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白老町議会 令和6年定例会3月会議 2024年3月11日

行財政運営

2024年3月11日、白老町議会の一般質問で、前田博之議員が「行財政運営」について質問し、町長 大塩英男、企画財政課長 増田宏仁、税務課長 本間弘樹、副町長 大黒克已が答弁しました。

質問者
前田博之 議員
答弁者
町長 大塩英男、企画財政課長 増田宏仁、税務課長 本間弘樹、副町長 大黒克已

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 前田博之

10番、前田博之です。3項目質問します。1、行財政運営について。(1)、令和5年度決算見込みについて。①、歳入・歳出の変動と決算剰余金の状況について。②、補正予算での各基金への積立額及び当初予算と補正予算における繰入金(基金取崩し額)並びに基金残高について。③、各会計への追加繰出金の執行状況について。(2)、令和6年度予算について。①、予算編成方針と財政状況の見通しについて。②、歳入・歳出の特色と重点政策及び町長公約の予算化について。③、各基金からの繰入金(基金取崩し額)と主な使途及び基金残高について。④、各会計への繰出金総額と一般会計予算総額に占める割合と財源について。(3)、ふるさと納税について。①、制度の概要と経費の基準及び厳格化について。②、寄附額と必要経費の総額及び実質寄付額について。③、ふるさとGENKI応援寄附金基金から経常費と臨時事業費に充当した額及び基金残高について。(4)、病院改築事業債を含む町債発行額の推移及び超過借入額が平常化する時期と平準化までに要する期間並びに借入額を均衡化するための変動額の推移について。(5)、白老町行財政改革推進計画について。①、計画の概要と基本方針の内容及び進行管理の方法とこれまでの進捗状況並びに経年的な評価について。②、財政収支見通しの策定目的・内容と経年変動及び予算・決算との相違点並びに整合性について。③、持続可能な財政健全運営における基本姿勢について。

答弁 町長 大塩英男

「行財政運営」についてのご質問であります。1項目めの「令和5年度決算見込み」についてであります。1点目の「歳入・歳出の変動と決算剰余金の状況」についてでありますが、5年度の収支状況は、歳入においては個人町民税が予算額を上回る見込みであり、歳出においては1億円前後の不用額などが見込まれることから、本年度の決算収支については、おおむね1億5,000万円から2億円程度の黒字額が見込めるものと考えております。2点目の「補正予算での各基金への積立額及び当初予算と補正予算における繰入金並びに基金残高」についてでありますが、積立額が当初予算1億5,629万6,000円に対し、補正予算分7億1,694万1,000円を加え、計8億7,323万7,000円、繰入額が当初予算1億4,970万6,000円に対し、補正予算分2億6,013万2,000円を加え、計4億983万8,000円となっており、残高は約34億4,900万円となる見込みであります。3点目の「各会計への追加繰出金の執行状況」についてでありますが、3号補正において港湾機能施設整備事業特別会計へ公共中央1号上屋のシャッター修繕のため594万円、4号補正において下水道事業会計へ縁故債の繰上償還分として1億円、10号補正において介護保険事業特別会計へ事務費繰出金として267万9,000円、介護老人保健施設事業特別会計へ会計閉鎖に伴う資金不足解消のため110万6,000円、国民健康保険病院事業会計へ資金不足解消のため9,000万円をそれぞれ繰り出しております。さらに、本定例会の補正予算においては、国民健康保険病院事業会計へ資金不足解消のため7,000万円、港湾機能施設整備事業特別会計へ起債の繰上償還分489万5,000円の繰出金を計上しております。2項目めの「令和6年度予算」についてであります。1点目の「予算編成方針と財政状況の見通し」についてでありますが、6年度におきましては、町制施行70周年を迎える節目の年であることや、私が町長に就任後、初めての予算編成となることから、既存の考えや枠から脱却し、さらに一歩踏み出すため、『新たな未来へ「挑戦」と「前進」』をテーマとして掲げたところであります。人口減少対策事業や安全安心な町民生活の充実に向けた事業、この先も住み続けたいと思えるまちづくりに向けた事業の3点を最優先事項として、施策の重点化を図った予算の編成といたしました。財政状況の見通しとしては、歳入では固定資産税の評価替えの影響などによる町税の減収、歳出では物価高騰の影響による全体的な増額を見込んでおります。2点目の「歳入・歳出の特色と重点政策及び町長公約の予算化」についてでありますが、歳入におきましては、個人住民税の定額減税による減収や固定資産税の評価替え、既存資産の減価償却に伴う償却資産分の減少の影響により町税全体で1億3,754万円の減を見込む一方、地方交付税については、一般財源総額実質同水準ルールや過去の実績を鑑み1億3,000万円の増としております。歳出におきましては、経常費は給与費が退職手当負担金の減少などにより約6,700万円の減、財政調整基金積立金の減少により各種積立金を約7,500万円の減と見込む一方、昨今の物価高騰や人件費の増加等の影響により一般行政経費については約1億1,500万円の増を見込んでおります。事業費については、1点目でお答えしたとおり、人口減少を食い止めるための事業、町民生活の利便性向上、安全安心の充実に向けた事業、この先も住み続けたいと思えるまちづくりに向けた事業の3点を最優先事項とし、計86事業、約18億500万円を計上しております。3点目の「各基金からの繰入金と主な使途及び基金残高」についてでありますが、財政調整基金や公共施設等整備基金、ふるさとGENKI応援寄附金基金などから計6億 2,248万8,000円の繰入金を計上し、病院事業会計への繰出金やインフラ整備のほか、指定寄附の内容に即した事業に活用することとし、残高は約29億3,790万円となる見込みとなっております。4点目の「各会計への繰出金総額と一般会計予算総額に占める割合と財源」についてでありますが、事業費を含む繰出金総額は18億8,642万円で、一般会計予算総額の約16.3%となっており、財源については一般財源が80.4%、残りは国・道支出金となっております。3項目めの「ふるさと納税」についてであります。1点目の「制度の概要と経費の基準及び厳格化」についてでありますが、ふるさと納税は生まれ育った地域等に寄附を行うことにより、住民税等の控除と寄附自治体からの返礼品が得られることを基本スキームとして、平成20年度に創設され、現在では、1兆円にも迫る市場規模に成長しております。一方、寄附額獲得のため、自治体間の返礼品競争が激化したことから、度々国による是正等が行われ、令和元年には、対象自治体の指定の制度化、そして5年10月には、返礼品の地場産品基準の厳格化とともに、返礼割合、経費総額に対する制度改正が行われたところであります。2点目の「寄附額と必要経費の総額及び実質寄附額」についてでありますが、各年度の寄附額等については、3年度が寄附額6億2,727万円、必要経費3億1,126万円、実質寄附額3億1,601万円、4年度は順に、9億5,987万円、4億7,981万円、4億8,006万円、5年度は、2月末現在速報値で、同様に11億7,485万円、5億7,762万円、5億9,722万円となっております。3点目の「ふるさとGENKI応援寄附金基金から経常費と臨時事業費に充当した額と基金残高」についてでありますが、4年度においては、経常費3事業に対し114万2,000円、臨時事業費29事業に対して8,673万6,000円を充当し、年度末残高は3億4,116万3,000円、5年度においては、経常費1事業に対し15万円、臨時事業費36事業に対して1億1,713万5,000円を充当し、年度末残高は5億2,262万4,000円となる見込みであります。6年度当初予算においては、経常費1事業に対し15万円、臨時事業費44事業に対して1億7,569万7,000円を充当し、年度末残高は3億4,681万3,000円となる見込みであります。4項目めの「病院改築事業債を含む町債発行額の推移」についてでありますが、白老町行財政改革推進計画において、8年間の計画期間中の町債発行総額を80億円以内に抑えることとしており、3年度は8億6,003万2,000円、4年度は8億9,550万5,000円、5年度は次年度への繰越予定額を含めると14億126万7,000円を見込んでおります。5項目めの「白老町行財政改革推進計画」についてであります。1点目の「計画の概要と基本方針の内容及び進行管理の方法とこれまでの進捗状況並びに経年的な評価」についてでありますが、本計画は2年度までの白老町財政健全化プラン及び第5次白老町行政改革大綱の後を受け、策定されたものであります。方向性を示す「推進計画」と実施項目を示す「実施計画」で構成しており、基本方針にある「効率的、効果的で信頼される行財政運営により、時代に即応した行政サービスが提供できるまち」を目指し、行政サービスの充実、効率的・効果的な行政運営、健全な財政運営、公共施設の適正化を取組の柱として掲げております。進行管理につきましては、27項目の実施計画をさらに年度計画に分け、項目ごとに年度ごとの進捗を把握するため、担当部署による年3回の専門部会を開催しております。経年的な評価につきましては、行革本部会議において総括しており、おおむね全取組項目の推進が図られているものと捉えております。2点目の「財政収支見通しの策定目的・内容と経年変動及び予算・決算との相違点並びに整合性」についてでありますが、人口減少の本格化に伴い、町税や交付税等の歳入の減少は避けられないことから、収支見通しとしては、歳入につきましては、希望的観測を排除した最低限の数値とし、歳出につきましては、歳入に見合った規模の歳出を実現するための目標値として推計したものであります。なお、推計値と実際の決算額との相違につきましては、令和3年度においては28億8,082万4,000円、4年度においては29億343万2,000円の差異があり、それぞれ推計値よりも決算額が上回っている状況であります。3点目の「持続可能な財政健全運営における基本姿勢」についてでありますが、昨今の多様化する行政需要に対応しながら、持続可能な財政運営を行うためには、投資と抑制のバランスを見極めることが重要であり、将来への備えも含め、身の丈に合った適時適切な財政運営を行っていく考えであります。

質問 10番 前田博之

関連がありますので、一括で質問していきます。大塩町長、大黒副町長は元役場職員で2人とも財政課長を経験していますので、財政に精通していると思います。よって、財政運営と財政力強化に当たっては財政のプロだと私は思っています。そこで、健全な財政運営に手腕を振るっていただきたいと思いますし、これから建設的な議論を期待しています。まず、質問に入ります。それで、令和5年度補正予算で普通交付税分を基金に積立てした額と前年度繰越留保額は幾らになっていますか。

答弁 企画財政課長 増田宏仁

交付税の積み増しした金額の関係であります。当初予算よりも交付税が多く入ったということで、9月補正におきまして公共施設整備基金に1億円を積立てさせていただいております。それから、繰越金の残額は、12号補正が終了した時点で約1億2,000万円程度と見込んでおります。

質問 10番 前田博之

それでは、答弁がありましたように不用額が2億円前後、これは多分増えると思います。それと、今答弁のあった年度途中での基金の積立てが1億円、それと前年度繰越金が調べたら1億2,900万円です。合計で4億3,000万円であります。この額が令和5年度の剰余金として見ていいですか。

答弁 企画財政課長 増田宏仁

今時点での剰余金としては議員押さえているとおりかと思います。あとは補正予算の中でそれぞれの基金に積立てをさせていただく可能性がありますので、それによって若干上下はあると思っております。

質問 10番 前田博之

ですから、不用額がもっと、私は5,000万円前後出ると思うし、今回補正で何ぼあるから、今言った4億3,000万円が5億円ぐらいになる可能性もあります。そこで、伺いますけれども、財政危機のときから町民に負担を強いている固定資産税、町民法人税の超過課税額0.4%の令和5年度見込みの税収額は幾らですか。

答弁 税務課長 本間弘樹(税務課長は2024年3月まで)

超過課税の関係でございます。令和5年度の決算見込みということで、固定資産税の超過税分が2億6,500万円、それと法人町民税につきましては約2,900万円程度を今年度の決算見込みとして見込んでおります。

質問 10番 前田博之

そうすると、令和5年度決算見込みの剰余金が5億円弱、しかし町民からの超過課税は約3億円あるということですよね。それ以上は予算等審査ありますから、ここで言いませんけれども。それで、今これだけの不用額が生じてるということは、やっぱり予算執行では常に事務事業の執行状況を点検し、多額の執行残を生じないようにすべきだと思います。これは肝に銘じておいてください。次に、予算編成についてです。このたび町職員有志のプロジェクトチームが白老町少子化対策提言書を町長に進言しています。この提言書は、プロのコンサルタントに匹敵するものです。職員の政策形成能力の片りんがうかがえます。そこで、提案のあった事業の一部はふるさと応援基金を財源にして令和6年度で予算化されています。ここの部分で触れるのではなくて、この提言書の中に子供たちにとって大事な提言があります。それは、中学生を対象とする白老流グローバル人材育成のすすめであります。子供の成長は瞬く間です。令和6年度予算には子供がじかに享受できる事業は反映されていません。私はそう見ました。町長は、グローバル人材育成を進めるための施策についてどのように考えられていますか。

