白老町議会 令和4年定例会12月会議 2022年12月15日
町政全般
2022年12月15日、白老町議会の一般質問で、小西秀延議員が「町政全般」について質問し、町長 戸田安彦、企画財政課長 大塩英男、政策推進課長 冨川英孝、副町長 古俣博之、産業経済課長 工藤智寿、学校教育課長 鈴木徳子、生涯学習課長 伊藤信幸が答弁しました。
- 質問者
- 小西秀延 議員
- 答弁者
- 町長 戸田安彦、企画財政課長 大塩英男、政策推進課長 冨川英孝、副町長 古俣博之、産業経済課長 工藤智寿、学校教育課長 鈴木徳子、生涯学習課長 伊藤信幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 小西秀延
10番、会派いぶき、小西秀延でございます。本日は、町政全般について質問させていただきたいと思います。戸田町長が来月中旬には辞職されるということで、これまでの11年間の町政全般の総括について質問をさせていただきたいと思います。1、町政全般について。(1)、町長就任以来の行財政健全化の取組の総括について伺います。(2)、ウポポイ誘致から開業における取組の総括について伺います。(3)、新型コロナウイルス感染症拡大により町内経済が低迷し、イベントの開催などでも感染予防を踏まえた新しい生活様式となってきたが、これまでの取組の総括について伺います。(4)、町長は就任以来、「教育のまち」を標榜してきたが、その取組の総括について伺います。(5)、人口減少及び少子高齢化、ライフスタイルの変化や価値観の多様化など時代の大きな転換期の中、これまでの行政運営の総括について伺います。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
「町政全般」についてのご質問であります。1項目めの「行財政健全化の取組の総括」についてであります。私が町長に就任した当時は、「新財政改革プログラム第1次改訂版」に基づき財政健全化に取り組んでおりましたが、年2億円にのぼる第三セクター等改革推進債償還費等の歳出増加や、町税、普通交付税の歳入欠陥が生じるなど、収支均衡が保たれない状況となっていたことから、身の丈に合った財政運営を基本とする「財政健全化プラン」を平成26年3月に策定し、令和2年度まで財政健全化に向けた取り組みをこれまで以上に徹底してまいりました。その結果、全道ワースト2位の21.6%であった実質公債費比率は13.3%まで、全道ワースト3位の219.0%であった将来負担比率は、全道平均を下回る31.7%まで、それぞれ改善したほか、町債残高は274億3,200万円から160億4,700万円まで減少、財政調整基金残高は2億1,500万円から11億600万円まで増加するなど、健全化プランの着実な実行により、他会計からの資金借入などの緊急的な対策を講じなければ予算編成もままならないような、危機的な財政状況からは脱することができたものと捉えております。また、3年度からは、これまでの行政改革と財政改革の基本姿勢を継続した「行財政改革推進計画」を策定し、本町と取り巻く環境の変化に迅速かつ柔軟に対応するとともに、町民生活の充実や町民ニーズの多様化への対応と、将来にわたる安定的かつ継続的な行政サービスの実現に向けた財政基盤の構築との両立に取り組んでいるものであります。2項目めの「ウポポイ誘致から開業における取組の総括」についてであります。民族共生象徴空間ウポポイは、その周辺整備を含めて、私自身、全身全霊をかけて取組みを進めてきたところであり、令和2年7月12日の開業に際しては、安どとともに大変感慨深く感じたところであります。この間、社台地区の国道4車線化やJR白老駅前広場の整備、自由通路や観光インフォメーションセンターの建設を行うとともに、民間のホテル誘致も実現するなど、ウポポイを契機に、本町の未来に向けた確かな基盤整備を行ったところでありますが、この背景にある国や北海道、各関係機関が一体となった取組み自体も一つの大きな成果であったと感じております。今後、ウポポイは、アイヌ民族のナショナルセンターとして、その使命を果たしていくこととなりますが、本町としても、ウポポイとの連携や共生により、将来にわたってまちの発展に向けた取組みを進めていくことが重要であると考えております。3項目めの「新型コロナウイルス感染症拡大により町内経済が低迷し、イベントの開催などでも感染予防を踏まえた新しい生活様式となってきたが、これまでの取組の総括」についてであります。令和元年12月に端を発した新型コロナウイルス感染症の拡大は、本町においても町民の生活や地域経済に依然として多大な影響を及ぼしており、未だ収束の目途が立たない状況であります。そのような状況の中、町民の皆様の安全安心や低迷する地域経済の立て直しを図るため、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を主な財源に、対策のための各種事業に取り組んでまいりました。これまでに、各公共施設や子育て支援施設・医療施設等における感染対策などの感染拡大防止事業を46事業、2億7,898万2,000円、オンラインによる各種相談体制の整備及び高齢者やひとり親世帯を対象とした生活支援などの住民生活支援事業を20事業、2億4,339万4,000円、事業者向け各種経営支援やプレミアム商品券の発行、観光誘致促進などの地域経済支援事業を49事業、5億6,585万7,000円、小中学校におけるオンライン教育環境整備や学習用タブレット導入などの教育活動支援事業を14事業、1億4,005万3,000円、令和2年度からの累計で、129事業、12億2,828万6,000円の事業を展開してきました。事業の選択、実行に際しては、町民の皆様の目線に立つことを第一に、時機を逸することなく、最大限の費用対効果となる事業に取り組んでまいりました。4項目めの「『教育のまち』の取組の総括」についてであります。これまで、本町においては、「ともに学びあい こころひびかせ 笑顔かがやく 教育の町しらおい」を教育推進の基本理念に掲げ、子供たちのよさや可能性を引き出し、持続可能な社会の創り手として必要な資質・能力を育んでまいりました。特に、家庭や地域との連携・協働を通して、確かな学力・豊かな人間性・健やかな体の育成、ふるさと教育の充実、地域とともに育つ学校づくりなど、子供を主語にした教育活動を展開してきたことが、大きな成果であると捉えております。5項目めの「人口減少及び少子高齢化、ライフスタイルの変化や価値観の多様化など時代の大きな転換期の中、これまでの行政運営の総括」についてであります。私が町長に就任した平成23年は、まちの財政がひっ迫し、財政再建に向け、まさに「待ったなし」の状況からの船出でありました。その中、町民の皆様や町議会議員の皆様のご理解を賜りながら、財政健全化を着実に推進し、将来のまちづくりの基盤固めに道筋を付けることができました。並行して、人口減少及び少子高齢化が進む中、町内の子供達の明るい未来を見据え、「教育のまちしらおい」の実現に向け、教育を通しての人づくりに注力してきたほか、ウポポイ整備に対応した来訪者おもてなし環境の整備など、「ウポポイを核とした新たなまちづくり」に取り組んできたとともに、町民の皆様との約束である公約の実現に向け、11年間、全身全霊で取り組んでまいりました。振り返りますと、初めて町政の舵取りを担わせていただきました23年の就任当時、行政については素人であった私が、当時から変わらぬ思いである「生まれ育ったふるさとが、町民の笑顔が見えるまちであり続けて欲しい」、その実現のために、役場組織としての「行政価値の再考」を職員に問いかけ、また、自問自答しながら、町政運営に臨んできた結果、微力ながらも「町民の笑顔が見えるまち」の実現に貢献できたものと認識しております。任期を残した中での退任となりますが、ふるさと白老が今後も「町民の笑顔が見えるまち」であり続ける町政運営がなされるよう願うところであります。
質問 10番 小西秀延
10番、小西です。ただいまいただきました町長の答弁で、またここから議論を進めてまいりたいと思いますが、私も順番が最後ということで、同僚議員がこれまでいろんな場面で質問されて、重なる質問もあろうかなと思います。ちょっと視点を変えて、また質問をかぶらないようにしていきたいと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。ただいまありましたご答弁で、様々行財政の健全化の数値が述べられました。その中でちょっと注目していきたいと思うのが地方債残高についてであります。平成23年と令和3年の比較がございました。数字の発表がありましたが、差異はどれぐらい、実質どれぐらい減少したのか伺います。そして、財政調整基金についても平成23年と令和3年の数字の発表がありました。これの差異も明確にしたいと思いますので、そちらの数字を再度お願いしたいと思います。
答弁 企画財政課長 大塩英男(企画財政課長は2023年1月まで)
財政健全化の数値のご質問でございますので、私から答弁させていただきたいと思います。町長の答弁の中では、財政健全化プラン期間ということで令和2年度の数値を答弁させていただきましたが、直近のということで令和3年度の数値で比較させていただきたいと思います。地方債の残高につきましては平成23年、これは一般会計、特別会計、企業会計を合わせての数字ですが、274億円と。そして、これが令和3年度になりますと151億円ということで、差引きしますと123億円の減少になってございます。一方、財政調整基金につきましては、平成23年、約2億円という数字だったのですけれども、こちら令和3年度の財政調整基金の残高が約12億円ということで、10億円の増加というような状況になっているところでございます。
質問 10番 小西秀延
町長就任時からのということで、数字の変更を出していただきましたが、地方債残高が123億円の減少、そして財政調整基金が2億円から12億円、10億円の増加ということで、ご答弁いただいたそれぞれの数値は大きく改善され、町財政が健全化された目に見える多大な功績と評価できるものと私は確信をしております。この結果に至るには、町長をはじめ町職員が一丸となり、無駄を排除し、必要最小限の経費で大きな結果を残す政策的努力があったからこそと思います。町長が就任された平成23年の白老町は、大変厳しい財政危機の真っただ中にありました。支出予算のほとんどが経常費、中でも公債費の割合が非常に高かったと記憶しております。平成23年の公債費の額と令和4年の公債費の額、これは予算ベースでどのような数字になっているかを伺いたいと思います。
答弁 企画財政課長 大塩英男(企画財政課長は2023年1月まで)
平成23年と令和4年の公債費の額というご質問でございます。一般会計の公債費として答えさせていただきますが、平成23年が約20億3,400万円、令和4年は、小西議員がご指摘のとおり、予算額で答えさせていただきますが、約11億7,100万円になってございます。この公債費、歳出全体に、合計に占める割合ということで答えさせていただきますと、平成23年は歳出全体の合計の割合といたしましては20.3%、ちなみに本年の予算額でいきますと歳出合計に占める割合が約11%というような数値になっているところでございます。
質問 10番 小西秀延
ただいまご答弁いただいた数値によりますと、約半減しているというような数値に受け取れるかと思います。経常費が削減されるということは、予算自体が弾力性を増し、新たな事業や時勢に即した事業に着手しやすくなってきたと考えられると思います。その点は、どのように捉えているかお伺いしたいと思います。
答弁 企画財政課長 大塩英男(企画財政課長は2023年1月まで)
経常費、特に公債費ということで、削減されるといろいろな事業に着手できるのではなかろうかというご質問かと思います。先ほど私は公債費の歳出全体に占める割合ということでお話をさせていただきましたが、あまりいい例ではないかもしれないのですけれども、これを家計に例えるとしますと、10万円の収入があったよというときに、これまではいわゆるローンの返済がその10万円の中の2万円でした。片や今の予算額でいきますと1万1,000円になったとするならば、これは9,000円の余裕ができたと言ったら言い方がおかしいのですけれども、これまで固まっていたローンが2万円から1万1,000円になったということは、ある面この9,000円を使えるようになったということであれば、やはりこれは財政の弾力性というようなことであれば、これは小西議員のご指摘のとおり、間違いないところかなと考えるところでございます。
質問 10番 小西秀延
この11年間で財政の弾力性というのが急速に変化したのが見てとれるかなと思います。近年も新しい事業、新規事業が上がってくることが多くなりました。財政が健全化していけば、そのとき対応できる事業も増えますし、町民が望む事業も増えてきたのだなと実感できる予算組みができてきたかなと私は確信をしているところであります。今支出の面で質問をさせていただきましたが、少し歳入予算にも触れたいと思います。歳入予算ではふるさと納税が大きな伸びを見せております。財政的に歳入を増やすということは、大変に難しいことだと認識しております。私は、ここは素直に、白老町は頑張っているなと思っております。この現状をどのように捉えていて、予算組みにどのように反映されているか、その辺を詳しくお聞かせ願えればと思います。
答弁 企画財政課長 大塩英男(企画財政課長は2023年1月まで)
ふるさと納税の財政に与えた影響というご質問かと思います。本町におけるふるさと納税は、平成20年9月から寄付要綱を制定いたしまして、寄付の受付を開始いたしました。当初は100万円前後の寄付額となっていたのですけれども、これが平成26年度から特産品PR事業ということで、いわゆる返礼品つきのふるさと納税制度を開始したところ、令和3年度までには約30億2,000万円のご寄付をいただいたところでございます。これは、寄付をいただいた方の思いによって事業化しているということで、例えば4年度の予算でいきますと32事業、約1億円の事業化をしているということと、あと1年当たりにつきましては約1億円から1億5,000万円ぐらいの一般財源化をさせていただいているところでございますので、やはりこのふるさと納税でいただいた寄付というものは、財政に与えた影響は非常に大きいと捉えているところでございます。
質問 10番 小西秀延
ふるさと納税が財政に与える影響というのは年にしても1億円から1.5億円ということで、大変大きな収入になっているなというのがよく分かりました。そこで、財政が健全化されてきた中で大変厳しい状況で進めてきたというのも、これも事実かなと思っております。行政が町民要望に対し多くを実現していくということは、理想な形であろうと私も思います。しかし、そこに子供たちの未来を考える視点を欠いたとすれば、大きな失政につながると私は考えています。それが財政危機であると思います。現代のニーズは多様化しています。その中での財政運営を考えるとき、身の丈を超える支出はできません。そのときに必要なのは、選択をする決断力です。できないことをできないと言える姿勢を保ったことがこの結果に結びついたのではないかと思います。できれば人は、特に政治家はよい返事をしたいものだと思います。これはできるよ、これは頑張って何とかするよ、その姿勢が町民に伝われば政治家の評価につながる一番近い道だと思います。しかし、全てそうしてしまってはまた財政を悪化し、子供たちの未来は暗いものになってしまうと思います。選択をする決断力、断る勇気がこの結果につながった一因ではないかと私は考えますが、この質問の最後に町長のお考えを伺いたいと思います。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
就任当時財政が大変だという話は、この12月議会でもいろんな議員、お話をさせていただきました。今小西議員がおっしゃった選択をする決断というのは本当に大事であって、議員の皆様と職員の皆様も、選択したものに優先順位をつけて予算を上げているものですから、そこにご協力をいただいて、今があると思っております。一番は、やはりなった当時に新財政改革プログラムがあって、でもそのままのプログラムではままならないということで、財政健全化プランを策定しました。この財政健全化プランを財政規律の中で予算組みも含めてそこから絶対脱しないという強い思いが今につながったと思っておりますので、大変苦しいときもあったのですけれども、そのルールをきちんと守らせていただいたというのが今の財政再建につながったと思っております。これからのまちづくりの土台である財政も決して裕福ではないと思いますので、この辺はしっかりと議員の皆様と議論をしながら進めていただければなと思っております。
質問 10番 小西秀延
ここまで財政再建で普通のまちと呼べる段階に入ってきたということでありますが、そうはいいつつまだまだ白老町は道内の中で見ても平均値が低くなる基金の状態でもあります。そういう状態を身の丈に合った運営でこれからもぜひつないでいってほしいなと感じております。それでは、次の質問に移りたいと思います。ウポポイの誘致の件からの質問に移りたいと思います。さきの答弁にありましたとおり、ウポポイはアイヌ民族のナショナルセンターとして国内外にアイヌ文化のすばらしさを発信する拠点であり、東京以北で初の国立博物館を誘致し、開業を迎えられたことは当町にとって千載一遇のチャンスとなっております。町も様々な基盤整備に全力を挙げて取り組み、今日を迎えたことは大きな評価となっております。そこで、開業以来関連事業を多数開催し、ウポポイと共生する姿勢を鮮明に打ち出してきましたが、町内外からの反応、特に町に対するイメージアップの効果をどのように捉えているか伺います。また、町民の生活面、利便性の向上や経済波及効果をどう捉えているのか伺います。
答弁 政策推進課長 冨川英孝(政策推進課長は2024年3月まで)
私からは、イメージ向上とか利便性向上の関係を答弁させていただきたいと思います。やはりウポポイが東北以北といいますか、初の国立博物館を有するということで、かつ国立ということですから、全国区のテレビCM、そういったことでもウポポイというのは全国に知れ渡っていると。その中で白老町ということが全国津々浦々に届いているという状況を考えますと、まずは本町の知名度という意味では、非常に大きな効果があると思います。それから、この後多文化共生というようなまちづくりを掲げている中にあって、みんなが同じような中で共生していくと、そういった部分に果たす役割というのもまちづくりにおいても非常に大きなものがあるのかなと思っております。また、ウポポイの開業に併せて創業支援とか、そういったことも含めて新規開業というのはございましたが、やはり大手のリゾート会社がホテルで進出していただいたというようなことも含めて、イメージ向上というのはあるのかなと思います。それから、先ほどの及川議員のほうでもありましたおもてなしガイドセンター、こういった町民の自主的な活動、こういったことにつながったというのも非常に大きいと思っております。また、利便性の関係でございますけれども、1答目、答弁と重複しますけれども、長年の夢、要望でありました国道の4車線化、これはまさにウポポイがあって、この短時間というのでしょうか、整備していただいたということでございます。また、高齢化、こういったことを考えますと、駅の自由通路にエレベーターが整備されたということも非常に大きいかなと。また、特急の停車、本当にこれは平成の16年、17年ぐらいから特急を止める運動ということで署名活動しながらJRにも要望してきたところでございますけれども、ウポポイの開業に併せて上下35本、開業時間中の最大ということになりますけれども、そういった中で札幌市近郊といいますか、そういったところもより近くなったと。あるいは、逆に受入れ環境も非常に整ってきたということもあります。こういった中では、我々の地域公共交通の関係も含めて多様な移動手段、そういったものも整備されて、これ以外にもいろいろな部分でのイメージ向上、利便性向上というのはありますが、ちょっと数えるだけでこれぐらいのものはあるのではないかと。非常に大きな効果があったと考えてございます。
質問 10番 小西秀延
ただいまご答弁いただきました、町の知名度、国もこのウポポイを宣伝するに当たり、テレビでのコマーシャルなどもばんばんやっていただいております。白老町にあるウポポイということでCMをしていただいておりますので、知名度もすごく上がったのかなと理解しております。また、今答弁にあったとおり、大手ホテルの誘致、これはやっぱりウポポイがあるからこそつながってきたのかなと。そして、国道の4車線化、自由通路、特急等、様々な経済に対する影響があったなと今の答弁で深く理解ができました。それで、現在もコロナ禍にあり、他町では観光入り込み客が下がっている中、当町はちょっと伸ばしているという実績もありますが、現在もコロナ禍であることには変わりなく、国民や海外の人々の旅行に対する意識はコロナ以前の状況にはまだ回復していないと考えています。しかし、ここで手を緩めることなく、ウポポイを町のレガシーとすべく国、北海道、民間も含め連携し、今はまだコロナの関係で行きにくい部分も見えますが、外国にもさらにPRの輪を広げて、コロナ禍以前に戻る反動需要を獲得する好機と捉えて、政策展開すべきと考えていますが、その見解を伺いたいと思います。
答弁 政策推進課長 冨川英孝(政策推進課長は2024年3月まで)
及川議員への答弁の中で、工藤課長から上半期129万人というような入り込みのお話もさせていただきました。私が経済の担当をしているときにちょうどコロナが始まったという状況であったのですが、ウポポイの開業を迎えた令和2年、そのときに白老町だけは対前年比プラスに働いて、他のまちは非常に影響を受けたというような状況でございますので、そういった中でも経済に果たす効果、そういった部分では非常にウポポイが効果的だったのは間違いないのかなと思っております。そういった中でこの後どのような展開というのは、様々なことをやはりウポポイに絡めてということで考えていくことが必要だろうと思っております。我々も今年度も道外プロモーションも行かせていただいて、道外からの皆さんにも来ていただきたいという中で、首都圏含め3か所でやってまいりました。そういった中でも先月行ってきたよだとか、既にもう来ていただいた方も多く見られました。または、道外のプロモーション行きますと、やはり千歳空港と札幌市からの距離、そういったものを地図で図示しながら説明するという機会が非常に多かったのですけれども、そういった中でも千歳市から40分くらい、札幌市は特急が非常に多く止まるので、1時間で来られます。道外の方にもそういった機会を得ながらPRをしてきたということになってございます。また、外国の部分については、現在の状況でどこまでどうできるかというのがありますけれども、ただし先住民族、あるいは原住民、8月5日に台湾の秀林郷とも友好協定ということで行っておりますので、そういったこと、そういった関わりを少しでも具現化できるような取組については、今後とも検討してまいりたいと思っております。
質問 10番 小西秀延
道外プロモーションの内容もお聞かせいただきました。また、台湾とも友好関係を築いているということで、海外のほうを進めているというところまではよく分かりました。まだ中国も感染が今広がりつつあるということで、まだまだコロナ禍というのは世界的に見ても収まらないのが考えられますが、そのときこそ、行けるようになったときこそまたチャンスでもありますので、今から準備を整え、国や北海道と連携して、世界的視野を検討していってほしいと考えております。ウポポイの最後の質問になりますが、国立博物館を誘致するに当たり、九州の太宰府市、九州国立博物館では数十年の歳月を注いだそうです。当町も国、政府関係者、北海道議会議員、関係機関、また民間企業の皆さん、多くの方々のお力添えをいただいてできたものと思いますが、その陳情活動を行ってきた過程が非常に重要だと考えております。私も幾つか同行させていただいたところもありますが、比較的短期間に誘致に至るまでには大変な御苦労もあったと推察されます。今日に至るまでの誘致活動の総括として、町長より見解をいただきたいと思います。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
ウポポイの誘致活動であります。東京以北、北海道では初めての国立博物館を白老町に設置するということで、本当に白老町にとっては大きな大きな事業でありましたので、私も含めていろんな方に陳情、要望、国も北海道も関係機関も併せて足を運びました。今思い返せば、一番多いときには6週連続東京に行ったこともあります。その一つ一つが積み重なって開設を迎えたのだと改めて思うところでありますし、ここに国会議員の先生方、北海道アイヌ協会、白老アイヌ協会の方、本当に多くの関係者の努力と協力があって、白老町に誘致できました。ただ、開設はまだスタートでございますので、これからきちんと連携を取って、まちづくりにつなげていかなければならないのと、日本の先住民族であるアイヌ民族のナショナルセンターの位置づけでありますので、これからコロナが収まっていくにつれて世界中の先住民族が日本に来たらここに寄るというような施設になりますので、目標の年間の入り込み客数は100万人でございます。100万人を達成するにはインバウンドは絶対欠かせないことだと思いますので、この辺も環境整備も含めて白老町として国とウポポイと連携しながら進んでいければと思います。
質問 10番 小西秀延
それでは、3点目の質問に移らせていただきたいと思います。コロナの問題でございます。この新型コロナウイルス感染症拡大という世界的災害とも言えるパンデミックへの対応は、困難を極めたと感じております。誰もが今まで経験のない対応を迫られましたが、特にワクチン接種に関わる職員や医療関係の方々の早い対応の努力には敬意を表したいと思います。一部ワクチンの管理上の不手際がございましたが、当町の接種率は他の自治体に劣ることなく向上し、町民を守るという姿勢を鮮明にできたと感じております。しかし、一部の職員や医療関係の方々に肉体的に、また精神的に大変なご無理をかけた側面もありました。今後もこのような事態に備えて、医療体制の強化がやはりいろんな問題で課題であると思いますが、その辺のお考えをお聞かせ願いたいと思います。
答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)
今小西議員からありましたように、本当にこの新型コロナウイルスが始まったときには、右往左往という状況はうちの町内ばかりではなくて、全国各地の世界的な部分も含めてあったことが事実でございます。その中で、何を一番先にしていかなければならないかということの中で、まずは何よりも町民の安全、安心を確保しなくてはならないということで、様々な事業も含めて始めさせていただきました。特に今お話がありましたワクチン接種につきましては、本当に最初は担当の職員の奮闘といいますか、時間というところを外した中で職員に奮闘していただきました。担当の部署だけではなくて、ほかの部署につきましても応援体制を常に図りながらやってきたと捉えております。そのことが本町にとりまして高い接種率を伴いながら推移をしている状況にあると思っております。これは、完全になくなる、終息するということは今の段階ではなかなか見えないところでありますので、今後もやはりしっかりとした体制を、庁舎内の体制もそうですけれども、町内的な、本当に各医療機関の先生方にも大変助けられておりますので、その辺のところも含めて連携体制を常に図りながら町民の安心、安全を守っていくという、そういう強い姿勢の下に今後の医療体制の構築も含めて考えてまいりたいと思っております。
質問 10番 小西秀延
10番、小西です。引き続き一般質問を続けさせていただきます。ただいま古俣副町長からコロナに対するご答弁をいただきました。このコロナ感染拡大には、私はこのワクチンの普及というのがやはり大きな鍵であると認識をしております。これからもぜひワクチン接種率の向上を目指して、町側として頑張っていただきたいと思います。これは、やはり重症化を抑えるということで、非常に重要なところだと思いますので、ぜひお願いしたいところであります。次に、コロナの感染拡大による経済支援について伺たいと思います。これまでの支援体制は素早いアンケート実施により施策を立案し、支援する業態の把握を的確に捉えてきていると認識し、評価をしております。国や北海道、町の支援もあり、経済打撃の大きさに比べ企業や事業所の倒産、廃業は低い水準にあると聞いております。先ほども同僚議員の質問の中で町内ではそういった形になっているところはほとんどないのではないかというご答弁もいただきました。しかし、今後も低迷を続ける業態やコロナ支援の融資を受ける企業や個人事業者、それの返済が始まってきております。倒産、廃業は今後多くなると推察をする有識者も多数おります。再度このアンケート内容を考え直すところも必要かと思っております。その上で、国、北海道とも連携し、この融資計画の先延ばしや回数の変更など融資計画の変更でその対応を図っていかなければならないのかなと思っているところでありますが、その辺のところを捉まえ、町の考えを伺いたいと思います。
答弁 産業経済課長 工藤智寿
ただいまコロナ禍にあってアンケート調査の話をいただきましたので、私から少し答弁させていただければと思います。これまで10回で、今回11回目のアンケート調査をさせていただいておりました。アンケートの内容につきましては、一時期よりも少し好転しているといった回答も見受けられる状況になってきておりますが、総体的にはやはり数字的には厳しい結果になっているのかなと捉えているところでございます。また、今アンケートの見直しもというようなお話もありましたけれども、今回から物価高騰、燃料高騰、そういったものも新しく質問項目も追加しまして、それについてもご回答いただいたような内容になってございます。その中でもやはり原油価格、物価高騰の影響、影響があると答えた、約8割の方からそういうようなご回答をいただいておりまして、ここは本当に皆さん等しくといいますか、どの企業、どの産業においても厳しい状況になっているのかなと思っているところでございます。このアンケート調査ばかりではなくて、1次産業も含めて、それから2次、3次と含めて各事業者、関係団体、そういった団体やそういう事業者の声を直接より多く聞いて、町としてできる対応策をこれまでもやってきているところではございますが、より以上に努めていきたいと考えておりますし、今議員の質問にありました国や北海道の部分もございますので、そういった声もまちから上げていけるようなこともできればと考えているところでございます。
質問 10番 小西秀延
小西です。今課長から答弁がありましたとおり、物価の高騰、これもコロナ禍と併せて非常に事業者にとっては効いてきております。このコロナ禍が始まりまして、もう2年、3年とたってくるわけですが、これがボディーブローのように今事業者に効いてきております。それがコロナ禍では本当に低い水準であった倒産とかも今後、先ほども言いましたが、増えてくる可能性が考えられておりますので、これから支援はいろんな形で変わってくるかもしれません。それを念頭に事業者の方も動いていると思いますので、できるところの支援、国、北海道への要望等も強化をしていただいて、融資の変更とかを考えていただくような形が取れればと考えているところであります。コロナの質問は以上にとどめます。次に、(4)の教育のまち白老、教育関係について質問をさせていただきたいと思います。町長は、教育のまちを標榜し、子供の心の教育と学力向上を目指してやってまいりました。その政策展開の中で地域塾を進め、またふるさと教育、子供夢実現プロジェクトなど、子供の心に寄り添う地域愛の醸成、また夢を実現していく力強い意思を確立した子供の知、徳、体の育成に配慮した事業立案をしてまいりました。その事業を通じて子供の成長、発育をどのように捉えているのか伺いたいと思います。
答弁 学校教育課長 鈴木徳子(学校教育課長は2024年3月まで)
私から地域塾とかふるさと教育の部分を通しての子供の成長の部分をお伝えできればと思います。地域塾については、子供たちに地域の大人たちとコミュニケーションを図りながら、豊かな体験活動を通して豊かな心の育成を図ることを目的として、平成28年まで開催されておりました。その部分については、やはり学校の中に地域の方たちが積極的に関わっていくということが始まったことにより、学校も様々な学ぶ部分があったとも聞いております。また、やはり地域の大人たちに見守られているという安心感やその部分から、非常に子供たちも積極的に様々な人たちと関わっていたと確認しております。現段階としては、地域塾の活動というのはクラブ活動、それから白老寺子屋、ふれあいふるさとDayなどがそのまま継続展開されております。また、ふるさと教育についても心の部分も含めて、それから郷土愛を育む部分としても非常に有効であるということと、もともとふるさと学習として体験的に行われていたものを体系的なふるさと学習指導モデルで子供たちの発育に合わせながら進めてきたことにより、子供たちはやはり知、徳、体バランスよく育成されてきたと捉えております。
答弁 生涯学習課長 伊藤信幸(生涯学習課長は2025年3月まで)
私からは、子ども夢実現プロジェクトのこれまでの成果等について答弁申し上げたいと思います。平成26年3月に子どもと大人それぞれが役割を担い、共に信頼し合い、互いに育ち合うということを通して人に優しいまちづくりを目指すというような趣旨の下、しらおい子ども憲章~ウレシパが策定されました。この子ども憲章を具現化するに当たりまして、子ども夢実現プロジェクトという取組をこれまで進めているところでございます。この具現化に当たりましては、白老子ども議会の開催を通して次世代を担う小中学生の児童生徒に対しまして議会の民主主義の理解、そして白老町のまちづくりに関心を深めてもらうというような意見交換の中で、今後のまちづくりの参考とさせていただいたところでございます。また、子ども夢予算づくり事業というものと、あとプロフェッショナル講演会というような取組についてもこのプロジェクトの一環の中でこれまで実施をしているようなところでございます。この子ども夢予算づくり事業の部分でいきますと、いじめや差別をなくすための活動、そして命の貴さを学ぶ学習、思いやりや感謝を伝える行動などを推進するために教育委員会において必要な予算を手だていたしまして、子ども憲章推進委員、これは各学校から児童生徒の中から選出していただいた委員でございますが、この推進委員を中心とする児童生徒が自発的に事業を組立てできるように支援してまいりました。各学校におきましては、この子ども憲章~ウレシパの具現化を念頭にいじめ防止を啓発する挨拶運動とか、ポスターなどの資材購入、人との触れ合いの大切さ、そして相手への思いやりを学ぶ取組としまして異学年交流によるレクリエーションの実施等、創意工夫の取組が行われてまいりました。また、本年7月には社会を明るくする運動の期間においても、この子ども夢予算づくり事業の一環としまして、学校の生徒会が自主的に挨拶運動に参加をするなど、当然教育委員会はもちろんでございますが、青少年センターをはじめとしまして青少年育成町民の会など地域で見守る立場から見ましても、この子ども憲章にあります相手への思いやり、そして感謝の心を持ち、進んで元気よく挨拶をしていくという、そういうことができる子供たちの成長につきまして、この子ども夢実現プロジェクトの大変すばらしい効果が現れていると実感しているところでございます。
質問 10番 小西秀延
子供の心の教育という観点で、いろんな形でその裾野が広がり、子供の心の成長を遂げていく過程が形成されてきているのかなとご答弁を聞いていて感じました。ぜひ今後もその広がりをもっと大きな輪にして、子供たちの心にずっと携わった教育を広げていただければと思います。また、町長は子供の学力のため白老町スタンダードを強化し、全国学力調査の実施など事業展開をされ、また学習環境の向上を目指し、コミュニティ・スクールの導入を推進してまいりました。それらの事業効果をどのように捉えているか伺いたいと思います。
答弁 学校教育課長 鈴木徳子(学校教育課長は2024年3月まで)
学力向上に関しては、おっしゃるとおり白老町スタンダードというものが本町において学力向上の一番の柱であると捉えております。この取組については、平成23年から始まって、現在まで第3期にわたって続いておりますが、一番大きな効果としては、やはり学力向上に係る考え方というもの、白老町としてこのような考え方で進めていきますということを全学校に対して意思統一というか、意思共有が図られたことかなと思います。その中で3つの課題を解決するためにこれまでずっと取り組んでまいりましたが、一つは学習環境の改善、それから家庭学習等含めた充実、それから授業力の向上というところで、この3つについてその都度状況に合わせながら進めてくることができたと考えております。また、コミュニティ・スクールの導入につきましては、今、より盛んにコミュニティ・スクールについて活用を充実させるというところが国としても示されている状況があるかなと思います。先ほどの地域塾が地学協働のベースになったかなと思っておりますが、この地域塾の活動も含めて、ここがコミュニティ・スクールの促進にもつながっていくものだと考えておりまして、地域の方たちが自分たちのそばにいる子供たちをよく見てくださっているので、その方たちのご意見が学校の中にフィードバックされることで、より学校もその状況に合わせた教育をどのようなものかということは組み立てていけているのではないかと感じております。
質問 10番 小西秀延
白老町スタンダードを強化していく過程がよく理解できました。その結果とも言うべき、その一つに限ることではございませんが、学力テストも向上を見せたという結果も聞いております。また、もっと地域を巻き込んでということで導入されたコミュニティ・スクール、コロナ禍の中で厳しい環境はあるとも聞いておりますが、地域の方のご意見を率直に聞けるすばらしい場になっているという現場の声も聞いております。それらのこととともに、先ほど心の教育の関係も質問させていただきましたが、この質問の最後に、我がまちの教育環境は教育のまち白老を標榜された町長の下、その施策によりどのような変化を遂げ、児童生徒はどのような成長を遂げたのか。最後に戸田町長から総括をいただければと思います。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
1期目の公約に教育のまち白老をつくるという言葉を述べさせていただきました。教育はなかなか点数をつけることができないので、難しいところではあるのですが、先ほど学校担教育課長からもお話があったとおり、様々な事業を展開した中で知、徳、体。勉強だけではなくて、きちんと心も体もということで成長を促してきました。教育の成果はやっぱり大人になってからが本当の成果だと思っておりますので、今11年たって様々な事業を展開した中で、そのとき子供だった子が今社会人になって、どのように社会で活躍できるのかというのが本当の評価だと思っております。ただ、その過程でいろんな気づきを学べたと自分では思っておりますので、ふるさと白老町にまた戻ってきたい、またふるさとを大切に思う、そんな気持ちが醸成できたのかなと思っております。まちづくりも教育も終わりはないので、これからもますます発展することを願っております。
質問 10番 小西秀延
教育のまち白老を標榜された町長の総括、よく理解できました。それでは、大きな(5)番目、最後の質問に入らせていただきたいと思います。行政運営の総括というところでございますが、町長は就任以来11年で様々な政策を展開されました。その中で幾つかの政策を振り返り、議論をさせていただきたいと思います。初めに、少子化に伴い、子育て環境は本会議でも議論されている大きな課題であります。その事業展開では、段階的に中学生までの医療費完全無償化に取り組まれました。この課題も多くの議論を経て実現されましたが、町民や他の政策に関連してどのような事業効果を生んだとお考えでしょうか。
答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)
様々な政策、施策の在り方の中で、子育て関係における医療費の件につきましてのご質問かと思います。どういうふうにして、この議会の中でここに至るまでの段階で様々な子育て支援の中での目線の置き方をどこにするべきかということで議論がまずはあったかと思います。その中で幾つかの選択肢の中からこの医療費の部分が一つの施策として上がってきたわけです。このことは、本町におきまして、先日の一般質問にもありましたけれども、確かに利用といいますか、件数的には数は多くなってきていると。そういう中で、子育て政策については一定限の効果ということはあると考えております。ただ、これだけでやはり子育て支援の部分が完結していくわけではございませんので、これまでの様々な子育ての政策の中での要素が絡み合いながら一つ進んできているのだろうと思っています。その中で今後やはりまたどうするか、その後の中学生までの無償化から次の段階としてのありようについてはしっかりと考えていかなければならないところに来ているのではないかと認識しております。
質問 10番 小西秀延
この中学生までの医療費完全無償化でございますが、子育て政策というものは単に子育て政策だけに限ることではなくて、白老町に新しい住民の方が来ていただける、そのような要素も一定あるのかなと考えております。副町長のご答弁で次の段階のことも考えていかれるというご発言がありました。そういう一面もぜひ考慮していただきまして、この充実はやはり図っていって、白老町に長く住んでもらえる、そして白老町に新しく住んでいただけるというような大きな政策としてつなげていただければなと思っております。もう一つの問題です。高齢化問題につながる事業ですが、町長は公約にも公共交通の充実を掲げてまいりました。先ほども同僚議員から同様の質問もあったのですが、当町は東西に28キロにも及ぶ広い面積を有するまちであります。町民生活の足となる公共交通の強化は重要課題の一つでございます。今後の利用者の利便性向上の観点からも、先ほど高齢者の方が免許を返納されたら回数券というような事業のご答弁もありました。私からは、反対に若い方にももっと目を向けていただいて、児童生徒の通学等も検討、視野に入れていただいて、その上でこの事業全般に対しどのような見解をお持ちかお聞きしたいと思います。
答弁 政策推進課長 冨川英孝(政策推進課長は2024年3月まで)
公共交通の関係でございます。先ほど来答弁させていただいておりますとおり、東西に長くということで、あるいは人口減少下において立地適正化計画とか、そういったところでも示させていただいておりますとおり、コンパクトプラスネットワークということで、このネットワークの部分、公共交通が担う役割として非常に重要だと考えてございます。通学の関係については小学校、中学校、高校と町内にはいろいろありますので、そういった中では朝の時間帯に多少配慮してダイヤを改正したというような実態はございますけれども、現状ではなかなかそれが効果としてはしっかり明確にはなっていないという状況かなと思っております。若い方、通学等、それと子育て世代の皆さんにやっぱりそういった部分もご利用いただけるというのは引き続き検討していかないといけないかなと思っています。こういった地域柄ですので、自家用車で動くということもあろうかと思いますが、若年層、あるいは高齢者という振り幅の大きい対象に向けてどのような活用方法を検討していったらいいのかなというのは引き続きの課題として検討させていただきたいと思います。
質問 10番 小西秀延
白老町の人口は高齢者の方が多いので、どうしても高齢者の方の政策に向きがちですが、若い方の利用も、今後そこにもぜひ力を置いていただいて、この公共交通という問題は、白老町は人口が少なくなっていきますが、よりこれは重要度が増してくる問題だと思いますので、引き続きご検討をお願いしたいと思っております。もう一点の懸案に移りたいと思いますが、病院の問題でございます。2年後には新しい病院としてスタートを切ることが戸田町政で決定されました。これはずっと懸案になってきている問題でございますが、病院の経営問題もずっと懸案になってきております。これは2つを併せて、これから2年後にスタートする新しい病院、この未来をどう創造していくか、どう変えていくかというところが、今現状が起点になっていると考えております。そのご見解を伺いたいと思います。
答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)
本当にこの病院の問題につきましては、戸田町長就任以来大きなまちの課題として、そこには紆余曲折がありながら、最終的には今改築に向けて進んでいるところでございます。町長が一番の決断をされたことについては、やはりこれからまちを存続していくというか、持続可能なまちづくりのためには町民の皆様方の健康、そして医療をしっかりとしていかなければならないと。そういうまちでなければ、町長が標榜する町民の笑顔が輝くまちにはならないと。そういう中での、いろんな面で私もそばに一緒にいながらこの問題に取り組ませてもらいましたけれども、本当に苦悩もありながらの一つの大きな決断でありました。それで、今後どうするかということでございます。確かに今回の補正予算の中でも多額な繰り出しをしなければならない状況も事実としてあります。そこの経営の在り方について、やはりこれまでと同じような目線の置き方ではきっとならないだろうなということは重々承知しております。例えば今年の10月から始めさせていただきました包括ケアの病床、今の段階では12床なのですけれども、回復期に向けた病床が今非常に大きな効果を生み出してきております。そんなことも含めて、新たな病院の姿といいますか、これから町立病院がどうしていかなければならないかという辺りはさらに議論を含めて、町内の患者のみならず、この周辺の患者の皆さんが回復期の一つの病院としてこちらに、町立病院に来ていただけるような、そういう地域連携の活用も含めて考えていかなければならないと思いますし、今年からというか、整形外科の先生も獲得しております。それにプラス、やはり今までの議論の中でありました終末期の医療をどうするか、在宅医療の部分、そこの医師の獲得もこれからの経営の大きな部分になってくるかというか、経営の部分と関わってくるのではないかなと思っております。そういうところでつくり出しを、新しい病院は本当に目の前に来ておりますので、さらに精度を高めながら病院づくりのありようについてはしっかり検討を図ってまいりたいと思います。
質問 10番 小西秀延
5番の行政運営の総括の中で、長く懸案であった事業を幾つか質問させていただきました。いずれも、結果がどうだったということではなくて、これからもそれは続いていくことだと思いますので、そこに一定の方向性をつけることができたのかなと私は見ておりまして、この質問をさせていただきました。私の最後の質問になりますが、何もなければ町長に対する一般質問はこれが最後になると思います。町長は来年1月中旬に辞職され、新たなステージに挑戦すると聞いております。これまでの町長としての職責について、今行政の総括ということで幾つかの事業を取り上げさせていただきましたが、それ以外でも構いません。町長として町民に発する最後の答弁として伺っておきたいと思います。そして、次のステージでのご活躍を祈念し、私の一般質問をこれで終わりにしたいと思います。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
この答弁で一般質問は本当に最後だと思います。本当に皆様方には大変お世話になり、感謝を申し上げたいと思います。町長になる前から教育という言葉が私の行動全ての柱でありまして、教育が経済、福祉、社会全体の柱だと今でも思っております。学校教育だけではなくて、家庭教育や社会教育、地域で支える教育、たくさんの教育があると思いますけれども、まちづくりは人づくりからという言葉があるとおり、人づくりが一番大切だなと思っております。そんな中で、任期の途中で町長職を辞職するというのは町民の皆様には大変申し訳なく思っておりますが、白老町が発展できるようにまた新たなステージでチャレンジをしたいと考えております。この12月会議の一般質問でいろいろお話をさせていただきました。様々な課題の解決に進んだものもありますし、まだまだ未解決のものがございます。これからの白老町も人口減少、少子高齢化も進んでいきますし、公共施設の老朽化対策も待ったなしの状況でございます。スクラップ・アンド・ビルドの中にこれからのまちづくりは必ずデジタル社会が入ってくると思いますので、人とAIも含めたデジタルの社会で問題解決をしていただきたいと思いますし、根本的には自治基本条例の中にある町民が主役のまちづくりというのは、ずっとこれは永劫変わらないと思いますので、町民が主役になることを念頭に様々なまちづくりにつながっていけばいいなと思っております。私は町長ではなくなりますが、これからも、新しい町長とまた議会の議員の皆様、そして町民の皆様と白老町の発展にご尽力いただければと思いまして、私の最後の答弁に代えさせていただきます。大変お世話になりました。