訓子府町議会 平成21年第4回定例会 2009年12月16日
平成22年度行財政運営について
2009年12月16日、訓子府町議会の一般質問で、上原豊茂議員が「平成22年度行財政運営について」質問し、町長 菊池一春、企画財政課業務監 森谷清和が答弁しました。
- 質問者
- 上原豊茂 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、企画財政課業務監 森谷清和
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 上原豊茂
9番、上原です。通告書に従って、私の一般質問を進めていきたいと思います。平成22年度行・財政運営についてであります。国の政権交替により、各省庁の方向性も定まらず、地方自治体においては、国の支援事業着手を始め、将来に向けての施策の選択決断にも苦慮している現状だと思います。しかしながら、平成22年度は菊池町政にとって1期目の仕上げの年であります。財政問題など課題山積みの中で、どこに焦点を合せ行政運営を行なうのか注目していますし、町民からの期待も大きいと感じています。国策も相まって財政健全化戦略プランは、一定の成果を上げたことは評価するところです。先般の国の事業仕分けなど新たな国政の動きが地方に対してどの程度影響するのか心配されます。国の政策転換が当町の行政運営にどう関わるのかも想定しつつ、次年度の執行方針並びに予算編成に着手しているものと思います。平成22年度の行政運営のポイントと予算編成における新しい取り込みなどを含めた町長の考えを伺いたいと思います。1点目は、平成22年度の行政運営に係る課題と重点目標についてであります。2点目として、財政健全化プラン遂行に向けた施策についてであります。3点目として、将来を見通した投資的事業の取り組みについてであります。以上、3点について、町長の考えを伺いたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま、平成22年度行財政運営について、3点のお尋ねがありましたので、答弁をさせていただきます。1点目の「平成22年度の行政運営に係る課題と重点目標」についてのお尋ねについてですが、町長就任以来、町民の皆さまにお示ししましたマニフェストの実現に向けて努力してまいりましたが、一方で目前の緊急的な課題もたくさんありまして、厳しい財政状況の中にあっては、急ぐべきものを最優先に取り組んできたところでございます。平成22年度は、私にとりまして1期目最後の年でありますが、緊急性のあるものも推し進めながらマニフェストの到達点を目指してまいります。特に、町民が主役のまちづくり、町政は町全体でつくりあげるという基本的な考えのもと町民参加の推進はもちろんのこと町民力や職員力、いわゆる地域力を町政に発揮できるような環境を整え、さらに、そうした力が教育、福祉の充実や産業経済の活性化につながるといった町の成長戦略の芽を育んでまいりますので、ご理解賜りたいと思います。次に、2点目の「財政健全化戦略プラン遂行に向けた施策」についてでありますが、ご質問にもありました国策、いわゆる平成21年度における国の第1次補正による地域活性化関連交付金効果を反映しないとしても、現時点では、財政健全化戦略プランにおける平成21年度の財政効果目標額を上回るものと見込んでおり、また、平成20年度決算を基に算出の実質公債費比率も17.8%と前年度と比べ1ポイント下がり、好転の兆しが見えてきています。しかし、本町の財政構造は、一般財源の3分の2を地方交付税が占めるというのも現実であり事実でもあります。国から地方に回るお金が減れば、町財政も一気に後退するといった脆 弱ぜいじゃくな一面もございますので、現状に満足することなく、粛々と戦略プランを中心とした行財政改革に取り組んでまいります。また、予算編成にあたりましては、国の地方財政計画がいまだ示されない中で編成作業も困難を極めているところでありますが、財政規律を保持しながらも現在抱えている課題解決に即効性の高い事務事業への予算付け、町の成長や発展を実現するため、戦略的視点に立った予算編成に努めるとともに、本年度中に今後必要となる財源確保に向けた基金造成などにも取り組み、来年度事業の財源として一部運用させていただく予定でありますので、この点についてもご理解賜りたいと思います。最後に3点目の「将来を見通した投資的事業の取り組み」についてでありますが、財政健全化戦略プランは、財政の収支均衡を図ることが大きな目的ですが、一方で事務事業の見直しやムダの削減を始め、国の地域活性化各種臨時交付金を活用した事業の前倒しなど、財政運営によって生み出された資金の一部を事業財源として再配分するということも主眼においた計画であります。このようなことから、厳しい財政状況にあっても、町の将来や成長にとって必要な例えば、後継者の育成、生産基盤の整備推進と経営安定化など町の主産業である農業をさらに強い産業に育て、また、農業と商工業との連携、いわゆる農商工連携により、広がりのある産業を形成し、地域経済の活性化に結びつく戦略的な事業に投資するなど貴重な財源を町民の皆様のご理解とご協力をいただきながら、町の将来を見通した事業にも振り向けてまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
質問 9番 上原豊茂
私の質問に対して町長の回答をいただきました。非常にわかりにくいと言いますか、実態をどうとらえているのかと大ざっぱにと言いますか、全部ひっくるめた表現の中で回答いただきましたが、22年度目前でありますので、昨日からと言ったほうがいいのかもしれませんが、仲間の議員からもいろいろな質問がございました。そのようなことも含めると私はもう少し具体的課題の明確化、重点目標、いわゆる到達点の目標というものを示してほしかったと感じたところであります。そこで町長がマニフェストに向け努力している。町民参加と地域の力を町政に活かすのだという回答でありました。そこで町長が今、住民参加を重点におきながら、実施しておりますまちづくり委員会の関係で、その内容に目を向けますとさまざま先進地への研修、またそれぞれの代表者の思い等も含めて集約し、前進していることは認めるところではありますが、町長として出発してから、自治基本条例の制定を目指しながら今日に至っているのではないかと思うわけであります。その点からしますとこの条例制定に向けて、まちづくり委員会も協議に参加しておりますが、どの程度進んでいるのか。また、この制定に向けて、22年度に一定の結果を出す町長の腹づもりがあるのか。その目標値等も含めてです。また、この自治基本条例の推進に向け、今、持っている課題が何なのか。その辺についてお聞かせいただきたいと思います。
答弁 企画財政課業務監 森谷清和(企画財政課業務監は2011年6月まで)
ただいま、自治基本条例に対する取り組み状況のお尋ねございましたが、まちづくり委員会でも現在、自治基本条例と言いますか町民が町政に参加する仕組みと言いますか。そのようなことを中心に自治基本条例だけにこだわらず、例えば、まちづくり参加条例的なものですとかあるいは他の手法がないのかなどを年明けの1月からまちづくり委員会のアドバイザーであります酪農学園大学の河合教授も招きまして、年度内には一定の方向性を出すということで考えております。その方向性を基に平成22年度でそれらを具体化するようなことで今、検討しているところでございます。
質問 9番 上原豊茂
いずれにしましても、自治体、町の憲法と称される条例制定であります。十分な町民の思いを込め、また、理解を求めながら1つの方向を定める形で努力していただきたい。そのような点では、今後、この条例制定の一定の目途を出すということでありますが、町民への理解、参画という点でさらに考えている手法と言いますか、そのようなことがあれば、お示しをいただきたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
今、まちづくり委員会で委員長を中心にしながら、役員は率先し他の事例を視察し、いろいろな状況を把握しながら、来年度には考え方をきちんとまとめていくといくことの報告をしてもらいました。私自身は、条例を目的化することではなく、むしろ、条例をつくるにあたっての意義とありようを大事に議論していただきたいという思いを今も持っているところです。例えば、近隣で言いますと美幌町やさまざまなところがある意味では、行政が原案を示し、それに参加して意見を述べて作り上げるというような手法をあちこちで今やっておりますが、置戸町も北見市もですが、これは、ある意味、早くできるかもしれませんが、しかし、条例を作るだけではなくて、そのありようをきっちり議論してもらいたいということを大事にしたい。それをこの1年数ヵ月、時間をかけ、今、実施してきておりますので、ある一定の方向がまとまりましたら、私はそれを内部的にも協議しながら、原案をさらに町民への説明会をきめ細かにし、また、まちづくり懇談会や地域に出向いてでも一定の方向をお示ししたいと考えております。これはどんな形になるのか、まだ見えない部分もありますが、少なくても私自身は来年度に向け、お話をしましたとおり町の仕事の大部分を占める予算の策定に何らかの形で町民の意見を問う形は最低限やりたい。予算書の情報公開というのは、できてからの情報公開よりは、むしろ、予算をつくるにあたって、これからも限られた予算ですから、そして、国の予算状況も厳しい。その中では何を優先にし、何をもって取り入れていかなければいけないのかという点で、予算に対する町民参加の仕組みは最低限、私は実現していきたいと考えているところです。なお、これらについては、あまり私自身の考え方を述べるというよりは、このまちづくり委員会の意見を尊重し、それをまとめあげ、そしてさらに町民に説明し、一定の方向をきちんと出し、町民に広く理解を深めてまいりたい。深める努力をしてまいりたいと考えているところでございます。
質問 9番 上原豊茂
いずれにしましても、町長の目指す条例の制定は、十分に町民の理解を得ながら、ひとつの結果を出していただきたいと考えております。全部関連してくるかと思いますが、例えば、かねてよりと言いますか。ずっと一貫してと言ったほうがいいのでしょうか。住民サービスの向上を維持というのを町長は主張し続けていると認識しております。そのような意味では、サービスの維持、向上、いわゆる福祉予算の確保はどうするのかということにつながっていくと思います。先般のまちづくり懇談会と言いますか地域に出ての説明会の中でも、住民の足の確保として、乗合タクシーの案を提示したところでありますし、それらについても当然、一定の予算が付いてまわると思います。また、住民サービスを維持、向上するという点では、先ほどもボランティアの話が出ていたかと思いますが、以前、ボランティアを組織化し、住民が参加し、お互いに支え合うような福祉の確立をするという話があったと認識しております。その点では、このボランティアの体制がそのような現状に進んでいるのか。その辺の状況を説明していただきたいと思いますし、先ほども申し上げましたように、これらの予算や体制強化の中では、住民の総合理解が重要になってくると思いますが、これらに対する対策、政策をどのように考えておられるのかお示しをいただきたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
私自身は1期目、少なくても、この4年間で町民参加の仕組みをまず、つくりたい。それは町民の総意で、まちの未来を決めていくのだという基本には地方自治は住民主権だということをまずは確立していきたいということが、1点であります。2点目は、イエローとまではいいませんが、一般会計に占める公債費の比率が極めて高い。町予算の5分の1強が、借金の返済になっていることは、経常収支比率の硬直化が非常に激しい町政運営をしてきた結果でありますから、何とかそれをより柔軟で自立していけるような財政状況をつくっていきたいということであります。その点でいきますと私は先ほども申し上げましたように経済状況の変化もありますが、一定の見通しがまず見えてきた。それからもう1点は、マニフェスト以上に緊急で急がなければならない仕事です。これは例えば、1つの例でいいますと小学校の耐震のような億単位の仕事というのが、この間も出てまいりましたし、これに類する予算措置についてもやってきた状況でございます。さらには、あとで来年度以降の予算に対する考え方も再度質問が出てくるのではないかと思うのですが、例えば、基幹系電算システム更新事業なども今年度予算でいくぶん確保しましたが、実際には、来年度行っていかなければならないと思います。そうすると住基や年金、国保、医療給付、健康管理、税、上下水道料金などのシステム運用については、どうしてもやらなければならない。これらについても大体1億6,000万円ほどのお金がかかるということですから、私自身がマニフェストにあげていることよりは、実態として、行政推進上、必要不可欠で優先しなければならない事業だろうと思います。ここのところは、昨日の山本議員の答弁でも申し上げましたが、例えば、畑総事業などの計画で最終年度を迎える平成22年度、現在もそうですが、私は町長になってから、農業基盤等について、粛々と予算を後退させることなく、きちんとやってきておりますので、これらのひとつのまとめをきちんとしていきたいと考えております。今、議員から指摘がありましたように、緊急の課題として、例えば、高齢者の福祉の問題が、さらにこれから、先ほど、西山議員の質問にもありましたように、もっときめ細かで、ある意味では、お金もかけながら、地域の力も活用しながらやっていかなければならないだろうと思います。その1つは、例えば、ボランティアセンターの確立でございました。実は、ボランティアセンターは行政が直接やるというよりは、社会福祉協議会の業務、本務というのは、私はボランティア活動の要になっていく組織だと理解しておりますし、全国的にみましても、まさにそのとおりだと思っています。いろいろな経過がありましたが、7月1日にスタートをするにいたりました。しかし、ボランティアセンターに登録しているのは25名で、うち23名が従来のボランティア団体に加盟している方々と重複しているということでありますから、実質的には2名しか登録がない。これでは、私が期待しているボランティア活動は機能しないと思っています。これは、事務的な細かなことで言いますが、予算ヒアリングの中で、はじめて社会福祉協議会の中心的な職員を全員招き、今、事業の課題と到達点が一体何なのか。