答弁 町長 大塩英男

子供たちのグローバル人材というご質問でございます。やはり今のこの時代を生きていく子供たちというのは世界に目を向けてというか、そういったことで生きていかなければならないと言ったらちょっと語弊はあるかもしれないのですけれども、英語教育に今国としても力を入れているですとか、そういった要素と考えておりますので、世界に目を向けてというのはしっかりと町としても取り組んでいかなければならないと思っております。

質問 10番 前田博之

グローバル人材教育というのは概念が広いのです。いろいろあります。そこで、簡潔に私は提案します。1つは子供たちに音楽ホールや劇場、美術館等で文化芸術の鑑賞、体験の機会を設けること、もう一つは海外研修の実施です。一例ですけれども、令和6年度予算に海外文化交流事業として大人11名で旅費500万円計上しているのです。駄目だとは言っていませんからね。この旅費の一部を自己負担してもらうなどして、そしてその差額分とふるさと納税をもって他の国の文化に触れ、視野を広げることからも子供たちの海外研修を行ったらいかがですか。今日と言いません。子供たちが感動を覚える文化芸術の鑑賞、体験、そして海外研修、これらの具現化等、予算化について町長の考えを伺います。

答弁 町長 大塩英男

提言をいただきました。1つ、令和6年度の事業として台湾の交流事業というような具体的な事業名も掲げられたところでございます。先ほど私が言いましたように、やはり子供たちが世界に目を向けてですとか、今の時代物の豊かさよりも心の豊かさと叫ばれている時代ですので、そういった部分も含めてしっかりと子供の成長を見守っていくというか、子供の成長のためにはそういったことが必要だということでありますので、提言についてはしっかりと受け止めさせていただきたいと思います。

質問 10番 前田博之

新年度予算では子供への予算がないのが残念ですけれども、町長の答弁も抽象的ですけれども、希望は持っておきたいと思います。ぜひ補正予算、新年度で併せて考えてほしいし、もし台湾が間に合うのであれば、少数民族ですから、それらの子供たちを一緒に連れていくぐらいの気持ちを持つのが必要ではないかと私は思います。そこで、令和6年度予算は大塩町長の本格的な予算であることから、持続的な発展に向けた各種施策を多面的に展開するため必要となる事業を措置したと積極な予算になっています。町長の意欲を感じますが、一方で歳入は財政調整基金や特定目的基金、ふるさと納税基金等を取り崩して財源を確保しています。繰入金を見込まない自主財源ベースでの予算の収支状況はどうなっていますか。

答弁 企画財政課長 増田宏仁

令和6年度予算における繰入金の状況ということでお答えさせていただきます。総体では繰入金全体としては6億2,200万円ほどあります。この中でふるさと納税基金が1億……〔何事か呼ぶ者あり〕

答弁 企画財政課長 増田宏仁

休憩をいただいてすみません。繰入金を除くとすれば、これは一般財源で対応しなければなりませんので、その分は赤字といいますか、一般財源が足りないということになると思います。

質問 10番 前田博之

そういう状況の中にあって、この予算編成方針では危機的な財政状況とは違い、予算不足時は補正予算で対応できる状況である、こう言っています。この年間の留保財源は幾ら見込んでいますか。

答弁 企画財政課長 増田宏仁

近年の決算状況からいけば大体3億円前後の決算剰余金が出ておりまして、その半分を基金に積み立てなければならないということですので、1億5,000万円ほどを補正の財源として考えております。1億5,000万円ほどあれば1年間の補正の財源としてはやっていけるという状況であります。

