白老町議会 令和4年定例会9月会議 2022年9月7日
白老町立病院
2022年9月7日、白老町議会の一般質問で、西田祐子議員が「白老町立病院」について質問し、町長 戸田安彦、副町長 古俣博之、病院事務長 村上弘光が答弁しました。
- 質問者
- 西田祐子 議員
- 答弁者
- 町長 戸田安彦、副町長 古俣博之、病院事務長 村上弘光
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 西田祐子
2、白老町立病院について。(1)、町立病院の訪問診療体制と白老町内の訪問看護の実態について。(2)、町立病院の診療体制と運営状況について。(3)、町立病院と町内の民間病院及び集団会場でのコロナワクチン接種の状況についてお伺いいたします。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
「白老町立病院」についてのご質問であります。1項目めの「町立病院の訪問診療体制と白老町内の訪問看護の実態」についてであります。町立病院においては、町内の特養施設とグループホームへ月2回ずつ計4回、内科常勤医師1名を派遣し、約70名の利用者の方に対して、訪問診療を実施しています。また、町内の訪問看護の実態については、しらおい訪問看護ステーションへの調査によると年間の利用者数と訪問件数が、介護保険と医療保険の合計数で1,087人、5,538回の実績となっております。なお、町立病院として、個人宅への訪問診療及び訪問看護実績はございません。2項目めの「町立病院の診療体制と運営状況」についてであります。現在の町立病院の1週間の診療体制については、内科常勤医師2名合わせて、週11コマ、整形外科常勤医師1名が週4コマの外来診療体制となっており、外来診療以外の時間については、病棟管理、救急外来、発熱外来、各種検査健診、訪問診療等に従事しております。他に皮膚科、整形外科、呼吸器内科、循環器内科といった専門外来については、他医療機関より週1回外来診療に派遣いただく診療体制としております。また、運営状況については、7月31日現在、前年度対比で、入院患者数が415名、外来患者数が401名増加しており、医業収益としては約720万円の増収となっています。3項目めの「町立病院と町内の民間病院及び集団会場でのコロナワクチン接種の状況」についてであります。各医療機関における個別接種実績については、1・2回目の接種合計1万5,280人中、町立病院の人数は5,857人であり、全体の38.3パーセントとなっています。8月31日現在、3・4回目の接種合計1万1,050人中、町立病院の人数は2,356人であり、全体の21.3パーセントであります。集団接種実績については、1・2回目の接種合計1万2,324人中、町立病院の人数は3,882人であり、全体の31.5パーセントとなっています。8月31日現在、3・4回目の接種合計7,182人中、町立病院の対応件数はございません。
質問 5番 西田祐子
1点目の町立病院の訪問診療についてお伺いいたします。先ほど答弁の中で、介護訪問ステーションで訪問診療をしている件数が1,087人、年間このくらいの人数がいらっしゃると、月に直すと大体90人ちょっとくらいの方が訪問診療を必要としていると。昨年度まで町外のみながわ往診クリニックがありましたけれども、それが移転してしまったと。また、訪問診療をしていた藤田内科クリニックも訪問診療をやめております。毎月90人前後の方々が在宅医療をしているわけなのですけれども、この方々は医療機関を非常に頼っているわけなのです。私の母もそうなのですけれども、自宅にいて療養している。特に高齢者になって、90くらいになってくると本当に自宅にいたいと、だけれども病院に行くのが大変になっていきます。今も月に2回ほど病院に通っていますけれども、通えるうちはいいのですけれども、そのうち通えなくなってくると。訪問看護ステーションでは、町民からの訪問診察の要請が非常に増加していると。特にコロナ禍において増加してきているということで、昨年11月に町立病院で往診してくれるように町長に要請があった。懇願されたと伺っておりますけれども、どのように町長は思われているのか、町長にまずその辺をお伺いいたします。
答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)
町長に足りない分がありましたら答弁願いたいと思いますけれども、まず私のほうからその辺の事情を含めて答弁させていただきます。昨年11月に訪問看護ステーションの所長自ら町長のほうに、議員のほうからあったような町外の皆川さんのところのクリニックができなくなった。それから、藤田先生のところも体調の関係もあって難しくなった。そういう中で、実態として町内にこれだけの1,000人ぐらいの人たちが訪問看護に期待しているというか、実際必要だということを含めて要請がありました。そのことにつきましては、院長を含めて病院のほうとは町長も話をして、対応が何とかできないかというところは話はしたのですけれども、ちょうどそのときに医師の退職なんかもありまして、なかなか体制的には難しいというようなことでありました。実際的には、昨日ご答弁もさせていただきましたけれども、本町がこれから包括ケア病床の回復期医療に進んでいく上では訪問医療というのは非常に必要な部分になってくるということは、十分私たちも、町としても、それから院長としても理解はしております。ですから、その体制づくりを進めていかなければならないというところの押さえ方は、今いろんな医師の確保を含めて進めていかなければならないということになっております。本町のこれからの医療体制の全体的なことをちょっとお話ししたいのですけれども、今言ったように、これからの状況、医療環境を考えたら、今言ったような回復期医療に向けた体制づくりは1つしなくてはならない。それから、救急も必要な部分については対応しなくてはならない。それから、もう一つは、訪問医療に関わってですけれども、高齢化がこれだけ進んでくる中で、それも後期高齢の部分がますます今進んでくる状況になっている中で、みとりだとか終末医療をどうするかという、そういう3つの役割を本町の町立病院がいかに担っていくか、その辺のところは3つそのものを確実に担っていくためには、体制の問題がなかなか、どういうふうにつくり出していくか、そこのところが医療スタッフの確保を含めて、それから全体の役場としての定員管理の問題もそこには入ってきたりする部分をどうクリアしていかなければならないか、その辺のところを十分今後考えていかなければ、本町の町立病院の役割がしっかりとしたものにならない。もっと言うならば、広域的にその辺のところを医療構想の中でどういう役割分担をほかの医療機関としていくか、そんなことも1つ考えていかなければならない状況かなと思っています。いずれにしろ、今ありましたような要請も含めて、必要性については十分理解をし、認識をして、今後その体制づくりには向けて進んでいかなければならないということだけはしっかり念頭に置いて進めてまいりたいと考えております。
質問 5番 西田祐子
副町長のおっしゃっていることは、私もよく分かります。でも、現実はもっと厳しいのです。現在、先ほど年間約1,087名ですか、毎月90名前後、この方々のうちの6割近くが町外の病院でお医者さんに診てもらって、そして訪問看護の方がその指導で来ているという状況があると伺っています。自宅で訪問介護をしていただいているのですけれども、実際にはお医者さんの診療ができないままやっているわけなのですけれども、ところがうんと高齢になってきて、自宅でみとりをお願いしなければならない状況になってきたときにどうなるかということなのです。私の父も自宅でおりまして、やはりそのときも最終の終末医療の頃になったときも自宅で亡くなりたいということで、そのときは藤田先生に来ていただいて最後にみとっていただいて、死亡診断書を書いていただきました。現在の日本の形では、このように訪問診療していただいて診断書を書いていただかないと、警察のほうで事件として取り扱わなければならないという法律があるのです。ルールがあるのです。そういうことを考えると、これは喫緊の課題なのです。町立病院は、一般町民の訪問診療とみとりを率先して行っていかなければならない危機的状況にあると、私はそう思っております。これについて、みとりができない、こういうことで実際にご自宅で亡くなった場合にどうしたらいいのか。また、訪問診療してもらえないから、仕方ないから救急車で病院に入れると。病院に入ってしまったら、ご家族が面会できなくて、最後のお別れができなくてつらい思いをしている。こういう状況をまだまだこれから先も続けていかなければならないのであれば、非常に町民にとってつらい状況です。そのために町立病院があるのではないかと私なんかは思っているのですけれども、その辺をもう一度理事者の考えを伺いたいと思います。みとりについて含めてお伺いします。
答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)
みとりについては、24時間以内に医師の診断といいますから、それがなければ今言ったような事件扱いのようになって、取扱いが非常に面倒になるということは私どもも理解しておるところでございます。そういう中で、看護ステーションの所長との話の中では、何とか町立病院においても最終的なみとり、町立病院に連れてきてもらわなくてはならないことはあるのですけれども、そういう体制づくりはまず最低限していきたいということで話はさせていただいております。実際町立病院においても、聞いている限りはそういう体制はつくっているということで、実際にそういう場面もあるということなので、一番いいのは医師が自宅へ伺ってしっかりとしたみとりをするべきでございますけれども、今の24時間体制の中でそれらをやっていくということは体制的には大変な部分があるので、何とか今後に向けては十分検討はさせていただきたいと思いますけれども、今の段階としてはみとりを何とか町立病院の中でやる体制だけはつくりたいなと思っています。
質問 5番 西田祐子
病院は、理事者である、責任者である町長がこういう形をやってくださいと、そういうきちんとした指導があればそういうような体制づくりになっていくと思うのですけれども、その辺町長のお考えをお伺いいたします。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
今の社会情勢で、ご自宅で亡くなる、ご自宅でみとりをしたいという希望が多いのは私の耳にも届いております。できるだけ沿うような形で進めていきたいというような考えは持っているのですが、今の町立病院の体制では物理的に難しいということで、そのために専門医、家庭医、総合医等々のスタッフ等も用意しなければならないという現実もありますので、この辺は院長とも話をしながら、どういう形で白老町のみとりの希望者について寄り添っていけるかというのは、今の段階ですぐやりますという返事はできないのですけれども、そういう要望が多いというのは私の耳にも入っていますので、現場のほうと協議をしながら進めていきたいと考えております。
質問 5番 西田祐子
やっと一歩踏み出して、地域包括ケア病床が今年10月1日から開設されると、これは一歩踏み出したのかなと私は思っております。ただ、2年も遅れてしまったということも若干悲しいのですけれども、先ほど町長が医者のことでおっしゃっていましたけれども、昨年度は4名の医者が雇用されましたけれども、この中で残っているのは1名しかおりません。町民の方々から行くたびに先生が替わって、本当にどうしたらいいのだという声もたくさんありました。町長は、新しい責任ある医師を確保するのが町長の使命だと思います。まず、これらのことに対してどのように考えているのかということなのです。診療体制も大切なのですけれども、運営していく上で、先ほどから答弁があるように、地域包括ケア病床をするにしてもやはり医師が必要、収益を上げるためにも医師が必要、訪問看護をするにしてもみとりをするにしても医師が必要、ここは本当に何をするにしてもまずお医者さんがいなければ駄目だと思います。こういうような中で、令和6年に開業予定の新病院ですけれども、また医療機器の導入とか設定、医療システムなどを誰が責任を持って行うのかという新しい課題も出ております。新病院には新しい院長が就任されると思いますけれども、今から建設と一体になって行わなければ開業に間に合わなくなるおそれがあるのではないかと思っております。昨日も町長は医師確保に奔走していると答弁していますけれども、医師確保は病院経営の最大の根幹であり、肝であると思っております。新病院に向けても必要でありますけれども、今の白老町の中においても医師確保は大事だと思うのですけれども、町民に沿うような医療体制を整えていただきたいと思うのですけれども、これについて答弁をお願いします。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
町立病院で欠かせないのはお医者さんの確保であります。お医者さんもここ数年の間ですぐ辞めていった方も数名いらっしゃるので、この辺はお医者さんの確保をするとともに、そのお医者さんの考え方、職場環境等々も一緒に、こちらの条件もありますので、向こうの条件とウィン・ウィンの形で進めなければならないと思いますし、入ってからすぐ辞められる方は思っていたのとちょっと違うとか、その辺の説明不足もあったのかなと反省をしておりますので、今お医者さんの確保にいろいろ動いているのも事実でありますが、それと併せて来られる希望の意思があるお医者さんともきちんと白老町の町立病院の現状、体制等々も話合いをしながら、長くいてもらえるお医者さんをきちんと選定をしたいと思いますし、昨日もちょっとお話ししましたけれども、今の院長の定年もありますので、早急に、これは今でなくて前から動いているのですけれども、なかなか結果が結びつかないのですが、現在進行形で進めたいと思っています。
質問 5番 西田祐子
町立病院の運営体制もやはり大事になってくるのではないかなと思うのです。苫小牧市立病院が新しい病院にするに当たりまして、確かな人材確保のために医師とか看護師、慢性的にあそこの市立病院も不足していたという状況がある中で、どのような医療体制を組むべきかということで簡単なお話をすると、職員の勤務体制を変更したと。外来はパートの方にしたと、夜勤勤務のできる方々は正職員として、たくさんの医療従事者を確保して、そして体制を整えてきたと言っています。白老町も新病院移設に当たって、今までの体制ではなく、きちんとした改めてこういうような条件で来ていただけませんかというような、スタッフにとって職場で働きやすい体制を整えて、そういう中でこの病院の新しいお医者さんもこういう中でいかがでしょうかとしていかなければ、なかなか今の体制でどうですかといっても無理なのではないかなと私は思うのです。その辺の考え方についてお伺いいたします。
答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)
ご質問の中で苫小牧市立病院の状況のお話がございました。市立病院と町立病院、確かに規模の違いはございますが、その辺りは私も市立病院のほうにいろいろ話を聞かせていただいたところでございます。議員のお話にあったとおり、外来と病棟の看護体制、こちらのほうを確認したら、外来診療体制というのは正規の職員が看護師は32名と、任期付と言われる立場の方が17名、会計年度任用職員の方というのが35名いるということで、まず正規の方についてはほぼ上司に当たる主任看護師だとか看護師長と言われる方で、ほとんど現場は今言ったように会計年度任用職員の方となっております。対して、病棟のほうは正規職員が275名と相当いますけれども、ほとんど正規の方と。その辺りどういうふうになったのでしょうかということでいろいろ聞いてみたら、外来勤務は今言ったように非正規の方、病棟については正規というような形で、すごい職員数、大所帯であるがゆえに、産休だとか育児休業に入られる看護師というのも出てくるので、同時期に多数出てくるということもあると。そしてまた、病棟については、当院もそうなのですが、診療報酬を取る上で看護師の人数は安定して置いておかなければならないということがあるので、どうしても病棟のほうが手厚くというようなことでございます。当院も正規の看護師に採用するときは、夜勤ができる方ということで1つ条件は持っているのですけれども、今議員のおっしゃった医師を確保する、また当然看護師や医療従事者を確保する上でもそういったところは当院についても取り入れるところは取り入れて、環境を改善していきたいなと思っております。
質問 5番 西田祐子
お医者さんが不足している中で、働きやすい環境というものを整えていただければありがたいかなと思います。次に、町立病院と町内の民間病院及び集団会場でのワクチン接種の状況についてお伺いいたします。新型コロナワクチン接種による件数は伺いましたけれども、収入額と経費、もし分かりましたら教えてください。それと、PCR検査による収入額とか経費とかは分かりますでしょうか。また、3、4回目のワクチン接種は対応しておりませんと答弁いただきましたけれども、これの理由についてもお伺いしたいと思います。対応できなかった理由です。
答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)
まず、コロナのワクチンの接種件数でございます。昨年度、主体でかなり件数を1回目からやらせていただいたというところなのですが、まず3年度当院が対応した件数ですが、7,537件と、収益額でいいますと2,920万4,739円となっております。令和4年度、これは8月末現在ですけれども、ワクチンの接種件数586件、収益にいたしますと390万6,782円ということでございます。あと、PCRの検査の件数でございます。このPCRの検査につきましては、保険診療、また自費で検査される方もおります。また、委託で外注して検査もやる、無料の検査も行っているということなのですが、まとめてお答えしたいと思います。PCR検査件数は、令和3年度が1,253件、年間の収益にいたしますと1,076万500円となってございます。次に、4年度です。これは9月5日現在ということで、件数が720件、年間では今のところ614万2,000円ということでございます。ワクチンの接種件数につきましては減っていると。そして、PCRの検査につきましては、9月5日現在720ということで、年度としては昨年度より件数は増えるかなと捉えております。それと、先ほどあった3回目、4回目の実績がないということなのですが、まず1回目、2回目、3回目、当然最初の1回目、2回目については、皆さん相当数は受けなければならないという中で進んできて、当然当院につきましてもその一医療機関ということで件数はこなしていたというところでございます。3回目、4回目になって件数が減ってきたという中にありまして、当院といたしましては、ワクチンのほうをまず件数をこなすということもあるのですが、集団接種はほかにもございます。また、いろいろな各種検診、こういったところもあります。また、何よりコロナのワクチン接種をやっているときにどうしても副反応だとか、そういったところでの救急対応、そちらはやはりうちで受けなければならないというようなところもありまして、不採算部分、またそういったワクチン接種の副反応のバックアップといいましょうか、後方支援に回るというところはどうしても当院の役割としてありますので、件数としてはやはり抑えぎみになってしまっている、少なくなっている一つの要因かなと捉えております。