これからどのような戦略をもってやろうとしているのかということを私はレポートを社会福祉協議会として、出していただきたいということを申し上げて、今月中にそのレポートが出てくるはずですが、改めて、町長1人では、こうしたボランティア活動の機能は果せるものではございません。職員はもちろんですが、このような関係機関とも連携しながら、より前進的にこうした問題を具体的に進めていかなければいけないと感じているところでございます。さらに、足の確保の問題もさることながら、今、デマンドタクシーのことを町民的な議論をさせていただいている。1つひとつ確実に私は積み上げながら、一定の基盤の目途を今期の間につけていきたい。来年度の22年度は、その点では、総合計画はもちろんですが、私自身がマニフェストで約束した9項目プラス2項目をきっちりやり遂げて、できなかったものについては、さらに訂正あるは書き換えてでも、何とか地域の全ての人が住み続けられるようなまちづくりに向けて、努力してまいりたいと感じているところでございます。
質問 9番 上原豊茂
私の質問に対して、行政運営に係る課題と重点目標という1項目でありますが、ある意味では、前段のことも含め、今、町長が回答されたことも含め、対応をしていただければと思いますし、その辺をしっかり受け止めながら、町民への情報公開といいますか伝達をしていくことが目標達成のためにも重要であると認識しております。さらに、私が見た22年度の行財政運営での課題の部分でいきますと先ほども町長から、次の項目に財政健全化の関係で回答されましたが、これらも重要な課題であり、きちんとした目標をもって、取り組むべきことだと思います。このプランの中に行政のスリム化という項目ありますが、この項目が、いつまで達成目標として載せられていくのか。限界点がどこにあるのか。これは、限りないスリム化が、言ってみれば前段の住民サービスなどに大きく影響してくることになると思います。これらについても、一定の線引きをしていく。それを明確にすることが必要かと思いますし、ただいま、まちの活性化についても当然関連し、重要な課題であり、これらについての目標値を定めながら、取り組む必要があると思います。これについては、新エネルギービジョンの取り組みや元気なまちづくり総合補助金によるいろいろな町民の発想、発掘等が行われております。私はこのような取り組みをそれなりに評価しておりますが、1つ残念だと思うのは、北大と訓子府サテライトの取り組みであります。せっかく、このようなチャンスをもちながらも十分活かされていないのではないのか。町民、住民のまちの活性化という点では、人と人との交流がどのように起きてくるのか。それをどう起こすのかというところに大きなポイントがあると思います。ぜひ、22年度に向けては、これらの事業に対して、研究員と町民との交流を拡大していく必要があると思いますし、また、まちの活性化という点では、私は若者がどれだけいきいきとして、町で生活しているのかというところを町民に伝えられるのかが、重要なポイントでないかと思うわけであります。その点からすると今回、町の助成も含めた海外研修に、きたみらい農協の半数以上の参加を訓子府町で占めたということもございます。やはり、彼らの出番と言いますか。若者が何を考え、何を見てきて、どこに向かおうとしているのかというのをきちんとやはり伝える。町民の税金をもって、研修に参加しているわけですから、これらも報告し、さらには、それぞれ参加した人、参加できなかった若者や我々も含め、いろいろな議論をしていくような機会を設定していくことも大事ではないかと私は考えますが、これらについて、町としての考えがあれば、お聞かせをいただきたい。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
まだ、表の力となって出ておりませんが、例えば、商工会の事務局を駅舎に移し、そして、あそこで喫茶コーナーや地産地消のものが今、積極的にいろいろな展開がいよいよ始まってきた。また、あそこでつくり上げているいろいろな地産の産物を利用した加工等も少しずつ芽を出してきている。ゆくゆくは、あそこを利用しながら、地域で採れたあるいは地域の方たちが加工したり、手作りしたものを地元の1つの産業として、販売できるような物も、ある意味では、商業全体のあるいは農業、先ほど言いました、農・工・商の連携も含めた活動が出てくるのではないかと考えています。それから、新エネルギービジョンでは、いよいよ来年度、本当に実用化に向けて、たまねぎの表皮と木片をチップと合わせた補助燃料の開発の一歩を踏み出せるかどうか、今、事業の目途として、国の機関などの支援もいただきながら、方向が見えてきた。しかし、まだまだ、不十分なところもございますから、町民の皆様に発表するまでには至っていない。さらには、最近の広報でも出ていますように、私どもの農業試験場が開発したスノーマーチが、青年経営者たちによって、何とか普及したい。津野町にもそうですし、給食センターにも使っていただいたりあるいは町民にこれから全戸に配布し、スノーマーチを理解してもらう。さらに、行政でできることもあり、清里町長にお願いをし、スノーマーチ焼酎を来年の夏頃には、青年自らが販売するということも含め、私は、その住民の地域の力を側面に応援していきますし、ある意味では、支援もしてまいりたい。これからもそれを感じているところでございます。さらに、上原議員が非常に力は、大事なことだということで、今、お話をいただいた青年自身をいかに育んで、彼らが将来の担い手として、頑張れるかという点で、例えば、北大とのサテライトの話をいただきました。ご存じのとおり来ている研究員、ドクターは、この4月からですから、大体7、8ヵ月経ってまいりました。子どもを連れてきていたということもありまして、訓子府を全く知らないということでありますから、どのような動きをするのか私も大変注目しておりました。いよいよ、明日からでしょうか。坂下教授も来たり、この間は、たまねぎの調査、研究もしたようですが、いろいろな広がり、そして、若い人たちのサークル形成もしたいということでございますので、これも、これだけの月数でどこまでできるかということもありましたが、いよいよ組織的に北大農学部を含め、いろいろな形で町民の生活の中に、学問的な研究の成果が少しずつ発展していくのではないかと考えております。先般、きたみらいが主催する海外研修でオーストラリアに11名の青年が行ってまいりました。7名が本町でございますから、その3分の2の経費を町のほうで補助を農業振興協議会から出しているわけです。かつては、これは農協の税金対策で、単協時代に町へ3,000万円を寄付され、その益金を研修に使えないかということで、寄贈されたのがきっかけでございました。なかなか見えない。私は、少なくても町民の税金を使っているこの青年たちの研修は行きも帰りも、まずは、町長のところにきちんと挨拶にきていただきたい。何が成果だったのかも報告いただきたい。先般、柏丘の青年が来て、研修結果の報告をしてくれました。そしてさらに、報告書を出したりするということも言っておりますので、そのほかに置戸と一緒になって10名が、うち5名は本町から青年が、九州を中心とした先進地に農業視察に行ってまいりました。これについても、近々に挨拶に来るということですから、報告書をもちろんですが、仲間たちの中での報告会等もできれば、社会教育課が中心になりながら、青年を援助して行っていただきたいと思っているところでございますので、何とか、せっかく多くの後継者がIターン、Uターンの中で、帰ってきている状況ですので、この方たちが地域の農業経営者として、力をつけていくように行政も積極的に支援してまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 9番 上原豊茂
今、町長が答えられたことについては、金のかかることではありませんから、ぜひ、前へ進むような方向で取り組んでいただきたいと思います。1点、行政スリム化関係での回答は、いただきませんでしたが、これについては、次の部分に含めて質問をしていきたいと思います。次の財政健全化戦略プラン遂行の施策の関係でありますが、先ほども申し上げましたように、行政スリム化をひとつの施策の中に、組み込んでおります。私は先ほども言いましたが、この行政スリム化の限界点を明確にするべきだろうというように思いますし、もう1つは、それと関連して職員給与の減という方向がずっと続いております。心配するのは、給料が高いとか安いとかではなくて、下がることによって、職員の士気が低下するという心配であります。これらに対しての対策もしっかり町長として、考えていかなければならないと考えるところであります。今、申し上げましたように、執行体制のスリム化という中で懸念されるのは、住民サービスの低下、また、先ほども言いましたように、職員の士気低下、それらが懸念されるところであります。これらにどう対処するのか。その辺の考え方を示していただきたいのと例えば、いろいろな経費の圧縮という中で、取り組んでいくということになっておりますし、補助金がそれぞれ23年度からゼロベースとの記述も戦略プランの中に明記されております。これらの対象者は何となく被害感をもってしまったり、町全体として暗いイメージということで、活力低下につながらないのか心配があります。また、それぞれ先般もありました国保税の税率アップと水道使用料の値上げも含めて考えますと非常に住民の中に不満がうっせきされているのではないか思うわけでありますし、また、同時に前段の議員たちの中にもありましたように、住民生活の実態との乖離か い りという問題も浮き彫りになってこようかと思います。これらに対して、十分組み込んだ中での財政健全化戦略プランの施策が必要になってこようかと思いますし、また、これらの施策を遂行する中では、先ほども申し上げておりますが、住民、町民とのコンセンサスをどうとっていくのかが重要かと思います。この辺について、町としての考え方をお示しいただきたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
財政健全化戦略プランについては、具体的に言いますとかなりある意味では、町民のご理解をいただきながら目標以上の成果を挙げてきている状況でございます。ただ、細かな数字は、今は控えさせていただきますが、目標額を達成してきているところでございます。23年度以降も見直しさせていただくということでございますが、基本的には、もういいところにきているのではないかというのが本音のところです。しかし、行政が本来やらなければならないことと民間がやるべきことというのは、やはり、きちんとしておく必要があるだろうと思います。行政がやらなければならないことというのは、やはり住民の暮らしや生活や生産をいかに守るかということを行政でやらなければならない。それを後退させるようなことはいかなる状況であっても、あってはならないと私自身は考えておりますので、例えば、補助金についても、町内会あるいは実践会、特に、町内会では、人件費、町内会の補助ゼロベースの話については、かなり1年間かけて議論をしていただいております。あるいは中学校の部活動それから酪農関係団体のこと等も含めて、ゼロベースが全てということよりも現実的に今の状況の中で、これでなければ困るということも含めた話し合いをしたり、住民の検討の中で、現在の到達点の額で私どもとしては理解をしているということですから、補助をして当たり前とか当然ということではなくて、その中身をやはり住民の団体を受けている方たちがきちんと精査をしていただきながら、行政と新たな提案も含め向き合うということが、私は基本ではないかと考えておりますので、今後もそうした丁寧な努力をしていきたいと考えているところです。そして、国保税に象徴されておりますように、私自身はまちづくり懇談会で、ある町民の方の質問に対してお答えしたように、3,600万円を3年間負担したからといって、訓子府は倒産しません。しかし、それでいいのかという議論をやはり町民的に議論することは、やはり大事なことなのではないのか。それは、3,600万円を一般会計から繰り入れしていくということは、大変いい町長です。私もそうありたいと思うのですが、しかし、それでいいのかというのが、私はやはり町民の理解と町の財政、町政は町民のものだということを再び原点を確認することを今、大事にしなければならないのではないか。お金がない。農家の方は農道をつくってほしい。農業基盤整備をやってほしいと言う。片方はそれよりも福祉が大事だと言う。しかし、金は限られている。5年でやらなければいけないことを10年でやらなければならない状況も出てくるでしょう。時にはやめなければいけない。このことも広く町民の意見を聞きながら、私どもと議会が最終的な決断をし、方向性を示していくことが町政運営、自治の本来が今求められているのではないかと思いますので、私自身は頑固にこだわっているつもりですし、これからもこだわっていきたいという思いでございます。例えば、これ以上もし踏み込む、私自身の給料も職員の給料も下げている。これは4年間で私自身の給料については、お約束をさせていただきましたし、職員についても理解をいただいて給料を下げさせていただきました。その1つは、自治体と言えども職員の給料をもっても親方日の丸ではないのだということを私は理解していただきたい。状況によっては夕張もあるでしょう。留萌管内のように20%給料カットするところもあります。そのことが決していいとは思いませんが、しかし、町を運営するというのは、そういう厳しさが、私も含めた職員にも絶対必要だということで、私はある意味では理解をいただいていかなければいけないと感じているところでございますので、4%が士気に低下するかどうかは別ですが、当面は、私の任期が終了する時には、元に戻すという考え方をもっております。しかし、状況によっては、これからいろいろなことが起きたときに100%大丈夫ということについては、私はそのようなことにはならないのではないのかと考えております。さらに、清掃も今、民間にお願いをしております。職員が全部トイレを掃除したり、全てやっている町もありますが、本当にいいのだろうかと思います。働く場が少ない状況の中で、私たちの町は、そのことを逆に配慮していかなければならないのではないのか。温泉についても、当面はということでご理解をいただきました。もっと究極的にいきますと保育所の指定管理者の問題が出ている自治体もあります。民間委託の問題であります。職員も含め民間にお勤め願うということであります。そのことが本当にいいのかどうか。私は基本的には先ほど言いましたように、住民の暮らしを守る。福祉を守っていくのは、地方自治の責任だということから考えてみますと私の町長在任中は、よほどのことがない限りは、保育所は直営でやらせていただくことの基本的な考え方は曲げるつもりはございませんが、いずれにしても、無駄は省いていかなければならない。しかし、町民の福祉の向上のために、農業の生産意欲や職員の働く意欲が減退することがないように全力でこれからも残り1年間、頑張ってまいりたいと感じているところでございます。
質問 9番 上原豊茂
基本的な町長の思いをお示しいただきましたが、今、ご回答いただいた中で気になる点がございます。大体、その戦略プランについての目標値達成という点でいいところまできたのではないかというような言葉がありましたが、前段で申し述べておりますように、先の臨時交付金等も含めた取り込みで一定の成果は出している。財政の状況悪化を食い止め、一息ついたというところであります。それは、私どもも同じような認識でありますし、ただ1つ心配なのは、先ほど申し上げましたように、その安堵感があまりにも広がり深まって、これから行うべき戦略プラン遂行に支障をきたさないのか心配するところであります。もちろん、この戦略プラン遂行が終わりを告げるのは、最低でも資料の中でありますように26年までの計画でありますから、そこまでは続くと私は認識しておりますし、その中で20年度から22年度を財政健全化に向けた集中対策期間と示しております。その3年間の最終年次が来年度でありますから、この戦略プランを進めていく中で、集中的対策をとり、締めの施策とは何なのか。その辺をお示しいただきたいと思いますし、町長が収支バランスの話を出しております。この収支バランスについては、私の認識では現在のところ経費の切り詰めという手法が主であり、入りのほうについての施策は、あまりないと認識しているところでありますが、これらも含め、考えをお聞かせいただきたいと思います。
答弁 企画財政課業務監 森谷清和(企画財政課業務監は2011年6月まで)
ただいま、20年度から22年度までの集中対策期間の状況と区切りの考え方ということなのですが、今、財政健全化戦略プランの当初立てました目標に対する実績の状況でございますが、平成20年度で申し上げますと5,300万円の財政効果が目標でございましたが、これにつきましては、入りの部分で財産の売り払い収入などもございましたので、そのことで実績としましては、1億4,500万円ぐらいになるということで、差引きで9,200万円ぐらい効果額上回っております。それから21年度ですが目標としまして、1億3,400万円を目標としておりましたが、まだ、途中ですが見込みとしましては、1億7,700万円ぐらいになるということで、約4,300万円ぐらい目標を上回るような状況になるということです。これにつきましては、国からの補正によります地域活性化臨時交付金などの効果につきましては、まだ、含めておりません。22年度につきましても、1億7,800万円ぐらいを見込んでおりますが、それに対しまして見込みとしましては、1億8,000万円ぐらいは見込めるのではないかというようなことで、現在見込んでおります。22年度でその仕上げとして何か取り組むことはということなのですが、これにつきましては、今後も町税等の収納率の向上というのは現実的になかなか難しいのですが、できるだけ収納率の維持確保に努めてまいりたいと考えております。それから、23年度以降は、集中対策期間が、22年度までとなっておりますので、23年から26年度までどのようなことを新たに取り組むものがあるのかないのか。そういったことも22年度で検討してまいりたいと思います。特に、先ほど補助金のゼロベースというお話ありましたが、補助金の総額を全てゼロにするということではありませんので、補助金自体の必要性などを改めて見直しまして、例えば、既存の補助金だけで、補助金を維持するとなれば、総額を増やさないと新しい補助制度を取り入れていくことができませんので、そのようなこともありますので、補助制度などについても見直しなどを進めてまいりたいと考えております。
質問 9番 上原豊茂
時間が10分切りましたので、本来ですともう少し財政健全化戦略プランの施策の中身について、具体的な踏み込みをしたいと思っておりましたが、この案件については、ここで打ち切りをあえてしたいと思います。3番目の将来を見通した投資的事業の取り組みであります。これにつきましては、いろいろな前段で新エネルギービジョンの関係等も町長から説明がございました。また、農業基盤への継続取り組みもありました。これらは当然のことながら、しっかり取り組んでいく方向を定めるべきだと思いますが、ここで、新エネルギービジョンの関係でありますが、今の段階では、これを訓子府石灰工業で活用する方向で進んでいると思いますし、先般、関係者と少し話した中では、期待が持てる。しかし、課題もあるという話でありました。企業としては、一定の燃焼力がないと使えないということでありますし、そのためには廃プラの混合も重要なことだということであります。そこで、1つの方向を、どう考えているかわかりませんが、行政がどこまで関与できるのかわかりませんが、例えば、いろいろな人の仕事の確保も含め考えれば、玉ねぎの皮を各農家から集める。木片の集荷です。その辺に一定の労力を向ける。いわゆる住民の力を借りながら、それを進めていくことになれば、前段申し上げましたが、仕事の確保に困窮している人たちに手を貸すことにならないのかと思いますし、その中で、これは量的な問題もあると思いますから、私の素人的な考えでは無理もあると感じますが、例えば、玉ねぎですとか木片を固形化することで、家庭用の燃料としては、十分それだけでいけるという話であります。その視点からしますとある意味では一般家庭用の燃料として、試行錯誤も必要になると思います。例えば、そこに視点を向けると先ほど言いましたように、いろいろな人たちに手をかけてもらい、そこに何がしかの報酬が出てくるとひとつの循環が起きてきるのではないのかと思います。それらも考えられますが、その取り組み等について、どう思われているのかお聞かせをいただきたいと思います。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
時間がありませんので、私が総括的に答弁をさせていただきます。1つは、先の質問でもございましたように、スリム化の限界感というのは、一体どこの部分なのか。これは、ご認識をいただきたいのですが、町の財政状況や経済状況でかなり流動的であることをご理解いただきたい。しかし、譲ってはならないのは、住民の福祉の向上や生活、生産を可能な限り守ることが本旨でございますから、いかなる省力化を図ったとしても、そこのところは後退させるわけにはいかない。しかし、その限界も状況によっては変わってきます。私は、一般会計ベースでいくと35億をきる。さらに厳しい決断をしていかなければならないと考えていますが、先ほど言ったようなさまざまな事業の民営化、あるいは民間にということはあるかもしれませんが、私は現時点では、そこまでは踏み切らない。職員の数で言いますと現在95名。大体の目標は達成しておりますが、90前後が適切な数字ではないかと戦略プランの中でもお話していますが、しかし、実態としては、もうこれ以上後退させるということは、町民福祉の向上のことを考えるともう限界にきている状況でございますので、さらにまた、詳しい検討をしながら進めていきたい。もう1つ、この玉ねぎの新エネルギーの問題については、2年間調査し、今、実施計画、現場を見たりしながらやっているところですが、まずは、何とか一定のカロリーベースでいきますと燃料化できることがほぼ大丈夫な状況です。うちの町で燃料として確保できる素材は、玉ねぎの表皮が燃料化できる。これはもう間違いないとのデータ結果が出ていますが、それだけでは燃料としてはカロリーが少ない。だから、今言った廃プラあるいは木片を混ぜるということですが、果たして、その玉ねぎを集めてくることを、農業協同組合の理解や住民の理解。それからそれが本当に家庭ベースでできるのかどうか。それと初期投資は誰がやるのか。これは行政がやるのか民間がやるのか。願わくは事業協同組合を設立することなどの住民の方たちの意思をどのように固めていくのか等々を含め。さらには、例えば、スポーツセンターのボイラーに使っていく。公の施設で使っていくということも可能なのかどうか。もちろん赤字を出してはなりませんが、ある意味では、環境や雇用に配慮したエネルギー政策をそろそろまとめていかなければならないということで、今、目下、推進中でございますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 9番 上原豊茂
時間がないので、さらに提案したいと思った部分だけを伝えて、私の質問を終わりたいと思いますが、ぜひ、前段でありましたように、若者のいろいろな研修を含め、努力を含めたものが、特産物として生まれてくるような町にある加工施設の活用から、そういうところに結びついていけるような施策を考えてほしいと思いましたのと前段で西山由美子議員から出ました高齢者等の福祉の問題であります。それぞれ生活自立していくのに大変だと思われる人と我々まだ元気な者、要するに町職員の独身者等も含め、それぞれの居住が一体化したような体制づくりへの投資も考えてほしかったと思っていますし、その提案ができなかったのが、極めて残念ですが、それらも含め、先に向かって十分な検討をしていただきたいということを期待して私の一般質問を閉じたいと思います。以上です。