと考えてございます。

答弁 病院事務長 本間力

すみません。9月からの3名常勤体制の中でこま数の云々という話がありましたけれども、1つだけ、先ほどと同様に体制は、こま数は変わっていないのですけれども、患者が曜日としては混み合う時間帯がございます。そこはきちんと空いている先生と言ったら語弊がありますけれども、特に新規患者がその日によっては多く入るケースがございますので、そういったときに混み合う、毎月かかって、かかりつけの方に迷惑がかからないように新規患者を空いている先生に診てもらうなり、そういうところは外来の看護師と先生方で調整して行っているということは、そこは少なからず向上しているかなと、患者がたくさん来てお待ちいただいているのは、そこは申し訳ないと思うのですけれども、できるだけそういったところを軽減できるようには病院としても考えていきますので、そこはご理解いただきたいと思います。

答弁 町長 大塩英男

令和6年度がスタートしてもう間もなく半年を過ぎるということで、町民の皆さんに愛される病院づくりの今年度の中間報告と言ったらおかしいのですけれども、1つお話をさせていただければと思います。今年度、新院長の体制の中、スタートをさせていただきました。その中で様々に今年度に入って新しい院長とも懇談する機会というのを非常に多く持たさせていただいております。その中で院長先生から町としての町立病院に期待することというのをどんどん意見してくださいと、そして院長からは病院として町に対する要望をどんどん出しますというようなお話をいただいておりまして、今私と院長の関係性というのは非常にいい関係性かなと私は思っております。その中で、先ほどちょっと病院事務長からもお話があったのですけれども、院長から診療報酬に対するしっかりとした獲得というのをやってほしいというお話をいただきました。これというのは、私も勉強不足の中でいろいろと調べた中では経営改善には一番重要な部分だと改めて認識をしておりまして、この辺の部分については専門家の力も借りようかなと思っておりまして、この辺はしっかりと力を入れていきたいと思っております。それとは別に、今度は町民の皆さんに愛される病院づくりということで、今の院長先生の下でしっかりと町民の皆さん、患者の皆さんのお話を聞いていただいているのではないかと私も捉えておりますし、町民の皆さんからあのお医者さん、いろいろと話を聞いてくれているよという声もしっかりと聞いているところでございます。今の先生方にはしっかりと町民の皆さんに寄り添ってほしいという話も常々させていただいておりますので、町民の皆さんに愛される病院づくりというのは一歩ずつ着実に進めていきたいと考えておりますので、ご理解いただければと思います。

質問 9番 前田博之

3.町財政について。(1)、令和5年度一般会計決算について。①、決算の概況と実質決算剰余金及びその使途について。②、5年度補正予算で追加・増減した一般財源の歳入補正額と経常費、積立金、繰出金、臨時事業費等での歳出補正額について。③、当初予算、補正予算での財政調整基金・特定基金への積立金と積立金取崩し額について。(2)、令和6年度一般会計予算の収支状況について。①、第2・四半期までの歳入・歳出の財政状況と予算執行状況について。②、今後想定される歳入・歳出での懸念材料と見通しについて。(3)、白老町行財政改革推進計画策定の進捗状況について。

答弁 町長 大塩英男

「町財政」についてのご質問であります。1項目めの「令和5年度一般会計決算」についてであります。1点目の「決算の概況と実質決算剰余金及びその使途」についてでありますが、令和5年度一般会計の決算状況につきましては、歳入137億3,721万6,000円に対し、歳出134億1,761万8,000円、差引3億1,959万8,000円、繰越事業の財源を除いた決算剰余金は3億1,913万5,000円となっております。健全化指標につきましては、実質公債費比率は10.8%で前年比0.7ポイントの減、将来負担比率は発生しておらず、いずれも前年度より改善しております。基金残高につきましては、前年比5億2,273万6,000円増の約36億6,000万円となっております。決算剰余金の使途につきましては、本定例会において、令和5年度決算剰余金の2分の1を下らない金額として1億6,000万円を財政調整基金に積み立てる補正予算を提案しており、積立金以外は、6年度補正予算の財源となるものであります。2点目の「令和5年度補正予算で追加・増減した一般財源の歳入補正額と経常費、積立金、繰出金、臨時事業費等での歳出補正額」についてでありますが、5年度補正予算一般財源の歳入補正額は、11億1,034万9,000円、歳出補正額は、経常費10億9,280万3,000円のうち積立金7億7,584万8,000円、繰出金2億2,713万5,000円となっており、臨時事業費は、27億7,421万1,000円であります。歳入補正予算の主な増加要因としましては、普通交付税が、当初予算額より2億 4,434万2,000円の増となっております。また、歳出補正予算の主な増加要因としましては、病院改築事業に係る補助金の受け入れを、病院会計から一般会計に振り替えたことなどによる国民健康保険病院事業会計繰出金等(病院改築事業分)14億4,750万円、各種基金積立金7億7,584万8,000円、国の交付金を活用した物価高騰対策事業5億3,893万2,000円であります。3点目の「当初予算、補正予算での財政調整基金・特定基金への積立金と積立金取崩し額」についてでありますが、財政調整基金につきましては、令和5年度当初予算を骨格予算として編成したことから、肉づけ予算の事業財源として当初予算で7,000万円、補正予算第7号において4年度決算剰余金のうち1億7,000万円を積み立てており、取崩し額は肉づけ予算の事業財源分4,480万8,000円となっております。特定目的基金の積立額は、総額6億9,815万1,000円、主なものとして、当初予算では公共施設等整備基金に2,000万円、役場庁舎建設基金に2,000万円、子ども夢基金に1,000万円、補正予算では公共施設等整備基金に2億5,000万円、子ども夢基金に1,000万円となっております。特定目的基金からの取崩し額は、総額2億8,919万円、主なものとして、当初予算ではふるさとGENKI応援寄附金基金繰入金から7,653万3,000円、公共施設等整備基金繰入金から5,213万 2,000円 、補正予算では、ふるさとGENKI応援寄附金基金繰入金から 4,075万2,000円、公共施設等整備基金繰入金から1億270万1,000円となっております。2項目めの「令和6年度一般会計予算の収支状況」についてであります。1点目の「第2・四半期までの歳入・歳出の財政状況と予算執行状況」についてでありますが、町税につきましては、固定資産税の増などにより予算額を上回る見込みであります。普通交付税は、当初予算を1億5,686万7,000円上回る36億5,686万7,000円、臨時財政対策債発行可能額は当初予算を149万6,000円下回る1,750万4,000円となっており、ふるさと納税は、7月末現在で前年同月比2,144万6,000円増の1億5,306万3,000円と堅調に推移しております。2点目の「今後想定される歳入・歳出での懸念材料と見通し」についてでありますが、現時点において特筆すべき大きな歳出は見込んでおりませんが、今後、自然災害による災害復旧費の発生や病院事業会計への追加繰り出しが想定されるところであります。3項目めの「白老町行財政改革推進計画策定の進捗状況」についてであります。令和3年4月に策定した白老町行財政改革推進計画において、3年度から10年度までの財政収支見通しの推計をしておりますが、本年度が計画見直し年度となっていることから、5年度までの実績を基に、財政収支見通しの見直し作業を進めております。

質問 9番 前田博之

令和5年度の一般会計決算です。令和5年度での補正予算での歳入超過した財源を財政調整基金やその他の基金に積み増しをしています。決算書の積立額を見ますと、ふるさとGENKI応援寄附金基金を除いて2億8,300万円になっています。この額に実質収支、すなわち不用額の3億1,900万円を合算しますと、決算剰余金という言葉で言うと6億200万円になります。この額を令和5年度の一般会計の剰余金とみなしてよろしいですか。

