白老町議会 令和元年定例会6月会議 2019年6月18日
虎杖浜・竹浦地域の観光拠点整備
2019年6月18日、白老町議会の一般質問で、前田博之議員が「虎杖浜・竹浦地域の観光拠点整備」について質問し、町長 戸田安彦、生活環境課長 本間力、経済振興課長 藤澤文一、副町長 岡村幸男、財政課長 大黒克已が答弁しました。
- 質問者
- 前田博之 議員
- 答弁者
- 町長 戸田安彦、生活環境課長 本間力、経済振興課長 藤澤文一、副町長 岡村幸男、財政課長 大黒克已
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 前田博之
次に、虎杖浜、竹浦地域の観光拠点整備についてです。3項目質問します。(1)、虎杖浜、竹浦地域の観光地としての現状と今後のあるべき姿について。(2)、国道沿いや温泉区域等の老朽化や空き家等の状況とその対策及び景観整備の考えについて。(3)、アヨロ鼻灯台周辺整備事業について。①、同灯台等周辺整備に至るまでの経緯と事業選択した理由及び目的について。②、アヨロ鼻灯台の施設、土地等の取得と管理状況について。③、同灯台等周辺整備活用計画書の策定と策定手法及びその経費と負担について。④、灯台周辺整備活用計画の内容と事業費及び事業実施の具体的手段、財源確保、事業推進体制について。⑤、目標達成時期と新しい観光拠点としての地域住民主体の活動の展開についてで あります。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
虎杖浜・竹浦地域の観光拠点整備についてのご質問であります。1項目めの虎杖浜・竹浦地域の観光地としての現状と今後のあるべき姿についてであります。虎杖浜・竹浦地域については、古くから豊富で良質な温泉を活用した温泉旅館や民宿、ドライブインなどが営業しているほか、虎杖浜たらこに代表される水産加工品販売、豊かな自然と良質な水を誇る倶多楽湖と湧水を活用した釣り堀、シイタケ販売など、本町の観光振興にとって魅力ある地域と捉えております。今後においても、来春オープンする民族共生象徴空間ウポポイの集客力とあわせて、宿泊、飲食、物販など回遊性を高めるための観光拠点になると捉えております。2項目めの老朽化や空き家等の状況とその対策及び景観整備の考えについてであります。古くから温泉旅館や民宿、ドライブインなどが集積してきた地域性から、建物の老朽化や業績不振、後継者不足などにより空き家となった建物が景観を損ねていることが課題となっております。特に当該地域においては、本町の西の玄関口であることから、再利用できる建物については空き店舗による創業支援などを図ってまいります。3項目めのアヨロ鼻灯台周辺整備事業についてであります。1点目の同灯台等周辺整備の経緯と事業選択した理由及び目的についてでありますが、アヨロ鼻灯台については昭和51年12月に設置され、平成28年10月の業務終了までの間、地域のシンボル的な存在として愛されてまいりました。特に灯台の高台から太平洋を望む眺望は美しく壮大であり、多くのアイヌ語地名が残っており、地域の声としてアヨロ鼻灯台周辺を保護する意見が根強いことから、観光拠点として整備することにより、虎杖浜・竹浦臨海エリアへの回遊性を高め、集客力向上を目指すものであります。2点目の灯台の施設・土地等の取得と管理状況についてでありますが、30年度予算において灯台一式及び土地202.16平方メートルを10万円で取得しております。管理状況については、遊歩道の草刈り等を実施するほか、今後においては当該施設が高台に位置していることから、転落防止のため、防護ロープ、看板を設置してまいります。3点目の同灯台等周辺整備活用計画書の策定者と策定手法及びその経費と負担についてでありますが、30年度では虎杖浜竹浦観光連合会が主体となり、整備計画書の策定については民間コンサルタントに委託し、4回のワークショップを開催するなど、活用方策を検討したところであります。また、経費については、町が虎杖浜竹浦観光連合会に対し補助金として240万8,400円を支出しており、この財源は全額ふるさと納税を活用したものであります。4点目の灯台周辺整備活用計画の内容と事業費及び事業実施の具体的手段、財源確保、事業推進体制についてでありますが、整備計画では、現状の遊歩道が急勾配であることから、自然景観を生かしながら新たな散策ルートの整備や灯台を展望台として活用することなどが盛り込まれております。今後においては、周辺用地取得、それに伴う用地現況測量や実施設計などが必要となりますが、財源確保までは至っていない状況であります。また、事業推進体制は、虎杖浜竹浦観光連合会を主体に当該地区の整備等について検討していただいております。5点目の目標達成時期と地域住民主体の活動の展開についてでありますが、虎杖浜竹浦観光連合会や地域住民の思いが詰まった施設であり、自発的に保存会的な組織の立ち上げを検討していることからも、民間主導の運営が図られるものと考えます。しかしながら、同灯台周辺の整備については、町財政が厳しい中、目標達成時期は明言できませんが、実現に向けて努力していく考えであります。
質問 13番 前田博之
それでは、この地域の景観についてです。答弁ではさらっとしか触れていませんから、数字的なことの部分も出ていませんので、そこで伺います。答弁にもありましたとおり、この地域は過去には道内でも有数の温泉観光地でありました。それが時代とともに衰退が顕著になり、そのことが景観を損なうようになっていると、これは同じ見解だと思います。そこで、景観の考え方は答弁で理解しましたが、特に環境美化に取り組んでいただきたいなと、こう思っています。何点か申し上げます。国道の雑草除去と国道沿いや空き地の草刈り、脇です。それと、建物が朽ちて無造作に散乱している廃材など。これらのことを行うだけでも相当景観と環境が向上するのでないかと、こう私は思います。これらは、町からの積極的な指導や要望で可能と思われます。象徴空間は、字白老だけではありません。白老町全体のイメージアップのためにも、強いまちの指導のもと、国道沿いの美化を行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 生活環境課長 本間力(生活環境課長は2021年3月まで)
私どもの生活環境課といたしましても、地域の町内会連合会等から景観につきましてはいろいろとご相談等をいただいておる状況です。監視的には町職員も回っておりますが、管理者の責務ということもあれば、町が費用をかけてまでというところがなかなか行き届かないところもございます。そういったところは粘り強く指導しているところでございますし、特に旧宿泊施設におきましては連鎖的に不法投棄等も非常に多くなってきておりますし、またガラスが割られて不法侵入等も行われているような状況もありまして、今年度に入りましてからなのですが、建設課のほうとも協議をしながら、建物管理者、東京の不動産業者でございますけれども、そういったところに指導を行っております。細かいところは別にしまして、流れ的にはそういったところで、まずは不法投棄というものは管理者が管理が適正でないところで投げられて、美化的に適正になっていないところで責任において処理をしていただくこと、または建物については侵入者が入れるような状態になっていますので、きちんとした封鎖をすること、またさらには敷地内に侵入しないようなバリケード等の設置だとか、そういったところの指導を行っていまして、現在費用もございますので、検討いただいている状況でございますが、そういった中でそれぞれの管理者の中で町内会とも連携しながら、時間はかかりますが、粘り強く対応していきたいと考えております。
質問 13番 前田博之
一般論ですけれども、ぜひ走ってみて、本当に必要な部分はそういう悠長な言葉ではなくて、やっぱりやるべきだと思います。ただ、1点聞きますけれども、国のほうは開発のほうで4車線を一生懸命やってくれていますけれども、こっちの国道の中がすごいのです。脇の歩道も雑草がいっぱい生えて。そういう部分はどう見ていますか。
答弁 生活環境課長 本間力(生活環境課長は2021年3月まで)
虎杖浜、竹浦地区は、国道以外のところでも景観においてはこの時期特に雑草等が伸びている状況で、我々もパトロールしながらですが、大体同じような観点で地域の方からもそういった要望がなされている状況です。その都度と言ったら言葉が適切ではないかもしれませんが、国のほうにもこういった苦情が来ているということで、適正に行っていただきたいということは生活環境課としても逐次対応している状況でございます。
質問 13番 前田博之
次に、アヨロ鼻灯台周辺整備事業について、この灯台の周辺整備活用計画策定に伴う経費を虎杖浜竹浦観光連合会に補助金を出してやってもらったと、こう言っています。そこで、私もよくわかりませんけれども、同観光連合会の目的や組織、そして主な活動を教えていただけませんか。
答弁 経済振興課長 藤澤文一(経済振興課長は2020年3月まで)
虎杖浜竹浦観光連合会の設置の目的と主な事業内容というご質問でございます。まず、設置の目的といたしましては、これは会則の読み上げになってしまいますが、観光レクリエーション地区再開発の施策、事業を推進するため、観光施設、海浜、野外スポーツ公園等の建設、整備、先住民の遺跡、出土埋蔵文化財の保護、利用及び地域の特性にのっとり、漁業並びに水産加工品等と密着、調和して同地区の振興、活性化を促進し、その実現を図り、もって特性ある観光地づくりを目指して地域の繁栄と事業の発展、向上に寄与することを目的とするという内容でございます。それと、あわせまして事業の中身でございますが、かいつまんで申し上げますと、30年度の事業報告から取り上げますと、源泉かけ流し全国温泉サミット、こういったものへの参加ですとか、あとアヨロ鼻灯台のワークショップ、あるいは虎杖浜かに・たらこ・温泉3大祭りの開催、それから誘客事業といたしましては虎杖浜温泉へのバスツアーの営業活動が主な事業内容となっております。
質問 13番 前田博之
非常に広範囲な目的意識の高い部分がありますので、ぜひ観光連合会の皆さんには地域の活性化のために頑張っていただきたいと思います。そこで、町の予算の関係の流れについてお伺いします。白老観光協会は、虎杖浜竹浦観光連合会に補助金として平成30年度は60万円交付しています。今年度は150万円計上しているのです。この補助金の財源の捻出はどのようになっていますか。
答弁 経済振興課長 藤澤文一(経済振興課長は2020年3月まで)
虎杖浜竹浦観光連合会への補助金というご質問でございます。同協会への補助金でございますが、予算が150万円に増額しているといったことでございますけれども、財源につきましては一般財源となっております。内容ですけれども、増額の大きな要因といたしましては、源泉かけ流し全国温泉サミット、これが次年度白老町で開催されるといったようなところから、開催地となる前年度の準備、あるいはサミットへの参加、そういったところへの予算が増額となっています。それともう一つは、お話があったアヨロ鼻灯台の周辺整備の部分で、先ほど答弁で申し上げたとおり、財産としては灯台の本体、それから底地の部分を購入したわけなのですけれども、現状においてはあそこは崖地になっているものですから、転落防止のための例えば防護ロープですとか、危険を回避するための看板の設置、こういったものに費用がかかるということでの増額でございます。
質問 13番 前田博之
この150万円は、町が観光協会に特別枠事業として補助していますよね、そういうことで聞いているのです。
答弁 経済振興課長 藤澤文一(経済振興課長は2020年3月まで)
ただいまのご質問のとおりで、そういう理解でよろしいかと思います。
質問 13番 前田博之
この補助金は、観光協会をトンネルあるいは迂回して虎杖浜竹浦観光連合会に渡っているのですよ、観光協会から。よって、町の予算書では観光協会の補助金として一くくりで計上されていますので、特別に説明がない限りはまちの予算で審議されることはまれだと思います。そこで、相当な金額の補助金であるにもかかわらず、前もそうですけれども、前々年度もずっとそうですけれども、今年度に限ってもなぜ観光協会を迂回して虎杖浜竹浦観光連合会に間接的に補助しなければならないのか、その根拠について伺います。
答弁 副町長 岡村幸男(副町長は2019年11月まで)
まず、補助金の流れの話ですが、虎杖浜竹浦観光連合会へ白老観光協会から補助金を出しているという部分は、そもそも白老観光協会というのは全町の観光振興を行うための観光協会という、そういう位置づけの中で、虎杖浜地区、竹浦地区の西部地区の観光振興のために必要な事業を行うために、白老観光協会が主体となってそちらの振興を図るために補助金を出しているということでございまして、決してトンネルという、そういう状況ではなくて、全町的な観光振興のための対応としてそういう形をとっていると、こういうものでございます。経過も調べましたら、東日本大震災のときに虎杖浜、竹浦地区の観光のお客さんの入りが相当厳しい状況があったという中で、それまで若干事業自体が停滞していたときもあったかもしれませんけれども、やはり地域が何とかしなければならないという、そういう気持ちを持っていただいた上で、さらに竹浦、虎杖浜地区の観光振興に取り組みたいという中で、白老観光協会のほうにも同地区の振興のために事業を行っていきたいという、そういう要望の中で、白老観光協会としてもその地区に補助金が必要だという中で、町に要請があり、今こういう形で続いているという状況でございます。
質問 13番 前田博之
竹浦、虎杖浜地区の観光振興全般、そして取り組むと、こう言っていました。そうすると、趣旨、目的は同じです。一方で、灯台周辺整備活用計画策定に伴う補助金は、町から直接にこの観光連合会に補助金が支出されています。一貫性と整合性に欠けていると思いますが、この部分はどのような根拠からですか。
答弁 副町長 岡村幸男(副町長は2019年11月まで)
そこの部分は、今のお話のとおり、白老観光協会ではなくて、直接虎杖浜竹浦観光連合会のほうに補助金を出してございます。そのとおりでございますが、これは同連合会が自主的にその地域の整備をしていきたい、もしくはその計画をつくっていきたいという、そういう考えのもとに町に対して事業要請をしてきたところから、直接その団体に対して補助金の交付を決定したという流れでございます。
質問 13番 前田博之
どうも矛盾している部分があるかなと思います。その部分については財政上議論しませんけれども、補助金の出どころは同じなのに、使途によって補助金が直接、間接、と使い分けされているのです。答弁ありましたけれども、意図的、恣意的ではないと言いますけれども、私から言えば意図的、恣意的なのかは理解しかねますけれども、補助先を明確にして予算書の説明欄に記載して、やっぱりきちんと審議されるべきではないですか。ましてや、トンネルで行っている部分は大事なことをやっているのですよ、サミットで。堂々と観光連合会に補助金を出すと、そういう部分は公でやっていることはわかるのです。なぜトンネルにしなければいけないのか、どうも理解しかねるし、何か使い分けしているのかなと、言葉は悪いけれども言いますけれども。やはりきちんと予算書の説明欄に記載して、審議されるような措置をとるべきだと思いますけれども、いかがですか。
答弁 副町長 岡村幸男(副町長は2019年11月まで)
決して意図的にそれを隠すためですとか、議論をしないためにそういう流れにしたということではございません。そういうご指摘を受けて、今後の予算要求、もしくは予算資料の中にはきちんとそれは整理をさせていただきたいと思います。
質問 13番 前田博之
次に、灯台の整備計画についてです。まちづくりにかかわる計画策定でワークショップなど町民参加の場を設けて、主体的にかかわり、課題等を共有するということは大切だと私も思っています。これから灯台周辺整備事業の質問をしますけれども、ワークショップに参加された皆様に対してどうこう言うものではありませんので、その辺は理解しておいてほしいと思います。そこで、過去の灯台周辺の環境整備についてお聞きします。アヨロ鼻灯台下やアヨロ海岸はキャンプ場にもなっていましたが、町は多分景勝地として位置づけて、昭和49年にはトイレを、平成10年には水道を設置するなどして整備していましたが、これまでの管理状況と現在の状況、そして周辺の自然環境の変化はどうなっていますか。
答弁 副町長 岡村幸男(副町長は2019年11月まで)
年数的には具体的にこの年でということはちょっとお答えできませんけれども、現状では私もこの前見てきてございますが、トイレ、それから水道については全て撤去しているという状況にあります。
質問 13番 前田博之
私も行ってきました。取りつけ道路も今後自然災害とか何かで心配される部分が多分にあると思います。そこで、整備計画図について具体的に詳しく答弁がないのです。それで、お聞きしますけれども、これについているのは1枚のみの整備計画図なのです。言葉は悪いけれども、絵みたいなのです。それで、インフラ整備箇所や施設の位置は文字で示されてはいるのですけれども、本来の策定計画書であればあると思うのですけれども、内容が一目瞭然に整理されていないのです。よって、あの小さい字で見えませんけれども、全体を把握することができませんけれども、計画図に描かれている整備すべき物件というか、インフラの箇所とか、いろいろ施設がありますよね、これをちょっと教えていただけませんか。
答弁 副町長 岡村幸男(副町長は2019年11月まで)
図面、絵は1枚ということでございますけれども、アヨロ鼻灯台等の周辺利用計画案というのが出されてきてございまして、その中では今後の整備イメージ図というのが今議員がおっしゃった図だと思います。それに伴いまして、スケジュール的な部分の中では、環境整備分野としては用地の取得ですとか、灯台の整備、それから転落防止柵、階段等の散策路の整備、それから案内板の設置、駐車場の整備、休憩スペース、トイレ等の整備、それからWi―Fiの環境の整備ですとか、ライトアップ等の整備、それからアクセスの整備、道路等です。そのようなものが全体の計画案の中で検討されているものでございまして、それらについて2023年度までの事業計画の中でこれらを整備していくというような計画案というものが提出されているものでございます。
質問 13番 前田博之
これ1枚です。まとまって、事業の規模とか事業費等々は一切、私のもらった分では入っていませんけれども、ですから見えないのですよ、どうなるかということが。そういう中で、先ほど答弁があって、管理状況については遊歩道の草刈りを実施するほか、転落防止すると、看板設置すると、こう言っています。いいのですけれども、私も灯台に足を運んできたのです。確かに取りつけ道路は雑草に覆われています。そして、上っていくところは一部鉄骨の階段になっているのです。そこには入らないようにロープを張っていました。そういう状況を見てどう言っているかわかりませんけれども。それと、大きな問題は灯台の外壁、見てきましたか、全てタイル張りです。ひび割れして、一部剥離しています。そして、灯台の周り、下というか、これはモルタルがこのぐらい厚いのが浮いたり、落下しているのです。防止柵、ロープと言っているけれども、見てきたら灯台の海側に面した陸地、崖までほとんど数メートルです。子供がちょっと駆けたら落ちます。そのための防護はないのです。これ以上現場の状況は割愛しますけれども、今このペーパー、1枚の整備計画ができたけれども、それを策定した。いただいた側の人は関係ないよ、町側の姿勢ですから。やっていただく前に優先的に取り組むべき課題があったはずなのです。なぜかといったら、その前に灯台の老朽化、劣化状況、そして保存のための対策コストなるライフサイクルコスト等々の現状の把握、調査、分析、そういうことの判断材料を持つのが先決ではないでしょうか。
答弁 副町長 岡村幸男(副町長は2019年11月まで)
当時のいきさつは、これを移管するというか、譲渡していただく段階では、塗装していただいた上で、一定のそういう修理をした上でいただくとなっていて、それについては年数的にははっきり何年もつのだということは今ここではお答えできませんけれども、一定の年数はもつという、そういう状況の中でうちのほうで移管を受けているという状況でございます。当時それで、今言われるような今後の耐用年数がどうなのかですとか、それからランニングコストですとか、ライフサイクルコストがどうかというところまでの、そういう詳しい試算というのはしていないかと思います。
質問 13番 前田博之
保存の政策展開において、行政としての政策形成過程の段階でやらなければいけない部分があるのです。そうすると、最初にやらなければいけない部分、私が言った部分は抜けているのですけれども、それでは今の答弁を踏まえて聞きますけれども、灯台本体が抱える問題、課題の整理なのだけれども、工作物である灯台の建物、施設等が抱える課題の抽出は出ているのですか。相手側から、きちんとそれは整理されて出ていますか。白老町側はどうその課題を整理していますかということ。私が言ったように、老朽化対策とか、そういうことについて。具体的なことは、また答弁によっては聞きますけれども、課題の抽出はしているかどうか。
答弁 副町長 岡村幸男(副町長は2019年11月まで)
まず、課題というよりは、現状の灯台の構造等を含めて、建築構造の調査をするというようなことも計画の中には入っていまして、灯台の構造調査、それから修繕ですか、改修設計ですとか、そういうことも年次計画の中では計画の中に入っているものでございます。
質問 13番 前田博之
今言ったのは、ワークショップが云々でないのです。ワークショップのまとめでもそう言っているのです。構造調査して、もっと検討しなければならないと指摘されているのです。そうすると、これは当然のことです。私が言いたいのは、今言われているようなこと、これから言うことを取得する前後に解決をして、それから整備計画はどうですかといくのが私は筋だと思うのです。本末転倒です。議論する場が抜けているのです。それで、言っているのは私も全てではない思うけれども、素人ですから、言葉のまとめ方もちょっと、聞き方、受け入れ方がちょっと違うかもわかりませんけれども、まず灯台の耐用年数、躯体の構造調査と健全度、耐久化のための大規模改修の時期と費用、いつかはしなければいけないですよ、タイル張りですから。それと、今答弁があったけれども、購入後、ただ丸ごと購入していますよね。では、公開するのに直近での改修の是非、しなければいけないのか、費用が出てきます。それと、今ここで灯台を公開するための若干の答弁がありましたけれども、そうすると年間の保守点検と施設維持の費用、崖等からの転落防止と安全確保、施設の管理体制、そして老朽化の除去費用、こういう問題を町側はきちんと整理をして、こういう形で策定してくださいと、条件はこうなりましたと、本来はそうだと思うのです。これらのことは町がやるべきだと思うのですけれども、今言ったことは整理されていますか。
答弁 副町長 岡村幸男(副町長は2019年11月まで)
資料を見る内容では、町のほうでそこまでのものをきちんと検討した上でお願いしているという状況はちょっと見受けられないのです。ですから、まず今回の流れとしては、もちろん地元の方たち、そして虎杖浜、竹浦の皆さんが灯台を残したいという、そういう強い思いの中で、虎杖浜、竹浦地区の観光振興、そのためには必要な施設だという、そういう中で町のほうにお話をいただきながら、町としても何とかそういう気持ちにも応えながら、地域の観光振興のためにこの施設を残していこうと、そういう判断をしたという中で、議員がおっしゃられた灯台そのものの耐用年数ですとか、修繕の金額ですとか、具体的なことを虎杖浜竹浦観光連合会のほうにお願いをしてやったということではないです。ただし、それを保存し、残すためにはどういうような修繕が必要かですとか、どういうような対策が必要かというようなことはこの検討の中でしていただいていると、こういう状況であります。
質問 13番 前田博之
私は、策定した側のことは言っていませんから、町側の政策形成を言っているのです。そうすると、政策フローからいけば、課題の設定、問題や課題を整理をするのは町なのです。それから、目標を設定して、政策の立案にいくはずなのです。飛び越えているのです。だから、私が言いたいのは、町に言っているのはなぜそういう課題の設定もしないで飛び越えるのかということです。それは、これからどうなるかわかりません。そこで、灯台が町の財産になりました。公共施設になったので、灯台は公共施設等総合管理計画の対象になりますか。なって、どのような扱いにしていきますか。それと、時間がないから言いますけれども、今年度個別施設計画を策定していますけれども、全部灯台も該当になりますか。
答弁 財政課長 大黒克已(財政課長は2021年3月まで)
本年度実施する個別施設計画の中には、この灯台は入ってございません。今後の協議の中で、必要であれば個別施設計画の中にまた加えて、見直しの中で検討するというような形になろうかと思います。
質問 13番 前田博之
それで、答弁で管理状況で、今回多分開放、公開するのだと思うのですけれども、そうすると灯台を利活用する旨の報道で結構存在している人が多いのです。私が行ったら、1名の方が上ってきていました。それは、新聞で読んだから、どうなのかなと来たと、大変ですねと言っているのです。危険だと思います。そこで、聞きますけれども、ここで答弁ありますけれども、いつの時点で正式に灯台を公開する予定ですか。公開するとしたら、その条件は答弁にあった草刈りして、ロープを張って、看板をして終わりということですか。もっと町の管理責任も問われてくると思うのですけれども、その辺の公開に当たっての総合的な判断というのが必要だと思うのです。答弁でただつかみ的な言い方でなくて、その辺はどうなりますか。
答弁 副町長 岡村幸男(副町長は2019年11月まで)
町が取得し、現状はそこを公開しているという形ではやってございませんが、具体的には一方で虎杖浜、竹浦の観光連合会のほうにお願いして、どうやって活用したらいいかということのご相談をしている、もしくは地域の皆さんでその使い方を検討していただきたいという状況でございます。しかし、現実的には、作業のための階段ですか、そういうものが設置されていますので、そこは今制限している状況ではございませんので、灯台を見たいという方は今の状況では自由に行けるという状況になっていることもございます。そこについては今のご指摘もありますので、十分地元の方たちとも相談しながら検討してまいりたいと思います。
質問 13番 前田博之
どうも虎杖浜竹浦観光連合会に振っているようですけれども、策定の中でも、今言ったように開放する運営とか、管理状況は我々は何をしなければいけないとかというのをやっていないのです。何でそうやってそっち側に振るのですか。まだ先にやることが、私が指摘したようにそれを整理して、これだけのライフサイクルコストだと、だけれどもやりますよとか、現状は現状の成り行きに任せて、立ち寄ってもらえばいいのだと、そういう発想なのか。だけれども、管理は大変になってくるのです。そういうことも踏まえて、ぜひもっと庁内でいろいろな議論、転落したときの管理責任はどうなるのと、灯台が今言ったように剥離したりなんかしてきたときにどうなのと。あるいは、維持管理、あそこに誰が常駐するのとか、常駐しないと思うけれども、取りつけ道路なんかは本当に危険ですよ、きちんと案内しないと。そういうこと、現場に行ってきていると言っているけれども、もっと現場を見て、白老町が何をして、こうだからあなた方観光連合会でやってくださいというのならわかるけれどもけれども、何か今の答弁聞いていると、そういう意味でないかもわからないけれども、観光連合会に頼むというような言い方。当事者能力としてはどこにくるかということなのですけれども。
答弁 副町長 岡村幸男(副町長は2019年11月まで)
決してそういうことではなくて、町も基本的には残していくことに賛同してございます。ですが、今の管理責任、事故を起こしたら町の責任になるのではないかというようなお話をいただいたときには、町の立場として法的なことを考えれば、全部そこを全面的にストップさせるということにはならない。そういうことも含めてきちんとお話をして、どういう管理ができるかということをきちんと相談させてもらいたいという、そういう意味でして、決して全てを虎杖浜竹浦観光連合会のほうにということではございません。ただ、現状では注意をすればきちんと見ることは可能ですし、あそこの場所は私も上りましたけれども、非常に景色のいいところですし、できるだけ整備するというか、どこまで整備することが必要なのかということは今後の中できちんと議論しなければならない部分だと思いますが、そういう方向は大事な場所なのだと思いますし、アヨロ鼻灯台だけではなくて、虎杖浜地域の観光スポットをつなぐという意味での大事な施設でもあると、そういう実感を持ってきてございます。ですから、整備の方向性はまだ決まっていませんけれども、何とかあそこは地域の要望もある中で残していく、どこまで整備をしていけるかということは検討させていただきたい部分であります。今の状況の中で、例えば最低限の注意を促すような看板、このようなものについては設置をしていきたいと思います。
質問 13番 前田博之
最後にしますけれども、私は保存することはいいのです。だけれども、町としてもっと、相手に策定を依頼する前に当事者として、あの灯台をただ譲り受けて、そのまま開放ではなくて、もっと整理をするべきことがあるということを私は指摘しているのです。240万円出す前に。そこだけは認識してほしいと思います。それで、副町長がいみじくも言ったけれども、点をもって観光施策を開発するのであれば、本来は少なくともその地域のグランドデザインがあって、その上に立って町が主体的にかかわるべきなのです。今虎杖浜、竹浦のグランドデザインはないのです。だから、点として今言ったようにつながらないのです。そういうことが必要なのです。その上で私は前段の議論をしているのです。そういうことで、虎杖浜竹浦観光連合会は観光ルートの拠点づくりとして灯台を保存して活用したい。私は、この意欲はいいと思います。その意欲に対して、町長は整備計画策定の補助金で要望に応えたのです。その上に立って今まで議論していますけれども、今後政策立案に向けて町は重い責任を背負っているのです。そこを認識しているかということなのです。そこで、最後に聞きますけれども、アヨロ鼻灯台周辺整備に対する今後の整備の工程というか、タイムスケジュールはどのような、大ざっぱでいいですから、考えを持って進めようとしていますか。
答弁 副町長 岡村幸男(副町長は2019年11月まで)
財源的なことも含めてお話ししなければならない部分ですから、具体的にいつの年度にどれほどの整備をということはなかなか今の段階ではお話しすることは正直言って難しいです。ただ、さきのご質問の中で虎杖浜地域の観光振興のためという部分では、それは同じ考え方を持っていますし、もちろんそうだなと、それは私どももそう思ってございます。ただ、そこに整備計画というものを今まで持っておりませんので、そこはしっかりとした形でつくっていかなければならないと思っています。虎杖浜地域の観光スポットとしては、本当にさまざまな体験の場所がございます。シイタケの栽培を初め、それから釣り堀もそうですし、子供たちが遊べるような公園もできてございます。海沿いには海産物ロードということで、そこもお客様が来ている。そういうような状況を考えますと、あそこの地域一帯をどのように結びつけていくかという基本的な考え方のまとめは、これはやらなければならないと思ってございます。それについては、十分検討してまいりたいと思います。
質問 13番 前田博之
地域資源を活用するために地域の住民と新たな事業を創出する展開というのは、今の時代の流れになっているのです。そういう中である程度やっていると思うけれども、本来的な政策過程の段階でまず町が何をしなければいけないということをきちんと予算をつくるときに整理して、踏まえてやらないと私の見解で本末転倒みたいな、こういう議論になるのです。その辺を聞いて質問を終わります。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
政策過程、また町の考えということなので、アヨロ鼻灯台だけでなく、観光も福祉、教育も含めてなのですが、きちんとまず町の考えを持って進めていけよという前田議員のお話でございました。アヨロ鼻灯台に関しても、虎杖浜竹浦観光連合会からの要望もありまして、町と一緒に整備をして、観光としては立派なツールになるものですから、それは一緒に進めていくと、その過程が今ご指摘のあったとおりでありますので、きちんと整備計画をつくって進めていきたいと考えております。