白老町議会 令和7年定例会9月会議 2025年9月12日
職員の定着と職場の環境づくり
2025年9月12日、白老町議会の一般質問で、水口光盛議員が「職員の定着と職場の環境づくり」について質問し、町長 大塩英男、副町長 大黒克已が答弁しました。
- 質問者
- 水口光盛 議員
- 答弁者
- 町長 大塩英男、副町長 大黒克已
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 水口光盛
2、職員の定着と職場の環境づくりについて。(1)、町政運営において職員は重要な人材であり、採用・定着・職場環境の整備は重要と考えます。人口減少や価値観の多様化が進む中で、行政を支える人材の確保と定着には、これまで以上の工夫と柔軟な対応が求められますが、本町が職員を採用する際に最も重視している点を伺います。(2)、職員の採用に関して、具体的にどのような広報活動や募集の取組を行っているのか伺います。また、学生や社会人に本町で働くことの魅力をより効果的に伝え、多様な人材を確保していくために、新たな採用戦略の検討状況について伺います。(3)、近年、職員の中途退職や他自治体職員への転職が一定数見受けられるが、こうした人材の流動化について、どのように捉えているのか見解を伺います。また、他自治体職員への転職者の実態及びその背景にある要因についてどのように分析しているのか伺います。(4)、職員が安心して働くことができる職場環境を整備するために、メンタルヘルス不調の未然防止と相談体制、業務量の適正化と時間外勤務の縮減、育児や介護と仕事が両立できる支援制度の充実、そして各種ハラスメントの防止と発生時の対応といった観点も含め、本町としてどのような考え方を持ち、具体的にどのような取組を進めているか見解を伺います。(5)、職員のモチベーションや職場への満足度について、職員アンケートや面談等を通じて把握している現状の認識について伺います。また、職員の意欲や能力をさらに引き出すために、人事評価制度の見直し、キャリア形成を支援する研修、表彰制度、職場内のコミュニケーション活性化策など、現在行っている具体的な取組と、それによってどのような成果が得られているか伺います。
答弁 町長 大塩英男
「職員の定着と職場の環境づくり」についてのご質問であります。1項目めの「職員採用の際に最も重視している点」についてであります。職員採用試験におきましては、基本的な町職員としての資質や能力はもとより、組織の中で仕事をしていく上で重要となるチームワークや協調性とともに、新たな課題に対しても果敢に挑戦する積極性を重視し採用を行っております。2項目めの「具体的な広報活動や募集の取組及び新たな採用戦略の検討状況」についてであります。職員採用に関する情報につきましては、ラインをはじめとしたSNSの活用のほか、官公庁の採用に特化したウェブサイトの活用、当該サイト上への職員が出演するPR動画掲載やブログによる情報発信などにより、広く募集情報の周知に取り組んでおります。また、今後においては、自治体間の人材獲得競争がさらに激しくなると見込まれることから、積極的に新たな手法に取り組む必要があると捉えております。3項目めの「人材の流動化についての見解及び他自治体への転職者の実態とその要因」と4項目めの「職場環境整備の考え方と具体的な取組」については、関連がありますので一括してお答えいたします。人材の流動化につきましては、国による多様な働き方を選択できる社会の実現に向けた「働き方改革」の推進のほか、ITなどのインターネット技術の進化や労働者の就労意識や就労スタイルの変化などにより、社会的に進んでおり、公務員も例外ではない状況と捉えております。このような状況の中、職員の定着を図り、組織力を維持向上していくことがより重要となることから、メンタルヘルス対応の臨床心理士面談や新規採用職員の総務課づけ配置による研修、産休代替職員採用等の取組のほか、組織ヒアリングなどを随時行うことにより、現場の声の把握に努めております。また、他自治体への転職者の実態とその要因につきましては、昨年度の退職者のうち3名が他自治体へ転職しており、地元や親元、縁のある土地へのUターンであると聞き取りしております。5項目めの「職員のモチベーションや職場への満足度の現状と具体的な取組」についてであります。職員のモチベーションや職場への満足度につきましては、機構改革後に実施した組織ヒアリングにおいては、機構改革の狙いや目指すべき姿が十分に浸透していない状況と認識しております。このことから、ヒアリングで集まった人事評価制度や人材育成環境の見直しなども含めた意見をしっかりと受け止めるとともに、資格取得支援の実施や自己啓発の推奨、職場内のコミュニケーション活性化により職場環境の改善とモチベーションの維持向上に取り組む考えであります。
再質問 1番 水口光盛
