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白老町議会 平成29年定例会6月会議 2017年6月21日

町史の編さん

2017年6月21日、白老町議会の一般質問で、氏家裕治議員が「町史の編さん」について質問し、町長 戸田安彦、総務課長 岡村幸男、アイヌ総合政策課長 三宮賢豊、副町長 岩城達己、生涯学習課長 武永真が答弁しました。

質問者
氏家裕治 議員
答弁者
町長 戸田安彦、総務課長 岡村幸男、アイヌ総合政策課長 三宮賢豊、副町長 岩城達己、生涯学習課長 武永真

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家でございます。通告順に従いまして、質問のほうを進めさせていただきたいと思います。まず、1件目、町史の編さんについてでございます。現在までに新白老町史が発刊されていますが、町史発刊の経緯と位置づけはどうなっているでしょうか。2つ目、発刊にかかわった組織と経費についてお伺いいたします。3つ目、今後の発刊に向けての課題と考え方はいかがでしょうか。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

町史の編さんについてのご質問であります。1項目めの町史発刊の経緯と位置づけについてであります。白老町史は、町制施行20周年、40周年の記念事業として2度発行しており、平成4年に発行して以来24年経過しております。町史は、町の歴史、郷土を築いてきた先人たちの足跡を記録し、貴重な歴史資料として後世に伝え、郷土愛を育み、未来のまちづくりに対する理解を深めることが目的であると考えております。2項目めの組織と経費についてであります。平成4年の発行では、民間有識者12名による町史編さん委員会や町史編さん室を約6年前から設置し、資料収集、執筆、原稿作成を行いました。また、この間の経費としては、委員報酬、嘱託職員の給与、旅費等で約3,310万円、1,500部作成した印刷製本費で約2,120万円、合計約5,430万円かかっております。3項目めの今後の課題と考え方についてであります。これまで厳しい財政状況により、事業の優先度等から事業化を見送ってまいりましたが、町史の発行の目的のとおり、重要な事業と捉えておりますので、町史編さん委員会の立ち上げや職員の配置、平成史としての編集方法など課題を整理し、町制施行70周年の記念事業の一つとして時期を逸しないよう調査、検討を行いたいと考えております。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。今町長のほうから答弁があったとおり、町史の編さんについてはまちの歴史、また郷土を築いてきた先人たちの足跡、そうしたものを記録した貴重な歴史資料として取り扱われなければいけない。また、これを後世に残していくことが行政の役目でもあるだろうし、また議会としてのしっかりとしたチェック機能にもつながっていくのではないのかなと、そう考えるところから、何点かお伺いしていきたいと思います。現在ある新白老町史は、年表では平成3年当時の経済動向、そういったものをまちの成り立ちも含めてまとめたものになっているのです。そう考えると、平成3年当時から、今はもう平成29年です。25年以上、26年ですか、この間の資料の編集だとか、そういったものにかかわる、またまとめにかかわる人材だとか、町長は70周年に向けて発刊したいという考え方をお持ちでしょうけれども、それだったら今からもう準備に入らなければいけない。先ほども言ったとおり6年から7年かかっているのですよ、町史の発刊というのは。それも先ほど町長が言われたとおり、最初は20周年のとき、次に発刊されたのがこの新白老町史なのだけれども、40周年。20年の資料をまとめるだけで6年、7年という、こういった時間を必要としている。もう既に二十五、六年たっているこのスパンのものをまとめようとしたときには、相当数の時間と費用と、そういったものが必要になってくるということは明らかなのです。ですから、先ほど町長言われたとおり、1,500部を作成した印刷製本費、それはまた別にして、どういった形でまとめるかは別にしても、いずれにしても平成史としての町史の発刊に向けた取り組みを29年、本年度中から補正予算を使いながらでも何らかの形で組織の立ち上げというのが必要だと思いますが、それについての考え方をお伺いしたいと思います。

答弁 総務課長 岡村幸男(総務課長は2018年3月まで)

先ほど町長のほうからご答弁させていただいておりますけれども、町史の発行、これまでも検討してきてございましたが、先ほどの答弁のとおり、発行のためには相当の経費がかかるという、そういう状況の中から事業化というのがなかなかできていなかったということがございます。ただ、これまでの経過からすると、町史の発行自体町制施行等の記念事業の一つとして位置づけてきたという、そういう経過からすれば、節目節目のそういうときに発行していく必要があるだろうというふうに考えてございます。そうしますと、町制施行70周年ということになれば平成36年ということになりますので、ここに合わせた体制等の整備は、予算づけは別としましても、その体制の考え方等については今年度中に一定程度の方向性は見たいと、そのように考えてございます。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。先ほども言いましたが、後世にちゃんとした歴史、文化、こういったものを、先人たちの足跡をしっかり残していく必要性というのは、これは誰もが共通した認識に立てるものだと思います。白老町が新白老町史発行後にその作業に取り組めなかった理由も、今岡村総務課長が言われるとおり、まちの財政状況の悪化、そういったものを鑑みたときに十分それは理解できるのです。しかし、懸案事項とされる病院の問題だとか、いろいろな問題も待ったなしの状況で今目の前にあるわけです。でも、そうした中でも、白老の町史というものについては同じテーブルの上で議論するときにきているのだということをしっかり私たちは理解しなければいけないのだと思うのです。ですから、そういう面においても、私は今年度中からしっかり準備をしていかないと町長の言われる2024年の町制施行70周年には間に合わない、そう思う観点から今回質問させていただきました。いま一度考え方をお伺いしたいと思います。

答弁 総務課長 岡村幸男(総務課長は2018年3月まで)

氏家議員のご質問のとおり、新町史の発行に際しても6年から7年かかっているということでございます。ただ、この発行に当たっては、実は一度町史発行されて、これは先史時代から、かなり古い時代からの町史が発行されていたものを再度新町史の発行に当たって上下巻の2巻にわたっての町史を編集するという中で、相当の資料収集含めて、人員も編さん室の設置含めて人員体制も固めながらやってきたという、そういう経過ございまして、ボリューム的にも相当な町史というふうに理解をしております。それで、氏家議員のご質問にあったように、平成史というお考えもありましたけれども、私どももそういう昭和史の部分についてはある程度の記録としてでき上がってございますので、平成からの約30年、そういう時間の記録をまとめることができないかというふうに考えてございまして、それに当たっては当然時間はかかりますが、その辺のどういう方向でまとめるかも含めて、本年度中には一定の結論をもって考えていきたいというふうに思っております。今は、図書として出すこともありますし、もう一方で電子情報として扱うということも当然ありますので、そういうことも含めまして、平成史の方向でできれば考えていきたいというふうに思っております。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。ぜひ町制施行70周年に向けて、本来であれば2020年の象徴空間整備、また、国立博物館の整備が進む中で完成にあわせて白老町の平成史というものを発刊できれば私はよかったのかなと思いますけれども、いずれにしても時間がないということで、今までの流れからいくと町制施行の周年記念として発刊していたという経緯もあるみたいですから、70周年に合わせての準備を早々に進めていただくことが大事なのではないかなと思っております。それにあわせてですけれども、町史ではないのですが、今言った2020年の国立アイヌ民族博物館の建設、それから国立民族共生公園の開設、こういった動きが、さまざまな事業が加速度的に今進んでいますよね、本当に加速度的に進んでいる。その中であっても、ここに至るまでの例えば財団の役割、また位置づけ、文化伝承、人材育成にかかわってきたアイヌの方々の努力の足跡、そういった歴史といいますか、郷土史として残す作業が必要ではないのかなと、それは2020年に向かってです。国立アイヌ民族博物館というのは国がこれから運営をしていくもの。でも、ここに至るまでは、財団のかかわり、それから位置づけ、今言ったとおりそこにかかわった人たちの努力があって初めて今成り立っていると、私はそういうふうに考えているのです。各事業が進む中で、そういった人たちの足跡というのは白老町でしか取り組めない問題だと私は考えているのです。ですから、これはぜひともまちとして、どういうかかわり方がいいのかも含めて、これ例えば財団に私が話聞きに行ったとしても、多分財団は来年の3月にアイヌ文化振興研究機構ですか、そこに統合されてしまうのです。まだ決まってはいないのか、一応そういう流れになっていると。そうなると、財団だけで今後例えば郷土史の発刊だとかという部分の余力というのは残っていないのだろうと、僕はそういうふうに感じたものですから、財団のほうに行っていろいろな話もお伺いしてきました。でも、これは私たちだけでできるものでもないしという話もありましたので、まちの考え方、まちのかかわり方を町長として今どう考えているのか、その辺についてお伺いしておきたいと思っているのです。

答弁 アイヌ総合政策課長 三宮賢豊(アイヌ総合政策課長は2020年3月まで)

議員からご質問のあったことについてですが、財団の今までの足跡だとか、その部分につきましては財団のほうとも話ししていかなければならないと思っておりますが、簡単にアイヌの人たちの歴史とか、その部分をまとめるような部分についてなのですけれども、その部分については現在においても博物館であるとか、大学であるとか、そういうところで専門的に研究されているところなのですけれども、研究者の方のさまざまな考え方、あといろいろな説があって、町として公式な見解を持ってアイヌの人たちの歴史はこうだと言えるものが現状では残念ながらないという状況ですから、その辺はなかなか難しいのかなと思っております。ただし、これから財団がどういう動きするかもちょっとわからないのですけれども、白老のアイヌの人たちがみずから白老のアイヌの歴史、文化の保存、伝承としてそのような資料をつくるということであれば、それは大変価値のあることですし、重要なものとなりますので、その辺に関しては我々としてもさまざまな情報提供であるとか、各種制度の活用の支援だとか、その辺話し合いながら協力はしていけるのかなというふうに考えております。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。今課長言われるところは、例えば北海道だとか国がアイヌの歴史、文化というのを残そうというのは国立博物館の中で残せばいいのです。僕の言っているのは郷土史のことなのです。白老町のアイヌの方々がどういう伝承文化をつないできたのかだとか、財団が今までどういった取り組みの中で、それはいいこともあったし、悪いこともあった。それを支えるための白老町の支援策もあったりしてやってきたのです。これは事実なのです。そういったものをしっかり史として、それは郷土史です。白老の郷土史です。別にそれは、北海道だとか国だとかは僕は関係ない話だと思います。ただし、そこにまとめたものをちゃんとした研さんをもって郷土史としてまとめておくということは大事なことだと思いますけれども、僕はそこのことを言っているのです。それは僕の考え方がおかしいのかどうか、その辺だけはちょっと確認しておきたいなと思います。

答弁 副町長 岩城達己(副町長は2019年3月まで)

視点が郷土史ということで捉えてございますので、今大きな視点で課長はお答え申し上げたところあります。アイヌ民族博物館が統合の方向にということは確かにございますが、一方で白老アイヌ協会という団体もございます。また、保存会という団体もございますし、そういった方々とこの点はしっかり協議して、あるべき郷土史がどうあるかは社会教育の視点からも目を入れて考えていかなければならないかなというふうに捉えてございます。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。ぜひそういった面ではしっかりとした関係団体と協議の場を持って、そして町史と同じです。そこにかかわった方々の足跡だとか、そういったものをしっかり記録に残すというということが私は大事なことだと思っているものですから、ちょっとお話をさせていただきました。また、国のいろいろな動きがあって、財団、それからいろいろな関係団体が離れていくと言ったら変ですけれども、別々の行動になっていくのかどうなのか、ちょっとわかりませんけれども、そういったものを取りまとめるというか、取りまとめる活動の場所として私は仙台藩の元陣屋資料館、ここを何とか活用できないのかなと思っているのです。活動の拠点としてです。郷土史の編さん、また調査研究についても何とかそこを使うことができないのか。なぜかというと、新白老町史をずっと見ていきますと、元陣屋資料館が建てられて35年を経過するという、時間の経過からいうと35年を経過するのです。35年を経過するというところを見ると、そろそろある程度の改修だとかも必要になってくる。もうそういう年代に来ているのではないのかなと思うのです。そういうことも考えると、仙台藩とアイヌ文化のかかわりというのはすごく僕は大事なことだということで前回から質問を教育長にもさせていただいていますし、それから陣屋の復元作業についても何とか検討してもらいたいという話もしていました。でも、あの場所というのは、僕はアイヌの人たちにとってどうなのかはちょっとわからないけれども、あの資料館を郷土資料館と、そういう形の中で一緒に使って、将来的には改修も必要になってくると思いますので、そういう形が考えられないのかどうか、ここをお聞きしておきたいと思っていました。

答弁 生涯学習課長 武永真(生涯学習課長は2019年3月まで)

仙台陣屋資料館を郷土資料館としてというようなことでございますけれども、実際のところ町営のまちで行っております博物館施設というのは仙台陣屋資料館しかございません。その中で、展示としましては仙台藩の歴史を主に展示しているところですけれども、我々といいますか、社会教育、学芸員のほうでは毎年のようにテーマを持ちまして、企画展を開催しているところです。その中では、当然本町の歴史、文化、自然を扱うような活動をしております。そのような形ですので、思いとしては郷土資料館の役目を我々が負っているのだというようなところはあり、今までやってきたところではございますけれども、資料館を郷土資料館というようなものも持たせてということになりますと、学芸員も1人でございますし、また展示のスペースですとか調査研究のスペースもございますので、今すぐにはそういうような考え方は、考えを持っていてもすぐには実行に移せないのかなというようなことでは今のところ考えております。

質問 6番 氏家裕治

私もそういったことはわかりつつ、ちょっとお話をさせていただきました。人材的にも今すぐというわけにも多分いかないでしょう。ただ、そういう考え方も私はあるのではないのかなと思うのです。財団の今までの活動拠点が例えばなくなり、今後それを引き継ぐ受け皿としての郷土資料館的な役割を持たせる。仙台元陣屋資料館にです。そういった形の中で構想が頭にあれば、例えばあそこの改装、改築にもし手をかけようと思うときがきたときに、しっかりそういったことに取り組んでいけるのではないのかなと思ったりしたものですから、何も言わないで、後々何かうやむやになってしまうのではちょっと困りますので、提言としてちょっと言わせていただきました。今課長のほうからお話あったとおり、私もそういうふうに考えております。人材的にも多分今すぐにとはいかないでしょう。でも、2020年という一つの節目が目の前にきている以上、そこもしっかり財団との協議の場を持ちながら進めていっていただければなと、そう考えております。町長、もし何か考え方あれば。

答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)

財団法人アイヌ民族博物館ですが、民間ではあるのですが、町から毎年補助金や助成金等々、またイベント等も一緒にやらせていただいた歴史がありますので、氏家議員おっしゃるように今までの先人たちの思いというのがすごく詰まった場所と施設だと思っておりますので、この辺はもう一度財団の方々とお話をして、どういう形で足跡を残せるのかというのも協議をさせていただきたいと思います。

質問 6番 氏家裕治

6番、氏家です。それでは、認知症対策についてお伺いいたします。まず、1点目、現在までの取り組みの評価と課題についてお伺いいたします。

出典:白老町議会 平成29年定例会6月会議 2017年6月21日 議事録 PDF(44ページ) 間違いを知らせる