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新十津川町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月16日

非核、平和の町宣言について

2020年12月16日、新十津川町議会の一般質問で、進藤久美子議員が「非核、平和の町宣言について」質問し、町長 熊田義信が答弁しました。

質問者
進藤久美子 議員
答弁者
町長 熊田義信

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 3番 進藤久美子

議長のご指示をいただきましたので、町長に2点一般質問をさせていただきます。まず1点目、非核、平和の町宣言についてでございます。2017年7月に国連会議において採択された核兵器禁止条約批准国が、発効に必要な50か国に達し、来年1月に条約が発効することが確定いたしました。これにより核兵器の開発、製造、備蓄、使用などを全面的に禁止し、核兵器は違法であるということが国際社会の約束事となったと考えます。平成29年第4回定例会でこの質問を行って以来、日本非核宣言自治体協議会の調べによりますと、北海道内で非核、平和の町宣言を行った町が2町増え、北海道内で120市町村が表明している状況にあります。今年9月には、隣りまち浦臼町長が浦臼町議会定例会において、町としても非核平和に対する意識を明確に表明し、町民とともに共有すべきものと考え、今後、議会とも協議させていただき、今年度を目途に実施したいと表明されました。そこで、次の2点について町長にお伺いをさせていただきたいと思います。1点目、このような情勢を町長はどのように思われているのか。2点目、本町において、非核、平和の町宣言を行う考えはないでしょうか。できないとすれば、その理由をお聞かせ願いたいと思います。

答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)

それでは、3番議員さんの一つ目の質問にお答えさせていただきます。今回の質問に関しましては、今ほど質問の中にも触れていたとおり、平成29年第4回定例会において、お答えをさせていただいているものでございまして、結論から申し上げますと、前回のお答えと変わるところはございません。当時の状況を振り返りますと、国連において核兵器禁止条約が122の国と地域の賛成により採択され、多くの国と地域が核兵器廃絶に向けた決意を表明し始めた頃であったと記憶しております。以来、3年の歳月が経ち、核兵器禁止条約の発効要件となっている50の国と地域の批准が整い、来年1月に発効されることとなった旨の報道を、私もこの秋に耳にしたところであります。前回、お答えしたとおり、私は、核兵器の廃絶に向けては、国家レベルで時間をかけて外交努力を重ねていくことが重要かつ効果的であると考えており、今回の条約発効については、非常に大きな前進があったという認識をしております。このようなことから、現段階においては、本町独自に平和のまち宣言を行う考えは持ち合わせておりません。なお、質問の中に北海道内や近隣自治体における状況についても触れられていましたが、宣言というものは、独立した権能を有する地方政府としての市町村が、核兵器の廃絶と恒久平和のまちづくりを目指して、それぞれに決意を表明するものであり、その数や状況によって、本町における宣言の在り方に影響を与えるものではないことを申し添えさせていただきます。核兵器禁止条約の発効に伴って、1年以内に締約国会議が開催される予定とのことであり、核兵器を取り巻く世界的な環境の大きな転換点になるものと推測されます。この会議には、批准していない国もオブザーバーとして参加できるようであり、唯一の戦争被爆国である日本が、この会議においてどのような振る舞いをするのか、既に世界も注目しているようであり、国内外を問わず、核兵器の廃絶へ向けた世論が一層喚起されていくものと思われます。このような潮流の中において、平和に対する本町独自のメッセージを発信していくことが好ましいという状況となれば、宣言に向けた検討を進めていくことになろうかと思います。最後になりますが、戦争が引き起こした不幸な歴史は決して風化させることなく、様々な場面において戦争の悲劇と平和の尊さを後世に伝える努力を、今後とも続けていくところでございます。以上、3番議員さんの質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 3番 進藤久美子

町長におかれましては、本町では、非核、平和のまち宣言、宣言されるつもりは今のところはないということでの答弁でした。国家間での外交努力を重ねていくこと、それは本当に核兵器禁止条約については、それは当たり前のことだと思います。しかしながら、この非核、平和のまち宣言については、私は今、注視をしていかなくてはならないのは、世界の動きを注視していくべきなのではないかっていうふうに考えるところでございます。その理由といたしましては、11日、アフリカにあるベナンという国が新たに核兵器禁止条約を批准しまして、51カ国の国が批准することとなりました。核兵器廃絶国際キャンペーンでは、12日のメッセージで「条約支持の勢いは強まっている。」と述べております。このことを見ても、世界は確実に非核の方向に向かっているのではないかって、私はそのように思うところでございます。また一方、唯一の被爆国である日本は、29年に質問して以来、町長のおっしゃるとおり一向に変わることはありません。日本原水爆原水協の理事の方々が、「原爆を落とされた日本が動けば世界が必ず動く。」そういうふうにも言っております。是非、日本が非核に向けて歩み続けていくことを願っているところでございます。それを後押しするためにも、やっぱり町と町民が一緒になって、この非核宣言に対する意識を明確にするべきではないかと私は考えるところです。滝川市では、市民と市民が戦争と平和について考える機会を設けるために、企画課と図書館がコラボし、朗読会やパネル展を行って、市民の皆さんと一緒に考える機会を設けております。また、深川市では、市民と一緒に集いや朗読会を行って、平和について取り組むことを行っています。戦後生まれの私たちの仕事として、また、未来の子供達への平和のまちを受け継いでもらうことに対しても、是非、本町においては、非核宣言を行っていただきたいと思いますが、町長はされないということであれば、また、そのような取組、朗読会であったり、また、集いであったり、パネル展であったり、今コロナ禍でなかなか大勢の皆さんが集まることができませんが、そのような町民と一緒に、非核、平和のまちについて考える機会を設ける、そういう行事等々について、町長のお考えはいかがなものでしょうか、お聞かせ願います。

答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)

それでは、3番議員さんの再質問にお答えをいたします。先ほど答弁させていただきましたように、今まさに日本の被爆国としての与えられた位置は、世界の中で重要なポジションになっているというふうに思いますし、そのことが今、批准によって動き出していくことは間違いないのではないかなというふうな思いからですね、その動きを見極めながら、町としてどうすべきなのかっていうことを考えていきたいということでございます。私は、平和のまち宣言自体について全く反対するつもりもなく、否定するものでございません。常々平和を願い、人々が安心して暮らせる世の中になることを願っており、町のリーダーとして、誰よりも強くそうありたいと考えております。今ほど、他の自治体の例もあったかというふうに思いますけども、この宣言ということを考えていくと、例えば、本町は、この平和とは違いますけども、健康づくりのまちの宣言をしております。これは、全町的な推進体制によって、濃度の濃い事業が展開され、今も継続されているのは、皆さん方のご理解とご協力があってのことだというふうに思います。そういった中で、今の新十津川町におかれた状況を見たとき、平和のまち宣言というものは、国政レベルの取組、国の仕事として取り組むことが一番好ましいというふうに考えております。平和のまち宣言、このこと自体は本当に良いことだというふうに思っておりますけども、まち、この我がまちの環境というのか、背景を考えていたときに、仏つくって魂入れずと言われるように、宣言に、先ほど言った自治体のような行動が伴っていかないと、せっかくつくっても良いものにはつながっていかないというふうに考えております。そういったことから、世の中の動静や世情が移ろい平和というものを、本町のまちづくりの中心に据えていこうというような気運が芽生えたタイミングで宣言を行うことが、この宣言の意義が深まるというふうに考えております。繰り返しになりますけども、私は宣言を行う意義はしっかり据えた上で、しかるべきタイミングで宣言をすることが大切であると考えていることを申し上げ、再質問の答弁とさしていただきます。

質問 3番 進藤久美子

しかるべき時が来たら、本町も非核、平和のまち宣言、宣言していただけるということで、ちょっとは希望が見えたのかなっていうふうに思うところでございます。そのことが一日も早く来ることを願いながら、また、新十津川町の町民と一緒にともに非核、平和のまち宣言をできることを祈念しながら、私の一般質問を次の質問に移らせていただきたいと思います。

出典:新十津川町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月16日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる