白老町議会 令和6年定例会6月会議 2024年6月20日
経済活性化・まちのにぎわい創出
2024年6月20日、白老町議会の一般質問で、広地紀彰議員が「経済活性化・まちのにぎわい創出」について質問し、町長 大塩英男、経済振興課長 三上裕志、副町長 大黒克已、政策推進課長 太田誠、生涯学習課長 伊藤信幸が答弁しました。
- 質問者
- 広地紀彰 議員
- 答弁者
- 町長 大塩英男、経済振興課長 三上裕志、副町長 大黒克已、政策推進課長 太田誠、生涯学習課長 伊藤信幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 広地紀彰
会派しん、議席番号13番、広地紀彰です。通告に従い2項目6点にわたって質問してまいります。1、経済活性化・まちのにぎわい創出について。(1)、第1次白老町商業観光振興計画に定められた6つの基本施策を中心とした成果や達成状況、第2次同計画の8つの方針に基づく重要業績指標などの進捗や課題を伺います。(2)、駅北民間活力導入ゾーンや旧社台小学校、アヨロ鼻灯台など、町内誘客拠点の整備の現状や方向性、ウポポイをはじめとしたその他既存観光資源の振興策や連携、発信の在り方を伺います。(3)、食資源、観光資源の魅力発信や安定した気候を強みに変える仕組みづくりなど、今後のまちのにぎわい創出の考えを伺います。
答弁 町長 大塩英男
「経済活性化・まちのにぎわい創出」についてのご質問であります。1項目めの「第1次白老町商業観光振興計画に定められた6つの基本施策を中心とした成果や達成状況、第2次同計画の8つの方針に基づく重要業績指標などの進捗や課題」についてであります。第1次計画につきましては、平成28年度から31年度までの4年間の計画で、6つの基本施策と、関連する実効性及び波及効果の高い施策・事業を、実行優先度の高いリーディング・プロジェクトとして位置づけ、全体評価としては5段階中の3.4という評価結果でした。第1次計画の課題を踏まえ策定しました第2次計画における8つの基本事業方針の進捗といたしましては、評価指標となる11項目の令和5年度末時点の数値と、計画の中間年となる6年度目標値との比較では、11項目中4項目が達成済となっており、今後は未達成7項目の目標達成に向け取り組んでまいります。2項目めの「駅北民間活力導入ゾーンや旧社台小学校、アヨロ鼻灯台など、町内誘客拠点の整備の現状や方向性、ウポポイをはじめとしたその他既存観光資源の振興策や連携、発信の在り方」についてであります。民間活力導入区域につきましては、関心を持つ事業者から問合せがあるものの、資材や燃料費の高騰など社会情勢の影響により、参入事業者決定には至っていない現状であります。一方、今回実施いたしました牛肉まつりのように、イベント会場として確保する必要性もあると考えております。旧社台小学校につきましては、全ての人が学びとスポーツ・健康で交流できる場所をコンセプトに持つ(仮称)白老町文化スポーツ交流センターとして、将来的にはスポーツ合宿等の利用も視野に入れ、町民のみならずより多くの関係人口の創出が図られる施設とする考えであります。アヨロ鼻灯台につきましては、その魅力的な景観から、SNSを中心に注目を集めており、虎杖浜地区の重要な観光拠点として捉えております。今年度は転落防止柵の設置等、来訪されるお客様が安全安心に景観を楽しんでいただけるよう、アヨロ鼻灯台周辺保存会と連携を図りながら事業を進めていきたいと考えております。ウポポイとの連携につきましては、本年3月に包括連携協定を結び、誘客促進に向けて連携の強化を図っているところです。より情報共有を活発化させ、誘客の機会を逃すことなく、まちの観光振興につなげるよう努めてまいります。3項目めの「食資源、観光資源の魅力発信や安定した気候を強みに変える仕組みづくりなど、今後のまちのにぎわい創出の考え」についてであります。5年ぶりに開催した白老牛肉まつりをはじめ、9月には「食」をテーマに開催予定のポロトミンタㇻフェスティバルなど、白老駅北観光インフォメーションセンターを拠点として魅力ある食・観光資源を活用したイベントを開催し、にぎわい創出に努めてまいります。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。第1期と第2期の商業・観光振興計画では連動性が見られる一方、表記の変更など政策的な意図を持って第2期に向かっていると捉えられる箇所が散見されますが、その意図や第2期への反映の度合いを確認として伺います。特に第1期では最初に述べられていた観光資源のネットワーク化という基本施策について伺いたいと思います。第2期でも観光資源の連携等々への配慮はあるのですが、第1期では広域観光コースを回る周遊バスの検討など移動手段の確保が強く挙げられていたが、この成果と今後の考えについて伺いたいと思います。
答弁 経済振興課長 三上裕志
まずは、白老町商業・観光振興計画についてでございます。第2期の基本計画、基本事業方針、具体的な戦略及び目標値につきましては、第6次白老町総合計画、それと第2期白老町まち・ひと・しごと創生総合戦略における目標値を準用しております。その中でも今回未達成の目標の部分につきましては、第2期の中で新たな目標の達成に向けた取組を進めているところでございます。それと、周遊バスの関係でございますが、こちらにつきましては登別市と白老町の観光連絡協議会、こちらの広域連携の中におきまして広域観光コースを回る周遊バスというものを運行しておりまして、令和5年度におきましては10月31日と12月1日の2回運行しておりまして、定員40名に対して1回目が38名、2回目が39名で人気をなかなか有しているバスツアーとなっておりまして、広域連携事業としては一定の成果を得ているものと捉えております。また、本事業については今後も継続して行っていきたいと考えております。また、これは開発局の事業なのですが、登別温泉と洞爺湖温泉、こちらからウポポイまでシャトルバスを運行するといったような今後の計画もあるとは聞いております。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。民間事業者が資金を提供し合いながら運行をしています。登別市・白老町観光連絡協議会の助成も受けながらしている愛称、ゆたら号の成果について伺いたいと思います。その事業価値、そして私も第5回までの実証運行の成果は押さえていますが、あれはたしか16便ぐらい毎日ぐるぐる逆回転も入れて運行していると思うのですが、もう少し便数を落としてその分延伸を図る、もしくは停留所を増設するなど利用拡大を図り、事業価値の向上を協議会と共に探っていく必要があるのではないかと考えていますが、見解を伺いたいと思います。
答弁 経済振興課長 三上裕志
ゆたら号に関してのご質問でございます。ゆたら号に関しましては、虎杖浜温泉地域循環バス運行協議会といったところで運行しておりまして、町としてはその協議会には入っていませんので、これまで協議会との意見交換の場ですとか、総会ですとか、そういったところに参加したことはありません。ただ、今後においては白老町、登別市も絡む事業ですので、登別市・白老町観光連絡協議会と虎杖浜温泉地域循環バス運行協議会の連携の中でいろいろとそういった取組を模索する必要はあるのかなと感じております。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。今後の議論にも関係があるので、この点での総括として伺いたいと思うのですが、もしこのゆたら号の価値がまちの活性化や観光の促進といった公益に寄与するものであれば事業を強化すべきだと考えています。後にも触れますが、私の持論は登別市との観光動線を強化すべきという意見です。私も2月の登別市・白老町観光連絡協議会の総会に出ましたが、その中で初めて撤退の意向を表明した事業者が現れました。今回のこのゆたら号の事業を実証実験として終わらせるのではなく地域活性化、ネットワーク化、登別市からの誘客や登別市との広域連携の象徴としてより政策的に登別市への連携を図りながら推し進めることが地域活性化や観光動線の充実につながるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。
答弁 副町長 大黒克已
ただいま登別市との強力な連携というようなご意見をいただきました。やはり町といたしましても知名度ですとか認知度がある登別市、登別温泉、そういったところの観光施設と一緒に様々な取組を進めていきたいと考えておりますし、本年度におきましても登別市・白老町観光連絡協議会におきましてウポポイ誘客促進事業といった事業実施を予定しているところでございます。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。2点目に移ります。駅北等々の利活用や連携の在り方についてですが、第2次白老町商業・観光振興計画について伺います。まず、重要業績指標においては1答目の答弁で理解できました。特に重要と考えている観光入り込み客数や新規企業誘致における指標の状況と対策への考えを伺います。
答弁 経済振興課長 三上裕志
観光入り込み客数と企業誘致の件数、それと商品開発における指標というご質問でございます。まず、観光入り込み客数におきましては令和6年度の目標の312万5,000人に対しまして、実績として213万3,000人であります。この目標につきましては、ウポポイの来場100万人という目標、それをベースに作成しているものですので、なかなか目標に達していない状況にございますが、観光入り込み客数拡大に向けてウポポイを軸とした誘客活動を実施する必要が今後もあるとは捉えておりますし、認知度の拡大に向けた道内外に向けてのPR活動につきましてはウポポイとともに積極的に進めてまいりたいと考えております。新規企業誘致、それと商品開発における指標、こちらにつきましては町民意識調査における町民満足度、それを指標としております。これにつきましては令和5年度は30.8%で、目標値が50.3%ということで目標値からは大きく乖離している状況でありますが、町としましてはコロナ禍においてテレワークやリモートワークが進んだことによって働き方の多様性といったようなことが進んだこと、それとラピダスを契機としました関連産業の進出や副次的な効果が期待されることもありますので、積極的な情報収集をこれからも進めていきたいなとは思っております。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。まずは、観光入り込み客数の拡大に向けてどのような手を打つか、複合的な政策が必要であると考えています。第一にウポポイの一層の振興とまちの活性化との連携について議論をいたしたいと思っています。課長からの答弁でもあったとおり、ウポポイの入り込み客数がまちの観光入り込み数にも直結している部分は私も同感です。その中で白老町は令和6年3月25日、ウポポイを運営するアイヌ民族文化財団と包括連携協定を締結し、アイヌ文化振興、共生社会の実現、教育、研究、人材育成、そしてまちづくりの推進などの6項目で連携協力することを定めています。ウポポイの大義に沿った内容であると捉えていますが、このまちづくりの推進という点が興味深く感じました。まちづくりの推進に当たってウポポイとまちはどのような連携が企図されているのかどうか、現時点でのお考えを伺います。
答弁 政策推進課長 太田誠
ウポポイの包括連携の関係についてでございます。包括連携の協定を結ぶ前からもウポポイと連携を図りながらアイヌ文化の振興、観光入り込み客数の拡大に向けて首都圏を中心にPR活動をしてきたところでございます。連携では6月に実施した牛肉まつりもそうですし、7月の中旬にポロトミンタㇻフェスティバルなどのイベント、また白老町民の日常利用を促進するために幼稚園、保育園の園児の皆様が気軽に園路を散策できるということで、それをもちろん中学生以下は無料でございますので、今までも当然入館はできたのですけれども、そこが何かちょっと仕切りが高いというか、そういうようなことでPR、周知をしたところ幼稚園と保育園の2園が早速出向いてアイヌ文化に触れたというところがございます。これは本当に若い子たちに気軽にアイヌ文化に触れてもらって、さらには小学校、中学校になったときにまた訪れたいだとかということで、アイヌ文化の伝承や担い手の育成にもつながるのかなと感じております。今後においてもウポポイ及び白老町認知度の拡大に向けた道内外の誘客、PR等を継続に実施してアイヌ文化、白老町の食や自然の魅力を国内外に発信するとともに、さらなる連携の取組を強化していきたいと考えております。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。この包括協定というのは時期を得ているのかなと感じていますし、さらなる息吹を入れていくべきだと考えています。まちも本年度は高校生以上の町民を対象にウポポイの年間パスポートの料金負担をする利用促進事業を計画しており、ウポポイが町民に愛される施設にならなければいけないと思う。入場者増を後押ししたいと町長自らが語っておられたと報じられております。ウポポイの大義に立ちながら、まず町民一人一人がそのウポポイの親善大使となれるように、町民に愛される施設となれるようにまちづくりの側面からまちの今後の様々な企画や事業に対してウポポイにさらなる連携をまちのほうからも主体的に呼びかけていくべきではないかと感じていますが、いかがですか。
