新十津川町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月15日
地域活性化に向けた地域おこし協力隊の活用について
2021年12月15日、新十津川町議会の一般質問で、小玉博崇議員が「地域活性化に向けた地域おこし協力隊の活用について」質問し、町長 熊田義信が答弁しました。
- 質問者
- 小玉博崇 議員
- 答弁者
- 町長 熊田義信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 5番 小玉博崇
それでは、議長のご指示がございましたので、一般質問をさせていただきたいと思います。まず一つ目の質問ですけれども、地域活性化に向けた地域おこし協力隊の活用について、町長に質問をさせていただきたいと思います。地域おこし協力隊は、人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域活動を通じて新たな地域力の創造、強化を図り、町の活性化を目的とした取組です。本町では、これまで10名の地域おこし協力隊を採用し、観光や農業、社会教育など様々な面で活躍をしていただいております。また、地域おこし協力隊は、その地域への定住も目的の一つとしており、これまで4名の協力隊が協力隊の任期終了後も町内に定住し、たこ焼き屋さんやドーナツ店などを起業しながら、引き続き町を盛り上げてくれています。国の総務省では、令和2年度全国で約5,500人の協力隊を令和6年度までに8,000人に増やすという目標を立て、地域おこし協力隊の強化を図り地方の活性化を目指しています。現在、町内で活動中の協力隊2名が今年度で活動終了となり、本町において協力隊が不在となることから、今後の地域おこし協力隊の活用の方向について、ご質問をしたいと思います。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
それでは、5番議員さんのご質問にお答えさせていただきます。初めに本町の地域おこし協力隊の現状を申し上げますと、今、質問の中にも触れておりましたけれども、平成27年に産業活性化支援員と農業支援員のお二人が協力隊として赴任し、以来、観光振興や特産品開発を目的とした産業活性化支援員、就農を目的とした農業支援員、そして、スポーツの振興を目的としたスポーツ活性化支援員など10名の方を採用してございます。そのような中、現在退任をされた協力隊員8名いる中で、町内に定住しているのは実は5名となってございまして、任期中に培った人脈や商工会関係者のサポートもあり、5名全員がそれぞれご自身の才能や能力を生かし、斬新な視点の下に、かつ熱意と積極的な行動を行い起業をしておりまして、従前からの商工業者に対しても良い刺激と活性化、そのような活躍をされてございます。本町の地域おこし協力隊を採用する際には、町が執り進める事業や町が抱えている課題に対し行政の考え方に縛られることなく、柔軟な発想で事業を考えてくれることを主眼に置き採用をさせていただいております。このような方針の中で新十津川駅を核とした観光PR事業の推進を地域おこし協力隊が中心となって活動していただき、廃線までの間、多くの観光客、全国の鉄道ファンの方に本町を知っていただくことができました。また、酒米粉の活用につきましては、特許を取得した甘味料を和菓子に活用したり、大手コンビニチェーンのセコマがパンとして商品化していただくなど、一定の成果があったものと評価しているところであります。地域おこし協力隊の活躍のおかげで、それぞれの事業は所期の目的を達成できましたので、現段階では新たに募集する考えには至っていないことを申し述べさせていただきたいと思います。5番議員のご指摘のとおり、地域おこし協力隊の制度は、都会から地方のまちに移り住んでもらう定住も目的の一つとなっておりますが、地域おこし協力隊を切れ間無く採用することが目的ではなく、今後においても必要な事業、必要なセクションがあれば地域おこし協力隊を募集し、採用していく考えに変わりがないことを申し上げ、5番議員さんの一般質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 5番 小玉博崇
今ほど町長のご答弁では、今後すぐには、まだ、新たな募集は考えていないというご答弁をいただきましたが、国のこの地域おこし協力隊の仕組みは、3年間の国の財政措置を受けながら地域外から人を呼び込み、起業や定住に結びつけることができるこういった地域おこし協力隊の取り組みというのは、やはり今後も本町として積極的に活用すべきというふうに考えています。やはり地域は人づくりと言われているように、本町においても行政の視点ということも大事ですけれども、民間の視点からも、やはり人材不足というのが今よくうたわれております。例えば、福祉業界においては、介護人材の不足だとか、個人事業で言えば、後継者の不在で事業継承の問題などが挙げられております。そのことから、町内の企業や団体、住民などとも、この地域おこし協力隊の活用について今一度十分に協議をして、そしてまた、地域おこし協力隊の導入の際には、行政だけではなく地域の企業や団体が一緒になってこの地域協力隊をサポートしていく体制が必要なんではないかなというふうに思っております。今もまだ積極的にこういった地域おこし協力隊を募集している市町村も多くありますので、是非、そういった取組を町ぐるみで協力隊を受け入れる仕組みをつくっていくべきではないかと考えますが、町長の考えを伺いたいと思います。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
地域おこし協力隊は今ほど説明したように、今まで10名の方がいいて、本町にそれぞれの目的で活動しているときに、議会議員の皆さんがたもそうですし、地域の方々、そして、商工業者の方々との良い意味での交流をしながら、そして、人脈をつくり、そして、お互いいろんなことを教えてもらって、その地域おこし協力隊は本当にすごい成長をしておりますし、本当に長い間新十津川に住んでいただいているような、そういうことを凝縮した中でしっかり活動していただいて、今も起業している方は本当に多くの人とつながっていると思いますし、自分でイベントを起こすにしても、いろんな違った人がたの交流を通じて、本当に素晴らしいイベントにもつながっているんではないかなと思っております。地域おこし協力隊の良さは私もそうですけども、5番議員も当然認識しており、その様な話から今質問されているということは認識をしております。ただ、今質問の中にありましたように、ただ人材不足だから単に地域おこし協力隊で募集をする。そうなってくると、やはりそれは単なる人材不足を補うということになって、本来の地域おこし協力隊の、いわゆる町に対するその愛着、活性化、自分の思っているスキルなり、その町に対する何を目的としてやるために来たのかということの、そういった目的なしにやると、本人がやっぱりこの3年間居る時に思いがなかなか伝わっていかないことになりますので、やはり町として何のために地域おこし協力隊として募集をして、その人にどのように活躍をしてもらいたいのかっていうことが必要になってきて、地域おこし協力隊もやる気になる、町も良くなる、地域も良くなって、いわゆる三方良しでないと地域おこし協力隊のメリットは出てこないんです。地域おこし協力隊を呼び込んだときには、皆さんの協力の下に地域おこし協力隊のそういう都会での生活を生かした中で、この新十津川の環境の中でどのように力を発揮していくのかっていうことが重要な役割になってきますけども、単にいろんなとこで業種で人が不足するから募集ということでは、地域おこし協力隊に申し訳ないというか、いわゆる、どのようなことをさせればいいのかっていうことになってきますから、一つの仕事を3年間していただくという形になりますので、その仕事の主たるものがちゃんとないと、やはり地域おこし協力隊が宙に浮いてしまうということになってくると思います。ですから、町としては、今後もいろんな町のために必要なそういう都会で若い方で、いろんな経験をされた方で、新十津川でこれから地域おこし協力隊が必要な仕事が出てきた時には、ちゃんと募集はしていきたいという考え方は常に持っております。ただいまの段階ではそのことが今ないので、今すぐ募集ということではないわけでありますけども、そういうことが出た時には募集をするということには変わりはないことを申し上げ、再質問に対しての答弁とさせていただきます。
質問 5番 小玉博崇
今のお話がありましたとおり、どうもその行政として、町としてというのがとても聞こえてきます。確かに行政としてという視点も大事なんですけども、先ほどの質問は、例えば、商工会とか、そういうところからもしっかり意見をいただいて、町としてだけでその必要性を考えるんではなくて、そういった団体だとか企業、そういったところの意見も踏まえながら必要性について、是非、検討していただきたいという思いで質問をさせていただいたところです。その点についてもう一度、町長のお考えをお聞かせいただければと思います。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
今までも質問のお答えの中で触れておりましたけれども、やっぱり地域おこし協力隊の先ほど言った、たこ焼き屋さんなりドーナツ屋さんからすると、非常にうちの既存の商工業者に対して良い刺激になって、地元の商工業者にも 、言い方ちょっと良くないかもしれませんけれども、切磋琢磨してより良い商工業者という部分で、すごくやりがいのある、そして、共に成長していこうと、そういう姿が見えております。そういう意味では、商工業者中でも地域おこし協力隊が来たことによって、非常に商工業会の活力、活性化ということが肌で感じているんではないかと思います。ただ、商工業者の声として、毎年、私の所に要望を伺う機会がありますけれども、商工会の方からは、地域おこし協力隊を是非という部分では、今の段階では伺っておりませんけれども、今後いろんな地元のそういう商工業者と会う機会がありますから、いろいろ声を聞きながら、実際にどのようなポイントを絞ってやっていけるかっていうことなんですね。商工業者を募集するっていうことでは、なかなかこう一つの特定業者、そういう部分ではなかなか難しい点もありますので、どのようなそういう視点でもって新十津川に地域おこし協力隊の、いわゆる役割、目的、達成感、やりがいというものを感じてもらいながら、どのように募集していくのかっていうことも工夫をしていく必要があると思うので、今後、地域おこし協力隊の役割、そして、新十津川に来ている方々の力という部分では私も認識をしておりますので、今後においていろいろ話を聞く機会がありますので、その機会にちょっととらまえて、その状況も確認をし進めていきたいと思います。以上でございます。