みんなの議会

白老町議会 平成30年定例会3月会議 2018年3月9日

白老町立国民健康保険病院のあるべき姿と町民説明

2018年3月9日、白老町議会の一般質問で、松田謙吾議員が「白老町立国民健康保険病院のあるべき姿と町民説明」について質問し、町長 戸田安彦、病院改築準備担当参事 伊藤信幸、副町長 古俣博之、病院事務長 野宮淳史が答弁しました。

質問者
松田謙吾 議員
答弁者
町長 戸田安彦、病院改築準備担当参事 伊藤信幸、副町長 古俣博之、病院事務長 野宮淳史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 松田謙吾

12番、松田謙吾です。私歯を治療していて、聞きづらいと思うけれども、できるだけゆっくりお話ししたいと思います。それでは、会派きずなの松田謙吾です。一般質問2点行います。1点目の白老町立国民健康保険病院のあるべき姿について。(1)、町立病院のあるべき姿と町民説明について。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

白老町立国民健康保険病院のあるべき姿と町民説明についてのご質問であります。町立病院は、患者さんに信頼され、笑顔と思いやりのある病院づくりを基本理念に掲げ、地域における基幹的な公的医療機関として地域住民の医療確保のための役割と機能を果たしてまいりました。地域医療につきましては、公と民の適切な役割分担により提供されるべきものであり、公立病院のあるべき姿は地域にとって必要と考える医療について政策的に提供すべきものであります。このような考えのもと昨年11月に町立病院の方向性の政策判断においてお示ししたように、苫小牧市や室蘭・登別市の中間に位置する本町において東胆振、西胆振医療圏を含めた地域完結型の医療提供を目指すべく町立病院としての役割を果たすべきと考えるものであります。この政策判断に基づく具体的な展開については、今後病院改築基本方針においてお示しすることになりますが、先般議会の調査特別委員会から出されましたご意見を真摯に受けとめ、その内容を十分精査し、皆様のご理解が得られる基本方針づくりを着実に進めていく過程において町民の皆様のご意見を賜りたいと考えております。

質問 12番 松田謙吾

12番です。ただいま町長の答弁いただきましたが、私が質問したのは町立病院のあるべき姿です。今町長のご答弁は簡単に言うと地域にとって政策的に提供すべきもの、そして完結型の医療提供目指す、このことだと前段のほうでは思います。そして、町立病院としてのそのことで役割を果たしていく、こういうことですが、私はあるべき姿と言ったのですが、町長のあるべき姿はこの地域、それから政策的にと、こういう言葉を使って、そして完結型という言葉使っているのですが、町長の政策判断でこれ述べている、新しい病院の政策判断の一環だと私は思うのですが、もう一度この地域、それから政策的、それから地域完結型という、これをもう少しひもといて、町民もわかりやすくもう一度ご説明願いたいのですが、考え方をお聞きしたいと思うのですが。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

どこまで詳しくかというのは、また質問していただければというふうに思います。1答目で答弁したとおり、地域完結型ということで今の町立病院より外来機能を多くして、より、今苫小牧市、東胆振圏、西胆振圏に行っている患者さんがこちらでもきちんと受けられるような形で外来機能を多くして、個別になりますが、入院機能についてはきちんと地域で補完していくという考えで政策判断をして、お示ししたところでございます。

質問 12番 松田謙吾

先ほど言ったとおり、私は何もわからない。これ町民の方々もこれでわからないと思う。私は、地域という言葉はいろいろあって、町長の使っている地域はわかります。政策判断で述べておりますから。では、町民の方々から聞くと、地域というのは白老のまちは駅が6つあって、社台駅から虎杖浜までありますよね。字別が3つになっている。字ついている。そして、それが地域と、こう呼んでいるのですが。ですから、私が今聞いているのはそういうことでなく、町長の言う地域というのは苫小牧市、室蘭市、登別市、ここと連携していくこの大きな地域なのかどうかということを、私はわかっているのですけれども、そういうことを述べてほしかったのです。それはそれとして、私は町長のこの答弁書を見ていて、一向に我々が町長の政策判断をもう一回考え直したらどうですかと、何度もこう言っている。でも、町長はきのうも大渕議員があれだけ北海道の町立病院、公立病院の経営収支のお話を詳しくお話しされました。北海道179町村の131のまちがあって、13の村があるのです。その中の57の病院で医業収支、言うなれば繰出金のお話が詳しくありました。きのう大渕議員の質問の中でいくと、私もすごくいい質問だと思っていました。この医業収支が北海道、今言った144、13の村があって、131のまちの中で57公立病院、まちでやっている病院の57のうち54番目というお話がありました。後ろからです。ですから、この医業収支についてはすばらしいまちだ、きのうの大渕議員言われたとおりのまちなのだなと。改めてきのう、白老町立国民健康保険病院の役割というのは、果たした役割とともに私はすばらしい病院だと、こう思っております。それから、少し町長のお考えが変わったかなと思ったら、今のこの答弁で全然変わっていないから、今こんな質問しているのです。そこで、私は町長の政策判断、政治判断の、民営化にかじを切ったわけです。かじを切って、町長はずっと言ってきたのだけれども、前進しかないという言い方していたのですが、私はまだ変わらないなと思っています。そこで、このごろ、私は苫小牧保健センターはどうでもいいのです。私は来てほしくないから。来るの反対なのです。それで、この苫小牧保健センター、医師会長と現在交渉中と思うのですが、本当は聞きたくないのだけれども、ここのところ聞いておきたいのですが、進捗状況、何点か聞くけれども、今どうなっていますか。

答弁 病院改築準備担当参事 伊藤信幸

苫小牧保健センターとの協議の進捗状況でございます。私のほう事務的な協議というところの立場でのお話をさせていただきたいと思います。まず、この11月の政策判断以降につきましても議会の対応ですとか町内の状況につきまして情報共有を図りながら意見交換をさせていただいております。当然今回1月30日に出されました議会からの意見書が出されたことにつきましても苫小牧保健センターさんのほうにも情報を入れさせていただいております。現状今の事務協議の中ではこういう情報交換をさせていただいているような状況でございます。

質問 12番 松田謙吾

最近会ったのはいつですか。伊藤参事でなく町長が一番会ったのはいつですか。一番最後に会ったの。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

ちょっと日にちまではっきり覚えているわけではないのですが、二、三週間ぐらい前だったと思います。

質問 12番 松田謙吾

そのときに白老の議会で民営化でなく、何とか町立病院存続できないか、まだ4年もあるからと、こう言っているのですが、そのことは私は耳に入っていると思うのです。その中でこの沖理事長の姿勢は全く最初と変わりませんか。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

医療提供という立場では全く変わっていないということと、議会の特別委員会も合わせてこういうやりとりしていることも承知されておりますので、そのことについてはやっぱりまちのほうがきちんとまずは土台をちゃんとつくったほうがいいという考えではあると思います。

質問 12番 松田謙吾

29年3月の一般質問で私はいずれこの話は壊れるだろうと、町長は沖先生からアドバイスをもらってかじを切ったのですが、議会のいろいろなさまざまな議事録や、それから町民の動向など見て、こんなまちなら私はやめるわということにならないかなと思って、私はそこを期待しているのだけれども、一向に沖先生の姿勢は変わらないのですか。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

私も何度も沖先生と会って、直接的にはお話はしてはいないのですけれども、苫小牧保健センターの事務方を通しながら今までかかわってきた中でのお話というふうなことで押さえてほしいのですけれども、苫小牧保健センターのほうにこのお話を、本町の町立病院のこれからのあるべき姿を含めてどうするべきかというふうなことで昨年の2月に覚書を取り交わして、いろいろとお話をさせていただいております。そういう中で出された結果が11月の一つの方向性というふうなことになっております。そこのところからまだまだずっと中身のことについていろんな観点から話はしてきております。そういうところは、向こうの事務方はきっと沖先生もそのところを押さえながら、指示をもらいながら私たちと話し合い、協議を進めているだろうというふうに私は思って、向こうの事務方とは話をしております。その後、先日の議会の特別委員会から出された意見がありますよね。それは、その前に特別委員会の様子も含めて苫小牧保健センターのほうにはるるお伝えをしております。ですから、その後の議会から出されたご意見につきまして、私たちも今精査をして、どういうふうに今後方針を立てて、ご提示するべきかというふうなことをしておりますけれども、その面についてきっとこれから沖先生のお考えも含めて事務局とは話を進めていくことになるだろうというふうに考えております。まだ実際的には議会のご意見をいただいてからは実質的なお話し合いは事務局とはしておりません。

質問 12番 松田謙吾

議会の特別委員会を含めて、こういう一般質問を含めて、私は沖先生も頭をかいているのでないかなと思っているのです。このまま町長の考えは一歩も下がらないような、この議会の一般質問、代表質問のさまざまな経過を見て、私は町長の考え変わるのかなと思ったけれども、全く変わっていない。そして、町民の皆様の意見を賜りたいと、こう町長言っていますよね。町民の皆さんの意見をどのような場で賜りたいと思っているのか、それからその賜ったご意見をどうやって生かしていくか。例えば苫小牧保健センターは来ないでくださいという意見が多かったら、その意見のほうに町長は乗るのか、ただ聞くだけなのか、その辺の考え方をお聞きしておきたいと思います。

答弁 病院改築準備担当参事 伊藤信幸

意見の聞き方でございます。まず、事務方としましては、今回の議会の意見を踏まえまして、町民に丁寧な説明をしていかなければやっぱり理解が得られていかないというところでございますので、まず今までもご答弁差し上げているとおり構想の改定版、そして基本計画の素案の中でいろいろ対策も含めた具体的なところもしっかり押さえた上でしっかりご説明をしていかなければ、やはり町民の理解は得られていかないのかなというように思ってございます。そういう部分で基本方針の策定の過程の中でそういった説明会だとかをしていくべきではないかというように考えてございます。

質問 12番 松田謙吾

町長がせっかく皆様の意見を賜りたいと、こう言っていますが、議会の意見も皆さん、町民の意見ですよね。私も町民ですし、それから議会の意見でもある。議会の意見も何も、それぞれの考え方を申し上げております。議会の意見は特別委員会の中で中間報告で求めておりますから、この町民の中のイの一番に意見を聞かなければならないのは私は病院を守る友の会の意見だと思っているのです。守る友の会のこの熱心な意見を私は25年の宮脇北大准教授の、町長が要請して財政状況含めて病院問題を提言してもらったのですが、そのときに病院原則廃止から始まったのです。それから、守る友の会の皆さんは4年9カ月間汗水をかいて、血の出るような努力をして、そして4,612名の署名を集めてというよりいただいて、そのたびに町長、それから院長、議長、議会、このみんなに自分たちの血の汗かいた提言書と町民のご意見をまとめながら届けております。守る友の会の皆さんのこの行動、その皆さんはどんな考え持っているか改めて言うまでもありません。しかも、毎月守る友の会はこのようにずっと届けておりますから、言うまでもない。守る友の会の皆さんのこの動向、それから思い、それから町立病院の町長の判断に対する考えをどのように受けとめているのかお聞きしておきたいと思います。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

町長の前に私のほうから今の件につきまして。守る友の会の皆様方からはご署名をいただくたびごとにその趣意書も含めてどういう思いで、どういうお考えでいるのか、それは十分私たちも捉えているつもりです。署名含めて、その重みは十分町長も含めて、私も担当の一人として非常に強く感じております。そういう中で、一つの方向性としては11月に政策判断として出させていただきましたけれども、守る友の会のご意見も含めながら、また私たちが今、議会からのご意見もいただきながら、やっぱり再度本当に町民の皆様方にしっかりとこの病院づくりのあり方、あるべき姿、それをお示しする中でご意見を聞いていかなければ先にはきっと進まないのではないだろうか。いろんな考え方があるだろうと思っています。この保健センターと協議を開始して1年たちました。1年たつ中で11月に政策判断を出して、そしてその過程を通じながら本当にこのまちの中における町民の思いはさまざまな形であるということは、私も町長も含めてしっかりとその辺のところは把握をしながら、今後の病院のあるべき姿づくりをしていかなければならないと重々重く考えております。

質問 12番 松田謙吾

本当に重々重く考えなければならないと、私もそう思っております。私この町立病院を守る友の会の、町立病院便り7号に。町立病院のあり方の一考と書いているのです。集会で2つのエピソードが心に残った。1つは時間外の窓口で専門医がいないから、あす来てくれ、帰されたという話。病人はすがる思いで病院へ行く。そのとき医師が対応して、話をしてくれるだけで患者は安心して帰ることができる。そして、2つは町外の病院に入院していた病人が町立病院に移って、終末を迎える傾向があるという話。利便的理由もあろうが、昔から人はふるさとで死にたいと願っている。以上から、町立病院は初診と終えんという病人にとって重要な役割を担っていると痛感した。事後の処理は、現在ネットワークで専門医の指示が得られる仕組みは整っている。ふと思った。かつて白老の人々に信頼され、いまだに記録されている高橋房次医院のことを愛され、信頼された理由がこの2つの要件が満たされているからだということ、町立病院が現代の高橋医院として地域医療に欠かせないことを為政者は知っている。こういうことも自分自身も、守る会のことというのは本当にこういうことも含めて町立病院にこの4年9カ月間、支えるのに大きな貢献をされている。では、今町立病院はどうなのか。私は再三言っている。まだ4年あるね。基本構想から基本設計が当初からいくと30年、基本計画が31年、32年から建設、34年まで。これだけ長い間、こういう守る会、こういう方々がいないと私は町立病院もたないと思います。今までも支えてきた。しかし、病院スタッフだって飯を食うためにあすの行き場がある、あしたどこに行くか。恐らく私はこのままだといつやめるかなという方々がたくさんいると思います。これ前にも言っていますよね、私は。私は予告していました、こうなるよと。ですから、私はこの守る会にどれだけ今させ……ところが守る会も私は必ず手を離すと前に言っています。恐らくそのとおりになると思います。そういうことからいくと、私は町長に改めて白老のまちを思うならもう一度立ちどまったらどうだと何回も言っているのはこのことなのです。私は、改めてこういう機会ですから、町長の思いは変わっていないのか、ここでもう一度、この守る会の皆さんに聞かすためにもきちっとした答えで答えてください。やめるのか進めるのか、この判断をちゃんとしないとあそこで働いている医療スタッフの方々の、まさにこの方々のためにも私は早い判断が必要だと。この判断が大切です。ただし、今のまま進むとあの病院はもたないとはっきり言っておきます。どうですか。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

確かに判断は早いほうがいいというお話は理解しております。本来であれば、今年度中にやっぱり基本構想、基本計画に進むという計画ではありましたが、いろんなご意見、お声がありましたので、町立病院の調査特別委員会の中でもいろんな課題を出されて、今慎重に進んでいるということでありますので、今すぐこうするということは差し控えさせていただきたいと思います。

質問 12番 松田謙吾

12番。では、私の見る病院のあり方を申し上げたいと思います。私の病院像、病院のあるべき姿とは、患者さんに信頼され、笑顔と思いやりのある病院づくりの基本理念が医療スタッフ、町民、患者が共有されることであります。加えれば、医療収支が100%になることが病院経営の本当のあるべき姿だと、私はこう思っております。一般病床は、町内に唯一町立病院だけです。町民の高齢化、入院患者、その家族の利便性、退院後の通院治療の交通費等の経済負担、そして救急医療体制は地域住民が安全に安心して生活する、町民を守る手段だと私は思っております。私のこの見解をどう思いますか、町長。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

1答目で私も町立病院の基本理念もお答えしたとおり、今松田議員おっしゃるとおりだと思います。

質問 12番 松田謙吾

それでは、民営化の政策判断が表沙汰になってはや1年が経過しました。こんなこといつまでもぐずぐずしていては、先ほども言っているのですが、例えば病院基本構想改定版が出ても、できても新病院まで4年ある。その間納得する政治判断になるのか、町長おっしゃる町民に一番いい方法となるのか、甚だ大きな疑問を私は持っております。そこで、病院の今の現状、どのように捉えておりますか。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

今松田議員のほうからありましたように、そして町長がお答えになったように、本当に本町にとりましての地域医療の一つのあり方としてはしっかりとしたやっぱり信頼関係がそこにあっての医療行為がなされていかなければならないということは重々私自身も担当として重く捉えております。今の病院の状況は、先日も院長との話、それから病院の管理職スタッフとの話においても確かに退職者が出てきていることがあります。そのことに対して事務局のみならず、私たちも役場も一体になりまして、スタッフの確保についてはまずは進めていかなければならないということで、さまざまな方面から声をかけまして、進めているところでございます。病院のスタッフの皆さんがどういうふうにみずからの将来を考えて、自分の進退を決めていくかということは、私どもがこれはだめだとかこれがいいだとか、そういうふうなことは言えませんので、なかなか厳しい状況にあるということは押さえております。だから、そこの対応は十分図っていかなければならないというふうに思っていますし、今議員がおっしゃるようにまだまだ34年というふうな開設の期間までは非常に長い時間が必要となっていますから、その間に今の政策の捉え方でいけばどういうことを、方法をもってこの町立病院としての機能を果たしていくべきなのか、それはしっかりと考えていかなければならないと思っております。

質問 12番 松田謙吾

何といっても大事なことは、病院と管理者、管理者は町長ですから。これが一体になっていなかったらだめなのだ。ですから、今病院と管理者と一体になっていると、こう捉えていいのですか。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

捉え方の部分で、それはどうするべきなのかというところはありますけれども、確かにスタッフ一人一人の声をじかに、再三申し上げているように、私ども理事者がとっているわけではございません。ただ、あるデータといいますか、病院のスタッフの声を集めたものについては、私たちも全体の声の集約部分は押さえております。そこに病院スタッフ、院長含めて管理者としての町長、そして病院を今事業を担当している私という理事者の関係が、それは本当に信頼関係で成り立っているかというと、こういう病院の今の方向性を出すためのさまざまな議論をしている段階ですから、先ほども言ったように、やはり皆さん今後の自分の将来含めて進退をどうするかというところでは考え方の違いもあるだろうと認識しています。

質問 12番 松田謙吾

私も何回も町立病院に調査に行っているわけでもありませんが、見舞いや何かで行きます。がらがらですよね。私はちょうど4日前に行ったら入院患者は17人しかおりませんでした。このようなことでは、もっと後々、後々というよりも今だ。この入院患者の減少は収入減に、収入の確保に大きな影響が私はあると思います。そして、病院と行政の信頼関係が私は崩壊してしまうのではないかなと、こうも思っております。これを私は恐れております。そのときに病院が私は民営化でなくなるのでなく、病院そのものがなくなるのではないかなと、こう思っているのです。きのう大渕議員のほうから医業収支のお話がありました。この医業収支は、町長が病院を原則廃止すると、まずこういう考えを申されました。しかし、それからいろいろあって、繰出金の縮減、これを1年以内に1億円余り縮減すれば改めて見直すよと、こういう話で、猪原院長にげたを預けて、猪原先生は約6カ月か7カ月で約8,900万円を確保したわけです。それから、そのときに町長は継続のときやっぱり白老には一般病床のある今のような形の病院が必要なのだ、だから継続する、こういう話だったですよね。私は、今心配しているのは25年の繰出金が4億4,302万9,000円です。真水分2億5,278万6,000円、今の繰出金の縮減になった27年が真水9,213万9,000円です。しかしながら、29年度、町長が今の政策判断で診療所にする、この影響があって、私は29年の医業収益は幾らですか。

答弁 病院事務長 野宮淳史(病院事務長は2019年3月まで)

29年度の決算見込みになりますけれども、医業損失につきましては3億2,662万円くらいの、前年度ベースやはり3,335万円くらいの損失増となってございます。

質問 12番 松田謙吾

たった1年で、この27年度決算から努力して、この結果になった真水が9,000万円が今言っている3,300万円、ことし見込みふえるのです。またふえる。その次はまたふえる。病院経営は成り立たないと言っているのは、私はこのことを言っているのです。ですから、やはり早い判断が必要だというのは、私町長、このこと言っているのですが、その見解どうですか。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

有識者を含めた25年のときのあり方については、原則廃止ということで出しました。そのときには、本当に、今議員がおっしゃるとおり、繰り出しが4億4,000万円以上の金が出ていたということで、原則廃止と申し上げたのは、財政をいかにやっぱり守り切るか、財政再建をしなければならないということでの一つの判断でありました。その後、今もご指摘があったように、改善計画を病院内部の中で立てまして、猪原院長を先頭にしながら改善を図りながら、これまで真水も含め、交付税も含めて2億7,000万円ぐらいの繰り出しでやってきております。そういう中で今回の政策判断のところは財政的なところは1つありながらも、もっと将来的な、国が出されている医療の制度のあり方を踏まえながら、ではうちの病院、地域医療の形をどうするべきか、そういう中での一つの判断でございます。そういう中で今ご指摘のあったことが影響を及ぼして、病院の収支が悪化してきていると。それは、全てが今回の政策判断の影響ではないとは言いたいところですけれども、決してそうではないだろうと私たちも押さえております。確かにそういう今回出されたことが本町の町立病院に対するいろんな見方につながって、将来的なことも含めてつながっているのではないかということもあります。そういうところも踏まえながら、議会からもいただいたご意見もしっかりと真摯に受けとめまして、どういう形が本当にいいのか、そこのところは私たちも今精査を図りながら町民の皆様方に、そして議会の皆様方にしっかりとご理解をいただける基本構想の改定版、そして基本計画の素案を出していかなければならないと思っています。ですから、今回も本来当初の計画でいえば基本設計の予算をと思っておりましたけれども、決してそういう状況ではないだろうと、しっかりといま一度立ちどまって、やっぱり考えていかなければ、この問題は非常に大きな問題だということで今押さえております。

質問 12番 松田謙吾

12番です。代表、一般質問等でもアイヌ民族の復興、アイヌ文化を生かした産業化とか、アイヌ民族共生象徴空間とか国内唯一無二の多文化のまちづくりを進められている。象徴空間に絡めた周辺整備事業が24億6,276万7,000円、100万人の受け入れ環境、観光の整備を最優先と位置づけ、こういうことには総力を挙げて取り組む。そして、町長はどこに行っても白老はいいなと、こう言われると、言われておりました。そして、答弁の中でうれしい悲鳴を上げているように私は聞こえたのです。一方、1万7,300人、この人口の間もなく半数が高齢化になります。最も必要な、最も白老のまちづくりに汗をかいたこの方々が今こそ病院が必要というときに、白老町立健康保険病院は町長の生命をかけて病院がなくなると。この政治判断は、正当な判断だと私は胸を張って言えないと思うのです。胸を張って町長、この町民にきちっと説明をして、理解をさせて、そしてそれでの町民の一番いい方法はこうなのだ、このことで私はまだ進める気なのか。これ最後にしますから、もう一度考え方を、考え方というかな、この町立病院の進め方だ。進め方でない。今進めていることにまだまだ前向きに没頭して進むのかどうか、私はそれをもう一度お聞きしておきたいと思います。私は、一度立ちどまって、振り返ってほしい。これを願って、もう一度町長の声を聞きたいです。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

松田議員が私から聞きたい答えは重々わかってはいるのですが、中間報告にもありましたとおり今苫小牧保健センターと一緒になって、もう具体的に診療科についたり、いろんな医療行為というのですか、医療形態についてまだお示しすることができないので、この辺はきちんと中間報告に沿って慎重に進めていきたいというふうに思いますので、それもまた議論を重ねていきたいというふうに思います。それと、象徴空間との件なのですが、象徴空間はやはり町にとっての千載一遇のチャンスと捉えて、これは進めさせていただきます。ただ、病院のほう私全面的に廃止すると言っていることでもなく、新しい病院づくりのために今どういう形が将来にとっていいのかという思いで進めております。無床の診療所にしてもおおよそ15億円は病院で建設費がかかると試算しておりますので、その辺は全然お金をかけないということではなく、きちんとお金もかけていきたいという思いはありますので、またその辺は具体的なものが出てから議論させていただきたいというふうに思います。

質問 12番 松田謙吾

町長、一口で15億円、しかも苫小牧保健センターのためにです。それだったら、今のある病院を少し改良して、ここから苫小牧保健センターにやってもらったらどうですか、もしやるのなら。私反対です。でも、どうしてもやるのだったら、新しい病院なんかつくることはないです。町民は反対すると思います。私は、言うなれば診療所というのは100人か、130人の予定していますよね。以前右田病院がありました。あれ個人病院です。診療所です。あれ1億円かからないでつくっているのだ。あれが診療所だ。診療所の姿。15億円もかけて診療所やるのだったら、やめたほうがいい。そういう町長の考えは、私は通らないと思います。なぜ、何が通らない。そんなことではこの次の選挙に通らないのだ。私は言っているでしょう、前回も言った。白老のこの象徴空間、戸田町長が一生懸命やった、まだ若い、あと2年したらあそこができ上がる、そのとき戸田町長が胸を張ってテープカットをしてやるようなまちの政策が、これはもう一度立ち直って、町民の思う病院をちゃんとつくってやることだ、それが後々戸田町長のたたえられることなのだ、私は何度言っていますか。どうしてそこに15億円で100人も来ない診療所をつくるのですか。私は、そういうことにはならないと思います。私は、旗上げて反対します、もう一回。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

町長最後にご答弁というふうなことで、今金額的なところと、それから象徴空間との関連含めてお話がありましたけれども、これまでもこの議会が始まってからも常々お話ししておりますように象徴空間と町立病院というか、地域医療をつくり出すということの土俵の違いはしっかりと私たちも押さえております。だから、そこのところは押さえながら、今どういうようなつくり方をするべきかということで、診療所もという名前が今ありますけれども、その診療所の中のあり方がどうあればいいのか。医者が1人で、看護師が2人で、それでいいのか。いろいろ内容的なことも含めて考えていったときの一つの過程として15億円というふうなことで町長がおっしゃったことですので、その辺のところの議論はまたさまざまあるだろうと思いますけれども、そういうところで押さえてほしいと思っております。全体的なことで申し上げますと、やはり先ほどから町長もどういう判断をすべきかということは議員のほうから、それから今までの特別委員会の議論を通しながらしっかりとそれはしなければならないと、私も町長の思いを酌んで、そう思っておりますし、そういう形の中で町民の、あくまでもやはりずっと言っているようにこの命を守る、健康を守る、そして安全を守っていくための一つの白老町としての病院、地域の医療づくりを進めていくということは絶対守っていかなければならないと考えております。

質問 12番 松田謙吾

それでは、2項目めの質問をいたします。象徴空間の整備について。

出典:白老町議会 平成30年定例会3月会議 2018年3月9日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる