白老町議会 平成29年定例会9月会議 2017年9月12日
自殺対策
2017年9月12日、白老町議会の一般質問で、吉田和子議員が「自殺対策」について質問し、町長 戸田安彦、健康福祉課長 下河勇生、教育長 安藤尚志が答弁しました。
- 質問者
- 吉田和子 議員
- 答弁者
- 町長 戸田安彦、健康福祉課長 下河勇生、教育長 安藤尚志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 吉田和子
3件目、自殺対策について伺います。1、白老町における自殺者数、自殺率、原因、動機をどう捉えているか。2、国は、日本の自殺死亡率は非常事態とし、昨年4月に施行された改正自殺対策基本法に基づき、本年7月に自殺総合対策大綱を見直し、自治体の役割を定めたとしているが、町として実施すべきことをどう捉えているか。3、各自治体として自殺対策計画を策定するとあるが、今後の対応について伺います。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
自殺対策についてのご質問であります。1項目めの白老町における自殺者数、自殺率、原因、動機についてであります。本町における平成24年から28年の過去5年間の自殺者数は、24年の5人以降年々減少しており、25年3名、26年、27年2名、28年は1名であります。また、全体の傾向としては、男女比では男性が76.9%と圧倒的に多く、年齢別では70歳以上が46.2%、50歳以上では84.6%であり、高齢者の自殺が多い傾向にあります。個別の原因、動機については把握できていませんが、健康問題、経済、生活問題の不安感などさまざまな要因や環境が影響しているものと考えられます。2項目めの自殺総合対策大綱見直しによる町が実施すべきことの捉えと3項目めの自殺対策計画策定については、関連がありますので、一括してお答えいたします。本町においては、自殺者の減少は見られるものの、幅広い年代に自殺が起こり得る可能性があり、現在取り組みとして相談窓口一覧のリーフレット配布や新生児訪問実施による産後鬱予防、心の病を抱えた人などを対象としている集いの場、つくしむ白老の開催などを実施し、自殺予防の普及啓発に努めているところであります。今年度自殺総合対策大綱が見直され、市町村に具体的な数値目標や取り組むべき12の重点施策を盛り込んだ自殺対策計画の策定が義務づけられたことから、30年度策定に向けて北海道との連携を進め、情報共有や技術的な助言を受けながら市町村計画の策定に取り組んでまいります。
質問 5番 吉田和子
5番、吉田です。白老の実態を伺いました。人数としては減少しておりますけれども、もう一つ出し方があるのです。国の示しているパーセンテージ、10万人に対して何%かというのを出して自殺率というのを出しているのですが、それはいいです。今のところは1名に減ったということで、これ以上ふえないことを祈っております。自殺者数は、2013年で3万4,427人いました。2016年で2万1,897人となりました。なぜかというと、国は2007年に自殺総合対策大綱を掲げ、10年間で20%減の目標を持ち、それを達成したということで人数が減っているということです。白老町も今後またいろんな原因で自殺する方が出てくると思いますので、対応していただきたいと思います。2点目と3点目は関連性がありますので、あわせて伺ってまいりたいと思います。2018年度までに自殺対策計画策定は義務づけとなっており、答弁でも策定するということで答弁がありましたので、まずそれに向けて本年度からやっていかなければならないことが何点かありますので、その点について伺ってまいりたいと思います。まず、1点目、各自治体で自殺対策計画を策定するに当たり、厚生労働省は今年度中に全ての都道府県で自殺対策トップセミナーを開催することとなっております。多様化する住民の課題解決に首長がリーダーシップをとり、必要な社会資源を結集する地域づくりを進めるためとしていますが、情報は来ていますか。そして、もしこれが来たら参加をされますか。伺いたいと思います。
答弁 健康福祉課長 下河勇生(健康福祉課長は2023年3月まで)
トップセミナーの関係でございます。現在は、まだ案内は来ておりません。もし案内か届きましたら、内容を確認して、例えば担当者が出るのであれば、担当者のほうで対応していきたいと考えております。
質問 5番 吉田和子
人数の多少にかかわらず、これを実施したところでは首長が積極的に参加をしているというお話もありました。ですから、必要に応じては、命の問題ですので、取り組んでいただきたいというふうに思います。全国的に人口規模の小さい自治体では、庁内横断的な自殺対策の推進体制が進んでいないという点があるというふうに指摘されております。国の自殺総合対策推進センターというのがあるのですが、全国の市町村における年齢、職業、医療、福祉など社会資源から自殺実態の傾向を分析し、地域の特性に応じて自殺対策の重点施策をパッケージで提供したいとしていることから、計画策定に活用してはと思いますが、その点のお考えを伺いたいと思います。
答弁 健康福祉課長 下河勇生(健康福祉課長は2023年3月まで)
現在のところ、胆振管内の1市4町におきまして東胆振自殺予防対策推進連絡会議というものがございます。そこを活用しながら自殺対策を進めていきたいと考えております。
質問 5番 吉田和子
国のこういった情報は要らないということですか。胆振管内だけで十分だということですか。
答弁 健康福祉課長 下河勇生(健康福祉課長は2023年3月まで)
申しわけございません。そういうことではございません。いろんな情報をとりながら、まずは今言いましたように地域にありますので、そこを有効に活用していきたいと考えております。
質問 5番 吉田和子
5番、吉田です。新しい自殺の総合対策、また専門家の提案を通じ、今後の対応について伺っていきます。自殺者の90%以上で鬱病など精神科の診断がつく状態だということがわかってきております。医療の分野で白老町には精神科はなく、厚生労働省がかかりつけ医うつ病対応力向上研修会というのをやっているのです。これは、かかりつけ医がまず気づく。高齢化になったり、病気になったり、気だるい、食欲がないというと病院に行くのです。一番初めに接するのが内科医とかのかかりつけ医なのです。そのかかりつけ医が早急に気づき、早期発見をして専門家につなげていくということが一番大きな役割だというふうに言われているのですが、その点どのようにお考えになりますか。
答弁 健康福祉課長 下河勇生(健康福祉課長は2023年3月まで)
かかりつけ医うつ病対応力向上研修会の関係かと思います。27年度、28年度に既に北海道医師会が主催で研修会を開催しております。町内におきましても、既に数名の医師が研修に参加している状況でございます。
質問 5番 吉田和子
母親が子供を連れて心中をするという、その中で実母の6割が鬱であったということなのです。うち2割が産後鬱ということで、これは健康福祉課でかなり産後鬱に関しては対応するし、早期発見に努めているというふうに私は捉えて、前回も質問しておりますが、今後も積極的に取り組んでもらいたいと思いますし、そういった母親の状況を見て、産後鬱対策と、市町村では医療機関と学校のつながる要保護児童対策地域協議会がありますよね、そこと連携をとって、積極的な情報共有と連携を必要するのだというふうに言われていますが、その辺どのようにお考えになりますか。
答弁 健康福祉課長 下河勇生(健康福祉課長は2023年3月まで)
今の子育て支援室が主管しております要保護児童対策地域協議会、今おっしゃられた協議会がございますので、そういうところに健康福祉課の職員も積極的に参加しながら、情報共有をしながら充実させたい、進めていきたいと考えております。
質問 5番 吉田和子
5番、吉田です。これから計画をつくることなので、余りしつこく言いません。必要ではないかということで、検討してもらいたいと思って今ずっと述べております。もう一点は、企業です。長時間労働による自殺が大変多くなっております。それで、監督して、学校ももちろんそうなのですけれども、指導の強化、職場でのメンタルヘルスの対策、パワーハラスメント対策を進めることとなっていますけれども、職場での心の健康に関する取り組みについて、苫小牧市等はアンケート調査を各企業に出しているというふうに聞いております。そういった面では企業を含めて今後、長時間労働が問題になっておりますけれども、そういった対策を組むための調査、それから企業への要請、そういったことをされていく考えはあるか伺いたいと思います。
答弁 健康福祉課長 下河勇生(健康福祉課長は2023年3月まで)
今回大綱のほうで重要施策項目に勤務時間による自殺対策を推進するというふうになっております。市町村の役割がどうなるかというのはまだちょっと不明確な部分がございます。北海道と連携しながら、また就労指導におきましては市町村が指導する立場ではありませんので、どうのこうのということは言えませんが、健康教育という面で何らかのかかわりがあると思います。現在も出前講座とかをしていながら、町民向けに行っているのですが、ここを企業とかに向けて進めていきたいと考えております。アンケート調査というのは、これから必要であれば検討して進めていきたいと思っております。
質問 5番 吉田和子
パワーハラスメントで精神的におかしくなって仕事をやめて、ずっとその後精神病的な病気で悩んでいる方もいらっしゃるのです。ですから、実際に職場であるということなのです。ですから、そういった実態調査的なものも含めて必要で、会社では出したくないでしょうけれども、そういった実際調査が私は今後必要になるのではないかというふうに捉えております。次に行きたいと思います。自殺対策に係る人材の確保、養成及び資質の向上が求められております。その中で、市町村ごとに人口の1%のゲートキーパー、身近で悩んでいる人に気づき、話を聞き、専門家につなぐボランティアの育成です。このことの養成講座を開いております。すぐ苫小牧のことを出して申しわけありません。苫小牧は取り組んでおります。そういったことで、これは計画にかかわらずゲートキーパーを、認知症の早期発見と同じように素人がこの人はおかしいというのはちょっと違うと思うのです。専門的な研修を受けて、きちっとそういった情報を出せる人をつくっていくということが今後の計画策定、実施、計画策定よりも私は実施ほうが大事だと思っていますので、策定に向けての実施のためにこういった人たちの養成は必要だと思いますが、お考えを伺いたいと思います。
答弁 健康福祉課長 下河勇生(健康福祉課長は2023年3月まで)
ゲートキーパーの件でございます。過去に白老町におきましてもゲートキーパーの養成講座は開いております。23年から26年にかけて毎年開いた経緯がございます。今後も自殺対策に必要なところかと思いますので、また開催を考えていきたいと思っております。
質問 5番 吉田和子
1名になったから、もう自殺はないというふうには捉えないで、命を自分みずからなくするわけですから、そういったことは防いでいきたいと思いますので、しっかりとこういった要請をしていっていただきたいと思います。最後になりますけれども、これは学校現場になりますので、教育長になるのかなというふうに思いますけれども、学校現場では、今報道等でも大変騒いでおりますが、休み明けの自殺が1日3人とか4人とか出て、テレビで報道されております。今まで休んでいて、苦しかったことが緩和されて、また学校へ行くという不安とか、そういったものに負けてしまって命をなくするという子が大変多いわけです。それで、今急増する中で、子供たちにSOSの出し方教育、困ったときは何でも言っていらっしゃいというような、そういったSOSの出し方の教育の実施、受けとめるほう、相談を受けとめる側の教育、学習会、そういったものが今後必要になる。受けとめる先生の一言で自殺をする子供もいるのです。そういったことを含めて、子供もそういう場がある、教師もまたそれにどう対応するかいうことをしっかりと学ぶ、そういった取り組みが必要だというふうに言われておりますけれども、計画にも盛り込まれてくると思います。そういった面では教育現場で命の大切さ、自分は一人ではないのだ。苦しみは助けてと言うことも大事なのだという、そういった教育、家族だとか、友達だとか、それから周りの人たちが気づき、また助言をするという、そういった地域の状況づくり、仕組みづくりも今後大事になってくるというふうに言われておりますが、自殺対策、今のところは白老の小中学校では聞きませんけれども、前はあったような気がします。高校生だとか、中学校を離れて相談するところがなかったのかもしれません。そういったことでは聞いたこともありますけれども、そういったことを防止する対策を今後進めていくべきと思いますが、その辺のお考えを伺って終わりたいと思います。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
今この場で具体的にどういうようなという中身までのお話はできませんけれども、これまで本町の教育委員会において、あるいは小中学校において、いじめということと自殺との相関関係が小中学生では大変大きいものですから、まずいじめへの対応というものをしっかりしていこうということで、年間通しまして子供の実態調査、そして早期発見、早期対応ということを充実してまいりましたし、これからもそこの点はぶれることなく対応してまいりたいというふうに考えております。また、もう一方、子供の側におきましても自分の命を大切にする命の教育というのもやはり大切なことだなというふうに思っておりまして、これも本町においてはこれまで長い積み上げがございますので、この両輪を今後とも大切にしていきたいと思いますし、また今議員からお話がございましたように、今後また文部科学省を初めとするさまざまな国の動きの中で新たな取り組みが出てきたときには、おくれることなく対応してまいりたいというふうに考えております。