それでは、再質問させていただきます。まず、私が先ほど質問したとおりですが、町政運営においては職員は本当に重要な人材、これも財産だと思っています。職員がいなければ行政運営は成り立ちません。その中で採用するに当たって白老町が考えていることを今答弁でいただきましたが、私が考えるにはやはり柔軟に新しい課題に挑戦できる人材、これが今後白老町にも必要だと思っているのです。町長の答弁で書いていることはそのとおりだとは思うのです。チームワークや協調性があってやっていくということは大事なのですが、やっぱり町長が言われた挑戦する積極性、こういう人をどんどん採用しなければ今の自治体は成り立たないと思うのですが、その中で自治体が新しい職員を採用する際にどうしてもホームページやSNSとかでやってもなかなか難しいと思うので、例えば一番私はこれから大変だと思うのは現業職っていいますか、土木や建築、これは本当に民間企業でも若い人材を集めるのはすごく大変です。であれば、現業職のOBではないのですけれども、現業職の大学を卒業した例えば舛田都市整備部長でいけば日本大学に行って、そういう職員が学校に行って求人というか、そういうアピールをするというか、白老町にぜひOBとして歩くということをしなければ、もう普通にやっていれば職員なんて私は集まらないと思うのです。それぐらい人材難って言われていますので、特にそういう新しい考え方があるかどうか伺います。
答弁 副町長 大黒克已
最近の傾向として本当になかなか採用が厳しいという前に受験者もやっぱりかなり減少しておりまして、少ない中で優秀な人材を獲得するというのが、どのように獲得していくかというのが課題であります。その中で、やはりまず応募していただかなければ始まらないということで、様々な取組を行っておりますが、1つとして今議員が言われましたそのOBがいる学校のほうに訪問してということも、これも全くやっていないわけではなくて、このたびも、今年度も保健師を採用しようということで札幌市のほうの学校に出向いてお願いをしてきたりということもやっております。ただ、これも全てが全部このように行き渡っているかというと、これはまだまだ不足しているところがありますので、今後もさらなるネットワークを十分活用しながら、このような足で稼ぐようなことも取り入れてまいりたいと思っておりますし、また町もやはり働きやすい職場とは何ぞやというようなところで、ここは各自治体との競争になりますので、ここにつきましても他の自治体との差別化を図るために何をしなければならないのかというところも十分検討しながら、まずは受験者の増を目指して取り組んでまいりたいと考えております。
再質問 1番 水口光盛
いろいろな工夫をして取り組んでいただきたいと思うのですが、2項目めの答弁の中で官公庁の採用に特化したウェブサイトの活用や当該サイト上への職員が出演するPR動画の掲載やブログによる情報発信、今答弁をいただいた中で白老町のホームページを見ればピックアップのところに左端に北海道白老町採用情報サイトというのがあります。その中を見ると、今の答弁の中で、職員が出演している中で、この中でもう既に退職されている職員が私は出演していると思うのです。それを出しておいて来てくださいという状況があると思うのですが、その見解について伺います。
答弁 副町長 大黒克已
ご指摘のとおりでございまして、ここにつきましては先ほどの質問、情報発信というところも関連はいたしますけれども、新しい情報を出していくというのが重要でございまして、採用についても同じ考えでやらなければならないと認識してございますし、もちろんこのようなPR動画、これもできることであれば毎年更新していくというようなことで、新しい人材も替わってきますので、その辺もやっぱり新しい職員に協力を願って今の白老町の職場をどんどんPRしてもらいたいなと思っておりますので、その辺についてはしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
再質問 1番 水口光盛
退職した職員まで、そのときは職員だったと思います。それで、お願いをされてそこに出演はしていると思うのですが、やはり退職した職員をそこに載せてPRするというのはちょっと私はどうかなって思うのです。ですから、できれば早めにそこは削除するなり、今年入った新しい職員で撮り直して出すとか、そういう形をしてもらわなければ職員から見てどうなのだという話もやっぱりありますので、先ほどの1項目めの情報に戻ります。正確性では、先ほど言ったように間違いないと思うのです。だけれども、やっぱり最新性というのですか、情報の最新性とか分かりやすさのところでいけば、ちょっとそれは違うのかなって思います。今退職した職員が出ているところについては消していただけるという考えでよろしいですか。
答弁 副町長 大黒克已
ここについてはなかなかそういう、やはり採用については問題があると考えておりますので、この辺については迅速に対処いたします。
再質問 1番 水口光盛
情報ってなかなか難しいです。最初掲載したときはそれでよかったのですが、誰かが注意をして見ていかなければこういうことって気づかないと思うのです。ですから、先ほども言いましたけれども、部長が先頭に立って情報発信、情報の確認を今後、機構改革をやったわけですからやっていただきたいなと私は思っております。次、3項目めです。中途退職や他自治体職員への転職ということで、今の答弁でいきますと私は退職が悪いとか、例えば新しい職に行く、悪いなんて言っていません。職業選択の自由もありますから、キャリアアップということで他の自治体に行くことは、それはしようがないかなと思っております。ただ、今の答弁の中で地元や親元、縁のある土地へのUターンという理由だけならいいのですけれども、何か理由があって同じ公務員をやりたいのだけれども、白老町ではできないけれども、他の自治体に夢を持っていくとか、そういうことがあっては私はないと、駄目だと思うのです。だから、そういう同じ自治体職員になるというその考え方です。例えば今後これはもっともっと広がっていくと思うのです。今まで35歳ぐらいまでの採用枠が45歳になり、50歳になれば他の自治体も今は職員もいませんから、特に先ほど言った現業職の土木、建築なんて人の取り合いになると思うのです。やはりそういう意味で私は職員の定着ということが一番の課題だと思っています。その職員の定着について、副町長、どのようにお考えになっていますか。
答弁 副町長 大黒克已
まずは、人材の流動化というところで、町長の答弁では3名が実際転職しておりますけれども、地元や親元、縁のある土地へのUターンというようなことでお答えしておりますが、全てがそういうようなことではないと、今後は、今後というか、以前もそうですけれども、思っておりまして、やはりそこには何らかの理由があると。それが本町の職場の働きづらさだったり、あるいは白老町の不満だったりというようなところが退職の原因だとすれば、これは非常に大きな問題だと思っております。まずは、退職される方、私もキャリアアップで退職する分については、それは応援させていただきますけれども、やはりそれ以外の理由があるとすれば、退職理由のところでその理由を把握した上で改善できるところがあるのであれば、しっかりとそこは改善していかなければならないと思っております。また、定着するためには、やはり働きやすい職場というところと、そういう風土がなければなかなか定着しないと思っておりますので、そこを今どのように改善していくのか。待遇面もそうですし、あるいは人とのコミュニケーションだったり、その雰囲気だったりというところがどうなのかというところは、これまでもいろいろとそこは検証しているところでございますが、そこはスピーディーに変えられるところは変えていかなければならないと思っておりますので、そのようなことで定着化を進めてまいりたいと考えているところでございます。
再質問 1番 水口光盛
定着というのが、採用もきちんとしながら定着もするということがやっぱり人材確保だと私は思っています。その上で定着するためには職場の環境、それは働きやすい職場の環境です。例えば物理的です。例えばエアコンがあるとか、トイレがきれいだとか、休憩室があるとか、今白老町は私が退職してから何も変わっていないと思います。老朽化で余計古くなっていると、こういう役場庁舎で新しい若い子を迎えるってなかなか難しいかなと思います。ですから、働く場所としての庁舎というのがやはり必要ですし、そのためには町で働く職員の人材、これが大事になってくるわけですから、そういう意味でも庁舎の改修というのは私は必要だと思っています。このことについてはまた機構改革のところでちょっと触れますが、やはり安心して働ける、いろんな意味での安心です。パワーハラスメント、いろんなことが今までありました。不祥事もありましたが、やはり安心して働けるようにする、それが私は定着の一番だと思っていますので、ぜひ行ってもらいたいと思います。次、5項目め、職員のモチベーションです。あと、職場の満足度、先ほどの4項目と同じなのですが、答弁では機構改革後に実施した組織ヒアリングにおいては、機構改革の狙いや目指す姿が十分に浸透していないという答弁を今いただきました。職員のモチベーションを高めるために今回機構改革もやっておりますので、職員がどういう形でやっていくかということをやはり町長は職員の声を聞いて実施していく必要があると思います。部長も職員の話を隅々まで聞いて組織をマネジメントしていくということが私は大事だと思っております。その中で、この職員のモチベーションを高めるためにはどのようなことが一番大切かということをお伺いします。
答弁 副町長 大黒克已
まずは、職員個人として考えたときに、それぞれ働く中で皆さん職員の方はやはりいろいろな思いで働いていると思います。その中でもいろんな問題による不満だとか、不安だとか、そういったものを抱えて仕事をしていると認識してございます。そういう中にあって、私自身もそうですけれども、職員の声を聞いて全てそれをかなえるわけにはいかない場合もありますけれども、やはり職員の声を聞いて、それにどう向き合っていくのかという私どもの対応、これをしっかり対応するということがまずは1つ重要なことかなと思っております。それと、もう一つはやはりモチベーション、やる気を持ってというのは、これは変な話仕事が面白くないのであればモチベーションは上がらないです。面白いという言い方がいいか、ちょっと語弊があるかもしれないですけれども、楽しいというのもちょっと語弊があるかもしれないですけれども、やっぱりやっていてやりがいがあるですとか、非常に充実感があると。大変だけれども、何か面白いよねって、では次こういうことをやってみようとかというような発想が浮かんでくるだとかというようなこと、そういうような気持ちにしなければならないとは思っているのです。そのためには、成功体験を積み重ねていくということが必要かなとは思っておりますし、成功体験を生み出す新しい業務をつくって、それをやらせるのではなくてみんなでやっていくというようなチームでといいますか、部長を筆頭に何人かでやるというようなことをやりながらその成功体験、結構やればできるのだなというような気持ちにさせるというようなことがまずは必要かなと思っておりますので、その2つをやっぱり重要視しながら進めていければなと思っております。
再質問 1番 水口光盛
やっぱりモチベーションが落ちてしまえば退職してしまおうかな、新しい職に就こうかなって思ってしまうのです。そこはモチベーションを高めるために働きがいというのですか、やりがいがやっぱり必要かなと思います。もちろん賃金とか待遇の面もあるかとは思うのですが、それ以上に働きがいがなければやっていて、それこそ語弊がありますが、楽しい、面白い、働きやすいって、やっぱりそこが私は重要だと思います。先ほど言いました町民意識調査の中で私もまだちょっと、61ページです。議員のレベルが低過ぎる。役場職員に無駄な仕事ばかり増やし、議会対応の負担が職員の退職理由にもなっている。行政監理室は職員の仕事を増やすことばかりしている、業務のスクラップを図るべきであるという、こういう自由意見がこの報告書の中にあります。それを今披露させていただいたのですが、やはり町民意識調査の中でもこういうことが書いてあります。これは事実だと思います。これは、町から出ている61ページに書いています。我々議員ももしかすると若い職員に対してモチベーションを下げるようなことをもししているとするならば、反省をしなければいけないと思います。ただ、どうしても行政と議会というのはやはり監視するとか、政策提言する中でいろいろなことを、議会対応もそうです。あると思います。ですから、その辺は管理職である、管理職がこういうことを書いていればまた別、管理職もしくは関係者が書いているのであれば別なのですけれども、退職した人なのかもしれませんけれども、やはりこういうのも退職の理由になっているというのは議会としても受け止めなければいけないかなと思っています。町長にこの項目最後に聞きます。このような町民意識調査の中でこういう退職理由というのがあるという現実、そして今後町長が採用、定着、働きやすさ、これについて答弁でもありますが、町長としてどのように考えて人材の確保をしていくかお伺いします。
答弁 町長 大塩英男
職員の定着と職場の環境づくりについてのご質問をいただきました。1答目のご答弁をさせていただいたのですけれども、今社会全体がやはり異職種や同職種への選択肢の広がり、働き方改革を含めて選択肢の広がりというのは、これは避けて通れないというか、過去に比べて様々な選択肢というか、そういったことが広がっている現状というのをしっかりと受け止めた中で職員の定着であったり、職場環境づくりというのはしていかなければならないと強く認識しているところでございます。まずは、定着をするためにはちょっと何か格好いい表現かもしれないのですけれども、町職員としての誇りと責任をどう持ってもらえるか、どう持たせるかというところかなと思っております。これは、私たちの仕事というのは、もちろん皆さんの仕事も一緒ですけれども、楽しいことやうれしいことばかりではなくて、つらいことや悲しいこともやっぱり仕事をしていく上ではたくさんありますので、いかにそこを歯を食いしばって町職員としてやっていくかというようなところがまず大事なところかなと思います。ですから、そこが町職員としての責任というか、誇りを持って仕事をしていることによって歯を食いしばるというようなことかなということと、あとは人口減少下の中で水口議員のほうから職員は財産だというお話があったのですけれども、やはり職員一人一人の価値というのをいま一度職員に持ってもらうというか、持たせるというか、こういったことも必要ではないかなと思います。仮に自分が今職場から抜けたときにどうなっているのだろうというような、これは非常に大事な価値というか、そういったことをいま一度持たせるというか、やっぱり町職員としての誇りと責任を持ってもらえるようにしっかりと取り組んでまいりたいとして思います。少なからず白老町役場に入ったということは、この白老町のまちづくり、一生懸命まちをよくしたいというような思いでみんな役場の職員になっていますので、その思いを継続的に続けていけるような促しというか、そういったことは私の職務だと思っておりますので、引き続きこの定着、環境づくりに力を注いでまいりたいと思っております。
再質問 1番 水口光盛
次、3項目めに行きます。