質問 10番 前田博之

それで、トータル的な質問に入りますけれども、財政運営の見通しは今の答弁でも決して楽観できないと思います。最近の財政指標は小康状態で推移していますけれども、今後の人口減少や経済活動の停滞による税収減、少子高齢化による社会保障費や子育て支援策の増加、老朽化施設での維持管理経費や施設更新経費の増、さらに大型事業の起債の返済額が増嵩していきます。このことからも、入るを量りていずるを制する、こういう財政運営に徹することは肝腎ですけれども、令和6年度の予算編成からかいま見られる将来的な財政の見通しについて理事者に伺います。

答弁 副町長 大黒克已

前田議員のおっしゃった入るを量りていずるを制するということは、これは過去の財政危機から学んだ教訓でございますし、これにつきましては現在におきましてもしっかりとこの考え方を持ちながら予算編成をしているところでございます。そこで、今後の予算編成でございますけれども、人口減少による税収減、こういうこともありまして、最終的には歳入が減っていくという状況が想定されるところでございます。しかし、一方では老朽化した公共施設ですとか、今おっしゃられました社会保障費、子育て支援の関係の経費も増大するという中で、どのようにこれを今後埋めながら予算編成をしていくかということでございますが、先ほど最初に申しましたとおり、入るを量りてということですから、限られた歳入の中でやっていくしかないのです。ですから、これは例えば令和6年度予算においてやってきた事業も歳入が減ればその部分の事業の見直しというのも必要ですし、それを全て基金で賄うとか、そういうことは考えておりませんので、やはり毎年毎年基金の残高をしっかり把握しながら調整して予算編成をしていくという考えでございます。

質問 10番 前田博之

ぜひ新年度予算も不用額を出さないように予算をしっかり精査し、途中ででも大黒副町長が言ったような部分の見直しをし、財源を生み出す必要があるのかなと。無駄な事業はしないようにしてください。それで、これからの財政運営はあれもこれもから重要性と緊急性で優先順位をつけたあれかこれかの財政運営へシフトすることが肝要だと思います。借金が膨らむと財政の余力が少なくなり、他の施策に財源を充てる裁量性が低くなります。行財政改革推進会議で実質公債費比率を北海道平均9.1%にすることを目指しています。実質公債費比率9.1%にするためには、平準化と言っていますけれども、町債発行額を幾らに抑えなければならないのか、そして9.1%に達する時期はいつ頃をめどにしていますか。

答弁 企画財政課長 増田宏仁

実質公債費比率の関係です。北海道平均まで落とすというとなるとどれぐらいまでかということですけれども、現状行政改革計画の中では年間10億円の借入れをする計画をしております。数値でいきますと、計画期間中には実際のところその目標値にまでは達しない推計となっております。あとはこれを単純に借りる額だけのことで考えるのではなくて、例えば繰上償還できるものは繰上償還するですとか、全体的に公債費を抑えていくことをやっていかないと、単純に起債の借入れだけで考えてしまうと難しい部分があるかなと。ただ、反面、先ほど来答弁しているように、いろいろな課題がやっぱり町としてありますので、起債を落としてしまうとその分事業もできなくなっていく可能性がありますので、そこら辺のバランス感をしっかりと見ながら将来的に北海道平均を目指していくというところを考えております。

質問 10番 前田博之

はっきりした答弁はないのですけれども、令和2年度に終わった財政健全化プランでは7億5,000万円だったのです、起債の借入額。だけれども、令和3年のときに、ここに並んでいる方の名前は今出しませんけれども、そのときなぜか財政収支計画では10億円になっているのです。これは、議会では多分余り議論されていないうちになった。そういう中で、答弁でも10億円を前提とした、認知したような話があるけれども、本当は今の質問の答弁は財政課長が話をするものではないと思う、全体的な財政計画だから。なぜ理事者は黙っているか分かりませんけれども。それでいながら身の丈に合った適時適切な財政運営と、こう言っているわけです。そうすると、この部分が一番大事なのです。もう一度大黒副町長に答弁を求めます。