答弁 企画財政課長 増田宏仁

決算剰余金と積立金を含めた実質的な剰余金のお話だと思います。決算剰余金については、議員がおっしゃるとおり約3億2,000万円、これに令和5年度の中で基金に積んだ分というところかと思いますけれども、金額的にいくと年度中の補正予算で積み立てた金額としては7億7,580万8,000円で、そのうちふるさと納税や指定寄附を含めた寄附金の分が3億2,830万9,000円、残りが俗に言う積み増し分ということになりますけれども、この金額が4億4,753万9,000円です。このうち財源が一般財源でないもの、特定防衛施設周辺整備調整交付金の基金に積んでいる部分が1,753万9,000円ありまして、これを引くと4億3,000万円が一般財源として積んだものというところです。このうち前年度の令和4年度の決算剰余金の2分の1を積んだ金額が1億7,000万円ですので、実質的に令和5年度中あるいは令和5年度の決算において積んだ金額としては2億6,000万円入る。だから、おおむね5億8,000万円程度、6億円弱になるかと思います。

質問 9番 前田博之

大体私が言うとおり6億円です。そこで、これは超過課税を大きくしのぐ剰余金となっていますが、そこで令和5年度の一般会計補正予算での病院会計の赤字補填と資金不足を解消するために1億6,000万円追加しているのです。これだけの膨大な繰出金を出しているにもかかわらず、ただいまあったように令和5年度会計の剰余金は6億円に達しています。これだけを見るとまちの財源が潤沢になっているのだと認識してよろしいですか。

答弁 企画財政課長 増田宏仁

まちの財政が豊かになっているかどうかというところですけれども、財政健全化プランをやっている時代に比べれば財政状況はよくなっているというような言い方はできると思います。ただ、実際に、過去の議会の中でもお答えさせていただいておりますけれども、基金の積立額ですとか、そういったところを北海道平均なんかと比べると、ちょうど令和4年度の決算で90位ぐらいだったと思いますので、まだまだ向上していく余地はあるのかと思っておりますので、過去に比べればよくなっているというような言い方はできるかと思いますけれども、これで財政状況が万全だと、何の心配もないというようなことはまだまだ言える状況ではないと思っております。

質問 9番 前田博之

後に続くことなので、2点ぐらい聞いておきますけれども、まず令和6年度予算で町税なのだけれども、ここ数年町民税、固定資産税、増額補正していますけれども、今回はないです。その辺の今回の令和6年度の見通しと、今まちの人口減少が進んで生産年齢人口の減少や転出傾向はますます顕著になっています。当然地域内経済も町税収に影響を及ばすけれども、今後の個人、法人の町民税の収入をどのように見通していますか。

答弁 税務課長 高尾利弘

まず、町税についてですけれども、今回当初予算で定額減税なんかもありまして5,600万円ほどの減額と、合わせて全体としては5,156万円ほどの減額を見込んだ予算でしたけれども、4月末現在においては1,100万円程度の増額になってございます。昨年の予算と同じ徴収率ということで見ていますけれども、2.8%ほどとなっております。基本的には法人はまだ現在は分からないのですけれども、法人はどちらかというと予算よりは落ちているという状況で、例えば今回会社としてはサッポロドラッグストアーですとか、そういった新設に伴ってある程度の法人町民税の伸びは考えられるのですけれども、大きくは固定資産税のほうが毎年償却資産の減耗とかで少なくなっているということで、そちらの部分ということでは町税全体として目減り傾向にあるというようなことで押さえてございます。

質問 9番 前田博之

そうすると、町長から行政報告がないのだけれども、これは一番大事なことなのです、今の地域の経済の在り方について。日本製紙白老工場では紙の需要減で3台ある抄紙機の1台を2025年9月で停止すると報道がありました。町に申出があるのかどうか分かりませんけれども、抄紙機を1台停止することでの償却資産税への影響と、その額は幾らと試算されますか。

答弁 経済振興課長 三上裕志

新聞報道のあった前日、工場長以下が町長のところに来られまして報告があったところですが、そのときに固定資産税はどのぐらい影響があるのかといったような話はしましたけれども、実際に抄紙機1台に、あと附属する機械、カッターですとか、ボイラーですとか、正式に全体の止まる機械がまだ分かっていないというようなところで、今後機械を止めて撤去する機械がはっきりした段階で日本製紙側と税務課サイドが協議した中で精査するとしております。〔「額は分かっていないの。正式な額は分からないの」と呼ぶ者あり〕

答弁 経済振興課長 三上裕志

額については、まだはっきりした額は分からないといったようなことでした。

質問 9番 前田博之

新年度の税の確定までは分かりますか。

答弁 経済振興課長 三上裕志

新年度につきましては、1月1日付の償却資産というか固定資産になりますので、その時点では変更はないということです。

質問 9番 前田博之

かなりの額になるというような話も出ていますので、ある程度で抑えれればいいのかと思います。ぜひ精度を高めてきちんと減収分の対策をしなければいけないと思っています。それで、もう時間がありませんので、白老町行財政改革推進計画に入ります。そこでは答弁もありましたけれども、町の行財政背景の様相は大きく変容しています。大塩町長は、令和5年3月に就任していますので、今の計画を引き継いでいるのです。財政収支の見直しも含めて大塩町長の下で本丸の行政改革推進計画の新たな策定はあるのでしょうか。

答弁 企画財政課長 増田宏仁

既存で白老町行財政改革推進計画というのが今動いているような状況で、今年度につきましては中間年ということで見直しの年ということで、それに合わせて、町長の答弁にもありましたとおり、財政収支の見通しも行っておるというような状況ですので、新たに策定というよりは見直しを行うことになるかと思います。

質問 9番 前田博之

それでは、対象期間、各事業のフレームの、事業費の推計とか事業をどうするかという、そういうような部分の今の捉え方、それと種々ある財政指標の目標値などをきちんとのせるのか、その辺はいかがですか。

答弁 企画財政課長 増田宏仁

期間については、既存の計画を特に延ばすということは考えておりません。あくまでも改定ですので、今の計画期間の中で中間年での見直しということになりますので、それを延ばすという考え方はありません。財政収支の見通しの考え方ですけれども、計画において3年ほど決算の数字が出ておりますので、その数字を踏まえながら実態に合ったところで数字を見直していくことになるかと思います。それで、議員がおっしゃったように将来的に懸念されるような事項等があれば、見直しの時点で金額等がはっきりしているものであれば当然のっけていくようなことになるかと思いますけれども、懸案事項はいろいろあると思いますけれども、なかなか今の時点で結論が出ていないものに関しては金額的な部分をのせるのは難しい部分がありますので、もし計画を見直しした後にそういったものの額が確定してくれば、その時点で計画の数字をいじっていくというようなことになるかと思います。

質問 9番 前田博之

令和10年までですよね。今は令和6年、あと3年あるのかい。前の人のを踏襲して若干手直しするという程度なのだね、町長は。それでは、あと4年ぐらいしかないのだけれども、現実にその4年間であっても、これがどういう事業を考えなければいけないってありますよね。今企画財政課長は曖昧なことを言ったけれども、今個別事業でこれだけはこの10年間でこの中に入れなければいけない、これだけ大きな支出を構えているもの、計上しているものがあるよと、そういうものは押さえているものはありますか。もしあれば事業別に言ってください。

答弁 企画財政課長 増田宏仁

今後の事業で一番大きいものといえば、やはり庁舎の改築が喫緊の課題となっておりますので、この部分は確実に出てくると思います。ただ、財源として起債を使うもの、あるいは補助金、国庫補助金を使ってやるものというのは、今までの計画の中でもそうですけれども、起債についてはあくまでも計画上の枠の中でやるというような考え方でありますので、特段そこの部分を別に上乗せしてというような考え方は持っておりません。

質問 9番 前田博之

では、今騒がれている公共施設の削減と除却、この更新の費用はどの程度押さえていますか。計画に出ていますか。当然数字は上がってくると思います、4年間でやらなければいけないですから。それと、今言った庁舎の部分、借入額は抑えると言っているけれども、現実に庁舎の建設と新病院での起債の発行等、公債費は高止まりします。本当にそこを抑えられますか。ということは、町民サービスの事業にしわ寄せが来るということです。まずその点。それと、起債残高は決算書を見れば分かりますけれども、今の金利上昇傾向に伴う起債の借入利子の負担、これは大きくなると思いますけれども、私が何点か言った部分についての対応は、この4年間の中で整理されるのですか。

答弁 企画財政課長 増田宏仁

公共施設の適正配置に伴っていろいろ改築等が出てくるというところのお話ですけれども、これも基本的には財源が起債等になるということになれば当然その計画の範囲の中でやっていくという考えになります。それから、借入れの利子の関係は、過去に借りているものは金利は固定ですので、変わりませんけれども、これから借り入れる分、その辺の部分については直近でいくと1%近く、過去は0.02%とかすごく低金利で借りれたのですけれども、直近だと20年で借りて1%程度とかなり利率が上がってきていますので、起債の借り入れる額が多くなればなるほど利子の負担も大きくなっていくと思いますので、その分は今後今までにない負担額というようなことになると思っております。

質問 9番 前田博之

懸念される最後の大きな材料です。来年からはもう現実に直面すると思いますけれども、病院、水道会計の繰出金をどのように押さえているかということです。病院ももう改築の起債元利を払っています。大きな額になります、令和7年度からは。病院はライフサイクルを出していますから、数字を見てください。それと、起債の償還の何割かな、半分かな、5,000万円相当は一般財源で出さなければ駄目です。上乗せになります。新たに始まるランニングコストを5,000万円ぐらい見ていますけれども、今の病院では自分で賄い切れないでしょう。多分来るかも分かりません。それと、水道は戦略会議で1億5,000万円年間あります。こういう部分についてはどのように考えていますか。これは副町長が答えてください。

答弁 副町長 大黒克已

もう既に走り始めている事業でございます、病院にしても。水道事業会計にしても近々に料金改定というような中での財源の見直しを行わなければならないという中で、一般会計がどの程度そこに手を入れていくかというところ、まだ正式には決定はしてございませんが、いずれにしましてもこれを避けるということはできません。という中では全体の収入の中でいかにこのような直接的にかかる義務的な経費を捻出しながら町民サービスを落とさないでやるかというところは一つの鍵になると思っております。その辺につきましては内部でしっかり検討しながら財政運営を進めていかなければならないと考えています。

質問 9番 前田博之

財政収支、令和10年までといって大塩町長の顔というか、見えてこないのだよね、財政計画の中に。改定はするけれども、基本的なものは。それで、財政計画を作成する際の推計の枠組み、これは今議論もされていますけれども、厳しいのだけれども、財政の硬直化や財政規律を見据えつつの中で収支均衡を図る中でまちを元気にするために、ここです。機動的な財政運営、これを主たる目的にして、その財政運営、今は何をやっていくのだよとこの計画の中で町民の皆さんが見えるような、見える化されるような、4年でというのは本当は残念なのだけれども、そういう財政計画の見直しをすべきと思いますが、いかがですか。

答弁 町長 大塩英男

私の顔が見えないというご指摘がありましたけれども、決してそのようなことではなくて、財政計画というのは、今回の行財政推進計画はまちの計画ということで、ここの部分については誰が首長になっても財政運営というのはしっかりとした計画の中で進んでいきますので、そう変わるものではないと思っております。ただ、今機動的な財政運営、見える化ということで議員からご指摘をいただきました。これは非常に大事なことだということで、財政の見える化ということで将来的な形というのはまだまだお見せできていない部分はあるかもしれないのですけれども、財政の見える化というのはしっかりと町民の皆さんに様々な場面で見える化を図ってきているとは思っております。ですから、この辺、今町としての財政というのは何に使われているか、今後どういう形になっていくかというのは今後においてもしっかりとやらさせていただきたいと思っております。さらには、機動的な財政運営ということで、令和5年度の決算ということで来週から決算審査特別委員会も開いていただいて認定をいただくところでございますが、令和5年度を振り返りますと、やはり一定限積立金ということで基金の積立てもさせていただいた、さらには令和5年度は私の公約だった子供はまちの宝ということで、子育て支援ということで財政出動もさせていただいたということであれば、非常にバランスの取れた財政運営をしてこれたのかなと思っているところでございます。

質問 9番 前田博之

具体的なことはここで議論しませんけれども、大きな方向の町長の物の考え方だけはただしておきたいと思います。ということは、私はあえて機動的な財政運営と言ったのは、これは大塩町長のカラーを出したらどうですかという意味も含むのです。意味は分かりますよね、機動的な財政支出というのは。国でも言いますけれども。そういうこと言っているです、私は。だから、財政計画は誰がやっても同じだと、そういう発想にはならないと思うのだ。私はそういう意味で言った。なぜかといったら、大塩町長はまちを変えると言った。そして、白老の未来を切り開くという重要な公約に掲げていますよね、スローガン的だけれども。大塩町長としての政策的な事業、投資的事業、これを積極的に展開する山に差しかかっているのです。これから頂上に行かなければ駄目なのです。約束を果たすために政策的経費、投資的経費、当然経常費でも出ています、先ほどの繰出金なんかも。そういう財源確保を目標設定に重点的に置いて、財政の健全化が保たれる範囲において柔軟かつ積極的に事業を展開すべきと私は考えているのです。そのための大塩町長としての財政計画でないかということを言っているのです。大塩町長が目指す新しい白老町の活力を引き出す、そう言っているです。そのためには生きたお金の使われ方となるような財政計画の策定に取り組むべきだと思うのです。どうか4年間の見直しのお茶を濁さないで、4年間でもいいですから今私の言ったことをきちんと町長は計画をつくる職員に周知して、そしてここで議論するときにさすがに将来新しい白老町の活力を引き出すような計画になったなと、そういうことを言えるような計画をぜひつくってほしいと思いますけれども、町長の意思を確認して質問を終わります。

答弁 町長 大塩英男

先ほどのお答えで議員の捉え方、私のお話の仕方が悪かったからちょっとあれだったのですけれども、あくまでも今の計画の中というのは財政の収支見通しということで枠の中でやらさせていただいていますので、その枠を守っていかなければならないというような意味合いでのお答えでしたので、そこはご理解いただければと思います。それで、もちろん様々に事業を展開していくためには財政出動というのが出動になってきますし、何でも事業展開するためにはお金が必要だということも私は重々承知しております。私は、やはり魅力あるまちづくり、活力あるまちづくり、そして幸感力のあるまちづくり、感じていただけるまちづくりということで町民の皆さんとお約束をして、それで今この役割をいただいておりますので、具体的にどうだこうだということではここではお話しはしませんけれども、そこの部分に向けてしっかりと町政運営を担っていくという気持ちはこれからもしっかりとやらさせていただきたいと思いますので、その辺についてはもちろん財政出動もしていきまして、ただ将来を見据えたときには後年度負担、あまりにも過度な負担というのは残すわけにもいかないですし、これまでの過去の財政運営を考えてきたときには一定限公債費というのが本町における負担感にあったということは間違いないことですので、そこのバランスをしっかりと捉えた中で今後も財政運営させていただきたいと思います。

出典:白老町議会 令和6年定例会9月会議 2024年9月10日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる