白老町議会 平成30年定例会12月会議 2018年12月14日
人口減少問題
2018年12月14日、白老町議会の一般質問で、小西秀延議員が「人口減少問題」について質問し、町長 戸田安彦、財政課長 大黒克已、副町長 古俣博之、企画課長 工藤智寿、副町長 岩城達己が答弁しました。
- 質問者
- 小西秀延 議員
- 答弁者
- 町長 戸田安彦、財政課長 大黒克已、副町長 古俣博之、企画課長 工藤智寿、副町長 岩城達己
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 小西秀延
2番、会派いぶきの小西です。本日は、2項目4点について質問をさせていただきます。1項目めは、人口減少問題についてであります。1点目、人口減少による財政的影響、特に毎年の予算作成上の課題をどのように捉えているか。また、対応策をどのように考えているのか伺います。2点目、白老町人口ビジョン及びまち・ひと・しごと創生総合戦略における創生本部での施策推進状況の把握と課題について。また、創生有識者会議での検証、評価についてをお伺いいたします。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
人口減少問題についてのご質問であります。1項目めの人口減少による財政的影響、予算編成上の課題及び対応策についてであります。人口減少の進展は、普通交付税の減収につながるとともに、担税力の減退による町税の減収要因になり得ることから、今後の財政運営にも大きな影響を及ぼす可能性があると捉えております。このことから、今後においても歳入については自主財源の確保に努めるとともに、歳出についてはその重要性や緊急性等を十分に審査し、より一層の選択と集中による予算編成を行うことが肝要であることから、引き続き財政規律にのっとった財政運営に努めてまいります。2項目めの総合戦略の進捗状況と課題、検証と評価についてであります。平成27年10月の策定以降、象徴空間を核として5つの柱に基づき施策の推進を図っているところであります。重要業績評価指標、KPIの29年度実績では、5分野59項目で平均72%の達成率となっており、一定の成果を上げていると考えておりますが、地方創生の大きな課題である人口減少の抑制のためには今後より一層の取り組みを推進していく必要があると捉えております。また、有識者会議においては、取り組みに対しておおむね良好な評価をいただいたものと考えておりますが、評価方法の改善を初め人口減少を前提とした施策展開や情報発信戦略の必要性等の提言をいただいたことから、今後その精度を高めながら各施策の着実な推進を図り、本町の活性化に努めてまいりたいと考えております。
質問 2番 小西秀延
まずは、1点目の人口減少による財政的影響、対応策についての見解を質問させていただきます。町長の答弁ありましたように人口減少の影響については、普通交付税の減収、これほとんど大体毎年減収をしております。そしてまた、人口減少が町税の減収要因になるということも町側の指摘の中であらわされているところであります。私は、もう一つ、人口減少にかかわる現象として少子高齢化、高齢化がまた町財政に大きな影響を与えるものと考えております。国の総人口に関しては、2014年の12月に1億2,707万人でありましたが、今後人口減少が進み、2050年には1億人を割り込み、2100年には5,000万人を下回るという推計も出されています。これは、国立社会保障・人口問題研究所、そこの推計値で世界において類を見ないペースで少子高齢化が進み、国、地域レベルでの社会経済的な悪影響が危惧されていると言われています。この白老町でも全国的に他市町村に比べ速いスピードで少子高齢化、人口減少が進んでおります。そんな中、今回課題にしていきたいのは、平成20年3月に白老町新財政改革プログラムがつくられました。おおむね目標をほぼ達成してきたのですが、平成24年に予算編成は自主財源、歳出額を補うことができず、財政調整基金を取り崩す予算となりました。また、歳入が確定する6月に住民税、固定資産税、7月に普通交付税の歳入欠陥を生じ、財源不足に対応するため財政調整基金を取り崩し、なおかつ執行予算の一般行政費5%を凍結するというような対策をとりました。これに関連して、平成25年にも同様に自主財源の減少から予算編成が困難な状況になり、財源不足を水道会計から借入するというような予算編成を行い、この2年間財政状況は大変苦しい状況であったことがわかると思います。ここで平成24年がキーポイントになっているということで、平成25年10月に白老町財政健全化プランが町長が就任されてから策定され、2回目の財政危機と呼ばれる24年度予算の現状が30年度の予算にどのように対比をしたら問題がわかるのかということで、今回質問をさせていただきたいと思います。まず、町税の24年度と30年度の予算額、そしてその差異の額はどのようになっているかご質問したいと思います。
答弁 財政課長 大黒克已(財政課長は2021年3月まで)
ただいまの質問でございますけれども、町税につきましては平成24年は24億1,500万円、これに対し平成30年度は22億6,500万円、比較しますと約1億5,000万円の減少でございます。特に町民税については7,500万円、それから固定資産税についても評価がえ等の影響により7,000万円の減少という状況になってございます。
質問 2番 小西秀延
ちょっと今、済みません、聞き漏らしまして、24年度が24億1,500万円ぐらいでしたよね。30年度は22億6,500万円ということで、差異が1億5,000万円ですね。わかりました。それで、これをもうちょっと数字がわかりやすくなるために、町税の7年間の減少の平均額はお幾らになるか計算していただけますでしょうか。実は、私が調べた額と若干違いましたので、計算してあるのですが、済みません。お願いします。
答弁 財政課長 大黒克已(財政課長は2021年3月まで)
平均しますと、6年間になりますので、割り返すと年平均2,500万円の減少ということになります。
答弁 財政課長 大黒克已(財政課長は2021年3月まで)
失礼しました。ただいまの答弁訂正をさせていただきます。1億5,000万円を7年間で割り返して、約2,150万円というような平均値になると思います。
質問 2番 小西秀延
2,150万円ぐらい平均にすると1年間で町税が減収しているという計算になります。この数字を覚えていただいて、次の質問ですが、人口減少、少子高齢化のもう一つの大きな現象として、白老町では国立社会保障・人口問題研究所の推計によると老齢人口が2020年ごろピークを迎え、2025年には生産年齢人口と並び、以降は老齢人口が生産年齢人口を上回る予想となっています。このとき懸念されるのは、一般的に言われる社会保障費の増大です。町では、一般的に民生費が社会保障費に当たるとなりますが、その中にもちょっと異例なものもありますが、民生費がその対象になると考えて、国も地方自治体も大きな懸念を抱いているところであります。そこで、平成24年度と平成30年度の予算額で白老町の民生費の予算額とその増加額、そして増加額の年平均の額をお聞きします。
答弁 財政課長 大黒克已(財政課長は2021年3月まで)
民生費の予算額比較でございますが、平成24年、18億3,300万円、平成30年度については23億1,700万円、比較しますと4億8,400万円の増ということになり、年平均にしますと毎年6,910万円増加しているというような状況になります。
質問 2番 小西秀延
今の答弁で6,914万円、1年間平均でどれぐらいの額の差になっていくかというと、7,000万円近い額が増加となっております。もちろんこの民生費の中には象徴空間整備に関する経費も含まれておりますが、ざっくりではございますが、それを除いても年平均6,000万円前後アップになっているという計算が成り立ってくるかと思います、。国は、消費税等を社会保障費の財源として活用、対応しようとしております。また、国の財源から地方への財源として、地方交付税等で町のご指摘のとおり分配されております。国庫支出金でも分配されておりますが、今年度国庫支出金は象徴空間関連の経費が多く含まれておりますので、ちょっと比較はできないかなと思いますので、これはまたおいておきます。この国庫支出金、それを除けば、象徴空間費を除けば若干の増額になると思いますが、民生費の伸びのほうがやはり大きいのではないかと理解しております。各年度で違いますが、歳入の道からの支出金も増加していますが、これも町負担も増額されると思います。町財政は、この点では厳しさを増しているという私の認識なのですが、この点について財政課長はどのような認識をお持ちかお伺いしたいと思います。
答弁 財政課長 大黒克已(財政課長は2021年3月まで)
議員のおっしゃられたように、近年社会保障費にかかわる部分の経費が増加している傾向にあります。それについては、対象者の増であったり、あるいはサービスの増といいますか、過去から比べますとサービスもよくなっているというような状況がございますので、そういった部分で社会保障に係る経費がふえているというようなところでございます。それに対して人口減少に伴って町民税が減少しておりますので、今後もこのような傾向はさらに進むものとは捉えております。
質問 2番 小西秀延
財政課長から所見をいただきましたが、7年間の平均額でいうと歳入の町税はおよそ2,100万円減少し、歳出の民生費は年約6,000万円ぐらい増加しているという大枠の計算が成り立ちます。町税と民生費の2項目で見れば、この影響額は8,100万円という形で毎年毎年財政に影響を及ぼす額になるかなと思いますが、大変大枠の試算で申しわけないのですが、この額について町理事者はどういった認識をお持ちかお伺いしたいと思います。
答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)
財政課長から数字的な部分も含めてお話がありましたけれども、社会保障費が伸びてきているというところを全体的に見たら、やはり町民サービスへの部分については、どうしても町としては外せない部分というのは今この社会状況の中ではある。そういう中で、一方では町税が減ってきていると。私どもが財政運営をしていくときに、その辺のところが非常に気持ち的な部分については引き裂かれるところにあるということは正直なところです。ただ、町民の皆さんが少しでもこの白老町にとどまりながら、白老で少しでもより豊かな生活をしていってほしいという、そういう願いのもとには、やはりここの部分についてはなかなか大きなメスを入れられない部分というのは正直なところあります。
質問 2番 小西秀延
私もある意味この社会保障というのは、国民、町民にとってまず一定程度これは絶対必要なものだろうと認識をしております。しかしながら、これがどんどん老齢人口が増加することによって、財政に与える影響はどんどん大きくなっていきます。これをどんどん削れという話ではございませんが、またこの額を解消するために戸田町政においても財政健全化プランを策定し、健全な財政運営に努め、一定の成果を出しているという部分は私も認識をしております。そこで、質問ですが、平成22年度には約280億円あった白老町の全会計の起債残高は、平成29年度決算では幾らになっていますでしょうか。
答弁 財政課長 大黒克已(財政課長は2021年3月まで)
全会計の起債の残高でございますが、平成29年度末については195億7,900万円ということで200億円を切ってございます。
質問 2番 小西秀延
287億円あった起債が200億円を切ったということで、その部分は大変私は評価に値すると思います。ざっと計算すると、92億円程度減少したのかなと思っております。平成24年度には19億9,405万5,000円だった公債費、この起債を返す公債費が平成30年では14億2,886万円と約5億6,500万円削減することができました。これも大変評価に値すると思います。また、ふるさと納税でも平成29年度は約4億5,000万円という実績を上げ、これも大きな成果を残しております。しかしながら、安心することは私はちょっとできないのではないかなと考えております。財政健全化プランでは、平成32年度まで財政の見通し、シミュレーションが大枠ではなされております。私は、この人口減少、少子高齢化時代においては、ある程度の中長期の財政シミュレーションが必要だと考えております。これまで質問してきました町税の減少問題、民生費の増加の問題、また好転している公債費、ふるさと納税など、財政運営やさまざまな財政状況を鑑み、行政運営が成り立たなくなる限界自治体になる可能性があるときを白老町はいつ迎えるときが来るのか。そういった時代は、一般的に2040年近くという説もあるやに聞きますが、そこを回避するための材料として、ある程度の中長期の財政シミュレーションが私は必要だと考えておりますが、いかがでしょうか。
答弁 財政課長 大黒克已(財政課長は2021年3月まで)
人口減少については、実際のところは昭和63年をピークに毎年減少している状況なのです。この間ふえたことは一度もないと、白老町においては。それが近年のさまざまな要因に伴って、このような人口減少対策というようなところが非常にクローズアップされて、その対策を今後どう講じていくのかというのが課題になっているというところでございますので、やはり今回の短期的なプランのような財政計画とは別に、人口に見合った将来的なシミュレーション、その中にはそこで発生するような事業というのは組み込めるかどうかはちょっと余りはっきりしませんけれども、人口に伴う影響で税収であったり、あるいは交付税であったり、あるいは議員がおっしゃるような社会保障費等も含めて、そのようなものが今後どうなっていくのかという部分のシミュレーションについては、私どもにおきましても必要であるとは認識してございます。
質問 2番 小西秀延
財政課長から中長期のシミュレーションもこれからの材料として必要だというご意見をいただきましたので、これは後ほどまた違う観点で次の質問とあわせてちょっとだけ議論をさせていただきたいと思います。次に、2点目の白老町人口ビジョン及びまち・ひと・しごと創生総合戦略の質問に移りたいと思います。
答弁 財政課長 大黒克已(財政課長は2021年3月まで)
1項目めの質問の中で、小西議員より町税の平成24年と平成30年度の当初予算額の比較というところで、30年度の数値を私のほうでちょっと誤って申し上げてしまいましたので、この場をおかりしましておわびを申し上げ、訂正させていただきたいと思います。30年度の当初予算額は22億3,479万7,000円ということで、24年との比較では約1億8,100万円、7年で割り返しますと平均で約2,500万円の減少ということになりますので、訂正させていただきたいと思います。
質問 2番 小西秀延
訂正をいただきましたので、先ほどの私が質問の中で述べました影響額も2,100万円で影響額を約という形でお伝えしておりましたが、影響額は約2,600万円に近いということで、2,600万円ぐらいの影響額があるということで訂正しておきたいと思います。それでは、引き続き質問させていただいてよろしいでしょうか。先ほど午前中に答弁をいただきました創生本部の評価のところでは、5分野59項目で現在平均72%の達成率となっているところで、達成率としては順調に進んでいるのかなというような認識を持ちました。そして、人口減少抑制のためには今後より一層の取り組みを推進していくことが必要であると捉えておりますということでありますので、私も全くそのとおりだと思っていまして、以後また質問を続けますが、もう一点、創生有識者会議、この有識者会議においても人口減少を前提とした施策展開や情報発信戦略の必要性を提言いただいたと有識者会議からのほうの提言のご説明がありました。ここも私は情報発信戦略ということで、後ほどこれもちょっと質問をさせていただきたいと思っております。まずは、白老町の人口の短期的目標、総合戦略人口ビジョンのほうでは、2020年では1万7,000人を維持するとなっておりますが、現在は白老町の人口はどのようになっていますでしょうか。
答弁 企画課長 工藤智寿
11月末現在の人口でございますが、私の記憶ではたしか1万6,997人と1万7,000人を割ったという最新の情報だったと思います。
質問 2番 小西秀延
1万6,997人ということで、2020年を迎える前に1万7,000人を維持するという目標がちょっと乖離を生じてしまったと私は感じております。人口的に見ますと目標数値がありますが、国立社会保障・人口問題研究所の人口推移というのを変えていくというのは、私は大変難しいことだなと理解しております。目標に向かってやはり努力し、政策を打っていくというのが非常に大事なのかなと思っております。また、この人口ビジョンについては、大変長い目標になっております。目標でいうと2060年の計画となっておりますので、本当に長い計画になるのですが、この目標設定というのはある程度その定期、定期で見直しが図られるのが適切ではないかと思っているのですが、その辺の進行はどのようにお考えでしょうか。
答弁 企画課長 工藤智寿
人口ビジョンのご質問でございます。議員おっしゃったとおり、長期ビジョンとしましては2060年という年限を持って、これは国の人口ビジョンに基づいたものとなってございます。中期としまして本町の人口ビジョン、まずは2040年、平成でいいますと52年になりますが、そこに重点を置いた人口ビジョンというものを策定させていただいておりまして、それを達成するためにまち・ひと・しごと創生総合戦略の中で、その目標値に近づけるべく政策並びに施策を打っているというような状況でございます。
質問 2番 小西秀延
人口ビジョンの政策、施策は、総合戦略でということでございますので、総合戦略では2019年までの計画になっているところであります。その中で、人口の設定をまた見直すこともあるだろうしという認識で捉えさせていただきましたが、それでよろしいですね。それでは、その中で私は人口減少と少子高齢化の中、人口ビジョン実現のためこの総合戦略は非常に重要で、短期的目標の年でもありますが、2020年が一つの通過点と考えております。総合戦略では5つの柱を掲げ、主要施策を展開しております。その2番目の観光による地域づくり・交流促進と移住定住の推進があります。これは、地域の雇用や経済、若者を呼び込む流れを広げ、都市からの移住定住の促進や各店舗活用など、にぎわいづくりの施策ということになってございます。この施策には行政の力だけではなく、民間の活力が重要なポイントになると思っております。そこで、現在旧柏村旅館が新たな宿泊施設として整備されている最中ですが、町としてこのような動きをどのように捉えられておりますでしょうか。
答弁 企画課長 工藤智寿
まず、民間の動きでございます。実は、毎年創生総合戦略につきましては評価させていただいておりますが、まだ議員には諮っておりませんが、今事務局段階で新規の起業件数というのを押さえてございまして、29年度に評価しましたので、28年度の件数としましては例えば5件という押さえをさせていただいてございます。今事務局案としましては、プラス2件ということの押さえをさせていただいておりまして、柱の中にあります新規、世界に誇れる多文化共生都市の創造の中の指標名としましては、新規起業件数、今現在としては事務局案としまして7件という押さえでございます。今一つの例としまして柏村旅館のお話もございました。確かに地域おこし協力隊の方の活動なんかにも出ていますように、少しずつではありますが、それぞれの民間の力によっていろいろなプロジェクトといいますか、動きが出てきているのかなということで、行政としましても当然こういうことを支えていけるような政策を打っていければなと思っているところでございます。
質問 2番 小西秀延
28年度で5件ということで、またその後動きが2件程度ある。その中で、この事業、旧柏村旅館の宿泊施設ですが、地域おこし協力隊の方が中心となってかかわっていることは、これは一つの大きな成果だと私は思っております。地域おこし協力隊という人材が定住し、まちづくりに大いにかかわる新しい事業展開をしていく試みは、これからも大いに推進されていくべきだと思うし、町のまたバックアップ等もお願いしたいと思っているところであります。また一方、移住定住の取り組みですが、現在白老町の民間の賃貸住宅のことですが、格差はあるでしょうが、一定程度の入居率に達成していて、賃貸料も若干高どまりしているようなお話も聞くことがございます。この移住定住においては、若いときの住居選択が定住につながるものだとかなりの部分で私はそう思っているのですが、そこで昨日もちょっと町営住宅の議論にも入りましたが、この住宅政策という中でPFIなどの民間活力を生かした手法を用いた住宅検討というのは町側ではなされているのかどうなのか、その辺をお伺いしたいと思います。
答弁 企画課長 工藤智寿
住宅政策の関係でございます。確かに人口減少の歯どめをかけるべく必要なのは、子育て世代を中心とした人をいかに呼び込むかというような部分の住宅政策、それから生活の充実度を上げるということと産業の活性化、これが全部3つそろっていかないと、人口の歯どめはなかなかかからないものだろうなという捉えはしてございます。その中で住宅政策のあり方につきましてもさまざまなことで今検討させていただいておりますし、平成29年のときから例えば緑ケ丘公営住宅の跡地をどうするかということで、関連する課長が集まりまして忌憚のない意見を出し合いながら検討していたという経過もありますし、また今後もよりそれを実現できるような施策を打っていけるようなものとするべく会議を開催しながら、ある一定程度の結果を出せるようなものを今やっていこうと取り組んでいるところでございます。
質問 2番 小西秀延
今取り組んでいる最中ということでございますが、先般私たちも常任委員会の視察に行かせてもらいました。ちょっと同僚議員からもお話が出たのですが、鹿児島県の大崎町というところで定住促進住宅の整備事業をやっております。私もPFI等の民間活力を生かした住宅政策には結構ある一定の人口や周辺の住宅事情なども関連があるのかなと見ておりましたが、そこのまちの人口は1万3,000人ぐらいで、白老町より若干小さいぐらいのまちになっております。そこも普通の公営住宅にするか、また今はやっています地域優良賃貸住宅、公共供給と、公の公共が供給するというシステムなのですが、それに民間活力を入れるということで、PFIの収支を検討し、結果的にBTO方式というものを用いたそうでございます。建てるのは民間が建てて、それを行政に権利を移転して、また運営管理するのは民間がやるというような、大ざっぱに言うとそういう仕組みになっているそうでございます。これは、施工から一般管理まで全部建てることは民間にお任せして、民間の住宅事情の金額に抑えて建てて、それを行政のものにすると。そして、運営管理を民間がまた人を集めてやるというようなお互いの長所を結びつけてやる事業になっているということでございました。こういう事業がそのまちに合うかどうか悩んだこともあったそうでございます。それがまた子育て支援住宅、これも定住を兼ねて、こちらはPPPというリース方式で、子育て世代を応援するためにまた新しくといいますか、事業を起こしてやっているそうでございます。いろんなことを白老町も、相談できる窓口があるそうです。PFIとかを検討するときにそういう協会がありまして、お話に乗ってくれるということでございますので、検討の一助として、ぜひなるべく早い施策が必要かなと私は思っています。そのようなことを進めることに関してはいかがでしょうか。
答弁 副町長 岩城達己(副町長は2019年3月まで)
ただいまのご質問の中で、議会での視察の結果ということを踏まえてのご質問であります。大変貴重なご意見として受けとめております。住宅政策、きのうの議論、またこの後も引き続いての議論があろうかと思うのですが、まさに町の財政事情もありますから、一方ではこういう手法を取り入れるということはまちの財政上の平準化ですとか、いっとき公営住宅を建てるとすると大きなお金がどんと必要になってくるのですが、こういうパターンでは平準化という一つのメリットもございますし、白老町にとって視察された場所と同様な考えに合うかどうかも検証しなければならないかなとは思います。民間事業者とのかかわりが出てきますので、そういった部分を今企画課が窓口となって、さまざまな課に関係します。子育ての部分もございますし、建設にも関連してくる。さらには経済振興課にも関連してきますので、窓口となって今会議体を設けておりますので、そういう中でもその中身は検討していきたいなと考えてございます。
質問 2番 小西秀延
副町長おっしゃるとおりにこの事業は長期契約とプロジェクトファイナンスによる資金調達による財政支出の平準化が可能になって、財政的にも大変メリットがあるというような事業ということでございますので、ぜひまたこれに限らず民間活力の注入をご検討いただければと思います。そして、私は、こういったような事業の一つ一つの積み重ねが重要だと認識をしております。総合戦略の中ではほかにもさまざま施策が記載されておりますが、2020年はさきも述べたとおり一つの通過点であります。2020年以降も人口ビジョンは重要視されると考えます。総合戦略は、2019年までの5年間となっていますが、その後のビジョンの政策立案計画というのはこの後どのように検討されていかれるか、お考えがあればお伺いしたいと思います。
答弁 企画課長 工藤智寿
その後の考え方について私のほうからお答えさせていただければと思います。先ほどもちょっとお話しさせていただきましたが、まち・ひと・しごと創生総合戦略は有識者によって評価していただきまして、それを修正しながらやっていくということでございます。その後につきましても、国の動きもございますが、私どももその後についても当然人口ビジョンもあわせながら修正もかけながらより実態に近い形で、先ほども申しましたとおり、人口減少に歯どめをかけるべくさまざまな施策を打っていきたいと考えてございますので、改訂版をまたその後もやっていきたいと。これは、創生戦略ばかりではなくて、実は総合計画のほうにも関連してきますので、こちらできちんとクロスして検証していかなければならないのかなという捉えでございます。
質問 2番 小西秀延
今またそれは改訂版につなげていきたいというご答弁をいただきましたので、私はその改訂版のときに先ほど1点目のところで議論をしてきた財政の中長期的なシミュレーションの大枠、財政管理がその政策と一体となった改訂版になるのが理想ではないかなと感じておるのですが、その辺はいかがでしょうか。
答弁 企画課長 工藤智寿
おっしゃるとおり、財政も非常に重要でございます。財政の現行のプランが終わった後も当然新たな財政計画という中で、そこは一致した考えを持っていかないとちぐはぐといいますか、そういうことにもなりかねませんので、そういった中でどういったことができるかということも財政と協力しながら、どういう施策を打っていくことによって人口減少に歯どめをかけるかというようなことも含めて一緒に力を合わせてやっていきたいなと考えてございます。
質問 2番 小西秀延
新たな財政計画とともに、その改訂版をまたいいような形で運営していきたいということでございますので、私もぜひわかりやすい、また未来につながる改訂版になってほしいなと思いますので、その点よろしくお願いしたいと思います。ここの質問で最後になるのですが、先ほど有識者会議のほうからもありましたとおり、これらの取り組みや評価というのが定期的に町民や議会に情報提供されて、今どういうふうに進んでいるのだというようなことがやはり重要になってくるかなと私は考えております。そう細かい発信ではなくてもよろしいのですが、定期的にぜひ情報提供してほしいと思うのですが、その辺はいかがでしょうか。
答弁 企画課長 工藤智寿
情報提供のあり方という部分でございます。こちらにつきましては、私ども積極的に情報提供できるように努めてまいりたいと考えてございます。
質問 2番 小西秀延
それでは、どうぞよろしくお願いいたします。