みんなの議会

白老町議会 令和3年定例会12月会議 2021年12月15日

文化力の高い白老町の観光振興

2021年12月15日、白老町議会の一般質問で、佐藤雄大議員が「文化力の高い白老町の観光振興」について質問し、町長 戸田安彦、産業経済課長 工藤智寿、副町長 竹田敏雄、生涯学習課長 池田誠が答弁しました。

質問者
佐藤雄大 議員
答弁者
町長 戸田安彦、産業経済課長 工藤智寿、副町長 竹田敏雄、生涯学習課長 池田誠

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 佐藤雄大

2、文化力の高い白老町の観光振興について。(1)、コロナ禍の現状を踏まえた観光入込客数の目標値と達成に向けた施策について伺います。(2)、DMOの取組状況及び想定する役割と今後の施策等の考えについて伺います。(3)、ウポポイ開設後における教育旅行の受入れ状況と課題について伺います。(4)、文化の創造と本町の観光振興における可能性についての考えを伺います。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

「文化力の高い白老町の観光振興」についてのご質問であります。1項目めの「コロナ禍の現状を踏まえた観光入込客数の目標値と達成に向けた施策」についてであります。令和2年度の観光入込客数は、前年より約1割増加の177万人と、コロナ禍において全国的にも観光客数が軒並み減少している中、本町ではウポポイの開業効果もあり、市町村別では道内5番目の観光入込客数を記録したところであります。観光入込客数の目標値としましては、予測の不確実性もありコロナ以前に掲げていた300万人から変更しておりませんが、経済循環の回復を目的とした事業としまして白老観光協会による「ウェルカムしらおいキャンペーン」という宿泊割引や周遊促進の割引クーポン等の事業を展開しているところであります。感染対策を引き続き確実に実施するよう促すとともに、選ばれる観光地となるよう今後も施策に取り組んでまいります。2項目めの「DMOの取組状況及び想定する役割と今後の施策等の考え」についてであります。DMOについては、令和元年8月に白老観光協会が地域DMOの候補法人として登録を行い、来年8月までに本登録を行うべく準備を進めているところであります。地域DMOには、観光ガイドや体験プログラムの提供、飲食や宿泊に関する情報提供はもちろんのこと、観光で訪れる皆さまと地域を繋ぎ新たな価値を見出す役割を期待しております。3項目めの「ウポポイ開設後における教育旅行の受入れ状況と課題」についてであります。ウポポイには、令和2年7月の開業から本年11月までに1,244校、9万4,478人が教育旅行で来場しております。教育旅行の受け入れに関して、ウポポイ以外の立ち寄りや食事の提供が課題と考えており、学校や旅行事業者等に適宜最新情報を提供するとともに、ご意見を伺いながら課題解決に努めてまいります。4項目めの「文化の創造と本町の観光振興における可能性についての考え」についてであります。本町には、アイヌ文化や仙台藩元陣屋などの歴史をはじめ、近年では飛生芸術祭など芸術文化も根付いてきております。文化の保全・継承・発展を促しつつ、観光振興にも活かしていく多文化共生のまちづくりを推進してまいります。

質問 3番 佐藤雄大

3番、佐藤です。全道のトップ20の自治体のうち入り込み数が唯一増加しているのが本町でありますし、全国的に見ても増加率としては非常にトップクラスのものでありますので、可能性を秘めているということが言えるのかと思います。また、ウポポイだけではなく本町独自の文化の創造、文化力の高いまちづくりをすることが多文化共生のまちづくりにつながると考えますので、それらを踏まえて一般質問いたします。まず、1点目、ウポポイの当初目標100万人という目標がございましたが、これが達成されないままコロナ禍で入り込み人数が他市町村と比較して非常に優位性があったのかと捉えておりますが、その点についてまず見解を伺いたいと思います。

答弁 産業経済課長 工藤智寿

観光入り込み客数についてでございます。議員のお話がありましたとおり、コロナ禍の影響の中で北海道内は軒並み観光入り込みが減少している状況にある中、本町においては伸びていったといいますか、観光入り込み客数が前年よりも伸びたという結果が出てございます。これはまさしくウポポイによる効果の大きいところかと思っているところでございます。ちなみに、胆振管内においても唯一前年よりプラスになったのは本町だけというような状況になっていますので、やはりウポポイの開業効果が大きかったという捉えでございます。

質問 3番 佐藤雄大

3番、佐藤です。では続いて、令和2年度の観光入り込み数の増減要因を分析していると認識しているのですけれども、こちらの分析内容について総括的な部分を伺いたいと思います。

答弁 産業経済課長 工藤智寿

総括的な答弁をさせていただきたいと思います。確かに前年比17万7,000人の増となっておりますが、内訳を実は見ていきますと宿泊者数が前年対比56.8%、4万4,046人の減ということで、宿泊者数が減少しているというような状況でございます。逆に日帰り客数につきましては22万1,123人の増ということになりまして、こちらは前年比114.8%と。これは、コロナ禍の緊急事態宣言等も含めて宿泊のお客様がやはり急減したという部分、それから来日される外国人の方も来られないというような状況の中で宿泊者が急減したというような中身でございます。特に地区別でいいますと、虎杖浜、竹浦地区が非常に落ち込んでございます。これは温泉の宿泊者がまさに減りまして、こちらについても前年比約73.3%で24万9,000、全体で、虎杖浜、竹浦地区で24万9,227人の減ということで、そういった温泉、宿泊とかに伴ってお土産店ですとかそういったところにも波及していった、それからイベント等もコロナの影響で開催できなかったという部分も含めて非常に虎杖浜、竹浦地区のお客様が減ったということが令和2年度の結果だったというところが非常に残念だったと捉えているところでございます。

質問 3番 佐藤雄大

3番、佐藤です。私も増減要因、インターネットで調べて出てくるものだと思うのですけれども、これはかなり分析されていますし、課長の答弁にもありましたが、地区ごとの課題も明確なわけですから、この要因分析をしっかり生かして観光施策を実施すべきかと思います。例えばこちらに自然景観がよかったと、こういう影響で自然に触れ合うことですとかキャンプの増加につながったという分析をされておりますが、ではこれらを生かして自然ですとかアウトドアのPRをしていくこと、あるいは虎杖浜温泉地区が伸び悩んだということでありますので、こちらに対してのPRは温泉に特化したものにしていくとかということが効果的であると考えますが、その点について見解を伺いたいと思います。

答弁 産業経済課長 工藤智寿

佐藤議員がおっしゃられたとおり、体験ですとか自然景観を楽しむといった部分については倶多楽湖周辺も含めて若干の伸びはあるものの、やはり宿泊客の減少という温泉街のところが大きな要因だったと我々も捉えております。そういった中で、ではどういう対策を打っていかなければならないのかということでございますけれども、今年度実施させていただきましたウエルカムしらおいキャンペーンもその一つであると捉えておりますし、これで十分かというと、まだまだ十分ではないというところも捉えておりますので、いろいろなアイデアを出しながら白老町にお客様を呼び込んで、いかに滞在していただけるか、そういうことをきちんと捉えながらこれからも進めていければと考えております。

質問 3番 佐藤雄大

3番、佐藤です。ウエルカムしらおいキャンペーンのお話がありましたけれども、これは今後DMOもこういったことを担っていくのかと思います。今回のこのキャンペーンは、10月から今月の25日までですか、やっていると思うのですけれども、このキャンペーンの内容の確認と目的、また現時点で把握している範囲でこれらの効果について伺いたいと思います。

答弁 産業経済課長 工藤智寿

こちらの事業内容についてでございます。事業費につきましては、総額6,150万4,000円ということでやらさせていただいてございます。大きく3つの事業から成り立っておりまして、1つ目はしらおい観光満喫割といいまして宿泊されるお客様に対して最大50%、上限5,000円の宿泊プラスお一人に2,000円分の町内で使えるクーポン券の発行をさせている事業でございます。また、もう一つが町内対象施設で1,000円以上の買物をしたお客様に対して300円の割引ができるしらおい周遊クーポン事業というものでございます。それから、最後もう一点が町内対象施設に設置してあるQRコードを読み込んでいただきまして、2か所以上のスタンプ獲得でプレゼントに応募できるしらおいスタンプラリーというものを実施させていただいているところでございます。議員からお話がありましたとおり、現在まだこの事業をやっておりまして、分析はまだ完全ではないのですが、やっている最中での状況をお話をさせていただければと思います。11月末現在で店舗数としまして、しらおい観光満喫割事業につきましては、こちらはホテル、宿泊、民泊等を含めて最大50%の割引のできる事業につきましては23件の、23か所といいますか、ところが参加していただいております。また、2,000円クーポンにつきましては71件のところの登録をいただいております。それから、しらおい周遊クーポン事業ですけれども、こちらは300円の割引の部分ですが、これは70店舗、飲食店、お土産店等々含めて参加していただいております。しらおいスタンプラリー事業につきましては、全68件の店舗数が参加していただいているというような状況になってございます。その実態としてどうなっているかといいますと、11月末現在なのですが、宿泊の割引につきましては3,814人のお客様が活用されていただいているということで、使われている金額でいきますと1,744万2,000円となっておりまして、ここの事業費が2,500万円ですので、おおむね使われて、半数以上も使われているような状況になってございます。また、2,000円クーポンにつきましても、現在1,400万円の予算に対しまして453万円ということで、11月末現在の実績と捉えているところでございます。また、しらおい周遊クーポン事業では、既に1店舗当たり100件までというような制限を設けさせていただいておりまして、11月現在で19件のところで使い切ったというような情報もこちらに届いております。また、しらおいスタンプラリー事業につきましては、参加者773名が既に参加されております。これは北海道内のみならず、道外客の方も参加されているというような状況になっているところでございます。

質問 3番 佐藤雄大

3番、佐藤です。これは300円クーポンも宿泊の2,000円クーポンもそうなのですけれども、利用される方々からは非常に好評の声をたくさんいただきました。その点について非常に評価できるのかと思います。ただ、一方で事業者の方々、宿泊事業者等々の方々からはルールの説明だったりとかが少し曖昧で困惑している事業者もあったという話が聞かれております。これらの課題認識、そして改善に向けた取組について見解を伺いたいと思います。

答弁 産業経済課長 工藤智寿

おっしゃられていただいた課題の部分は、本当にこちらの説明の仕方といいますか、もう少し親切丁寧に説明する方法もあったというところで、そこは反省をさせていただいているところでございますし、観光協会とも協議させていただいているところでございます。そのほかの課題としましては、事業者の声としては予算があればもっと延長してほしいという希望であったりですとか第2弾を実施してほしい、またはどうみん割と時期をずらして実施してほしい、これは事業者によっては、使う側は多分割引になって併用になるとメリットを大きく感じると思いますけれども、事業者側は長くやっていただきたいという思いと事務的な手続の部分で難しくなる部分もあるので、そういった思いも込めてのコメントなのかと捉えておりますけれども、どうみん割と時期をずらして実施していただければといったような声も上がっているというようなところでございます。また、しらおいスタンプラリー事業については、実はQRコードをこういった小さいレジ横に置けるようなスタンドタイプのものを用意していたのですけれども、分かりづらいだとかお客様に見えづらいですとか、そういったものもありますので、ポスターやチラシ、そういったものももっと用意するべきだったということで、そこも反省といいますか、今後の課題だと捉えております。また、宿泊割引等も含めてチラシとかリーフレット、この辺も若干足りなかったというところで、もう少しそういう周知の部分、新聞広告で大きく、多分北海道で一番最初に全面を使って新聞広告もさせていただきましたけれども、そればかりではなくて、そういったチラシ類、ポスター類、リーフレット等ももう少し充実させてやらなければいけなかったという課題として捉えているというところでございます。

質問 3番 佐藤雄大

3番、佐藤です。そういった改善点は、第2弾がもしあるのだとしたらそういうところに生かしていくべきかと思いますし、こういった事業を、先ほどの入り込み数の分析をされていましたけれども、その数字の成果を深掘りしていって、よりよい事業にしていくことが必要であると思いますし、それこそが次につながると思います。例えばクーポンの額、1,000円以上のお買物で300円、これは上限が各店舗で100枚ということだと思うのですけれども、より多くの観光客の方々に利用してもらうという目的を持った場合は200円で150枚だとどうなるのかといったことや、あるいはただ単に経済効果を高めようということであれば500円で60枚にして使える金額の上限を上げるとか、そういったことも、これはあくまで例ですけれども、様々な手段というか、あると思いますので、ぜひその点についても政策議論をより活発に事業実施していっていただきたいと思います。また、平均の単価ですとか、町外から来られた方は新規のファンの獲得にもつながると思いますので、こういったことを多く分析することでいろんな効果も出てくるかと思いますし、様々な事業につながると考えますが、その点について見解を伺いたいと思います。

答弁 産業経済課長 工藤智寿

先ほども分析させていただいた内容をお話をさせていただいたのですが、宿泊割引等で特に来ているところの分析も実は若干させていただいておりまして、道内については道央圏が中心となってございますが、道外においては東京都、茨城県、千葉県、神奈川県、それから北陸のほうになりますが、石川県、それから長野県、愛知県、和歌山県、遠くは大阪府、広島県、沖縄県からもお客様が見えられているということで、全国から来ていただいている状況になっております。これは、もっともっと周知すればたくさんの地域からもっともっとお客が来ていただけるという認識もございますので、先ほども申しました課題を解決しながら、お話にありました単価の設定の仕方もそうですけれども、どうやったら多くのお客様が使って、より有効にというところを探りながら、もし次回等できることとすればそういった課題も含めて整理しながら次に向けていければいいかと捉えているところでございます。

質問 3番 佐藤雄大

3番、佐藤です。コロナが徐々に収束に向かいつつありますので、去年より今年、今年より来年のほうが入り込み客数は増加していくと推測されるのかと思います。分析をして、よく言われますけれども、PDCAサイクルを回すこと、ここで数字の根拠を持つということは政策形成においても非常に重要だと考えます。成果の報告の部分で観光客が増えて経済効果が大きかったという報告と、170万人が来て北海道内5位の入り込み数で北海道の自治体では唯一前年比増だったと、5年間で一番観光客が来ていて経済効果としてこれだけあったという報告があったとしたら、どちらのほうが説得力ですとか根拠があるかは明白だと思います。ですので、数字の根拠を持つという政策形成の観点で、これは理事者の見解を伺いたいと思います。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

観光客に対する数字の根拠のご質問でございます。担当課長と佐藤議員でるるお話があったとおり、昨年度については北海道の中でも唯一と言っていいほど観光客が伸びました。それは間違いなくウポポイ効果だと思っておりますし、この数字にあぐらをかくことなくまだ伸ばしていきたいと思っております。数字の根拠なのですけれども、先ほどデータの話もあったのですが、ウポポイを中心にしたデータの結果だと思っておりますので、白老町にはまだまだたくさんの観光のメニューがありますから、ここはもっともっと数字を伸ばしていかなければならないと考えています。それと併せてウポポイ効果で伸びた分があるのですけれども、ウポポイがまだコロナ禍でこの数字なので、ウポポイが100万人の目標を達成したときには今の4倍の観光客が白老町に来ることを考えますと4倍の波及効果が考えられますので、弱みを強みに変えるというのも一つの手なのですけれども、ウポポイに来たお客様をまだまだ周遊させるという取組のほうが白老町にとっては数字は伸びると思っておりますので、そこら辺はきちんと社台から虎杖浜までの観光のポテンシャルのある地域や人たちときちんと連携をしながら進んでいければいいと考えております。

質問 3番 佐藤雄大

3番、佐藤です。実際に既に実施している部分もあると思うのですけれども、より数字の部分を意識して取り組むことを期待しております。続きまして、教育旅行について質問いたしますが、教育旅行における経済波及効果をどのように捉えているか、また昼食事業者の答弁がございましたが、それを含めて町外に経済活動が流出していないかどうか、その点について伺いたいと思います。

答弁 産業経済課長 工藤智寿

教育旅行についてのご質問でございます。先ほど町長の答弁の中で見えられている教育旅行の数字についてはお話をしたところでありますが、経済効果のお話、経済効果といいますか、その部分については単にウポポイが中心に来ている教育旅行ではなくて、町内にも体験メニューといいますか、そういったものを持った事業者もいらっしゃいますので、そういったところであったりとか、それから食事、やはり大きくは来られたら食事、今は正直申し上げますとお弁当が主になっているところもありますけれども、我々としてはまだまだ食事をするところもございますので、そういったPR活動も積極的にやっていかなければならないというような課題も捉えておりますので、その辺についてはこれからも力を入れていきたいと考えているところでございます。

質問 3番 佐藤雄大

3番、佐藤です。実際に修学旅行で来た町外の、札幌市の児童が町内事業者のお昼御飯を食べておいしいということを親御さんに伝えたらしくて、その親御さんと一緒にご家族でお店を訪れたということが実際にあったそうです。これは、教育旅行ということに関してだけではなくて交流人口ですとか、また関係人口の増加にまで波及効果があると言えると思いますが、その点について見解を伺いたいと思います。

答弁 産業経済課長 工藤智寿

具体的な例として佐藤議員のほうからお話がありました。まさしくそのとおりだと思いますし、我々も来た児童生徒に印象に残ってもらうような、まちとして観光地にしたいという思いで日々取り組んでいるところでございます。ですから、そういった中で、単にウポポイに来るのではなくて、我々として学校であったり旅行会社に白老町にはこういったものがあります、こういう体験メニューがありますですとか、こういった食事ができますというような白老町ならではの体験メニューであったり食事であったり、そういったものを積極的にやっていかなければならないと捉えているところでございます。

質問 3番 佐藤雄大

3番、佐藤です。教育旅行で来た児童ですとか生徒は秋頃までが多かったと思うのですけれども、晴れた日にはウポポイ内の広場というのですか、の芝生の部分でレジャーシートを敷いて食べたりとかテントの中で昼食を食べる学校もあったと認識しております。今は町内で昼食を食べてからウポポイを見学するということがほとんどない状態であると認識しております。今年度はコロナ禍もあったので、お弁当等をバスの中でそのまま食べるという、これは感染対策の面でも必要なことだったのかと思うのですが、今後昼食を食べる場所の設置ですとか、あるいはその場所の貸出し等の考えがあるのかどうか伺いたいと思います。

答弁 産業経済課長 工藤智寿

ただいまの質問でございますけれども、実は本年、令和3年に入ってから町内のある公共施設、具体的にはコミュニティセンターですとか経済センターを一部ご使用いただいて、回数こそ12回ということで、12校の学校が今月までの中でありました。こういった部分はその後の体験メニューに参加していただくですとか、そういったことにもつながってくるのではないのかという、バスの中だけではなくてそういった部分にもつながってくることも当然想定されますので、これは関係課との協議もありますけれども、そういった部分も各課に依頼しながら、そういった施設の活用ももっともっと進めていければと考えているところでございます。

質問 3番 佐藤雄大

3番、佐藤です。課長から答弁があったとおり、そこで昼食を食べてもらうだけではなくて体験も同時にしてもらうという視点、非常に重要だと思います。例えばアイヌ民族の衣装を着ていただいたりとか仙台藩元陣屋資料館との連携、あるいは他校の小学生と本町の小学生が一緒にアイヌ文化を体験するような、ムックリを一緒に演奏したりですとか、そういった地域間交流もつながることはどちらの子供たちにとっても非常に貴重な体験になると考えます。そして、修学旅行は一生の思い出になると思いますので、町外から修学旅行でせっかく本町に来てくれた子供たちに対してウポポイだけではない本町でのおもてなしをすべきだと考えますが、その点についても再度見解を伺いたいと思います。

答弁 産業経済課長 工藤智寿

本当に議員がおっしゃられたとおり、先ほども答弁させていただきましたけれども、児童生徒に心に残ってもらう、また大人になったらリピーターになってもらう、その家族をまた連れて白老町に訪れたいというような好循環になるよう我々は進めていかなければならないと思いますし、少なからずウポポイだけではなくて社台から虎杖浜まで町内のいいところをPRしていかなければならない。取組としましては、町だけではなくて観光協会や、それから体験事業者、それからいろいろなNPO団体もございますし、また自治体間での連携としまして登別市・白老町観光連絡協議会等々ございますので、そういったところとも手を携えながらPR活動をさせていただきたいと考えています。

質問 3番 佐藤雄大

3番、佐藤です。非常に前向きな答弁をいただきましたので、今後に期待しております。4項目め、文化の創造と本町の観光振興について、文化施策ということで少し議論したいのですけれども、現在白老町と同じ人口規模での全国市町村での文化、観光振興の先進事例が多発している状況であります。これは、交流人口、関係人口の創出、移住定住、雇用創出、それらも含めた経済効果、これら全てに効果をもたらしていると言えます。いずれも成功の共通点といたしましては、行政、民間、既存団体、また多様なクリエーターのワンチーム体制で成果を出しているということであります。本町であれば飛生の森づくりプロジェクトは、これは2011年に始動しております。続いて、ウイマム文化芸術プロジェクトは2018年、今年度からスタートした白老文化芸術共創と、多くの文化芸術活動が展開されている状況であります。また、これらの活動に関わる方々は、多くの方々は町外の在住者の方々でありますから、白老町に長年通い続けている現状もあります。全国の中でも一つの小さな地域にこれだけ長期間にわたって活動されて関係人口を生み続けている事例は非常に珍しく、貴重かつ前向きな事例として国の省庁機関、大学の研究室、あるいは国内の地方創生団体をはじめ多くの取材ですとか調査レポートが報告されて、全国的に注目されている状況であります。また、国が推奨する地方の芸術活動による観光振興、文化観光推進法、そのほかたくさんの交付金ですとか支援事業もあります。多文化共生を掲げる本町、そして本町の未来のためのチャンスは、まさしく今ここにあると思います。町内での活動事例、そして交付金などを含めて町としてどう捉えているか見解を伺いたいと思います。

答弁 産業経済課長 工藤智寿

文化の部分でのお話が、交付金等を活用されてそれぞれ活躍されているというお話がございました。町としましても、先ほどの答弁とも重複しますけれども、文化のみならず様々な職であったり歴史であったり自然であったり、本町にたくさんの観光コンテンツといいますか、そういったものがありますので、それらも含めて観光施策を積極的にやっていかなければ目標に掲げている観光客の方においでいただけない、また周遊していただくということも含めて様々な取組をしていかなければならないというところでございます。そういった中での交付金というものがあるものであれば、その事業の目的に沿った交付金、交付金のための交付金ではなくて事業目的をきちんと持った上でその交付金が合致するというようなことであれば、そういったものも十分検討しながら進めていけるものは進めていきたいと考えているところでございます。

質問 3番 佐藤雄大

今年度実施された白老文化芸術共創について少しご紹介させていただきますが、ウポポイのインフォメーションセンター内に一定期間特設コーナーが設けられました。地域プロジェクトとしては恐らく初めての受入れであり、広報協力がなされました。白老文化観光推進実行委員会では、文化庁、アイヌ民族文化財団、国立博物館等、現在も多様な意見交換が継続されております。来年以降も国立施設、そして地域アートプロジェクトの事例づくりに大きな期待ができると言えます。また、先日「蔵」で行われました白老文化観光推進セミナーにおいて、私も参加いたしましたが、数多くの町民の皆様、また同僚議員、そして白老町職員の方々、両副町長も実際に足を運んだと認識しております。こういったことから、町側も以前より文化や芸術、観光施策に対しての意識が向上しているのではないかと捉えております。これらの文化芸術活動が盛んに行われている本町は、大変恵まれている状況であると思いますし、波及効果は幅広く大きいものであります。町がこれらの活動の価値を再確認、そして気づくことが必要であり、そして町内で活躍されている文化活動団体との連携や取組を改めてより一層強化すべきと強く訴えますが、これは理事者の見解を伺いたいと思います。

答弁 副町長 竹田敏雄(副町長は2023年9月まで)

文化の関係でございますけれども、私も先ほど議員がお話をされました講演会に参加させていただきました。それで、最近のことなのですけれども、虎杖浜のほうで屋外の写真展ですか、ああいうものが実行されたということで、地域の方だとか町外の方が見に来られたということです。これも一つの観光という部分で考えられるのかと思っていますし、その写真を、この前報道にも出ていましたけれども、保存をしていくのだということで地域の方たちがそういう活動をされたということで、これまた新しい取組になると考えています。ですから、こういった一つ一つの観光資産というのですか、そういったものを大事にしながらこれを結びつけていく、文化と観光を結びつけていくといったことが今後必要になってくるのだろうと考えています。これは町だけがということにはなりませんので、関係する団体だとか町だとか、それから地域の方たちとか、そういった方たちと連携を取りながら進められればと考えています。

答弁 生涯学習課長 池田誠(生涯学習課長は2022年3月まで)

まちの芸術文化の関係でいきますと、我々のほうも今取り組んでいることを若干ご紹介していかないとならないと思いますので、補足で答弁させていただきます。今は飛生の関係でいろいろな取組が行われておりまして、飛生の芸術祭につきましては当初1,000人規模から2,000人となり、ウイマム文化芸術プロジェクトだとかそういう取扱いの中で6,000人を超えるような入り込みになっております。近年コロナで実数はまだ報告はいただいていないのですけれども、その中で連携して仙台藩元陣屋資料館の中での木彫り熊展とかも1,600人を超えるような来場がありまして、今後も連携を密にしていきたいとは考えております。ほかの、この議会の中でも議員から仙台藩元陣屋資料館ですとか文化芸術の部分もある程度まちの経済を起こすために必要な部分ではないかということで、我々が今考えている部分につきましては、これまでも地方創生推進交付金を活用して、200万円程度の予算でしたが、ウイマム文化芸術プロジェクトと連携して飛生とかの芸術家が町内に入ってくるという取組も支援してきました。また、現在も側面的な支援でとどまっておりますが、仙台藩元陣屋資料館の学芸員がふるさと再発見シリーズという刊行物を、社台から虎杖浜までの文化だとかそういう部分をご紹介しているものがありまして、併せてうちの資料館の友の会というガイド人材が今は20名を超える所帯になっています。当然まちづくりガイドセンターというところも新たに出てきましたので、そういう部分はまちの様々な文化ですとか歴史ですとか、社台から虎杖浜までをうまくつなぐ手法、今教育のほうで来られているエージェントも白老町にそういうガイドがしっかりないというところで札幌市からわざわざガイドを連れてきているという状況もあるということでお聞きしておりますので、我々が友の会ですとかガイドセンターと協力して、町場でこういういろいろなガイドができるよ、仙台藩元陣屋資料館に行った後に虎杖浜に行けます、飛生に行った後にあそこに行けばこんな講座があります、デマンドバスもありますので、デマンドバスで講座ができないかというのも一度試してみたりもしています。そういうことを連携した中で、より一層町内で滞在する方法、またガイド人材の育成、それから連携していくこと、それからもう一つ、公民館講座でやらせていただいている部分については、やはりSNSという分野で情報発信していかないとならないと思いまして、公民館講座で地元の方で動画編集している会社の方を講師にお招きして動画編集の講座を数回開催させていただいています。その結果で、その方々は自発的にユーチューブですとかそういうSNSで発信していただいている部分もありますので、こういうありとあらゆる部分を今教育委員会の事業としては提供していますけれども、それは観光分野の方々と情報を連携を取らせていただきまして、そういう部分の中で、まずは教育委員会、芸術文化の担当部門としても町内にいかにして経済を貢献できるかというのを主眼に置いて取り組まさせていただいております。

質問 3番 佐藤雄大

3番、佐藤です。最後になります。本町は、多くの観光資源、そして文化芸術が充実しております。さらには国立博物館ウポポイもあります。ただ、本町の本当の価値に私たち自身が気づかなければいけないと思います。冒頭でも同様なことを申し上げましたが、北海道だけではなくて全国でもトップクラスの豊かさがあると私は確信しております。今後は全国どのまちにもまねすることができない本町の独自性、優位性を生かしながら先を見据えた文化の創造と観光、またそのほかの事業も連動させたまちづくりを目指すべきであると考えます。それこそが本町、そして町長が掲げる多文化共生のまちづくりだと考えます。20年後、30年後のまちの将来を見据えた多文化共生のまちづくりへの意気込みと覚悟を改めて町長に伺い、一般質問を終わりたいと思います。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

今回佐藤議員が文化力の高い白老町の観光振興というテーマでございます。多文化共生のまちづくりの中の手法の一つとして文化であったり観光であったりというものがあって、今は文化を生かした観光づくりというのはどこのまちでも力を入れている状況だと認識しております。その中で、もともと多文化共生のまちづくりとお話をしている観光振興の一つで虎杖浜から社台までたくさんの白老町の強みがあるのをきちんと連携して、パッケージにして商品化したいというお話もさせていただきました。ようやく、先ほど生涯学習課長もお話をしたとおり、仙台藩元陣屋資料館でガイドの人たちの会ができたりガイドセンターが立ち上がって、まだまだ小さいパッケージではありますが、虎杖浜でタラコを詰めて温泉に入ってウポポイだとか、パッケージも旅行会社でつくっていただいたりして実際に日帰りで観光客が白老町にも来ております。その中に先ほど言った飛生芸術祭も含めた芸術を核とした文化の発信も入ってこれるので、この辺も横のつながりをもっと密にして観光振興につなげていければもっともっと多文化共生の観光としての部分が強くなると思っておりますので、先ほど交付金の話もございました。交付金や補助金等々も狙いつつ、今はコロナ禍でなかなか難しい時期ではありますが、このコロナ禍は必ず終息しますので、終息のときには北海道が外国人観光客400万人という目標も掲げていましたので、必ず外国人も日本の国内の観光客も増えてくると思っています。それに遅れることなく多文化共生のまちづくりを進めていきたいと考えております。

出典:白老町議会 令和3年定例会12月会議 2021年12月15日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる