白老町議会 令和4年定例会9月会議 2022年9月6日
観光振興
2022年9月6日、白老町議会の一般質問で、前田博之議員が「観光振興」について質問し、町長 戸田安彦、産業経済課長 工藤智寿、副町長 竹田敏雄が答弁しました。
- 質問者
- 前田博之 議員
- 答弁者
- 町長 戸田安彦、産業経済課長 工藤智寿、副町長 竹田敏雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 前田博之
次に、観光振興について伺います。(1)、白老観光協会と観光インフォメーションセンターそれぞれの組織と人員体制及び事業概要並びに指定管理業務と収支状況について。(2)、白老版「DMO」の登録・設立について。①、DMOとは何か、なぜ必要としているのか、その目的と独自性について伺います。②、設立に向けたこれまでの経緯と取組状況及び関係者との合意形成について伺います。③、DMOを取得するための登録要件とその内容及び達成の度合いについて伺います。④、DMOの登録・設立に関して、これまでの町としての人的・金銭等の実質負担と今後の所要と費用負担について伺います。⑤、DMOと観光協会の違い(差別化)及び町の立ち位置について伺います。⑥、町として本登録後の運営と経営面等での対応と事業や経営面でのリスクの負担及び責任について伺います。⑦、観光振興による町内所得の向上について伺います。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
「観光振興」についてのご質問であります。1項目めの「白老観光協会と観光インフォメーションセンターそれぞれの組織と人員体制及び事業概要並びに指定管理業務と収支状況」についてであります。白老観光協会の組織体制につきましては、会長1名、副会長3名、専務理事1名で、正規職員は事務局長を含め4名、臨時職員1名の体制であります。主な事業については、広告宣伝事業、誘客事業、会員指導育成事業、まつり・イベント事業、収益事業、DMO本登録に向けた取り組み、その他白老町委託事業等になっております。3年度の収支状況については、収入1億7千950万5千557円、支出の部は1億8千241万763円となっております。観光インフォメーションセンターにつきましては、正職員1名、臨時職員及びパート職員4名の体制であります。主な事業については、観光インフォメーションセンターの管理業務、物販施設管理業務、SL・遊具施設等管理業務、観光大型バス駐車場管理業務等となっております。3年度の収支状況については、収入6,492万2千44円、支出は7,320万2千90円となっております。また、現在白老観光協会では2名の地域おこし協力隊が活動しており、観光案内ブースでの観光コンシェルジュのほか、SNSでの情報発信、各種イベント等で活動しているところであります。2項目めの『白老版「DMO」の登録・設立』についてであります。1点目の「DMOの必要性、目的と独自性」についてでありますが、国土交通省観光庁の定義では、観光地域づくり法人とも呼ばれ、地域の稼ぐ力を引き出すとともに、地域への誇りと愛着を醸成する観光地経営の視点に立った観光地域づくりのかじ取り役として多様な関係者と協働しながら明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するための戦略を策定し、着実に実施するための調整機能を備えた法人であります。本町においては、ウポポイの開設を契機とし、観光地としての魅力を向上させるために関係機関との連携により魅力ある観光地の形成に努め、豊富な自然やアイヌ文化を取りいれた商品開発や地域資源等を活用し、観光地としての価値を高める取組みを進めております。また、多様化するニーズに対応するため、観光インフォメーションセンターを拠点とした情報発信やガイド人材の育成、観光事業者の魅力度の向上、多言語での対応を可能にするなどといった受入態勢整備を行いつつ、道内外への誘客プロモーション、観光客動向調査や観光ニーズの把握に努めることを目的としているものであります。2点目の「設立に向けたこれまでの経緯と取組状況及び関係者との合意形成」についてでありますが、令和元年8月7日に候補DMOとして登録されて以降、本登録に向けて委員会の開催や先進地視察を行ったほか、白老観光協会が事務局のもと、町内外の観光関係団体が加入する白老まちづくりDMO戦略協議会において、登録に向けた合意形成を図ってきたところであります。3点目の「DMOを取得するための登録要件とその内容及び達成の度合い」についてでありますが、本年7月19日に観光庁に対し、本登録に向けた申請を行っております。登録要件については、次の5つ要件があり、概ね達成しております。一つ目として観光地域づくり法人(DMO)を中心として観光地域づくりを行うことについての多様な関係者の合意形成が必要であり、二つ目にデータの継続的な収集、戦略の策定、KPI設定・PDCAサイクルの確立が求められております。三つ目として関係者が実施する観光関連事業と戦略の整合性に関する調整・仕組み作り、プロモーションの実施が必要となります。四つ目にDMOの組織体制を確立することと、五つ目として安定的な運営資金の確保が求められております。4点目の「DMOの登録・設立に関して、これまでの町としての人的・金銭等の実質負担と今後の所要と費用負担」についてでありますが、候補DMOとして登録されて以降DMOの登録・設立に関して、本町より人的、金銭的な実質負担を行っておらず、今後においても、町がこれらを負担する予定はありません。先般、本登録に向けた申請では、魅力ある観光地や地域資源の活用、訪れやすいまちづくりの整備・充実、新たな誘客活動などのコンセプトを含んだ申請書を観光庁に提出しております。また、本町は先程のコンセプトのほか、観光庁に対し、地域の「稼ぐ力」を引き出す観光地域づくりのかじ取り役として事業を推進し、北海道内及び白老町内の経済発展に寄与するため、地域DMOの登録を希望する旨、意見を付記しております。5点目と「DMOと観光協会の違い(差別化)及び町の立ち位置」と6点目の「運営と経営面等での対応と事業や経営面でのリスク及び責任」についてですが、関連がありますので、一括して答弁させていただきます。現在の白老観光協会については、本町の文化及び観光資源の保存保護並びに観光施設の整備改善、観光関係者の資質向上と観光事業の健全な振興を図り、観光旅行者の利便性の増進、安全の確保及び地域住民の生活の向上、繁栄に寄与することを目的としております。DMOは、このような組織であるとともに観光客のマーケティングを行い、より地域で稼ぐことを意識し、観光客に何を提供するか考える組織であり、今後自主自立するために、各種事業に取り組む一方、町といたしましては、ソフト面での連携・協力を行い支援していく考えであります。また、運営と経営につきましては、定期的に報告をいただくとともに、チェック体制の強化を図り、多角的な視点から意見していくとともに自主自立を促していく考えであります。7点目の「観光振興による町内所得の向上」についてでありますが、国税庁の令和2年分民間給与実態統計調査によりますと、札幌国税局管内の宿泊業・飲食サービス業の平均給与は295万9千円、同管内の全業種の平均給与は、384万3千円となっております。この差を比率にすると約77パーセントとなっており、本町もこの数字に近いものと推測されます。町といたしましては、昨年に引き続き実施する観光需要喚起策であるウェルカムしらおいキャンペーンをはじめとし、道内外の誘客活動やプロモーション活動、ホームページやSNSでの観光情報発信の強化などの観光振興を図り、観光事業者の所得向上に繋げて参りたいと考えております。
質問 6番 前田博之
答弁で観光協会と駅北インフォメーションセンターの収支がありましたけれども、数字を見たら収入、支出逆転になっていますけれども、これはどういう状況になっていますか、差引きで教えてください。
答弁 産業経済課長 工藤智寿
ただいまのご質問でございます。3年度の収支状況、町長から答弁がありましたとおり、収入が1億7,950万5,557円、それから支出が1億8,241万763円でありまして、この差額290万5,206円が赤字額ということになってございます。また、インフォメーションセンターの部分につきましては、協会の中のうちの一部の会計といいますか、内訳という形になってございますけれども、先ほどの答弁のとおり、収入が6,492万2,044円、支出が7,320万2,090円となっておりまして、こちらの赤字額としては828万46円となってございます。なお、協会の中の一部の赤字が820万円、インフォメーションセンターでありますけれども、協会で直すと280万円ということで、こちらについては自主事業等が協会の部分で黒字の部分がありまして、例えばワカサギ釣りで予想よりも昨年お客様が多く入られて増えたということもありまして、トータルすると先ほど言いました290万5,000円の赤字という結果になっているということでございます。
質問 6番 前田博之
その赤字の穴埋めと、今答弁がありましたけれども、具体的に聞きますけれども、インフォメーションセンターでの特産品販売、旅行品等の販売事業の部分の収支、大型バス駐車場の収支、それぞれの損益はどうなっていますか。
答弁 産業経済課長 工藤智寿
まず、バス駐車場とインフォメーションセンターのそれぞれの実績といいますか、そちらの部分のご答弁をさせていただきたいと思います。まず、観光バス駐車場につきましては、合計金額が収入としまして513万6,000円、それから駅北観光インフォメーションセンターの年間売上実績としましては4,535万327円となっているものでございます。バスの駐車場につきましては、ここを前に整備しまして、年間約160万円の部分の支払いをしているというような状況になってございますので、その部分が支払いとして町に支払っていただいているというような状況になってございます。〔何事か呼ぶ者あり〕
答弁 産業経済課長 工藤智寿
こちらにつきましては、駅北の観光商業の指定管理ということで、こちらが支出につきましては町から指定管理料として、令和3年でございますので、1,706万232円というようになってございます。
質問 6番 前田博之
よく分からないのだけれども、大型バス駐車場も独立になっているよね。インフォメーションセンターだって、物販販売ですから、独立採算だから、別な会計になっていないのかな、トータルでやってしまっているの。
答弁 産業経済課長 工藤智寿
すみません、大変お時間をいただきまして申し訳ありません。もう一度きちんとお話をさせていただきます。まず、バスの駐車場の部分でございます。収入としては513万6,000円、それから支出としましては1,247万2,000円で、赤字としましては733万6,000円……〔何事か呼ぶ者あり〕
答弁 産業経済課長 工藤智寿
支出のほうが多いということになりますので、ここの部分がこれに係る費用ということで、先ほど言いました160万円とか、そういった部分も含んでいますので、ここは赤字となります。それから、全体的なトータル的な形にはなるのですけれども、インフォメーションセンターの販売の部分でございます。こちらにつきましては、収入は先ほど言いました4,500万円のほか細かい部分もありますけれども、大体6,000万円程度で、支出が5,540万円程度ということで、逆にここは550万円くらいプラスになってございます。
質問 6番 前田博之
なぜ私は聞くかといったら、観光協会の話の部分で言っているのでないのです。町としてどう捉えているかということなのですよ、事業を遂行していく意味で。赤字もあるけれども、大型バスは指定管理業務でなくて、普通財産として貸付けをして、観光協会の独立した収益事業になっているのですよ。本来何も金はかかっていないのだから、どこかでやりくりしているのでない、悪いけれども。それ以上はまた別な機会にするけれども、それで本題に入るけれども、それでは町は自主自立を果たした地域DMO登録を目指すことからも安定的な運営資金の確保に向けて前倒しで観光協会に収益事業をあげることにしているのです。それで、各事業が黒字になった場合、町への赤字はどうやって埋めるのか、あるいは黒字になった場合、そうしたら町の利益配分、還元はどのようになっていますか。
答弁 産業経済課長 工藤智寿
まず、今回の令和3年度部分については、先ほど申しましたとおり、トータルで290万5,206円の赤字でございます。この会計上の処理としましては、協会内部の内部留保資金で補填しているという形になってございます。また、駐車場の件でございますが、自主事業ということで当初町のほうで整備費用を出しておりますので、こちらについてはお金を10年間でお返しいただくということになってございますので、私が160万円と言ったのはその部分に該当するというような中身でございます。また、今回赤字になりましたけれども、大きな要因としましては昨年緊急事態宣言が2回、それからまん延防止措置が4回、年間でありました。インフォメーションセンターも55日間、夏場の繁忙期の55日間休業ということで、実質閉めていたということになっていますので、お客様がほとんど入っていないということと、ウポポイも閉めておられたので、駐車場にもほとんどお客さんが入られていないという状況の中で赤字になったということで、そればかりという言い方はできない部分もありますけれども、そういった部分が大きな要因の一つになっているのかなと捉えてございます。今後、もし黒字になったらという部分の話が議員のほうから質問がございましたけれども、当初の考え方でいきますと、当面のほうは先ほど言いました160万円の整備費用の返還の部分もございますけれども、そういった中で町から出している補助金を削減していくという考え方を町のほうから当時から説明させていただいておりますので、今すぐにこういう状況の中で求めるのはなかなか厳しい状況にはありますけれども、いずれかの時点ではきちんとそういうところも見ていかなければならないというようなところだと捉えております。
質問 6番 前田博之
課長から最後に答弁あったけれども、そこなのです。先ほど病院の形で、担当者が替わって引き継ぎを受けたら、当初の事業効果、目的を忘れてしまうのです。今いみじくも課長が言ったから、私は、それはいいと思う。それで、繰り返すけれども、大型バスでは収益を確保して、人件費補助に頼らない体制に改善する。覚えおいてください。それと、段階的に運営補助金の削減を図る。特にバス駐車場の収益は、町全体の観光振興に対する財源にしますと。そして、インフォメーションセンターはこう言っているのです。収益については、利益の一部を指定管理の削減に充てることとしています。これが所期の目的で、これは令和元年の6月に民族共生象徴空間の特別委員会できちんと言明しているのです。間違いないですか。
答弁 産業経済課長 工藤智寿
そのとおりだと認識しております。
質問 6番 前田博之
DMO、答弁で今年の7月19日に申請したとしていますけれども、その後の設立時期、名称、職員数、代表者と財務責任者はどのようになっていますか。
答弁 産業経済課長 工藤智寿
何点かありましたので、漏れていたらまたご指摘をいただければと思いますけれども、今回先ほど町長の答弁があったとおり、7月19日に本登録の申請をさせていただいたところでございます。その中で代表者等の部分でございますけれども、まず会長は観光協会の会長となっておりまして、それぞれマーケティングの責任者、CMOと言いますけれども、こちらは観光協会の次長をやられている下神さんという方がやられております。また、財務責任者につきましては、CFOということで千葉さん、事務局長のほうがなっているというような状況でございます。名称としましては、今の段階では一般社団法人白老観光協会として申請しておりますので、名前はこれからになってくるのかなとは捉えております。〔何事か呼ぶ者あり〕
答弁 産業経済課長 工藤智寿
すみません、めどなのですけれども、本年10月ぐらいに公表される見込みということになっておりますので、7月19日、8月5日がたしか締切日だったと認識しておりますが、10月に公表される見込みということになっておりますので、今回の申請の結果が10月頃に出るというような中身でございます。
質問 6番 前田博之
答弁で名称は観光協会になるということですよね。〔何事か呼ぶ者あり〕
質問 6番 前田博之
変わるの。そうすると、観光協会と観光インフォメーションとありますよね、その人員や体制は答弁があったから分かります。それに今度はDMOが重なってくるのです。重なるのか、どうなるか分からない。そこで、聞きます。そういう組織が3層構造になってしまって、外からでは組織機能が分からないのです。全体でどのような組織運営になるかと、当然それは整理されてDMOの申請に当たっていると思うのですけれども、どのようになりますか。
答弁 産業経済課長 工藤智寿
まず、実質の体制として役員による意思決定機関としまして理事会、それから三役会ということで、これは観光協会と同じような中身になりますけれども、なっております。先ほども説明の中にありました多様な関係者の協議する場ということでは白老まちづくりDMO戦略協議会となりますが、組織の体制としては今現在の先ほどもお話ししたとおりそれぞれの責任者が決まっている中において、現観光協会の体制と変わらない形の中での申請になっているというような中身でございます。
質問 6番 前田博之
そういう答弁を含んだ形での名称を使わせてもらって質問していきます。それで、次に申請に関わってなのだけれども、先ほど答弁でDMOに関わる所要と費用はこれからも負担する予定はないと、こう言っていましたよね。これはいいのです。では、この申請書の中で、町と観光協会が連名で出すよね、この中で町としての義務や役割分担の有無というのは申請の中で何か表記することになっているのかどうか、あれば。
答弁 産業経済課長 工藤智寿
このたびの申請については、中身をちょっとご説明させていただきますと、1つは観光地域づくり法人事業報告書ということで、大きな項目6項目から6ページになる申請書プラス、もう一つが観光地域づくり法人形成確立計画ということで、大項目11になる20ページの申請書を提出させていただいております。これは、先ほどから答弁の中でも説明させていただいておりますが、DMO戦略協議会等も含めて合意形成を図ってきているところでございますが、この申請に当たっては、観光協会のみならず、町も当然入って一緒に作成といいますか、申請書を作り込みし、文言の整理等もさせていただいてございます。その中で役割分担としては、特段ここからここまでが観光協会というか、DMOということではなくて、大きな観光振興という視点の中でこういうこと、こういうこととはなっていますけれども、DMOがやらなければというか、このDMOの申請に当たってDMOとして何をやるのかというところの事業名をこういうことをやります、こういうことをやりますという説明の仕方をさせていただいています。最終的には、先ほど町長の答弁にもありましたとおり、町も希望するという意見を付して申請させていただいているというような内容でございます。
質問 6番 前田博之
課長からるる説明があって、ある程度分かったけれども、一番肝腎なところがあるのです。KPI、業績評価指標ですね、訳したら。戦略や個別の取組を定期的に確認、改善するために明確な数値目標を明示することなのです。今後3年間、必須項目とその他の項目のその数値はどのように設定していますか。
答弁 産業経済課長 工藤智寿
KPIのご質問でございます。このたびの申請に当たりましては、DMOの申請には必須のKPIというものと、それから独自でKPIといいますか、目標値を作成して今回提出させていただいております。まず、DMOを申請するに当たって必須のKPIというのは、観光消費額、延べ宿泊数、それから来訪者の満足度、リピーター率、こちらは先ほども言いましたとおり、この申請には白老町ばかりではなくどこのまちでどこの団体が申請しても必須になるということになっておりまして、それぞれ設定をさせていただいております。令和3年度の実績までいきますと、旅行消費額の総額につきましては112億円、延べ宿泊数につきましては6万7,008人、来訪者の満足度81%、リピーター率53.6%ということで、今回3年ごとの更新ということになっていますので、3年後の令和6年度の目標としましては旅行消費額143億円、それから延べ宿泊については8万2,000、来訪者の満足度83.3、リピーター率については60%という目標を掲げて提出させていただいています。そのほかの目標としましては、ウェブサイトの閲覧状況、それから住民満足度、それから観光客の総入り込み客数というのも一緒に併せて提出させていただいております。これは、令和3年度の実績を基に、令和6年度の目標としましてはウェブサイトの閲覧数については70万と、住民満足度については令和6年度の前年となる、これは2か年のアンケート調査でございますから、50%の住民満足度というのを目指しているということと、観光総入り込み客数については令和6年度については260万という目標値を上げて申請させていただいているというような状況でございます。
質問 6番 前田博之
数値はどこから算定した根拠を使っているかということが一番問題なのです。時間がないから言わないけれども、多分これは観光協会が独自につくったのでなくて、町の6次総合計画、商業観光計画、まち・ひと・しごとの中で今言った数字で、それを使っているということですよね。独自に観光協会が主体性を持ってやっていないということでいいですか。
答弁 産業経済課長 工藤智寿
この目標値を設定するに当たりましては、当然この中で協会と、それから我々との中でもいろいろ議論をさせていただきましたけれども、根拠となるということであれば、議員のおっしゃられた第6次総合計画であり、観光商業計画を基にしたというような中身になってございます。
質問 6番 前田博之
そこで、1つだけ聞いておきます。答弁にもあったのだけれども、観光協会としての稼ぐ力を引き出す。この稼ぐ力についてですけれども、DMOになったときに地域の稼ぐ力を引き出すことに力点を置いているのだけれども、DMOとして、観光協会なのかな、観光協会としてDMOになったら稼げる力の仕組みづくりや環境整備への取組、そして今まで議論した以外の独自の収益事業というのは考えられていますか。
答弁 産業経済課長 工藤智寿
DMOになったらというところは別としても、今後やっていかなければならないと捉えているのは、以前からお話ししています地域の限定の旅行商品といいますか、パッケージが今現在売られていない状況になってございます。これは、旅行業の資格を観光協会として、もしくはDMOとして取得しなければ、そういう商品の造成といいますか、できていない部分になりますので、そこをまずきちんとやっていくということが1つ大きなポイントかなということで、こちらを自主事業として、この辺で稼ぐ力を持っていきたいと考えているところでございます。
質問 6番 前田博之
次に、所得の向上です。これは、観光振興のみで地域の振興にはならないということが前提ですから、それを含めて言っているのですけれども、失礼な言い方なのか、本心から言うと、今日の町民所得の答弁があったのだけれども、私は質問の意図は対症療法的な施策というのかな、事業の展開でなくて町としてしっかりした責任を果たせるような政策、施策の体系の構築の答弁があるかなと思いまして、町長がそこまで、町の町長とすればそういうようなことを我々に訴えてほしかったなと、こうしたいよと言ってほしかったなと、こう思うのですけれども、ちょっと残念でした。そこで、聞きますけれども、町として稼ぐ力、この施策の展開は行く行くは所得向上に結びついていくのです。それで、その手段の一つとして地域内経済循環を推進することにあると思うのです。この地域内でお金が循環することで町が活性化、ひいては所得向上になるのですよ、サイクルとして。これは常に私は使うのだけれども、戸田町長も地域の特性を生かして外貨を稼いで、白老町内の経済を回すと、こう述べているのです。ここまで言っているということは、何か見えていると思うのです。そこで、伺いますけれども、町として地域内循環についての施策や個別計画、そして事業の取組はどのようになっていますか。
答弁 産業経済課長 工藤智寿
たしか6月会議でも前田議員から周遊策の部分のご質問をいただいておりまして、示唆していただいて、文学作品のお話もいただきました。周遊をきちんとするということがまず町内の経済循環に寄与するということで、今いろいろ調べている中でも、通過型といいますか、ウポポイに来て、ほかの地へ行くということが非常に多くなっているという部分もございますので、そればかりではなくて様々な観光コンテンツをきちんとPRしていくこと、モデルコースの話も前回の定例会の中でご質問をいただいておりましたけれども、まさしくそういったところがまだまだという、自分もそういうところを認識しておりますので、そういうところをきちんともっと磨き上げていくといいますか、そういうことをしていくことによって町内の経済循環を図っていきたいなとは考えているところでございます。
質問 6番 前田博之
副町長とも議論したのだけれども、担当課長は分かる。観光周遊に関しては、これは悪いけれども、採算性はないですよ、私はいろいろ調べたけれども。誰がやるのですか。前も言っているけれども、そこではないのです。全体的に言っているの。これは課長に言ってもあれだけれども、副町長は分かっているかどうか分からないけれども、白老町まち・ひと・しごと創生総合戦略でこう言っているのですよ、域内の経済循環を高める必要があると。それの基本方向として、生産性の高い稼ぐ産業の育成、強化に努めると、こうしている。私はここについて議論しているのだけれども、今言ったこの計画でこのことを言っていますけれども、副町長はどういうふうにそしゃくしていますか。
答弁 副町長 竹田敏雄(副町長は2023年9月まで)
総合戦略の中でそういった目標というのですか、掲げた中で取り組まなければならないことと定めております。ただ、そのことが具体的にこういう手法があるとは今ちょっと言えない部分がありますけれども、これから新たな事業展開だとかということにつきましては今後、観光協会もそうですし、関係する団体もそうですけれども、そういった中で新しい事業が何かできないかということは検討していかなければならないと思っています。それと、今コロナの影響を受けて、昔のような、前のような観光体制ではないというのも、これは事実なので、旅行の形を見ていますと個人で動いている方、少数で動いている方がたくさんおられるという部分もありますので、そういった人たちをどういうふうに、周辺に来てもらうとか、つながりのある観光ができるのかということをいま一度考えて、そういったような観光のプログラムというのですか、そういったものも含めた中で検討した中で、少しでも観光振興につながるようにすればと考えているところです。
質問 6番 前田博之
観光から産業振興ではないのです。農業、漁業もそうです。この後同僚議員が質問しますから、いい質問してくれると思うけれども、ここで言いませんけれども、全体を含めた中で私は言っているのです。観光に特化する、ウポポイに特化するみたいな、6次総合計画に書いているけれども、観光だけではまちおこしにならないのです。そういうことで言っているのです。では、さきの6月会議で、地域内経済循環率が平成15年調査で83.3%です。これは答弁していますよね。100%超えないと所得は増えないのですよ、よそに金が出ていくから。そのためにも、100%を超えるためにも経済活性化を打つことが喫緊の課題だと、こう指摘しているのです。質問しているし、求めているのです、政策を。そして、地域内経済循環率を高めることに、それでは聞くけれども、理事者は具体的な施策のための課題、成果などについての議論をするなど一定の方向性は見いだしていますか。
答弁 副町長 竹田敏雄(副町長は2023年9月まで)
観光だけでないですというところについてですけれども、これは先ほどの答弁では観光だけの答弁ということになりますけれども、まち全体の産業という部分については、それは当然観光もあれば1次産業もあります。それから、2次産業、3次産業という中でそういったことも出てきます。それぞれの事業の中でどういうふうにしたらいいのかということについては、それぞれの事業を展開する中でいろいろ考えていかなければならないと思っています。具体的に何があるのと言われていますけれども、そのことについてはしっかりと議論をしながら、事業の中身、それからどういうふうに事業展開をしていったらいいのか、そういったことを今後も考えていかなければならない。そして、そのことで外貨を少しでも100%に持ってくるということにできるように努めていきたいと思っています。
質問 6番 前田博之
私は、観光振興することは否定していませんから。観光に特化する、あるいはウポポイを核としたと言っているのです。そこから全体の産業が広がるかと言っているのです。それは、理事者が白老町全体の産業を考えたときに、1次から6次はどうあるべきかを考えなければいけないのです。今大事なのです。竹田副町長は、結果的に最後の答弁も考えていきたいみたいな話です。だけれども、地域経済循環分析というのがあるのです。これは、6月に議論しました。深くはしていません。それで、地域経済循環分析は、地域内経済循環率の向上や稼ぐ力を打つための基になるのです。資料分析とか、どこが不足しているか。私は、そこをやれと言っているのです。そこからでないと何に手を打つかは出てこないのです。副町長の答弁を聞いたら、模索ありきで、何したいかと言っているだけだから。では、6月会議で竹田副町長は、議論しながら対策を組み立てていきながら、しっかりと方向性を決めたいと、こう答弁したのです。私は、責めているわけでないです。理事者として政策形成する責務があるから、言っているのです。そこで、3か月たちました。竹田副町長が一定の方向性を取りまとめ、庁内で、あるいは自分の考え方を整理して取りまとめて、それによって政策形成過程、政策をつくるプロセスになって、手を打っているかどうか。もし政策形成過程ということが流れで仕事をやるのだったら、今どの段階に差しかかっていますか。
答弁 副町長 竹田敏雄(副町長は2023年9月まで)
政策形成の関係でございますけれども、6月の会議のときに議員と議論をさせてもらいました。それで、その中で経営分析、そういったものも大事だということも提案を受けました。そういうことをもって政策について考えていかなければならないというのは十分承知しておりますし、その結果としてこういったものができましたということに今はなっておりませんけれども、それは継続して考えながら、どういった政策になるかというのはちょっと置いておきますけれども、そういったものを見つけ出して何とかやっていきたいとは思っております。
質問 6番 前田博之
令和3年度だってどうですか、不用額と年度途中に積み立てた額が8億円あるのですよ。そういうことを見たら、すぐにでも政策を具体化して打つべきです。今一番疲弊しているのですよ、白老町の産業。そうではないですか。そういうことで、私は地場産業の育成と地域経済活性化が急務であると思います。そして、政策の実施が今の白老町の経済を左右するのです。経済ばかりでない、それは福祉にも影響してきます。そのためには、地域経済循環分析を早めにやって、原因をきちんと見るわけなのです。そこで何を打つかという、それを早く実行してください。それによって、消費を地元で賄い、地産地消を進めることで町内からの調達率を向上させることが可能となっていくのです。これらの取組によって、町内で多くの資金を循環させることができるようになるのです。このことが雇用の創出の増大、所得の向上にもつながります。地場産業の育成と地域経済活性化を図るための様々な施策や事業を展開することを切に私は願って質問しているのです。ネガティブで言っていないのです。そういうことで、どなたからでもいいですけれども、建設的な答弁をもらって、この質問を終わります。
答弁 産業経済課長 工藤智寿
一担当課長として、前田議員が最後に言われた部分は本当に必要で、地場産業をきちんとやっていくというようなところはまさしくそのとおり、まちづくりの根幹だなということでお聞きしていました。理事者から直接担当のほうに下りてきている指示の内容としましては、やはり今1次産業が大変厳しいということで、特に燃油高騰を含めて、農家で言えば例えば肥料、それから飼料の高騰によって大変苦慮しているというお話も、私は特に農業委員会のほうも担当しているものですから、そういうお話も直接お聞きしておりますので、そういったことがもう少しこういうことをできないかというような中で今少しもんでいるという状況だけお伝えしておきたいなと考えてございます。
答弁 副町長 竹田敏雄(副町長は2023年9月まで)
議員のほうから指摘を受けました。このことについては、自分も真摯に受け止めて、その分析を研究して、その中で分析データを基にしてきちんとした政策をつくっていくということはやっていかなければならないと思っていますので、この部分については少し勉強させていただきたいということと、その結果をもって経済振興とか、まち全体の産業、そういったものに結びつくように我々も頑張っていきたいと思っています。
質問 6番 前田博之
勉強でなくて、ぜひスピード感を上げていただきたいと思います。質問を終わります。