質問 5番 西田祐子
ワクチン接種とPCR検査、2つの課題なのですけれども、ワクチン接種とかはなぜ3、4回目の接種対応ができないのかというその理由を伺いましたけれども、その理由を聞いても、ほかの病院だって同じ条件だろうと、申し訳ないのですけれども、私はそのように思います。また、町民からもそういうような声も聞いています。実際にワクチン接種を民間病院とか、そういうところにばかり委ねてしまって、町立病院の本来の役目であるものが全然見えてこないと、私もそのように多くの町民から声を伺っております。また、PCR検査におきましても、多くの町民の方々から土日祭日は受け付けてもらえないので、町外に行かなければならないと。こういうところもやってもらえていないと。ワクチン接種もしてもらえないし、PCR検査もやってもらえないと。町立病院なのですから、これだけたくさんのコロナが蔓延してきている状況の中で、やはりもう少し努力してほしいなという声があるのですけれども、それについて当然病院のほうにもそういう声が届いていると思いますけれども、それについてはどのようにお考えでしょうか、お伺いします。
答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)
議員のご質問にあるとおり、経営改善の途上にある町立病院がこのワクチン接種をすることによって、先ほど申し上げたとおり、かなり収益が上がってくるということは紛れもない事実でございます。そういった部分からいいますと、町立病院として積極的にPCR検査やワクチン接種はやっていかなければならないと、それは当然そういうような考え方でございます。ただ、先ほどからちょっと申し上げているとおり、町立病院としての役割といいましょうか、それがかなり増えてきてはいるというのもまた事実でございます。先ほど理事者のほうから答弁ありましたとおり、今後訪問診療、そういった部分で回復期医療にも力を入れていかなければならないと。当然そういった今後訪問診療をやる上では、24時間の救急体制だとか医療体制というのも同時に維持していかなければならないということがございます。ワクチン接種一つだけを見てなかなか判断できないというところが非常にありまして、病院としては、やはり自治体病院ですし、公設の医療機関としては全ての役割、これに応えていかなければならない。それに対しての医療体制も整えなければならないというところも1つ考えていかなければなりませんので、なかなかすぐ取りかかるというのがちょっと言えない状況ではありますが、そこは理事者とも町側とも政策的な医療の方向性ということで今後また考えていきたいと思っております。
質問 5番 西田祐子
昨年度の前田議員の質問で、町側は令和4年度の収支見通しで新型コロナウイルスワクチン接種回数の減少で前年度より約3,000万円の減収見込みであると答弁しています。苫小牧市立病院は、長年赤字だったのですけれども、新型コロナウイルスが蔓延して黒字になったと。3年連続大幅黒字だと、そう伺っております。なぜ町立病院は減収になって、なぜ市立病院は大幅な黒字になっているのか。そこに、白老町の医療機関としての使命とか役割とかというものもありますけれども、黒字にするためにどうしたらいいのかという抜本的な経営の考え方がどこかずれているのではないかなと、私はそのように厳しく指摘させていただきたいと思います。これは課長が悪いわけではないのだけれども、経営改善しなければならないといってつくっているのです、白老町では。白老町立病院経営改善計画、2020年から令和7年、2025年までの計画をつくっているのです。こういう期間であるということをぜひとも肝に銘じて、きちんとした黒字にするためにどうしたらいいのかという努力をしていただきたいなと思って質問させていただいております。これについて答弁ありましたら、お伺いします。
答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)
議員からご指摘いただいた町立病院としての役割、そこのところはしっかり町立病院の使命として、私たち理事者も含め、それから病院の院長をはじめとしたスタッフを含めて、その辺のところは再度また院長との話も含めてしていきたいなと思っています。しっかり受け止めて、今後の経営改善をしなければならない。今回の資金不足という事態も含めて、これがどういうことを意味しているのかということは、これまで病院の中で医局会議だとか運営会議だとかというときにもその状況、経営の状況については医師を含めてしてきているわけですけれども、まだまだその辺のところの意識の醸成がなされていないというところだと思うのです。その辺のところは、いろんな条件がそこにあるのでしょうけれども、そういう改善に向けて進めていかなければならないということは再度しっかりと病院を含めて私たちも受け止めていきたいと思います。もう一つは、今ありました苫小牧市立病院の関係ですけれども、それは私も聞いております、黒字化というのを。ただ、本町の町立病院と苫小牧市の市立病院との大きな違いというのは、あそこは本当に高度の救急医療機関として、そしてコロナについては病床を持たなければならないという条件の下に、受入れ病床を持っていることによる収入増ということもあります。本町においてはその病床を持つだとかということの環境ではありませんし、発熱外来を持って、その分をどういうふうにして対応していくかというところでの大きな違いがあるところはご理解をいただきたいと思います。ただ、最初に申し上げたように、今回の3年度の決算の状況を含めて、しっかりとそれを受け止めながら、今ご指摘のあったワクチン接種に対する対応、それからPCR検査に対する対応についてはしっかりと取り組むように、町長のほうからも、私たち理事者のほうからも病院のほうには指導をといいますか、話をしっかりとさせていただきたいと思っております。
質問 5番 西田祐子
それでは、病院のほうで最後の質問とさせていただきます。町立病院では、車椅子を必要とする患者が増加しています。古くて重たい車椅子がほとんどであります。時間帯によっては車椅子が足りなくなっております。待合室の椅子は、クッションがなく、硬く、冬は足元に冷たい風が吹き抜けております。白老町は、病院会計で経費削減を行ってきた結果、患者には厳しい環境となっております。車椅子は三、四万円程度であります。また、3人がけの待合室の椅子も五、六万円程度からあります。実際に白老町の町立病院では会計の支払いもカード払いができなく、非常に不便極まりない状態であります。令和6年度に新築になるので、それまで我慢してくださいというのは違うと私は思います。白老町では、高齢になっても、幾つになっても生きがいを持って暮らせるまちであってほしいと思っています。それには、安心して通える病院があってこそだと多くの町民も思っていると思います。私自身もそのように思っております。もっと患者に優しい病院になっていただきたい、このような思いから本日は質問させていただきました。町立病院は経費削減のために一生懸命頑張っていますけれども、それが行き詰まってしまうとこういうような状況になってしまっていると、それでは本末転倒ではないかなと私は思っております。最後になりますけれども、理事者の答弁を伺って、町立病院の質問を終わらせていただきます。
答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)
ご質問があった病院の環境関係のことについて、まずご答弁させていただきたいと思います。車椅子は、事務長から確認しているところでは、正面玄関に4台ということと歩行器2台ということで、混み合っているときにはそれらが全部出てしまって、また上の病棟だとか、きたこぶしのほうから持ってきてという対応になっていると。その車椅子も古くて重いだとかということは聞いております。この点につきましては、何とかやりくりをして更新を図っていきたいと、検討を進めていきたいと思います。車椅子につきましては、今後新しい病院になっても使えることですから、早めの対応はしていきたいなと考えております。また、長椅子の件については、診療時間が最近聞くところによると長いのが悪いということでもないし、診療時間が短いというのがいいというわけでもないのだけれども、やはり時間的には長くなっているということは話を聞いておるところです。そういうことで、病気を持っている患者が来て、あそこのところに座り続けるということは大変苦痛な部分があるのだろうなと、そこのところも理解をしております。長椅子は、全部替えるということは今の段階ではなかなか難しいところがあるのかなとは捉えているのですけれども、その代替措置として座布団だとか少しでもクッション性のあるものを用意して、使えるような体制づくりを進めていきたいなと思っております。いずれにしろ、本町の病院が掲げる患者に信頼される病院というのはどういうものなのかというところあたりを、今優しい病院にということでお話がありましたけれども、今回病院改築に当たってもそこのハード面ではなくて、ソフトの部分をしっかりと医療スタッフを含めて理解をして医療行為にというか、医療に当たると、そういう病院づくり、今後機会を設けて病院との関係づくりも進めていきたいと考えております。
質問 5番 西田祐子
西田祐子でございます。引き続き質問させていただきます。