みんなの議会

白老町議会 平成29年定例会9月会議 2017年9月14日

町立病院の運営と改築計画

2017年9月14日、白老町議会の一般質問で、及川保議員が「町立病院の運営と改築計画」について質問し、町長 戸田安彦、病院事務長 野宮淳史、副町長 古俣博之が答弁しました。

質問者
及川保 議員
答弁者
町長 戸田安彦、病院事務長 野宮淳史、副町長 古俣博之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 及川保

それから、次に移ります。3点目の町立病院の運営(現状の見込み等)と改築計画についてでございます。(1)、経営改善計画の進捗状況について伺います。(2)、医師の確保の状況、医療スタッフも含めてですけれども、について伺います。(3)、高齢化がさらに進む中で、きたこぶしに対する考え方(対応を含めて)について伺います。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

町立病院の運営と改築計画についてのご質問であります。1項目めの経営改善計画の進捗状況についてであります。平成25年9月に策定した町立病院経営改善計画では、計画期間を32年度までの8年間とし、3つの柱となる患者さんに来院していただく病院づくり、来院していただいた患者さんに安心していただく病院づくり、安定した経営に努める病院づくりの経営改善基本方針に基づき、各方針ごとの経営改善方策や患者数目標値、収支改善計画値等を掲げ、病院の経営改善に向け、職員一丸となり鋭意努力しているところであります。経営改善計画の進捗状況としては、25年度から27年度までの3カ年は計画に基づく経営改善方策や入院、外来患者数目標値、財政収支計画額についておおむね達成できておりますが、28年度の入院、外来患者数及び収支決算状況ともに計画に掲げる目標値を下回るなど、厳しい経営状況となっております。2項目めの医療スタッフの確保の状況についてであります。本年9月1日現在における町立病院の医師職、看護職及び診療技術職の医療スタッフは、正職員、嘱託、臨時職員を合わせると42人となっております。職員数の内訳としては、医師職は常勤医3名、嘱託医1名の4名、看護職は正職員23名、臨時職員6名の計29名、放射線、機能訓練技師、薬剤師等の診療技術局職員は正職員6名、嘱託、臨時職員3名の計9名であります。また、現状の診療体制は、診療科目が内科、外科、小児科、放射線科の4診療科であり、内科常勤医3名、嘱託外科医1名及び内科、外科、小児科、各出張医による外来診療体制となっております。3項目めのきたこぶしに対する考え方についてであります。町立介護老人保健施設きたこぶしについては、28年5月に策定した病院改築基本構想において、21年度の開設当初から現在までの入所者推移と収支状況等のほか、看護、介護スタッフの安定確保を含め総合的に判断した上で、今後さらに厳しい経営環境が続くことが予想されることから、きたこぶしの経営存続については課題が多く存在し、非常に厳しいものであると捉えるとの考え方をお示ししたところであります。なお、きたこぶしの方向性については、基本構想策定後さまざまな検証や課題整理等を継続実施しておりますが、現状においても同様に捉えているところであります。

質問 9番 及川保

9番、及川です。1点目の改善計画については、28年度は厳しいと、目標値を下回ったというお話で再三答弁されているのですけれども、その要因というのが例えば外科医師の常勤医師が不在だと。これは、患者にとって非常に不安定といいますか、安心できる体制では少なくともないと私は感じるのです。医師問題は、常勤医師の問題は町長も繰り返して何とか確保に向けていろいろ対策を打っていると言っておるのです。そうでありながら、いつまでこの状況が続くのか。改築でさえまだ、34年となるとまだ4年も5年もあるわけですから、そういう中で何としても医師確保に向けての努力はされているとは思うのだけれども、どんな状況になっているのかお伺いしたいと思います。

答弁 病院事務長 野宮淳史(病院事務長は2019年3月まで)

議員言われますように、町立病院の医師体制につきましては確かに内科常勤医3名と嘱託外科医1名ということになっていまして、本来であれば外科医については24年までは常勤医を配置していたところなのですけれども、25年度からは月曜日から水曜日の週3日体制の嘱託医による診療体制と、あと木曜日、金曜日については出張医による外科診療を遂行しているという、今はそういう状況になってございます。というところで、今議員言われますように、確かに外科医の常勤医を確保できないという体制は患者数確保等に関しても一つの大きな要因になっているとは捉えているところでございます。というところで、25年から4年間にわたりまして、大学医局でございますとか、北海道地域医療振興財団というところだとか、ドクターバンク等に働きかけをしまして、一応紹介をいただいた何人かのお医者さんとの面談を行っているところなのですけれども、お互いの条件がちょっと合わないということで、確かに常勤医確保には至っていないという現状でございます。ということで、診療科におきましても内科、外科の2診療科というのは要するものだと捉えておりますので、今後も外科系の常勤医師の採用については必要不可欠と考えてございますので、今後も引き続き採用に向けては鋭意努力していくと考えているところでございます。

質問 9番 及川保

9番、及川です。先ほども申し上げましたけれども、医師不在、出張医はおるのですけれども、そういった中で本当に患者さんの信頼を受けた病院経営ができるのか。通常民間であればなかなか考えられないことだと私は思うのです。さらに、このことが今後も続く状況というのが考えられるわけです。今までさんざん頑張ってもなかなか医師確保ができないわけですから、そういう状況の中で例えば5年後、新たな病院ができて、医師がいないなんていう話にならないではないですか。こんなばかな話はないですよね。病院があって医者がいない。それも新しく改築して医師がいないなんていうことは、絶対あってはいけないと私は思うのです。そういう意味において、町長は今回保健センターとの新たな経営対策を打ち出しました。公設民営という考え方ですけれども、この考えというのは医師確保の部分も含めて有効なのか。メリット、デメリットがどんな状況になっているのか。きちんとお答えいただきたいなというふうに思います。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

医師確保につきましても再三これまでもご質問だとか、こちらのほうの対応だとかについてお話を申し上げてきました。今議員がおっしゃるように、患者さんにとりまして、町民の皆さんにとりましてしっかりとした信頼される医師が病院にいるということが、これが基本中の基本だというふうな認識は強く持っております。ですから、これまでも町長を含めて、さまざまな今事務長のほうからありましたところとつながりながら医師確保には努めてきたわけですけれども、その状況というか、確保ができていないというところがありました。今後、今保健センターとの協議は、1つは医療スタッフ、医師の確保というふうなことは非常に大きな問題としてというか、課題として捉えながら、そこのところを進めていくというところは十分しっかりとやっていかなければならないと思っております。前日、その前もお答えしたように、全てが保健センターが主たることを行うということではなくて、町があくまでも主体的に動きながら、そこにプラスアルファとして保健センターが重なっていくと、そういうふうな中で、これまでよりも医師確保の観点からいけばきっと大きなバックアップはできてくるというふうに押さえて協議を進めておりますので、十分皆さんに信頼される病院づくりを進めるためにも、そこのところはしっかりと進めていきたいと思います。

質問 9番 及川保

9番、及川です。考え方としてはわかりました。ただ、町立病院の過去から現在までのさまざまな過程の中で、今回の改築まで何とかこぎつける、計画までこぎつけるような状況になっているのだけれども、一度離れていった患者さんがまた戻ってくるというのは並大抵のことではないわけですから、そういった意味においては町立病院の使命といいますか、町民の健康と命を守ると、これは大変重い役割ですよね。こういう役割を担っているわけですから、単に財政問題だけで捉えるだけではなくて、医師の確保を含めて町民に安心して利用していただけることをぜひ念頭に置いて取り組んでいただきたいなというふうに思います。そのことについて。

答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)

今ご指摘があったように、町立病院、町内の国保のデータからいっても町立病院を利用する患者さんの数についてはなかなか多くはないのが現状であります。そこには、今ご指摘があった医師の問題だとか、それから診療科目のあり方というふうなこともきっとあるだろうと思いますし、病院の今の老朽したそういう施設の関係だとか、さまざまな要素が含まれて、患者離れといいますか、病院離れしていっているのではないかなというふうに思っています。そういうことを十分踏まえて、今回長い長い時間の中でこれまでも各首長を含めて、議会も含めて議論をしてきて、一つの方向性をしっかりとお示しをして、町民が本当に安心して安全な生活をしていくための病院づくりを進めてまいりたいというふうに考えております。

質問 9番 及川保

9番、及川です。わかりました。わかりましたけれども、町長は原則廃止から存続に決断をしたわけですから、そのことを念頭に、要するにぶれないで、しっかりと町民の安心、安全のまちづくりにぜひ町立病院のあり方を含めて考えていっていただきたいと思います。次に、きたこぶしなのですけれども……

質問 9番 及川保

これで終わりたいというふうに思います。

出典:白老町議会 平成29年定例会9月会議 2017年9月14日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる