白老町議会 令和6年定例会6月会議 2024年6月19日
行財政運営
2024年6月19日、白老町議会の一般質問で、水口光盛議員が「行財政運営」について質問し、町長 大塩英男、副町長 大黒克已、総務課長 鈴木徳子が答弁しました。
- 質問者
- 水口光盛 議員
- 答弁者
- 町長 大塩英男、副町長 大黒克已、総務課長 鈴木徳子
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 水口光盛
続きまして、2.行財政運営について。(1)、行政事務のミスや町職員の不祥事の防止に向けた再発防止対策の現状について伺います。(2)、再発防止対策の規定や計画書等を作ることが目的にならないように、全職員を挙げて再発防止対策を行う必要があると考えるが、見解を伺います。(3)、再発防止対策後の職責ごとの職員研修、新任職員採用後の研修の体制について伺います。(4)、外郭団体の事務局や経理等を役場や所管課の職員が取り扱うことが多いが、外郭団体には役員や監査が選任されていることから、帳簿等の確認や管理を外郭団体の役員や監査が責任を持つことがこれまで以上に必要と考えるが、見解を伺います。(5)、再発防止対策を実効性のあるものにするため、町長のリーダーシップにより職員が一丸となり、事務のミスや不祥事を未然に防ぎ、町民の信頼回復に向けた姿勢を示すことが必要と考えるが、見解を伺います。
答弁 町長 大塩英男
「行財政運営」についてのご質問であります。1項目めの「行政事務のミスや町職員の不祥事の防止に向けた再発防止対策の現状」と2項目めの「全職員を挙げて対策を行う必要」については関連があるため一括してお答えいたします。再発防止対策につきましては、職員一人一人の意識向上や組織的な対応を行うことが必要であります。特に準公金の取扱いについては、現在、策定を進めている取扱規程やコンプライアンスについて、全職員を対象とした研修を6月に実施するとともに、現金や通帳、印鑑の適切な保管、点検確認など内部管理の徹底に取り組んでまいります。3項目めの「職責ごとの職員研修、新任職員採用後の研修体制」についてであります。主な研修につきましては、職務階層別研修や派遣研修のほか、特に今年度は、実務対応型の内部講師による能力開発研修、職員が研修を通してチームワーク強化と組織目標達成力養成を目指した企画調査研修を行ってまいります。新規採用職員研修については、入庁時に基本的な業務内容や地方公務員法などの研修とOJT(職場内)研修を行いながら、進捗状況を把握し、必要に応じた支援や育成を進めております。4項目めの「外郭団体の役員や監査が責任を持つこと」についてであります。外郭団体につきましては、役場全体で取り組む再発防止対策の周知と情報共有を図るとともに、各団体の役員及び監査による帳簿等の確認や管理など、その責任と役割についての理解を促進してまいります。5項目めの「再発防止対策における町長のリーダーシップ及び姿勢の在り方」についてであります。私が自ら先頭に立ち、役場全体の意識・行動改革の必要性を伝えながら、職員自身が自分の仕事への誇りと責任を持てるよう意識啓発や環境づくりを行い、職員一丸となって信頼回復に努めてまいります。
質問 1番 水口光盛
先に(1)、(2)、2つお聞きします。まず、再発防止対策を今取り組んでいると。やはりなぜこういうことが起きたのか、私は検証が絶対必要だと思います。その中で、今回聞くのは特別この事案とかこの事案ではなくて、今まで起きた行政のミスですとか行政の不祥事、これを全部総括して聞きたいと思っているのですが、その中で行政報告や議会全員協議会で報告を受けて聞いています。そのときにこういう対策を取るということも伺っておりますが、やはりそれは実行しなければ意味がないと思います。行政の皆さんは計画をつくるのが得意ですから、計画書、再発防止対策をつくりました、規定をつくりました、はい、終わりというのが、私も職員のときはそんな感じでした。今の仕事でいうと、安全管理の計画書を作ったら、もう安全が終わったみたいな、施工計画書を作ったら、もう工事が終わったみたいな感じになってしまうのがこの計画づくり、特に行政の皆さんは計画をつくるのが仕事と思っている方が多いのですが、民間から言えば計画というのはある程度なのです。ある程度つくって実施するというのがすごく大事です。特にコミュニケーションです。今回事務ミスですとか不祥事があったのは、やっぱりコロナ禍だったと私は思うのです。全部が全部とは言いません。ただ、コロナ禍におけるやっぱりコミュニケーションの不足というのがどこの業種でも言われています。特に建設業では安全大会などに例えば一緒に御飯を食べるとか、飲みニケーションの復活とか、そういうのを今会社を挙げてやっております。そのように、やっぱりコミュニケーションを取りながら再発防止に向けなければ計画だけつくっても、はい、計画を配りました、はい、終わりですみたいに終わってしまいます。副町長にちょっとお伺いしたいのですが、計画書を作るのに労力、コストもかけてやっているとは思うのですが、やはり職員一人一人の意識改革をするためにはコミュニケーションというのが私はすごく大切だと思うのですが、副町長はどのようにお考えですか。
答弁 副町長 大黒克已
これまで様々なミス、あるいは不祥事等を起こしたことに対して役場としても緊急的にはそれを対応するために再発防止対策というものを、これは即座に取らざるを得ないと考えてございます。今議員がおっしゃられたように、本来なぜそれが起きたのかというところを掘り下げますと、やはりそこは非常に根が深いものがあるのかなと考えております。私ももう60過ぎて古い人間でございますので、入ったときはそうではなかったとかというようなことをよく言いますけれども、やはり時代とともにそれぞれ人間の考え方も変わり、仕事に対する考え方も変わりというようなところで、当時そういうコミュニケーションできたものが今はなかなか取れないというような時代になっております。そういう中にあって、今本町におきましてもそこが一番問題ではないかというようなところを押さえておりまして、もちろんコミュニケーションもそうです。組織としてどうあるべきなのかというようなところを一旦掘り下げて、そして初心に返って何をすべきか、何をすることによって組織力を上げることができるのかというところを一からまた立て直しに向けて今取り組んでいるような状況でございます。
質問 1番 水口光盛
副町長が今言われたことを実践して、再発防止対策、検証、反省をしながら一人一人が自覚を持ってやっていただければ、もうこのような不祥事はないと私は思っています。ただ、事務ミスというのは人間ですから絶対ミスします。私もしますし、そのミスをしたのがチェックをしてリカバリーできる、やっぱりこの体制が大切だと思います。ミスをしたら相談をする。放置しないということです。早くとにかく手を打って、そのミスをしたものを取り返す、例えば間違ったら謝って次の段階に行くというようなコミュニケーションを持ちながら、一人では片づけない、相談する相手がいる、私はこのようなことがなければ組織というのは変わらないと思います。私も古い人間です。副町長ですとか町長、教育長と一緒に仕事をしたこともあります。もう30年もなるのでしょうか。年齢的に30年前に役場に入って、副町長の言ったとおりです。あのときはそんなことがあったかなって思います。あのときに許されたことが多分今は許されないことがいっぱいあります。特に前田議員なんていうのが上司だったとすれば鍛えられたと思うのです、当時は。今も鍛えられていますけれども、やっぱり私とか町長が同じく同期で入って、三上課長もそうですけれども、一緒に入ったときの時代とは違うのです。ですから、その辺を含めて、もう皆さん管理職ですから分かっているとは思うのですけれども、やはりもう時代が違うし、若い職員も含めて変わってきたのだなということを自覚を持ちながら再発防止に向けて頑張っていただければと私は思っておりますので、これまでのような事務ミスや不祥事というのはもう絶対起こさないという気でやっていただければと思っています。次に、3番目の再発防止対策後の研修ということで答弁をいただきました。私も研修というのはすごく大事だと思っています。しかし、研修したからいいというわけではなく、先ほどの計画と同じです。計画をつくればいい、研修を受ければいいではなくて、研修をやるのであれば外部の研修に行ったり、役場の中で2時間ぐらい研修を受けてもなかなか意識が変わるとは思えないので、私はこの間新人議員の研修というのを税金で、議会費の中で行かせてもらいました。5月の頭だったのですけれども、田上議員と新人議員、これは派遣要請があったから行ったのですけれども、やはり研修へ行くと議員ってこういうものなのだな、議員としてはこうしなければいけないのだなということが勉強になりましたので、職員の方も、道外とは言いません。札幌市とか、そういう研修経費をきちんと予算化して、立派な研修担当の方が役場にはいるとは思うのですが、その方に頼るのではなくて、外部の研修で、時代が変わっていますので、古い研修体制では同じことになりますので、新しい研修体制はやっぱり専門家の研修を受けて、今後予算を取ってやっていかれればいいと私は思うのですが、そういう予算に絡むことなので、副町長、その辺はどうお考えですか。
答弁 総務課長 鈴木徳子
副町長にということですが、申し訳ありません。現場担当として私から。予算については、研修経費につきましては、私は久しぶりに総務課に戻ってきましたが、研修経費についてはかなり充実したものになっていると思います。私がいたときに研修を凍結したという悲しい事態もありました。先ほどおっしゃったとおり、外部に行く研修、アカデミー等の研修、これももちろん大事だと重々捉えた上で、今年あえて内部の講師、要は職員が講師となってやる集合研修を月1回程度実は導入しました。この一番の大きな要因は、水口議員がおっしゃるとおり職員が人と人とがつながるところ、課の垣根、それから所管の垣根、それから職種の垣根、ここを分け隔てなくというか、そこを越えて職員がつながること、これがコロナ禍が明けて一番大事だと総務課としても今年は判断しておりまして、そこは1か月に1回内部講師でやる、そして研修はやりっ放しではなく、やったからにはその課の中でどう波及していくかということ、これは現場の課長たちをはじめどのように波及させていくか、ここの意識も啓発していきたいと考えておりますので、この辺りについてはしっかりと取り組んでまいりたいと思います。
答弁 副町長 大黒克已
補足させていただきます。過去は、それぞれの職責に応じて当時の北海道胆振支庁が主になって1泊の研修会を開いていたとかというようなことで、私も何度がそのような研修に参加させていただいて、他の自治体の情報交換であったり、そういう中で白老町がほかのまちよりも優れているなだとか、逆にすごいことをやっているなとかということで、そこで同じ公務員としての比較した中で非常にやる気が出たりというようなことがあったのです。それがいろいろな問題があってなくなってしまったというような状況で、他の自治体との交流もほとんどないような状況になっておりました。しかし、昨年度から、胆振の町村会の中で1泊、今年は2泊3日というようなことで若手の職員を泊りがけで研修をさせるというようなことも始まりまして、そのような中で本町の職員もぜひどんどん参加させて、他の自治体の交流だったりという中でどんどん成長していっていただければと考えてございます。
質問 1番 水口光盛
副町長にお願いなのは、やっぱりコミュニケーションを取るのに、役場の中も大事ですけれども、外に行って違う市町村の話を聞くとか、私もそうだったのですけれども、違う市町村の議員の話を聞くとか、そうするとちょっと勉強になることもありますし、私も若いときに研修に室蘭のだんパラだとか、萩野でいけばアカデミーですか、とか行ったり、そういう思い出というのはありますので、やはり若い職員には、忙しいとは思いますが、そういう機会を与えてあげたほうが私は仕事をするにでもいいのかなと思っております。ただ、研修を受ける中で、職員の中にはいいと思わない人もいると思います。こんなに多忙なのにこんな研修を入れて面倒くさい。一々やっていられないという職員も、もしかすると管理職の中にもいるかもしれません。私が管理職だったらそう思う一人かもしれません。ただ、やっぱりそこはこういう目的で研修に行くということを総務課から言わないと、あなたの番だから、何年に1回あなただよとか、そんなことだったらやっぱり面倒くさいってなってしまいますので、せっかく予算を私が取ったほうがいいですよって今ここで言っているのが台なしになりますので、やっぱり研修の仕方というか、研修のこういう目的でやるということを明確にする、これは私はすごく大事だと思っています。そこから先ほどの再発防止ですとか研修計画とかやっぱりあると思うのです。検証しながら反省をし、そして新しいことに挑戦する、そして計画書を作っても魂を入れるということです。ただ作るだけの計画書ではなく、そこには魂が入っているという、仕事をやれば必ず事務ミスや不祥事をもう起こさない、ミスが起きてもすぐ対処できる、そういう組織に私はなると信じていますので、頑張っていただきたいと思っています。次に、外郭団体の件、答弁いただきました。この外郭団体についてなのですが、今白老町が直接外郭団体に補助を出しているという組織があると思います。そこに町の職員が事務局を持っているとか、そこの経理をやっている、それは絶対に避けたほうがいいと思うのです。直接補助を出している団体についての事務局をやる、これはやっぱり補助金の性質からいったらおかしいのです。補助金を出しているほうが補助金の経理をやっている、やっぱりこれは見直したほうが私はいいと思うのですが、それがあるかないかは問いません。もしそういうのがあれば、私はやめたほうがいいと思います。それと、補助金以外にも会費を、企業が24社ぐらいあって、年間1万円取って、その事務をやっている外郭団体の組織とかがあると思います。そういうような中でもやっぱり外郭団体には会長ですとか監査とかがいます。それは名誉職ではないと私は思っているのです。ですから、そういう方にきちんと、準公金になるのか分かりませんが、そういう会費の管理もやっていただくと。全てが全て役場の職員がやる、もうそんな時代ではないのです。そんな組織だったら、逆にできないならそんな組織は私は要らないと思っているのです。それぐらい、外郭団体に対してもこのようなことが起きる、不祥事が起きる可能性があるということを伝えながら、役場ではこういう再発防止計画でやっていますということを伝えて補助金を出すとか、そういう協議会とか、それに指導するというのは行政の仕事だと私は思っております。それについてどうお考えか伺います。
答弁 副町長 大黒克已
外郭団体についての事務局につきましては、町が事務局を持っているということについては、その団体の設立の目的がどうだったのかというところからまずは検証しなければ駄目だと思うのです。多くは各団体が自主的に団体ができて設立され、それに対して町に事務局をお願いするというパターンもないことはないと思うのですけれども、基本的には行政主導で、行政がこのような団体をつくるべきだというようなところで各種団体に声をかけて、それで設立し、事務局は行政がやるということのほうが多いのかなということがあると思うのですけれども、もう一度その辺を検証しながら、やはり議員のおっしゃるとおりできることであれば事務局は行政が持たないでその団体を運営するというのが望ましい形だと思いますので、この辺につきましては今後各団体にそのような指導をしながら、その辺の見直しを進めていく覚悟でおります。
質問 1番 水口光盛
最後の(5)番です。町長のリーダーシップということで私は書かせていただきました。町長のリーダーシップ、そして職員が一丸となってやる、これは私は絶対大事だと思っています。一人でもいいかげんな気持ちでやるとまたミスも起きますし、不祥事も起きると思っています。それに向けて最後に町長にもう一度お聞きしますが、町民の信頼を回復しなければ、町長がどんなにいい政策をやってもやっぱり評価されません。まず、町長の一丁目一番地とはいいません。今回いろいろなミスや再発防止に向けてやっているということを町民にやはり説明をするといいますか、町民の信頼回復を得る、これが私は大事だと思います。町長の再発防止、職員の不祥事も含めましてどのように今お考えなのか聞いて、この2番目の質問は終わりたいと思います。
答弁 町長 大塩英男
度重なる職員の不祥事の再発防止ということでご質問をいただきました。一度失われた信頼を回復するためには時間がかかる、そして信頼を失うのは、この組織全体の中で一人でもそういった不祥事を起こすと白老町役場の信頼を損なうというような状況になって、改めて信頼回復に向けて今様々に取組を進めているところでございます。1つ私の取組としては、主幹職以下に対して職員に対して訓示というものを3月下旬にさせていただきました。その中で話をさせていただいたのは、まず町職員としての原点に返ろうというようなお話をさせていただきました。やはり町職員になりたいという思いがあって、町民の皆さんのために働きたい、そういったまず原点に戻ろうではないかというようなお話をさせていただいたことと、もう一点お話をさせていただいたのは、やはりみんなで同じ方向を見て仕事を進めていこうというような話をさせていただきました。そして、さらには信頼を回復するためには時間がかかるけれども、下を向いている場合ではないと、やはり起こったことは起きたこととして反省をして、しっかりと前を向いて進んでいこうではないかというようなお話を主幹職以下にはさせていただきました。一方、課長職には、先ほど水口議員からお話があったように職員に対する声かけをしてほしいというようなお話をさせていただきました。これは何かというと、やはりコミュニケーション、これまでの不祥事も含めてやっぱり一人で抱え込んでしまっているという状況が多く見受けられたものですから、やはり風通しのよい職場、そしてコミュニケーションの大切さというのをいま一度改めようというようなことでお話をさせていただきました。そういった中で、しっかりとやはり私がリーダーシップを取った中で、二度とこういった不祥事を起こさないというような強い決意の中で職員一丸となって町民の皆さんの信頼の回復に努めるべく取組を進めてまいりたいと思っておりますので、ご理解いただければと思います。