答弁 町長 大塩英男
ウポポイとまちとの連携というご質問でございます。このたび3月26日にウポポイの誘客推進戦略というような、国のほうから発表がございまして、やはりその地元の白老町とウポポイがしっかりと連携をして、そして町民の皆さんが気軽に行ける施設ではないと、この誘客の推進にはつながらないよというようなご提言をいただいたところでございます。まちとウポポイとの連携につきましては、本年の二十歳を祝う会を初めてウポポイで実施をさせていただいて、そして一定限このふるさと白老町にあるこういったアイヌ文化の発信拠点であるウポポイで二十歳を祝う会をやったということは、大変意義深いことだったなと私も思っているところでございます。ですから、そういった部分も含めて地元白老町とウポポイとが連携をして、やはりたくさんの方に来ていただくということは、これはアイヌ文化の理解促進につながることだということで間違いありませんので、しっかりとこの辺は町としても取組を進めてまいりたいと思っております。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。今の町長の答弁の中にあった地元白老町という発想がまちのこれからの行政の進め方について、また町民の意識にとって大切な視点ではないかと感じます。第2に、これからの観光入り込み客数の拡大に向けてまちも振興計画で取り上げていらっしゃいますが、地域資源の活用が入り込み客増加に向けた大切な視点ではないかと捉えています。旧社台小学校のことは3点目に聞くとしまして、ここではアヨロ鼻灯台の複層的な政策効果をもくろむべきといった部分について議論をさせていただきます。アヨロ鼻灯台の景観の魅力は本当にすばらしく、北海道の自然第1位や北海道の景勝地第1位を誇った室蘭市の地球岬と比べても決して見劣りのしない魅力、景観を持つと感じております。まちが進めようとしている転落防止柵は私も必要であると感じており施設整備には賛成いたしますが、単なる景観だけではない魅力を発信する整備が今後必要になってくるのではないかと感じています。夏には漁り火、冬はスケトウ船の様子などの風物詩が、またアフンルパロやオソロコッやカムイミンタㇻなどのアイヌの伝承や縄文文化や縄文の遺跡が息づいている地でもあります。平成29年11月の産業厚生常任委員会協議会で示されたアヨロ鼻灯台周辺の観光拠点としての活用の中には、まちも活用の考え方として次のような意欲的な計画を打ち出されています。灯台をアヨロ地域のシンボルとしての施設とし、眺望の場や写真撮影スポットとしての活用が考えられるほか、アヨロ海岸、遺跡を結びつけ歴史を巡るフットパスルートの整備、夜の時間軸を利用したライトアップや漁火鑑賞の場として活用を検討するとしています。こうした様々な魅力を発信できる視点を持った整備は今後求められていくのではないかと考えていますが、いかがでしょうか。
答弁 経済振興課長 三上裕志
私もこの4月に担当になりまして、いろんな観光のスポットを歩いて、その中で灯台も行ってきました。その中で何回か行ったことはあるのですけれども、改めて灯台のところに登って周りを見渡してみましたら、やはりかなり景観がいいなと思いました。それと、皆さんが草刈りをしてくれた遊歩道の跡があって、それがあることによってホテルにお泊まりの方とかがちょっと余った時間をそういったところで過ごすこともいいのかなと思って見ておりました。ただ、灯台に向かう途中の階段がちょっと一部使えなくなっていて、横にあるスロープを通るのですが、お年寄りにはちょっと厳しいかなとは思ったとろです。今年度の事業で先ほど言われた転落防止柵と、そこの階段の部分の補修はするのですが、まずは安全、安心を第一に考えて今回はこういった修繕を行う予定としておりますが、今後につきましてもアヨロ鼻灯台周辺保存会の皆様と協議を進めていく中で連携を図って整備を進めてまいりたいと考えております。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。リピーター率が8割に上る観光地開発に携わり、「観光の力」の著者でもある半藤将代氏は、旅行の価値には機能的価値と体験がもたらす情緒的価値の2つがあると説明されておられました。情緒的価値に焦点を当て、本物の地や人との出会いによってストーリーが情緒的に醸成され観光価値が高まると分析していらっしゃいます。本物の人や場所との出会いには、今課長からの答弁にもあったアヨロ鼻灯台周辺保存会の活躍が不可欠ではないかと考えています。先日課長も休日を返上して遊歩道の草刈りに来られたり、またアヨロ鼻灯台周辺保存会の総会には担当課から何人もの方が来賓として夜分にもかかわらず来られていらっしゃるなど、アヨロ鼻灯台振興の思いを形にされていることに敬意を表しますが、活動費を捻出するために、たまたまファイルですけれども、これはアヨロ鼻灯台周辺保存会が作成した自主事業ですが、この製作費は全てアヨロ鼻灯台周辺保存会の会長の自腹でした。売れたら返してもらうのだと笑ってはいましたけれども、作るためにはお金が必要で、売れるまでの間はずっと負担をかけてしまっている部分がちょっと衝撃的でありました。また、付近の坂がごみで汚れているという指摘をアヨロ鼻灯台周辺保存会と私たちの産業厚生分科会でも以前に指摘を受けて、私もダミーカメラの設置など1段強い対策を講じなければならないと訴え続けてまいりました。ごみ拾いの参加を私もしていますが、本当に確かにごみがひどい状況です。こうした町民の奉仕精神に頼るだけではなく、まちとして新たな観光地をつくるという意思を持って具体的な支援と対策を行うべきではないかと考えますが、いかがですか。
答弁 経済振興課長 三上裕志
今議員がおっしゃったように、やはり魅力のある観光地にするためにはある一定のストーリー性も必要だと思っております。今回のアヨロ鼻灯台周辺整備事業の中では、アヨロ鼻灯台周辺保存会からいただいた灯台の紹介文を、ただの看板だけではなくてこういったものなのだよというような文章も添えて看板を設置する予定としております。今後もアヨロ鼻灯台周辺保存会の主体性を尊重しつつも、しっかりとアヨロ鼻灯台周辺保存会と協議をした中でまちとしてどのような支援ができるのかといったことを考えてまいりたいと思っております。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。既存観光資源の振興について伺います。まず、駅北民間活力導入ゾーン振興の考えを伺います。コロナ禍より人流が回復する中ですが、このゾーン活用についての問合せ件数や対応の状況はありますか。
答弁 経済振興課長 三上裕志
この区域の問合せにつきましては、ウポポイ開設以前、整備当初には宿泊事業者やディベロッパーなど複数件問合せがあってかなり具体的になった話もあったのですが、ここ二、三年はやはり社会情勢等の影響によりまして問合せ件数も減少しているといったような状況であります。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。2点目の最後の質問にします。私も民間活力の導入ゾーンの説明会には参加し、また駅北地区観光商業ゾーン整備・活性化促進特別委員長まで拝命をし、様々な議論や説明を拝聴してきましたが、敷地には上下水道、遊歩道整備が全て民間事業者が自腹です。せめて基本的なインフラ整備や、今整備をしなくてもいざ進出企業が参入検討をしてきた場合に備えて柔軟な対応が可能となる振興方針がなくてはウポポイ開設の好機を逸してしまうのではないかと危惧しています。付近にはチャレンジショップも3店ほど開設をされていますが、1店舗は撤退をしました。参入したい業者もいらっしゃいますが、煮炊き禁止や煙も出せないような状況では参入できないと。せっかくまちが絶好の立地に建てた店舗が活用され切れてはいません。白老駅北観光商業ゾーン基本計画には外構や駐車場整備などがうたわれておりますが、民間活力導入ゾーンは基本的には全て民間が整備すると定めています。今までの考え方では、今までと同じ結果しか出せないのではないかと感じています。近隣する町有地活用も含め見直しを図り、新たな方針を持ってコロナ禍を乗り越えた次の新方針を打ち出すべきではないかと考えますが、見解を伺います。
答弁 町長 大塩英男
民間活力導入区域のご質問でございます。民間活力の導入区域につきましては、ウポポイの向かいにある本当に立地条件のいい町有地ということで、これまでも町といたしましても数多く誘致をしてまいったところでございます。ただ、残念ながら今現状といたしましては、数件問合せはあるもののいまだ導入していただいている状況ではございません。そういった中では、1答目で答弁させていただいたとおり今回は牛肉まつりというような新しいイベントを、牛肉まつりということで新しい導入の仕方ということであそこで一定限イベントをさせていただきました。1つはそういった新たな試みということで、イベント会場という可能性も一つありかなというような状況の中と、やはり今後のその民間の皆さんのこういった問合せに対応するべく捉え方というのも必要かなと思っております。今議員がご指摘のとおり、やはり町としても今後のこの方針としては全てインフラ整備は民間の事業者で行ってくださいの方針でしたけれども、どこまでの範囲かはちょっと不透明ですけれども、見直しするべき時期には来ているかなとまちとしては今考えているところでございます。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。食資源、観光資源の魅力発信や強みを生かした取組について再質問いたします。まず、食資源のことについては町長からの答弁にて理解できましたので、視点を変えまして商業・観光振興計画における道の駅設置の検討状況について伺いたいと思っています。交流人口に対する経済効果拡大には戦略性が必要だと考えています。私の持論ですが、登別市との連携、相互流入を目指すべきであると。これは、もう初当選以来ずっと一貫して訴えてきた私の立場です。振興計画の中でも令和2年度の白老町観光消費動向調査によれば、観光消費額は予想額の7,694円に対し実際には5,145円、約33%減という結果となっています。観光消費は大きく宿泊、飲食、購買がありますが、ウポポイを見学した後はどこに立ち寄って消費をしているのか。これは、内閣府のほうで登別市だと結論づけています。令和3年度の内閣官房のウポポイ来場者分析によりますと、ウポポイ訪問の直前には27.9%の方がウポポイ訪問直後の37.4%、つまり延べ65%、延べですが約3分の2程度の方がウポポイに立ち寄る前、もしくは立ち寄った後に登別市に立ち寄って宿泊、飲食、購買等の消費活動を行っていることが明らかになっています。特に有名な温泉地を抱える登別温泉に比べてはなかなか宿泊が厳しいものもありますが、飲食や購買は少なくとも登別市には負けないという魅力を持っている私たちのまちが今の質問で触れていますとおり登別市に宿泊した方を飲食や購買で誘引する戦略性を持つとしたら、道の駅というものを白老西部にこそ誘引拠点施設として設置していくという考えも持てるのではないかと考えますが、見解を伺いたいと思います。
答弁 町長 大塩英男
道の駅のご質問でございます。今広地議員がご指摘のとおり登別市との連携というような状況の中で、これは先ほど私がお話ししました国のウポポイの誘客促進戦略の中にも登別市との連携ということで、登別温泉をはじめとしてこのウポポイへ送客するというような、ここの連携をしっかり図るべきだというようなことが具体的に示されているところでございます。そういった状況の中で私どもも登別市といろいろな協議を進めさせていただいております。さらには、白老町、登別市の観光連絡協議会の中でもどのような施策ができるかというものも先日総会が開かれたのですけれども、具体的に議論をさせていただいているところでございます。一方、道の駅のお話でございます。道の駅につきましては、昨年度のタウンミーティングの中でも町民の皆さんから道の駅を設置するべきだという数多くのお話をいただきました。町民の皆さんからそういったご意見を頂戴しているところでございます。やはりこの道の駅を設置することによる、その看板を立てることによる誘客力というのは、ほかのまちの事例を見ても誘客力の推進には非常に大きいものがあるかなということで私も認識しております。ただ、その道の駅の基本コンセプトとしては、個性豊かに地域資源を持って設置すべきだという基本コンセプトがあります。そういった中で本町における個性的な豊かな地域資源というのをしっかりと銘打っていかないと、様々に今全国的にある道の駅の差別化ということで、設置する以上は永続的に道の駅を設置しなければなりませんので、この辺はしっかりと関係する皆さんと一緒に議論を深めた中で前向きに検討してまいりたいと思います。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。冷涼な環境などの強みを生かしてにぎわいを創造すべきといった点に移りたいと思います。私は11年前に一般社団法人白老青年会議所でまちづくり委員長として北見市、網走市のラグビー合宿のにぎわいを目の当たりにしたときの理事長の方針に基づきスポーツ観光について調査をしてまいりました。洞爺湖町の町長や観光協会、胆振総合振興局にも出向きスポーツ観光の魅力を検証してまいりました。白老町文化スポーツ交流センター事業推進プラン、旧社台小学校の利活用ですが、にもありますが、旧社台小学校の利活用として3つのコンセプトを掲げられておりますが、この中の3点目、全国からスポーツ合宿を誘致してまちの子供たちとの交流事業を目指すとしています。複層的な事業展開を目指すことは限られた行政資源の効率最大化という観点からこのコンセプトの実現に努力し、他の町有財産の活用も図りながら目標達成していくことがまちのにぎわい、そしてまちづくりにつながると考えますが、いかがでしょうか。
答弁 生涯学習課長 伊藤信幸(生涯学習課長は2025年3月まで)
旧社台小学校の事業推進プランについてのご質問でございました。議員のお話にありましたとおり旧社台小学校につきましては、文化スポーツ交流センターで基本理念は心身の健康増進と生きがいで笑顔あふれるまちへということで3つのコンセプトを掲げさせていただきました。その中でコンセプトの3つ目に全ての人が学びとスポーツ、健康で交流できる場所をつくりますということを掲げさせていただきました。今回は旧社台小学校の利活用をしていくというようなことで、この廃校を一つの資源という捉えの中で利活用をしていきたいということでございます。その施設を利活用して交流の場としていく考えでございまして、この拠点の中ですぐに全ての合宿機能を兼ね備えるということではなくて町内の他の施設ですとか、そして宿泊施設などと相互連携しながらのスポーツを通じた関係人口創出を図っていきたいなと考えてございます。そういうような取組の中で、今回の事業推進プランの中での拠点運営による効果と狙いという中にも地域資源の有効活用による健康増進へのアプローチと、そして地域への経済活性化につなげていきたいということを触れさせていただきました。このような取組を着実にまずは社台の拠点の中で進めていく中でまちのにぎわいづくりの一助になれるように取り組んでまいりたいと考えてございます。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。1項目めの最後の質問を行います。ないものはない。フェリーで3時間かかる島根県隠岐の島町にあるという幾重にも不便な環境にありながら、人口も僅か2,200人のまちに750人以上もの移住者を集めた海士町のキャッチコピーです。ないものはないが意味することは、生きるために必要なものは全てここにあるということだそうです。ないからこそよいという価値観を大事にしながら、あるものを生かす知恵と工夫で暮らしを楽しもうとする精神があると書かれていました。私は、初当選以来道の駅は設置すべきという意見です。しかし、町民からは白老町には農作物がないから成功しない、よくそう言われています。確かに米は取れません。でも、魚も肉も野菜だってある。こんな魅力に恵まれたまちは北海道内でもあまりないのではないかと誇りに思っています。雪が多くて不便で除雪費がかかるニセコ町は、リスクを伴うスキー場のコース外を滑走することを可能にしたバックカントリー制度をまちが主体的に創設し、世界的なスキーリゾート都市として発展されています。霧がかかって夏だって寒いとかつて言われた白老町もそれが魅力に変えられるのではないかと感じています。戦略性を持って複層的な資材を持ちながら、あるものを活用した地域振興の考えについて伺って終わりにしたいと思います。
答弁 町長 大塩英男
広地議員より経済活性化、まちのにぎわいの創出についてのご質問をいただきました。私はある講演会に参加をしたときに、ある観光大手のグループ会社の社長がこのようにお話をされていました。北海道にはおいしい食材と豊かな自然、良質な温泉、そしてアイヌ文化という文化があり条件がそろっている。これまでに増して世界から注目をされているというお話をされました。ここは北海道って言っていたのですけれども、よくよく考えたらこれってうちのまちのことではないかなと思ったぐらいでございます。インバウンドを含めて観光の入り込み客数の分析をいたしますと、今虎杖浜・竹浦地区に多くの観光客の皆さんが行かれております。それは何かというと、温泉と海産物の食を求めて多くの観光客の皆さんが虎杖浜・竹浦地区に訪れているという分析結果も出ております。そういった中では、議員からお話があったように本町の数ある地域資源を生かして、これはやはり地域資源があるということも大事なのですけれども、PRも含めてまち総出でしっかりとPRを含めた中でこの地域資源を生かしてまちの発展に向けて取組を進めてまいりたいと考えております。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。