答弁 副町長 大黒克已

過去の財政計画では確かに7億5,000万円という設定でございました。しかし、過去の財政計画というのは財政危機を乗り越えるための削減計画でもあったと、いわゆる借金をいかに落として健全な財政に戻すかという計画でございました。しかし、今回の行財政計画につきましてはこれからの先を見て、将来を見据えた中で、今何が必要か、先ほども申しましたとおり、やはり公共施設の老朽化ですとか、こういったものを今から少しずつ対応していかないとどんどん、どんどん老朽化していくと、それを改善できないでいくというような状況がありましたので、この件につきましてはやはり起債の額を増加させて対応しなければならないという考えでございます。しかしながら、ではやみくもにそれを増やすことがいいのか、10億円から例えば15億円にするだとか、そうなりますと逆に公債費が増大すると、この辺のバランスをシミュレーションした中で、やはり10億円というのが適切な最高限度額の起債発行額だということで今の計画に盛り込んでいるところでございます。

質問 10番 前田博之

大黒副町長の答弁は、新しくなった議員はまるっきり分からないのです。見えないのです、何をしているかというのは、多分。だから、踏まえて今ちょっとそのことを言ったのだけれども、そういう部分にこれがどうするかという問題なのです。それで、言いますけれども、次に財政計画です。今言ったように令和3年に策定された行財政改革推進計画の財政収支の見通しは、これはさきの財政健全化プランが終了し、財政好転の兆しが見えた状況下で策定されたものです。そうですよね。財政収支見通し計画は策定から3年がたっています。もう4年目になるのかな。たって、当時の数値や条件等のバックグラウンドが大きく変化しています。今の理事者の答弁から見てもそのとおりです。この間、今まで議論していますけれども、これからです。町長、副町長も替わり、議員も大幅に入れ替わっています。新たなメンバーで新たな財政収支計画をつくり、政策循環サイクルでの進行管理や、これは議会も含めてチェック等で財政状況の見える化を図っていかなければいけないと思います。行財政計画では中間年での見直しを行うとしています。持続可能な行財政運営の実現に向けて新たな財政計画を策定すべきと考えられますが、いかがなものですか。

答弁 町長 大塩英男

新たな財政計画ということのご質問をいただきました。ご指摘のとおり、白老町の行財政改革推進計画、令和3年度に策定をいたしまして6年度がちょうど中間年ということで、実質計画については計画に示すとおり見直しを行いますということになっております。ご指摘のとおり、コロナ禍になったというような状況であったりですとか、あと物価が高騰したりですとか、そういうようなことでも社会情勢が大きく変化しているというのは我々も認識しているところでございます。さらに、新しい体制になったというようなご指摘もございました。そういった中では財政の収支見通しというのは、まず5年度までの部分についてはしっかりと実績値を捉えた中での形をお示ししなければならない。そして、6年度以降については、これも1答目の答弁でありましたように差異が生じておりますので、この辺はしっかりと整理しなければならないとして私は思っているところでございます。それで、計画の中にもいろいろと財政の健全化というような中での実施計画も盛り込まれておりまして、その中身についても果たしてこれでいいのかどうかというような状況もありますので、その辺はしっかりと整理した中でお示ししたいと思っております。

質問 10番 前田博之

ぜひ議員もまちの台所をきちんと見ていく必要もありますし、先ほど言ったように皆さん替わりましたので、町長も替わったので、今の町長の答弁のようにぜひ政策をつくってほしいなと、こう思います。いつまでとか言いませんから。そういうことで、将来世代の暮らしの安定も見据えながら、やはり町長自ら財政と政策面でリーダーシップを発揮して魅力ある白老町をつくっていただけることを切望しております。この答弁をいただいてここでの質問を終えます。

答弁 町長 大塩英男

財政についてのご質問でございました。ご指摘のとおり将来世代にというようなことで、この計画の中にも書いてあるのですけれども、将来世代に大きな禍根を残さないといいますか、そういった負担を残さないというようなことでしっかりと計画の中にも明示されております。これは、白老町のこれまでの財政運営を考えたときに、再三再四申し上げているとおり、身の丈に合っていなかった町債の発行というのが財政運営を苦しめてきたとして私は捉えておりますので、10億円という議論はありましたけれども、ここの町債の発行の部分は計画に定めるとおりしっかりと減少していくというようなことで今後も財政運営をしていければと思っております。ご理解いただければと思います。

出典:白老町議会 令和6年定例会3月会議 2024年3月11日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる